JP2009010517A - 画像処理装置、映像受信装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、映像受信装置および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 輝度変化が少ないプレーンな画像にはスムージング処理の効果が大きく表れるような補正量を設定し、輝度変化が大きい画像にはスムージング処理の効果が小さくなるような補正量を設定することができる。
【解決手段】 画像処理装置を有する映像表示装置は、画像を構成する各画素の輝度信号を入力し、この入力した輝度信号のレベル毎に画素数を計数したヒストグラムデータを取得し、この取得したヒストグラムデータに基づいて前記輝度信号のレベルの変化量に対する補正量を設定し、処理対象とする画素近傍における輝度信号のレベルの変化量を前記補正量に基づいて補正し、この補正された輝度信号のレベルの変化量により前記処理対象とする画素について前記入力した輝度信号のレベルを補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像を処理する画像処理装置、画像処理方法、および、前記画像処理装置を有する映像受信装置などに関する。
従来、表示装置に表示する映像を鮮明にするために、映像信号に対して補正処理が施されることがある。たとえば、表示映像におけるざらつき等を抑制するための画像処理技術としては、スムージング処理が知られている。このスムージング処理に関わる技術としては、画像における局所領域にスムージング処理を施す技術が開示されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、効果的な処理を施すことができない場合がある。たとえば、画像におけるプレーンな領域内に僅かな階調の段差が存在することがある。このような階調の段差(境界)はマッハバンドの原因となる。異なる階調が空間内に連続して配置された場合、階調間の相違が僅かであっても、その境界が縞模様として認識される。マッハバンドは、特に、離散データで構成されるデジタル映像において発生し易い。このような現象は、特許文献1に記載の技術では、解消することができない。
特開平8−16776号公報
本発明の一形態では、各画像領域における特性に応じた最適なスムージング処理を実現することができる画像処理装置、画像処理方法および映像受信装置を提供することを目的とする。
この発明の一形態としての画像処理装置は、画像を構成する各画素の画素信号を入力する入力手段と、この入力手段により入力した画素信号のレベル毎に画素数を計数したヒストグラムデータを取得する取得手段と、この取得手段により取得したヒストグラムデータに基づいて前記画素信号のレベルの変化量に対する補正量を設定する設定手段と、処理対象とする画素近傍における画素信号のレベルの変化量を前記設定手段により設定されている補正量に基づいて補正する第1の補正手段と、この第1の補正手段により補正された画素信号のレベルの変化量により前記処理対象とする画素について前記入力手段により入力した画素信号のレベルを補正する第2の補正手段とを有する。
この発明の一形態としての映像表示装置は、放送信号を受信し、映像信号に変換する受信手段と、前記受信手段により得られた映像信号の各フレームの画像を構成する各画素の所望の画素信号を分離する分離手段と、この分離手段により得られた画素信号のレベル毎に画素数を計数したヒストグラムデータを取得する取得手段と、この取得手段により取得したヒストグラムデータに基づいて前記画素信号のレベルの変化量に対する補正量を設定する設定手段と、処理対象とする画素近傍における画素信号のレベルの変化量を前記設定手段により設定されている補正量に基づいて補正する第1の補正手段と、この第1の補正手段により補正された画素信号のレベルの変化量により前記処理対象とする画素について前記分離手段により得られた画素信号のレベルを補正する第2の補正手段とを有する。
この発明の一形態としての画像処理方法は、画像処理装置に用いられる方法であって、画像を構成する各画素の画素信号を入力し、この入力した画素信号のレベル毎に画素数を計数したヒストグラムデータを取得し、この取得したヒストグラムデータに基づいて前記画素信号のレベルの変化量に対する補正量を設定し、処理対象とする画素近傍における画素信号のレベルの変化量を前記補正量に基づいて補正し、この補正された画素信号のレベルの変化量により前記処理対象とする画素について前記入力した画素信号のレベルを補正する。
本発明の一形態によれば、各画像領域における特性に応じた最適なスムージング処理を実現することができる画像処理装置、画像処理方法および映像受信装置を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置(画像処理装置、映像受信装置)10の構成例を示すブロック図である。映像表示装置10は、図1に示すように、チューナ11、MPEGエンコーダ12、デコーダ13、信号分離部14、スムージング処理部15、ヒストグラム取得部16、プロセッサ17、表示制御部18、表示部19などを備えている。
チューナ11は、放送信号を受信し、特定の放送チャンネルを選択して、その放送信号を出力する。エンコーダ12は、チューナ11から出力される放送信号をMPEG(Moving Picture Experts Group)2等の圧縮符号化データに符号化する。デコーダ13は、エンコーダ12から出力される圧縮符号化データを表示部19で表示可能な形式の信号(映像信号)に復号する。本実施の形態の映像表示装置10において、チューナ11、MPEGエンコーダ12およびデコーダ13は、受信手段として機能する。
