JP4384242B1 - 情報処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができる情報処理装置を実現する。
【解決手段】エッジ判定部202はエッジ判定基準値に従って動画像信号のフレーム内のエッジを検出する。エッジ数計測部307は検出されたエッジの数を計数する。仮高解像度画像生成部204はフレームの解像度をSD解像度からHD解像度に変換して仮高解像度画像を生成する。対応点抽出・絞込み部203は検出された各エッジに対応する仮高解像度画像内の対応画素それぞれを検出する。高画質処理部205は仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための画質改善処理を施す。負荷判定・パラメータ変更部308は、情報処理装置が目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数よりも検出されたエッジ数が多い場合、エッジ判定基準値を増加する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、パーソナルコンピュータ、デジタルTV、セットトップボックスなどの情報処理装置および画像処理方法に関する。
近年、ノートブックタイプやデスクトップタイプ等、様々なタイプのパーソナルコンピュータが広く普及している。この種のパーソナルコンピュータの中には、動画像データをソフトウェアで再生するものも多い。また、最近では、入力された画像データよりも高い解像度の画像データを生成する高解像度化機能を有するソフトウェアも出現してきている。
高解像度化のための方法としては、例えば、複数フレーム劣化逆変換法が知られている。この複数フレーム劣化逆変換法においては、基準フレームに写っている被写体が、別のフレームにも写っていることに注目される。被写体の動きは画素間隔以下の高い精度で検出され、これにより、被写体の同一の局所部分に対して、微小に位置が異なる複数の標本値が求められる(例えば、特許文献1等参照)。
特開2000−188680号公報
しかし、複数フレーム劣化逆変換法では、十分な数の標本値を得るためには多数の低解像度画像が必要であり、これによって、多くのメモリ量および演算処理量が必要となる。また、通常、高解像度化処理に要する演算処理量は処理対象の動画像信号の画質によっても変化する。
コマ落ち、表示遅延などの問題を招くことなく標準解像度の動画像信号を高解像度のディスプレイにリアルタイムに表示するためには、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることが必要である。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができる情報処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、第1解像度の動画像信号から前記第1解像度よりも高い第2解像度の動画像信号を生成する高解像度化処理を実行する情報処理装置であって、所定のエッジ判定基準値に従って、前記第1解像度の動画像信号の処理対象フレーム内のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記検出されたエッジの数を計数するエッジ数計数手段と、前記処理対象フレームの解像度を前記第1解像度から前記第2解像度に変換して、前記第2解像度を有する仮高解像度画像を生成する解像度変換手段と、前記検出された各エッジに対応する前記仮高解像度画像内の対応画素それぞれを検出する対応画素点検出手段と、前記検出された前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための画質改善処理を施す画質改善処理手段と、前記情報処理装置が目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数を算出し、前記検出されるエッジ数を前記最大エッジ数以下に抑えるために前記検出されたエッジ数と前記最大エッジ数とに基づいて前記エッジ判定基準値を変更する制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができ、これによって、例えば、動画像信号を高解像度のディスプレイにリアルタイムに表示する処理等が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成が示されている。この情報処理装置は、例えば、バッテリ駆動可能なノートブック型パーソナルコンピュータとして実現されている。
図1に示すように、このコンピュータは、CPU11、ノースブリッジ12、主メモリ13、グラフィックスコントローラ14、ビデオメモリ(VRAM)14A、液晶表示装置(LCD)15、サウスブリッジ16、BIOS−ROM17、ハードディスクドライブ(HDD)18、USBコントローラ19、サウンドコントローラ20、スピーカ21、デジタルTVチューナ22、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)23、キーボード24、タッチパッド25、電源回路26、バッテリ27およびネットワークコントローラ28、ビデオプロセッサ29等を備えている。
