JP2004076256A6 - 煙突解体用足場装置及びその装置を用いた煙突解体方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内筒101と外筒102の二重管構造を有する煙突100を上部から解体する際に用いられる煙突解体用足場装置1は、内筒101の外周全域から径方向外方へ延出する大きさの張出部3を有した上段床部4と、上段床部4から垂下する複数の支柱部5の下端に支持されて内筒101内に水平状態で配置される下段床部6とを有する足場枠体2と、足場枠体2を内筒101の内壁部に支持すると共に足場枠体2を内筒101に対して上下方向に移動させる昇降手段30を備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、煙突解体用足場装置及びその装置を用いた煙突解体方法に関し、特に、内筒と、内筒の外方を所定の間隙を介して包囲する外筒の二重管構造を有した煙突を上部から解体するための煙突解体用足場装置及びその装置を用いた煙突解体方法に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば、図7(b)に示すように、高さが70m程度の低中層の鉄筋コンクリート製からなる煙突103を解体する場合は、クレーンに吊り下げた鉄球を衝突させて解体している。
【0003】
これに対し、例えば、図7(a)に示すように、スチールなどの金属製材料によって構成された内筒101と、その内筒101に対して所定の間隙を有してその外方を包囲する鉄筋コンクリート製の外筒102の二重管構造を有し、高さが150m程度の高層の煙突100を解体する場合、金属製の内筒101は、上部から作業員のガス溶断により解体しなければならない。そして、鉄筋コンクリート製の外筒102は、鉄球が届かない部分は、上部から作業員の手ハツリにより解体しなければならない。
【0004】
したがって、かかる二重管構造を有する高層の煙突100を解体する場合には、地面から煙突100の頂上まで足場を組み、その足場に作業員が乗って煙突100の上端から内筒101と外筒102を解体していた(図示せず)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、地面から足場を組む作業は大変な労力を必要とする。また、解体の進行によって順次低くなる煙突100の高さに応じて、足場を上方から分解する作業が必要となる。更に、高層の足場を安定して支える必要があることから、足場全体を強固なものとする必要がある。したがって、煙突100の解体に必要とされるコストが高騰し、工期も長くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで煙突を簡単に解体できる煙突解体用足場装置及びその装置を用いた解体方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、内筒と、内筒に対して所定の間隙を介してその外方を包囲する外筒の二重管構造を有する煙突を上部から解体するために煙突に取り付けられる煙突解体用足場装置において、内筒の外周全域から径方向外方へ延出する大きさの張出部を有した上段床部と、上段床部から下方に伸長する複数の支柱部に支持されて内筒内に水平状態で装填可能な下段床部とを有する足場枠体と、足場枠体を内筒内で内筒の内壁部に支持すると共に足場枠体を内筒に対して上下方向に移動させる昇降手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この発明によると、例えばクレーン等によって煙突解体用足場装置を吊り下げて煙突の上方から下降させて、下段床部を内筒の上端から内筒内に装填し、張出部を内筒の上端に係止して、上段床部を外筒内で水平状態に配置し、下段床部を内筒内で水平状態に配置する。そして、昇降手段により足場枠体を内筒の内壁部に支持する。
【0009】
これにより、作業員は、上段床部に乗って外筒の切除作業を行うことができ、また、下段床部に乗って内筒の切除作業を行うことができる。
【0010】
そして、外筒と内筒を所定高さ位置まで切除した後に、昇降手段により足場枠体を下降させ、上記の除去作業により新たに形成された内筒の上端に張出部を載せて係止させる。そして、以下同様に、内筒と外筒の切除作業と、足場枠体の下降移動を交互に繰り返すことで二重構造を有する煙突を上方から順次解体する。
【0011】
これによれば、従来のように足場を地面から煙突の頂上まで組み上げる必要がなく、また、従来の解体の進行に応じた足場の分解という作業を省略することができる。したがって低コストで煙突を簡単に解体することができる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載の煙突解体用足場装置において、昇降手段が、足場枠体の張出部よりも下方位置に下端が支持され、上端が内筒の内壁部に取り付けられて足場枠体を吊り下げ支持する吊り下げ部材と、吊り下げ部材の上端と下端の間の長さを調整可能な調整手段を有することを特徴とする。
【0013】