信号分離部14は、映像信号に含まれる各フレームの画像を構成する各画素の輝度信号Y、色信号Cr、Cbに分離する。本実施の形態の映像表示装置10において、信号分離部14は、分離手段として機能する。輝度信号Yは画像の輝度を表す画素信号である。色信号Cr、Cbは、それぞれ、B−Y色差信号、およびR−Y色差信号であり、画像の色差を表す画素信号である。輝度信号Y、色信号Cr、Cbは、それぞれ、画素毎の輝度、色を表す信号を含む。各画素信号は、表示部19での表示の単位たる画素を制御する信号である。
スムージング処理部15は、映像信号に対してスムージング処理を施すものであり、垂直処理部105および水平処理部106を有している。本実施の形態の映像表示装置10において、スムージング処理部15は、第1の補正手段および第2の補正手段として機能し、画像内の輝度変化が微小なプレーンな領域における階調の段差を低減する。
垂直処理部105は、信号分離部14から出力される輝度信号Yを処理して、画像垂直方向での階調の段差を低減する。水平処理部106は、垂直処理部105で処理された輝度信号Yを処理して、画像水平方向での階調の段差を低減する。後述のように、輝度信号Yに加え、色信号Cr、Cbを処理しても良い。ここでは、垂直方向、水平方向の順に輝度信号Yを処理している。この処理の順番を逆にしたり、並行的に処理したりすることも可能である。なお、垂直処理部105、水平処理部106の詳細は後述する。
ヒストグラム取得部16は、画像を構成する各画素を輝度レベル毎に計数したヒストグラムデータを生成するものである。本実施の形態の映像表示装置10において、ヒストグラム取得部16は、ヒストグラムを取得する取得手段として機能し、信号分離部14で分離された各画素の輝度信号に基づいてある画像領域における輝度分布を示すヒストグラムデータを取得する。
プロセッサ17は、図示しないメモリに記憶されているプログラムを図示しない制御素子が実行することにより演算処理などの種々の処理を行うものである。本実施の形態の映像表示装置10において、プロセッサ17は、後述する補正量を決定する設定手段として機能し、ヒストグラムデータに基づく種々の演算処理を実行する。
表示制御部18は、表示部19での表示を制御する。表示部19は、CRT、液晶表示装置等の表示素子である。表示部19に、水平画素数Nh、垂直画素数Nvの画像が表示される。本実施の形態の映像表示装置10において、表示制御部18および表示部19は表示手段として機能する。
次に、スムージング処理部15について説明する。
図2は、スムージング処理部15としてのスムージング回路の構成例を示す図である。図2に示すように、スムージング処理部15は、画像情報の垂直方向におけるスムージング処理を行う垂直処理部105と画像情報の水平方向におけるスムージング処理を行う水平処理部106とにより構成されている。
まず、垂直処理部105について詳細に説明する。
垂直処理部105は、図1に示すように、周波数成分分解部110、LUT120、高域検出モジュール121〜124、平均化部130、減算部SUBAなどを有している。垂直処理部105は、画像情報における垂直方向での微少段差を低減するものである。
周波数成分分解部110は、遅延素子111〜118を有する。遅延素子111〜118は、例えば、ラインメモリである。遅延素子111〜118は、輝度信号Yを垂直方向に1画素分遅延する。ここでは、水平方向に水平画素数Nv分遅延することで、垂直方向に1画素遅延している。
8つの遅延素子111〜118を用いることで、垂直方向に±4画素分の遅延を生じさせている。その結果、処理対象の画素信号Aを基準として、4組の周波数成分(A−i、A、A+i)が抽出される(i=1〜4)。なお、5組以上の周波数成分を用いることも可能である。
周波数成分(A−i、A、A+i)は、添え字iの順に、周波数成分が短波長(高周波)から長波長(低周波)となる画素信号の組である。画素信号A、A±iは、処理対象の画素P、画素Pより垂直方向に画素数±iずれた画素P±iでの画素信号を意味する。
なお、周波数成分分解部110に輝度信号Y中の画素信号が順に入力されることから、全ての画素信号が順に処理対象の画素信号Aとなる。
高域検出モジュール121〜124には、それぞれ、4組の周波数成分(A−4、A、A+4)(A−3、A、A+3)(A−2、A、A+2)(A−1、A、A+1)が入力される。各高域検出モジュール121〜124は、各組の周波数成分から微小な変化成分を検出する。各高域検出モジュール121〜124は、検出した微小な変化成分に対して、基準値テーブル(LUT)120に記憶されている補正量に基づいて補正した値を出力する。本実施の形態において、各高域検出モジュール121〜124(および151〜154)は、第1の補正手段として機能する。なお、高域検出モジュールの構成例および基準値テーブル120に記憶される補正量については後で詳細に説明する。
平均化部130は、各高域検出モジュール121〜124からの出力される値を平均化し、平均化した値に(1/2)を積算する。平均化部130は、積算した値に画素Pの輝度値を加算する。すなわち、各高域検出モジュール121〜124からの出力値をそれぞれE1〜E4とすると、平均化部130の出力値Fは、以下の式(1)に表される。
F=((E1+E2+E3+E4)/4)/2 …… 式(1)
式(1)に示すように、平均化部130は、各高域検出モジュール121〜124で検出された周波数成分毎での輝度の微小変化量E1〜E4を平均し、さらに(1/2)を積算した値Fを算出する。値Fは、画素Pに対する垂直方向における輝度の微少段差としての意味を持つ。平均化部130により算出された値Fは、減算部SUBAに供給される。なお、平均値に(1/2)を積算しているのは、画素信号Aに垂直方向、水平方向双方での輝度の段差が含まれることを考慮したものである。