CPU11は、本コンピュータ内の各部の動作を制御するプロセッサである。CPU11は、HDD18から主メモリ13にロードされるオペレーティングシステム(OS)131、および各種アプリケーションプログラムを実行する。この各種アプリケーションプログラムの中には、高解像度化アプリケーションプログラム132が含まれている。また、CPU11は、BIOS−ROM17に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、各種ハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ12は、CPU11のローカルバスとサウスブリッジ16との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ12は、バスを介してグラフィックスコントローラ14との通信を実行する機能を有している。また、ノースブリッジ12は、主メモリ13をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵している。グラフィックスコントローラ14は、本コンピュータのディスプレイモニタとして使用されるLCD15を制御する表示コントローラである。LCD15の画素数は、例えば、1920×1080画素である。グラフィックスコントローラ14は、VRAM14Aに書き込まれた画像データからLCD15に送出すべき表示信号を生成する。
サウスブリッジ16は、PCIバスおよびLPCバス上の各種デバイスを制御するコントローラである。また、このサウスブリッジ16には、BIOS−ROM17、HDD18、USBコントローラ19、サウンドコントローラ20およびデジタルTVチューナ22が接続されている。HDD18は、各種ソフトウェアおよびデータを格納する記憶装置である。USBコントローラ19は、ケーブルを介して本コンピュータに接続される各種USBデバイスを制御するコントローラである。サウンドコントローラ20は音源デバイスであり、スピーカ21をオーディオ信号を出力する。デジタルTVチューナ22は、放送信号によって放送されるデジタルTV放送番組データを受信するための受信装置である。
さらに、サウスブリッジ16は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイス、およびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する機能を有している。またさらに、サウスブリッジ16には、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してビデオプロセッサ29が接続されている。
ビデオプロセッサ29は、高解像度化アプリケーションプログラム132の制御の下、高解像度化処理を実行するプロセッサである。高解像度化処理は、動画像信号の解像度を高解像化するための処理である。この高解像度化処理は、例えば、SD(標準解像度)規格の解像度(水平720画素、垂直480画素)を有する動画像信号からHD(高解像度)規格の解像度(水平1440画素、垂直960画素)を有する動画像信号を生成するために使用される。メモリ29Aは、ビデオプロセッサ29の作業メモリとして用いられる。
高解像度化処理を実行するためには、多くの演算量が必要とされる。本実施形態においては、CPU11とは異なる専用のプロセッサであるビデオプロセッサ29がバックエンドプロセッサとして使用され、このビデオプロセッサ29によって高解像度化処理が実行される。よって、CPU11の負荷の増加を招くことなく、高解像度化処理を実行することが出来る。
EC/KBC23は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード24およびタッチパッド25を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC23は、電源回路26と協働して、バッテリ27または外部AC電源からの電力を各部に供給する。ネットワークコントローラ28は、インターネットなどの外部ネットワークとの通信を実行する通信装置である。
高解像度化アプリケーションプログラム132は、ビデオプロセッサ29を用いることによって、表示対象の動画像信号の解像度をSD解像度からHD解像度に変換する処理を実行する。よって、高解像度化アプリケーションプログラム132およびビデオプロセッサ29は高解像度化処理を実行するための高解像度化装置として機能し得る。
図2は、高解像度化装置200の基本構成を示している。
