JP2010130497A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

情報処理装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010130497A
JP2010130497A JP2008304690A JP2008304690A JP2010130497A JP 2010130497 A JP2010130497 A JP 2010130497A JP 2008304690 A JP2008304690 A JP 2008304690A JP 2008304690 A JP2008304690 A JP 2008304690A JP 2010130497 A JP2010130497 A JP 2010130497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resolution
texture
processing
edge
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008304690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4504449B2 (ja
Inventor
Akira Tanaka
明良 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008304690A priority Critical patent/JP4504449B2/ja
Priority to US12/579,926 priority patent/US7941005B2/en
Publication of JP2010130497A publication Critical patent/JP2010130497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4504449B2 publication Critical patent/JP4504449B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/403Edge-driven scaling; Edge-based scaling

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】1フレームあたりの所要時間が目標時間を越えないように高解像度化処理を制御することを実現した情報処理装置を提供する。
【解決手段】エッジ判定部201は、エッジ判定基準値に従って動画像信号のフレーム内のエッジを検出する。テクスチャ判定部202は、テクスチャ判定基準値に従って動画像信号のフレーム内のテクスチャを検出する。エッジ数計測部307は、エッジ判定部201によって検出されたエッジであって、テクスチャ判定部202によって検出されたテクスチャ上に位置しないエッジの数を計数する。そして、負荷判定・パラメータ変更部308は、エッジ数計測部307によって計数されたエッジの数が、情報処理装置が目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数よりも多い場合、テクスチャを増加させるべくテクスチャ判定基準値を減少する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)に格納されたSD(Standard Definition)画像をHD(High Definition)画像に変換して拡大表示する特殊再生機能を有するパーソナルコンピュータ等に適用して好適な動画像データの高解像度化処理制御技術に関する。
近年、ノートブックタイプやデスクトップタイプ等、様々なタイプのパーソナルコンピュータが広く普及している。この種のパーソナルコンピュータの中には、動画像データをソフトウェアで再生するものも多く、最近では、入力された画像データよりも高い解像度の画像データを生成する高解像度化機能を有するソフトウェアも出現してきている。このようなことから、この高解像度化に関わる仕組みが種々提案され始めている(例えば特許文献1等参照)。
特開2006−221221号公報
ところで、これまでの高解像度化処理においては、1フレーム内のエッジ(輝度値が急峻に変化している領域)情報の数またはエッジ情報から得られた高画質処理画素の数がそのまま高画質画像処理の実施回数となっていた。よって、エッジ情報の大小で処理時間が変動し、エッジが多い場合には、処理時間が目標とする処理時間を越えてしまい、コマ落ちや表示遅延などを発生させるという問題があった。
同様に、平坦部(輝度値の変化が少ない領域)についても、その多少により、処理時間の変動が起こる仕組みとなっており、場合によっては、処理時間が目標とする処理時間を越えてしまっていた。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、1フレームあたりの所要時間が目標時間を越えないように高解像度化処理を制御することを実現した情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、この発明は、第1解像度の動画像信号から前記第1解像度よりも高い第2解像度の動画像信号を生成する高解像度化処理を実行する情報処理装置であって、前記第1解像度の動画像信号の処理対象フレーム内において輝度値が所定のエッジ判定基準値を越えて変化しているエッジ領域を検出するエッジ検出手段と、所定のテクスチャ判定基準値に従って、前記処理対象フレーム内において輝度値の変化が規則的に連続して発生しているテクスチャ領域を検出するテクスチャ検出手段と、前記処理対象フレーム内において輝度値の変化が所定の平坦部判定基準値を下回っている平坦部領域を検出する平坦部検出手段と、前記処理対象フレームの解像度を前記第1解像度から前記第2解像度に変換して、前記第2解像度を有する仮高解像度画像を生成する解像度変換手段と、前記平坦部検出手段によって検出された平坦部領域以外の領域に対応する前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して高画質化のための第1の画質改善処理を施し、前記エッジ検出手段によって検出されたエッジ領域であって前記テクスチャ検出手段によって検出されたテクスチャ領域上に位置しないエッジ領域に対応する前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための第2の画質改善処理を施す画質改善処理手段と、前記テクスチャ検出手段に適用される前記テクスチャ判定基準値または前記平坦部検出手段に適用される前記平坦部判定基準値の少なくとも一方を所定の規則に従って変更する制御手段と、を具備することを特徴とする。
この発明によれば、1フレームあたりの所要時間が目標時間を越えないように高解像度化処理を制御することが実現される。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1に、本実施形態に係る情報処理装置の構成を示す。この情報処理装置は、例えばバッテリ駆動可能なノートブック型パーソナルコンピュータとして実現されている。
