JP2003526272A - ビデオ画像のシャープさを改善するシステム及び方法 - Google Patents

ビデオ画像のシャープさを改善するシステム及び方法

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JP2003526272A JP2001565133A JP2001565133A JP2003526272A JP 2003526272 A JP2003526272 A JP 2003526272A JP 2001565133 A JP2001565133 A JP 2001565133A JP 2001565133 A JP2001565133 A JP 2001565133A JP 2003526272 A JP2003526272 A JP 2003526272A
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edge
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circuit
brightness value
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ハイヤン ヒー
ヨハン ジー ジャンセン
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/205Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic
    • H04N5/208Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic for compensating for attenuation of high frequency components, e.g. crispening, aperture distortion correction
    • G06T5/73
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20172Image enhancement details
    • G06T2207/20192Edge enhancement; Edge preservation

Abstract

(57)【要約】 ビデオ画像におけるエッジをシャープにする装置を開示する。本装置は、1)第1ピクセル及び第2ピクセルは隣接するピクセルであって、この第1エッジと関連する第1ピクセルの第1輝度値及び第1エッジと関連する第2ピクセルの第2輝度値を決定する第1回路と、2)前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に置かれ、第1エッジのほぼ中央に置かれる第1サブピクセルの位置を決定する第2回路と、3)第1エッジの第1の側に置かれる第2サブピクセルの輝度値を増大させる第3回路と、4)第1の側とは反対側にある第1エッジの第2の側に置かれる第3サブピクセルに輝度値を減少させる第4回路と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ信号を強める装置及び方法、特にエッジの推移を急勾配にさ
せることでビデオ画像のシャープさを改善する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン産業は、標準テレビジョン(SDTV)から高精細度テレビジョ
ン(HDTV)へ移行する結果、かなりの変化を受けている。この変化の多くは
、米国の全放送局が全ての番組内容をHDTV信号として送信しなければならず
、2006年までにSDTV信号の送信を終了しなければならないというFCC
の要求によって行なわれている。結果として、高精細度テレビジョンは、HDT
V信号を標準テレビジョンに表示するためのSDTV画像に変換するHDTV変
換システムとなるので、市場においてますます普及してくる。
【0003】 HDTVへの移行に隠れた原動力の幾つかは、大画面及び鮮明画像の可能性、
幾つかのシステムにおける(映画形式に似た)変化したアスペクト比、並びに視
聴者への送信中のデジタル信号における減少するノイズの受け易さである。スク
リーンが大きくなるので、視聴者は増大する解像度を期待する。しかしながら、
これからの数年間、HDTVセットは、放送施設が新しいHDTV規格(ATS
C)へ移行させている間、現存するSDTV規格(例えばPAL、NTNC、S
ECAM)に従うテレビジョン信号を入力及び表示することを可能にしなければ
ならない。その間、HDTVセットは、高精細度テレビジョン画像の主観的印象
を作るために増大する解像度でSDTV信号を表示することを可能にすることが
強く望まれる。加えて、放送する側からは、現存する標準(SD)材料を高精細
度(HD)形式にアップコンバート(up-convert)可能な技術が必要とされる。
【0004】 残念なことに、テレビジョン受像機でのビデオ信号の解像度は、本来のビデオ
