JP2010124257A - 映像処理装置、映像表示装置、及びフレームレート変換方法 - Google Patents

映像処理装置、映像表示装置、及びフレームレート変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
複数のフレームからフィルタリング処理により補間フレームを作成してフレームレート変換を行う場合において、フィルタリング処理による高周波成分の劣化に伴うぼやけ感や面フリッカを抑制する。
【解決手段】
本発明は、2つのフレームから動きベクトルを検出する動きベクトル検出部(31)と、検出された動きベクトルを用いて当該2つの映像フレームからフィルタリング処理により補間フレームを作成する補間フレーム生成部(33)と、補間フレームに対し、高周波成分を増加させるためのエンハンス処理を行うエンハンサ処理部(34)と備えている。このエンハンサ部は、映像の特徴、例えば映像の動きの有無や動き量によりエンハンサ量が可変制御される。これより、フィルタリング処理により低下した補間フレームの高周波成分を強め、上記のぼやけ感やフリッカを抑制できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力された映像信号の映像フレームから補間フレームを作成し、これを入力映像信号のフレームと組み合わせてフレームレート変換を行うための技術に関する。
テレビジョン受像機等の映像表示装置において、動画の表示性能を向上させるために、入力映像信号のフレームレート(例えば60Hz)をアップコンバート(例えば120Hz等)する、いわゆるフレームレート変換が用いられる場合がある。かかるフレームレート変換は、入力映像信号の複数の映像フレームから映像の動きに応じた補間フレームを作成し、これを入力映像信号のフレームと組み合わせることで行われる。これにより映像の単位時間当たりのフレーム数が増加して時間方向に高解像度化されるので、動画表示におけるぼやけ感やガタガタ感等が改善され、動画の表示性能が向上される。
上記補間フレームは、例えば特許文献1に記載のように、現在のフレームとその1つ前のフレームを用いてフレーム間の動きベクトルを検出し、この動きベクトルが指定する位置のフレーム及び前フレームの映像データをフィルタリング処理することにより作成される。このよう動きベクトルを用いて作成された補間フレームを、以下では動き補償型補間フレームと呼ぶ場合もある。
特開2006−165602号公報
上記特許文献1に記載のように、動き補償型補間フレームは、その前後の映像フレームからのフィルタリング処理(例えば線形補間処理、加重平均処理)によって作成されるので、補間フレームは全体的に高周波成分が低下してぼやけた映像になる。
フレームレート変換を動画ぼやけの改善のために用いる場合、上記のように補間フレームはぼやけた映像となると、当該動画ぼやけの改善効果が低下する可能性がある。また、2−3プルダウン形式でフレームレートが24Hzの映画コンテンツを、ガタガタ感解消のために例えば60Hzに変換する場合は、図17に示すように、例えば2枚のキーフレーム(映像フレーム)171、176間に4枚の補間フレーム172〜176が挿入される。この場合、例えば動いている木の部分177が、補間フレーム172〜176においてはフィルタリング処理により高周波成分が低下する。その結果、キーフレームとの画質差が発生し、面フリッカが認識されることがある。これは特に、映像に含まれる高周波成分が多い程、顕著に現れる現象である。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、補間フレームを用いてフレームレート変換された映像のぼやけ感、もしくはフリッカ等を抑制して高画質化することが可能な技術を提供するものである。
本発明は、2つのフレームから検出された動きベクトルを用いて当該2つの映像フレームからフィルタリング処理により作成された補間フレームに対し、高周波成分を増加させるためのエンハンス処理を行う補間フレームエンハンサ部を備えることを特徴とする。これより、フィルタリング処理により低下された補間フレームの高周波成分を補正することができる。
上記エンハンス処理におけるエンハンス量(高周波成分の増幅量)を映像の特徴に応じて制御することが好ましい。この映像の特徴は、例えば、映像の動き量、動きベクトルの向き、動きベクトルが検出された画素もしくはブロックの数、所定値以上のエッジ成分を持つ画素数、映像に含まれる高周波成分の強度の少なくとも一つを含む。
本発明によれば、フレームレート変換された映像のぼやけ感、フリッカを抑制して高画質化することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。尚、同一の機能、動作を有する要素については同一の符号を付し、重複した説明を省略するものとする。
図1は、本発明の第一実施例に係る映像処理装置の一構成例を示すブロック図である。
図1において、入力映像信号1は、例えばテレビジョン信号、外部映像再生機器から再生された映像信号であり、デジタル形式で入力されるものとする。入力映像信号1がアナログ信号である場合は、図示しないA/D変換機によりデジタル信号に変換される。この入力映像信号1は解像度変換部2に供給される。解像度変換部2は、入力映像信号1の画像フォーマットを表示部9の精細度に合わせるように、水平及び/または垂直方向に拡大、縮小処理を行う。
解像度変換部2で拡大または縮小された入力映像信号は、フレームレート変換部(Frame Rate Converter、FRC)3に入力されて入力映像信号のフレームレートを変換するためのフレームレート変換処理(以下、FRC処理と呼ぶ)が為される。かかるFRC処理は、入力映像信号内の現在の映像フレーム(以下、現フレームよ呼ぶ)と、この現フレームよりも時間的に過去(例えば1フレーム前)の前フレームの信号から動きベクトルを検出し、この動きベクトルと現フレーム及び前フレームとを用いて補間フレームを生成する。上記前フレームは、FRC3と接続された画像メモリにより1フレーム分の信号を1フレーム期間遅延させることにより生成することができる。そしてFRC3は、生成された補間フレームを入力映像信号の映像フレーム列と組み合わせてフレームレートを増加させる。例えば、入力映像信号が60Hzのフレームレートを持つ場合、これをFRC3で、2倍の120Hzに増加するように変換する。ここで、入力映像信号の映像フレーム列と補間フレームとを組み合わせる処理は、例えば入力映像信号内の隣接する2つの映像フレーム間に1または複数の補間フレームを挿入する第1組み合わせ処理、及び入力映像信号内の1または複数の映像フレームを周期的に補間フレームに置き換える(差し替える)第2組み合わせ処理を含むものとする。