このコンピュータは、図1に示したように、CPU11、ノースブリッジ12、主メモリ13、グラフィックスコントローラ14、ビデオメモリ(VRAM)14A、液晶表示装置(LCD)15、サウスブリッジ16、BIOS−ROM17、ハードディスクドライブ(HDD)18、USBコントローラ19、サウンドコントローラ20、スピーカ21、デジタルTVチューナ22、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)23、キーボード24、タッチパッド25、電源回路26、バッテリ27、ネットワークコントローラ28、ビデオプロセッサ29等を備えている。
CPU11は、本コンピュータ内の各部の動作を制御するプロセッサである。CPU11は、HDD18から主メモリ13にロードされるオペレーティングシステム(OS)101および各種アプリケーションプログラムを実行する。この各種アプリケーションプログラムの中には、高解像度化アプリケーションプログラム102が含まれている。また、CPU11は、BIOS−ROM17に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、各種ハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ12は、CPU11のローカルバスとサウスブリッジ16との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ12は、バスを介してグラフィックスコントローラ14との通信を実行する機能を有している。また、ノースブリッジ12は、主メモリ13をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵している。グラフィックスコントローラ14は、本コンピュータのディスプレイモニタとして使用されるLCD15を制御する表示コントローラである。LCD15の画素数は、例えば1920×1080画素である。グラフィックスコントローラ14は、VRAM14Aに書き込まれた画像データからLCD15に送出すべき表示信号を生成する。
サウスブリッジ16は、PCIバスおよびLPCバス上の各種デバイスを制御するコントローラである。また、このサウスブリッジ16には、BIOS−ROM17、HDD18、USBコントローラ19、サウンドコントローラ20およびデジタルTVチューナ22が接続されている。HDD18は、各種ソフトウェアおよびデータを格納する記憶装置である。USBコントローラ19は、ケーブルを介して本コンピュータに接続される各種USBデバイスを制御するコントローラである。サウンドコントローラ20は、音源デバイスであり、スピーカ21にオーディオ信号を出力する。デジタルTVチューナ22は、放送信号によって放送されるデジタルTV放送番組データを受信するための受信装置である。
さらに、サウスブリッジ16は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスおよびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する機能を有している。またさらに、サウスブリッジ16には、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してビデオプロセッサ29が接続されている。
ビデオプロセッサ29は、高解像度化アプリケーションプログラム102の制御の下、高解像度化処理を実行するプロセッサである。高解像度化処理は、動画像信号の解像度を高解像化するための処理である。この高解像度化処理は、例えばSD(標準解像度)規格の解像度(水平720画素、垂直480画素)を有する動画像信号からHD(高解像度)規格の解像度(水平1440画素、垂直960画素)を有する動画像信号を生成するために使用される。メモリ29Aは、ビデオプロセッサ29の作業メモリとして用いられる。
高解像度化処理を実行するためには、多くの演算量が必要とされる。本実施形態においては、CPU11とは異なる専用のプロセッサであるビデオプロセッサ29がバックエンドプロセッサとして使用され、このビデオプロセッサ29によって高解像度化処理が実行される。よって、CPU11の負荷の増加を招くことなく、高解像度化処理を実行することが出来る。
EC/KBC23は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード24およびタッチパッド25を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC23は、電源回路26と協働して、バッテリ27または外部AC電源からの電力を各部に供給する。ネットワークコントローラ28は、インターネットなどの外部ネットワークとの通信を実行する通信装置である。
高解像度化アプリケーションプログラム102は、ビデオプロセッサ29を用いることによって、表示対象の動画像信号の解像度をSD解像度からHD解像度に変換する処理を実行する。よって、高解像度化アプリケーションプログラム102およびビデオプロセッサ29は、高解像度化処理を実行するための高解像度化装置として機能し得る。
図2は、この高解像度化アプリケーションプログラム102およびビデオプロセッサ29によって実現される高解像度化装置200の基本構成を示している。
この高解像度化装置200は、低解像度画像301を拡大し、さらに拡大された画像に対して鮮鋭化などの高画質処理を施すことによって高解像度画像302を生成する。低解像度画像301は、例えば、テレビ放送番組データやインターネット配信映像データのようなSD解像度の動画像信号である。高解像度画像302は、例えば、HD解像度の動画像信号である。この高解像度化装置200は、エッジ判定部201、テクスチャ判定部202、平坦部判定部203、対応点抽出・絞込み部204、仮高解像度画像生成部205および高画質処理部206を備えている。
エッジ判定部201は、低解像度画像301として入力される動画像信号のフレーム毎に、当該フレームに含まれるエッジ(エッジ領域)を検出する。エッジとは、画像内において画素値(輝度値)が急峻に変化している領域である。エッジ検出は、所定のエッジ判定基準値に従って実行される。エッジ検出には、例えば、Sobelフィルタを用いることができる。エッジ判定部201は、エッジ検出結果である位置情報をエッジ情報として出力する。
また、テクスチャ判定部202は、低解像度画像301として入力される動画像信号のフレーム毎に、当該フレームに含まれるテクスチャ領域を検出する。テクスチャとは、画像内において輝度値の変化が規則的に連続して発生している領域である。テクスチャ検出は、所定のテクスチャ判定基準値に従って実行される。テクスチャ判定部202は、テクスチャ検出結果である位置情報をテクスチャ情報として出力する。
さらに、平坦部判定部203は、低解像度画像301として入力される動画像信号のフレーム毎に、当該フレームに含まれる平坦部領域を検出する。平坦部とは、画像内において輝度値の変化が少なく、エッジ成分もテクスチャ成分も持たない領域である。平坦部検出は、所定の平坦部判定基準値に従って実行される。平坦部判定部203は、平坦部検出結果である位置情報を平坦部情報として出力する。
対応点抽出・絞込み部204は、エッジ判定部201によって得られるエッジ情報と、テクスチャ判定部202によって得られるテクスチャ情報および平坦部判定部203によって得られる平坦部情報とを用いて、後述する仮解像度画像の内から、後段の画質改善処理(第2の画質改善処理)を施すべき対応画素(対応点)の位置を抽出する。まず、エッジ成分について、エッジ情報から後段の画質改善処理に利用する画素を抽出する処理を行う。この時、テクスチャ情報を利用することにより、テクスチャ領域に存在するエッジ成分から抽出される対応点は後段の画質改善処理には利用しない絞り込みを行う。