信号(例えばPAL、NTNC、SECAM)の品質又は送信チャンネルの帯域
幅によって制限されている。これにより、良好な知覚的品質のためにSDTV信
号の解像度を増大させるために、復調後の受信機におけるビデオ信号をポスト処
理することがますます重要になっている。
【0005】 ビデオ画像の解像度を改善するポスト処理技術は、HD信号形式と整合させる
ために本来の信号の帯域幅を拡張することを含んでいる。1つのアプローチは、
ビデオ画像内の対象物、例えば人間、植物、ビルディング、家具などのエッジ又
は境界をシャープにすることである。エッジをシャープにするために、多くのエ
ッジ検出技術が開発されてきた。これら技術は、4つの主要なカテゴリ、勾配演
算子、コンパス演算子、ラプラス演算子、確率的勾配演算子にグループ分けされ
る。ラプラス演算子は、最も正確にエッジを特定する。しかしながら、この演算
子のノイズに対する感度のために、ラプラス演算子は時々多すぎる誤ったエッジ
を検出してしまう。
【0006】 加えて、例えば背景対象物のようなビデオ画像内の数個の対象物がわざと焦点
に入らない。例えば人の顔のような他の対象物は、円滑な過渡を有する。これら
対象物のエッジは、ソフトエッジ又はスムースエッジと呼ばれている。これら対
象物の自然さを本来の画像内の対象物と同じに保つために、エッジを強調する技
術は、局部的なエッジの特徴に適合可能であることが重要である。
【0007】 輝度の過渡的な改善(LTI)は、エッジの推移を急勾配にすることによりビ
デオ画像をシャープにする従来の技術である。これによって、本来の信号帯域幅
を増大させる。エッジ勾配器(Edge Steeper)を構成する2つの一般的なアプロー
チがある。1つの技術は、エッジの高位側のピクセル値を増大させ、エッジの他
の側のピクセル値を減少させる。これにより、段階的な推移を更に急にさせる。
他の技術は、エッジ近傍のピクセル値とこのエッジからさらに離れたピクセル値
とを置換することである。エッジを急勾配にするとき、LTIアルゴリズムは、
これらエッジの周りに付加高周波成分を作る。
【0008】 しかしながら、既存のアルゴリズムに対して2つの主要な欠点が存在する。最
初は、不連続の時間サンプリングのために、エッジの中央は、必ずしもピクセル
格子上にある必要が無い。このエッジの正確な位置に関する不明確さが大きすぎ
る場合、強調した後にジッタ(jitter)が見える。第2に、ソフトエッジの過剰な
強調が不自然な見栄えの画像となる。
【0009】 これにより、ビデオ画像の解像度を改善するシステム及び方法に対する技術が
必要となる。特に、付加的なアーチファクトを導入することなく、ビデオ画像の
エッジをシャープにする改善されたシステム及び方法の必要性がある。更には、
この改善されたシステムは、エッジの中央をサブピクセルレベルで特定すること
を可能にし、局部的なエッジの特徴に適合可能にすべきである。
【0010】
【本発明の要約】
上述した従来技術の欠点を説明するために、本発明の主目的は、ビデオ画像内
のエッジをシャープにする装置を供給することである。本発明の有利な実施例に
おいて、前記装置は、 1)第1ピクセル及び第2ピクセルは隣接するピクセルであって、この第1エッ
ジと関連する第1ピクセルの第1輝度値及びこの第1のエッジと関連する第2ピ
クセルの第2輝度値を決定することが可能である第1回路、 2)第1ピクセルと第2ピクセルとの間に配置され、第1エッジのほぼ中央に置
かれる第1サブピクセルの位置を決定することが可能である第2回路、 3)第1エッジの中央の第1の側に配置される第2サブピクセルの輝度値を増大
させることが可能な第3回路、及び 4)前記第1の側とは反対側にある第1エッジの中央の第2の側に配置される第
3サブピクセルの輝度値を減少させることが可能な第4回路、 を有する。
【0011】 本発明の1つの実施例に従い、前記第2回路は、第1ピクセル及び第2ピクセ
ルの輝度の最初の2次導関数を計算することにより第1サブピクセルの位置を決
定する。
【0012】 本発明の他の実施例に従い、前記第2回路は、第1ピクセルと第2ピクセルと
の間に配置される複数のサブピクセルの位置における複数の中間の2次導関数を
計算することにより、第1サブピクセルの位置を決定する。
【0013】 本発明の更に他の実施例に従い、前記第2回路は、最初の2次導関数の線形補
完を用いることで、複数のサブピクセルの位置における複数の中間の2次導関数
を計算する。
【0014】 本発明の更に他の実施例に従い、前記第2回路は、複数の輝度の中間の2次導
関数の対応する1つが最小値を持つサブピクセルの位置の選択された1つを決定
することにより第1サブピクセルの位置を決定する。
【0015】 本発明の更なる実施例に従い、前記第2回路は、輝度の最初の2次導関数の多
項式補間(polynomial interpolation)を用いて複数のサブピクセルの位置におけ
る、輝度の複数の中間の2次導関数を計算する。
【0016】 本発明の更に他の実施例に従い、前記装置は更に、第1エッジに近接する付加
エッジの周波数に従う第2サブピクセル及び第3サブピクセルの少なくとも一方