この発明は、本発明の構成要素である昇降手段を具体的な実施の形態に限定したものであり、これによれば、簡易な構成により簡単でかつ確実に足場枠体を内筒内で内筒の内壁部に支持し、上下方向に昇降させることができる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の煙突解体用足場装置において、上段床部は、内筒の外周全域から径方向外方に向かって延長可能な構造を有することを特徴とする。
【0015】
この発明によると、例えば、煙突の上端から下方に移行するにしたがって外筒の内径が漸次拡径する煙突である場合に、上段床部を外筒の内壁部に接近させることができ、外筒を除去するための足場を確実に確保し、除去作業を安全に行うことができる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の煙突解体用足場装置を用いた煙突解体方法において、足場枠体を煙突の上方から下降させて下段床部を内筒上端から内筒内に装填し、張出部を内筒の上端に係止させる第1ステップと、昇降手段により足場枠体を内筒の内壁部に支持する第2ステップと、外筒の上端から下方に向かって所定高さ部分を除去する第3ステップと、昇降手段により足場枠体を上昇させ、張出部が内筒の上端から上方に僅かに離間する高さ位置に支持する第4ステップと、内筒の上端から昇降手段の上端支持箇所近傍位置までの所定高さ分を切断して除去する第5ステップと、昇降手段により、足場枠体を下降させ、張出部を内筒の上端に係止させる第6ステップと、第2ステップ〜第6ステップまでを繰り返して煙突を上端から解体することを特徴とする。
【0017】
この発明は、上記煙突解体用足場装置を用いた煙突解体方法の一例を具体的に示したものであり、これによれば、張出部を内筒の上端に載せた状態で外筒の切除作業を行うので、作業時に安定した足場を提供することができる。また、内筒を除去する際に、足場枠体を張出部が内筒の上端部から上方に僅かに離間する高さ位置に支持するので、内筒の除去作業を容易に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。図1は、煙突解体用足場装置の正面図、図2は、図1のA−A線を矢視方向から見た説明図、図3は、図1のB−B線を矢視方向から見た説明図である。
【0019】
本実施の形態において、解体する煙突100は、図7に示すように、内筒101と外筒102の二重管構造を有した、いわゆる「内筒型集合煙突」といわれるものであり、内筒101は、同一径を有した金属製のパイプ部材を直列的につなぎ合わせることによって構成されている。一方、外筒102は、鉄筋コンクリート製の塔状構造物であり、上端から下方に移行するにしたがってその直径が漸次大きくなり、内筒101との間隙が拡がる形状を有している。煙突100は、本実施の形態では、全長150m、内筒101の内径3.2m、最頂部における外筒の内径4.8m、地上高60mにおける外筒の内径8.7mに形成されている。
【0020】
煙突解体用足場装置1は、図示していないクレーン等によって吊り上げられて煙突100の頂部にセットされ、解体の進行に応じて下方に移動されるものであり、足場枠体2と昇降手段30を備えている。
【0021】
足場枠体2は、図1及び図2に示すように、内筒101の外周全域から径方向外方へ延出する大きさの張出部3を有した上段床部4と、上段床部4から下方に伸長する複数の支柱部5に支持されて内筒内に水平状態で装填可能な下段床部6とを有している。
【0022】
上段床部4は、図2に示すように、張出部3が所定の剛性を有する鉄製の梁部材を格子状に配置することによって構成されており、その上面には図示していない床板が張り渡されている。上段床部4の中央には、荷物搬送用穴7が形成されており、その周囲には、荷物搬送用穴7から作業者が転落するのを防止するための上段安全柵8が設けられている。
【0023】
この上段床部4は、本実施の形態では、外筒の内径が下方に移行するにしたがって拡径するのに対応するために、径方向外方に向かって延長可能な構造を有している。この延長構造は、張出部3の上面に固定された二重のリング状の基台11、12と、各基台11、12にそれぞれ周方向に等間隔をおいて全周に亘って取り付けた複数のクランパ13(図2では一部のみ表示)と、各クランパ13にクランプ固定されて放射状に設置される複数本の丸棒部材14(図2では二点鎖線で3本のみ表示)によって構成されており、これらの丸棒部材14の上部には図示していない床板が張り渡されている。上段床部4は、丸棒部材14を径方向外方に移動させたり、若しくは更に長いものに交換して、その上部に床板を張り渡すことにより、径方向外方に延長される。
【0024】
一方、下段床部6は、作業員が乗って内筒101の解体作業を行うことができるように、図3に示すように、所定の剛性を有する鉄製の梁部材21を井桁状に配置し、その上面に図示していない床板を張り渡すことによって構成されている。下段床部6の中央には、荷物搬送用穴24が形成されており、その周囲には、荷物搬送用穴24から作業者が転落するのを防止するための下段安全柵25が設けられている。
【0025】