また、本高解像度化装置200では、エッジに由来する対応点とは別に、元となる低解像度画像全体の画素位置について、前段の画質改善処理(第1の画質改善処理)を施す。これをベース部の高画質化処理と呼ぶ。そこで、対応点抽出・絞込み部204は、平坦部情報を利用して、このベース部の高画質化処理を、その適用が有効であると期待される平坦部領域以外の部分のみに施すための絞り込みも併せて行う。つまり、対応点抽出・絞込み部204は、高画質化処理を施す画素の位置を、エッジ、テクスチャ、平坦部の各種情報から選別する処理を実行する。
仮高解像度画像生成部205は、高画質処理を施す前の拡大画像である仮高解像度画像を生成する。即ち、仮高解像度画像生成部205は、低解像度画像201として入力される動画像信号のフレーム毎に、当該フレームの解像度をSD解像度からHD解像度に変換して、HD解像度を有する仮高解像度画像を生成する。画像拡大方法としては、例えば、3次元畳み込み法(Cubic Conbolution)を利用することができる。
そして、高画質処理部206は、対応点抽出・絞込み部204によって選別された対応点およびベース部分に相当する仮高解像度画像内の画素に対して、前述の画質改善処理をそれぞれ施す。ここでの処理を鮮鋭化と呼び、仮高解像度画像生成部205によって得られた仮高解像度画像をより鮮鋭な画像に変換するものである。この高画質処理部206による画質改善処理によって得られる画像が高解像度画像302である。以上の手順で、低解像度画像301として入力される動画像信号の各フレームから高解像度画像302が生成され、この高解像度画像302がLCD15等の表示装置に表示されることになる。
ところで、高画質処理部206によって画質改善処理を施すべき画素数は、対応点抽出・絞込み部204のによって決定される対応画素の数に応じて変動する。よって、画質改善処理を施すべき画素数は、エッジ判定部201によって検出されたエッジ数の影響を受ける。同様に、このエッジ数に影響を与えるテクスチャ判定部202によるテクスチャ判定結果であるテクスチャ領域、ベース部の高画質化処理に影響を与える平坦部判定部203による平坦部判定結果である平坦部領域も、画質改善処理を施すべき画素数に影響を与えることとなる。
即ち、仮高解像度画像生成部205によって生成された仮高解像度画像内の1画素に対する高画質処理部206による画質改善処理のための演算量は一定であるが、エッジ判定部201、テクスチャ判定部202、平坦部判定部203および対応点抽出・絞込み部204の処理によって決定される対応画素の数の増加に応じて、1フレームあたりの画質改善処理に要する処理時間は増加する。エッジ成分を例とするならば、図3に示すように、低解像度画像301がエッジの少ない画像である場合においては(エッジ数=E1)、1フレームの高解像度化処理にかかる処理時間はT1であるが、低解像度画像301がエッジの多い画像である場合においては(エッジ数=E2)、1フレームの高解像度化処理にかかる処理時間はT2(T2>T1)に増加する。
一方、本高解像度化装置200によって得られた動画像信号を表示装置に表示する場合には、一定時間内に1フレームの高解像度画像302を生成する必要がある。例えば、30フレーム/秒の動画像信号を再生する場合においては、1フレームの高解像度画像302を生成するのに利用可能な時間は約33msecである。エッジ数の多い動画像信号が本高解像度化装置200に入力されたならば、1フレームの高解像度画像302を生成するのに要する時間が33msecを超過してしまうことも考えられる。この場合、表示装置においては、コマ落ちや、表示遅延などの問題が発生する。
図4は、改良された本第1実施形態の高解像度化装置200の構成を示している。
この高解像度化装置200は、図2で説明したエッジ判定部201、テクスチャ判定部202、平坦部判定部203、対応点抽出・絞込み部204、仮高解像度画像生成部205および高画質処理部206に加え、さらに、エッジ数計測部207および負荷判定・パラメータ変更部208を備えている。
本高解像度化装置200が1フレームの処理に利用できる最大処理時間は、以下の式1で表すことができる。
Tmax = Ec × Tsearch_squeze + Ec × Tsharpen + Bc × Tsharpen…… 式1
Tmax : 高解像度化装置が1フレームの処理に利用できる最大処理時間
Ec : 処理対象フレーム内のエッジ数
Bc : ベース部となる画素数
Tsearch_squeze : 1エッジ当たりの対応点抽出・絞込み処理に要する時間
Tsharpen: 1画素当たりの高画質化処理に要する時間
Ecは、最終的にTserch_squezeおよびTsharpenを行うエッジである。本高解像度化装置200では、エッジ判定部201のエッジ判定結果とテクスチャ判定部202のテクスチャ判定結果を複合した結果となる対応点の数となる。また、Bcは、ベース部の画素数を示しており、ベース部の高画質化処理に必要な処理時間は、この値とTsharpenを乗算した時間である。
30フレーム/秒の映像出力の場合、Tmaxは33msecとなる。Tsearch_squezeおよびTsharpenの各々の値は、本コンピュータのプログラム実行速度によって決定される。つまり、Tsearch_squezeおよびTsharpenの各々の値は、本コンピュータの処理性能によって決定される固定値である。よって上記式1から、Tmaxを満たす最大エッジ数、つまり本コンピュータが目標処理時間内に1フレーム分の高解像度化処理を完了可能な最大エッジ数を算出することができる。この最大エッジ数をEnとする。
この最大エッジ数Enを利用することで、エッジ判定結果から得られるエッジ数を調整して処理負荷を制御することができる。エッジ判定部201におけるエッジ数調整については、本願出願人出願の特願2008−170167に記載した内容であるためここでは省略する。ここでは、最大エッジ数Enとテクスチャ判定部202のテクスチャ領域判定機能とを利用した負荷制御について説明する。
テクスチャ判定部202においては、テクスチャ判定パラメータthTextureを前述のテクスチャ判定基準値(テクスチャ強度のしきい値)としてフレーム内のテクスチャ領域を検出する。テクスチャ判定パラメータthTextureを大きな値とすると、注目画素はテクスチャ強度が大きくなければテクスチャと判定されない。従って、thTextureを大きくすることで、テクスチャ領域は減少し、thTextureを小さくすることで、テクスチャ領域は増加することとなる。
本高解像度化装置200では、対応点抽出・絞込み部204が、テクスチャ判定部202によってテクスチャと判定された領域に存在するエッジ成分は高画質化処理の対応点から除外する処理を行う。従って、thTexture値を小さくしてテクスチャ領域を増加させることによって高画質化処理の対象となる対応点数は減少することになる。