減算部SUBAは、源信号としての画素信号Aから平均化部130により出力される値Fを減算する。本実施の形態において、減算部SUBA(およびSUBB)は、第2の補正手段として機能する。これにより、垂直処理部105では、画素信号Aから垂直方向での微少段差の成分を除去する。垂直処理部105により画素信号Aから垂直方向での微少段差の成分を除去した値(B=F+A)は、水平処理部106へ供給される。
次に、水平処理部106について説明する。
水平処理部106は、垂直処理部105で処理された輝度信号Bを処理する。水平処理部106は、処理対象の画素信号Bを基準として、垂直方向と同様に水平方向での微少段差を低減する処理を行う。水平処理部106は、図2に示すように、周波数成分分解部140、高域検出モジュール151〜154、平均化部160、減算部SUBBなどを有している。これらの構成は、垂直処理部105の周波数成分分解部110、高域検出モジュール121〜124、平均化部130、減算部SUBAと実質的に同様なものである。このため、水平処理部106については、詳細な説明を省略する。
周波数成分分解部140は、遅延素子141〜148を有する。遅延素子141〜148は、輝度信号Yを水平方向に1画素分遅延する。遅延素子141〜148を用いることで、水平方向に±4画素分の遅延を生じさせている。その結果、処理対象の画素信号Bを基準として、4組の周波数成分(B−i、B、B+i)が抽出される(i=1〜4)。
4組の周波数成分(B−i、B、B+i)が高域検出モジュール151〜154に入力され、水平方向での周波数成分毎での輝度の微小変化たる値G1〜G4が算出される。平均化部160は、以下に示す式(2)に従って、これら値G1〜G4から水平方向での輝度の微少段差たる値Hを算出する。
H=((G1+G2+G3+G4)/4)/2 …… 式(2)
減算部SUBBは、画素信号Bから値Hを減算する。これにより、減算部SUBBは、画素信号Bから水平方向での微少段差の成分Hを除去する。この結果、水平処理部106から出力される値は、画素信号Aから垂直方向、水平方向双方での輝度の微少段差が除去された値となる。
すなわち、垂直処理部105により得られた値Fと水平処理部106により得られた値Hとの和K(=F+H)は、垂直水平双方での輝度の段差としての意味を持つ。言い換えれると、値Kは、次の式(3)に示すように、垂直水平双方での周波数成分毎の輝度の微小変化E1〜E4、G1〜G4の平均である。
K=F+H=(E1+…+E4+G1+…+G4)/8 …… 式(3)
なお、式(3)に示すように、式(1)および式(2)での各高域検出モジュール121〜124および151〜154の出力の平均値に積算される(1/2)は、画素信号Aに垂直方向の段差と水平方向の段差とが含まれることを考慮している。
以上のように、スムージング処理部15では、上述した平均化により画素A周辺の微少段差が求められる。輝度の段差は、典型的には次のようなものである。即ち、隣接する画素間で輝度が変化し、その前後での輝度は画素が異なってもほぼ一定に保たれる。即ち、輝度の段差は、輝度の空間周波数が高周波からある程度低周波の範囲にまで出現する。この結果、周波数成分毎での輝度の微小変化を平均することで、これらの成分の何れにも含まれる量、即ち、輝度の段差が値Eとして求められる。
ここでは、±4画素の範囲の空間周波数での微小変化の平均により、輝度の段差を抽出している。この空間周波数の範囲を広げることが考えられる。例えば、±5画素以上の範囲の空間周波数について平均を求めることが考えられる。これはより広い周波数成分に基づいて段差を抽出することとなり、抽出の精度が向上する可能性がある。
但し、周波数成分の範囲を広げすぎると、却って抽出の精度が低下する可能性がある。輝度の段差が出現する周波数より低周波の成分には、抽出すべき輝度の段差が含まれていない可能性が高いからである。例えば、画面上に50画素毎に輝度の段差が現れていた場合、±25画素以上の範囲での空間周波数成分にはこの段差の情報が含まれないと考えられる。
また、図2に示す構成例では、平均化部130(160)は、微小変化量E1〜E4(G1〜G4)に重みづけすることなく平均している。ここで、次の式(5)に示すように、微小変化量E1〜E4(G1〜G4)に重みづけして平均することで、値F(H)を算出しても良い。
F=(m1*E1+m2*E2+m3*E3+m4*E4)
/((m1+m2+m3+m4)*2) …… 式(5)
式(5)において、m1〜m4は、重みである。
この重みm1〜m4は高周波側で大きく、低周波側で小さくすることが好ましい。既述のように、低周波の周波数成分に含まれる段差は小さい可能性がある。
次に、高域検出モジュール121〜124(及び151〜154)の構成例について詳細に説明する。
図3は、高域検出モジュール121〜124(および151〜154)の内部構成の一例を表すブロック図である。
高域検出モジュール121〜124(および151〜154)は、減算部171〜173、加算部174、セレクタ175、絶対値算出部(ABS)181、185、入出力変換部182、最小値算出部(MIN)183、符号戻し部184を有する。なお、以下の説明では、(IN1(A−i)、IN2(A)、IN3(A+i))が入力される高域検出モジュール121〜124を想定して説明するが、高域検出モジュール151〜154についても同様な処理が行われる。
減算部171、172、173は、次の式(6)、(7)、(8)に従い、それぞれ、画素信号A−i、A、A+iの差分たる値C1、C2、C3を算出する。
C1=A−A−i …… 式(6)
C2=A−A+i …… 式(7)
C3=A−i−A+i …… 式(8)
また、加算部174は、次の式(9)に従い、値C3を算出する。
C2+C1=(A−A+i)+(A−A−i)=2A+A−i−A+i=C4 …… 式(9)
値C1、C2は、画素Pからの輝度の変化量を意味し、値C3は、画素P付近が、右肩上がりまたは右肩下がりであるかを意味する。