また、下段床部6の外周には、下段床部6から径方向外方に向かって突出させることによって足場枠体2を内筒101内に固定することができる固定手段26が設けられており、作業時における足場枠体2の安定性を高めることができるように構成されている。
【0026】
各梁部材21の両端部には、各支柱部5の下端がそれぞれ結合されており、各支柱部5の下部には、後述する昇降手段30を取り付けるためのU字フック23が取り付けられている。
【0027】
昇降手段30は、足場枠体2を内筒101の内壁部に支持すると共に足場枠体2を内筒101に対して上下方向に移動させるものであり、本実施の形態では、複数の小型けん引機(レバーブロック)により構成されている。小型けん引機30は、先端に鉤状のチェーンフック31を有するチェーン(吊り下げ部材)32と、本体フック33を有しそのチェーン32をハンドル34の揺動操作により捲き揚げ及び巻き戻ししてチェーン32の長さを調整可能な本体部35(調整手段)を有している。上記構成を有する小型けん引機30は、本体フック33を支柱部5のU字フック23に係合し、チェーンフック31を内筒101の内壁部に取り付けることによってセットされる。尚、内筒101の内壁部には、本体フック33を引っ掛けて取り付けるために、予め作業者によってシャックル36がねじ止め固定されている。
【0028】
次に、上記構成を有する煙突解体用足場装置1を用いた煙突解体方法について図4〜図6に基づいて以下に説明する。
【0029】
まず最初に、煙突解体用足場装置1を図示していないクレーンで吊り上げて、煙突100の上方から下降させ、足場枠体2の下段床部6を内筒101の上端から内筒101内に装填し、図4に示すように、張出部3を内筒101の上端に載せて係止させる(第1ステップ)。
【0030】
そして、昇降手段である小型けん引機30によって足場枠体2を内筒101の内壁部に支持する(第2ステップ)。ここでは、まず支柱部5のU字フック23に本体フック33が係合された小型けん引機30のチェーンフック31をU字フック23よりも上方で内筒101の内壁部に取り付けられているシャックル36に引っ掛けて取り付ける。そして、チェーン32を巻き上げて、張出部3が内筒101の上端から上方に離間しない程度のテンションをチェーン32に与えておく。この作業を各支柱部5に設けられている全ての小型けん引機30に行い、足場枠体2を内筒101の内壁部に支持する。それから、固定手段26によって下段床部6を内筒101に固定する。
【0031】
足場枠体2の固定が終了すると、次に作業者は上段床部4に移動して、外筒102の上端から所定高さ分を切断して除去する作業を行う(第3ステップ)。外筒102の切断は、作業者の手ハツリによって行われ、本実施の形態では、約2m程度のブロック状に切断し、そのまま外筒の外側に落下させて除去する方法が採られる。
【0032】
外筒102を所定高さ分だけ切断して除去すると、次に作業者は下段床部6に移動して、固定手段26による下段床部6の固定を解除し、小型けん引機30を操作して張出部3が内筒101の上端から上方に僅かに離間する高さ位置まで足場枠体2を上昇移動させ(第4ステップ)、内筒101の上端から所定高さ分を水平に切断して除去する作業を行う(第5ステップ)。
【0033】
内筒101の切断は、作業者によるガス溶断によって行われ、その切断片は、図5に示すように、荷物搬送用穴7から内筒101内を下方に落下させることで除去される。これにより、内筒101は、上端から本体フック31が取り付けられているシャックル36の上方位置(上端支持箇所近傍位置)までの所定高さ分が切除され、切除前よりも低い箇所に新たな上端が形成される。
【0034】
内筒101の所定高さ分の切除が終了すると、次に作業者は、小型けん引機30のハンドル34を揺動操作してチェーン32を巻き戻し、足場枠体2全体を下降させ、図6に示すように、張出部3を内筒101の新たな上端に係止させる(第6ステップ)。そして、小型けん引機30のチェーンフック31をシャックル36から取り外し、そのシャックル36よりも下方位置であって支柱部のU字フック23よりも上方位置に予め取り付けられている別のシャックル37に引っ掛ける。そして、チェーン32を巻き上げて、張出部3が内筒101の上端から上方に離間しない程度のテンションをチェーン32に与えておく。これにより、足場枠体2を内筒101の内壁部に支持し、また、固定手段26によって下段床部6を内筒101内に固定する(第7ステップ)。そして、上記の第3ステップから第7ステップまでの作業を繰り返し行い、順次下降しながら煙突100を上端から解体する。
【0035】
外筒102は、下方に移行するにしたがってその直径が漸次大きくなり、内筒101との間隙が拡がる形状を有しているので、上段床部4は、解体の進行に応じて、径方向外方に向かって漸次延長される。これにより、作業者は、外筒102の内壁部に接近することができ、外筒102の除去作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0036】