と関連する輝度の値を調節することが可能な利得制御回路を有する。
【0017】 前述したものは、本発明の特徴及び技術的利点を幾分大まかに略述したもので
あるから、当業者は後述する本発明の詳細な説明をより一層理解されるであろう
。本発明における特許請求の範囲の主体を形成する本発明の付加的な特徴及び利
点が以下に述べられている。当業者は、本発明と同じ目的を実施する他の構成を
改良又は設計する基盤として開示される概念及び特定の実施例を容易に使用して
もよいことを理解すべきである。当業者は、上記同様な構成がそれの放送形態に
おいて本発明の意図及び範囲から逸脱しないことも理解すべきである。
【0018】 発明の実施の形態の説明を行なう前に、本出願の明細書を通して使用される特
定の単語及びフレーズの規定を述べることが有益である。「含む」及び「有する
」という用語並びにこれら用語の派生語は、制限無く含むという意味であり、「
又は」という用語は、「及び/又は」を意味することを含み、「と関連する」及
び「それと関連する」というフレーズ並びにこれらフレーズの派生語は、「包含
する」、「内包される」、「と相互接続される」、「含む」、「内に含む」、「
に/と接続する」、「に/と結合される」、「に通じる」、「と協力する」、「
差し込む」、「並置する」、「に近接した」、「に/と境界付ける」、「持つ」
、「の性質を持つ」又はそのような語を含むことを意味し、「制御器」という用
語は、少なくとも1つの動作を制御する如何なる装置、システム又はこれらの一
部でもよく、このような装置は、ハードウェア、ファームウェア又はソフトウェ
ア、若しくは少なくとも2つの同じ物のある組合せにおいて実施されてもよい。
如何なる特定の制御器と関連する機能は、局部的又は遠隔的に集中化又は分散化
される。特定の単語又はフレーズに対する定義は、この特許明細書を通して設け
られてあり、通常の当業者は、全てでなければ、多くの場合、上記規定が、上記
規定の単語及びフレーズの事前の使用及び将来的な使用を与えることを理解すべ
きである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明及び本発明の利点のより完全な理解のために、添付する図面と連動して
以下の説明を参照する。ここで同じ番号は、同じ対象物を意味する。
【0020】 以下に論じる図1乃至図5、並びに本発明の装置及び方法の原理を説明するた
めにこの特許明細書に述べられる様々な実施例は、単なる説明であり、如何なる
方法においても、本発明の範囲を制限するように解釈されるべきではない。当業
者は、本発明の原理がテレビジョン受像機、テレビジョン放送システム、高性能
ビデオ処理回路及び関連するビデオ処理ソフトウェアを含むパーソナルコンピュ
ータ(PC)並びに同じようなものを制限無く含んでいる適切に配された如何な
るビデオ処理システムにおいても実施されることを理解するだろう。以下に続く
説明において、本発明に係るビデオ画像シャープ化装置は、単に説明を目的とす
るだけのテレビジョンセットにおいて実施される。
【0021】 図1は、テレビジョンセット100のブロック図である。これは、本発明の原
理に従うビデオ画像のシャープさを改善する装置を含んでいる。このテレビジョ
ンセット100は、アンテナ105、テレビジョン受像機110及び表示ユニッ
ト115を有する。アンテナ105は、テレビジョン受像機110によって処理
される入力RF(radio frequency)テレビジョン信号を受信する。表示ユニット
115は、例えば、陰極線管型、フラットパネルディスプレイ型、又はビデオ画
像を表示する如何なる他の型式の装置でもよい。
【0022】 テレビジョン受像機110は、チューナ120、IF(intermediate frequenc
y)処理器125、任意のMPEGデコーダ130及びポスト処理回路140を有
する。(破線で示される)MPEGデコーダ130は、テレビジョン受像機11
0がMPEGデコーダを含まないアナログテレビジョン受像機でもよいので、本
実施例においては任意としてある。このような実施例において、IF処理器12
5の出力は、ポスト処理回路140によって直接用いられる。チューナ120は
、IF信号を生成するために、入力RF信号をダウンコンバート(down-convert)
する。チューナ120のIF出力は、例えば伝送ストリームであるベースバンド
信号を生成するために、IF処理器125により更にダウンコンバートされる。
MPEGデコーダ130は、前記伝送ストリームから少なくとも1つの基本スト
リーム、例えばMPEG符号化されたデータストリームを抽出するデマルチプレ
クサ(demultiplexer)回路を有する。MPEGデコーダ130は、この符号化さ
れたMPEGデータストリームを変換し、表示ユニット115によって表示する
ことが可能な標準ビデオ信号を生成する。しかしながら、MPEGデコーダ13
0によって生成されるビデオ信号の品質を更に改善するために、MPEGデコー
ダ130の出力は、追加の処理を行なうポスト処理回路140に転送される。こ