この高解像度化装置200は、低解像度画像201を拡大し、さらに拡大された画像に対して鮮鋭化などの高画質処理を施すことによって高解像度画像206を生成する。低解像度画像201は、例えば、テレビ放送番組データやインターネット配信映像データのようなSD解像度の動画像信号である。高解像度画像206は、例えば、HD解像度の動画像信号である。この高解像度化装置200は、エッジ判定部202、対応点抽出・絞込み部203、仮高解像度画像生成部204、および高画質処理部205を備えている。
エッジ判定部202は、低解像度画像201として入力される動画像信号のフレーム毎に、当該フレームに含まれるエッジを検出する。このエッジ検出は、所定のエッジ判定基準値に従って実行される。エッジ判定部202は、エッジ判定基準値に従って、フレーム内の画素毎にエッジが存在するか否かを判定する。エッジとは、画像内において画素値(輝度値)が急峻に変化している部分である。エッジ検出には、例えば、Sobelフィルタを用いることができる。具体的には、エッジ判定部202は、画素毎にその画素に対応する画素値勾配を算出する。画素値勾配は、対象画素と当該対象画素に対して上下または左右に隣接する画素との間の画素値の差を示す。ある対象画素の画素値勾配がエッジ判定基準値以上であるならば、エッジ判定部202は、その対象画素にエッジがあると判定する。一方、ある対象画素の画素値勾配がエッジ判定基準値よりも小さいならば、エッジ判定部202は、その対象画素にエッジがないと判定する。
エッジ検出結果は、例えば、低解像度画像201と同じ画素数を有する2値画像データによって示すことが出来る。この場合、2値画像データ内の画素“1”は当該画素に対応する低解像度画像201内の画素にエッジが存在することを示す。2値画像データ内の画素“0”は当該画素に対応する低解像度画像201内の画素にエッジが存在しないことを示す。
対応点抽出・絞込み部203は、検出されたエッジ毎に、後述の仮高解像度画像の内から、高画質処理(画質改善処理)を施すべき複数の対応画素(対応点とも云う)を抽出する処理を実行する。すなわち、対応点抽出・絞込み部203は、検出されたエッジ毎に、当該エッジに対応する仮高解像度画像内の複数の対応画素(対応点)それぞれを検出する。対応点を検出する方法としては、例えば、米国特許出願公開第2007/0269137A1号明細書に記載された方法を使用し得る。
この場合、対応点抽出・絞込み部203は、エッジを含む画素を着目点として使用し、この着目点に対応する仮高解像度画像内の複数の対応画素を決定する。これら対応画素に対して高画質処理(画質改善処理)が施される。対応点抽出・絞込み部203は、例えば、低解像度画像201内における着目点を含むブロックの輝度パターンの変化を算出し、この輝度パターンの変化と類似する輝度パターンの変化を有する複数のブロックを仮高解像度画像内から探索する。この場合、探索されたブロックそれぞれの中心位置を対応点として決定することができる。
また、対応点抽出・絞込み部203は、各エッジに対応する仮高解像度画像内の対応画素それぞれの中から、実際に高画質処理を施すべき対応画素を絞り込む処理も実行する。この絞り込み処理においては、対応点抽出・絞込み部203は、低解像度画像201内のエッジを含む画素の画素値(輝度値)と、このエッジに対応する仮高解像度画像内の各対応画素の画素値(輝度値)との間の差分を算出し、この差分の値にしたがって、対応画素毎に高画質処理の適用が有効であるか否かを判定する。エッジを含む画素との差分が小さい仮高解像度画像内の対応画素は、高画質処理の適用が有効な画素であると判定される。
仮高解像度画像生成部204は、高画質処理を施す前の拡大画像である仮高解像度画像を生成する。すなわち、仮高解像度画像生成部204は、低解像度画像201として入力される動画像信号のフレーム毎に、当該フレームの解像度をSD解像度からHD解像度に変換して、HD解像度を有する仮高解像度画像を生成する。高解像度化のための方法つまり画像拡大方法としては、例えば、3次元畳み込み法(Cubic Convolution)、または双一次内挿法を利用することができる。
高画質処理部205は、仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための画質改善処理(高画質処理)を施す。画質改善処理は、仮高解像度画像をより鮮鋭な画像に変換する処理である。この高画質処理部205による画質改善処理によって得られる画像が高解像度画像206である。低解像度画像201として入力される動画像信号の各フレームから高解像度画像206が生成され、この高解像度画像206がLCD15のような表示装置に表示される。
高画質処理部205によって画質改善処理を施すべき画素数は、対応点抽出・絞込み部203によって決定される対応画素の数に応じて変動する。同様に、画質改善処理を施すべき画素数は、エッジ判定部202によって検出されたエッジ数にも影響を受ける。
仮高解像度画像内の1画素に対する画質改善処理のための演算量は一定である。しかし、エッジ判定部202により検出されるエッジ数、または対応点抽出・絞込み部203によって決定される対応画素の数の増加に応じて、1フレーム当たりの画質改善処理に要する処理時間は増加する。つまり、図4に示すように、低解像度画像201がエッジの少ない画像である場合においては(エッジ数=E1)、1フレームの高解像度化処理にかかる処理時間はT1であるが、低解像度画像201がエッジの多い画像である場合においては(エッジ数=E2)、1フレームの高解像度化処理にかかる処理時間はT2(T2>T1)に増加する。
高解像度化装置200によって得られた動画像信号を表示装置に表示する場合には、一定時間内に1フレームの高解像度画像206を生成する必要がある。例えば、30フレーム/秒の動画像信号を再生する場合においては、1フレームの高解像度画像206を生成するのに利用可能な時間は約33msecである。エッジ数の多い動画像信号が高解像度化装置200に入力されたならば、1フレームの高解像度画像206を生成するのに要する時間が33msecを超過してしまうことも考えられる。この場合、表示装置においては、コマ落ちや、表示遅延などの問題が発生する。
図3は、改良された高解像度化装置200の構成を示している。
この高解像度化装置200は、図2で説明したエッジ判定部202、対応点抽出・絞込み部203、仮高解像度画像生成部204、および高画質処理部205に加え、さらに、エッジ数計測部307、および負荷判定・パラメータ変更部308を備えている。
エッジ数計測部307は、エッジ判定部202によって処理対象の1フレームから検出されるエッジの数を計数する。
負荷判定・パラメータ変更部308は、本コンピュータが目標処理時間(例えば33msec)内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数を算出する。この最大エッジ数は、本コンピュータの処理能力、具体的には、ビデオプロセッサ29の能力等によって決定される。負荷判定・パラメータ変更部308は、検出されるエッジ数を最大エッジ数以下に抑えるために、検出されたエッジ数と最大エッジ数とに基づいて、エッジ判定基準値を変更する。例えば、検出されたエッジ数が最大エッジ数を超えたならば、エッジ判定基準値は負荷判定・パラメータ変更部308によって増加される。これにより、検出されるエッジ数は減少される。
さらに、負荷判定・パラメータ変更部308は、対応点抽出・絞込み部203が有効な対応点を決定するために使用する決定基準値を変更するための決定基準値変更機能も有している。この決定基準値変更機能は、対応点抽出・絞込み部203によって検出される、各エッジに対応する対応画素の数が低下されるように、決定基準値を変更する機能である。この決定基準値変更機能は、検出されるエッジ数が最大エッジ数を超えてしまうような期間中、例えば、過渡応答期間中において実行される。過渡応答期間は、エッジ判定基準値を変更する処理を開始してから、検出されるエッジ数が実際に最大エッジ数以下に収束するまで期間である。
さらに、負荷判定・パラメータ変更部308は、高画質処理部205に画質改善処理を施すべき対応画素を間引く処理を実行させる間引き制御機能を有している。この間引き制御機能も、検出されるエッジ数が最大エッジ数を超えてしまうような期間中、例えば、過渡応答期間中において実行することができる。
次に、負荷判定・パラメータ変更部308の制御機能を具体的に説明する。
(エッジ数の制御)
高解像度化装置200が1フレームの処理に利用できる最大処理時間は、以下の式(1)で表すことができる。
Tmax = Ec × Tsearch_squeze + Ec × Tsharpen ……(1)
Tmax : 高解像度化装置が1フレームの処理に利用できる最大処理時間
Ec : 処理対象フレーム内のエッジ数
Tsearch_squeze : 1エッジ当たりの対応点抽出・絞込み処理に要する時間
Tsharpen: 1画素当たりの高画質化処理に要する時間
30フレーム/秒の映像出力の場合、“Tmax”は33msecとなる。“Tsearch_squeze”および“Tsharpen”の各々の値は、本コンピュータのプログラム実行速度によって決定される。つまり、“Tsearch_squeze”および“Tsharpen”の各々の値は、本コンピュータの処理性能によって決定される固定値である。よって上記式(1)から、“Tmax”を満たす最大エッジ数、つまり本コンピュータが目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数、を算出することができる。この最大エッジ数をEnとする。
負荷判定・パラメータ変更部308は、最大エッジ数Enを基準として、本コンピュータが目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、エッジ判定基準値等のパラメータを変更する。
エッジ判定部202は、エッジ判定パラメータ“thEdge”を上述のエッジ判定基準値として使用する。エッジ判定基準値はエッジ強度(画素値勾配)に対するしきい値である。エッジ強度が“thEdge”よりも大きい画素はエッジとして判定される。このエッジ判定パラメータ“thEdge”を大きな値とすると、注目画素のエッジ強度がより大きくなければ、注目画素がエッジであると判定されない。したがって、“thEdge”を大きくすることで、エッジ判定部202によって各フレームから検出されるエッジ数は減少することになる。
エッジ判定部202によって検出される1フレーム当たりのエッジ数は、エッジ数計測部307によって計数される。エッジ数計測部307によって計数されるエッジ数は、すでにエッジ判定部202によってエッジ判定されたフレームに含まれるエッジ数である。したがって、負荷判定・パラメータ変更部308によって変更される“thEdge”の値は、現在のフレームに対するエッジ検出には利用されず、次のフレームのエッジ検出で利用される。
負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数計測部307によってフレーム毎に計数されるエッジ数Ecと最大エッジ数Enとに基づいて、エッジ判定パラメータ“thEdge”を調整する制御部として機能する。負荷判定・パラメータ変更部308がエッジ判定パラメータ“thEdge”を調整するのは、
Ec > En
の場合である。このとき、負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ判定パラメータ“thEdge”の値を増加させることで、エッジ数Ec(ただし次のフレーム)を減少させる制御をおこなう。一方、エッジ数Ecが最大エッジ数En以下に減少した場合には、負荷判定・パラメータ変更部308は、thEdgeを適正な値に戻す(減少させる)ことで、エッジ判定パラメータthEdgeとエッジ数Ecを適正に制御する。
次に、図5のフローチャートを参照して、負荷判定・パラメータ変更部308によって実行されるthEdge調整処理を説明する。
ステップS501では、エッジ判定部202およびエッジ数計測部307によってエッジの検出及びエッジ数Ecの計測が行われる。負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数Ecと最大エッジ数Enとを比較して、エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いか否かを判定する(ステップS502)。
Ec>Enである場合、つまりエッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いならば(ステップS502のYES)、負荷判定・パラメータ変更部308は、次フレームのエッジ数Ecが低減されるように、エッジ判定パラメータ“thEdge”の値を増加する(ステップS503)。Ec>Enでない場合は(ステップS502のNO)、負荷判定・パラメータ変更部308はなにもしない。
次に、負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも十分に下回り(Ec<<En)、且つ現在のエッジ判定パラメータ“thEdge”の値が初期設定値を上回っているか否かを判定する(ステップS504)。Ec<<En、且つ現在のエッジ判定パラメータ“thEdge”の値が初期設定値を上回っているとう条件が満たされているならば(ステップS504のYES)、負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ判定パラメータ“thEdge”の値を減少させる(ステップS505)。ステップS505では、例えば、エッジ判定パラメータ“thEdge”の値を初期設定値に戻す処理が行われる。
なお、ステップS504において使用される判定条件としては、Ec<<Enの条件の代わりに、Ec≦Enの条件を使用しても良い。
(対応点の数の制御)
上述のエッジ判定パラメータ“thEdge”の制御によって、1フレーム当たりのエッジ数および処理負荷を制御することができる。しかしながら、エッジ判定パラメータ“thEdge”の値を最適化した場合においても、前フレームからの大幅なエッジ数増加が発生した場合などにおいては、エッジ判定パラメータ“thEdge”の変更処理がエッジ数増加に追従できなくなり、図6に示すように、一時的にエッジ数Ecが最大エッジ数Enを上回る状態が発生することがある。図6においては、最大エッジ数Enが100000である場合が例示されている。エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも大きい期間がエッジ数超過期間(過渡応答期間)である。