本実施例では、FRC3は、複数種類のFRC処理を実行可能とされており、例えば(1)上述のようにフレームレートが60Hzの映像信号を2倍の120Hzに変換する処理、(2)フレームレートが60Hzの映像信号を3倍の180Hzに変換する処理、(3)映画コンテンツ等、フレームレートが24Hzの映像信号(テレシネ信号)を60Hzに変換する処理、(4)映画コンテンツを2−3プルダウン形式でフレームレートが60Hzにされた映像信号を60Hzに変換する処理、の4つのFRC処理モードを有している。
上記(1)〜(3)のFRC処理は、第1組み合わせ処理により行われる。(1)の処理は、隣接する映像フレーム間に1枚の補間フレームを、(2)は、隣接する映像フレーム間に2枚の補間フレームを挿入する。また(3)の処理は、ある隣接する映像フレーム間に1枚の補間フレームを、それに続く隣接映像フレーム間に2枚の補間フレームを挿入する。また、上記(4)の処理は、第2組み合わせ処理により行われ、連続する同一映像フレームの一部、例えば2回連続する同一映像フレームの1つと、3回連続する同一映像フレームの2つを補間フレームと置き換える処理を行う。この(4)の処理ではフレームレートは増加しないが、2−3プルダウン方式における同一映像フレームが連続して出現することによる動きのカウカク感が低減される。
これらの(1)〜(4)のFRC処理の1つが、外部から与えられるFRC変換モード信号7によって選択されて設定される。このFRC変換モード信号7は、例えばユーザの操作により生成されてもよく、また、表示される映像コンテンツの種類(例えば映画、スポーツ等)を、入力映像信号に付加される情報(例えばデジタルテレビジョン放送信号に付加されるEPG情報)から判別して自動的に生成するようにしてもよい。例えば、表示される映像コンテンツがスポーツの場合は(2)を選択し、映画の場合は(3)を選択するようなFRC変換モード信号7が生成される。上記FRC処理の種類は上記に限られるものでもなく、2種類でもよいし、また5種以上であってもよい。
FRC3で生成される上記補間フレームは、本実施例では、当該補間フレームの高周波成分を増加もしくは強くさせるためのエンハンサ処理が施される。上記補間フレームの生成及びエンハンサ処理の詳細については後述する。
FRC3からの映像信号は、タイミングコントローラ5に入力され、フレームレート変換された映像信号を表示するのに最適なタイミング信号(水平、垂直同期信号、及びドットクロック信号)を生成して映像信号とともに表示部6へ供給する。表示部6は、例えば液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどを用いて構成されており、タイミングコントローラ5からのタイミング信号とフレームレート変換された映像信号に基づいて映像の表示を行う。
図2は、本実施例に係るFRC3の一例を示している。図2において、解像度変換部2からの出力信号の1フレーム(ここでは、このフレームを現フレームF1とする)は、動きベクトル検出部31、及び画像メモリ4とアクセスするメモリI/F35に入力される。メモリI/F35は、現フレームF1をメモリI/F35と接続される画像メモリ4に出力して記憶させる一方、1フレーム前の期間において画像メモリ4に記憶された映像フレームのデータを前フレームF2として読み出す。この読み出された前フレームF2は、動きベクトル検出部31及び補間フレーム生成部33に出力される。
動きベクトル検出部31では、入力された現フレームF1のデータと前フレームF2データとを用いて、前述したFRC変換モード信号7によって指定されたFRC処理のモード(例えば上述した(1)〜(4)のFRC処理のいずれか)に対応した映像(物体)の動きベクトルMVを検出して出力する。動きベクトルの検出方法としては、従来から知られているブロックマッチング法や勾配法、位相限定相関法等が用いられる。ここでは、ブロックマッチング法を用いるものとし、その動きベクトルの検出の一例について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、現フレームF1と、これに時間的に連続する前フレームF2との間に補間フレームFI1を挿入する場合の動きベクトル検出の様子を示している。動きベクトルMVは、前フレームF2におけるある対象ブロック311が現フレームF1上のどこのブロックに動いたかを示すものとする。これらブロックは、ここではN×N画素の画素数を有するものとする。Nは整数であり、例えば2、4、8、16等の数字が選ばれる。
先ず、前フレームF2における対象ブロック311と空間的に同一位置にある(すなわち点対称の位置にある)ブロック315を基準にして、現フレームF1上に所定ブロック数の検索範囲314を設定する。ここで、検索範囲314のブロック数は、水平方向11個、垂直方向5個の計55ブロックであるものとし、検索範囲314において、基準ブロック315の位置の座標を(0,0)とする。次に、設定された検索範囲314の各ブロックと前フレームF2における対象ブロック311との差分値をそれぞれ演算する。続いて、この演算の結果、差分が最も小さい検索範囲314内のブロックを、前フレームF2における対象ブロック311の現フレームF1における移動先のブロックとして判定する。この移動先のブロックと前フレームF2における対象ブロック311とを結ぶ直線が、図3において破線で示された動きベクトルとなる。図3において、例えばブロック313を上記差分が最小のブロックとすると、前フレームF2の対象ブロック311が破線で示された動きベクトルMVの方向に従って、現フレームF1上のブロック313に移動したことになる。このときのブロック313の座標は(5,2)であり、この座標のデータが当該対象ブロック311についての動きベクトルMVに関する情報として取得される。
上記の検索範囲314の設定から動きベクトルMVの情報取得までの処理が前フレームF2の全てのブロックについて行われ、当該全ブロックのそれぞれについて動きベクトルMVが検出、設定される。尚、本実施例では複数の画素で構成されるブロック単位で動きベクトルを検出するようにしたが、上記の処理と同様な方法で画素毎に動きベクトルを検出してもよい。
このようにしてブロック単位で検出された動きベクトルMVは、補間フレーム生成部33と映像の特徴を抽出するための映像特徴抽出部32に出力される。補間フレーム生成部33は、この動きベクトルMVと現フレームF1及び前フレームF2とを用いて、FRC変換モード信号7にて指定されるFRC処理のモードに対応した補間フレームの生成処理を行う。この補間フレーム処理の一例について再び図3を参照して説明する。
図3において、例えば上記(1)のFRC処理を行う場合は、現フレームF1と前フレームF2との間に1枚の補間フレームFI1が挿入される。この場合、前フレームF2の対象ブロック311は、補間フレームFI1内のブロック312(以下補間ブロックと称する)を通って、現フレームF1のブロック313に移動するものと推定される。従って、補間ブロック312の画素データは、前フレームF2の対象ブロック311の画素データと、動きベクトルMVによって指し示されるブロック313の画素データとの中間値もしくは平均値を演算する処理、例えば線形補間処理や加重平均処理等のフィルタリング処理により求めることができる。この演算(フィルタリング処理)を前フレームF2の全ブロックについて行うことにより補間フレームFI1の全補間ブロックの画素データが求められ、動き適応型の補間フレームが作成される。