エッジ数計測部207は、エッジ判定部201で検出され、対応点抽出・絞込み部204による選別を経た各フレームの対応点となるエッジ数を計測する。エッジ数計測部207で得られるエッジ数は、既にテクスチャ判定部202でテクスチャ判定した結果によるものであるため、負荷判定・パラメータ変更部208で調整するthTexture値は同一フレームには反映できない。従って、負荷判定・パラメータ変更部208が変更したthTextureパラメータは、次のフレームにおいて有効となる。
負荷判定・パラメータ変更部208は、エッジ数計測部207の計測結果とTmaxを満たすエッジ最大数Enとを用いてテクスチャ判定部202におけるテクスチャ判定パラメータthTextureを調整する制御部となっている。テクスチャ判定パラメータthTextureを増減させる調整は、そのフレームの対応点となったエッジ数Ecに対して、
Ec > En
の場合となる。このときthTexture値を減少させることで、Ecを減少させる(ただし次のフレーム)制御を行う。一方、EcがEn以下の場合、thTextureを適正な値に戻す(増加させる)ことで、テクスチャ判定パラメータthTextureとエッジ数とを適正に制御する。
図5に、この負荷判定・パラメータ変更部208による制御の原理を説明するための各フレームの構成を表す概念図を示す。
各フレームa1は、平坦部判定部203によって、輝度値の変化が少なく、エッジ成分もテクスチャ成分も持たない平坦部領域a11が検出される。この平坦部領域a11は、ベース部の高画質化処理の対象から外される。また、各フレームa1は、テクスチャ判定部202によって、輝度値の変化が規則的に連続して発生しているテクスチャ領域a12が検出される。エッジ判定部201によって検出される、画素値が急峻に変化しているエッジ領域のうち、このテクスチャ領域a12上に存在するエッジ領域は、後段の高画質化処理の対象から外される。よって、このテクスチャ領域a12の増減を左右するテクスチャ判定基準値thTextureを調整することで(パラメータ調整b1)、後段の高画質化処理の対象となるエッジ領域a13の増減を調整する。
次に、図6のフローチャートを参照して、負荷判定・パラメータ変更部208によって実行されるthTexture調整処理を説明する。
ステップA1では、エッジ判定部201およびエッジ数計測部207によってエッジの検出およびエッジ数Ecの計測が行われる。負荷判定・パラメータ変更部208は、エッジ数Ecと最大エッジ数Enとを比較して、エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いか否かを判定する(ステップA2)。
Ec>Enである場合、つまりエッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも多いならば(ステップA2のYES)、負荷判定・パラメータ変更部208は、次フレームのエッジ数Ecが低減されるように、テクスチャ判定パラメータthTextureの値を増加する(ステップA3)。Ec>Enでない場合は(ステップA2のNO)、負荷判定・パラメータ変更部208は何もしない。
次に、負荷判定・パラメータ変更部208は、エッジ数Ecが最大エッジ数Enよりも十分に下回り(Ec<<En)、かつ、現在のテクスチャ判定パラメータthTextureの値が初期設定値を上回っているか否かを判定する(ステップA4)。Ec<<En、かつ、現在のテクスチャ判定パラメータthTextureの値が初期設定値を上回っているという条件が満たされているならば(ステップA4のYES)、負荷判定・パラメータ変更部208は、テクスチャ判定パラメータthTextureの値を減少させる(ステップA5)。ステップA5では、例えば、テクスチャ判定パラメータthTextureの値を初期設定値に戻す処理が行われる。
なお、図6中のステップA4において使用される判定条件としては、Ec<<Enの条件の代わりに、Ec≦Enの条件を使用しても良い。
以上のように、本実施形態の高解像度化装置200は、テクスチャ判定によりエッジ数を制御し、高解像度化処理に要する時間が目標処理時間を超過するような動画像信号においても、処理負荷を低減でき、これによって高解像度化処理に要する時間を適正な値に調整することが可能となる。よって、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができ、コマ落ち等を招くことなく、高解像度化された動画像信号を高解像度のディスプレイにリアルタイムに表示する処理等が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図7は、改良された本第2実施形態の高解像度化装置200の構成を示している。
この高解像度化装置200は、図2で説明したエッジ判定部201、テクスチャ判定部202、平坦部判定部203、対応点抽出・絞込み部204、仮高解像度画像生成部205および高画質処理部206に加え、さらに、平坦部数計測部209および負荷判定・パラメータ変更部210を備えている。
前述したように、本高解像度化装置200では、ベース部の高画質化処理として、元画像の画素数に相当する高画質化処理を行う。しかしながら、平坦部判定部203において判定した平坦部領域については、対応点抽出部・絞込み部204において選別を行い、高画質処理部206によるベース部の高画質化処理から除外をする。第1実施形態でも述べたように、処理時間Tmaxには、このベース部の処理である
Bc × Tsharpen
の処理時間が含まれている。Bcは、最大が元画像の画素数に相当する。フレーム単位では平坦部判定部203による平坦部判定によりその値は増減する。Bc × Tsharpenの処理時間について、Tmaxの値を一定の処理時間と制御するために定めた最大の画素数をBnとする。Bnの値は、システムにより異なる。また、エッジ部の処理時間との比率も含めてシステム別に定義しなくてはならない。以下、本高解像度化装置200による平坦部判定の調整手法について説明する。
平坦部判定部203においては、平坦部判定パラメータthFlatを前述の平坦部判定基準値(平坦部検出のしきい値)としてフレーム内の平坦部領域を検出する。平坦部判定パラメータthFlatを大きな値とすると、注目画素は輝度値の変化が大きくても平坦部と判定される。つまり、平坦部領域が拡大する。一方、thFlatを小さくすると、平坦部領域は減少する。
本高解像度化装置200では、対応点抽出・絞込み部204が、平坦部判定部203によって平坦部領域と判定された領域をベース部の高画質化処理から除外する処理を行う。従って、thFlatを増加させることによって、ベース部の高画質化処理は減少することになる。
平坦部計測部209は、平坦部判定部203で検出された画素数を計数する。平坦部計測部209で計数した値を基に、次のフレームにおける平坦部判定パラメータthFlatが算出される。
負荷判定・パラメータ変更部210は、平坦部計測部209の計測結果とTmaxを満たすベース条件の最大処理画素数であるBnを用いて平坦部判定部203における平坦部判定パラメータthFlatを調整する制御部となる。平坦部判定パラメータthFlatを増減させる調整は、そのフレームにおけるベース部の処理画素数Bcに対して、
Bc > Bn
の場合となる。このときthFlatの値を増加させることで、Bcを減少させる(ただし次のフレーム)制御を行う。一方、BcがBn以下の場合、thFlatは適正な値に戻す(減少させる)ことで、平坦部判定パラメータthFlatとベース部処理画素数Bcとを適正に制御する。
図8に、この負荷判定・パラメータ変更部210による制御の原理を説明するための各フレームの構成を表す概念図を示す。