目標処理時間以内に1フレームの処理を完了するためには、Ec>Enとなったときの負荷低減機構が必要となる。そこで、本実施形態では、エッジ数Ecが最大エッジ数En以下に収束するまでのエッジ数超過期間においては、負荷判定・パラメータ変更部308は、対応点抽出・絞込み部203が有効な対応点を決定するために使用する決定基準値を変更するための決定基準値変更処理を実行する。決定基準値としては、有効性しきい値“thValidity”を利用することができる。この有効性しきい値“thValidity”は、対応点抽出・絞込み部203が絞り込み処理における判定基準として使用する値である。すなわち、対応点抽出・絞込み部203は、低解像度画像201内のエッジを含む画素の画素値(輝度値)と、このエッジに対応する仮高解像度画像内の各対応画素の画素値(輝度値)との間の差分を算出し、この差分が有効性しきい値“thValidity”の範囲内に属するか否かを判定する。この判定結果に基づいて、対応点抽出・絞込み部203は、エッジに対応する複数の対応画素の中から有効な対応画素を絞り込み、実際に高画質処理に適用されるべき対応画素を決定する。
したがって、有効性しきい値“thValidity”の値を大きくしたならば、対応点抽出・絞込み部203によって有効な対応画素として決定される対応画素数は増加する。逆に、有効性しきい値“thValidity”の値を小さくしたならば、対応点抽出・絞込み部203によって有効な対応画素として決定される対応画素数は減少し、エッジを含む画素の画素値との差分がより小さい対応画素数のみに対して高画質処理が施されることになる。
負荷判定・パラメータ変更部308は、最大エッジ数Enに対するエッジ数Ecの超過量(=Ec−En)を算出し、その超過量に従って、有効性しきい値“thValidity”を適応的に制御する。つまり、超過量に応じて、決定基準値としての有効性しきい値“thValidity”を変更する度合いが調整される。
以下、図7のフローチャートを参照して、負荷判定・パラメータ変更部308によって実行される有効性しきい値調整処理の手順を説明する。
ステップS701では、エッジ判定部202およびエッジ数計測部307によってエッジの検出及びエッジ数Ecの計測が行われる。負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数Ecと最大エッジ数Enとを比較して、エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いか否かを判定する(ステップS702)。
Ec>Enである場合、つまりエッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いならば(ステップS702のYES)、負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数Ecと最大エッジ数Enとの間の差分Ed(Ed= Ec-En)を算出する(ステップS703)。負荷判定・パラメータ変更部308は、差分Edに基づいて、有効性しきい値“thValidity”を算出する(ステップS704)。
以下に“thValidity”の算出例を示す。“thValidity”値として使用可能な範囲は、0〜255であるする。“thValidity”の初期値は64とする。
(1)Ed>Enの場合: thValidity=0
(2)En>Ed>0の場合: thValidity=8
(1)のケースは、エッジ数Ecが最大エッジ数Enの2倍である場合である。この場合、“thValidity”の値は0に変更される。(2)のケースは、エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多く、且つ最大エッジ数Enの2倍よりも少ない場合である。この場合、“thValidity”の値は8に変更される。図7のフローチャートで示される処理は、図5のフローチャートで説明した処理と並行して実行することができる。
(間引き制御)
En>Ecとなる過渡応答期間に使用し得る別の負荷低減機構として、間引き制御機能を説明する。この間引き制御機能は、高画質処理部205に、画質改善処理を施すべき対応画素を間引く処理を実行させる機能である。
以下、図8のフローチャートを参照して、負荷判定・パラメータ変更部308によって実行される間引き制御処理の手順を説明する。
ステップS801では、エッジ判定部202およびエッジ数計測部307によってエッジの検出及びエッジ数Ecの計測が行われる。負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数Ecと最大エッジ数Enとを比較して、エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いか否かを判定する(ステップS802)。
Ec>Enである場合、つまりエッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いならば(ステップS802のYES)、負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数Ecと最大エッジ数Enとの関係に基づいて、高画質化処理の対象画素群に対して適用すべき間引きパターンを決定する(ステップS803)。そして、負荷判定・パラメータ変更部308は、この間引きパターンを高画質処理部205に指示して、高画質処理部205に、画質改善処理を施すべき対象画素(対応画素)を間引く処理を実行させる。
高画質処理部205は、間引きパターンに従って、対象画素(対応画素)毎に間引き位置の画素であるか否かを判定し、間引き位置の画素に対しては画質改善処理(高画質処理)の実行をスキップし、間引き位置でない画素に対してのみ画質改善処理(高画質処理)を実行する(ステップS804〜S806)。
以下、間引き処理の例を説明する。
(1)1/2間引き
2En>Ec>1.5Enの場合、“1/2間引き”が適用される。この場合、図9に示すように、対象画素は1個おきに順次間引きかれ、2画素に1画素の割合で画質改善処理(高画質処理)が実行される。
(2)2/3間引き
1.5En>Ec>1.333Enの場合、“2/3間引き”が適用される。この場合、図9に示すように、対象画素は3個のうち1個が順次間引きかれ、3画素に2画素の割合で画質改善処理(高画質処理)が実行される。
(3)3/4間引き
1.333En>Ec>1.25Enの場合、“3/4間引き”が適用される。この場合、図9に示すように、対象画素は4個のうち1個が順次間引きかれ、4画素に3画素の割合で画質改善処理(高画質処理)が実行される。
(4)4/5間引き
1.25En>Ec>1.2Enの場合、“4/5間引き”が適用される。この場合、図9に示すように、対象画素は5個のうち1個が順次間引きかれ、5画素に4画素の割合で画質改善処理(高画質処理)が実行される。
(6)5/6間引き
1.2En>Ec>1.17Enの場合、“5/6間引き”が適用される。この場合、対象画素は6個のうち1個が順次間引きかれ、6画素に5画素の割合で画質改善処理(高画質処理)が実行される。
(7)6/7間引き
1.17En>Ec>1.14Enの場合、“6/7間引き”が適用される。この場合、対象画素は7個のうち1個が順次間引きかれ、7画素に6画素の割合で画質改善処理(高画質処理)が実行される。
このようにして、前記最大エッジ数に対する前記検出されたエッジ数の超過量に応じて、画質改善処理を施すべき対応画素を間引く割合が調整される。
なお、このような場合分けをEc=Enとなるまで実施することは現実てきではないため、Ecが1.17En以下の場合には、6/7間引きを固定的に使用しても良い。また、Ecが2En以上の場合には、1/3間引きまたは1/4間引きを固定的に使用しても良い。
図8のフローチャートで示される処理は、図5のフローチャートで説明した処理と並行して実行することができる。また、図5のフローチャートで説明した処理と、図7のフローチャートで説明した処理と、図8のフローチャートで説明した処理とを、並行して実行してもよい。
以上のように、本実施形態においては、高解像度化処理に要する時間が目標処理時間を超過するような多くのエッジ数を含む動画像信号においても、処理負荷を低減でき、これによって高解像度化処理に要する時間を適正な値に調整することが可能となる。よって、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができ、コマ落ち等を招くことなく、高解像度化された動画像信号を高解像度のディスプレイにリアルタイムに表示する処理等が可能となる。
なお、本実施形態では情報処理理装置としてコンピュータを例示して説明したが、情報処理理装置はコンピュータに限られるものではなく、デジタルTV、セットトップボックス等であってもよい。また、高解像度化装置の処理は全てプログラムによって実行することもできる。この場合、このプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じて通常のコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図。 同実施形態の情報処理装置に適用される高解像度化装置の構成例を示すブロック図。 同実施形態の情報処理装置に適用される、改良された高解像度化装置の構成例を示すブロック図。 同実施形態の情報処理装置における、動画像信号のエッジ数と高解像度化処理に要する処理時間との関係を示す図。 同実施形態の情報処理装置によって実行されるエッジ判定パラメータ調整処理の手順の例を示すフローチャート。 同実施形態の情報処理装置における、エッジ判定パラメータの値と検出されるエッジ数との関係を示す図。 同実施形態の情報処理装置によって実行される有効性しきい値調整処理の手順の例を示すフローチャート。 同実施形態の情報処理装置によって実行される間引き制御処理の手順の例を示すフローチャート。 同実施形態の情報処理装置において使用される間引きパターンの例を示す図。
符号の説明
11…CPU、29…ビデオプロセッサ、132…高解像度化アプリケーションプログラム、202…エッジ判定部、203…対応点抽出・絞込み部、204…仮高解像度画像生成部、205…高画質処理部、307…エッジ数計測部、308…負荷判定・パラメータ変更部。

Claims (10)

  1. 第1解像度の動画像信号から前記第1解像度よりも高い第2解像度の動画像信号を生成する高解像度化処理を実行する情報処理装置であって、
    所定のエッジ判定基準値に従って、前記第1解像度の動画像信号の処理対象フレーム内のエッジを検出するエッジ検出手段と、
    前記検出されたエッジの数を計数するエッジ数計数手段と、
    前記処理対象フレームの解像度を前記第1解像度から前記第2解像度に変換して、前記第2解像度を有する仮高解像度画像を生成する解像度変換手段と、
    前記検出された各エッジに対応する前記仮高解像度画像内の対応画素それぞれを検出する対応画素点検出手段と、
    前記検出された前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための画質改善処理を施す画質改善処理手段と、
    前記情報処理装置が目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数を算出し、前記検出されるエッジ数を前記最大エッジ数以下に抑えるために前記検出されたエッジ数と前記最大エッジ数とに基づいて前記エッジ判定基準値を変更する制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出されたエッジ数が前記最大エッジ数を超えている期間中、前記対応画素点検出手段によって検出される、各エッジに対応する対応画素の数が低下されるように、前記対応画素点検出手段が対応画素を決定するために使用する決定基準値を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記最大エッジ数に対する前記検出されたエッジ数の超過量に応じて、前記決定基準値を変更する度合いを調整するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出されたエッジ数が前記最大エッジ数を超えている期間中、前記画質改善処理手段に、前記画質改善処理を施すべき対応画素を間引く処理を実行させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記最大エッジ数に対する前記検出されたエッジ数の超過量に応じて、前記画質改善処理を施すべき対応画素を間引く割合を調整するように構成されていることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 第1解像度の動画像信号から前記第1解像度よりも高い第2解像度の動画像信号を生成する高解像度化処理を情報処理装置によって実行する画像処理方法であって、
    所定のエッジ判定基準値に従って、前記第1解像度の動画像信号の処理対象フレーム内のエッジを検出するエッジ検出ステップと、
    前記検出されたエッジの数を計数するエッジ数計数ステップと、
    前記処理対象フレームの解像度を前記第1解像度から前記第2解像度に変換して、前記第2解像度を有する仮高解像度画像を生成する解像度変換ステップと、
    前記検出された各エッジに対応する前記仮高解像度画像内の対応画素それぞれを検出する対応画素点検出ステップと、
    前記検出された前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための画質改善処理を施す画質改善処理ステップと、
    前記情報処理装置が目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数を算出し、前記検出されるエッジ数を前記最大エッジ数以下に抑えるために、前記検出されたエッジ数と前記最大エッジ数とに基づいて前記エッジ判定基準値を変更する制御ステップとを具備することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記検出されたエッジ数が前記最大エッジ数を超えている期間中、前記対応画素点検出ステップによって検出される各エッジに対応する対応画素の数が低下されるように、前記対応画素点検出ステップが対応画素を決定するために使用する決定基準値を変更するステップをさらに具備することを特徴とする請求項6記載の画像処理方法。
  8. 前記決定基準値を変更するステップは、前記最大エッジ数に対する前記検出されたエッジ数の超過量に応じて、前記決定基準値を変更する度合いを調整することを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 前記検出されたエッジ数が前記最大エッジ数を超えている期間中、前記画質改善処理を施すべき対応画素を間引く処理を実行するステップをさらに具備することを特徴とする請求項6記載の画像処理方法。
  10. 前記画質改善処理を施すべき対応画素を間引く処理を実行するステップは、前記最大エッジ数に対する前記検出されたエッジ数の超過量に応じて、前記画質改善処理を施すべき対応画素を間引く割合を調整することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
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