セレクタ175は、値C1、C2の絶対値が大きい方を値Dとして出力する。
値C3およびセレクタ175から出力される値Dは、画素P付近での輝度の変化量を意味する。この変化量は、輝度の段差を表す可能性がある。後述のように、高域検出モジュール121〜124からの出力が平均化部130で平均化されることで、輝度の段差としての意味を持つようになる。
絶対値算出部181、185は、それぞれ、値Dと値C3の絶対値を算出する。値D、C3の符号を捨象して、入出力変換部182での処理を容易とするためである。
入出力変換部182は、基準値テーブル120に記憶されている補正量に基づいて値Dを補正した微小量を抽出する。基準値テーブル120および150に記憶(設定)される補正量は、プロセッサ17により当該画素を含む画像における輝度レベルの分布などの傾向に基づいて設定されるものである。プロセッサ17では、ヒストグラム取得部16により取得されるヒストグラムデータに基づいて補正量を示すデータ(後述する各基準値)を設定する処理を行う。なお、基準値テーブル120及び150に補正量を設定する処理については、後で詳細に説明する。
最小値算出部183は、入出力変換部182で抽出(補正)された値Dの絶対値と値C3の絶対値とから小さい方を出力する。これは、補正対象とする値をもっとも小さくすることで、画像に対してノイズとならないための措置である。
ここで、最小値算出部183、絶対値算出部185の機能をセレクタ175に統合的させることが可能である。最小値算出部183において、同一の処理(絶対値算出、微小量抽出)がなされた値D、C3から値が選択されるからである。
最小値算出部183での機能をセレクタ175に統合させた場合、セレクタ175に、値C1〜C3が入力され、次の条件(1)、(2)に基づき、値Dが選択される(最小値算出部183、絶対値算出部185は省略される)。
(1)値C3の絶対値が値C1、C2何れの絶対値より大きい場合(|C3|>|C1|,|C2|)
この場合、画素信号Aに対応する画素Pの付近で、画素信号の強度が右肩上がりまたは右肩下がりとなる(増加傾向または減少傾向)。この場合、値C1、C2から絶対値の大きい方が選択される。即ち、画素信号Aを基準として、変化量が大きい方が選択される。絶対値の大きい方が輝度の段差の実態を表すと考えられる。
(2)値C3の絶対値が値C1、C2少なくとも何れかの絶対値より小さい場合(|C3|<max(|C1|,|C2|))
この場合、画素信号Aに対応する画素Pの付近で、画素Pを中心として画素信号の強度が山型または谷型となる(増加傾向、減少傾向の何れでもない)。この場合、値Dとして値C3が選択される。即ち、画素Pの両端の画素P±iの画素信号A±iの差が選択される。画素Pでの画素信号(輝度値)Aそのものは画像内での輝度の段差に寄与しないと考えられることから、無視される。
符号戻し部184は、絶対値算出部181、185での絶対値取得により消された符号を戻す。この結果、符号戻し部184(高域検出モジュール121〜124)から値E(E1〜E4)が出力される。
次に、基準値テーブル120および150に設定(記憶)される補正量について説明する。
図4は、基準値テーブル120に記憶される補正量(補正量を示す基準値)の設定例を示す図である。図4では、入出力変換部182での補正量として、入力値Viに対する出力値Voの関係を示している。図4に示す例では、基準値V1までは、入力値Viと出力値Voとは等しい(入力値Viがそのまま出力される)。この場合、高域検出モジュール121〜124、151〜154では、基準値V1までの値がそのまま段差として抽出される。入力値Viが、基準値V1を超えると、出力値Voが基準値V1に固定される(出力の丸め込み)。即ち、基準値V1より大きい値は微小量として抽出されない傾向にある。さらに、入力値Viが基準値V2(折り返し値)を越えると、出力値Voが小さくなり、基準値V3において、0に収束する。
すなわち、図4に示すような基準値を設定した場合、入力値Viに対する補正は、基準値V1〜V3によって、次のように区分することができる。
(1)抽出領域(0以上かつV1未満)
この領域では入力値Viがそのまま出力される。即ち、入力値Viが基準値V1未満であれば、入力値Viは補正されずに出力される。この結果として、基準値V1未満の入力値Viは、補正なしで微小量として抽出される。
(2)非抽出領域(V3以上)
この領域では入力値Viが出力されない。即ち、入力値Viが基準値V3以上であれば、入力値Viが0となるように補正される。この結果として、基準値V3以上の入力値Viは微小量として抽出されない。
(3)境界領域(V1以上かつV3未満)
この領域は、抽出領域と非抽出領域との境界であり、入力値Viが減じられて出力される。言い換えると、この領域は、一種の緩衝のための領域である。抽出領域と非抽出領域を直接接続すると、画像にノイズが発生する可能性がある。
この境界領域は、さらに2つの領域に区分することができる。
(a)一定領域(V1以上かつV2未満)
この領域では、入力値Viに拘わらず、出力値Voが一定(V1)となる。即ち、入力値Viが基準値V1以上かつV2未満であれば、入力値Viは一定の値V1に補正される。この結果として、基準値V1以上かつV2未満の入力値Viは、値V1の微小量として抽出される。
(b)減少領域(V2以上かつV3未満)
この領域では、入力値Viの増加に応じて、出力値Voが減少している。即ち、入力値V2以上かつ基準値V3未満であれば、入力値Viが一定の割合で減少するように補正される(入力値ViはV1から0までの値に補正される)。この結果として、基準値V2以上かつV3未満の入力値Viは、V1から0までの値に補正された微小量として抽出される。
上述のように境界領域を区分したのは、抽出領域と非抽出領域とを滑らかに接続して、画像への無用なノイズの発生を防止するためである。ここでは、境界領域を2つの直線(一次関数)の組み合わせで区分している。ただし、境界領域を3つ以上の直線の組み合わせで区分するようにしても良い。また、境界領域での入力値Vi、出力値Voの関係を曲線(多次関数等)で表現することもできる。さらに、抽出領域、境界領域の双方を含めて、入力値Vi、出力値Voの関係を曲線(多次関数等)で表現しても良い。この場合、これらの領域の境界は不明確になる。
以下の説明では、図4に示すように、基準値V1、V2、V3で設定される補正量が基準値テーブル120および150に設定されるものとする。例えば、値Dの最大値が「210−1」(10ビット)である場合、基準値V1、V2、V3は、例えば、4、5、9を採用できる。この例では、値Dの最大値に対する基準値V1、V2、V3の比R1、R2、R3(V1/Dmax、V2/Dmax、V3/Dmax)が3.9×10−3、4.9×10−3、8.8×10−3である。輝度レベルの微少な変化量を抽出する目的からして、この比R1が1より十分に小さいことが好ましい。比R1、R2、R3を例えば、1/100、1/50程度にする。比R1、R2、R3がある程度小さければ、基準値V1、V2、V3は、必要に応じて適宜に定めることができる。例えば、値Dの最大値が「210−1」のとき、基準値V1を7とし、それに応じて基準値V2、V3を7、16とすることができる。また、基準値V3は最大でも31以下で効果が得られると予測される。
次に、基準値テーブル(LUT)120、150に対する補正量の設定処理について説明する。
基準値テーブル120、150には、プロセッサ17により高域検出モジュール121〜124、151〜154において検出された変化成分に対する補正量が設定される。プロセッサ17では、ヒストグラム取得部16により取得されたヒストグラムデータに基づいて画像の傾向を判定し、その画像の傾向に応じた補正量を基準値テーブル120、150に設定する。たとえば、プロセッサ17では、輝度の変化が微小なプレーンな領域を検出し、そのプレーンな領域にはスムージングの効果が大きくなるような補正量を設定する。
図1に示すように、ヒストグラム取得部16には、信号分離部14から各画素の輝度信号が入力されるようになっている。ヒストグラム取得部16では、輝度信号として入力された1フレーム分の画像における各領域について各輝度レベルの画素数を計測することによりヒストグラムデータを取得する。
この際、輝度レベルの分解数は、入力輝度信号のダイナミックレンジに対して十分細かいものとする。例えば、8bit分解能の256分割とする。1フレーム分の画素信号を取得したところでヒストグラム取得部16により取得されたヒストグラムデータは、プロセッサ17で動作するプログラムに入力される。このヒストグラムデータにより、プロセッサ17(プロセッサ17で動作するプログラム)は、輝度の微小な変化成分に対する補正量を示す基準値を決定し、基準値テーブル120、150にセットする。
図5は、輝度レベルの微小な変化成分に対する補正量の設定処理の例を説明するためのフローチャートである。
輝度信号が入力されると、ヒストグラム取得部16は、各輝度信号の輝度レベルのダイナミックレンジをn分割し、輝度レベル1〜n毎に画素数を計数する。これにより、ヒストグラム取得部16は、1フレーム分の画像を構成する各画素の輝度信号に対して、輝度レベル1〜n毎のヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)を取得する(ステップS1)。
つまり、ヒストグラム取得部16によるヒストグラムデータの取得処理は、輝度レベルのダイナミックレンジをn分割し、1フレーム分の画像を構成する各画素の輝度信号に対して、各輝度レベル1〜nに対応している画素数をカウントすることにより行なわれる。この場合、輝度レベル1〜nの分解能は、十分に細かく設定されるものとする。
例えば、入力映像信号が8ビットである場合、ヒストグラムデータを取得する際の輝度レベルの分解能も8ビットとする。この場合、輝度レベルの分解能が8ビット(0〜255)であり、ヒストグラムデータとしては、「0〜255」までの256個の各輝度レベルに対して、それぞれ対応している画素の数が取得される。このため、ヒストグラムデータにおける全ての輝度レベルにおける画素数を全て加算すると、その合計は、入力輝度信号が持つ1フレーム分の画素数と同じになる。
以下、各画素の輝度レベルの分解能を0〜255でなく1〜nと一般化して説明するものとする。
プロセッサ17は、ヒストグラム取得部16により取得したヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)に対して、度数分散処理を実行する(ステップS11−S13)。
すなわち、プロセッサ17は、各輝度レベル1〜nのヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)に対して、輝度レベル差が微小なプレーンな領域を検出するため、演算対象となる輝度レベルiの前後(i−1、i+1)との差の絶対値をそれぞれ計算し、それらの値の大きい方(両端の定義されないDIN(0)、DIN(n+1)は値を0として計算する)をDgsn1(i)として取得する。つまり、プロセッサ17は、|DIN(i)−DIN(i−1)|と|DIN(i)−DIN(i+1)|との大きい方の値をDgsn1(i)として取得する(ステップS11)。
Dgsn1(i)を取得すると、プロセッサ17は、各輝度レベル1〜nのDgsn1(1)〜Dgsn1(n)に対して、それぞれ偏差上限係数GSEを減算し、Dgsn2(i)を取得する(ステップS12)。これは、値が大きすぎると補正量が大きくなりすぎるため、リミッタとして動作する。
Dgsn2(i)を取得すると、プロセッサ17は、各輝度レベル1〜nのDgsn2(i)より偏差下限係数GSSを減算し、Dgsn3(i)を取得する(ステップS13)。これは、補正対象とする面積より小さい場合は値を0にすることで、処理が行われないようにするものである。
各輝度レベル1〜nのDgsn3(1)〜Dgsn3(n)を取得すると、その後、プロセッサ17は、度数分散処理を行う(ステップS21)。この度数分散処理では、各輝度レベル1〜nのDgsn4(1)〜Dgsn4(n)を取得する。度数分散処理は、ヒストグラムにより得られた補正対象となる領域をさらに拡大する処理である。これは、正確に領域を設定した場合、その画像の輪郭部分について少しの変動でも高域強調レベルが変動してしまい視覚的に問題があるため、この変動を押さえ込む働きをする。
以下、度数分散処理の第1〜第4の演算例を示す。度数分散処理としては、第1〜第4の演算例のうちの何れかを適宜利用すればよいが、第1の演算例、第2の演算例、第3の演算例、第4の演算例の順に変動を押さえ込む働きが大きい。この範囲より働きが小さいものや大きいものを用いてもよい。
(第1の演算例)
Dgsn3(i), Dgsn3(i-1), 0.875*Dgsn3(i-2), 0.75*Dgsn3(i-3), 0.625*Dgsn3(i-4), 0.5*Dgsn3(i-5), 0.375*Dgsn3(i-6), 0.25*Dgsn3(i-7), 0.125*Dgsn3(i-8), Dgsn3(i+1), 0.875*Dgsn3(i+2), 0.75*Dgsn3(i+3), 0.625*Dgsn3(i+4), 0.5*Dgsn3(i+5), 0.375*Dgsn3(i+6), 0.25*Dgsn3(i+7), 0.125*Dgsn3(i+8) より最大値をDgsn4(i)として取得する。
(第2の演算例)
Dgsn3(i), Dgsn3(i-1), Dgsn3(i-2), 0.875*Dgsn3(i-3), 0.75*Dgsn3(i-4), 0.625*Dgsn3(i-5), 0.5*Dgsn3(i-6), 0.375*Dgsn3(i-7), 0.25*Dgsn3(i-8), 0.125*Dgsn3(i-9), Dgsn3(i+1), Dgsn3(i+2), 0.875*Dgsn3(i+3), 0.75*Dgsn3(i+4), 0.625*Dgsn3(i+5), 0.5*Dgsn3(i+6), 0.375*Dgsn3(i+7), 0.25*Dgsn3(i+8), 0.125*Dgsn3(i+9) より最大値をDgsn4(i)として取得する。
(第3の演算例)
Dgsn3(i), Dgsn3(i-1), Dgsn3(i-2), Dgsn3(i-3), 0.875*Dgsn3(i-4), 0.75*Dgsn3(i-5), 0.625*Dgsn3(i-6), 0.5*Dgsn3(i-7), 0.375*Dgsn3(i-8), 0.25*Dgsn3(i-9), 0.125*Dgsn3(i-10), Dgsn3(i+1), Dgsn3(i+2), Dgsn3(i+3), 0.875*Dgsn3(i+4), 0.75*Dgsn3(i+5), 0.625*Dgsn3(i+6), 0.5*Dgsn3(i+7), 0.375*Dgsn3(i+8), 0.25*Dgsn3(i+9), 0.125*Dgsn3(i+10), より最大値をDgsn4(i)として取得する。
(第4の演算例)
Dgsn3(i), Dgsn3(i-1), Dgsn3(i-2), Dgsn3(i-3), Dgsn3(i-4), 0.875*Dgsn3(i-5), 0.75*Dgsn3(i-6), 0.625*Dgsn3(i-7), 0.5*Dgsn3(i-8), 0.375*Dgsn3(i-9), 0.25*Dgsn3(i-10), 0.125*Dgsn3(i-11), Dgsn3(i+1), Dgsn3(i+2), Dgsn3(i+3), Dgsn3(i+4), 0.875*Dgsn3(i+5), 0.75*Dgsn3(i+6), 0.625*Dgsn3(i+7), 0.5*Dgsn3(i+8), 0.375*Dgsn3(i+9), 0.25*Dgsn3(i+10), 0.125*Dgsn3(i+11) より最大値をDgsn4(i)として取得する。
上述した度数分散処理によりDgsn4(i)を取得すると、プロセッサ17は、各輝度レベルiの値Dgsn4(i)に値GSG(i)を乗算した乗算値Dgsn5(i)を算出する(ステップS22)。
つまり、ステップS22において、プロセッサ17は、
Dgsn5(i)=Dgsn4(i)×GSG(i)
なる演算を行なって、乗算値Dgsn5(i)を算出する。上記ステップS21及びS22の処理は、各輝度レベル1〜nに対してそれぞれ行なわれる。最終的な補正量を決定するためのゲインを設定する。これはレベル1〜nに対してのデータ量を持たせている。GSG(i)は「0」と「1」の間の数である。たとえば、GSG(i)が「1」である場合、最高の効果が得られ、GSG(i)が「0」である場合、効果無しとなる。これにより、暗部・明部といったところの効果量を可変するなど、設定者の方針を反映させることが可能となる。また、ユーザが「0」〜「1」の間で強、中、弱、オフというように数段階に装置メニュー等で選択できるようにしても良い。
Dgsn5(i)を取得すると、プロセッサ17は、各輝度レベル1〜nのヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)に対して、それぞれ振幅補正量の基準となる値Dgs(1)〜Dgs(n)を取得する(ステップS31)。これは、ヒストグラム値による補正を行わない際の基準とするゲイン設定となる。
Dgs(1)〜Dgs(n)を取得すると、プロセッサ17は、Dgs(i)にDhds5(i)を加算し、Dgsn6(i)を取得する(ステップS41)。つまり、プロセッサ17は、ステップS41において、