前述の第1実施形態では、テクスチャ領域a12の増減を左右するテクスチャ判定基準値thTextureを調整することで、後段の高画質化処理の対象となるエッジ領域a13の増減を調整した。これに対して、本第2実施形態では、ベース部の高画質化処理の対象から外される平坦部領域a11の増減を左右する平坦部判定基準値thFlatを調整する(パラメータ調整b2)。
次に、図9のフローチャートを参照して、負荷判定・パラメータ変更部208によって実行されるthTexture調整処理を説明する。
ステップB1では、平坦部判定部203および平坦部数計測部209によって平坦部の検出および平坦部数Bcの計測が行われる。負荷判定・パラメータ変更部210は、平坦部数Bcと最大画素数Bnとを比較して、ベース部処理画素数Bcが最大画素数Bnよりも多いか否かを判定する(ステップB2)。
Bc>Bnである場合、つまりベース部処理画素数Bcが最大画素数Bnよりも多いならば(ステップB2のYES)、負荷判定・パラメータ変更部210は、次フレームのベース部処理画素数Bcが低減されるように、平坦部判定パラメータthFlatの値を増加する(ステップB3)。Bc>Bnでない場合は(ステップB2のNO)、負荷判定・パラメータ変更部210は何もしない。
次に、負荷判定・パラメータ変更部218は、ベース部処理画素数Bcが最大画素数Bnよりも十分に下回り(Bc<<Bn)、かつ、現在の平坦部判定パラメータthFlatの値が初期設定値を上回っているか否かを判定する(ステップB4)。Bc<<Bn、かつ、現在の平坦部判定パラメータthFlatの値が初期設定値を上回っているという条件が満たされているならば(ステップB4のYES)、負荷判定・パラメータ変更部210は、平坦部判定パラメータthFlatの値を減少させる(ステップB5)。ステップB5では、例えば、平坦部判定パラメータthFlatの値を初期設定値に戻す処理が行われる。
なお、図9中のステップB4において使用される判定条件としては、Bc<<Bnの条件の代わりに、Bc≦Bnの条件を使用しても良い。
以上のように、本実施形態の高解像度化装置200は、平坦部判定により平坦部数を制御し、高解像度化処理に要する時間が目標処理時間を超過するような動画像信号においても、処理負荷を低減でき、これによって高解像度化処理に要する時間を適正な値に調整することが可能となる。よって、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができ、コマ落ち等を招くことなく、高解像度化された動画像信号を高解像度のディスプレイにリアルタイムに表示する処理等が可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図10は、改良された本第3実施形態の高解像度化装置200の構成を示している。
前述の第1実施形態では、最大エッジ数を利用することで、エッジ判定結果から得られるエッジ数を調整して処理負荷を制御する例を説明した。これに対して、本第3実施形態では、低解像度画像301が入力されてから対応する高解像度画像302が出力されるまでの所要時間を利用することで、エッジ判定結果から得られるエッジ数を調整して処理負荷を制御する。そして、そのために、本第3実施形態の高解像度化装置200は、図4に示した第1実施形態の高解像度化装置200のエッジ数計測部207に代えて、上記低解像度画像301が入力されてから対応する高解像度画像302が出力されるまでの所要時間を計測する所要時間計測部211を備える。
本第3実施形態における負荷判定・パラメータ変更部208は、この所要時間計測部211の計測結果(Tc)を用いてテクスチャ判定部202におけるテクスチャ判定パラメータthTextureを調整する制御部となる。高解像度化処理の目標処理時間をTnとする。以下、図11のフローチャートを参照して、所要時間計測部211の計測結果を利用した負荷制御、つまり負荷判定・パラメータ変更部208によって実行されるthTexture調整処理を説明する。
ステップC1では、所要時間計測部211によって所要時間Tcの計測が行われる。負荷判定・パラメータ変更部208は、所要時間Tcと目標処理時間Tnとを比較して、所要時間Tcが目標処理時間Tnよりも多いか否かを判定する(ステップC2)。
Tc>Tnである場合、つまり所要時間Tcが目標処理時間Tnよりも多いならば(ステップC2のYES)、負荷判定・パラメータ変更部208は、次フレームのエッジ数が低減されるように、テクスチャ判定パラメータthTextureの値を増加する(ステップC3)。Tc>Tnでない場合は(ステップC2のNO)、負荷判定・パラメータ変更部208は何もしない。
次に、負荷判定・パラメータ変更部208は、所要時間Tcが目標処理時間Tnよりも十分に下回り(Tc<<Tn)、かつ、現在のテクスチャ判定パラメータthTextureの値が初期設定値を上回っているか否かを判定する(ステップC4)。Tc<<Tn、かつ、現在のテクスチャ判定パラメータthTextureの値が初期設定値を上回っているという条件が満たされているならば(ステップC4のYES)、負荷判定・パラメータ変更部208は、テクスチャ判定パラメータthTextureの値を減少させる(ステップC5)。ステップC5では、例えば、テクスチャ判定パラメータthTextureの値を初期設定値に戻す処理が行われる。
なお、図11中のステップC4において使用される判定条件としては、Tc<<Tnの条件の代わりに、Tc≦Tnの条件を使用しても良い。
以上のように、本実施形態の高解像度化装置200は、所要時間の監視を介して、テクスチャ判定によりエッジ数を制御し、高解像度化処理に要する時間が目標処理時間を超過するような動画像信号においても、処理負荷を低減でき、これによって高解像度化処理に要する時間を適正な値に調整することが可能となる。よって、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができ、コマ落ち等を招くことなく、高解像度化された動画像信号を高解像度のディスプレイにリアルタイムに表示する処理等が可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
図12は、改良された本第4実施形態の高解像度化装置200の構成を示している。
前述の第2実施形態では、最大ベース画素数を利用することで、平坦部判定結果から得られる平坦部数を調整して処理負荷を制御する例を説明した。これに対して、本第4実施形態では、低解像度画像301が入力されてから対応する高解像度画像302が出力されるまでの所要時間を利用することで、平坦部判定結果から得られる平坦部数を調整して処理負荷を制御する。そして、そのために、本第4実施形態の高解像度化装置200は、図7に示した第2実施形態の高解像度化装置200の平坦部数計測部209に代えて、上記低解像度画像301が入力されてから対応する高解像度画像302が出力されるまでの所要時間を計測する所要時間計測部211を備える。
本第4実施形態における負荷判定・パラメータ変更部210は、この所要時間計測部211の計測結果(Tc)を用いて平坦部判定部203における平坦部判定パラメータthFlatを調整する制御部となる。高解像度化処理の目標処理時間をTnとする。以下、図13のフローチャートを参照して、所要時間計測部211の計測結果を利用した負荷制御、つまり負荷判定・パラメータ変更部210によって実行されるthFlat調整処理を説明する。