上記(2)のFRC処理を行う場合は、現フレームF1と前フレームF2との間に2枚の補間フレームFI1が挿入される。この場合、各補間フレームFI1と現フレームF1及び前フレームF2との時間的な距離に応じて線形補間処理が為される。例えば、2つの補間フレームFI1うち1つの補間フレームFI1と現フレームF1との時間的距離と、当該補間フレームFI1と前フレームF2との時間的距離との比率が2:1ならば、現フレームF1のブロック313に係数1/3を、前フレームF2のブロック311に係数2/3を乗算し、その結果を互いに加算する。
このような補間フレームの挿入枚数とその挿入位置、及び係数の設定は、上述したFRC変換モード信号7に応じて制御される。尚、上述した動きベクトルMVの検出及び補間フレームFI1の生成は、ソフトウェア的な処理で実行されるが、ハードウェア的な処理で実行してもよい。
上記のように補間フレームFI1は、フィルタリング処理により作成されるため高周波成分が低減されぼやけた映像となる。そこで本実施例は、上記のようにフィルタリング処理により作成された動き補償型の補間フレームを、補間フレームエンハンサ部である適応エンハンサ処理部34に供給し、ここで補間フレームの高周波成分を増加または強めるためのエンハンサ処理を行うようにしたものである。この適応エンハンサ処理部34の詳細については後述するものとする。
一方、映像特徴抽出部32は、上記のようにして検出された動きベクトルMVを用いて、映像の特徴を抽出する。本実施例では、映像の特徴として映像の動きに関する特徴を抽出するものとする。具体的には、映像、すなわち前フレームF2において検出された動きベクトルMV(座標が(0,0)以外の値を持つ動きベクトル)が所定ブロック数以上存在する場合に、当該映像に動きがあるとし、所定値未満の場合は動きが無いと判定することで当該映像の動きに関する特徴の情報を検出する。ここで動きの有無の判定基準となる所定ブロック数は、例えば前フレームF2の全ブロック数の約80〜90%程度とされるが、これ以外の値としてもよい。そして、動きがあると判定された場合は「1」を、無いと判定された場合は「0」の値を持つ、上記適応エンハンサ処理部34を制御するための制御信号SCを当該適応エンハンサ処理部34へ出力する。
適応エンハンサ処理部34は、入力された補間フレームFI1について、上記制御信号SCに基づいてその高周波成分を増加または強めるためのエンハンサ処理を行う。この適応エンハンサ処理部34の一具体例を、図4を参照しつつ説明する。
図4において、補間フレーム生成部33から出力された補間フレームFI1は、垂直ハイパスフィルタ341、水平ハイパスフィルタ342及び遅延部343に供給される。垂直ハイパスフィルタ341は補間フレームFI1から垂直方向の高周波成分(輪郭等のエッジ部分)を抽出し、水平ハイパスフィルタ342は同じく補間フレームFI1から水平方向の高周波成分を抽出することでエンハンス処理をしたい周波数成分が取り出される。ここでは、垂直ハイパスフィルタ341及び水平ハイパスフィルタ342の2つのハイパスフィルタを用いて高周波成分を抽出するようにしたが、いずれか一方を用いてもよい。
それぞれのハイパスフィルタ341、342によって抽出された垂直及び水平高周波成分は、加算器344に入力されて互いに加算される。加算器344によって加算された高周波成分は、エンハンサ処理部である非線形処理部345に供給される。
非線形処理部345は、例えば図5に示されるように、上記加算器344からの高周波成分からノイズを除去するためのノイズ除去処理を行うコアリング回路51、コアリング回路51からの出力信号を増幅するためのゲイン調整回路52、及び該ゲイン調整回路52で増幅された高周波成分に対し所定の制限をかけるための振幅リミッタ回路53を含んでいる。
各回路の処理または動作により、非線形処理部345は非線形な入出力特性を有している。その入出力特性の一例を示した図6を参照しつつ、非線形処理部345における各回路の処理について説明する。
図6において、横軸は非線形処理部345の入力信号のレベルを、縦軸は非線形処理部345の出力信号のレベルを示している。図6の横軸上「CORE」と示された範囲は、コアリング回路51において、当該範囲にある信号のレベルを0とするためのコアリング処理を行う対象となるレベルの範囲を示している。このレベルの範囲にある信号は微小な振幅を持つノイズ成分と見なし、当該信号のレベルを0とすることにノイズの除去を行う。これにより、後段のゲイン調整回路52でノイズ成分が増幅されることを防止する。以下、この範囲を「コアリング量」と呼ぶこととする。
ゲイン調整回路52は、ノイズ除去された高周波成分を図6に示された所定ゲイン量GAINに応じて増幅する。しかしながら、振幅リミッタ回路53によって、入力レベルがLIM1〜LIM2及び−LIM1〜−LIM2の範囲にある信号は、所定の制限レベル以上増幅されないように出力信号のレベルに制限がかけられ、過度なエンハンサ処理が抑制される。これにより、ダイナミックレンジ最大付近の大きな振幅の高周波成分に対して前記ゲイン調整回路52により過度に増幅されることが抑制され、かかる過度な増幅による白飛びや黒潰れという不具合が防止される。
以上の垂直ハイパスフィルタ341、水平ハイパスフィルタ342、非線形処理部345におけるコアリング回路51、ゲイン調整回路52及び振幅リミッタ回路53における各種処理を纏めて「エンハンサ処理」と呼び、このエンハンサ処理された高周波成分を以下では「エンハンス信号」と呼ぶこととする。
一方、遅延部343は例えばメモリで構成されており、上記垂直ハイパスフィルタ341、水平ハイパスフィルタ342及び非線形処理部345による各種処理にかかる時間とほぼ等しい遅延量で補間フレームFI1を遅延する。遅延部343で遅延された補間フレームFI1と非線形処理部345からのエンハンス信号は、加算器346により加算セル。これにより、高周波成分が増加または強調された補間フレームが生成される。
この補間フレームFI2と遅延部343で遅延された補間フレームFI1とのいずれか一方が、制御信号SCに応じてセレクタ347によって選択されて出力される。制御信号SCが「1」のとき、すなわち映像の動きがあるときは補間フレームFI2が選択され、制御信号SCが「0」のとき、すなわち映像の動きがないときは遅延された補間フレームFI1が選択される。