のポスト処理回路140の出力部における改善されたビデオ信号は、次に表示ユ
ニット115に送信される。
【0023】 ポスト処理回路140は、幾つかの異なる型式のビデオ信号処理を実行するこ
とが可能である。ポスト処理回路140により実行される例示的なビデオ信号処
理機能は、ノイズ減衰アルゴリズム、色補正、倍率変更、走査比変換、適応的特
徴強調、及び他の適応的対象物に基づくアルゴリズムを含む。有利な実施例にお
いて、ポスト処理回路140は更に、本発明の原理に従うノイズレベル適応的シ
ャープさ強調を実行することが可能な画像シャープ化回路を有する。
【0024】 本発明は、高性能ビデオ処理回路及び関連するビデオ処理ソフトウェアを含む
パーソナルコンピュータを有する適切に配された如何なるビデオ処理システムに
おいても実施されることが上述されている。この場合、本発明は、PCのハード
ディスクドライブ又は例えばCD−ROMディスク、DVDディスク、3.5イ
ンチフロッピー(R)ディスク等の取外し可能な記憶媒体145に記憶されるコ
ンピュータ実施可能命令及びデータとして実施される。本発明の他の有利な実施
例において、取外し可能な記憶媒体145は、テレビジョン受像機100に取り
付けられた又は組み込まれたディスクドライブに挿入されてもよい。このような
実施例において、ポスト処理回路140は、コンピュータ実行可能命令をダウン
ロードして、例えばRAMのような内部メモリに記憶することが可能である。
【0025】 ポスト処理回路140は、本発明の原理に従うLTI(Luminance Transient I
mprovement)アルゴリズムを実施することによりエッジの推移を強調(又は急勾
配に)する。上述したように、2つの基本的な技術、1)エッジの中央の一方の
側のピクセル値を増大又は減少する技術、及び2)前記エッジの中央に近いピク
セルと当該エッジから離れているピクセルとを交換する技術は、ビデオ画像にお
けるエッジを急勾配にするのに使用される。図2は、LTIアルゴリズムの原理
を説明している。図2は、破線で示される本来のピクセル強度曲線205及び実
線で示される強調(又は急勾配に)されたピクセル強度曲線210を描写する。
エッジの中央は、垂直な破線で示される中央線215により示される。
【0026】 ビデオ画像におけるエッジを急勾配にする、すなわちエッジの中央の一方のピ
クセル値を増大又は減少させる第1の技術は、図2の上向き矢印及び下向きの矢
印により示されている。中央線215の左側において、下向きの矢印は、本来の
ピクセル強度曲線205における中央線215の左側に置かれたピクセル値が強
調されたピクセル強度曲線210を生成するために減少されることを示している
。中央線215の右側において、上向きの矢印は、本来のピクセル強度曲線20
5における中央線215の右側に置かれたピクセル値が強調されたピクセル強度
曲線210を生成するために増大されることを示している。
【0027】 ビデオ画像におけるエッジを急勾配にする、すなわちエッジの中央に近いピク
セルとエッジの中央から離れたピクセルとを交換する第2の技術は、図2の右向
き及び左向きの矢印により示されている。中央線215の左側において、右向き
の矢印は、本来のピクセル強度曲線205における中央線215の左側に置かれ
たピクセル値が強調されたピクセル強度曲線210を生成するために中央線21
5に向かい右側にシフトされることを示している。中央線215の右側において
、左向きの矢印は、本来のピクセル強度曲線205における中央線215の右側
に置かれたピクセル値が強調されたピクセル強度曲線210を生成するために中
央線215に向かい左側にシフトされることを示している。
【0028】 既存のアルゴリズムに関し2つの欠点が存在する。1つめは、不連続の時間サ
ンプリングのため、エッジの中央が必ずしもピクセル格子に無いことである。正
確な位置に関する不確定さが大きすぎる場合、強調後にジッタ(jitter)が見えて
しまう。2つめは、ソフトエッジの過剰な強調が“不自然な”画像となってしま
うことである。
【0029】 本発明の原理に従って、ポスト処理回路140により実施されるLTIアルゴ
リズムは、エッジの位置に関する不確定さによって生じるジッタの問題をサブピ
クセルの精度でエッジの中央を位置決めすることによって解決する。ポスト処理
回路140は、事前にソフトエッジを検出することにより第2の問題を解決し、
エッジの周波数に基づく利得因子を適応的に制御する。
【0030】 ピクセルレベルの精度では、高品質なビデオを製造するのには不十分である。
本発明のLTIアルゴリズムは、ピクセルレベルで検出されたエッジである2つ
の隣接するピクセル間に二次導関数を線形に補間することによって、サブピクセ
ルの精度でエッジの中央を配置する。最小の絶対値を持つサブピクセルは、エッ
ジの中央と見なされる。図3は、本発明の1つの実施例に従いポスト処理回路1
40により実行されるサブピクセルレベルのエッジ中央検出アルゴリズムを説明
する。本発明の例示的な実施例において、ポスト処理回路140は、1/8ピク