ステップD1では、所要時間計測部211によって所要時間Tcの計測が行われる。負荷判定・パラメータ変更部210は、所要時間Tcと目標処理時間Tnとを比較して、所要時間Tcが目標処理時間Tnよりも多いか否かを判定する(ステップD2)。
Tc>Tnである場合、つまり所要時間Tcが目標処理時間Tnよりも多いならば(ステップD2のYES)、負荷判定・パラメータ変更部210は、次フレームのベース部処理画素数が低減されるように、平坦部判定パラメータthFlatの値を増加する(ステップC3)。Tc>Tnでない場合は(ステップD2のNO)、負荷判定・パラメータ変更部208は何もしない。
次に、負荷判定・パラメータ変更部208は、所要時間Tcが目標処理時間Tnよりも十分に下回り(Tc<<Tn)、かつ、現在の平坦部判定パラメータthFlatの値が初期設定値を上回っているか否かを判定する(ステップD4)。Tc<<Tn、かつ、現在の平坦部判定パラメータthFlatの値が初期設定値を上回っているという条件が満たされているならば(ステップD4のYES)、負荷判定・パラメータ変更部208は、平坦部判定パラメータthFlatの値を減少させる(ステップD5)。ステップD5では、例えば、平坦部判定パラメータthFlatの値を初期設定値に戻す処理が行われる。
なお、図13中のステップD4において使用される判定条件としては、Tc<<Tnの条件の代わりに、Tc≦Tnの条件を使用しても良い。
以上のように、本実施形態の高解像度化装置200は、所要時間の監視を介して、平坦部判定により平坦部数を制御し、高解像度化処理に要する時間が目標処理時間を超過するような動画像信号においても、処理負荷を低減でき、これによって高解像度化処理に要する時間を適正な値に調整することが可能となる。よって、1フレーム当たりの高解像度化処理に要する時間を所定の目標時間内に収めることができ、コマ落ち等を招くことなく、高解像度化された動画像信号を高解像度のディスプレイにリアルタイムに表示する処理等が可能となる。
なお、以上では、情報処理理装置としてコンピュータを例示して説明したが、情報処理理装置はコンピュータに限られるものではなく、デジタルTV、セットトップボックス等であってもよい。また、高解像度化装置の処理は全てプログラムによって実行することもできる。この場合、このプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じて通常のコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図 同実施形態の情報処理装置に適用される高解像度化装置の基本構成例を示すブロック図 同第1実施形態の情報処理装置に適用される、改良された高解像度化装置の構成例を示すブロック図 同第1実施形態の情報処理装置における、動画像信号のエッジ数と高解像度化処理に要する処理時間との関係を示す図 同第1実施形態の情報処理装置によって実行されるテクスチャ判定パラメータ調整の原理を説明するための各フレームの構成を表す概念図 同第1実施形態の情報処理装置によって実行されるテクスチャ判定パラメータ調整処理の手順の例を示すフローチャート 同第2実施形態の情報処理装置に適用される、改良された高解像度化装置の構成例を示すブロック図 同第2実施形態の情報処理装置によって実行される平坦部判定パラメータ調整の原理を説明するための各フレームの構成を表す概念図 同第2実施形態の情報処理装置によって実行される平坦部判定パラメータ調整処理の手順の例を示すフローチャート 同第3実施形態の情報処理装置に適用される、改良された高解像度化装置の構成例を示すブロック図 同第3実施形態の情報処理装置によって実行されるテクスチャ判定パラメータ調整処理の手順の例を示すフローチャート 同第4実施形態の情報処理装置に適用される、改良された高解像度化装置の構成例を示すブロック図 同第4実施形態の情報処理装置によって実行される平坦部判定パラメータ調整処理の手順の例を示すフローチャート
符号の説明
11…CPU、29…ビデオプロセッサ、132…高解像度化アプリケーションプログラム、201…エッジ判定部、202…テクスチャ判定部、203…平坦部判定部、204…対応点抽出・絞込み部、205…仮高解像度画像生成部、206…高画質処理部、207…エッジ数計測部、208,210…負荷判定・パラメータ変更部、209…平坦部数計測部、211…所要時間計測部。

Claims (10)

  1. 第1解像度の動画像信号から前記第1解像度よりも高い第2解像度の動画像信号を生成する高解像度化処理を実行する情報処理装置であって、
    前記第1解像度の動画像信号の処理対象フレーム内において輝度値が所定のエッジ判定基準値を越えて変化しているエッジ領域を検出するエッジ検出手段と、
    所定のテクスチャ判定基準値に従って、前記処理対象フレーム内において輝度値の変化が規則的に連続して発生しているテクスチャ領域を検出するテクスチャ検出手段と、
    前記処理対象フレーム内において輝度値の変化が所定の平坦部判定基準値を下回っている平坦部領域を検出する平坦部検出手段と、
    前記処理対象フレームの解像度を前記第1解像度から前記第2解像度に変換して、前記第2解像度を有する仮高解像度画像を生成する解像度変換手段と、
    前記平坦部検出手段によって検出された平坦部領域以外の領域に対応する前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して高画質化のための第1の画質改善処理を施し、前記エッジ検出手段によって検出されたエッジ領域であって前記テクスチャ検出手段によって検出されたテクスチャ領域上に位置しないエッジ領域に対応する前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための第2の画質改善処理を施す画質改善処理手段と、
    前記テクスチャ検出手段に適用される前記テクスチャ判定基準値または前記平坦部検出手段に適用される前記平坦部判定基準値の少なくとも一方を所定の規則に従って変更する制御手段と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記エッジ検出手段によって検出されるエッジ領域であって前記テクスチャ検出手段によって検出されるテクスチャ領域上に位置しないエッジ領域の数が、1フレーム分の高解像度化処理を目標時間内に完了可能な1フレームあたりの最大エッジ領域数を越えないように、前記テクスチャ検出手段に適用される前記テクスチャ判定基準値を調整することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の画質改善処理が施される対応画素の総数が、1フレーム分の高解像度化処理を目標時間内に完了可能な1フレームあたりの最大対応画素数を越えないように、前記平坦部検出手段に適用される前記平坦部判定基準値を調整することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、1フレームあたりの高解像度化処理の所要時間が目標時間を越えないように、前記テクスチャ検出手段に適用される前記テクスチャ判定基準値を調整することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、1フレームあたりの高解像度化処理の所要時間が目標時間を越えないように、前記平坦部検出手段に適用される前記平坦部判定基準値を調整することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 第1解像度の動画像信号から前記第1解像度よりも高い第2解像度の動画像信号を生成する高解像度化処理を実行するコンピュータを、
