JP6102342B2 - 画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6102342B2
JP6102342B2 JP2013036779A JP2013036779A JP6102342B2 JP 6102342 B2 JP6102342 B2 JP 6102342B2 JP 2013036779 A JP2013036779 A JP 2013036779A JP 2013036779 A JP2013036779 A JP 2013036779A JP 6102342 B2 JP6102342 B2 JP 6102342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression rate
unit
access amount
image processing
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013036779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014165791A (ja
Inventor
鈴木 直樹
直樹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013036779A priority Critical patent/JP6102342B2/ja
Publication of JP2014165791A publication Critical patent/JP2014165791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6102342B2 publication Critical patent/JP6102342B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法に関する。
近年、プロジェクターなどの表示装置が備える画像処理装置において、画像データなどを記憶する記憶部へのアクセス量を低減するために、圧縮処理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
例えば、特許文献1に記載の画像処理装置は、所定の画像処理(例えば、キーストーン補正処理)を行う場合に、画像データに対して圧縮を行い、圧縮した画像データを記憶部に記憶させる。
特開2010−183328号公報
ところで、上述のような画像処理装置では、制御部や画像処理部から記憶部へのアクセス量や、記憶部自体のアクセス速度などを考慮して、画像データを圧縮する所定の圧縮率を予め定めている。
しかしながら、制御部や画像処理部から記憶部へのアクセス量は、例えば、画像処理装置の動作状態により変動するため、上述のような画像処理装置は、上述の予め定められた所定の圧縮率では、画像処理が間に合わずに、正常な画像データを出力することが困難な場合がある。また、例えば、十分なマージンを考慮して所定の圧縮率を定めた場合には、上述のような画像処理装置は、画質が低下することがある。
このように、上述のような画像処理装置は、適切に画像処理を実行することができない場合があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、適切に画像処理を実行することができる画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、画像データを記憶する記憶部へのアクセス量を計測する計測部と、前記計測部によって計測された前記アクセス量に応じて、前記記憶部に記憶させる前記画像データの圧縮率を決定する決定部と、前記決定部で決定された圧縮率で前記画像データを圧縮する圧縮部とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
上記構成によれば、計測部が計測した記憶部へのアクセス量に応じて、決定部が記憶部に記憶させる画像データの圧縮率を決定する。これにより、画像処理装置は、記憶部へのアクセス量に応じて適切な圧縮率に決定することができるので、記憶部へのアクセス量を適切に制御することができる。よって、画像処理装置は、適切に画像処理を実行することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、前記決定部は、前記アクセス量が予め定められた閾値以上の場合に、前記圧縮率を第1の圧縮率に決定し、前記アクセス量が前記閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第1の圧縮率より低い第2の圧縮率に決定することを特徴とする。
上記構成によれば、画像処理装置は、記憶部へアクセス量が上昇した場合に、アクセス量を低減するように、第2の圧縮率よりも高い第1の圧縮率に決定することにより圧縮率を増加させる。そのため、画像処理装置は、例えば、キャッシュメモリーにおけるミスキャッシュが発生した場合などのように、記憶部へのアクセス量が増大した場合であっても、正常に画像処理を実行することができる。
また、画像処理装置は、記憶部へアクセス量が低下した場合に、画像データの画質を向上させるように、第1の圧縮率よりも低い第2の圧縮率に決定することにより圧縮率を減少させる。そのため、画像処理装置は、必要以上に画質を低下させることながく、適切な画質の画像データを得ることができる。
したがって、画像処理装置は、正常に、且つ適切な画質により画像処理を実行することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、前記決定部は、前記計測部によって計測された所定の回数分の前記アクセス量と前記閾値とに基づいて、前記圧縮率を決定することを特徴とする。
上記構成によれば、画像処理装置は、所定の回数分のアクセス量に基づいて圧縮率を決定するので、圧縮率を変更する間隔を少なくとも所定の期間に設定することができる。そのため、画像処理装置は、例えば、閾値を挟んでアクセス量が変動することにより、一定周期で圧縮率が変化し、画質(明るさや色など)が周期的に変化するような異常な状態を低減することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、前記決定部は、前記アクセス量が前記所定の回数連続して前記閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第2の圧縮率に決定することを特徴とする。
上記構成によれば、画像処理装置は、所定の期間、高い圧縮率を維持することができる。そのため、画像処理装置は、例えば、高い圧縮率に変更したことによりアクセス量が低下して、高い圧縮率に変更した直後に、すぐに低い圧縮率に変更されて再びアクセス量が増加するような現象を低減することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、前記閾値は、互いに値の異なる複数の閾値を含み、前記決定部は、前記アクセス量と前記複数の閾値とに基づいて、前記圧縮率を決定することを特徴とする。
上記構成によれば、画像処理装置は、圧縮率の変化量を小さくして圧縮率を決定できるようになる。そのため、画像処理装置は、画面を見ている使用者が気付かないように、圧縮率が変更したことによる画質の変化(例えば、明るさ、色などの変化)を低減することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、前記閾値は、第1閾値と、第1閾値よりも値が小さい第2閾値とを含み、前記決定部は、前記アクセス量が前記第1閾値以上の場合に、前記圧縮率を前記第1の圧縮率に決定し、前記アクセス量が前記第2閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第2の圧縮率に決定することを特徴とする。
上記構成によれば、画像処理装置は、異なる閾値により高い圧縮率への変更と低い圧縮率への変更とを制御する。これにより、画像処理装置は、例えば、閾値を挟んでアクセス量が変動することにより、一定周期で圧縮率が変化し、画質(明るさや色など)が周期的に変化するような異常な状態を低減することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、前記アクセス量を計測する計測期間を設定する設定部であって、前記計測部によって過去に測定された前記アクセス量に基づいて、前記計測期間を設定する設定部を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、画像処理装置は、圧縮率の決定の判定に用いるアクセス量を計測する計測期間を、過去に測定されたアクセス量に基づいて、適切に設定することができる。そのため、決定部は、アクセス量の変動を正確に検出するこができる。よって、画像処理装置は、アクセス量に応じて、適切に圧縮率を決定することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、前記計測部は、範囲の異なる複数の期間に対して前記アクセス量を計測し、前記設定部は、前記複数の期間のうちの最も前記アクセス量が多い期間を、前記計測期間として設定することを特徴とする。
上記構成によれば、決定部は、最もアクセス量が多い計測期間に基づいてアクセス量を検出するので、アクセス量の増加を正確に検出するこができる。すなわち、例えば、局所的にアクセス量が増大したような場合であっても、決定部は、適切に圧縮率を決定することができる。
また、上記の画像処理装置の一態様において、異なる画像処理を実行する複数の画像処理部を備え、前記決定部は、前記複数の画像処理部のそれぞれが処理する前記画像データの前記圧縮率を、前記アクセス量に応じて決定することを特徴とする。
上記構成によれば、画像処理部ごとに適切に圧縮率を決定することができるので、画像処理装置は、正常に、且つ適切な画質により画像処理を実行することができる。
また、本発明の一態様は、上記の画像処理装置を備え、当該画像処理装置で画像処理がなされた画像データに基づいて画像を表示する表示装置である。
上記構成によれば、上記の一態様による画像処理装置と同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明の一態様は、画像データを記憶する記憶部へのアクセス量を計測する計測ステップと、前記計測ステップによって計測された前記アクセス量に応じて、前記記憶部に記憶させる前記画像データの圧縮率を決定する決定ステップと、前記決定ステップで決定された圧縮率で前記画像データを圧縮する圧縮ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法である。
上記構成によれば、上記の一態様による画像処理装置と同様の作用効果を得ることができる。
第1の実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。 本実施形態におけるアクセス量の計測期間の一例を示すタイムチャートである。 第1の実施形態における圧縮率決定の処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における圧縮率決定の処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における圧縮率決定の処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。 第5の実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態による表示装置及び画像処理装置について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による表示装置(プロジェクター装置1)の一例を示すブロック図である。
なお、本実施形態では、表示装置の一例として、プロジェクター装置1である場合について説明する。
図1において、プロジェクター装置1は、画像投写部10、画像信号入力部20、画像処理装置30、記憶部40、及び入力操作部50を備えている。
画像信号入力部20は、例えば、PC(パーソナルコンピューター)などの外部装置から入力された画像信号を受信し、受信した画像信号を画像処理装置30に出力する。
画像処理装置30は、画像信号入力部20から出力された画像信号に基づいて、画像投写部10に表示させるための画像データの各種の画像処理を実行する。なお、画像処理装置30は、画像処理を実行する際に、記憶部40に画像データを一時記憶させる。
画像処理装置30の詳細な構成については、後述する。
記憶部40は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの記憶素子により構成され、画像処理装置30で処理中の画像データを記憶する。
画像投写部10(表示出力部)は、画像処理装置30での画像処理後の画像データに基づいて、光源(不図示)から射出された光を液晶パネル等の光変調装置(不図示)で変調し、例えば、スクリーン(不図示)に投射(投写)する。
入力操作部50は、使用者がプロジェクター装置1の各種操作を行うための、例えば、キースイッチなどの操作部である。
次に、画像処理装置30の詳細な構成について説明する。
画像処理装置30は、制御部31、入力信号判定部32、リサイズ処理部33、OSD(On Screen Display:オンスクリーンディスプレイ)処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、オーバードライブ処理部37、及びインターフェイス部38を備えている。
なお、リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37のそれぞれは、異なる画像処理を実行する画像処理部に対応する。この複数の画像処理部は、それぞれ画像データを圧縮及び復号する圧縮部60(圧縮部61〜65)を備え、圧縮部60が後述する圧縮率決定部90によって適切に決定された所定の圧縮率に基づいて画像データを圧縮し、圧縮した画像データにより、インターフェイス部38を介して記憶部40とのアクセスを行う。ここで、圧縮部61〜65は、同様の構成であるため、圧縮部61〜65のうちの任意の圧縮部、又は単に画像処理装置30が備える圧縮部を示すなど特に区別しない場合には、圧縮部60として説明する。
また、画像処理装置30は、リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37の画像処理のうち、制御部31の制御により指定された画像処理を実行する。そのため、画像処理装置30は、これらの画像処理の一部しか実行しない場合もあるし、これらの画像処理を行わずに映像データをそのまま出力することも可能である。
制御部31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサーなどであり、画像処理装置30を統括的に制御する。制御部31は、例えば、後述する入力信号判定部32の判定結果及び入力操作部50により入力された操作情報に基づいて、各種画像処理(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37による画像処理)を制御する。また、制御部31は、制御処理に用いる制御情報を後述するインターフェイス部38を介して、不図示の記憶装置(例えば、フラッシュメモリー等のROM)に記憶させる、及びこの記憶装置から読み出す。また、この記憶装置には、制御処理を実行する制御プログラムも記憶されており、制御部31は、制御プログラムを、インターフェイス部38を介して、記憶装置から読み出す。なお、制御部31は、キャッシュメモリー(不図示)を備えており、記憶装置から読み出した制御プログラムをキャッシュメモリーに一時記憶させる。
入力信号判定部32は、画像信号入力部20を介してPCなどの外部装置から入力された画像信号が、画像処理可能な信号であるか否かを判定する。入力信号判定部32は、判定結果を制御部31に出力する。
リサイズ処理部33は、画像信号入力部20から出力された画像信号に基づく画像データの画像サイズを、制御部31から供給される制御情報に基づいて変更する(リサイズする)画像処理(リサイズ処理)を実行する。リサイズ処理部33は、このリサイズ処理を実行した後、画像データをOSD処理部34に出力する。また、リサイズ処理部33は、上述したように記憶部40に一時記憶する画像データ(フレームごとの画像データ)を圧縮及び復号する圧縮部61を備えている。
OSD処理部34は、リサイズ処理部33から出力された画像データに、制御部31から供給される制御情報に基づいてメニュー画面や各種設定画面などのオンスクリーンを重畳する画像処理(OSD処理)を実行する。OSD処理部34は、このOSD処理を実行した後、画像データをキーストーン補正処理部35に出力する。また、OSD処理部34は、上述したように記憶部40に一時記憶する画像データ(フレームごとの画像データ)を圧縮及び復号する圧縮部62を備えている。
キーストーン補正処理部35は、OSD処理部34から出力された画像データに、制御部31から供給される制御情報に基づいて、キーストーン補正(台形補正)を行う画像処理(キーストーン補正処理)を実行する。このキーストーン補正処理は、スクリーンとプロジェクター装置1の光軸との相対位置によりスクリーンに結像する画像の形状に歪みが生じる場合に、液晶パネルに描画する画像を変形させることで、スクリーンに正しい形状(長方形)の画像を結像させる処理である。キーストーン補正処理部35は、このキーストーン補正処理を実行した後、画像データをフレームレート変換処理部36に出力する。また、キーストーン補正処理部35は、上述したように記憶部40に一時記憶する画像データ(フレームごとの画像データ)を圧縮及び復号する圧縮部63を備えている。
フレームレート変換処理部36は、キーストーン補正処理部35から出力された画像データに、制御部31から供給される制御情報に基づいて、フレームレート変換を行う画像処理(フレームレート変換処理)を実行する。このフレームレート変換処理は、入力画像のフレームレートを、より高いフレームレート又は低いフレームレートに変換する処理である。フレームレート変換処理部36は、このフレームレート変換処理を実行した後、画像データをオーバードライブ処理部37に出力する。また、フレームレート変換処理部36は、上述したように記憶部40に一時記憶する画像データ(フレームごとの画像データ)を圧縮及び復号する圧縮部64を備えている。
オーバードライブ処理部37は、フレームレート変換処理部36から出力された画像データに、制御部31から供給される制御情報に基づいて、液晶パネルがオーバードライブ駆動されるように各画素の階調値を補正する画像処理(オーバードライブ処理)を実行する。このオーバードライブ処理は、液晶パネルがオーバードライブ駆動されるように各画素の階調値を補正することで、液晶パネルの応答遅延に起因した動画像の残像感を低減する。オーバードライブ処理部37は、このオーバードライブ処理を実行した後、画像データを画像投写部10に出力する。また、オーバードライブ処理部37は、上述したように記憶部40に一時記憶する画像データ(フレームごとの画像データ)を圧縮及び復号する圧縮部65を備えている。
インターフェイス部38は、画像処理装置30の各部(制御部31、リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)と記憶部40との間のデータアクセスを制御する。インターフェイス部38は、例えば、画像処理装置30の各部からのリクエスト信号に対してアクノリッジ信号を返すことにより、記憶部40へのアクセスを許可する。
また、インターフェイス部38は、アクセス量計測部70、計測期間設定部80、及び圧縮率決定部90を備えている。
アクセス量計測部70(計測部)は、画像データを記憶する記憶部40へのアクセス量を計測する。ここでアクセス量とは、所定の期間における、(記憶部40にアクセスしているクロック数)/(アクセス可能なクロック数)をパーセントで表したものであり、所定の期間において正常なアクセスが隙間なく詰まった状態が100%に相当する。アクセス量計測部70は、例えば、アクセスに使用されるクロック数をカウントすることにより、アクセス量を計測する。
なお、本実施形態では、アクセス量計測部70は、図2に示すように、複数の期間のアクセス量を計測することが可能である。すなわち、アクセス量計測部70は、範囲の異なる複数の期間に対してアクセス量を計測する。
図2は、本実施形態におけるアクセス量の計測期間の一例を示すタイムチャートである。
図2において、各波形は、上から順番に、クロック信号「CLK」の電圧波形、垂直同期信号「VSync1」の電圧波形、垂直同期信号「VSync2」の電圧波形、及び水平同期信号「HSync」の電圧波形を示している。なお、各波形の横軸は、時間を示している。
垂直同期信号「VSync1」及び垂直同期信号「VSync2」は、例えば上述した複数の画像処理部のうちのいずれかにおける垂直同期信号であり、垂直同期信号のH(ハイ)パルスが出力される間の期間に、1画面(1フレーム)分の画像データが、各画像処理部によって画像処理される。また、水平同期信号「HSync」は、例えば上述した複数の画像処理部のうちのいずれかにおける水平同期信号であり、水平同期信号のH(ハイ)パルスが出力される間の期間に、水平の1ライン分の画像データが、各画像処理部によって画像処理される。各同期信号は、各画像処理部におけるフレーム周波数が異なることや、各画像処理部の遅延量が異なることから全ての画像処理部で測定区間が異なる場合がある。記憶部40とのアクセス量が増大して、メモリー帯域が不足している場合に、各画像処理部は、この垂直同期信号又は水平同期信号の間の期間内(範囲内)に画像処理が完了しないことが考えられる。このような状態の場合に、プロジェクター装置1は正常に画像データを表示できないことがある。そこで、本実施形態では、圧縮率決定部90がアクセス量に応じて、圧縮部60の圧縮率を決定することにより、適切なメモリー帯域を確保する。
図2に示す例では、アクセス量計測部70がアクセス量を計測する期間は、「VSync1」に対応する期間T1、「VSync2」に対応する期間T2、及び「HSync」に対応する期間T3である。
なお、アクセス量計測部70は、画像処理装置30の各部とインターフェイス部38との間のデータアクセスを計測してもよいし、インターフェイス部38と記憶部40との間のデータアクセスを計測してもよい。
計測期間設定部80(設定部)は、アクセス量を計測する計測期間を設定する設定部であって、アクセス量計測部70によって過去に測定されたアクセス量に基づいて、計測期間を設定する。計測期間設定部80は、例えば、複数の期間のうちの最もアクセス量が多い期間を、計測期間として設定する。
圧縮率決定部90(決定部)は、アクセス量計測部70によって計測されたアクセス量に応じて、記憶部40に記憶させる画像データの圧縮率を決定する。具体的に、圧縮率決定部90は、アクセス量が予め定められた閾値以上の場合に、圧縮部60の圧縮率を高い圧縮率(第1の圧縮率)に決定し、アクセス量が閾値未満の場合に、圧縮部60の圧縮率を低い圧縮率(第1の圧縮率より低い第2の圧縮率)に決定する。例えば、アクセス量が85%以上になった場合に、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を高い圧縮率に決定(変更)する。また、例えば、アクセス量が85%未満になった場合に、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を低い圧縮率に決定(変更)する。
なお、圧縮部60の圧縮率の変更は、例えば、画像データのビット数を変更するようなものでもよい。例えば、圧縮率決定部90は、圧縮率を高くする場合に、10ビットから8ビットに圧縮させてもよい。
また、圧縮率決定部90は、圧縮率を変更する場合、予め定められた複数の圧縮率のうちから、所定の順序により1つを選択し、選択した圧縮率に変更してもよい。例えば、圧縮率決定部90は、アクセス量が閾値以上になるごとに、徐々に高い圧縮率に変更し、アクセス量が閾値未満になるごとに、徐々に低い圧縮率に変更してもよい。
また、圧縮率決定部90は、複数の画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)のそれぞれが処理する画像データの圧縮率を、アクセス量に応じて決定してもよい。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量に応じて、各圧縮部60の圧縮率を一括して決定してもよいし、アクセス量に応じて、各圧縮部60の圧縮率を個別に決定してもよい。
次に、本実施形態における画像処理装置30の動作について説明する。
図3は、本実施形態における圧縮率決定の処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、インターフェイス部38のアクセス量計測部70は、アクセス量の計測処理を行う(ステップS101)。ここでは、アクセス量計測部70は、計測期間設定部80による計測期間の設定を行うためのアクセス量も含めた複数の期間(例えば、図2の期間T1〜T3のような期間)のアクセス量を測定する。
次に、インターフェイス部38の計測期間設定部80は、計測期間の設定処理を実行する(ステップS102)。すなわち、計測期間設定部80は、アクセス量計測部70が計測した複数の期間におけるアクセス量に基づいて、計測期間を設定する。具体的に、計測期間設定部80は、例えば、複数の期間におけるアクセス量のうちの最もアクセス量が多い期間を計測期間として設定し、この期間におけるアクセス量を圧縮率決定部90に出力する。なお、計測期間設定部80は、アクセス量ではなく設定した計測期間を示す情報を圧縮率決定部90に出力するのでもよい。
次に、圧縮率決定部90は、アクセス量が閾値D以上であるか否かを判定する(ステップS103)。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量計測部70が計測したアクセス量であって、計測期間設定部80が設定した計測期間におけるアクセス量と閾値Dとを比較し、このアクセス量が閾値D以上であるか否かを判定する。圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値D以上である場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS104に進める。また、圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値D未満である場合(ステップS103:NO)に、処理をステップS105に進める。
ステップS104において、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を第1の圧縮率(高い圧縮率)に決定する。すなわち、圧縮率決定部90は、各画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)の圧縮部60に対して高い圧縮率で圧縮させる指示を行う。例えば、第1の圧縮率(高い圧縮率)と、第1の圧縮率よりも圧縮率の低い第2の圧縮率(低い圧縮率)との2つの圧縮率が予め設定されている場合、圧縮率決定部90は、ここではアクセス量が閾値D以上であるので、第1の圧縮率に決定する。このステップS104の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS105において、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を第2の圧縮率(低い圧縮率)に決定する。すなわち、圧縮率決定部90は、各画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)の圧縮部60に対して低い圧縮率で圧縮させる指示を行う。圧縮率決定部90は、ここではアクセス量が閾値D未満であるので、例えば、第1の圧縮率よりも圧縮率の低い第2の圧縮率に決定する。このステップS105の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS101に戻す。
このように、画像処理装置30は、ステップS101〜ステップS105の処理を繰り返し実行し、記憶部40へのアクセス量をメモリー帯域が不足しないように制御する。
なお、図3に示す上述の一例では、1つの閾値を適用する場合について説明しているが、複数の閾値(多段階の閾値)を適用してもよい。例えば、最大の閾値を85%、最少の閾値を40%、中間の閾値を60%と予め定める。このような設定において、圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が85%以上である場合に、最大の圧縮率に決定し、アクセス量が40%以下である場合に、無圧縮のように決定する。また、圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が40%〜85%の範囲である場合に、最大の圧縮率より低い所定の圧縮率に決定する。すなわち、圧縮率決定部90は、圧縮率を決定する場合、アクセス量の範囲に応じて予め定められた圧縮率に決定(変更)してもよい。
このように、複数の閾値(多段階の閾値)を適用した場合、細かく圧縮率を変更できるようになるため、圧縮率が変更したことによる画質の変化(例えば、明るさ、色などの変化)を使用者が気付かないように、画面の変化を低減することができる。
また、上述の一例では、圧縮率決定部90が、アクセス量に応じて、圧縮率を第1の圧縮率(高い圧縮率)と第2の圧縮率(低い圧縮率)とのいずれかに決定する例を説明したが、第2の圧縮率(低い圧縮率)には、無圧縮を含めてもよい。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量に応じて、圧縮するか否か(所定の圧縮率と無圧縮とのいずれか)を決定してもよい。
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置30は、アクセス量計測部70と、圧縮率決定部90とを備えている。アクセス量計測部70は、画像データを記憶する記憶部40へのアクセス量を計測し、圧縮率決定部90は、アクセス量計測部70によって計測されたアクセス量に応じて、記憶部40に記憶させる画像データの圧縮率を決定する。そして、圧縮部60は、圧縮率決定部90で決定された圧縮率で画像データを圧縮する。
これにより、本実施形態における画像処理装置30は、記憶部40へのアクセス量に応じて適切な圧縮率に決定することができるので、記憶部40へのアクセス量を適切に制御することができる。よって、本実施形態における画像処理装置30は、適切に画像処理を実行することができる。
また、本実施形態では、圧縮率決定部90は、アクセス量が予め定められた閾値以上の場合に、第1の圧縮率(高い圧縮率)に決定し、アクセス量が閾値未満の場合に、第1の圧縮率より低い第2の圧縮率(低い圧縮率)に決定する。
これにより、本実施形態における画像処理装置30は、記憶部40へアクセス量が上昇した場合に、アクセス量を低減するように、第2の圧縮率よりも高い第1の圧縮率に決定することにより圧縮部60の圧縮率を増加させる。そのため、本実施形態における画像処理装置30は、例えば、キャッシュメモリーにおけるミスキャッシュが発生した場合などのように、記憶部40へのアクセス量が増大した場合であっても、安全にメモリー帯域を確保することができる。よって、本実施形態における画像処理装置30は、正常に画像処理を実行することができる。また、本実施形態における画像処理装置30は、記憶部40へアクセス量が低下した場合に、画像データの画質を向上させるように、第1の圧縮率よりも低い第2の圧縮率に決定することにより圧縮部60の圧縮率を減少させる。そのため、本実施形態における画像処理装置30は、必要以上に画質を低下させることながく、適切な画質の画像データを得ることができる。したがって、本実施形態における画像処理装置30は、正常に、且つ適切な画質により画像処理を実行することができる。
また、本実施形態における画像処理装置30は、圧縮率決定部90に供給するアクセス量を計測する計測期間を設定する設定部であって、アクセス量計測部70によって過去に測定されたアクセス量に基づいて、計測期間を設定する計測期間設定部80を備えている。
これにより、本実施形態における画像処理装置30は、圧縮率の決定の判定に用いるアクセス量を計測する計測期間を、過去に測定されたアクセス量に基づいて、適切に設定することができる。そのため、圧縮率決定部90は、アクセス量の変動を正確に検出するこができる。よって、本実施形態における画像処理装置30は、アクセス量に応じて、適切に圧縮率を決定することができる。
また、本実施形態では、アクセス量計測部70は、範囲の異なる複数の期間に対してアクセス量を計測し、計測期間設定部80は、複数の期間のうちの最もアクセス量が多い期間を、計測期間として設定する。
これにより、圧縮率決定部90は、最もアクセス量が多い計測期間に基づいてアクセス量を検出するので、アクセス量の増加を正確に検出するこができる。すなわち、例えば、局所的にアクセス量が増大したような場合であっても、圧縮率決定部90は、適切に圧縮率を決定することができる。
また、本実施形態における画像処理装置30は、異なる画像処理を実行する複数の画像処理部(例えば、リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)を備えている。圧縮率決定部90は、この複数の画像処理部のそれぞれが処理する画像データの圧縮率を、アクセス量に応じて決定する。
これにより、画像処理部ごとに適切に圧縮率を決定することができるので、本実施形態における画像処理装置30は、正常に、且つ適切な画質により画像処理を実行することができる。
また、本実施形態では、圧縮率を決定するための閾値は、互いに値の異なる複数の閾値を含み、圧縮率決定部90は、アクセス量と複数の閾値とに基づいて、圧縮率を決定する。
これにより、本実施形態における画像処理装置30は、圧縮率の変化量を小さくして圧縮率を変更できるようになるため、画面を見ている使用者が気付かないように、圧縮率が変更したことによる画質の変化(例えば、明るさ、色などの変化)を低減することができる。
また、本実施形態によれば、プロジェクター装置1(表示装置)は、上述した画像処理装置30を備え、当該画像処理装置30で画像処理がなされた画像データに基づいて画像を表示する。
そのため、プロジェクター装置1は、画像処理装置30と同様の効果を奏する。
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第2の実施形態]
第2の実施形態におけるプロジェクター装置1及び画像処理装置30の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態では、圧縮率決定部90による圧縮率決定の処理が第1の実施形態と異なる。以下、本実施形態における圧縮率決定の処理について説明する。
本実施形態における圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が所定の回数連続して閾値未満になった場合に、圧縮率を第2の圧縮率(低い圧縮率)に決定する。また、圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が所定の回数連続して閾値以上になった場合に、圧縮率を第1の圧縮率(高い圧縮率)に決定する。このように、圧縮率決定部90は、アクセス量計測部70によって計測された所定の回数分のアクセス量と閾値とに基づいて、圧縮率を決定する。このように制御することで、圧縮率決定部90は、閾値を挟んでアクセス量が変動することにより、一定周期により圧縮率が変化し、画質(明るさや色など)が周期的に変化するような異常な状態を低減することができる。
図4は、本実施形態における圧縮率決定の処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、画像処理装置30は、内部の変数HN、及び変数LNに“0”を代入する(ステップS201)。なお、変数HNは、アクセス量が連続して閾値以上になった回数(カウント値)を示しており、変数LNは、アクセス量が連続して閾値未満になった回数(カウント値)を示している。変数HN、及び変数LNは、不図示の記憶装置に記憶されてもよいし、画像処理装置30に備えられたレジスタ回路やカウンタ回路などにより記憶されてもよい。
次に、インターフェイス部38のアクセス量計測部70は、アクセス量の計測処理を行う(ステップS202)。また、インターフェイス部38の計測期間設定部80は、計測期間の設定処理を実行する(ステップS203)。
ここでのステップS202及びステップS203の処理は、上述した図3に示されるステップS101及びステップS102の処理と同様である。
次に、圧縮率決定部90は、アクセス量が閾値D以上であるか否かを判定する(ステップS204)。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量計測部70が計測したアクセス量であって、計測期間設定部80が設定した計測期間におけるアクセス量と閾値Dとを比較し、このアクセス量が閾値D以上であるか否かを判定する。圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値D以上である場合(ステップS204:YES)に、処理をステップS208に進める。また、圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値D未満である場合(ステップS204:NO)に、処理をステップS205に進める。
次に、ステップS205において、圧縮率決定部90は、変数LNの値が所定の回数以上であるか否かを判定する。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量が所定の回数連続して閾値未満になったか否かを判定する。圧縮率決定部90は、例えば、変数LNの値が所定の回数以上である場合(ステップS205:YES)に、処理をステップS206に進める。また、圧縮率決定部90は、例えば、変数LNの値が所定の回数未満である場合(ステップS205:NO)に、処理をステップS207に進める。
次に、ステップS206において、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を第2の圧縮率(低い圧縮率)に決定する。すなわち、圧縮率決定部90は、各画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)の圧縮部60に対して低い圧縮率で圧縮させる指示を行う。このステップS206の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS202に戻す。
また、ステップS207において、圧縮率決定部90は、変数HNに“0”を代入し、変数LNに“1”を加算する。このステップS207の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS202に戻す。
一方で、ステップS208において、圧縮率決定部90は、変数HNの値が所定の回数以上であるか否かを判定する。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量が所定の回数連続して閾値以上になったか否かを判定する。圧縮率決定部90は、例えば、変数HNの値が所定の回数以上である場合(ステップS208:YES)に、処理をステップS209に進める。また、圧縮率決定部90は、例えば、変数HNの値が所定の回数未満である場合(ステップS208:NO)に、処理をステップS210に進める。
次に、ステップS209において、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を第1の圧縮率(高い圧縮率)に決定する。すなわち、圧縮率決定部90は、各画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)の圧縮部60に対して高い圧縮率で圧縮させる指示を行う。このステップS209の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS202に戻す。
また、ステップS210において、圧縮率決定部90は、変数LNに“0”を代入し、変数HNに“1”を加算する。このステップS210の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS202に戻す。
以上説明したように、本実施形態では、圧縮率決定部90は、アクセス量計測部70によって計測された所定の回数分のアクセス量と閾値とに基づいて、圧縮率を決定する。
これにより、本実施形態における画像処理装置30は、所定の回数分のアクセス量に基づいて圧縮率を決定するので、圧縮率を変更する間隔を少なくとも所定の期間に設定することができる。そのため、本実施形態における画像処理装置30は、例えば、閾値を挟んでアクセス量が変動することにより、一定周期で圧縮率が変化し、画質(明るさや色など)が周期的に変化するような異常な状態を低減することができる。
また、本実施形態では、圧縮率決定部90は、アクセス量が所定の回数連続して閾値未満の場合に、圧縮率を第2の圧縮率に決定する。
これにより、本実施形態における画像処理装置30は、所定の期間、高い圧縮率を維持することができる。そのため、本実施形態における画像処理装置30は、例えば、圧縮率を高い圧縮率に変更したことによりアクセス量が低下して、高い圧縮率に変更した直後に、すぐに圧縮率が低い圧縮率に変更されて再びアクセス量が増加するような現象を低減することができる。よって、本実施形態における画像処理装置30は、正常に、且つ適切な画質により画像処理を実行することができる。
なお、図4に示す一例では、ステップS208の処理により、圧縮率を増加させる場合にも所定の回数連続して閾値D以上になったか否かを判定しているが、本実施形態において、このステップS208及びステップS210の処理は省略されてもよい。この場合、ミスキャッシュが発生した際などのように、急にアクセス量が増加した場合においても短期間に、圧縮率を増加させることができるので、本実施形態における画像処理装置30は、正常に画像処理を実行することができる。
次に、本発明に係る第3の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第3の実施形態]
第3の実施形態におけるプロジェクター装置1及び画像処理装置30の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態では、圧縮率決定部90による圧縮率決定の処理が第1及び第2の実施形態と異なる。以下、本実施形態における圧縮率決定の処理について説明する。
本実施形態では、圧縮率を決定するための閾値は、閾値DH(第1閾値)と、閾値DH(第1閾値)よりも値が小さい閾値DL(第2閾値)とを含んでいる。そして、圧縮率決定部90は、アクセス量が閾値DH以上になった場合に、圧縮率を第1の圧縮率(高い圧縮率)に決定し、アクセス量が閾値DL未満になった場合に、圧縮率を第2の圧縮率(低い圧縮率)に決定する。
すなわち、本実施形態では、図3に示す第1の実施形態における閾値Dを、圧縮率の増加用の閾値DHと、圧縮率の減少用の閾値DLとに分けた点が、第1の実施形態とは異なる。
図5は、本実施形態における圧縮率決定の処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、インターフェイス部38のアクセス量計測部70は、アクセス量の計測処理を行う(ステップS301)。また、インターフェイス部38の計測期間設定部80は、計測期間の設定処理を実行する(ステップS302)。
ここでのステップS301及びステップS302の処理は、上述した図3に示されるステップS101及びステップS102の処理と同様である。
次に、圧縮率決定部90は、アクセス量が閾値DH以上であるか否かを判定する(ステップS303)。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量計測部70が計測したアクセス量であって、計測期間設定部80が設定した計測期間におけるアクセス量と閾値DHとを比較し、このアクセス量が閾値DH以上であるか否かを判定する。圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値DH以上である場合(ステップS303:YES)に、処理をステップS304に進める。また、圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値D未満である場合(ステップS303:NO)に、処理をステップS305に進める。
次に、ステップS304において、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を第1の圧縮率(高い圧縮率)に決定する。このステップS304の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS301に戻す。
一方で、ステップS305において、圧縮率決定部90は、アクセス量が閾値DL未満であるか否かを判定する。すなわち、圧縮率決定部90は、アクセス量計測部70が計測したアクセス量であって、計測期間設定部80が設定した計測期間におけるアクセス量と閾値DLとを比較し、このアクセス量が閾値DL未満であるか否かを判定する。圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値DL未満である場合(ステップS305:YES)に、処理をステップS306に進める。また、圧縮率決定部90は、例えば、アクセス量が閾値DL以上である場合(ステップS305:NO)に、処理をステップS301に戻す。
次に、ステップS306において、圧縮率決定部90は、圧縮部60の圧縮率を第2の圧縮率(低い圧縮率)に決定する。このステップS306の処理の後、画像処理装置30は、処理をステップS301に戻す。
以上説明したように、本実施形態では、圧縮率を決定するための閾値は、閾値DH(第1閾値)と、閾値DHよりも値が小さい閾値DLとを含んでいる。そして、圧縮率決定部90は、アクセス量が閾値DH以上の場合に、圧縮率を第1の圧縮率(高い圧縮率)に決定し、アクセス量が閾値DL未満の場合に、圧縮率を第2の圧縮率(低い圧縮率)に決定する。
これにより、本実施形態における画像処理装置30は、第2の実施形態と同様に、例えば、閾値を挟んでアクセス量が変動することにより、一定周期で圧縮率が変化し、画質(明るさや色など)が周期的に変化するような異常な状態を低減することができる。また、本実施形態における画像処理装置30は、第2の実施形態のように、アクセス量の増大又は減少を検出する際に、所定の回数分のアクセス量の計測を必要としない。そのため、本実施形態における画像処理装置30は、第2の実施形態に比べて、短期間に圧縮率を決定することができる。
また、本実施形態における画像処理装置30は、閾値を圧縮率の増加用の閾値DHと圧縮率の減少用の閾値DLとに分けたので、高い圧縮率、又は低い圧縮率を適切に維持することができる。そのため、本実施形態における画像処理装置30は、例えば、圧縮率を増加したことによりアクセス量が低下して、高い圧縮率に変更した直後に、すぐに圧縮率が低い圧縮率に変更されて再びアクセス量が増加するような現象を低減することができる。よって、本実施形態における画像処理装置30は、第2の実施形態と同様に、正常に、且つ適切な画質により画像処理を実行することができる。
次に、本発明に係る第4の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第4の実施形態]
図6は、第4の実施形態による表示装置(プロジェクター装置1)の一例を示すブロック図である。
なお、この図において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、各画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)が圧縮部60を備える代わりに、インターフェイス部38が圧縮部60を備える点を除いて、第1〜第3の実施形態と同様である。
すなわち、本実施形態におけるインターフェイス部38は、圧縮部60を備え、圧縮部60は、記憶部40との間で画像データを転送する際に、圧縮率決定部90によって設定された圧縮率により画像データを圧縮する。
このような構成においても、圧縮率決定部90は、第1〜第3の実施形態と同様に、記憶部40へのアクセス量に応じて、適切に圧縮率を決定することができる。よって、本実施形態における画像処理装置30及びプロジェクター装置1は、第1〜第3の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、本発明に係る第5の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第5の実施形態]
図7は、第5の実施形態による表示装置(プロジェクター装置1)の一例を示すブロック図である。
なお、この図において、図1及び図6と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、インターフェイス部38が圧縮率決定部90を備える代わりに、制御部31が圧縮率決定部90を備える点を除いて、第1〜第3の実施形態と同様である。この場合、制御部31が備える圧縮率決定部90が、各画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)の圧縮部60に対して圧縮率を変更させる。
このように構成しても、圧縮率決定部90は、記憶部40へのアクセス量に応じて、適切に圧縮率を決定することができる。よって、本実施形態における画像処理装置30及びプロジェクター装置1は、第1〜第3の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、本実施形態では、アクセス量と閾値との比較をインターフェイス部38が行い、インターフェイス部38が制御部31に対して、圧縮率を変更するための割り込み信号を出力してもよい。この場合、制御部31の圧縮率決定部90は、割り込み処理として、各画像処理部(リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37)の圧縮部60に対して圧縮率を変更させる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態は、それぞれ単独で実施する形態を説明したが、各実施形態を組み合わせて実施してもよい。
また、上記の各実施形態において、画像処理装置30は、画像処理部として、リサイズ処理部33、OSD処理部34、キーストーン補正処理部35、フレームレート変換処理部36、及びオーバードライブ処理部37を備える場合の一例を説明したが、画像処理部はこれに限定されるものではない。画像処理装置30は、画像処理部として、上記の画像処理部のうちの一部を備えてもよいし、他の画像処理部を備えてもよい。
また、上記の各実施形態において、表示装置の一例として、プロジェクター装置1に画像処理装置30を適用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、表示装置として、液晶ディスプレイ装置などのディスプレイ装置に適用してもよいし、他の表示装置に適用してもよい。
また、上記の各実施形態において、画像処理装置30は、計測期間設定部80を備える形態を説明したが、計測期間設定部80を備えずに、予め定められた所定の計測期間において、アクセス量計測部70がアクセス量を計測する形態であってもよい。
また、上記の各実施形態において、計測期間設定部80は、最もアクセス量が多い期間を、計測期間として設定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、計測期間設定部80は、アクセス量のピーク値が最も高い期間を、計測期間として設定してもよいし、所定の回数によるアクセス量の平均値が最も高い期間を、計測期間として設定してもよい。
また、上記の各実施形態における画像処理装置30及び画像処理装置30が備える各部は、専用のハードウェア(例えば、集積回路)により実現されるものであってもよく、また、画像処理装置30及び画像処理装置30が備える各部はメモリーおよびCPUにより構成され、画像処理装置30及び画像処理装置30が備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリーにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上述の画像処理装置30は内部に、コンピューターシステムを有している。そして、上述した画像処理装置30の処理過程(処理手順)は、プログラムの形式でコンピューター読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピューターが読み出して実行することによって、上記処理が行われてもよい。
また、画像処理装置30及び画像処理装置30が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することにより、画像処理装置30及び画像処理装置30が備える各部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1 プロジェクター装置
10 画像投写部
20 画像信号入力部
30 画像処理装置
31 制御部
32 入力信号判定部
33 リサイズ処理部
34 OSD処理部
35 キーストーン補正処理部
36 フレームレート変換処理部
37 オーバードライブ処理部
38 インターフェイス部
40 記憶部
50 入力操作部
60、61、62、63、64、65 圧縮部
70 アクセス量計測部
80 計測期間設定部
90 圧縮率決定部

Claims (9)

  1. 画像データを記憶する記憶部へのアクセス量を計測する計測部と、
    前記計測部によって計測された前記アクセス量に応じて、前記記憶部に記憶させる前記画像データの圧縮率を決定する決定部と、
    前記決定部で決定された圧縮率で前記画像データを圧縮する圧縮部と
    を備え
    前記決定部は、
    前記アクセス量が予め定められた閾値以上の場合に、前記圧縮率を第1の圧縮率に決定し、
    前記アクセス量が前記閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第1の圧縮率より低い第2の圧縮率に決定し、
    前記閾値は、第1閾値と、第1閾値よりも値が小さい第2閾値とを含み、
    前記決定部は、
    前記アクセス量が前記第1閾値以上の場合に、前記圧縮率を前記第1の圧縮率に決定し、
    前記アクセス量が前記第2閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第2の圧縮率に決定し、
    前記アクセス量が前記第1閾値未満かつ第2閾値以上の場合に、前記決定された圧縮率を維持する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定部は、
    前記計測部によって計測された所定の回数分の前記アクセス量と前記閾値とに基づいて、前記圧縮率を決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定部は、
    前記アクセス量が前記所定の回数連続して前記第2閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第2の圧縮率に決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 画像データを記憶する記憶部へのアクセス量を計測する計測部と、
    前記計測部によって計測された前記アクセス量に応じて、前記記憶部に記憶させる前記画像データの圧縮率を決定する決定部と、
    前記決定部で決定された圧縮率で前記画像データを圧縮する圧縮部と、
    前記アクセス量を計測する計測期間を設定する設定部であって、前記計測部によって過去に測定された前記アクセス量に基づいて、前記計測期間を設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記計測部は、
    範囲の異なる複数の期間に対して前記アクセス量を計測し、
    前記設定部は、
    前記複数の期間のうちの最も前記アクセス量が多い期間を、前記計測期間として設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 異なる画像処理を実行する複数の画像処理部を備え、
    前記決定部は、
    前記複数の画像処理部のそれぞれが処理する前記画像データの前記圧縮率を、前記アクセス量に応じて決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像処理装置を備え、当該画像処理装置で画像処理がなされた画像データに基づいて画像を表示することを特徴とする表示装置。
  8. 画像データを記憶する記憶部へのアクセス量を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップによって計測された前記アクセス量に応じて、前記記憶部に記憶させる前記画像データの圧縮率を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定された圧縮率で前記画像データを圧縮する圧縮ステップと
    を含み、
    前記決定ステップでは、前記アクセス量が予め定められた閾値以上の場合に、前記圧縮率を第1の圧縮率に決定し、前記アクセス量が前記閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第1の圧縮率より低い第2の圧縮率に決定し、
    前記閾値は、第1閾値と、第1閾値よりも値が小さい第2閾値とを含み、
    前記決定部ステップでは、前記アクセス量が前記第1閾値以上の場合に、前記圧縮率を前記第1の圧縮率に決定し、前記アクセス量が前記第2閾値未満の場合に、前記圧縮率を前記第2の圧縮率に決定し、前記アクセス量が前記第1閾値未満かつ第2閾値以上の場合に、前記決定された圧縮率を維持する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像データを記憶する記憶部へのアクセス量を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップによって計測された前記アクセス量に応じて、前記記憶部に記憶させる前記画像データの圧縮率を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定された圧縮率で前記画像データを圧縮する圧縮ステップと、
    前記アクセス量を計測する計測期間を設定するステップであって、前記計測ステップにおいて過去に測定された前記アクセス量に基づいて、前記計測期間を設定する設定ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
JP2013036779A 2013-02-27 2013-02-27 画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法 Active JP6102342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013036779A JP6102342B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013036779A JP6102342B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014165791A JP2014165791A (ja) 2014-09-08
JP6102342B2 true JP6102342B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=51616000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013036779A Active JP6102342B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6102342B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102416160B1 (ko) * 2019-12-20 2022-07-05 라인플러스 주식회사 영상 저장 서비스 제공 방법, 컴퓨터 프로그램 및 컴퓨팅 장치

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10224532A (ja) * 1997-02-05 1998-08-21 Fuji Xerox Co Ltd 高速データ転送制御装置
JP4495821B2 (ja) * 2000-03-06 2010-07-07 株式会社東芝 データ伝送システムとその通信装置
JP2009124518A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Sanyo Electric Co Ltd 画像送信装置
JP5470875B2 (ja) * 2009-02-05 2014-04-16 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014165791A (ja) 2014-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11043184B2 (en) Display device supporting variable frame mode, and method of operating display device
US8654132B2 (en) System, method and computer program product for adjusting a refresh rate of a display
WO2017202170A1 (zh) 一种图像压缩方法、装置及电子设备
WO2017012301A1 (zh) 显示驱动装置和显示驱动方法以及显示装置
TWI434269B (zh) 背光控制裝置及其控制方法
WO2017143858A1 (zh) 一种动态背光调节方法及装置
US9087473B1 (en) System, method, and computer program product for changing a display refresh rate in an active period
US20170278482A1 (en) Dynamic bandwidth usage reduction for displays
US8194065B1 (en) Hardware system and method for changing a display refresh rate
CN113805831B (zh) 图像数据传输方法、装置、终端及介质
CN109783043B (zh) 一种显示器频率显示的方法、装置及显示器
JP6102342B2 (ja) 画像処理装置、表示装置、及び画像処理方法
US7019764B2 (en) Method and apparatus for auto-generation of horizontal synchronization of an analog signal to digital display
JP5224988B2 (ja) オーバードライブ駆動回路、表示装置用ドライバic、表示装置、及び、オーバードライブ駆動方法
US11320853B2 (en) Image transmission apparatus, image transmission system, and method of controlling image transmission apparatus
US10212316B2 (en) Video processing apparatus
CN110992862A (zh) 对电子设备执行显示控制的方法、主处理器和显示面板
US9019325B2 (en) Liquid crystal display device
CN111405362B (zh) 视频输出方法、装置、视频设备及计算机可读存储介质
US11990082B2 (en) Adaptively configuring image data transfer time
US20130258199A1 (en) Video processor and video processing method
US8081257B2 (en) Method and system for processing image data in LCD by integrating de-interlace and overdrive operations
JP5051372B2 (ja) プログラム、画像処理システム、表示装置および周波数決定方法
TWI789174B (zh) 顯示裝置及其畫面防烙印方法
US12002430B2 (en) Display device and display control method

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160614

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6102342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150