Dgsn6(i)=Dgsn5(i)+Dgs(i)
なる演算を行なって、Dgsn6(i)を算出する。このDgsn6(i)が、画像の解析結果に応じた補正量となる。つまり、ヒストグラムデータから得られた補正パラメータDgsn5(i)が基準値Dgs(i)に反映されたDgsn6(i)は、当該画像における各画素の輝度レベルの変化(輝度変化)に応じた補正量となる。このようなDgsn6(i)を取得すると、プロセッサ17は、Dgsn6(i)を補正量として基準値テーブル120、150に記憶(設定)する(ステップS51)。
次に、上記のような処理手順で処理されるヒストグラムデータの例について説明する。
図6(a)および図7(a)は、ヒストグラムデータの例を示す図である。また、図6(b)および図7(b)は、図6(a)および図7(a)に示すヒストグラムデータから取得されるDgsn1(i)を示す図である。また、図7(c)は、図7(b)に示すDgsn1(i)から取得されるDgsn3(i)およびDgsn4(i)を示す図である。
図6(a)に示すヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)は、各輝度レベル1〜nの広範囲に画素が広く分布している。図6(a)に示すヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)については、図6(b)に実線で示すような傾斜の絶対値の差分Dgsn1(i)が取得される。図6(b)に示す例において、Dgsn1(i)はGSEより常に小さい。このため、Dgsn2(i)は、Dgsn1(i)と同一の線となる。さらに、Dgsn2(i)は、GSSより常に小さいのでDgsn3(i)は常に値が「0」となる。このため、次のDgsn4(i)も常に値が「0」となる。この結果として、Dgsn4(i)およびDgsn5(i)が「0」となり、Dgsn6(i)は基準値Dgs(1)〜Dgs(n)のままとなる。
これに対して、図7(a)に示すヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)は、図6(a)に示すヒストグラムデータとは異なり、各輝度レベル1〜nのうち特定の輝度レベル近傍の画素が多く、画素分布に偏りが現れている(輝度レベルの狭い範囲に画素の分布が集中している)。図7(a)に示すヒストグラムデータDIN(1)〜DIN(n)については、図7(b)に実線で示すような傾斜の絶対値の差分Dgsn1(i)が取得される。図7(b)に示すDgsn1(i)は、GSEによる頭切り、GSSによるDgsn2(i)の足切りが行われ、図7(c)に破線で示すようなDgsn3(i)が取得される。さらに、図7(c)に破線で示すDgsn3(i)については、度数分散処理により図7(c)に実線で示すようなDgsn4(i)が取得される。この度数分散処理は、急峻なエッジの範囲を広げる補正である。従って、図7(a)に示すヒストグラムデータが得られた場合、Dgsn6(i)は、基準値Dgs(1)〜Dgs(n)に対して図7(c)に実線で示すようなDgsn4(i)が加算された値となる。
以上のように、本実施の形態によれば、画像における輝度レベルの変化に応じた補正量を示す基準値を基準値テーブル120、150に設定することができる。従って、スムージング処理部15では、画像における輝度レベルの変化に応じた最適な補正量に基づいて各輝度信号の輝度レベルを補正することができる。すなわち、輝度変化が少ないプレーンな画像にはスムージング処理(補正)の効果が大きく表れるような補正量を設定し、輝度変化が大きい画像にはスムージング処理(補正)の効果が小さくなるような補正量を設定することができる。
言い換えると、プレーンな画像に対して補正の効果が大きくなる補正量を設定しても、プレーンでない画像には補正の効果が小さくなる補正量を設定できる。このため、画像全体がボケ気味になったりすることなく、プレーンな画像における微小な輝度の変化成分(段差成分)を強力に低減することができる。たとえば、山と青空が映る自然画などでは、木々の細かい描写が必要な山の画像部分(輝度変化が大きい部分)をはっきりと描写し、青空の部分(輝度変化が小さい部分)を滑らかに描写することが可能となる。
例えば、階調数が少ない画像を目視すると、輝度の微少段差が認識される場合がある。特に、微少な階調段差が画像中の青空等のプレーンな部分に配置されると、マッハバンドとして人間に認識される可能性が高くなる。このような画像に対しても、本実施の形態では、当該画像における輝度変化に応じた補正量により、垂直処理部105および水平処理部106が各画素の輝度信号から垂直方向、水平方向双方での微少段差成分を低減(階調段差のスムージング)することができる。この結果、画像中のマッハバンドが低減される。
また、低階調数の画像を高階調数で表示する場合、垂直処理部105、水平処理部106での微少段差低減処理が特に有効となる。元の画像での階調数より表示部19で表示可能な階調数が大きいことがあり得る。このような場合、画像中の微少段差を低減する際に、元の画像では用いられていない階調を利用できる。その結果、高周波数域に存在するディテール情報を壊さずに、微少段差(マッハバンド)が低減される。なお、画像自体の階調数と表示部19での階調数の不一致が生じる理由は、例えば、放送信号の多ビット化、伝送の効率化等のための情報の圧縮などを挙げることができる。
なお、上記実施の形態では、各画素の輝度信号を対象とした画像処理について説明したが、各画素の色信号についても同様に実施できる。
また、上記実施の形態では、各画素の輝度信号に対して垂直処理を行った後に水平処理を行う手順として説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、垂直処理と水平処理を同時に行う形でもほぼ同様な結果が得られる。この場合、遅延回路を縮小することが可能となるため、スムージング処理部の回路規模を縮小することができる。
本発明の実施の形態に係る映像表示装置(画像処理装置、映像受信装置)の構成例を示すブロック図。 スムージング処理部としてのスムージング回路の構成例を示す図。 高域検出モジュールの内部構成の例を表すブロック図。 基準値テーブルに記憶される補正量(補正量を示す基準値)の設定例を示す図。 輝度レベルの微小な変化成分に対する補正量の設定処理の例を説明するためのフローチャート。 ヒストグラムデータおよびヒストグラムデータから取得されるDgsn1の例を示す図。 ヒストグラムデータ、ヒストグラムデータから取得されるDgsn1、Dgsn3およびDgsn4の例を示す図。
符号の説明
10…映像表示装置(画像処理装置、映像受信装置)、11…チューナ、12…MPEGエンコーダ、13…デコーダ、14…信号分離部、15…スムージング処理部、16…ヒストグラム取得部、17…プロセッサ、18…表示制御部、19…表示部、105…垂直処理部、106…水平処理部、110、140…周波数成分分解部、111〜118、141〜148…遅延素子、120、150…基準値テーブル、121〜124、151〜154…高域検出モジュール、130、160…平均化部、SUBA、SUBB…減算部、171〜173…減算部、174…加算部、175…セレクタ、181、185…絶対値算出部、182…入出力変換部、183…最小値算出部、184…符号戻し部

Claims (7)

  1. 画像を構成する各画素の画素信号を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力した画素信号のレベル毎に画素数を計数したヒストグラムデータを取得する取得手段と、
    この取得手段により取得したヒストグラムデータに基づいて前記画素信号のレベルの変化量に対する補正量を設定する設定手段と、
    処理対象とする画素近傍における画素信号のレベルの変化量を前記設定手段により設定されている補正量に基づいて補正する第1の補正手段と、
    この第1の補正手段により補正された画素信号のレベルの変化量により前記処理対象とする画素について前記入力手段により入力した画素信号のレベルを補正する第2の補正手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記設定手段は、前記ヒストグラムデータに対して度数分散処理を施し、その度数分散処理されたヒストグラムデータに基づいて算出した値により所定の基準値を補正したデータを前記補正量として設定する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正量は、基準値未満の変化量に対してその変化量を保持し、前記基準値以上の変化量を前記基準値以下の変化量に補正するものであり、
    前記設定手段は、前記ヒストグラムデータに基づいて算出した値により所定の基準値を補正したデータを前記補正量として設定する、
    ことを特徴とする前記請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正量は、第1の基準値未満の変化量に対してその変化量を保持し、前記第1の基準値以上かつ第2の基準値未満の変化量を前記第1の基準値と補正し、前記第2の基準値以上かつ第3の基準値未満の変化量を前記第1の基準値以下の変化量に補正するものであり、
    前記設定手段は、前記ヒストグラムデータに基づいて算出した値により所定の第1、第3の基準値を補正したデータを前記補正量として設定する、
    ことを特徴とする前記請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. さらに、前記第2の補正手段により補正された画素信号に基づいて、画像を表示する表示手段をさらに具備することを特徴とする前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 放送信号を受信し、映像信号に変換する受信手段と、
    前記受信手段により得られた映像信号の各フレームの画像を構成する各画素の所望の画素信号を分離する分離手段と、
    この分離手段により得られた画素信号のレベル毎に画素数を計数したヒストグラムデータを取得する取得手段と、
    この取得手段により取得したヒストグラムデータに基づいて前記画素信号のレベルの変化量に対する補正量を設定する設定手段と、
    処理対象とする画素近傍における画素信号のレベルの変化量を前記設定手段により設定されている補正量に基づいて補正する第1の補正手段と、
    この第1の補正手段により補正された画素信号のレベルの変化量により前記処理対象とする画素について前記分離手段により得られた画素信号のレベルを補正する第2の補正手段と、
    を有することを特徴とする映像受信装置。
  7. 画像処理装置に用いられる画像処理方法であって、
    画像を構成する各画素の画素信号を入力し、
    この入力した画素信号のレベル毎に画素数を計数したヒストグラムデータを取得し、
    この取得したヒストグラムデータに基づいて前記画素信号のレベルの変化量に対する補正量を設定し、
    処理対象とする画素近傍における画素信号のレベルの変化量を前記補正量に基づいて補正し、
    この補正された画素信号のレベルの変化量により前記処理対象とする画素について前記入力した画素信号のレベルを補正する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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