    前記第1解像度の動画像信号の処理対象フレーム内において輝度値が所定のエッジ判定基準値を越えて変化しているエッジ領域を検出するエッジ検出手段、
    所定のテクスチャ判定基準値に従って、前記処理対象フレーム内において輝度値の変化が規則的に連続して発生しているテクスチャ領域を検出するテクスチャ検出手段、
    前記処理対象フレーム内において輝度値の変化が所定の平坦部判定基準値を下回っている平坦部領域を検出する平坦部検出手段、
    前記処理対象フレームの解像度を前記第1解像度から前記第2解像度に変換して、前記第2解像度を有する仮高解像度画像を生成する解像度変換手段、
    前記仮高解像度画像内の対応画素をそれぞれ検出する対応画素点検出手段、
    前記平坦部検出手段によって検出された平坦部領域以外の領域に対応する前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して高画質化のための第1の画質改善処理を施し、前記エッジ検出手段によって検出されたエッジ領域であって前記テクスチャ検出手段によって検出されたテクスチャ領域上に存在しないエッジ領域に対応する前記仮高解像度画像内の対応画素の各々に対して鮮鋭化のための第2の画質改善処理を施す画質改善処理手段、
    前記テクスチャ検出手段に適用される前記テクスチャ判定基準値または前記平坦部検出手段に適用される前記平坦部判定基準値の少なくとも一方を所定の条件に従って変更する制御手段、
    として機能させるプログラム。
  7. 前記制御手段は、前記エッジ検出手段によって検出されるエッジ領域であって前記テクスチャ検出手段によって検出されるテクスチャ領域上に位置しないエッジ領域の数が、1フレーム分の高解像度化処理を目標時間内に完了可能な1フレームあたりの最大エッジ領域数を越えないように、前記テクスチャ検出手段に適用される前記テクスチャ判定基準値を調整することを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  8. 前記制御手段は、前記第1の画質改善処理が施される対応画素の総数が、1フレーム分の高解像度化処理を目標時間内に完了可能な1フレームあたりの最大対応画素数を越えないように、前記平坦部検出手段に適用される前記平坦部判定基準値を調整することを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  9. 前記制御手段は、1フレームあたりの高解像度化処理の所要時間が所定の目標時間を越えないように、前記テクスチャ検出手段に適用される前記テクスチャ判定基準値を調整することを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  10. 前記制御手段は、1フレームあたりの高解像度化処理の所要時間が所定の目標時間を越えないように、前記平坦部検出手段に適用される前記平坦部判定基準値を調整することを特徴とする請求項6記載のプログラム。
JP2008304690A 2008-11-28 2008-11-28 情報処理装置およびプログラム Expired - Fee Related JP4504449B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304690A JP4504449B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 情報処理装置およびプログラム
US12/579,926 US7941005B2 (en) 2008-11-28 2009-10-15 Information processing apparatus and resolution enhancement processing control program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304690A JP4504449B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 情報処理装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010130497A true JP2010130497A (ja) 2010-06-10
JP4504449B2 JP4504449B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=42222869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008304690A Expired - Fee Related JP4504449B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 情報処理装置およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7941005B2 (ja)
JP (1) JP4504449B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110021488A (ko) * 2009-08-26 2011-03-04 삼성전자주식회사 영상의 선명도를 향상시키는 디스플레이 장치 및 영상 처리 방법
US9047531B2 (en) 2010-05-21 2015-06-02 Hand Held Products, Inc. Interactive user interface for capturing a document in an image signal
US8600167B2 (en) 2010-05-21 2013-12-03 Hand Held Products, Inc. System for capturing a document in an image signal
US9569684B2 (en) * 2013-09-09 2017-02-14 Adobe Systems Incorporated Image enhancement using self-examples and external examples

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006094419A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fuji Photo Film Co Ltd 画像信号処理装置及び画像信号処理方法
JP4116649B2 (ja) * 2006-05-22 2008-07-09 株式会社東芝 高解像度化装置および方法
JP2009070123A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Toshiba Corp 画像処理装置及びその方法
