JP4874904B2 - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、低解像度画像を画像高解像度化する画像処理装置及びその方法に関する。
最近は、画素数が多い高解像度のテレビやディスプレイが普及してきている。テレビやディスプレイは、画像を表示する場合、画像データの画素数をパネルの画素数に変換する。高解像度処理を施すとき、サンプリング定理に基づいたSinc関数でフィルタ処理を行う内挿法(三次畳込み法、BiCubic法など)や、これよりも鮮鋭な画像が得られる複数フレーム劣化逆変換法が知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
複数フレーム劣化逆変換法は、基準フレーム(高解像度化させる対象となるフレーム)に写っている被写体が、これに連続する別のフレームにも写っていることに注目し、被写体の動きを画素間隔以下の小数精度で検出し、被写体の同一の局所部分に対して微小に位置がずれた複数の標本値を求め、これら複数の標本値毎に、従来の内挿法による画素値を逐次的に補正する高解像度処理方法である。
特開2000−188680号公報 S. Park, et.al. 「Super-Resolution Image Reconstruction: A Technical Overview,」 IEEE Signal Processing Magazine, USA, IEEE, May 2003, p.21-36.
上記の複数フレーム劣化逆変換法では、誤った対応位置が検出された標本値で画素値が補正されたり、平坦領域のノイズ成分も鮮鋭に補正されたりする場合があり、高解像度画像の画質を低下させるという問題点がある。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、鮮鋭で高画質な高解像度処理ができる画像処理装置及びその方法を提供することを目的とする。
本発明は、n個の画素からなる1枚の基準フレームの前記各画素の画素値に基づく内挿処理によって、m個(但し、m>nである)の画素からなる仮画像の各画素の推定画素値を算出する画素値算出部と、前記基準フレームの各画素の画素値に基づいて、前記基準フレーム内を(1)エッジ領域とテクスチャ領域に分割するか、(2)前記エッジ領域と平坦領域に分割するか、(3)前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割するか、又は、(4)前記エッジ領域と前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割する分割部と、前記基準フレームの前記各画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素が含まれる前記分割した前記エッジ領域、前記テクスチャ領域、又は、前記平坦領域に関する情報に基づいて、前記各注目画素に対応する前記仮画像への対応位置を小数精度で算出する位置算出部と、前記注目画素の対応位置の周囲にある前記仮高解像度の前記推定画素値から求めた前記注目画素の試算画素値と、前記注目画素の画素値との差分が小さくなるように、前記各推定画素値を補正して補正画素値を求める変換部と、前記補正画素値を有するm個の画素から構成される画像を出力する出力部と、を有する画像処理装置である。

本発明によれば、領域毎に適した高解像度処理が可能になり、鮮鋭で高画質な高解像度画像を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る低解像度画像を画像高解像度化する画像処理装置について詳細に説明する。なお、以下の説明で画像のことをフレームと呼ぶことがある。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の画像処理装置について図1〜図15と図30〜図32に基づいて説明する。
(1)画像処理装置の構成
図1は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
図1に示すように、画像処理装置は、仮高解像度画素値算出部(以下、単に画素値算出部という)101、領域分割部102、対応位置算出部103、画素値変換部104を備えている。
各部101〜104の機能は、LSIに実装されたプログラムによっても実現可能である。すなわち、並列処理が可能な装置で実現するものである。
(1−1)画素値算出部101
画素値算出部101は、画面内に複数の画素を配し、これら画素の輝度を画素値として表した低解像度画像データが入力される。
この低解像度画像データのうち1フレームを基準フレームに設定し、この基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像データの画素値を算出する。
低解像度画像データは、動画像である。ここでは、低解像度画像データを、例えば、カメラや携帯電話が撮影した動画像データ、テレビや携帯AVプレイヤーが受信した画像データ、HDDに保存された動画像データなどとして説明する。
(1−2)領域分割部102
領域分割部102は、低解像度画像データが入力され、この低解像度画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームを、画素値の変化を基に2以上の領域に分割する。
低解像度画像データの分割方法としては、例えば、低解像度画像データを、画素値変化が直線的に起こっているエッジ領域、局所領域内での画素値の変化の大きな画素数が多いテクスチャ領域、局所領域内での画素値変化が小さい平坦領域に分割する。
また、例えば、局所領域内での画素値の変化が小さい平坦領域、それ以外の非平坦領域に分割する。
(1−3)対応位置算出部103
対応位置算出部103は、低解像度画像データが入力され、この低解像画像データに含まれる1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定する。
そして、この注目画素が基準フレームへ対応する少なくとも1以上の位置(以下、「対応位置」という)を小数精度で算出する。
小数精度での対応位置を算出する方法としては、例えば、次の方法がある。
第1の方法は、低解像度画像データの画素間隔でマッチング誤差を求め、連続な対称関数を当てはめることで、マッチング誤差が極小となる小数精度の位置を求める。この方法を、マッチング誤差補間法という。
第2の方法は、低解像度画像データを拡大し、この拡大された画像における画素間隔で対応位置を求める。この方法をオーバーサンプリング法という。
第3の方法は、カメラにジャイロを搭載して、カメラの揺れを測定することで、物理的に小数精度の対応位置を検出する。
(1−4)画素値変換部104
画素値変換部104は、画素値算出部101で算出された仮高解像度画像データの画素値と、前記低解像度画像データの画素値と、領域分割部102で算出された領域情報と、対応位置算出部103で算出された対応位置が入力される。
そして、この領域情報に応じて対応位置を選択する。低解像度画像データの注目画素の画素値と、前記仮高解像度画像データの画素値と前記選択された対応位置を用いて生成した推定画素値との誤差が小さくなる方向に、前記仮高解像度画像データの画素値を加減算する動作を、順次設定される全注目画素について繰り返し画素値変換処理を行う。
仮高解像度画像の画素値を変換する方法としては、例えば、POCS法やIterative Back-Projection法(非特許文献1のp.29、p.31参照)によって変換する。
対応位置の選択方法としては、例えば、エッジ領域でのフレーム間の対応位置に基づく対応位置と、基準フレームのテクスチャ領域での注目画素の対応位置を選択する。一般に、エッジ領域での対応位置の検出精度は高い。また、基準フレームでの注目画素のみの対応位置は、動き無しであるために、常に正しい対応位置が算出される。また、平坦領域は、仮高解像度画像データの画素値のままで十分であり、対応位置を基にした画素値変換を必要としない。
また、別の対応位置の選択方法としては、例えば、非平坦領域での注目画素の対応位置のみを選択する。
このように低解像度画像データを画素値の変化を基に領域分割し、領域分割情報で対応位置を選択して画素値変換を行うことで、誤った対応位置が検出された標本値での画素値変換が除去され、また、平坦領域のノイズ成分が強調することを避けることが可能になる。
また、補正された仮高解像度画像データの画素値を持つ仮高解像度画像データを、鮮鋭な高解像度画像データとして出力することができる。
(2)画像処理装置の動作
図2は、図1で説明した画像処理装置によって低解像度画像データから高解像度画像データを出力する動作を説明するためのフローチャートである。以下、図1及び図2を用いて、高解像度画像データの形成方法について説明する。
(2−1)ステップS201
まず、仮高解像度画像データを生成する(ステップS201)。
具体的には、画素値算出部101において、画面内に複数の画素を配され、これら画素の輝度を画素値として表した低解像度画像データのうち1フレームを基準フレームに設定し、この基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像データの画素値を算出する。
この内挿処理は、サンプリング定理に基づくSinc関数でのフィルタ処理による内挿法(三次畳込み法、BiCubic法)などを用いることができる。このようにして、低解像度画像データから設定された基準フレームを仮高解像度画像として拡大する。
この段階では、この仮高解像度画像は、画面内の被写体がぼけていたり、本来、連続的な直線である部分が、ジャギーと呼ばれる階段状に表現されてしまったりしている。
(2−2)ステップS202
次に、低解像度画像データを画素値の変化を基に2以上の領域に分割する(ステップS202)。
具体的には、領域分割部102において、低解像度画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームを、画素値の変化を基に2以上の領域に分割する。低解像度画像データの分割方法としては、例えば、低解像度画像データを、画素値変化が直線的に起こっているエッジ領域、局所領域内での画素値の変化の大きな画素数が多いテクスチャ領域、局所領域内での画素値変化が小さい平坦領域に分割する。また、例えば、局所領域内での画素値の変化が小さい平坦領域、それ以外の非平坦領域に分割する。
(2−3)ステップS203
次に、画面空間における対応位置を算出する(ステップS203)。
具体的には、対応位置算出部103において、低解像画像データに含まれる1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の基準フレームへの少なくとも1以上の対応位置を小数精度で算出する。
小数精度での対応位置の算出処理は、低解像度画像データを基にマッチング誤差補間法やオーバーサンプリング法で算出したり、カメラに搭載されたジャイロによって検出したりできる。
(2−4)ステップS204
次に、仮高解像度画像の画素値を変換する(ステップS204)。
具体的には、画素値変換部104において、画素値算出部101で算出された仮高解像度画像データの画素値と、前記低解像度画像データの画素値と、領域分割部102で算出された領域情報と、対応位置算出部103で算出された対応位置が入力され、この領域情報に応じて対応位置を選択する。低解像度画像データの注目画素の画素値と、前記仮高解像度画像データの画素値と前記選択された対応位置を用いて生成した推定画素値との誤差が小さくなる方向に、前記仮高解像度画像データの画素値を加減算する。
この仮高解像度画像の画素値を変換処理は、例えば、POCS法やIterative Back-Projection法(非特許文献1のp.29、p.31参照)によって変換する。
対応位置の選択処理は、例えば、エッジ領域でのフレーム間の対応位置に基づく対応位置と、基準フレームのテクスチャ領域での注目画素の対応位置を選択する。一般に、エッジ領域での対応位置の検出精度は高い。また、基準フレームでの注目画素のみの対応位置は、動き無しであるために、常に正しい対応位置が算出される。また、平坦領域は、仮高解像度画像データの画素値のままで十分であり、対応位置を基にした画素値変換を必要としない。
また、別の対応位置の選択方法としては、例えば、非平坦領域での注目画素の対応位置のみを選択する。
(2−5)ステップS205
次に、既定の繰り返し回数を終了しているかどうか判定する(ステップS205)。
具体的には、画素値変換部104において、選択された全対応位置を用いた変換処理が既定の繰り返し回数だけ終了したかどうかを判定し、NOであればステップS204に戻って、最初の選択された対応位置についての仮高解像度画像の変更処理を行い、YESであれば、仮高解像度画像を高解像度画像として出力して、終了する。
(3)低解像度画像データ、基準フレーム、高解像度画像データの関係
次に、対応位置算出部103、画素値変換部104の動作について詳しく説明するために、図3〜図8を用いて、低解像度画像データ、基準フレーム、高解像度画像データの関係について説明する。
(3−1)図3の説明
図3は、連続する低解像度画像(映像データ)を用いて、時間順序で高解像度映像を生成する様子を説明している。
図3に示すように、ここでは4枚目の高解像度画像のフレームを生成している。この拡大処理をそのときに行っている低解像度画像のフレーム(この例では4枚目の低解像度画像のフレーム)を基準フレームとしている。この基準フレームを拡大するために、低解像度画像のうち、基準フレームとその前後の時刻の3枚目の低解像度画像フレームと5枚目の低解像度フレーム(ここでは、3枚目〜5枚目)を低解像度画像データと呼ぶ。
(3−2)図4の説明
図4は、基準フレームの低解像度画像フレームだけを用いて、フレーム内処理のみで拡大処理を行っている。静止画像の場合も、入力される低解像度画像は1枚だけなので、これを基準フレームに設定し、その基準フレーム1枚だけを用いて拡大処理する。便宜上、静止画像は1フレームであると表現する。
(3−3)図5の説明
図5は、低解像度フレームの画面501と画素502と標本点503の位置関係を示す図である。
画像は元来、画面空間において輝度が連続的に分布しているものである。しかし、ここで扱うデジタル画像データの場合は、図5に示すように、画面空間に離散的な標本点として画素を配置し、その輝度だけでその周囲の輝度を代表させている。
図5は、画面501を横6列、縦4行の24個の正方形に分割し、その中心点を標本点503として、24個の画素502を配した様子である。各標本点503が持つ輝度の代表値のことを画素値と呼ぶ。
(3−4)図6の説明
図6は、図5で示した画面を横2倍、縦2倍に高解像度化した図である。
高解像度画像フレームの画素602の標本点603を白丸で表す。このように、画素602の標本点603の間隔は、低解像度画像フレームの1/2になる。
(3−5)図7の説明
図7は、元の低解像度画像フレームの画素を高解像度画像フレームと同じ間隔で示した図である。
この場合、低解像度画像フレームの大きさは、高解像度画像フレームの大きさよりも小さくなる。このように、低解像度画像フレームは、その高解像度画像フレームと画面の大きさを合わせると画素の標本点の間隔が広がり、画素の標本点の間隔を合わせると画面の大きさが小さくなる。しかし、これらは同じことを表しており、適宜、低解像度画像フレームを図5のように表したり、図7のように表したりする。
(3−6)図8の説明
図8は、低解像度画像フレームの画素の標本点を黒丸で、高解像度画像フレームの画素の標本点を白丸で示した図である。
図8に示すように、拡大処理、つまり、高解像度化の処理は、黒丸の標本点に与えられた画素値を元にして、白丸の標本点の画素値を求めることである。その際、低解像度画像のうち選定される基準フレームだけでなく、例えば、その時間的に前後のフレームなどの低解像度画像データを用いることで、鮮鋭な高解像度化を行うことができる。
(4)領域分割部102の説明
次に、図1の領域分割部102及び図2のステップS202の画面空間における領域を分割する動作について、図30、図31、図33を用いて詳細に説明する。
(4−1)エッジ領域
図30は、被写体の輪郭線など、画素値変化が直線的に起こっているエッジ領域を検出する様子を示した図である。
低解像度画像フレームA101の注目画素A102が、エッジ領域の画素であるかどうかを判定する。注目画素を中心とした3×3のブロック領域は、それぞれ画素値y11,y12,・・・,y33を持っているものとする。
一般に、注目画素A102での画素値の変化を微分した大きさが一定値以上である場合は、エッジ領域の画素であると判定する。微分の大きさを算出するには、ソーベルフィルタを用いることができる。横方向の微分を求めるには横方向ソーベルフィルタA103を注目画素A102に施す。
具体的には、注目画素A102の横方向微分として、(−y11−2×y21−y31)+(y13+2×y23+y33)を算出する。同様に、縦方向の微分を求めるには縦方向のソーベルフィルタA104を注目画素A102に施す。具体的には、注目画素A102の縦方向微分として、(y11+2×y12+y13)+(−y31−2×y32−y33)を算出する。縦方向の微分の絶対値、及び、横方向の微分の絶対値を加算し、ある閾値以上であった場合に、注目画素A102をエッジ領域の画素であると判定する。
(4−2)テクスチャ領域
図31は、セーターの網目や芝生といった細かな模様から成る、局所領域内での画素値の変化の大きな画素数が多いテクスチャ領域を検出する様子を示した図である。
低解像度画像フレームA201の注目画素A202が、テクスチャ領域の画素であるかどうかを判定する。注目画素を中心とした3×3ブロックの局所領域は、それぞれ画素値y11,y12,・・・,y33を持っているものとする。
まず、局所領域内の横方向差分A203を、
dx11=(y11−y12)の絶対値、
dx12=(y12−y13)の絶対値、
dx21=(y21−y22)の絶対値、
dx22=(y22−y23)の絶対値、
dx31=(y31−y32)の絶対値、
dx32=(y32−y33)の絶対値、
として算出する。
また、局所領域内の縦方向差分A204を、
dy11=(y11−y21)の絶対値、
dy12=(y12−y22)の絶対値、
dy13=(y13−y23)の絶対値、
dy21=(y21−y31)の絶対値、
dy22=(y22−y32)の絶対値、
dy23=(y23−y33)の絶対値、
として算出する。
これら差分量が、ある閾値より大きい差分量の数を数えて、その個数がある閾値以上であった場合に、注目画素A202をテクスチャ領域の画素と判定する。
(4−3)平坦領域
図31を用いて、局所領域内での画素値変化が小さい平坦領域を検出する方法を説明する。
注目画素A202が平坦領域の画素であるかどうか判定するには、局所領域内の縦方向差分A203と横方向差分A204のそれぞれの差分量を合計して、この合計量がある閾値以下であった場合に、平坦領域の画素と判定する。
(4−4)分析結果
図32は、分離結果の例を示す図である。
低解像画像フレームA301が入力されると、被写体輪郭部分がエッジ領域A302として検出され、セーターや髪の毛の部分がテクスチャ領域A303として検出され、背景やズボンなどが平坦領域A304として検出されている。
(5)対応位置算出部103の説明
次に、図1の対応位置算出部103及び図2のステップS203の画面空間における対応位置を算出する動作について、図9〜図14を用いて詳細に説明する。
本実施形態は、上記したようにLSIに実装されている。したがって、下記で説明する各対応位置の算出は、基準フレームの全ての画素で求める。そして、上記で分割したエッジ領域、テクスチャ領域のそれぞれに応じて、下記で求めた方法の対応位置の選択をする。
この中で第1の対応位置算出方法と第2の対応位置算出方法は、エッジ領域で選択される方法であり、第3の対応位置算出方法は、エッジ領域とテクスチャ領域で選択される方法である。
図9は、移動する自動車を撮影した動画像のうち、時間的に前後する2枚のフレーム901、902を示した図である。ここで、これら低解像度画像フレームのうち、フレーム902を基準フレームとして高解像度化する場合を説明する。
低解像度画像フレーム901の中の注目画素903に対して、その標本点904が基準フレーム902のどの位置に対応するか、すなわち、対応位置を画素間隔より細かい小数精度で算出する。
なお、低解像度画像フレーム901、902は、見やすいように、図5または図7で説明したような横6画素、縦4画素の24画素で示しているが、実際には、例えば、SDサイズの映像のサイズは、横720画素、縦480画素の画素数を有する。
(5−1)第1の対応位置算出方法
図10〜図12を用いて、マッチング誤差補間法を用いた小数精度の対応位置算出方法について説明する。
(5−1−1)マッチング誤差補間法
図10に示すように、マッチング誤差補間法では、初めに、ブロックマッチング法のように画素間隔の精度で低解像度画像フレーム901から基準フレーム902へのフレーム間のマッチング誤差を算出するために、注目画素903を中心に低解像度画像フレーム901から数画素四方、例えば5×5画素や3×3画素の矩形のブロック1005を注目画像領域として取り出す。
次に、注目画像領域1005と画素値の変化パターンが近い部分を基準フレーム902から探索する。画素間隔で算出するマッチング誤差としては、フレーム間での注目画像領域内の各画素値の差の2乗和であるSSD(Sum of Square Distance)や、各画素値の差の絶対値和であるSAD(Sum of Absolute Distance)などを用いることができる。ここでは、低解像度画像フレーム901に含まれる注目画像領域1005と、基準フレーム902に含まれる画像領域1006とのSADを計算して、注目画素903と画素1007とのマッチング誤差を算出する。
同様にして基準フレーム902のその他の画素についてもマッチング誤差を算出することで、画素間隔でのマッチング誤差が算出できる。
この各マッチング誤差の中で最小のマッチング誤差を持つ画素が、ブロックマッチング法で算出される対応画素となる。これは、画素間隔、つまり、整数精度での対応位置に相当する。
(5−1−2)対応位置の決定
図11は、低解像度画像フレーム901内の注目画素903の対応画素として、基準フレーム902内の画素1110が求まったことを示した図である。
図11に示すグラフは、それぞれの画素で算出されたマッチング誤差を対応画素1110の周り3×3画素について示したグラフである。9個のマッチング誤差のうち、対応画素1110のマッチング誤差が最小となる。
まず、横方向についての対応位置の算出について説明する。
対応画素1110とその横方向に両隣のマッチング誤差に対称な連続関数1111を当てはめる。対称な連続関数は、放物線や、マッチング誤差の軸に対称な2本の直線を用いれば良い。
このようにして当てはめた連続関数が極小となる横位置(白丸で図示)を、小数精度での対応位置1112と呼ぶ。
縦方向についても同様に、縦方向の対応位置を算出できる。
また、横方向、縦方向の対応位置をそれぞれ別々に算出せずに、対称な曲面を当てはめることで、同時に横方向、縦方向の対応位置を算出することもできる。
(5−1−3)小数精度の対応位置
図12は、上記した操作を施すことによって、小数精度の対応位置が算出されたことを表す図である。
図12に示すように、時間的に前後する2枚の低解像度画像フレーム901と基準フレーム902のうち、低解像度画像フレーム901の注目画素903が対応する基準フレーム902の対応画素1110を求め、連続関数を当てはめることにより、注目画素903の標本点904が対応する基準フレーム902の対応位置1213が算出される。
(5−2)第2の対応位置算出方法
次に、図13及び図14を用いて、オーバーサンプリング法を用いた小数精度の対応位置算出方法について説明する。
(5−2−1)オーバーサンプリング法
図13に示すように、オーバーサンプリング法では、初めに、注目画素903の注目画像領域1005を高解像度化して、高解像度な注目画像領域1305を作成する。
また、低解像度の基準フレーム902(図9参照)の各画素を高解像度化して、高解像度な基準フレーム1302を作成する。例えば、サンプリング定理に基づくSinc関数でのフィルタ処理による内挿法(三次畳込み法、BiCubic法)などを用いて高解像度化することができる。
ここでは、横3倍、縦3倍に高解像度化してある。そして、この高解像度な注目画像領域1305と高解像度な基準フレーム1302において、マッチング誤差補間法の図10で説明したように、ブロックマッチング法のように画素間隔の精度で対応画素を算出する。
低解像度フレームが縦3倍、横3倍に高解像度化された、つまり、画素間隔は1/3になって対応画素が検出されるため、低解像度画素間隔の1/3という細かい精度で、対応位置を検出できることに相当する。
(5−2−2)小数精度での対応位置
図14では、具体的に、オーバーサンプリング法によって、小数精度での対応位置が検出されている。
高解像度な注目画像領域1305を用いて、高解像度の画素間隔の基準フレームの画素についてマッチング誤差を算出する。このマッチング誤差が最小となる画素の標本点1414を、注目画素903の標本点904の基準フレームへの小数精度の対応位置として算出する。
(5−3)第3の対応位置算出方法
第3の対応位置算出方法は、図33に示すように、基準フレーム3301に注目画素3302が設定された場合であり、その標本点3303が、基準フレームの仮高解像度画像3304のどの位置に対応するかを算出する。この第3の対応位置算出方法は、エッジ領域とテクスチャ領域で選択される方法である。
低解像度の基準フレーム3301の左上の標本点の位置を(0,0)、標本点の間隔を1、また、基準フレームの仮高解像度画像3304の左上の標本点の位置を(0,0)、標本点の間隔を1とする。基準フレーム内の注目画素の対応位置は動き0であるから、横方向の拡大率α、縦方向の拡大率βに応じて座標変換するだけでよい。よって、低解像度の基準フレームの注目画素3302の標本点3303の座標を(x_LR,y_LR)とすると、基準フレームの仮高解像度画像3304への対応位置3305の座標(x_HR,y_HR)は、
x_HR=α×(x_LR+0.5)−0.5
y_HR=β×(y_LR+0.5)−0.5
と一義的に決まる。図33においては、
α=β=2、(x_LR,y_LR)=(3,1)
であり、上式によって、
(x_HR,y_HR)=(6.5,2.5)
と算出される。
(6)画素値変換部104の説明
次に、図1の画素値変換部104及び図2のステップS204で行う仮高解像度画像の画素値の変換について、図15を用いて具体例を挙げて詳細に説明する。
図15は、図1の画素値算出部101で図9の低解像度な基準フレーム902が縦2倍、横2倍に高解像度化されており、仮高解像度フレーム1501の各画素(白丸)の画素値が求まっている。
また、対応位置算出部103で、注目画素1502の対応位置1503が黒丸として算出されている。注目画素1502は、注目画素が含まれる低解像度画像データにおいて、既に画素値が、撮影された正しい画素値である。
(6−1)第1段階
まず、領域分割部102で算出された領域情報から、全対応位置の中から、必要な対応位置を選択する。
ここでの注目画素の対応位置とは、基準フレームの低解像度画像フレームの各画素の仮高解像度画像への動き0の対応位置を表す。一般に、エッジ領域での対応位置の検出精度は高い。また、基準フレームでの注目画素のみの対応位置は、動き無しであるために、常に正しい対応位置が算出される。
具体的には、注目画素が含まれる領域がエッジ領域の場合には、上記で説明した第1の対応位置算出方法〜第3の対応位置算出方法から選択された少なくとも一つの方法で決定された対応位置を選択する。2以上の対応位置算出方法を選択した場合には、それぞれの対応位置について、下記の方法で画素値を補正する。
また、注目画素が含まれる領域がテクスチャ領域の場合には、上記で説明した第3の対応位置算出方法で決定された対応位置を選択する。
また、注目画素が含まれる領域が平坦領域の場合には、仮高解像度画像データの画素値のままで十分であり、対応位置を基にした画素値変換を必要としない。
なお、別の対応位置の選択方法としては、例えば、非平坦領域での注目画素の対応位置のみを選択する。あるいは、別の対応位置の選択方法としては、例えば、テクスチャ領域での注目画素の対応位置のみを選択する。
(6−2)第2段階
次に、上記のように対応位置が決定されると、この対応位置に基づいて仮高解像度フレームの画素が持つ推定画素値を補正する。
図1の画素値変換部104及び図2のステップS204は、仮高解像度フレーム1501の各画素(白丸)の画素値の確からしさを評価するために、仮高解像度フレーム1601の各画素(白丸)の画素値から、ある注目画素1502の画素値を試算する。
このためには、注目画素1502が重なりを持つ9個の仮高解像度フレーム1501の画素を基に算出する。
例えば、面積比に応じて加重平均して試算できる。仮高解像度フレームの画素1504が持つ画素値に対する重みは、注目画素1502の面積を1とした際の矩形1505の面積を重みにすれば良い。矩形1505は、仮高解像度フレームの画素1504と注目画素1502の重なり合う部分である。注目画素1502が重なる9個の矩形について、その重なる面積を重みとして、それら9個の画素値から加重平均値を求めることで、仮高解像度フレーム1501の画素(白丸)の画素値から、注目画素1502の画素値を試算できる。
このときの仮高解像度フレームが正確なものであれば、試算された注目画素1502の画素値と、撮影された正しい注目画素1502の画素値は一致するはずである。
しかし、通常は、画素値算出部101での、従来のフィルタ処理による拡大では、画面内の被写体がぼけていたり、本来、連続的な直線である部分が、ジャギーと呼ばれる階段状に表現されてしまったりしているために一致しない。そこで、これが一致するように、仮高解像度フレームの画素値を加減算すべき補正量を算出する。
補正量の算出のために、まず、

差分値=(注目画素の撮影された画素値)−(注目画素の試算された画素値)

を算出する。この差分値を、試算した際の重みで分配すると、差分値は0になる。
このように補正量を算出するのがPOCS法(非特許文献1のp.29、p.31参照)である。
そして、重みによって分配された9個の正または負の補正量を、仮高解像度フレーム1501の9個の画素値に加算すれば、そのとき計算した注目画素については、差分が0になり、注目画素の撮影された画素値と試算された画素値が一致する。
しかし、別の注目画素の対応位置によっては、これを用いた補正によって、同じ高解像度フレーム1501の画素値が補正されることがある。そこで、この補正処理は、全対応位置について、逐次的に行い、これを、更に、既定された回数繰り返す(ステップS205)。
この反復により、次第に、仮高解像度フレームは正確なものに近づくので、予め決めた回数反復して得られた仮高解像度フレームを、高解像度フレームとして出力する。
また、補正量の算出のときに、差分値が0になるように算出するのではなく、差分値が減少する方向に補正量を算出するのが、Iterative Back-Projection法である(非特許文献1のp.29、p.31参照)。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置について図16に基づいて説明する。
本実施形態は、PC(パソコン)などを用いた条件分岐処理に適したブロック図である。一方、第1の実施形態の画像処理装置は、上記したようにLSIなどを用いた並列処理に適したものである。
図16は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
本実施形態の画像処理装置は、領域分割部102の領域情報を、対応位置1603が入力し、対応位置1603において選択して対応位置を算出し、画素値変換部1604は領域情報を用いずに画素値の変換を行う。
すなわち、本実施形態と第1の実施形態と異なる点は、次の通りである、
第1の実施形態では、基準フレームの全画素について上記で説明した第1の対応位置算出方法〜第3の対応位置算出方法をそれぞれ用いて、対応位置をそれぞれ求めている。その後に分割された領域の種類(エッジ領域、テクスチャ領域、平坦領域)に基づいて、第1の対応位置算出方法〜第3の対応位置算出方法で決定した対応位置をそれぞれ選択している。
一方、本実施形態は、まず、領域をエッジ領域、テクスチャ領域、平坦領域に分割して、分割された領域の種類に応じて、その領域の範囲のみを、その種類に応じて第1の対応位置算出方法〜第3の対応位置算出方法を選択した、その対応位置を求めるものである。
なお、他の構成は、第1の実施形態の画像処理装置と同様であるので、同一箇所は同一符号を付しその説明は省略する。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置について図17、図18に基づいて説明する。
第1の実施形態では、動画像データで説明したが、本実施形態は、静止画など、動画のような連続する前後のフレームが無い場合に適用できる。
本実施形態は、図1、図16の対応位置算出部103、1603及び図2のステップS203の画面空間における対応位置を算出する動作として、被写体のフレーム内(基準フレーム内)の自己合同性を利用する場合である。
図17は、横軸が画素の横座標、縦軸が輝度を示す画素値を表す、実際のデジタル画像のデータを示す図である。ここでは同じフレーム内の異なる5行のデータをそれぞれ別の折れ線で示した。図17に示すように、同じフレーム内の異なる行でも、非常に似た輝度変化をする部分があることが分かる。このような同じフレーム内に似た輝度変化を有する画像の性質を、「自己合同性」と定義する。
被写体のフレーム内の自己合同性を用いて高解像度化を行う処理では、連続する複数の低解像度画像データをメモリで保持する必要がなく、少ないメモリ量で高解像度化を行うことができるという利点がある。
この自己合同性をフレーム内処理の劣化逆変換法に用いた高解像度化は、ステップS203において、対応位置算出部103、1603が、1フレームの静止画からなる画像データを基準フレームに設定し、基準フレーム内の複数の画素、例えば、基準フレームのエッジ画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の周辺への1以上の対応位置を小数精度で算出する。これは、低解像度画像データを元にマッチング誤差補間法やオーバーサンプリング法を用いることで算出することができる。
図18は、縦方向のエッジを持つ被写体1806の低解像度の基準フレーム1801を自己合同性を用いて高解像度化する例を説明するための図である。
図18に示すように、注目画素を1802、その標本点を1803とする。図2のステップS203では、その標本点1803の周りに存在する自己合同位置を算出する。自己合同位置が1ライン上、もしくは、1ライン下にあると仮定して、マッチング誤差補間法や、オーバーサンプリング法にて、小数精度の自己合同位置を求めた結果が、第1の自己合同位置1804、第2の自己合同位置1805である。
このようにして、注目画素、注目画素の画素値、注目画素の基準フレームへの小数精度の対応位置(ここでは、自己合同位置)を算出すれば、以降、図2のステップS204による仮高解像度画像の画素値の変換を行うことで、鮮鋭な高解像度化を、高速に行うことができる。
なお、この画像高解像度化の方法を、以降では「フレーム内劣化逆変換法」と呼ぶ。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る画像処理装置について図19、図20に基づいて説明する。
(1)構成
図19、図20は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
画像処理装置は、図1、図16の画素値変換部104、1604に入力される低解像度の画像データの画素値を強調部1905で強調処理している。他の構成は、図1、図16にて説明した画像処理装置と同様であるので、同一箇所は同一符号を付しその説明は省略する。
複数フレーム劣化逆変換法やフレーム内劣化逆変換法では、注目した低解像度画素に含まれる仮高解像度画像の標本点の位置に応じて、注目画素の画素値と、仮高解像度画像の画素値から推定した推定画素値との誤差が小さくなる方向に、仮高解像度画像値を加減算する。しかし、低解像度画像がボケている場合には、注目した低解像度画素の外側の高解像度画像の標本点も、注目画素の画素値に影響を与えている場合がある。
図19、20に示す画像処理装置は、低解像度の画像データが入力され、画像データの画素値を強調処理して、画素値変換部104、1604に出力する。具体的には、アンシャープマスクなどのエンハンスフィルタを用いる。
(2)動作
図21は、図19、図20の画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。図2のフローチャートとは、ステップS201とステップS202の間に、低解像度画像データの画素値を強調処理するステップが挿入されているところが異なり、他のステップは図2のフローチャートと同一であり同一の符号を付し、その説明は省略する。
図21に示すように、ステップS2106では、低解像度の画像データが入力され、画像データの画素値を強調処理して、画素値変換部104、1604に出力する。
(3)効果
これにより、本実施形態は、低解像度画像のボケが軽減され、注目した低解像度画素に含まれる仮高解像度画像の標本点から、注目画素の画素値が生成されるようになる。また、事前に低解像度画像を強調処理することよる仮高解像度画像のジャギーの強調を避けることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る画像処理装置について図22、図23に基づいて説明する。
(1)構成
図22は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
図22に示すように、画像処理装置は、画素値算出部101、領域分割部2202、強調部1905、画素値変換部2204を備えている。
画素値算出部101は、図1で説明した動作と同様である。
領域分割部2202は、低解像度の静止画である1フレームからなる基準フレームが入力され、基準フレームの画素値の変化を基に、平坦領域と非平坦領域に分割され、分割情報を出力する。
強調部1905は、図19で説明した動作と同様である。
画素値変換部2204は、仮高解像度画像と領域情報と強調された基準フレームが入力され、基準フレームの非平坦領域の画素値に基づく内挿処理によって、仮高解像度画像の画素値を置き換える。
(2)動作
図23は、図22の画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。
最初のステップS201は、図2で説明した処理と同様である。
次に、領域分割部2202において、低解像度の静止画である1フレームからなる基準フレームが入力され、基準フレームの画素値の変化を基に、平坦領域と非平坦領域に分割され、分割情報が出力される(ステップS2302)。
次のステップS2106は、図21で説明した処理と同様である。
次に、画素値変換部2204において、仮高解像度画像と基準フレームの領域情報と強調された基準フレームが入力され、基準フレームの非平坦領域の画素値に基づく内挿処理によって、仮高解像度画像の画素値を置き換える(ステップS2304)。
(3)効果
これにより、本実施形態は、平坦領域でのノイズが強調されない、鮮鋭な高解像度化を行うことができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係る画像処理装置について図24、図25に基づいて説明する。
(1)構成
図24は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
図24に示すように、画像処理装置は、画素値算出部101、領域分割部2202、画素値変換部2403を備えている。
画素値算出部101は図1でで説明した動作と同様である。
領域分割部2202は図22で説明した動作と同様である。
画素値変換部2403は、仮高解像度画像と基準フレームの領域情報が入力され、基準フレームの非平坦領域に対応する仮高解像度画像の画素値を強調処理する。具体的には、アンシャープマスクなどのエンハンスフィルタを用いる。
(2)動作
図25は、図24の画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。
最初のステップS201は、図2で説明した処理と同様である。
次のステップS2302は、図23で説明した処理と同様である。
次に、画素値変換部2403において、仮高解像度画像と基準フレームの領域情報が入力され、基準フレームの非平坦領域に対応する仮高解像度画像の画素値を強調処理する(ステップS2503)。
(3)効果
これにより、本実施形態は、平坦領域でのノイズが強調されない、鮮鋭な高解像度化を行うことができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態に係る画像処理装置について図26、図27に基づいて説明する。
(1)構成
図26は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
図26に示すように、本実施形態の画像処理装置は、画素値算出部101、領域分割部2602、画素値変換部2603を備えている。
画素値算出部101は、図1で説明した動作と同様である。
領域分割部2602は、仮高解像度画像が入力され、仮高解像度画像の画素値の変化を基に、平坦領域と非平坦領域に分割され、分割情報を出力する。
画素値変換部2603は、仮高解像度画像と仮高解像度画像の領域情報が入力され、仮高解像度画像の非平坦領域の画素値を強調処理する。具体的には、アンシャープマスクなどのエンハンスフィルタを用いる。
(2)動作
図27は、図26の画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。
最初のステップS201は、図2で説明した処理と同様である。
次に、領域分割部2602において、仮高解像度画像が入力され、仮高解像度画像の画素値の変化を基に、平坦領域と非平坦領域に分割され、分割情報が出力される(ステップS2702)。
次に、画素値変換部2603において、仮高解像度画像と仮高解像度画像の領域情報が入力され、仮高解像度画像の非平坦領域の画素値を強調処理する(ステップS2703)。
(3)効果
これにより、本実施形態は、平坦領域でのノイズが強調されない、鮮鋭な高解像度化を行うことができる。
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態に係る画像処理装置について図28、図29に基づいて説明する。
(1)構成
図28は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
図28に示すように、本実施形態の画像処理装置は、画素値算出部101、領域分割部2802、第1の対応位置算出部2803、第2の対応位置算出部2804、第1の画素値変換部2805、第2の画素値変換部2806、画素値選択部2807を備えている。
(1−1)画素値算出部101
画素値算出部101は、図1で説明した動作と同様である。
(1−2)領域分割部2802
領域分割部2802は、仮高解像度画像が入力され、基準フレーム内の対応位置を基に高解像度化する第1の領域と、低解像度の画像データに含まれる2以上のフレーム間の対応位置を基に高解像度化する第2の領域と、内挿処理で高解像度化する第3の領域とに分割し、領域情報を出力する。
(1−3)第1の対応位置算出部2803
第1の対応位置算出部2803は、1フレームの静止画からなる基準フレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の基準フレームへの少なくとも1以上の小数精度の対応位置を算出する。
(1−4)第2の対応位置算出部2804
第2の対応位置算出部2804は、低解像度の画像データに含まれる少なくとも2以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の基準フレームへの少なくとも1以上の小数精度の対応位置を算出する。
(1−5)第1の画素値変換部2805
第1の画素値変換部2805は、注目画素の画素値と、仮高解像度画素値と第1の対応位置算出部で算出された対応位置を用いて生成した推定画素値との誤差が小さくなる方向に、仮高解像度画素値を加減算する。
(1−6)第2の画素値変換部2806
第2の画素値変換部2806は、注目画素の画素値と、仮高解像度画素値と第2の対応位置算出部で算出された対応位置を用いて生成した推定画素値との誤差が小さくなる方向に、仮高解像度画素値を加減算する。
(1−7)画素値選択部2807
画素値選択部2807は、第1の領域では第1の画素値変換部2805で変換された仮高解像度画像の画素値を選択し、前記第2の領域では第2の画素値変換部2806で変換された仮高解像度画像の画素値を選択し、前記第3の領域では仮高解像度画像の画素値を選択する。
(2)動作
図29は、図28の画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。
最初のステップS201は、図2で説明した処理と同様である。
次に、領域分割部2802において、仮高解像度画像が入力され、基準フレーム内の対応位置を基に高解像度化する第1の領域と、低解像度の画像データに含まれる2以上のフレーム間の対応位置を基に高解像度化する第2の領域と、内挿処理で高解像度化する第3の領域とに分割され、領域情報が出力される(ステップS2902)。
次に、第1の対応位置算出部2803において、1フレームの静止画からなる基準フレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の基準フレームへの少なくとも1以上の小数精度の対応位置が算出される(ステップS2903)。
次に、第2の対応位置算出部2804において、低解像度の画像データに含まれる少なくとも2以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の基準フレームへの少なくとも1以上の小数精度の対応位置が算出される(ステップS2904)。
次に、第1の画素値変換部2805において、注目画素の画素値と、仮高解像度画素値と第1の対応位置算出部で算出された対応位置を用いて生成した推定画素値との誤差が小さくなる方向に、仮高解像度画素値が加減算され(ステップS2905)、全ての第1の対応位置について、逐次的に加減算を行う。これを、更に、既定された回数繰り返す(ステップS2906)。
次に、第2の画素値変換部2806において、注目画素の画素値と、仮高解像度画素値と第2の対応位置算出部で算出された対応位置を用いて生成した推定画素値との誤差が小さくなる方向に、仮高解像度画素値が加減算され(ステップS2907)、全ての第2の対応位置について、逐次的に加減算を行う。これを、更に、既定された回数繰り返す(ステップS2908)。
次に、画素値選択部2807において、第1の領域では第1の画素値変換部2805で変換された仮高解像度画像の画素値を選択し、前記第2の領域では第2の画素値変換部2806で変換された仮高解像度画像の画素値を選択し、前記第3の領域では仮高解像度画像の画素値を選択して、高解像度画像データが出力される(ステップS2909)。
(3)効果
これにより、フレーム内劣化逆変換法による高解像度化画像、複数フレーム劣化逆変換法による高解像度化画像、内挿処理による高解像度化画像を画素単位でハイブリッドした、より鮮鋭な高解像度画像を生成することができる。また、本実施形態では、仮高解像度画像を領域分割することで画素値を選択したが、基準フレームを領域分割して画素値を選択することも可能である。
(実施形態の効果)
本実施形態による画像処理装置では、低解像度画像データを画素値の変化を基に領域分割し、領域分割情報で対応位置を選択して画素値変換を行うことで、誤った対応位置が検出された標本値での画素値変換が除去され、また、平坦領域のノイズ成分が強調することを避けることが可能になる。
また、特に、フレーム内で処理を行う場合には、被写体のフレーム内の自己合同性を用いて高解像度化を行うため、複数の低解像度画像データをメモリで保持する必要がなく、領域分割による高画質化に加えて、更に、少ないメモリ量で高解像度化を行うことができる。
また、領域分割によって、フレーム内劣化逆変換法と複数フレーム劣化逆変換法を画素単位でハイブリッドすることで、より鮮鋭な高解像度画像を生成することができる。
(変更例)
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 本発明の画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 3枚の低解像度フレームから高解像度フレームを生成する様子を示す図である。 1枚の低解像度フレームから高解像度フレームを生成する様子を示す図である。 低解像度フレームの画面と画素との位置関係を示す図である。 低解像度フレームを高解像度化した高解像度フレームを示す図である。 低解像度フレームの画素間隔を高解像度フレームの画素間隔に合わせた低解像度フレームを示す図である。 低解像度フレームの標本点と高解像度フレームの標本点の位置関係を示した図である。 画面空間における対応位置の算出での注目画素と基準フレームを示す図である。 画面空間における対応位置の算出での注目画像領域と画像領域を示す図である。 画面空間における対応位置の算出でのマッチング誤差補間法を示す図である。 画面空間における対応位置の算出での基準フレームへの対応位置を示す図である。 画面空間における対応位置の算出でのオーバーサンプリング法を示す図である。 画面空間における対応位置の算出での基準フレームへのオーバーサンプリングされた対応画素を示す図である。 仮高解像度画像の画素値を変換する様子を示す図である。 第2の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第3の実施形態における局所パターンの自己合同性を示す図である。 第3の実施形態における画面空間における自己合同位置を算出する様子を示す図である。 第4の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第4の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第4の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第5の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第6の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第7の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第8の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 エッジ領域を検出する様子を示した図である。 テクスチャ領域、平坦領域を検出する様子を示した図である。 分離結果の例を示す図である。 画面空間における注目画素の対応位置の算出法を示す図である。
符号の説明
101・・・仮高解像度画素値算出部
102・・・領域分割部
103・・・対応位置算出部
104・・・画素値変換部

Claims (7)

  1. n個の画素からなる1枚の基準フレームの前記各画素の画素値に基づく内挿処理によって、m個(但し、m>nである)の画素からなる仮画像の各画素の推定画素値を算出する画素値算出部と、
    前記基準フレームの各画素の画素値に基づいて、前記基準フレーム内を(1)エッジ領域とテクスチャ領域に分割するか、(2)前記エッジ領域と平坦領域に分割するか、(3)前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割するか、又は、(4)前記エッジ領域と前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割する分割部と、
    前記基準フレームの前記各画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素が含まれる前記分割した前記エッジ領域、前記テクスチャ領域、又は、前記平坦領域に関する情報に基づいて、前記各注目画素に対応する前記仮画像への対応位置を小数精度で算出する位置算出部と、
    前記注目画素の対応位置の周囲にある前記仮高解像度の前記推定画素値から求めた前記注目画素の試算画素値と、前記注目画素の画素値との差分が小さくなるように、前記各推定画素値を補正して補正画素値を求める変換部と、
    前記補正画素値を有するm個の画素から構成される画像を出力する出力部と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記位置算出部は、前記注目画素が含まれる前記分割した領域が、前記エッジ領域の場合には、前記基準フレームの各画素の画素値に加えて、前記基準フレームに対し、時系列的に前後する複数枚のフレームの各画素の画素値も用いて前記対応位置を算出する、
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記位置算出部は、前記注目画素が含まれる前記分割した領域が、前記エッジ領域の場合には、前記基準フレームの各画素の画素値のみから前記対応位置を算出する、
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記位置算出部は、前記注目画素が含まれる前記分割した領域が、前記テクスチャ領域の場合には、前記基準フレームの各画素の画素値のみから前記対応位置を算出する、
    請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記画素変換部は、前記注目画素が含まれる前記分割した領域が、前記平坦領域の場合には、前記各推定画素値を補正画素値とする、
    請求項1記載の画像処理装置。
  6. n個の画素からなる1枚の基準フレームの前記各画素の画素値に基づく内挿処理によって、m個(但し、m>nである)の画素からなる仮画像の各画素の推定画素値を算出する画素値算出ステップと、
    前記基準フレームの各画素の画素値に基づいて、前記基準フレーム内を(1)エッジ領域とテクスチャ領域に分割するか、(2)前記エッジ領域と平坦領域に分割するか、(3)前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割するか、又は、(4)前記エッジ領域と前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割する分割ステップと、
    前記基準フレームの前記各画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素が含まれる前記分割した前記エッジ領域、前記テクスチャ領域、又は、前記平坦領域に関する情報に基づいて、前記各注目画素に対応する前記仮画像への対応位置を小数精度で算出する位置算出ステップと、
    前記注目画素の対応位置の周囲にある前記仮高解像度の前記推定画素値から求めた前記注目画素の試算画素値と、前記注目画素の画素値との差分が小さくなるように、前記各推定画素値を補正して補正画素値を求める変換ステップと、
    前記補正画素値を有するm個の画素から構成される画像を出力する出力ステップと、
    を有する画像処理方法。
  7. n個の画素からなる1枚の基準フレームの前記各画素の画素値に基づく内挿処理によって、m個(但し、m>nである)の画素からなる仮画像の各画素の推定画素値を算出する画素値算出機能と、
    前記基準フレームの各画素の画素値に基づいて、前記基準フレーム内を(1)エッジ領域とテクスチャ領域に分割するか、(2)前記エッジ領域と平坦領域に分割するか、(3)前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割するか、又は、(4)前記エッジ領域と前記テクスチャ領域と前記平坦領域に分割する分割部と、
    前記基準フレームの前記各画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素が含まれる前記分割した前記エッジ領域、前記テクスチャ領域、又は、前記平坦領域に関する情報に基づいて、前記各注目画素に対応する前記仮画像への対応位置を小数精度で算出する位置算出機能と、
    前記注目画素の対応位置の周囲にある前記仮高解像度の前記推定画素値から求めた前記注目画素の試算画素値と、前記注目画素の画素値との差分が小さくなるように、前記各推定画素値を補正して補正画素値を求める変換機能と、
    前記補正画素値を有するm個の画素から構成される画像を出力する出力機能と、
    をコンピュータ実現させるための画像処理プログラム。
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