セルをサブピクセルの大きさとして使用する。
【0031】 L(x)をピクセルxにおける輝度値とする。LTIアルゴリズムは以下のよう
に説明される。
【0032】 1.第1に、ポスト処理回路140は、2つの隣接するピクセルのローパスの
二次導関数を計算する。 D(x)=−L(x-n)+2*L(x)−L(x+n) D(x-1)=−L(x-(n+1))+2*L(x-1)−L(x+(n-1)) ローパスの二次導関数フィルタの周波数特性は、nの値により制御される。最良
の成果にするために、nは局部的に適応すべきである。
【0033】 2.第2に、ポスト処理回路140は、線形補間によって、サブピクセルに関
するローパスの二次導関数を計算する。 D(x-1+n/N)=(1−n/N)*D(x-1)+n/N*D(x) 本実施例においてN=8(すなわち、サブピクセルは、1/8ピクセル)
【0034】 3.次に、ポスト処理回路140は、サブピクセルの位置Mを検索することに
よってエッジの中央を位置決めし、Mは、最小の絶対値を持つ二次導関数を有す
る。 D(x-1+m/M)=min{D(x-1+n/N),n=0,・・・,N} 図3の実施例においてM=5である。本発明の他の実施例において、ポスト処理
回路140は、多項式に基づく補間を用いて、サブピクセルの位置に関する二次
導関数を計算する。結果生じる品質は、上述した線形補間とほぼ同じである。し
かしながら、ポスト処理回路140における回路の複雑さは、飛躍的に増大する
【0035】 LTIの改善のための全ての候補エッジは、本来ほぼ同じシャープさを有する
と仮定する。これらは実際にはシャープなエッジである。これらシャープなエッ
ジは、制限される送信帯域幅、拡大又は他の理由によりぼやけてしまう。これら
エッジの周波数は、ビデオ信号の三次導関数と一次導関数との比によって示され
る。
【0036】 本来のエッジの周波数及び所望される高周波数が一旦決定されると、ポスト処
理回路140は、ピクセルのシフト量を計算する。図4は、本発明の1つの実施
例に従う例示的なポスト処理回路140により実行されるLTIの動作を説明す
る。この実施例において、本来の高周波数及び所望される高周波数は、それぞれ
1/8SAMPLE及び1/4SAMPLEである。これにより、ポスト処理回路140は、
本来エッジの中央から2ピクセル離れているピクセルをエッジの中央へ1ピクセ
ルシフトする。1/2SAMPLEを所望する場合、ポスト処理回路140は、本来の
ピクセルを1.5ピクセルだけエッジの中央にシフトする。
【0037】 サブピクセルでエッジの中央を検出した後、サブピクセルレベルLTIに対し
、3つのステップが存在する。
【0038】 1.線形補間フィルタを用いることで、シフトされたサンプル格子の信号値を
計算するステップ。
【0039】 2.エッジの中央の各側のピクセルを前記シフトされたサンプル格子上のエッ
ジの中央にシフトするステップ。
【0040】 3.前記線形補間フィルタを用いることで、本来のサンプル格子のエッジ補正
された信号値を計算するステップ。
【0041】 前記エッジの中央が前記ピクセルの位置と一致することはありそうもないので
、前記シフト処理に必要とされる隣接するピクセルは、固定のピクセルのグリッ
ドからも生じない。これにより、本発明の実施例において、ポスト処理回路14
0は、サブピクセルの位置のビデオ信号の線形補間を行なう6つのタップの多相
フィルタを有する。しかしながら、補間フィルタは、6つのタップの多相フィル
タを用いることに制限されない。他の実施例において、本発明は、4つのタップ
の多相フィルタ又は他を用いて実施されてもよい。
【0042】 幾つかのLTIアルゴリズムにおいて、ピクセルの本来の値は維持される。し
かしながら、本発明の有利な実施例に従って、ポスト処理回路140は、追加の
フィルタを与えることで新しいピクセル値の値を計算する。これの1つの利点は
、ポスト処理回路140がこのフィルタと追加のピーク (additional peaking)
と組み合わせることが可能なことである。エッジの中央がピクセル格子上に無い
場合、本発明に従うLTIアルゴリズムの最終ステップは、本来のピクセル格子
上のピクセル値を計算することである。もう一度、これが6つのタップの多相フ
ィルタを用いて行なわれるが、この種のフィルタに制限されない。
【0043】 本発明の有利な実施例において、利得制御ユニットは、画像のアーチファクト
を防止するために、図6に示されるアルゴリズムを実施する。LITアーチファ
クトの1つの型式は、オーバーザヒル(over-the-hill)問題によって引き起こさ
れる。それは他のエッジのピクセルがシフトされるときに起こる。本発明の有利
な実施例において、ポスト処理回路140は、近傍にある隣接するピクセルに他
のエッジが存在するとき、ピクセルのシフトに関する利得を制御することにより
このオーバーザヒル問題を解消する。従って、ポスト処理回路140は、隣接す
るピクセルの距離が3ピクセルであるとき、部分的なエッジの強調が実行され、
この距離が3ピクセルより小さいときは、エッジの強調は行なわれず、この距離
が3ピクセルよりも大きいときは、全てのエッジの強調が行なわれる。
【0044】 様々な型式のエッジにおける品質性能を増大させるために、ポスト処理回路1
40は、エッジ周波数に関し2つのしきい値を使用する。検出されたエッジは、
ソフトエッジ、セミソフトエッジ及びエッジという3つのグループに分類される
。セミソフトエッジに対しては、ポスト処理回路140は部分的なLTIアルゴ
リズムを実行する。ソフトエッジを特定するしきい値は固定されている。セミソ
フトエッジを特定するしきい値は、入力されるビデオの内容から固定又は計算さ
れるように設けられる。しかしながら、検出するエッジのこの分類は、3つの組
だけに制限されることはない。分類する数は、処理の複雑さ及び期待される品質
により決定される。
【0045】 上述の3つのステップは、サブピクセルLTIの基本原理を示している。しか
しながら、多くの民生品において、全てのエッジに対しこれらステップを行なう
のは複雑すぎる。有利な実施例において、本発明は、LTIによる更新の量を計
算するために、ルックアップテーブル(LUT)を使用して実施される。LUT
は、位置変化FIR係数のグループを記憶する。FIR係数のグループは、検出
されたサブピクセルの位置に従って選択される。
【0046】 図5は、本発明の実施例に従うポスト処理回路140の選択された部分のブロ
ック図である。ポスト処理回路140は、サブピクセルのエッジ中央検出器50
5、ルックアップテーブル510、利得制御器515、位置変化FIR(finite
impulse response)フィルタ520及び加算器525を有する。サブピクセルの
エッジ中央検出器505は、エッジの位置をピクセルレベルで特定する先行する
段から本来のビデオ入力信号及びエッジ情報を入力する。サブピクセルのエッジ
中央検出器505は、図3における上述のアルゴリズムに従って、前記エッジの
中央の位置をサブピクセルレベルで特定する。LUT510は、このエッジの中
央の位置を特定するサブピクセルの索引情報を入力し、検出されるサブピクセル
の位置に従い、LUT510に記憶される位置変化FIR係数の選択された1つ
を出力する。
【0047】 利得制御器515もまたエッジの位置をピクセルレベルで特定するエッジ情報
を入力し、図6に記載されたアルゴリズムに従って利得因子を生成する。位置変
化FIRフィルタ520は、本来のビデオ入力信号、LUT510により生成さ
れたFIR係数、及び利得制御器515により生成された利得因子を入力し、こ
れらから、検出されたエッジをサブピクセルレベルでシャープにする補正信号を
生成する。加算器525は、本来のビデオ入力信号及び位置変化FIRフィルタ
520からの補正信号を入力し、エッジがシャープになった最終的なビデオ出力
信号を生成する。
【0048】 図6は、本発明の1つの実施例に従う例示的な利得制御器515の動作を説明
する流れ図である。利得制御器515は、処理されている選択ピクセル[x]がエ
ッジ上にあるかを特定するエッジ情報を入力する。ピクセル[x]がエッジピクセ
ルでない場合、利得制御器515は、利得因子を零にするので、位置変化FIR
フィルタ520による補正信号は与えられない(処理ステップ605及び610
)。ピクセル[x]がエッジピクセルである場合、利得制御器515は、2つの先
行するピクセル又は2つの後続するピクセル(すなわち、[x−2]、[x−1]、
[x+1]及び[x+2])にエッジピクセルが存在するかを決定する。[x−2]、
[x−1]、[x+1]又は[x+2]にエッジピクセルが存在する場合、利得制御器
515は、利得因子を零にするので、位置変化FIRフィルタ520による補正
信号は与えられない(処理ステップ615及び610)。
【0049】 [x−2]、[x−1]、[x+1]又は[x+2]にエッジピクセルが存在しない場
合、利得制御器515は、ピクセル[x−3]又は[x+3]にエッジピクセルが存
在するかを決定する。[x−3]又は[x+3]にエッジピクセルが存在する場合、
利得制御器515は、利得因子Kを0から1の間のある値(すなわち、0<K<
1)にする(処理ステップ620及び625)。[x−3]又は[x+3]のどちら
にもエッジピクセルが存在しない場合、利得制御器515は、エッジ周波数があ
る既定のしきい値よりも高いかを決定する。このエッジ周波数がある既定のしき
い値よりも高くない場合、利得制御器515は、再び利得因子Kを0から1の間
のある値(すなわち0<K<1)にする(処理ステップ630及び625)。こ
のエッジ周波数がある既定のしきい値よりも高い場合、利得制御器515は、再
び利得因子Kを1に等しく(すなわちK=1)する(処理ステップ630及び6
35)。
【0050】 図7は、流れ図700を描写する。これは、本発明の1つの実施例に従う図4
におけるポスト処理回路140の選択された部分の全体の動作を説明している。
ポスト処理回路140は、本来の入力ビデオ信号及びエッジの位置をピクセルレ
ベルで特定するエッジ情報を入力する(処理ステップ705)。ピクセルレベル
でのエッジの位置は、多くの従来のアルゴリズムの何れか1つにより決定される
。次に、ポスト処理回路140は、エッジの中央の周囲のサブピクセル値を与え
る利得因子を計算する(処理ステップ710)。次に、ポスト処理回路140は
、エッジピクセルの二次導関数を計算し、この二次導関数をサブピクセルレベル
で決定するために線形補間を使用する。このサブピクセルレベルの情報は、FI
Rフィルタ係数を選択するのに用いられる(処理ステップ715)。最後に、ポ
スト処理回路140は、本来の入力信号の輝度値を調節するために、FIR係数
及び利得制御信号を使用し、これにより、シャープなエッジを持つ強調された出
力信号を生成する(処理ステップ720)。
【0051】 本発明が詳細に述べられたとしても、当業者には、それの最も一般的な形態に
おける本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変形、置き換え、及
び代替を行なうことが可能であること理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理に従うビデオ画像のシャープさを改善する装置を含
むテレビジョンセットのブロック図である。
【図2】 本発明の1つの実施例に従う輝度推移改善(LTI)アルゴリズ
ムの原理を説明する。
【図3】 本発明の1つの実施例に従う例示的なポスト処理回路により実行
されるサブピクセルレベルエッジ中央検出動作を説明する。
【図4】 本発明の1つの実施例に従う例示的なポスト処理回路により実行
されるLTI動作を説明する。
【図5】 本発明の1つの実施例に従うポスト処理回路の選択された部分の
ブロックである。
【図6】 本発明の1つの実施例に従う図5における例示的な利得制御器の
動作を説明する流れ図である。
【図7】 本発明の1つの実施例に従うポスト処理回路の選択された部分の
動作を説明する流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),CN,J P,KR (72)発明者 ジャンセン ヨハン ジー オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5B057 AA20 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE03 5C021 PA17 PA56 PA75 XB02 XB03 XB07 ZA11 5C077 LL08 LL09 MP01 PP03 PP20 PP47 PP68 PQ08 PQ12 PQ20 RR19

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ画像における第1エッジをシャープにする装置におい
    て、 第1ピクセル及び第2ピクセルは隣接するピクセルであって、前記第1エッジ
    と関連する第1ピクセルの第1輝度値及び前記第1エッジと関連する第2ピクセ
    ルの第2輝度値を決定することが可能である第1回路と、 前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に置かれ、前記第1エッジのほぼ
    中央に置かれる第1サブピクセルの位置を決定することが可能である第2回路と
    、 前記第1エッジの中央の第1の側に置かれる第2サブピクセルの輝度値を増大
    させることが可能である第3回路と、 前記第1の側とは反対側にある前記第1エッジの中央の第2の側に置かれる第
    3サブピクセルの輝度値を減少させることが可能である第4回路と、 を有する装置。
  2. 【請求項2】 前記第2回路は、前記第1ピクセル及び前記第2ピクセルの
    輝度の最初の2次導関数を計算することにより前記第1サブピクセルの前記位置
    を決定する請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第2回路は、前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの
    間に置かれる複数のサブピクセルの位置の輝度の複数の中間の2次導関数を計算
    することにより前記第1サブピクセルの前記位置を決定する請求項2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2回路は、前記最初の2次導関数の線形補間を用いる
    ことで、前記複数のサブピクセルの位置の前記輝度の複数の中間の2次導関数を
    計算する請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第2回路は、前記輝度の複数の中間の2次導関数の対応
    する1つが最小値を持つ前記サブピクセルの位置の選択された1つを決定するこ
    とにより前記第1サブピクセルの前記位置を決定する請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第2回路は、前記輝度の最初の2次導関数の多項式補間
    を使用することにより前記複数のサブピクセルの位置の前記輝度の複数の中間の
    2次導関数を計算する請求項3に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第2回路は、前記輝度の複数の中間の2次導関数の対応
    する1つが最小値を持つ前記サブピクセルの位置の選択された1つを決定するこ
    とにより前記第1サブピクセルの前記位置を決定する請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記装置は更に、前記第2ピクセル及び前記第1エッジに近
    接する付加エッジの周波数に従う前記第3サブピクセルの少なくとも1つと関連
    する輝度値を調節することが可能な利得制御回路を有する請求項1に記載の装置
  9. 【請求項9】 入力RFテレビジョン信号を受信し、ビデオ表示装置に複数
    のピクセルとして表示されることが可能なベースバンドビデオ信号を当該入力R
    Fテレビジョン信号から生成することが可能な復調回路、及び 前記復調回路の出力部に結合され、前記ベースバンドビデオ信号を当該復調回
    路から入力され、前記複数のピクセルにより形成されるビデオ画像の第1エッジ
    をシャープにすることが可能なポスト処理回路を有するテレビジョン受像機であ
    って、前記ポスト処理回路は、 前記第1ピクセル及び前記第2ピクセルは隣接するピクセルであって、前記第
    1エッジと関連する第1ピクセルの第1輝度値及び前記第1エッジと関連する第
    2ピクセルの第2輝度値を決定することが可能である第1回路と、 前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に置かれ、前記第1エッジのほぼ
    中央に置かれる第1サブピクセルの位置を決定することが可能である第2回路と
    、 前記第1エッジの中央の第1の側に置かれる第2サブピクセルの輝度値を増大
    させることが可能である第3回路と、 前記第1の側とは反対側にある前記第1エッジの中央の第2の側に置かれる第
    3サブピクセルの輝度値を減少させることが可能である第4回路と を有するテレビジョン受像機。
  10. 【請求項10】 前記第2回路は、前記第1ピクセル及び前記第2ピクセル
    の輝度の最初の2次導関数を計算することにより前記第1サブピクセルの前記位
    置を決定する請求項9に記載のテレビジョン受像機。
  11. 【請求項11】 前記第2回路は、前記第1ピクセルと前記第2ピクセルと
    の間に置かれる複数のサブピクセルの位置の輝度の複数の中間の2次導関数を計
    算することにより前記第1サブピクセルの前記位置を決定する請求項10に記載
    のテレビジョン受像機。
  12. 【請求項12】 前記装置は更に、前記第2サブピクセル及び前記第1エッ
    ジに近接する付加エッジの周波数に従う第3サブピクセルの少なくとも一方と関
    連する輝度値を調節することが可能な利得制御回路を有する請求項9に記載のテ
    レビジョン受像機。
  13. 【請求項13】 第1ピクセル及び第2ピクセルは隣接するピクセルであっ
    て、第1エッジと関連する第1ピクセルの第1輝度値及び前記第1エッジと関連
    する第2ピクセルの第2輝度値を決定するステップと、 前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に置かれ、前記第1エッジのほぼ
    中央に置かれる第1サブピクセルの位置を決定するステップと、 前記第1エッジの中央の第1の側に置かれる第2サブピクセルの輝度値を増大
    させるステップと、 前記第1の側とは反対側にある前記第1エッジの中央の第2の側に置かれる第
    3サブピクセルの輝度値を減少させるステップと、 を有するビデオ画像の第1エッジをシャープにする方法。
  14. 【請求項14】 コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶され、ビデ
    オ画像のエッジをシャープにすることが可能であるコンピュータ実施可能命令に
    おいて、 第1ピクセル及び第2ピクセルは隣接するピクセルであって、前記第1エッジ
    と関連する第1ピクセルの第1輝度値及び前記第1エッジと関連する第2ピクセ
    ルの第2輝度値を決定するステップと、 前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に置かれ、前記第1エッジのほぼ
    中央に置かれる第1サブピクセルの位置を決定するステップと、 前記第1エッジの中央の第1の側に置かれる第2サブピクセルの輝度値を増大
    させるステップと、 前記第1の側とは反対側にある前記第1エッジの中央の第2の側に置かれる第
    3サブピクセルの輝度値を減少させるステップと、 を有するコンピュータ実施可能命令。
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