再び図2に戻り、適応エンハンサ部34のセレクタ347から出力された補間フレームFI1/FI2は、メモリI/F35に供給され、ここで画像メモリ4に記憶された前フレームF2と組み合わせ処理が為される。例えば、上述した(1)のFRC処理では、画像メモリ4に記憶された前フレームF2と適応エンハンサ部34から出力された補間フレームとを、入力映像信号の垂直周期の半分の周期で交互に出力する。このようにして、映像の動きに応じてエンハンサ処理が為された補間フレームと映像フレームとが組み合わされ、フレームレート変換された信号を出力する。このフレームレート変換された信号は、上述のようにタイミングコントローラ5を経由して表示部6で表示される。
このようにして、本実施例では、入力された映像に動きがある場合はエンハンサ処理部345により補間フレームの高周波成分を増加もしくは強調する処理をするので、動きがある場合に特に大きくなる補間フレームのぼやけやフリッカが軽減される。動きが無い場合はフィルタリング処理が行われない(この場合は補間ブロック312データとして、前フレームF1の対象ブロックコピーしたものを用いる)か、行われてもその高周波成分への影響は少ないので、エンハンサ処理を施すとなく補間フレームをそのまま出力するようにしている。
このため、本実施例によれば、動きが大きい映像において、補間フレーム生成のためのフィルタリング処理による高周波成分の低減された場合でも、当該補間フレーム高周波成分を増加させることでフレームレート変換された信号のぼやけ感やフリッカを軽減することができ、高画質なフレームレート変換映像を得ることができる。
次に、本発明の第2実施例について図7〜10を参照しつつ説明する。
図7は、本発明に係る適応エンハンサ処理部の第2実施例を示しており、同図においては符号34―2で示している。図7において、図4で説明した第1実施例と同じ構成要素については同一の番号を付して重複した説明を省略する。
上記第1実施例は、映像特徴抽出部32からの動きの有無の信号によりエンハンサ処理された補間フレームの使用の有無を制御した。一方、この第2実施例は、映像特徴抽出部32では動きの有無のみならず動き量の大きさも映像の特徴として検出し、この動き量の大きさを示す制御信号SCにより、適応エンハンサ処理部34−2に含まれる垂直及び水平ハイパスフィルタのフィルタ特性、並びに非線形処理部におけるゲイン調整回路52のエンハンス量(高周波成分の増幅度)、ノイズ除去回路51のコアリング量及び振幅リミッタ回路53におけるリミッタ範囲を可変制御するものである。このように、本第2実施例では映像特徴抽出部32、ノイズ除去回路51、ゲイン調整回路52及び振幅リミッタ回路53の構成も異なっているが、ここでは図示しないものとする。
ここで、上記映像の動き量は、映像特徴抽出部32において、例えば検出された動きベクトルMVのヒストグラム(以下、ベクトルヒストグラムと称する)を作成することにより求めることができる。このベクトルヒストグラムは、映像1フレームにおける動きベクトルの度数分布を示すものであり、その一例を図8に示す。
図8のベクトルヒストグラムにおいて、X軸は例えば図3に示された検索範囲314の水平方向に対応し、Y軸は検索範囲314の垂直方向に対応する。かかるベクトルヒストグラムは、上述した前フレームF2のブロック毎に検出された動きベクトルMVの座標データを用いて、検索範囲314の各座標データを持つ動きベクトルが検出されたブロックの数を前フレームF2の全体にわたってカウント(積算)することにより求められる。これにより、各座標に対応した動きベクトルの1フレーム中における出現度数を算出することができる。このベクトルヒストグラムから、所定カウント値以上のカウント数(出現度数)を持つ動きベクトルの座標を求め、これから動き量の大きさを判定する。例えば、座標のxの絶対値が4以上の動きベクトルのカウント数が所定カウント値(例えば40000)以上であれば、そのフレームの動き量は「大」と判定する。また、例えば座標のxの絶対値が2〜3またはyの絶対値が2の動きベクトルのカウント数が所定カウント値以上であれば、そのフレームの動き量は「中」と判定する。また、例えば座標のxの絶対値が1でかつyの絶対値が0〜1の動きベクトルのカウント数が所定カウント値以上であれば、そのフレームの動き量は「小」と判定する。x、yとも0の動きベクトルが所定カウント値以上であれば、そのフレームは「動き無し」と判定する。
尚、上記のベクトルヒストグラム及び検索範囲314のx、yの値は、説明及び図示の簡略化のためにそれぞれ±5、±2としたが、実際に装置へ適用する際は、xは±30〜100、yは±10〜50程度とすることが好ましい。また、動き量の大きさを判定するためのx、yの値は上記の例に限定されるものではなく、実際の装置への適用に応じて適宜変更され得ることは言うまでもない。
図8に示されるベクトルヒストグラムの例では、座標(−3,0)及び(−2,−1)のカウント数が所定カウント値(40000)を超えている。このうち例えばいずれかカウント数の大きいほうの座標の値によりそのフレームの映像の動き量を判定する。ここでは、座標(−3,0)のカウント数の方が大きいので、そのフレームの映像の動き量は「中」判定され、その判定された動き量の情報が当該映像の特徴として抽出される。
このようにして映像特徴抽出部32で抽出された映像の動き量の大きさを示す情報を、制御信号SCとして図9に示された適応エンハンサ処理部34−2の垂直ハイパスフィルタ371、水平ハイパスフィルタ372及び非線形処理部375へ出力する。
以下、第2実施例に係る適応エンハンサ処理部34−2について、上述した第1実施例と異なる部分の動作を、更に、本実施例にかかるフィルタ特性の一例を示す図9、及びエンハンス処理の切り替え動作の一例を示す図10を参照しつつ説明する。
図9において、垂直ハイパスフィルタ371及び水平ハイパスフィルタ372は、それぞれ映像特徴抽出部34からの制御信号SCによってそのフィルタ特性が可変される構成とされている。例えば、図9(A)に示される第1フィルタ特性と(B)に示される第2フィルタ特性の2種類のフィルタ特性を垂直ハイパスフィルタ371及び水平ハイパスフィルタ372のそれぞれに持たせ、これを映像特徴抽出部34からの制御信号SCにより切り替え制御する。ここで、第1フィルタ特性は、第2フィルタ特性に比べて遮断周波数(カットオフ周波数)付近の信号に対する利得特性曲線の傾きが緩やかとされている。
ここで、動きベクトル検出においては、一般的に動き量が小さい(動きが遅い)場合より、動き量が大きい(動きが早い)場合の方が動きベクトルを誤検出する可能性が高くなる傾向がある。従って、動き量が小さい場合(例えば画面中を横断するのに要する速度が20秒以上:20[秒/画面])は、動きベクトルの誤検出率は低く、上述した補間フレーム生成部33におけるフィルタリング処理による高周波成分の劣化も少ない。この場合は、水平及び垂直ハイパスフィルタ371、372の特性に関してはタップ数の少ないフィルタ、つまり図9(A)に示すようなカットオフ周波数付近では特性曲線が緩やかな(換言すれば遮断特性が緩慢な)第1フィルタ特性を持つフィルタ用いて高周波部分を取り出す。
このとき、非線形処理部375のゲイン調整回路51における増幅度(エンハンス量)は、制御信号SCによって図10に示されるように0.5に制御される。非線形処理部375のコアリング回路52及び振幅リミッタ回路53も制御信号SCによって制御され、図10に示されるように、コアリング量は「大」とされリミッタ範囲も「広」とされる。
本例において、動きが遅い映像について上述のような制御とするのは、次の理由による。すなわち、上述のように動き量が小さい映像は高周波成分の劣化が少なく、またノイズや白とびなどが目につきやすいので、高周波成分の強調はあまり大きくせず、高周波成分の強調効果よりも映像のエッジ部前後におけるの平坦部へのノイズや白とびの発生の抑制を優先させるためである。
動き量が大の場合(例えば9[秒/画面]以下)は、動きベクトルの誤検出は高いが、この速度になると撮影時の元画像も既にぼやけているため、補間フレーム生成部33におけるフィルタリング処理による高周波の劣化はそれ程大きくはない(目立たない)。従ってこの場合は、水平及び垂直ハイパスフィルタ371、372のフィルタ特性及びゲイン調整回路51におけるエンハンス量については、ともに上記動き量が小の場合と同じ制御でよい。また動きの早い映像はノイズや白とびが目につきにくいため、図10に示されるように、制御信号SCによってコアリング量は「小」とされ、リミッタ範囲は「狭」とされる。
一方、動き量が中の場合(例えば10[秒/画面]以上)は、動きベクトルの誤検出率はそれなりに高く、且つ補間フレーム生成部33にけるフィルタリング処理による高周波成分の劣化が最も大きい。従って、水平及び垂直ハイパスフィルタ371、372のフィルタ特性については、タップ数の多いフィルタ、つまり図9(B)に示すようなカットオフ周波数付近では特性曲線が急峻な(換言すれば遮断特性が急峻な)フィルタを用いて高周波成分を精度良く取り出す。
このとき、非線形処理部375のゲイン調整回路51における増幅度(エンハンス量)は、制御信号SCによって図10に示されるように2.0に制御され、高周波成分の強調が大きくされる。非線形処理部375のコアリング回路52及び振幅リミッタ回路53も制御信号SCによって制御され、図10に示されるように、コアリング量は「中」とされリミッタ範囲も「中」とされる。
また、画面上の動き量がない、つまり静止画の場合は、動きベクトルは0が検出されるのが通常であり、補間フレーム生成部33によるフィルタリング処理による高周波劣化も基本的には発生しない。従ってこの場合は、制御信号SCにより、垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372による高周波成分の抽出処理行わないように制御するとともに、ゲイン調整回路51におけるエンハンス量を0に制御してエンハンス処理を行わない。また、コアリング回路52のコアリング量及び振幅リミッタ回路53のリミッタ範囲は、それぞれ動き量が小さい場合と同じとする。
上述のようにしてエンハンサ処理されたエンハンス信号は、加算器236において遅延器343で遅延されたエンハンサ処理されない信号と加算される。ここで、第2実施例と異なる点は、セレクタ347を削除し、加算器236で加算された信号を直接出力する点である。本第3実施例では、制御信号SCで動きが無い場合は垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372及び非線形処理部375でエンハンサ処理を行わないように制御するため、セレクタ347を不要としている。
このように本実施例によれば、映像の動きの有無のみならず、動きが有る場合にその動き量の大きさに応じて適応的にエンハンサ処理を行うことができ、補間フレームについて映像の動き量に適した高周波成分の強調効果を得ることができる。
また本実施例においては、ハイパスフィルタの特性を2種類としたが、これに限るものではなく、3種類以上の特性を用意してこれを切替るようにしてもよい。また、ハイパスフィルタに関しては、ラプラシアン等の微分オペレータを利用し、その適用強度を動きの特徴に応じて可変する構成としてもよい。
また、上記の例では動き量が小さい場合と大きい場合とで同じエンハンサ量を用いたが、これを異ならせるようにしてもよい。
尚、上記の例では振幅リミッタ回路53のリミッタ範囲を制御信号SCにより制御したが、上述した出力信号の制限レベルを制御するようにしてもよいし、リミッタ範囲と制限レベルの両方を制御するようにしてもよい。制限レベルを制御する場合は、例えば映像の動きが無いもしくは遅いときは制限レベルを小さくし、動きが速いときは制限レベルを大きくする。また動きが中のときは、制限レベルを動きが無いまたは遅い場合と速いときの中間の値とする。また、上記の例ではコアリング量、増幅度、リミッタ範囲及び/または制限レベルをそれぞれ制御するようにしたが、少なくとも増幅度を制御すればよく、他については制御しなくてもよいし、またいずれか一方のみを制御してもよい。
次に、本発明に係る第3実施形態について、図11を参照しつつ説明する。回路構成などについては、図7に示された第2実施例と同様である。
図11は、第3実施例にかかる映像の動きに応じたエンハンス処理制御の一例を示している。第2実施例では、映像の動き量の大きさに応じてエンハンサ処理を制御したが、第3実施例では、映像の特徴として、動き量の大きさの他に1フレームにおける動きベクトルの種類(方向)及びその種類の数を検出してエンハンス処理を制御することを特徴としている。尚、図11では、フィルタ特性とエンハンス量についてのみエンハンス処理制御の内容を示すものとする。
映像特徴抽出部32では、図8に示されたベクトルヒストグラムを用いて、第2実施例の最初の例で説明したカウント値(40000)よりも例えば大きなカウント値(第2所定カウント値)を超える出現頻度をもつ動きベクトルMVが、ある一定期間(例えば数十フレーム)存在するかどうかを判定する。ここで、この第2所定カウント値は、例えば1フレームの全ブロック数の80〜90%程度に設定される。この第2所定カウント値を超えた動きベクトルMVが数十フレームにわたって存在する場合は、当該フレームは、画面全体が一定方向(第2所定カウント値を超えた出現頻度を持つ動きベクトルMVの座標の方向)にスクロールするいわゆるパン映像であると判定する。そして映像特徴抽出部32は、映像の特徴として「画面全体スクロール」を示す制御信号SCを適応エンハンサ部34の垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372及びゲイン調整回路51へ出力し、垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372の特性を、タップ数の多い図9(B)の特性とし、ゲイン調整回路51のエンハンサ量(増幅度)を2.0とするように制御する。コアリング量とリミッタ範囲は、第2所定カウント値を超えた出現頻度を持つ動きベクトルMVがどの座標であるかを判定してその動き量の大きさを検出し、図10の例と同様な値で制御される。
また、第2所定カウント値小さい第3カウント値(例えば1フレームの全ブロック数の10〜30%)を設定しておき、これを超える動きベクトルMVが一つのみ、ある一定期間(例えば数十フレーム期間)存在する場合は、当該フレームは、画面の一部が一定方向(第3所定カウント値を超えた出現頻度を持つ動きベクトルMVの座標の方向)にスクロールする映像であると判定する。そして映像特徴抽出部32は、映像の特徴として「画面一部スクロール」を示す制御信号SCを適応エンハンサ部34の垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372及びゲイン調整回路51へ出力し、垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372の特性を、タップ数の多い図9(B)の特性とし、ゲイン調整回路51のエンハンサ量(増幅度)を1.0とするように制御する。コアリング量とリミッタ範囲の制御は上記と同様である。
上記第3カウント値を超える動きベクトルMVが複数個存在する場合は、当該フレームは、画面中に複数の動きが存在すると判定する。そして映像特徴抽出部32は、映像の特徴として「複数動き」を示す制御信号SCを適応エンハンサ部34の垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372及びゲイン調整回路51へ出力し、垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372の特性を、タップ数の少ない図9(A)の特性とし、ゲイン調整回路51のエンハンサ量(増幅度)を0.5とするように制御する。コアリング量とリミッタ範囲の制御は上記と同様である。
また映像の動き量が大きい場合、例えばベクトルヒストグラムにおいて、座標のxの絶対値が5の動きベクトルの出現頻度が所定カウント値を超える場合は、当該フレームは、高速で動いている映像と判定する。映像特徴抽出部32は、映像の特徴として「高速動き」を示す制御信号SCを適応エンハンサ部34の垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372及びゲイン調整回路51へ出力し、図10の動き量「大」の制御と同様に、垂直及び水平ハイパスフィルタ371、372の特性をタップ数の少ない図9(A)の特性とし、ゲイン調整回路51のエンハンサ量(増幅度)を0.5とするように制御する。コアリング量とリミッタ範囲の制御も図10の動き量「大」の制御と同様である。
このように本実施例によれば、映像の動き量のみならず、動きが有る場合にその種類(方向)とその種類の数に応じて適応的にエンハンサ処理を行うことができ、補間フレームについて映像の動きの方向に適した高周波成分の強調効果を得ることができる。
また本実施例においても、ハイパスフィルタの特性を2種類としたが、これに限るものではなく、3種類以上の特性を用意してこれを切替るようにしてもよい。
続いて本発明に係る第4実施例について、図12及び図13を参照して説明する。
図12は、本発明の第4実施例であるFRC3の一例を示すブロック図であり、符号3−1で示してある。図12において、図2に示した構成要素と同一の構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
第1〜第3実施例では、映像特徴抽出部32により映像の特徴として映像の動きに関する特徴を抽出したが、本実施例は、映像の動きに関する特徴に加えて映像フレームのエッジ(輪郭)に関する特徴も抽出し、これにより適応エンハンサ部34を制御するようにしたことを特徴としている。
以下、上述した第1〜3実施例と異なる部分についてその動作を説明する。本実施例は、図2に示された第1実施例のブロック図に、ハイパスフィルタ121とカウンタ122とを新たに追加したものである。
ハイパスフィルタ121は、前フレームF2から当該フレームのエッジ成分、すなわち高周波成分を抽出するように構成されており、第2〜3実施例における非線形処理部345と同様に、垂直方向と水平方向のエッジ成分を抽出するための2つのハイパスフィルタを含んでいる。また、そのフィルタ特性は、図10(A)、(B)のいずれかのものを適用するハイパスフィルタ121により抽出されたエッジ成分に対応する画素をカウントするように動作する。このカウンタの動作により当該前フレームF2中にどのくらいのエッジ成分を含んでいるか、すなわちエッジに関する特徴を検出することができる。例えば、格子状の映像や文字を多く含む映像はエッジ成分が高くなり、カウンタ122のカウンタ値も大きくなる。このカウンタ122のカウンタ値は、映像特徴抽出部321に出力される。
映像特徴抽出部321では、前記カウント値が所定閾値以上であればエッジ成分を多く含む高エッジ映像、所定閾値未満であればエッジ成分が少ない低エッジ映像であると判定し、そのエッジ成分に関する情報を別に抽出された動き量に関する情報とともに制御信号SCとして適応エンハンサ部34へ出力する。
この本実施例に係る制御信号SCに対応したエンハンサ処理の制御内容は、例えば図13に示されている。すなわち本実施例においては、エッジ成分が低い場合は映像の動きが無い場合と同様にエンハンサ処理を行わず、エッジ成分が高い場合は、図10と同様に動き量に応じたエンハンサ処理を行う。本実施例では、エッジ成分が低い映像は補間フレーム作成時におけるフィルタリング処理による高周波成分(エッジ成分)の劣化が少ない(あまり目立たない)ため、エッジ成分が低いときは上述のようにエンハンサ処理を実行しないようにしているが、例えばエンハンサ量が0.1〜0.3程度の少な目のエンハンサ処理を行ってもよい。
以上のように本実施例では、映像の動きに関する特徴のみならず、映像のエッジ成分に関する特徴に応じてエンハンサ処理を制御しているので、補間フレームに対して映像の動きとエッジ成分の量に応じた適切なエンハンサ処理を行うことができる。
続いて本発明に係る第5実施例について、図14〜図16を参照して説明する。
図14は、本発明の第5実施例であるFRC3の一例を示すブロック図であり、符号3−2で示してある。図14において、図2に示した構成要素と同一の構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
第1〜第3実施例では映像特徴抽出部32により映像の動きに関する特徴を抽出したが、本実施例は、映像の動きに関する特徴に加えて映像の周波数成分に関する特徴も抽出し、これにより適応エンハンサ部34を制御するようにしたことを特徴としている。
以下、上述した第1〜3実施例と異なる部分についてその動作を説明する。本実施例は、図2に示された第1実施例のブロック図に、ブロック化処理部141と映像の周波数解析を行うためのFFT(Fast Fourier Transform)演算部142とを新たに追加したものである。
ブロック化処理部141では、入力された前フレームF2に対して、動きベクトル検出部31と同様にN×N(Nは整数)のブロック化を行い、このブロック単位でFFT演算部142にてFFT処理を行い、その周波数成分毎の強度を求めて周波数スペクトルを演算し、その演算結果を映像特徴抽出部322に出力する。尚、前記ブロック化処理は、動きベクトル検出部31と共通化してもよい。
映像特徴抽出部322では、FFT演算部142で演算された各周波数成分の強度を示す周波数スペクトルから、ブロック毎に所定周波数成分以上(すなわち高周波成分)の強度を抽出し、対象ブロック内の映像が高周波成分を所定閾値以上含むか否かの判定を行う。以下では、高周波成分を所定閾値以上含むブロックを「高周波ブロック」と呼ぶこととする。次に、動きベクトル検出部31で検出された動きベクトルMVを用いて、高周波ブロックが補間フレーム上のどこに位置するかを判定する。この高周波ブロックの位置判定について図15を例にして説明する。
動きベクトル検出部31で、例えば図15に示されるように前フレームF2におけるブロック151が現フレームF1のブロック153に移動したことを示す動きベクトルMVが検出されたとする。このベクトルMVは補間フレームFI1の補間ブロック152を通過するので、前フレームF2のブロック151は、検出された動きベクトルMVが指し示す方向に従い補間フレームFI1の補間ブロック152に移動したと推定される。従って、前フレームF2のブロック151が高周波ブロックであったとすると、この高周波ブロックは、補間フレームFI1上の補間ブロック152の位置に移動したと判定できる。
映像特徴抽出部322では、このような処理により高周波ブロックの補間フレーム上での位置情報を検出する。そして、この検出された位置情報に基づき、前フレームF2の高周波ブロックと位置的に対応する補間ブロック152ついては、制御信号SCを適応エンハンサ処理部34に出力してエンハンサ処理が実行される。一方、高周波成分が所定閾値以下の低周波ブロックについては、エンハンサ処理を停止するための制御信号SCを適応エンハンサ処理部34に出力する。この本実施例に係るエンハンサ処理の制御の態様が図16に示されるよ。この図16から明らかなように、高周波ブロックに対しては図10と同様なエンハンサ処理、すなわち映像の動き量に応じたエンハンサ処理が行われ、低周波ブロックに対してはフィルタリング処理に伴う高周波成分の劣化が少ないので動きが無い映像と同様にエンハンサ処理を行われない。
以上のように本実施例よれば、映像の特徴として、動き量の情報のみならず映像の周波数成分を検出してエンハンサ処理を制御しているので、映像の周波数スペクトルに応じた適切なエンハンサ処理を行うことができる。さらに、本実施例においては、かかるエンハンサ処理をブロック単位で行っているため、より高精度なきめの細かいエンハンサ制御が可能となる。
本発明の実施形態が適用される表示装置の一例を示すブロック図。 本発明の第1実施例に係るFRC部3の一構成例を示すブロック図。 ブロックマッチング法による動きベクトルの検出及び補間フレームを生成する処理の一例を説明する図。 本発明の第1実施例に係る適応エンハンサ処理部34一構成例を示す図。 本発明の第1実施例に係る非線形処理部345の一例を示す図。 本発明の第1実施例に係る非線形処理部345の入出力特性の一例を示す図。 本発明の第2実施例に係る適応エンハンサ処理部34の一構成例を示す図。 映像特徴抽出部32で作成されるベクトルヒストグラムの一例を示す図。 垂直及び水平ハイパスフィルタのフィルタ特性の一例を示す図。 本発明の第2実施例に係るエンハンサ処理の制御内容を示す図。 本発明の第3実施例に係るエンハンサ処理の制御内容を示す図。 本発明の第4実施例に係るFRC部の一構成例を示すブロック図。 本発明の第4実施例に係るエンハンサ処理の制御内容を示す図。 本発明の第5実施例に係るFRC部の一構成例を示すブロック図。 前フレームにおける高周波ブロックの補間フレーム上での位置を特定するための方法を示す図。 本発明の第5実施例に係るエンハンサ処理の制御内容を示す図。 フレームレート変換処理によるフリッカ発生の原理を示す図。
符号の説明
1…入力映像信号、2…解像度変換部、3…フレームレート変換処理部、4…画像メモリ、5…タイミングコントローラ、6…表示部、7…FRC変換モード信号、31…動きベクトル検出部、32…映像特徴抽出部、33…補間フレーム生成部、34…適応エンハンサ部、35…メモリI/F、341…垂直ハイパスフィルタ、342…水平ハイパスフィルタ、344、346…加算器、345…非線形処理部、347…セレクタ、51…コアリング回路、52…ゲイン調整回路、53…振幅リミッタ回路、F1…現フレーム、F2…前フレーム、FI1…補間フレーム、SC…制御信号、MV…動きベクトル。

Claims (17)

  1. 入力映像信号に含まれる第1フレームと、該第1フレームに対して時間的に過去の第2フレームを用いて、画素もしくは所定のブロック単位で映像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、前記動きベクトル検出部からの動きベクトルを用いて、前記第1フレーム及び第2フレームの画素情報をフィルタリング処理して補間フレームを作成する補間フレーム生成部とを有し、前記補間フレーム生成部で生成された補間フレームと前記入力信号のフレーム列とを組み合わせて入力映像信号のフレームレートを変換するように構成された映像信号処理装置において、
    前記補間フレーム生成部で生成された補間フレームに対して、該補間フレームの高周波成分を増加させるためのエンハンス処理を行う補間フレームエンハンサ部を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 請求項1記載の映像信号処理装置において、前記補間フレームエンハンサ部は、前記動きベクトル検出部によって検出された動きベクトルに基づいて、補間フレームエンハンサ部が制御されることを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 請求項1記載の映像信号処理装置において、更に、前記補間フレームエンハンサ部によりエンハンサ処理がされない第1補間フレームと、エンハンサ処理がされた第2補間フレームとのいずれかを選択して、前記入力映像信号のフレーム列と組み合わせる補間フレームとして出力するセレクタ部を備え、
    前記セレクタ部は、前記動きベクトルが検出されたブロック数または画素数が所定値より大きいときは前記第1補間フレームを選択し、前記動きベクトルが検出されたブロック数または画素数が所定値以下のときは前記第2補間フレームを選択することを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 請求項1記載の映像信号処理装置において、更に、映像の特徴を抽出して前記補間フレームエンハンサ部におけるエンハンサ量を制御する映像特徴抽出部を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  5. 請求項4記載の映像信号処理装置において、
    前記映像特徴抽出部は、前記動きベクトル検出部で検出された前記動きベクトルから、前記映像の特徴として映像の動き量を抽出し、
    該映像の動き量が第1所定値以下の場合は第1エンハンサ量とし、
    前記映像の動き量が前記第1所定値よりも大きく、かつ第2所定値以下の場合は前記第1エンハンサ量よりも大きい第2エンハンサ量とし、
    前記映像の動き量が前記第2所定値よりも大きい場合は、前記第2エンハンサ量よりも小さい第3エンハンサ量とするように、
    前記エンハンサ量を制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  6. 請求項5記載の映像処理装置において、前記第1エンハンサ量と第3エンハンサ量が等しいことを特徴とする映像信号処理装置。
  7. 請求項4記載の映像信号処理装置において、
    前記映像特徴抽出部は、前記動きベクトル検出部で検出された前記動きベクトルから、前記映像の特徴として、1フレームにおける前記動きベクトルが検出された画素数もしくはブロック数、及び前記動きベクトルの向きを抽出し、更に、
    同一方向を向く前記動きベクトルが検出された1フレーム内の画素数もしくはブロック数が所定数以上のときは第1エンハンサ量とし、当該画素数もしくはブロック数が所定値未満のときは前記第1エンハンサ量よりも小さい第2エンハンサ量とすることを特徴とする映像信号処理装置。
  8. 請求項7記載の映像信号処理装置において、1フレームにおける、互いに異なる方向を向く動きベクトルが検出された画素もしくはブロックの数が、それぞれ所定値以上の場合は、前記第2エンハンサ量よりも小さい第3エンハンサ量とすることを特徴とする映像信号処理装置。
  9. 請求項4記載の映像信号処理装置において、
    更に、映像のエッジ成分を検出するエッジ検出部を備え、
    前記映像特徴抽出部は、前記動きベクトル検出部で検出された前記動きベクトルから、前記映像の特徴として映像の動き量を抽出するとともに、前記エッジ検出部で検出された前記エッジ成分から、前記映像の特徴として前記エッジ成分を含む画素数を抽出し、更に、前記映像の動き量と前記エッジ成分を含む画素数との組み合わせに応じて前記エンハンサ量を制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  10. 請求項9記載の映像信号処理装置において、
    前記映像特徴抽出部は、前記エッジ成分を含む画素数が所定数以下のときは前記エンハンサ量を0とし、前記エッジ成分を含む画素数が前記所定数より多いときは、
    前記映像の動き量が第1所定値以下の場合は第1エンハンサ量とし、
    前記映像の動き量が前記第1所定値よりも大きく、かつ第2所定値以下の場合は前記第1エンハンサ量よりも大きい第2エンハンサ量とし、
    前記映像の動き量が前記第2所定値よりも大きい場合は、前記第2エンハンサ量よりも小さい第3エンハンサ量とするように、
    前記エンハンサ量を制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  11. 請求項4記載の映像信号処理装置において、
    更に、映像の周波数成分毎の強度を検出する周波数解析部を備え、
    前記映像特徴抽出部は、前記動きベクトル検出部で検出された前記動きベクトルから、前記映像の特徴として映像の動き量を抽出するとともに、前記周波数変換部で得られた周波数解析の結果から、前記映像の特徴として高周波成分の強度を抽出し、更に、前記映像の動き量と前記高周波成分の強度の組み合わせに応じて前記エンハンサ量を制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  12. 請求項11記載の映像信号処理装置において、
    前記映像特徴抽出部は、前記高周波成分の強度が所定値以下のときは前記エンハンサ量を0とし、前記高周波成分の強度が前記所定値より多いときは、
    前記映像の動き量が第1所定値以下の場合は第1エンハンサ量とし、
    前記映像の動き量が前記第1所定値よりも大きく、かつ第2所定値以下の場合は前記第1エンハンサ量よりも大きい第2エンハンサ量とし、
    前記映像の動き量が前記第2所定値よりも大きい場合は、前記第2エンハンサ量よりも小さい第3エンハンサ量とするように、
    前記エンハンサ量を制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  13. 請求項12記載の映像信号処理装置において、前記周波数解析部は、映像の領域毎に前記周波数解析を行い、前記映像特徴抽出部は、前記領域毎に前記エンハンサ量を制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  14. 請求項1〜13記載の映像処理装置によってフレームレート変換された映像を表示するための表示部を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  15. フレームレート変換方法において、
    入力映像信号に含まれる第1フレームと、該第1フレームに対して時間的に過去の第2フレームを用いて、画素もしくは所定のブロック単位で映像の動きベクトルを動きベクトル検出部により検出するステップと、
    前記検出された動きベクトルを用いて、補間フレーム生成部により前記第1フレーム及び第2フレームの画素情報をフィルタリング処理して補間フレームを作成するステップと、
    前記補間フレームに対して該補間フレームの高周波成分を増加させるためのエンハンス処理を補間フレームエンハンサ部により行うステップと、
    前記エンハンス処理が為された前記補間フレームを、前記入力信号のフレーム列と組み合わせて入力映像信号のフレームレートを変換するステップと、
    を有することを特徴とするフレームレート変換方法。
  16. 請求項15記載のフレームレート変換方法において、前記エンハンス処理のエンハンス量が、映像の特徴に応じて制御されることを特徴とするフレームレート変換方法。
  17. 請求項16記載のフレームレート変換方法において、前記映像の特徴は、映像の動き量、前記動きベクトルの向き、前記動きベクトルが検出された画素もしくはブロックの数、所定値以上のエッジ成分を持つ画素数、映像に含まれる高周波成分の強度の少なくとも一つを含むことを特徴とするフレームレート変換方法。
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