上記の煙突解体用足場装置1によれば、従来のように足場を地面から煙突100の頂上まで組み上げる必要がなく、また、解体の進行に応じて足場を分解するという従来作業を省略することができる。したがって低コストで煙突100を簡単に解体することができる。特に、張出部3が内筒101から径方向外方に張り出しており、足場枠体2が下方に移動した場合には、必ず内筒101の上端に張出部3が引っ掛かるので、足場枠体2が落下するおそれが無く、安心して作業を行うことができるという利点を有している。また、昇降手段を小型けん引機30により構成したことで、簡易な構成により簡単でかつ確実に足場枠体2を内筒101の内壁部に支持し、上下方向に昇降させることができる。
【0037】
そして、上記の煙突解体用足場装置1を用いた煙突解体方法によれば、張出部3を内筒101の上端に載せた状態で外筒102の除去作業を行うので、作業時に安定した足場を提供することができる。また、内筒101を除去する際に、足場枠体2を張出部3が内筒101の上端から上方に僅かに離間する高さ位置に支持するので、内筒101の除去作業を容易に行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る煙突解体用足場装置によれば、煙突解体用足場装置を煙突の上方から下降させて、下段床部を内筒の上端から内筒内に装填し、張出部を内筒の上端に係止して、上段床部を外筒内で水平状態に配置し、下段床部を内筒内で水平状態に配置し、昇降手段により足場枠体を内筒の内壁部に支持するので、従来のように足場を地面から煙突の頂上まで組み上げる必要がなく、また、従来の解体の進行に応じた足場の分解という作業を省略することができる。したがって低コストで煙突を簡単に解体することができる。
【0039】
また、上記装置を用いた煙突解体方法によれば、張出部を内筒の上端に載せた状態で外筒の切除作業を行うので、作業時に安定した足場を提供することができる。また、内筒を除去する際に、足場枠体を張出部が内筒の上端部から上方に僅かに離間する高さ位置に支持するので、内筒の除去作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】煙突解体用足場装置の正面図である。
【図2】図1のA−A線を矢視方向から見た説明図である。
【図3】図1のB−B線を矢視方向から見た説明図である。
【図4】煙突解体方法(外筒の解体方法)を説明する図である。
【図5】煙突解体方法(内筒の解体方法)を説明する図である。
【図6】煙突解体方法(足場枠体の下降方法)を説明する図である。
【図7】煙突の構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 煙突解体用足場装置
2 足場枠体
3 張出部
4 上段床部
5 支柱部
6 下段床部
100 煙突
101 内筒
102 外筒
Claims (4)
- 内筒と、該内筒に対して所定の間隙を介してその外方を包囲する外筒の二重管構造を有する煙突を上部から解体するために該煙突に取り付けられる煙突解体用足場装置において、
前記内筒の外周全域から径方向外方へ延出する大きさの張出部を有した上段床部と、該上段床部から下方に伸長する複数の支柱部に支持されて前記内筒内に水平状態で装填可能な下段床部とを有する足場枠体と、
該足場枠体を前記内筒の内壁部に支持すると共に前記足場枠体を前記内筒に対して上下方向に移動させる昇降手段と、
を備えることを特徴とする煙突解体用足場装置。 - 前記昇降手段は、
前記足場枠体の前記張出部よりも下方位置に下端が支持され、上端が前記内筒の内壁部に取り付けられて前記足場枠体を吊り下げ支持する吊り下げ部材と、
該吊り下げ部材の上端と下端の間の長さを調整可能な調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の煙突解体用足場装置。 - 前記上段床部は、
前記内筒の外周全域から径方向外方に向かって延長可能な構造を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の煙突解体用足場装置。 - 前記足場枠体を前記煙突の上方から下降させて前記下段床部を前記内筒上端から内筒内に装填し、前記張出部を前記内筒の上端に係止させる第1ステップと、
前記昇降手段により前記足場枠体を前記内筒の内壁部に支持する第2ステップと、
前記外筒の上端から下方に向かって所定高さ部分を除去する第3ステップと、
前記昇降手段により前記足場枠体を上昇させ、前記張出部が前記内筒の上端から上方に僅かに離間する高さ位置に支持する第4ステップと、
前記内筒の上端から前記昇降手段の上端支持箇所近傍位置までの所定高さ分を切断して除去する第5ステップと、
前記昇降手段により、前記足場枠体を下降させ、前記張出部を前記内筒の上端に係止させる第6ステップと、
前記第2ステップ〜第6ステップまでを繰り返して前記煙突を上端から解体することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の煙突解体用足場装置を用いた煙突解体方法。
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