JP3787074B2 - 変圧器鉄心の成形保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状の珪素鋼帯を巻回して形成した巻鉄心型の変圧器鉄心に使用する成形保持装置の改良に関するもので、その目的は、珪素鋼帯を円形巻回した環状の鉄心素体を矩形成形して変圧器鉄心を形成した場合、変圧器鉄心の矩形状態を焼鈍作業が完了するまで良好に維持するようにしたことにある。
【0002】
【従来の技術】
従来から巻鉄心形の変圧器鉄心においては、例えば、図10で示すように、帯状の珪素鋼帯からなる鉄心材料を例えば、1巻回する毎に切断し、これを円形に巻回形成して環状の鉄心素体1を形成する。そして、前記鉄心素体1を矩形成形する場合、内側型金4と、この型金4と当接する一対の外側型金2,3は、両型金の接触する部位を互いにテーパー状に形成するとともに、内側型金4自体を楔状に形成し、前記外側型金2,3を互いに図10で示すように間隔を空けて鉄心素体1内に挿入し、このあと、前記楔状の内側型金4(図10の2点鎖線部分)を外側型金2,3間に圧入することによって、環状の鉄心素体1を図11で示すように、矩形状に成形加工して巻鉄心形の変圧器鉄心9を形成していた。
【0003】
次に前記矩形状に成形した変圧器鉄心9の外側に、図11で示すように締付板5,6をあてがい、これら締付板5,6を互いにボルト7,7a及びナット8を用いて締着することにより、巻鉄心形の変圧器鉄心9を矩形状に維持し、この後、前記変圧器鉄心9の歪取り焼鈍を行い、焼鈍後、前記変圧器鉄心9から締付板5,6や各型金2〜4を除去することにより、巻鉄心形の矩形状の変圧器鉄心9を製造していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記巻鉄心形の変圧器鉄心9の矩形成形に際しては、円形の鉄心素体1を外側及び内側の各型金2〜4を用いて矩形状に成形したあと、その形状を維持させるために、図10に示すように、矩形成形した変圧器鉄心9の脚鉄部と継鉄部の外側に締付板5,6をその都度あてがい、これら締付板5,6にそれぞれ長さ寸法の異なる長尺状のボルト7,7aを通してこれをナット8により締着していた。即ち、図11で示すように、変圧器鉄心9の脚鉄部側には締付板5,5を、又、継鉄部側においては締付板6,6をそれぞれ当てがい、互いに相対応する締付板5,5,6,6同士を変圧器鉄心9を挟んで前記長尺状のボルト7,7aを用いて個々に締着していた。しかし、前記締付板5,6の取付作業は、前記変圧器鉄心起立させた状態で、締付板5,6を図11のように変圧器鉄心9の外周に当てがい、ボルト7,7aにより個々に締着していたので、非常に不安定な状態で、しかも、複数本のボルト7,7aを手作業によりすべて締付けることになる結果、手間と時間がかかり、しかも、鉄心を起立させての作業であるため、安全性に問題がある等、変圧器鉄心9の成形作業を効率的に行うことが困難であった。
【0005】
前記の問題を解決するために、例えば、特開平8−78265号公報に開示されているように、矩形成形した変圧器鉄心の各コーナー部の外周に、L字状に形成した金属片を配設し、これら各金属片を締付バンドを用いて変圧器鉄心に締着することにより、変圧器鉄心の矩形状態を維持させるようにしていた。
【0006】
前記の場合、変圧器鉄心を横倒しの状態にして、変圧器鉄心の各コーナー部に配置したL字状の金属片を締付バンドにより締着するようにしているので、変圧器鉄心を矩形状態に維持するための作業自体は、L字状の金属片を締付バンドにて変圧器鉄心に締着するだけでよいので、特別に労力を要することなく、比較的安全に、かつ、簡易に行うことができるという利点がある。
【0007】
然るに、前記巻鉄心形の変圧器鉄心は、これまで比較的定格容量の小さい柱状変圧器(10kVA〜100kVA)に多く使用していたが、最近では、帯状の珪素鋼板の巻回技術が向上し、これまでのように、珪素鋼板を脚鉄用と継鉄用に区別して短冊状に切断し、前記切断した脚鉄,継鉄の各鉄心素板を積層して変圧器鉄心を形成していた、所謂、積層形の変圧器鉄心の分野とされていた定格容量が300kVA〜1000kVA程度の変圧器を製造する場合においても、前記巻鉄心形の変圧器鉄心が使用できるようになってきた。
【0008】
これは、これまで珪素鋼板を脚鉄,継鉄用に切断した鉄心素板をそれぞれ積層して変圧器鉄心を製造していた場合に比べ、帯状の珪素鋼帯を例えば、1ターンカット方式で切断し、これを環状に巻回し、環状の鉄心素体を矩形成形するだけで変圧器鉄心を製造することができるため、前記積層型の変圧器鉄心に対して簡易に、かつ、巻板機等の機械的手段を利用して製造することができ、これにより、製造効率を著しく向上させることが可能となるというメリットがあるからに他ならない。この結果、比較的定格容量の大きな変圧器鉄心においても、巻回技術の向上や巻回、成形を行うための機械的手段の導入により、特別に労力や時間等を要することなく簡易に製造することが可能となってきた。
【0009】
しかし、前記比較的定格容量の大きい変圧器に使用する巻鉄心形の変圧器鉄心を製造する際、環状に巻回した変圧器鉄心を矩形成形した後、その矩形状態を維持させる場合に、前記と同じく図12に示すように、変圧器鉄心9の各コーナー部にL字状の金属片10を当接し、その外側から締付バンド11を締着すると、変圧器鉄心9の脚鉄部9a内側と、変圧器鉄心9の窓孔9bに挿着したコーナー型金12,レグ型板13との間に隙間gが生じている関係上、金属片10を締付バンド11の締付力により変圧器鉄心9に強く押圧すると、脚鉄部9aは前記隙間gの存在により、成型保持枠15のレグ型板13側に撓む(湾曲する)ことがあった。
【0010】
前記変圧器鉄心9をその脚鉄部9aが湾曲した状態で、歪取りや型付けのための焼鈍を行うと、変圧器鉄心9は、脚鉄部9aが湾曲したままの状態で焼鈍されることになる。前記脚鉄部9aが曲成されたまま焼鈍された変圧器鉄心9を図示しない巻線に組込む場合、変圧器鉄心9はその内周部分から順次所要層数づつ抜き取り、前記抜き取った鉄心素板をその継鉄部9cに形成されている1ターンカット方式の鉄心であることを示す接合部(図示せず)を利用して、前記接合部を有する継鉄部9cをテーパー状に拡開し、巻線の鉄心挿入孔に順次挿入しながら、拡開した継鉄部9cを巻線の挿入孔から突出させたところで再接合することにより、変圧器鉄心9の巻線に対する組立作業を終える。
【0011】
然るに、前記変圧器鉄心9の巻線への組込み時、脚鉄部9aに存在していた湾曲部は、巻線の鉄心挿入孔に挿入すると、正常な状態(真直ぐ)に戻される結果、脚鉄部9aには湾曲状態から直線上に是正されることによって、機械力が加わることになるため、折角焼鈍を行ったにもかかわらず、機械的歪が生じ、鉄心特性に悪影響を与えるという問題があった。
【0012】
本発明は、前記の種々な問題点に鑑み、環状鉄心を矩形成形した巻鉄心型の変圧器鉄心の矩形状態を維持する際、その脚鉄部を撓ませることなく、直線状に維持可能とした、簡易な構成で取扱いが至便な変圧器鉄心の成形保持装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、帯状の珪素鋼帯を円形に巻回して形成した環状の鉄心素体を、その内側の環状の窓孔に挿入した成形治具により矩形状に成形加工して形成した変圧器鉄心において、前記矩形状に成形加工された変圧器鉄心の外周面には、変圧器鉄心の窓孔のレグ部及びヨーク部の長さ寸法と同等、あるいは、やや長くして形成した押圧板を前記変圧器鉄心のレグ部及びヨーク部にそれぞれ配置し、さらに、前記変圧器鉄心外周部の各コーナー部において、レグ部とヨーク部との押圧板間にまたがってL形のコーナー形片を当接し、前記各コーナー形片を介して押圧板を締付バンドにより変圧器鉄心の外周に移動不能に締着して、変圧器鉄心の矩形状態を維持するようにしたことを特徴とする。
【0016】
本発明は、矩形状に成形加工した巻鉄心型の変圧器鉄心の外周面に、それぞれ鉄心の窓孔の長さ及び幅寸法よりやや長くした押圧板を配置し、これら各押圧板を締付バンドにより変圧器鉄心に締着して、その矩形状態を維持するように構成されているので、巻鉄心型の変圧器鉄心を前記押圧板にて撓みを生じさせることなく矩形状態を維持させることができるため、変圧器鉄心はその焼鈍後、巻線に鉄心特性を低下させることなく、円滑・良好に組込んで鉄心組立が行えるので利便である。
【0017】
また、本発明は変圧器鉄心の矩形状態を維持させる押圧板を、鉄心の積厚寸法に応じて板厚を変更させるようにしたので、押圧板を変圧器鉄心の外周に押圧保持させる締付バンドは、変圧器鉄心の各コーナー部においても、鉄心と接触することなく押圧板自体を締着することができるので、押圧板を締着する力が常に均一となるため、変圧器鉄心の矩形状態を良好に維持できるという利点もある。
【0018】
更に、本発明において、変圧器鉄心の外周に配置した各押圧板は、それぞれ変圧器鉄心のコーナー部において、L型のコーナー型片を対応する2つの押圧板にまたがって当接し、締付バンドを前記変圧器鉄心のコーナー部において各押圧板を介して当接したL形のコーナー形片の外側から締着して押圧板を変圧器鉄心の外周に締着してその矩形状態を維持するようにしたので、変圧器鉄心の矩形状態を維持させる押圧板及びコーナー形片は、比較的肉厚の薄いものを使用しても充分耐えることができ、即ち、変圧器鉄心の外周に当接した押圧板は実質的にコーナー形片に押圧保持されるため、このコーナー形片の押圧力が直接変圧器鉄心に加わらない限り、変圧器鉄心は撓むことがないので、前記押圧板をはじめコーナー形片,締付バンドは必然的に肉厚の薄いものが利用できる結果、変圧器鉄心の矩形維持作業は、労力を特に要することなく、迅速・安全に行えるとともに、成形維持部材も簡易なものが使用できるので、経済的であり、定格容量の大きい巻鉄心型変圧器鉄心においても、容易に矩形状態が維持でき利便である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1ないし図7により、三相巻鉄心型の変圧器鉄心に実施した例について説明する。前記のように、三相巻鉄心型の変圧器鉄心は、図7に示すように、並置した2つの内側鉄心21,21と、内側鉄心21,21の外周に巻回された外側鉄心22とによって構成されており、これら内側及び外側の各鉄心21,21,22は、例えば、珪素鋼帯をそれぞれ所定の径寸法で1巻回する毎に切断して円形に所定層数巻回して環状の鉄心素体(図10参照)を形成する。
【0020】
つづいて、前記環状に巻回した内側,外側の各鉄心21,21,22は、それぞれ個別に後述する成形治具23を用いて矩形成形を行う。そして、前記各鉄心21,21,22を矩形成形する場合は、例えば、図1に示すような成形治具23を使用する。この成形治具23は、例えば、棒状の4本のコーナー支柱24と、各コーナー支柱24間に介挿した1対のレグ型板25,25,ヨーク型板26,26とからなる。
【0021】
前記コーナー支柱24は、図4に示すように、所定の径寸法を備えた金属製の棒材を環状の鉄心素体1の軸方向の長さ寸法よりやや長くした寸法で切断し、この棒材に90°の間隔を保って2条のガイド溝27,27aが、所要の角度傾斜(テーパー状)させて平行に穿設されており、一方のガイド溝27にはレグ型板25を、他方のガイド溝27aにはヨーク型板26を、それぞれ直交させて挿脱可能に嵌合できる幅寸法を備えて形成されている。
【0022】
そして、前記コーナー支柱24のガイド溝27,27aに嵌合する前記レグ型板25とヨーク型板26は、それぞれ長さ寸法がコーナー支柱24とほぼ同一長さを有し、その板厚はテーパー状のガイド溝27,27aに挿脱可能に嵌合し得る幅寸法を備え、かつ、側端を前記ガイド溝27,27aのテーパー部と同一角度傾斜させた状態で台形状に形成されている。
【0023】
次に、前記成形治具23を用いて円形に巻回した環状の鉄心素体11を矩形成形する場合について説明する。矩形成形に際しては、図10に示す環状の鉄心素体1のコーナー部(なお、図10には円形の鉄心素体1と内側型金2〜4が図示されているが、本実施例においては内側型金2〜4を除去し、鉄心素体1のみを用いた例について説明する)に相当する位置に、4個のコーナー支柱24を、各コーナー支柱24に設けた2条のガイド溝27,27aを互いに相対向させた状態で、鉄心素体1内に矩形枠が形成できるように配置する。この場合、コーナー支柱24はガイド溝27,27aのテーパー溝が浅い位置の部分を上方に向けて鉄心素体1内に配置する。このあと、図3に示すように、コーナー支柱24の左右方向の相対向するガイド溝27,27間には、一対のレグ型板25,25を挿入し、前記図3の上,下部間の相対向するコーナー支柱24のガイド溝27a,27a間には、一対のヨーク型板26,26を挿入する。
【0024】
前記のように、各コーナー支柱24のガイド溝27,27aにそれぞれレグ及びヨーク型板25,26を各一対づつ挿入したあと、図示しない押動手段(プレス装置)により各型板25,26を同時に下方に押圧して所要のコーナー支柱24,24間に圧入する。鉄心素体1内に配置された各コーナー支柱24は、台形状のレグ及びヨーク型板25,26がガイド溝27,27a内を下方に向って進入するに従って、各コーナー支柱24を鉄心素体1内において放射方向に押動しし、環状の鉄心素体1を図1に示すように、矩形状に拡げて巻鉄心型の内側鉄心21を矩形状に成形する。
【0025】
なお、前記コーナー支柱24は、台形状のレグ,ヨーク型板25,26がガイド溝27,27a内を降下するにつれて、図1の内側鉄心21各コーナー部に押動されるものの、環状の鉄心素体1の内周面を滑動することはほとんどないため、コーナー支柱24の押動により矩形状に成形された内側鉄心21内側のコーナー部に、環状の鉄心素体1を矩形成形するに際して機械的な加工歪が生じるのを良好に抑制することができる。
【0026】
前記のように、環状の鉄心素体1内側の成形治具23によって矩形形成して矩形状の内側鉄心21を形成した後、更に、前記内側鉄心21の矩形状態(焼鈍工程が終了するまで)を維持する場合について説明する。
【0027】
前記内側鉄心21の矩形状態を維持させる場合は、図1に示すように、内側鉄心21のレグ部aとヨーク部bにそれぞれ成形治具23と対応して一対の押圧板28,29を配置する。前記押圧板28,29は図1に示すように、それぞれ内側鉄心21の幅寸法より幅広となし、かつ、長さ寸法は内側鉄心21の窓孔21aのレグ部a及びヨーク部bの長さ寸法と同等、あるいは、やや長くして形成されている。即ち、内側鉄心21の窓孔21a四隅に配置した成形治具23のコーナー支柱24,24と対応する長さ寸法で形成すればよい。
【0028】
そして、前記押圧板28,29を内側鉄心21外周の対応するレグ部a,ヨーク部bに当接させ、各押圧板28,29の外側から締付バンド30を所定の締付力で締着することにより、内側鉄心21は成形治具23と前記押圧板28,29との相乗作用により、円滑・良好に矩形状態を維持することができる。
【0029】
即ち、内側鉄心21のレグ部a,ヨーク部bを直線状に維持することが可能となる。この場合、レグ部a,ヨーク部bに当接する押圧板28,29は、その幅寸法が内側鉄心21の幅寸法より長くなっており、また、長さ方向の寸法は内側鉄心21の窓孔21a四隅に配置したコーナー支柱24,24と対応する長さ寸法で形成されているため、各押圧板28,29を外部よりプレス等にて大きな押圧力で押圧したとしても、その力は内側鉄心21を介して成形治具23に受止られることになる。この結果、変圧器の定格容量に応じて内側鉄心21を許容される大きさの寸法で形成したとしても、内側鉄心21のレグ部,ヨーク部は湾曲することなく、直線上に容易に維持することが可能となる。
【0030】
前記の事例は、内側鉄心21,21の外側に配置される外側鉄心22において、より顕著な効果を得ることができる。即ち、図2に示すように、外側鉄心22は、その内側となる窓孔22aの面積が広くなっているので、当然のことながらレグ部a1 ,ヨーク部b1 の長さ寸法は、内側鉄心21のそれに比べ長く形成されている。従って、外側鉄心22外周のレグ部a1 ,ヨーク部b1 に配置される押圧板28a,29aも必然的に長く形成することになる。
【0031】
この結果、前記押圧板28a,29aを内側鉄心21の矩形保持の場合と同様に、その長さ寸法をレグ部a1 ,ヨーク部b1 において、成形治具23のコーナー支柱24,24に対応する長さ、即ち、コーナー支柱24,24間をまたぐ長さ寸法で形成することにより、押圧板28a,29aを所定の押圧力で押圧しても、外側鉄心22のレグ部a1 ,ヨーク部b1 は撓みを生じることなく、直線状に押圧保持させることができる。これらはすべて、押圧板28a,29aに加えられる押圧力を成形治具23のコーナー支柱24によって受止めることができることにより可能となるものである。
【0032】
前記内側及び外側の各鉄心21,22の外周に所要の押圧板28,29,28a,29aを配置した後、これら各押圧板28,29,28a,29aを所要の押圧力で付勢する締付バンド30,31にて各鉄心21,22に締着することにより、内側,外側の各鉄心21,22は良好に矩形状態を維持することができる。
【0033】
また、前記外側鉄心22の矩形状態を維持する押圧板28a,29aは、図5,6に示すように、例えば、外側鉄心22の積厚寸法S1 ,S2 に差異(変圧器の定格容量の違いにより、使用する変圧器鉄心の積厚寸法が異なる)が生じた場合、即ち、変圧器の定格容量に応じて変圧器鉄心の積厚寸法は変更される。この場合、外側鉄心22の矩形状態を保持する押圧板28a,29aは、図5,6に示すように、例えば、外側鉄心22の積厚寸法S1 ,S2 が、図6に示す外側鉄心22より図5に示す外側鉄心22の方が小さいと、前記図5に示す押圧板28a,29aを、図6に示す押圧板28a,29aより板厚を若干薄く形成することができる。
【0034】
前記鉄心の積厚寸法に応じて押圧板28a,29aの板厚寸法を可変できるということは、鉄心の積厚寸法が小さければ、それだけ押圧板28a,29aや締付バンド31の板厚を薄くしたり、締付バンド31の締付力を緩和させても、充分に鉄心を矩形維持させることができる押圧力を得ることが可能となる。
【0035】
逆に、図6に示す外側鉄心22の積厚寸法が大きいときに、図5に示す板厚の薄い押圧板28a,29aを前記図6に示す外側鉄心22の周面に当接し、締付バンド31を締着すると、締付バンド31の一部が、外側鉄心22のコーナー部と衝接し、押圧板28a,29aを外側鉄心22の外周面に、一定の押圧力に押圧するという締付力が減退し、良好に押圧板28a,29aを締着するということができなくなる場合があった。
【0036】
この結果、矩形成形後、矩形状態を維持する押圧板28a,29aは、外側鉄心22の積厚寸法に対応して適確に鉄心22を押圧することができる。即ち、締付バンド31の締付力が充分に得られる板厚を選択する必要がある。この結果、図6に示すように、外側鉄心22の積厚寸法S2 に対応した押圧板28a,29aを使用すれば、締付バンド31と外側鉄心22のコーナー部との間に隙間をとることができるため、この状態であれば、締付バンド31の締付力を有効に利用することができるので、押圧板28a,29aは所定の押圧力で外側鉄心22のレグ部a1 ,ヨーク部b1 に押圧保持させることができる。
【0037】
前記のように、外側鉄心22の矩形状態を維持する場合、図2に示すように、成形治具23と外側鉄心22の窓孔22a内に位置するレグ部a1 ,ヨーク部b1 との間の隙間が大きく空いていたとしても、前記押圧板28a,29aの存在により、外側鉄心22をそのレグ部a1 ,ヨーク部b1 を湾曲させることなく、良好に矩形維持することができる。なお、押圧板の板厚の選択は、前記外側鉄心22だけでなく、先に説明した内側鉄心21においてもその積厚寸法に応じて選択することは同じである。
【0038】
次に、前記のようにして、内側,外側の各鉄心21,22を、窓孔21a,22a内に設置した成形治具23と、各鉄心21,22の外周に締着した各押圧板28,29,28a,29aとにより矩形状態を維持させた後、内側鉄心21と外側鉄心22とを個別に焼鈍炉に収容し、各鉄心21,22をその形付けと機械歪を除去するために焼鈍を行う。
【0039】
焼鈍を終えたら内側,外側の鉄心21,22から成形治具23,押圧板28,29,28a,29aをそれぞれ除去した後、内側鉄心21,21の1ターンを形成する図示しない接合部を開き、内側鉄心21,21を構成する図示しない鉄心素板を、所定層数分づつ内側鉄心21,21から取外し、図7に示すように、巻線32にその鉄心挿入孔を利用して組込むことにより、内側鉄心21,21を再組立し、つづいて、この内側鉄心21,21の外側に、外側鉄心22の鉄心素板を内側鉄心21,21と同様に、巻線32にその鉄心挿入孔を利用して組込むことにより外側鉄心22の再組立を行う。
【0040】
前記のようにして、巻線32に内側,外側の両鉄心21,21,22を組込むことにより、三相の変圧器鉄心20を構成するものである。この巻線32に内,外両鉄心21,22を組込む場合、各鉄心21,22のレグ部a,a1 は、成形治具23と押圧板28,29,28a,29aとからなる矩形維持金具により焼鈍後においても湾曲することなく直線状態に維持されているので、巻線32への組込みに際しても、鉄心自体に機械的歪を生じさせることなく、変圧器鉄心20の組立を行うことができるため、鉄心特性に優れた変圧器鉄心20を形成することが可能となる。
【0041】
次に、図8,9により本発明の第2実施例について説明する。この第2実施例においては、前記した第1実施例との違いは、図8に示すように、内側鉄心21の矩形状態を維持する押圧板28,29を、内側鉄心21の外周コーナー部において、L形のコーナー形片33を用いて挟持して内側鉄心21の矩形状態を維持するようにしたものである。なお、図9に示す外側鉄心22についても、コーナー形片34を用いて矩形状態を維持するものである。
【0042】
即ち、図8,9において、コーナー形片33,34を用いて内側,外側の各鉄心21,22の矩形状態を維持する場合について説明する。最初に、図8において内側鉄心21の矩形維持状態について説明する。この場合、環状の鉄心素体1を成形治具23を用いて矩形状に成形して内側鉄心21を形成した後、この内側鉄心21の外周に、第1実施例で説明したように、押圧板28,29をレグ部a,ヨーク部bに当てがい、更に、前記押圧板28,29にまたがって、図8に示すように、内側鉄心21の各コーナー部においてL形のコーナー形片33を掛け渡す。
【0043】
この後、各コーナー形片33,33の外側に締付バンド30を巻付け、これを所定の締付力で締付けると、内側鉄心21は、そのレグ部a,ヨーク部bに配設した押圧板28,29と、これら押圧板28,29間に掛け渡したコーナー形片33,33とからなる矩形維持部材35によって、レグ部a,ヨーク部bはそれぞれほぼ直線状に維持されることになるため、前記内側鉄心21を良好に矩形状態を保つことが可能となる。
【0044】
この場合、コーナー形片33,33は各押圧板28,29の端部間を内側鉄心21のコーナー部付近で押圧することになるため、コーナー形片33,33によって押圧される押圧板28,29は、内側鉄心21のコーナー部付近において、大きな押圧力を受けて内側鉄心21の矩形状態を維持するようにしているので、内側鉄心21はそのコーナー部付近が大きな力を得ることになるため、レグ部aとかヨーク部bの直線部においては、比較的小さな力が加えられるだけであるため、内側鉄心21はそのレグ部a,ヨーク部bが撓みを生じさせることなく、円滑・良好に直線状態を維持し、これにより、矩形状態を簡易に持続させることが可能となる。
【0045】
更に、前記矩形状態の維持に際しても、コーナー形片33とか締付バンド30はそれほど厚手(肉厚)な部材を必要とせず(内側鉄心21の外周に配設した押圧板28,29を押圧するだけでよいため)、矩形状態の維持が可能であるので、内側鉄心21の矩形維持作業を簡易に、かつ、経済的に行うことができる。
【0046】
つづいて、図9に示す外側鉄心22の矩形維持について説明するが、基本的には内側鉄心21の場合と同じである。即ち、外側鉄心22の窓孔22aに内装した成形治具23と対応して、外側鉄心22の外周に押圧板28a,29aを配置し、この後、各押圧板28a,29aの端部間にコーナー形片34,34を掛け渡して、これを締付バンド31にて所定の締付力で締付けることにより、内側鉄心21と同様に、良好に矩形状態を維持することが可能となる。この第2実施例にて矩形状態を維持する内側,外側鉄心21,22の焼鈍作業と焼鈍後に行う巻線への組立作業については、第1実施例で説明した場合と同様であるので説明は省略する。なお、本発明は三相の変圧器鉄心について説明したが、これに限定することなく、単相,多相の変圧器鉄心においても、使用することができることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、矩形状に成形加工した巻鉄心型の変圧器鉄心の外周面に、それぞれ鉄心の窓孔の長さ及び幅寸法よりやや長く形成した押圧板を配置し、これら各押圧板を締付バンドにより締着して変圧器鉄心の矩形状態を維持するように構成したので、巻鉄心型の変圧器鉄心はそのレグ部とヨーク部とを、前記押圧板と成形治具との相乗効果によって湾曲することなく、直線状に維持して円滑・良好に矩形状態を良好に維持することができるため、変圧器鉄心はその焼鈍後、巻線に鉄心特性を低下させることなく、円滑・良好に組込んで鉄心組立が行えるので利便である。
【0048】
また、本発明は、変圧器鉄心の矩形状態を維持させる押圧板を、鉄心の積厚寸法に応じて板厚を変更するようにしたので、押圧板を変圧器鉄心の外周に押圧保持させる締付バンドは、変圧器鉄心の各コーナー部においても、鉄心と接触することなく押圧板自体を直接締着することができるので、押圧板はその締着力を常に均一にすることが可能となり、変圧器鉄心においてもその矩形状態を簡易に、かつ、良好に維持できる。
【0049】
更に、本発明において、変圧器鉄心の外周に配置した各押圧板は、それぞれ変圧器鉄心のコーナー部において、L型のコーナー形片を各押圧板の端部間にまたがって当接し、締付バンドを前記変圧器鉄心のコーナー部において各押圧板を介して当接したコーナー形片を締着することにより、変圧器鉄心の矩形状態を維持するようにしたので、変圧器鉄心の矩形状態を維持する押圧板及びコーナー形片は、比較的板厚の薄いものを使用しても充分耐えることができ、しかも、コーナー形片の押圧力が直接変圧器鉄心に加わることがないため、変圧器鉄心は撓みを生ずることなく、直線状態を良好に維持して矩形状態を保持することができるとともに、コーナー形片,締付バンドにおいても必然的に板厚の薄いものでも充分活用することが可能となるので、変圧器鉄心の矩形成形及びその維持作業は、労力を特に要することなく、迅速・安全に行うことができる。しかも、成形維持部材は簡易なものが使用できるので、経済的であり、定格容量の大きい巻鉄心型変圧器鉄心においても、焼鈍後の鉄心特性を低下させることなく、容易に矩形状態を維持することができ利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形保持装置を使用して変圧器鉄心の成形保持状態を示す斜視図である。
【図2】同じく、窓孔の大きな変圧器鉄心の成形保持状態を示す平面図である。
【図3】成形治具を示す斜視図である。
【図4】成形治具に用いるコーナー支柱を示す斜視図である。
【図5】変圧器鉄心のコーナー部の締付状態を示す平面図である。
【図6】同じく変圧器鉄心のコーナー部の締付けに際し、積圧寸法の大きな鉄心に実施した例を示す平面図である。
【図7】三相変圧器鉄心を示す平面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す変圧器鉄心の成形保持状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例において、窓孔の大きな変圧器鉄心の成形保持状態を示す平面図である。
【図10】環状の鉄心素体を矩形成形する状態を示す平面図である。
【図11】従来の矩形成形した変圧器鉄心の矩形保持の状態を示す平面図である。
【図12】従来の矩形保持の状態において、変圧器鉄心に撓みが生じた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 鉄心素体
20 変圧器鉄心
21 内側鉄心
22 外側鉄心
23 成形治具
28,29,28a,29a 押圧板
30,31 締付バンド
32 巻線
33,34 コーナー形片
35 矩形維持部材

Claims (1)

  1. 帯状の珪素鋼帯を円形に巻回して形成した環状の鉄心素体を、その内側の環状の窓孔に挿入した成形治具により矩形状に成形加工して形成した変圧器鉄心において、前記矩形状に成形加工された変圧器鉄心の外周面には、変圧器鉄心の窓孔のレグ部及びヨーク部の長さ寸法と同等、あるいは、やや長くして形成した押圧板を前記変圧器鉄心のレグ部及びヨーク部にそれぞれ配置し、更に、前記変圧器鉄心外周部の各コーナー部において、レグ部とヨーク部との押圧板間にまたがってL形のコーナー形片を当接し、前記各コーナー形片を介して押圧板を締付バンドにより変圧器鉄心の外周に移動不能に締着して、変圧器鉄心の矩形状態を維持するようにしたことを特徴とする変圧器鉄心の成形保持装置。
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