JP4384242B1 (ja) * 2008-06-30 2009-12-16 株式会社東芝 情報処理装置および画像処理方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6038348A (en) 1996-07-24 2000-03-14 Oak Technology, Inc. Pixel image enhancement system and method
US6285804B1 (en) 1998-12-21 2001-09-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Resolution improvement from multiple images of a scene containing motion at fractional pixel values
JP3167120B2 (ja) * 1999-05-25 2001-05-21 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法
JP3301995B2 (ja) 1999-07-30 2002-07-15 富士重工業株式会社 ステレオ式車外監視装置
US6600517B1 (en) 2000-03-07 2003-07-29 Koninklijke Philips Electronics N.V. System and method for improving the sharpness of a video image
KR20040054758A (ko) 2001-11-01 2004-06-25 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 비디오 이미지들의 향상된 공간 해상도
JP3929030B2 (ja) 2002-03-25 2007-06-13 株式会社リコー 画像処理装置
US7596273B2 (en) 2004-04-19 2009-09-29 Fujifilm Corporation Image processing method, image processing apparatus, and image processing program
JP2006050481A (ja) 2004-08-09 2006-02-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
JP2006221221A (ja) 2005-02-08 2006-08-24 Seiko Epson Corp 複数の低解像度画像を用いた高解像度画像の生成

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006094419A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fuji Photo Film Co Ltd 画像信号処理装置及び画像信号処理方法
JP4116649B2 (ja) * 2006-05-22 2008-07-09 株式会社東芝 高解像度化装置および方法
JP2009070123A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Toshiba Corp 画像処理装置及びその方法
JP4384242B1 (ja) * 2008-06-30 2009-12-16 株式会社東芝 情報処理装置および画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4504449B2 (ja) 2010-07-14
US20100135593A1 (en) 2010-06-03
US7941005B2 (en) 2011-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4384242B1 (ja) 情報処理装置および画像処理方法
JP6526920B2 (ja) 処理ユニットのためのフレームベースのクロックレート調整
US8451279B2 (en) System, method and computer program product for adjusting a refresh rate of a display
JP6724238B2 (ja) 動的なフォビエーション調整
US10332230B2 (en) Characterizing GPU workloads and power management using command stream hinting
KR101121595B1 (ko) 하이브리드 시스템 구성을 이용한 화상 처리
US7500122B2 (en) Efficiency optimization method for hardware devices with adjustable clock frequencies
JP4834472B2 (ja) 情報処理装置、動画再生方法、およびプログラム
US20170262955A1 (en) Scene-Aware Power Manager For GPU
TWI537868B (zh) 同時決定複數個參數變化設定的系統、方法和電腦程式商品
US20140002730A1 (en) Adaptive frame rate control
KR20140023386A (ko) 그래픽 프로세싱 유닛들에서의 렌더링 모드 선택
JP5269964B2 (ja) 電子機器及び映像処理方法
US20170199558A1 (en) Flexible and scalable energy model for estimating energy consumption
JP4504449B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP6908518B2 (ja) ディスプレイ装置、システム及びその制御方法
US11954765B2 (en) Applying random patches to pixel block of an image utilizing different weights
US20140035559A1 (en) Transient recovery voltage measuring device, transient recovery voltage measuring method, and transient recovery voltage measuring program
US20230045137A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and control method
WO2020068456A1 (en) Blending neighboring bins
JP5025351B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
CN114155809A (zh) 显示装置和操作显示装置的方法
JP6102342B2 (ja) 画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法
JP2011234377A (ja) 情報処理装置、動画再生方法、およびプログラム
JP2010004358A (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees