JP3786925B2 - 輪郭補正方法及びこれに適した装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は輪郭補正装置に係り、特に映像信号の水平方向、垂直方向、対角線方向の輪郭を効率よく補正できる改善された輪郭補正方法及びそれに適した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録再生装置で再生された映像信号、ケーブル等で伝送された映像信号、またはTVカメラ等で撮影された映像信号は伝送界及び記録界の総体的な伝送帯域によって高域成分が損失され、特に輪郭が鈍くなって画像の鮮明性が損傷される。これにより、損傷された映像信号の画質を改善する必要がある。
一方、テレビ信号やVTR信号のように制限された解像度を有する映像信号がPDPやプロジェクションTVのように次第に大型化されるディスプレー装置において、より高画質で再生可能にするために映像信号の画質を改善する必要がある。
【0003】
映像信号の画質を改善するための従来の輪郭補正装置は、映像信号から微分信号を得て、この微分信号を映像信号に加算することにより輪郭部分の解像度を向上させている。
しかし、従来の輪郭補正回路は主に映像の水平方向及び垂直方向に対してのみ輪郭補正を行い、対角線方向の輪郭補正が不十分で全体的に優秀な解像度の向上効果が得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記問題点を解決するために考案されたものであって、映像の水平、垂直方向だけでなく対角線方向に対しても十分な解像度の改善効果を発揮できる改善された輪郭補正方法を提供することをその目的とする。
本発明の他の目的は、上記の輪郭補正方法に適した輪郭補正装置を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本発明に係る輪郭補正方法は、(a)映像信号から2次元2次微分信号を発する過程と、(b)前記映像信号から水平、垂直、対角線方向の1次微分信号を発する過程と、(c)前記1次微分信号のうち何れか1つを選択する過程と、(d)前記(c)過程で選択された信号と前記2次元2次微分信号とを合成する過程と、(e)前記合成された結果として得られた信号で前記映像信号の輪郭を補正する過程と、を含むことを特徴とする。
【0006】
前記他の目的を達成する本発明に係る輪郭補正装置は、映像信号の2次元2次微分信号を発する2次元2次微分器と、各々映像信号の水平方向、垂直方向、右側対角線方向、そして左側対角線方向の1次微分信号を発する1次微分器と、前記1次微分器から発せられた1次微分信号のうち何れか1つを選択する選択器と、前記選択器の出力と前記2次元2次微分器の出力とを乗算する第1乗算器と、前記映像信号を遅延する遅延器と、前記遅延器の出力と前記第1乗算器の出力とを加算する加算器と、を含むことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき、本発明の構成及び動作を詳細に説明する。
図1は、従来の輪郭補正装置の例を示す図面である。図1に示された輪郭補正装置は、遅延器102、第1微分器104、絶対値演算器106、第2微分器108、第1及び第2乗算器110、112、そして加算器114を備える。
図1に示された装置は、映像信号の2次微分信号を得て、これを映像信号に加算することにより映像信号の輪郭を補正する。2次微分信号を得るために遅延される時間を補償するために遅延器が使われる。
【0008】
図1に示された装置を映像信号の水平成分に適用する場合には水平輪郭補正が行われ、映像信号の垂直成分に適用する場合には垂直輪郭補正が行われる。
図1に示された装置において、入力された映像信号は第1微分器104により微分されて1次微分信号が得られる。1次微分信号は、再び第2微分器108に印加されて2次微分信号が得られる。
【0009】
一方、1次微分信号は絶対値演算器106に印加され、その絶対値が得られる。
絶対値演算器106の出力と第2微分器108から出力される2次微分信号は第1乗算器110により合成される。
第1乗算器110の出力は、第2乗算器112に印加される。第2乗算器112はそれに印加される利得によって第1乗算器110の出力を増幅する役割をする。
【0010】
第2乗算器112の出力は加算器114に印加される。
加算器114の他の入力として遅延器102を通じて遅延された入力信号が印加される。したがって、加算器114では入力映像信号とその2次微分成分を加算したもの、すなわち、輪郭補正が行われた映像信号が得られる。
【0011】
図2は、図1に示された装置の動作を図式的に示す波形図である。
図2のA信号は、図1に示された入力映像信号を示すものであって立上り成分を有する。この立上り成分は輪郭部分、例えば、暗い部分と明るい部分との境界で生じる。
図2のB信号は、A信号を1次微分したものの絶対値を取った結果を示すもの(1次微分信号)であり、図2のC信号は、B信号を再び微分した結果、すなわち、A信号を2次微分した結果を示すもの(2次微分信号)である。
【0012】
図2のD信号は、1次微分信号(B信号)と2次微分信号(C信号)とを第1乗算器110を通じて乗算した結果を示すものであり、図2のE信号は、D信号の利得を第2乗算器112により調整した結果を示すものである。
図2のF信号は、加算器114を通じてA信号とD信号とを加算した結果を示すものであり、G信号は加算器114を通じてA信号とE信号とを加算した結果を示すものである。F信号とG信号とを比較すれば、第2乗算器112に印加される利得を調整することによって輪郭補正効果が変わることが分かる。
しかし、図1に示されたような輪郭補正回路は、映像の水平及び垂直方向に対してのみ適用されるので映像の対角線方向に対する改善効果が不十分で、全体的に解像度の向上効果が不十分である問題がある。
【0013】
図3は、本発明に係る輪郭補正方法の望ましい実施例を示すフローチャートである。
本発明は映像信号の輪郭の強度を示す2次微分信号を得て、これを映像信号の輪郭の方向を示す1次微分信号と乗算して輪郭補正に必要な信号を得る。ここで、1次微分信号は水平、垂直、対角線方向の1次微分信号(微分信号1、微分信号2、微分信号3、微分信号4)のうち選択されたものである。
【0014】
図3に示されたフローチャートにおいて、まず映像信号の2次元2次微分信号を生じる(S302)。2次微分信号は輪郭の強度のみを示すだけで、輪郭の方向には関係がないという特徴がある。
次いで映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号を発する(S304)。1次微分信号は輪郭の方向性を示す特徴を有する。
ここで、各方向で如何なる画素とそれに隣接する画素間の画素値の差分を求め、この差分のうち小さな値を微分値とする。このような方法により補正された信号の遷移時間を改善しうる。
【0015】
水平、垂直、対角線方向の1次微分信号を比較して適切な1次微分信号を選択する(S306)。306段階の結果として水平、垂直、対角線方向の1次微分信号のうち絶対値を基準に最大値を有する1次微分値と水平、垂直、対角線方向の1次微分信号を合成して得られた値の絶対値のうち小さな値を有する信号を1次微分信号として選択する。
【0016】
306段階で選択された信号と前記2次元2次微分信号とを合成する。ここで、合成とは乗算を意味する(S308)。308段階の結果、最大方向性を有する輪郭成分によって映像信号を補正可能な信号が得られる。また、輪郭補正の程度を調節するためにこの信号の利得が調整される。
306段階で得られた信号で映像信号の輪郭を補正する(S310)。具体的には、映像信号を302段階ないし308段階を行うのにかかる時間だけ遅延させた後、308段階で得られた信号と合成する。
【0017】
図3に示された方法は、図4に示された本発明の輪郭補正装置の説明によってさらに詳細に説明される。
図4は、本発明に係る輪郭補正装置の望ましい実施例を示すブロック図である。図4に示された装置は映像信号の2次元2次微分信号を得て、これを映像信号の水平、垂直、右側対角線、そして左側対角線方向の微分信号のうち選択された微分信号と乗算した後、この値を遅延器により遅延された入力映像信号に加算することにより映像信号の輪郭を補正する。
【0018】
図4に示された装置は、遅延器402、2次元2次微分器404、各々映像信号の水平、垂直、右側対角線、そして左側対角線方向の微分信号を得る第1ないし第4の1次微分器406ないし412、選択器414、第1及び第2乗算器416、418、そして加算器420を含む。
図4に示された装置は、映像信号の水平、垂直、対角線成分に対して輪郭補正を行うことによって効率的な輪郭補正効果を発揮する。
【0019】
図4に示された装置において、入力された映像信号は2次元2次微分器により微分されて2次元2次微分信号が得られる。
一方、第1ないし第4の1次微分器406ないし412により映像信号の水平、垂直、右側対角線、そして左側対角線方向の微分信号が得られる。
水平、垂直、対角線方向の微分信号は、選択器414によって適切な微分信号が選択される。選択器414の出力は、第1乗算器416により2次元2次微分器404の出力と合成される。
【0020】
第1乗算器416の出力は、第2乗算器418に印加される。第2乗算器418は、それに印加される利得によって第1乗算器416の出力を増幅する役割をする。
第2乗算器418の出力は加算器420に印加される。
加算器420の他の入力として遅延器402を通じて遅延された入力映像信号が印加される。したがって、加算器420では入力映像信号とその2次元2次微分成分を加算したもの、すなわち、水平、垂直、そして対角線方向に対して輪郭補正が行われた映像信号が得られる。
【0021】
図5は、図4に示された1次微分器の例を示す図面である。
図5の(a)ないし(d)は、各々水平方向の1次微分器406、垂直方向の1次微分器408、右側対角線方向の1次微分器410、そして左側方向の1次微分器412に相当する。
【0022】
デジタル画像ではデータが一定間隔で並んでいるので事実的意味の微分演算は出来なくなる。このために隣接画素間の差を取る演算として微分を近似化する。これを差分と称する。
x方向の微分をG(x)とし、y方向の微分をG(y)とすれば、
G(x)=f(x+1)−f(x)、G(y)=f(y+1)−f(y)
と表すことができる。
【0023】
ここで、f(x)はx方向画素の値を、f(y)はy方向画素の値を示す。
前記のような演算を映像処理で容易にしたのはマスクあるいはオペレータという行列である。
図5の(a)ないし(d)に示されたそれぞれの行列は、同じ1次微分演算子であっても輪郭を抽出する方向が違うという特徴を有する。
【0024】
図6は、図5に示された微分器の動作を図式的に示すための波形図である。
図6の(a)は、図5に示されたマスクで(−1、0、1)の係数を用いた時の1次微分信号の波形を示すものであり、(b)は現在画素を中心に以前及び以後の画素を用いた2つの1次微分値の最小値を取って得られる1次微分信号の波形を示す。すなわち、(b)の場合は、{(x,y)−(x−1、y)}と{(x+1、y)−(x,y)}の2つの1次微分値を求め、この2値のうち小さな値を1次微分値として使用する。
【0025】
図6の(b)に示された1次微分信号が(a)に示された1次微分信号に比べて補正された信号の遷移時間を短縮するのにさらに効果的である。
当業者は、図5に示された1次微分演算子以外にもソーベル、プレヴィット、ローバトなどの演算子を使用できることが分かる。
図10の(a)、(b)、そして(c)は、各々ソーベル演算子、プレヴィット演算子、ローバト演算子を示す。
ソーベル演算子は雑音には強いが、輪郭を過度に厚く取る短所があり、プレヴィットは雑音に弱く、垂直水平を強調する特徴があり、ローバトは適用半径が狭く、雑音に弱いという短所がある。
【0026】
図7は、図4に示された2次元2次微分器の例を示す図面であって、2次元2次微分値を求めるために多く使われる3×3ラプラシアンマスク(laplacian mask)を示す図面である。
2次微分は、1次微分を再び微分したものであって輪郭の強度(方向は求めない)だけを検出するのに使われる。ラプラシアンマスクに得られる微分値をL(x,y)とすれば、
L(x,y)=4*f(x,y)−{f(x,y−1)+f(x,y+1)+f(x−1,y)+f(x+1,y)}となる。
当業者は2次微分演算子としてラプラシアンマスク以外にもキルシュフィルター(Kirsh filter)、テンプレートマッチなどを使用できることが分かる。
図11の(a)及び(b)は、各々キルシュフィルター、テンプレートマッチを示す。
【0027】
図8は、図4に示された選択器の詳細な構成を示すブロック図である。
図8に示された装置は映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号(a−d)のうち絶対値を基準に最大値を有する微分信号を選択し、その絶対値と映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号(a−d)を全て合わせた信号の絶対値のうち小さな値を有するものを選択して出力する。
図8に示された選択器は、加算器802、第1及び第2絶対値演算器804、806、最大値選択器808、そして最小値選択器810を備える。
【0028】
加算器802は、映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号を流入し、これらを全て合わせた信号を出力する。加算器802の出力は、第1絶対値演算器804に提供される。したがって、第1絶対値演算器804は映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号a,b,c,dを全て合わせた信号の絶対値eを出力する。
【0029】
第2絶対値演算器806は、映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号a,b,c,dを流入し、これらの絶対値を出力する。第2絶対値演算器806の出力は最大値選択器808に印加される。最大値選択器808は映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号の絶対値のうち最大値を選択してf信号として出力する。したがって、最大値選択器808の出力として映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号のうち最大1次微分信号の絶対値が得られる。
【0030】
第1絶対値演算器804と最大値選択器808の出力e,fは最小値選択器810に印加される。したがって、最小値演算器810は映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号のうち最大値を有する微分信号の絶対値eと映像信号の水平、垂直、対角線方向の1次微分信号を全て合せた信号の絶対値fのうち小さな値を選択して出力する。
【0031】
図9は、図5に示された装置の動作を図式的に示す波形図である。
図9の(a)は、図8の選択器による選択動作が行われない時の微分器の動作を示す図面であり、図9の(b)と(c)とは、図8の選択器による選択動作が行われた時の微分器の動作を示す図面である。
図9の(a)において、a,b,c,dは各々水平方向、垂直方向、右側対角線方向、そして左側対角線方向の1次微分信号である。一方、eは、a,b,c,d信号を全て加算した結果の絶対値を取ったことを示す信号である。
【0032】
図8の選択器による選択動作が行われない場合には、図8の選択器では水平方向、垂直方向、右側対角線方向、そして左側対角線方向の1次微分信号a,b,c,dを全て合算して得られるe信号が出力される。
したがって、図4に示された装置は2次微分信号のhと、e信号とを乗算した結果であるi信号が、映像信号に加算された結果として得られる。
【0033】
図9の(a)では、水平方向、垂直方向、右側対角線方向、そして左側対角線方向の1次微分信号a,b,c,dが全て立上り形態であって全て+値を有し、これによりこれらの総和の絶対値であるe信号が過度に大きくなって、結局元の信号に加えられるi信号も大きくなってピーキングによるオーバーフローが生じる。
【0034】
図9の(b)でも水平方向、垂直方向、右側対角線方向、そして左側対角線方向の1次微分信号a,b,c,dが全て立上り形態であって、全て+値を有するが、最小値選択器810でe信号とaないしd値のうち最大信号であるf信号が相互比較され、その結果f信号が選択されて最小値選択器810の出力のg信号に出力される。このg信号は2次微分信号hと乗算される。したがって、図9の(b)の場合、(a)に比べては小さいが、ピーキングを抑制しつつ十分な輪郭補正効果を発揮する。
【0035】
図9の(c)では、立上りと立下りとが混在している場合を示す。この場合には、e信号とaないしd信号のうち最大信号であるf信号が相互比較され、その結果e信号が選択器の最終出力として選択されて2次微分値hと乗算される。
本発明の実施例において、図4、図7に示された装置がアナログ映像信号を処理するものと示されているが、当業者ならば本発明をソフトウェアによりデジタル映像信号に対しても行えることが分かる。
例えば、図10の(a)に示されたソーベル演算子を具現するプログラムコードは次の通りである。
【0036】
【表1】
【0037】
一方、図7に示されたラプラシアン演算子を具現するプログラムコードは次の通りである。
【0038】
【表2】
【0039】
したがって、当業者は請求範囲に開示される本発明の主題を外れない範囲で多くの変形が有り得る周知せねばならない。
【0040】
【発明の効果】
前述したように本発明に係る輪郭補正方法及び装置によれば、映像信号で2次微分信号を得て、これを水平、垂直、対角線方向の微分信号のうち選択した微分信号と合成して映像信号の輪郭を補正することによって、水平、垂直、対角線方向に効率的な輪郭補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の輪郭補正装置の例を示す図面である。
【図2】 図1に示された装置の動作を図式的に示す波形図である。
【図3】 本発明に係る輪郭補正方法の望ましい実施例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明に係る輪郭補正装置の望ましい実施例を示すブロック図である。
【図5】 図4に示された1次微分器の例を示す図面である。
【図6】 図5に示された微分器の動作を図式的に示す波形図である。
【図7】 図4に示された2次元2次微分器の例を示す図面である。
【図8】 図4に示された選択器の詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】 図5に示された装置の動作を図式的に示す波形図である。
【図10】 (a)、(b)、(c)は、各々ソーベル演算子、プレヴィット演算子、ローバト演算子を示す図面である。
【図11】 (a)及び(b)は、各々キルシュフィルター、テンプレートマッチを示す図面である。
【符号の説明】
402 遅延器
404 2次元2次微分器
406 第1の1次微分器
408 第2の1次微分器
410 第3の1次微分器
412 第4の1次微分器
414 選択器
416 第1乗算器
418 第2乗算器
420 加算器
Claims (10)
- (a)映像信号から2次元2次微分信号を発する過程と、
(b)前記映像信号から水平、垂直、対角線方向の1次微分信号を発する過程と、
(c)前記1次微分信号のうち何れか1つを選択する過程と、
(d)前記(c)過程で選択された信号と前記2次元2次微分信号とを合成する過程と、
(e)前記合成された結果として得られた信号で前記映像信号の輪郭を補正する過程と、を含む映像信号の輪郭補正方法。 - 前記(c)過程は、
(c−1)前記1次微分信号を全て加算する過程と、
(c−2)前記1次微分信号を比較して最大値を有する1次微分信号を選択する過程と、
(c−3)前記1次微分信号を全て加算して得られた信号の絶対値と前記1次微分信号の絶対値のうち、最大値を有する1次微分信号のうちから最小値を有する信号を選択する過程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の映像信号の輪郭補正方法。 - 前記(d)過程は、
合成された信号の利得を調整する過程をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の映像信号の輪郭補正方法。 - 前記(b)過程は、
各方向で何れの画素とそれに隣接する画素間の差分を求め、これら差分のうち小さな値を微分値とすることを特徴とする請求項1に記載の映像信号の輪郭補正方法。 - 映像信号の2次元2次微分信号を発する2次元2次微分器と、
各々映像信号の水平方向、垂直方向、右側対角線方向、そして左側対角線方向の1次微分信号を発する1次微分器と、
前記1次微分器から発せられた1次微分信号のうち何れか1つを選択する選択器と、
前記選択器の出力と前記2次元2次微分器の出力とを乗算する第1乗算器と、
前記映像信号を遅延する遅延器と、
前記遅延器の出力と前記第1乗算器の出力とを加算する加算器と、を含む映像信号の輪郭補正装置。 - 前記第1乗算器から出力される信号の利得を調整する第2乗算器をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の映像信号の輪郭補正装置。
- 前記1次微分器は、各方向で何れの画素とそれに隣接する画素間の差分を求め、この差分のうち小さな値を微分値とすることを特徴とする請求項5に記載の映像信号の輪郭補正装置。
- 前記選択器は、
前記1次微分信号のうち最大微分信号を選択して出力する最大値選択器であることを特徴とする請求項5に記載の映像信号の輪郭補正装置。 - 前記選択器は、
前記1次微分信号を加算する加算器と、
前記加算器の出力と前記最大値選択器の出力のうち小さな値を選択して出力する最小値選択器をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の映像信号の輪郭補正装置。 - 前記選択器は、
前記加算器と前記最小値選択器との間に介在され、前記加算器から出力される信号の絶対値を演算して出力する第1絶対値演算器と、
前記最大値選択器の前端に設けられ、前記1次微分信号の絶対値を演算して出力する第2絶対値演算器と、をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の映像信号の輪郭補正装置。
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