JP3786173B2 - 圧延装置および圧延方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧延装置および圧延方法に関し、さらに詳しくは、回転軸が平行に配設された一対のロールと、ロールを間隔調整可能に支持する圧下機構と、ロールを回転駆動することによって素材を送る素材送り機構と、を備えた圧延装置、および、回転軸が平行に配設された一対のロールを所定の間隔で保持し、ロールを回転駆動することにより素材を送って所定の厚さに圧延する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特にトラックなど、自動車のフレームにおいては、サイドメンバの間にクロスメンバを固着してなるラダーフレームを採用したものがある(図示は省略する)。そして、図7に示すように、クロスメンバMのなかには、平板状の素材を幅方向に曲げる所謂U-O曲げ加工を行って断面が略U字状、または中空パイプ状(図示は省略する)に成形したものがある。クロスメンバMは、その長手方向に関してラダーフレームの捻れに対する強度の確保や軽量化などの目的から、サイドメンバに固着される端部Dが中間部Cに対して肉厚であることが望ましい。また、クロスメンバMは、サイドメンバに対して両端を固着する必要性から、長手方向の長さLに精度が要求される。このような形状のクロスメンバを成形するための平板状の差厚板Sは、図8に断面図で示すように、サイドメンバに接合されることとなる長手方向の端部dの板厚(t1)よりも中間部cの板厚が薄く(t2)なるように板厚に差が設けられている。
【0003】
このような差厚板Sを成形するための従来の技術としては、一般に、端部dの板厚(t1)と中間部cの板厚(t2)とに応じて異なる肉厚の平板状素材を用意し、この平板状素材の端面を溶接などによって互いに突合せ接合することが行われていた。
【0004】
また、別の従来の技術としては、例えば特開昭55‐24733号公報に開示されているように、回転軸を相互に平行に配列した一対のロールの相対向する位置に形成せしめた板状の被加工材を圧延すべき複数の対の成形面および相互に当接せしめられる少なくとも一対の接触部と、前記一対のロールを前記接触部を介して圧接せしめるように前記ロールの軸方向に垂直に押圧力を付与する押圧機構と、前記ロールの少なくとも一方のロールをその回転軸を中心として回転駆動せしめ、前記接触部のころがり接触を介して前記一対のロールを互いに逆方向に回転せしめる駆動機構とより成り、前記成形面は、それぞれのロールの回転中心軸を中心軸とする円筒面であり、少なくとも一方のロールの接触部はロールの回転中心軸から周面までの半径方向距離が部分的に等しいかまたは滑らかに変化するカム状の周面を有することを特徴とする板状材のテーパ圧延装置が知られている。
【0005】
さらに、このものにおける従来の技術として、「一対の成形ロールを用いた圧延により被加工材をその断面積が長手方向に順次変化するテーパ圧延を施す装置においては、成形ロールの何れか一方もしくは両方にロールの回転中心より成形面までの半径方向の距離が順次変化するカム状成形面を形成し、このカム状成形面と他方の成形ロールの成形面との間に、間隔の長さが順次変化する成形間隙を形成させ、これら一対の成形ロールを回転させつつ、被加工材を成形間隙において圧延加工するものが知られている。」などと記載されている。
【0006】
さらにまた、別の従来の技術としては、特開平7−100569号公報に開示されているように、圧延面が軸心と夫々同心状に形成された一対の鉛直ロール間に長尺な被圧延素材を送給し、幅可変手段により鉛直ロール間の距離を可変させながら被圧延素材を幅方向に連続的に圧延して複数の幅方向テーパ部を有する1次圧延加工品を製作する幅方向圧延工程と、圧延面が軸心と夫々同心状に形成された一対の水平ロール間に1次圧延加工品を送給し、厚さ可変手段により水平ロール間の距離を可変させながら1次圧延加工品を厚さ方向に連続的に圧延して複数の厚さ方向テーパ部を有する2次圧延加工品を製作する厚さ方向圧延工程と、前記2次圧延加工品を所定長さに切断して1本の被圧延素材から複数の圧延製品を得る切断工程と、を備えたことを特徴とするテーパ部を有する圧延製品の製造方法が知られている。
【0007】
このものにおける幅可変手段は、油圧シリンダで幅方向圧下機構を駆動して両鉛直ロール間の距離を可変させるもので、油圧制御弁等を介してサーボ制御される。また厚さ可変手段は、油圧シリンダで幅方向圧下機構を駆動して両水平ロール間の距離を可変させるもので、油圧制御弁等を介してサーボ制御される。そして、テーパ部を有する圧延製品を製造するに際しては、先ず、幅方向圧延工程において、素材を幅方向圧延装置の一対の鉛直ロール間に送給し、幅可変手段により鉛直ロール間の距離を可変させながら素材を幅方向に連続的に圧延して複数の成形部を有する1次圧延加工品を製作する。次に、厚さ方向圧延工程において、1次圧延加工品を厚さ方向圧延装置の一対の水平ロール間に送給し、厚さ可変手段により水平ロール間の距離を可変させながら1次圧延加工品を厚さ方向に連続的に圧延して複数の成形部を有する2次圧延加工品を製作する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術のうち、特開昭55‐24733号公報に開示されているように、カム状のロールを用いる場合にあっては、圧延成形品の板厚や圧延長さに応じた形状のカム状のロールを製作する必要があり、また、係るカム状のロールを精度よく製作するのが困難であり且つ高価であるため、ロールの製作費、ひいては圧延成形品の製造コストを低減させることができないという問題があった。また、カム状のロールにより素材を圧延するに際しては、カム状のロールと素材との間に滑りが生じ、素材に対してロールのカムの形状がそのまま転写されず、成形精度を向上させることができないという問題や、実際に差厚板を成形するに先立って、試行圧延を繰り返し行ってロールのカムの形状を修正する必要があるなどの問題があった。
【0009】
一方、上述した従来の技術のうち、特開平7−100569号公報に開示されたものにあっては、長尺の素材に対して連続的に幅方向と厚さ方向の二度にわたって圧延するものであるため、上述したように素材とロールの間に滑りが生じる問題に加えて、幅方向圧延工程において圧延による素材の長手方向の伸びに誤差(バラツキ)が生じると、この幅方向圧延工程により成形される成形部とその後の厚さ方向圧延工程により成形される成形部との位置に誤差が生じ、成形精度が低下するという問題があった。そして、このような長手方向の伸びに誤差が生じると、後の切断工程を経て製作された個々の圧延成形品の長さにも誤差が生じ、長手方向の長さに精度が要求されるクロスメンバのような製品を製作することができないという問題があった。
【0010】
また、一般的に圧延加工を行う場合には、圧延される幅方向の伸びを考慮して圧延される部分の幅が狭い形状に素材を形成するのであるが、帯状板材からその幅方向に複数の素材板取りするためのブランクレイアウトを行うに際して、素材は、製品形状の必要性などから材料歩留まりをよくする目的から、一の素材の幅が狭く成形される部分に隣接する素材の幅が広く成形される部分を入り込ませるように所謂千鳥状にレイアウトされるために、圧延成形後に個々の製品に切断するような長尺の素材に成形することなく、単一の製品に応じた長さに成形される。したがって、特開平7−100569号公報に開示されているような長尺な被圧延素材は、リーフスプリングのような形状の製品を圧延成形する場合に限られる。
【0011】
さらに、このものにあっては、リーフスプリングなどのテーパ部を有する圧延製品を成形することを目的とし、1次圧延加工品を厚さ方向圧延装置の一対の水平ロール間に送給して厚さ可変手段により水平ロール間の距離を可変させながら1次圧延加工品を厚さ方向に連続的に圧延するものである。そのため、素材自体の板厚のバラツキや、ロールに対する摩擦条件など圧延抵抗の変化により、ロール間の間隔が拡大するなどにより成形された製品の板厚に誤差が生じるという問題があった。この問題は、素材の全長にわたって圧延する場合にも発生し得る。また、水平ロール間の距離の可変と、1次圧延加工品の送給とが適当に同期していないと、テーパ部p(図8)を設定された通りの形状に成形することができず、圧延個所p、cの形状が安定しないという問題があった。そして、これらの問題は、ラダーフレームのクロスメンバのように、強度に関わるような製品を成形する場合には許容することができない。なお、特開平7−100569号公報においては、1次圧延加工品を水平ロール間に送給するための制御については一切開示されていない。
【0012】
このように圧延による差厚板の成形は、その成形精度の向上が困難であるために、従来から一般的に圧延によることなく上述したように異なる板厚の平板状の素材の端面を互いに突合せ接合することが多く行われていたのである。しかしながら、異なる板厚の平板状の素材の端面を互いに突合せ接合する場合にあっては、突合せ接合のための手間がかかり、接合強度を保障することが困難であるなどの問題があった。、
【0013】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、精度よく素材の全長にわたって、あるいは素材の一部を圧延することができる圧延装置および圧延方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の圧延装置に係る発明は、上記目的を達成するため、回転軸が平行に配設された一対のロールと、ロールを間隔調整可能に支持する圧下機構と、ロールを回転駆動することによって素材を送る素材送り機構と、を備えた圧延装置であって、圧下機構は、素材の圧延に要する以上の圧下荷重でロールを近接させるように駆動する駆動手段と、駆動手段によるロールの近接を所定の間隔で阻止することによりロールの間隔を調整する近接阻止手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
請求項2の圧延装置に係る発明は、上記目的を達成するため、回転軸が平行に配設された一対のロールと、ロールを間隔調整可能に支持する圧下機構と、該圧下機構によって間隔が調整されたロールを回転駆動することによって素材を所定の厚さに圧延しつつ送る素材送り機構と、を備えた圧延装置であって、ロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検出する検出手段と、該検出手段によって検出された素材の位置に基づいてロールの圧下および回転駆動を制御することにより素材の圧延長さを制御する圧延長さ制御機構を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項3の圧延装置に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項2に記載の発明において、さらに、素材の圧延開始位置を位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とするものである。
【0017】
また、請求項4の圧延方法に係る発明は、上記目的を達成するため、回転軸が平行に配設された一対のロールを所定の間隔で保持し、ロールを回転駆動することにより素材を送って所定の厚さに圧延する方法であって、素材の圧延に要する以上の圧下荷重でロールを近接させるように駆動すると共に、ロールの近接を所定の間隔で阻止することによりロールの間隔を調整することを特徴とするものである。
【0018】
請求項5の圧延方法に係る発明は、上記目的を達成するため、回転軸が平行に配設された一対のロールを所定の間隔で保持し、ロールを回転駆動することにより素材を所定の厚さに圧延しつつ送って所定の厚さに圧延する方法であって、所定の間隔のロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検出し、検出された素材の位置に基づいてロールの圧下および回転駆動を制御することにより素材の圧延長さを制御することを特徴とするものである。
【0019】
請求項6の圧延装置に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項5に記載の発明において、素材の圧延開始位置を位置決めしてローラを圧下させることを特徴とするものである。
【0020】
請求項1の発明では、素材は、圧下機構の駆動手段によってロールにより加圧された状態で、素材送り機構がロールを回転駆動することにより送られて圧延される。このとき、素材に対して圧延に要する以上の圧下荷重が加えられるが、近接阻止手段によって駆動手段によるロールの近接が阻止されて所定の間隔に調整されるため、素材の圧延抵抗の変化によってロールの間隔が変化することがない。そのため、素材は、その全長にわたってまたは部分的に、設定された厚さで精度よく圧延成形される。
【0021】
請求項2の発明では、圧下機構によりロールを圧下させて所定の間隔としてロールを回転駆動することによって素材を送って圧延成形する。このとき、ロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検出手段によって検知し、この検出された素材の位置に基づいて圧延長さ制御機構がロールの圧下および回転駆動を制御する。そのため、素材が正確な長さで圧延される。
【0022】
請求項3の発明では、請求項2に記載の発明において、素材を圧延するにあたり、位置決め手段により素材の圧延開始位置を位置決めする。そのため、素材を全長にわたって圧延する場合は勿論のこと、部分的に圧延する場合であっても、素材が圧延開始位置から正確に圧延される。
【0023】
また、請求項4の発明では、ロールを素材の圧延に要する以上の圧下荷重で近接させるように駆動する一方で、ロールの近接を所定の間隔で阻止することにより、ロールの間隔を調整する。この状態でロールを回転駆動することにより素材を送る。素材は、その全長または一部分が設定された厚さで精度よく圧延成形される。
【0024】
請求項5の発明では、ロールを所定の間隔で保持し、ロールを回転駆動することによって素材を送って圧延成形する。このとき、ロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検知し、この検出された素材の位置に基づいてロールの圧下および回転駆動を制御する。そのため、素材が正確な長さで圧延される。
【0025】
請求項6発明では、請求項5記載の発明において、素材を圧延するにあたり、素材の圧延開始位置を位置決めしてローラを圧下させる。そのため、素材を全長にわたって圧延する場合は勿論のこと、部分的に圧延する場合であっても、素材が圧延開始位置から正確に圧延される。
【0026】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の圧延装置の実施の一形態を、図7および図8に示したように自動車のラダーフレームに使用されるクロスメンバMを成形するための、中間部cが端部dよりも薄く圧延された差圧板Sを成形する場合により、図1〜図4に基づいて詳細に説明する。したがって、この実施の形態においては、所定の形状に成形された平板状の素材sはその長手方向に送られる。下の説明において、同一符号は、同一部分または相当部分とする。
【0027】
本発明の圧延装置は、概略、回転軸J1、J2が平行に配設された一対のロール1,2と、ロール1,2を間隔調整可能に支持する圧下機構3と、ロール1,2を回転駆動することにより素材sをロール1,2間に送る素材送り機構4と、を備えた圧延装置であって、圧下機構3は、素材sの圧延に要する以上の圧下荷重でロール1,2を相対的に近接させるように駆動する駆動手段5と、駆動手段5によるロール1,2の近接を所定の間隔で阻止することによりロール1、2の間隔を調整する近接阻止手段6とを備えている。
【0028】
ベッド10の角隅部にはアップライト11が立設されており、アップライト11の上端にはクラウン12が支持されている。クラウン12には、圧下機構3の駆動手段を構成する加圧用油圧シリンダ5が支持されると共に、ガイドロッド13が挿通されている。ガイドロッド13の上端には、拡径するように形成されたストッパ13aを備えている。加圧用油圧シリンダ5のピストンロッド5aの先端およびガイドロッド13の下端には、上ロールホルダ15が接続されている。加圧用油圧シリンダ5は、素材sの圧延に要する以上の圧下荷重で上ロール(この実施の形態の場合)を駆動すべく、ピストンロッド5aを伸張させる能力を有しており、その駆動量(ピストンロッド5aの位置)を制御するためのサーボバルブ(図示は省略する)が接続されている。なお、圧下機構3の駆動手段5としては、油圧シリンダに限定されることなく、ボールねじなど、他のアクチュエータを採用することもできる。
【0029】
上ロールホルダ15には上ロール1の両端が回転可能に支持されている。また、ベッド10上には下ロールホルダ16が設けられており、下ロールホルダ16には下ロール2の両端が回転可能に支持されている。図2に一点鎖線で示した上ロール1と下ロール2の回転軸J1,J2は、垂直方向に一致するように上下に配置され、共に水平方向に延在して互いに平行となるように配置されている。
【0030】
上ロール1および下ロール2の回転軸の端部は、それぞれ上ロールホルダ15および下ロールホルダ16の外側に突出しており、ピニオン17が相対回転不能に取付けられている。また、各ピニオン17にはラック18が噛合されており、ラック18を進退駆動するための駆動シリンダ19が上ロールホルダ15および下ロールホルダ16に設けられており、ロール1,2を回転駆動させて素材sを送ることができるように構成されている。駆動シリンダ19には、ラック18の駆動量(ロール1,2の回転量)を制御するためのサーボバルブ(図示は省略する)が接続されている。駆動シリンダに代えて、図示は省略するが、ラック18を進退駆動するボールねじ、あるいは、ピニオン17を回転駆動するモータなど、他のアクチュエータを採用することもできる。なお、この実施の形態における駆動シリンダ19などのアクチュエータは、上ロール1が下ロール2に対して所定の間隔で圧下された状態で両ロール1,2の間に素材sの端部を送給して送り、あるいは、上ロール1を圧下させることにより両ロール1,2が素材sに所定の深さまで打ち込まれた状態(図6の(b)および(c)を参照)で両ロール1,2を回転駆動させて素材sを送ることができる能力を有している。
【0031】
下ロールホルダ16の両上端面には、この実施の形態の場合、それぞれ一対のウエッジストッパ20が摺動可能に載置されている。ウエッジストッパ20の上面は、図3に示すように、加圧用油圧シリンダ5のピストンロッド5aが伸長駆動されて上ロールホルダ15が下降した際に両下端面が当接されてその下降を阻止するもので、図1および図3の左右方向外側に向かって厚さが暫時減少するように傾斜する形状に成形されている。また、上ロールホルダ15の両下端面は、図1および図3の左右方向外側に向かってその高さが暫時高くなるように、ウエッジストッパ20の上面と対応する角度で傾斜する形状に成形されている。そして、ウエッジストッパ20には、上ロールホルダ15の下端面に対する当接位置を任意に調整制御するためのウエッジストッパ位置調整アクチュエータ21が連結されている。ウエッジストッパ位置調整アクチュエータ21を駆動してウエッジストッパ20の位置を変動させることにより、図4に示すように、上ロールホルダ15の下降を阻止する位置(高さ)が変更され、したがって、上ロール1と下ロール2の間隔を調整することが可能となる。上ロールホルダ15の下端面とこれに当接されるウエッジストッパ20、さらにはウエッジストッパ位置調整アクチュエータ21により、圧下機構3の近接阻止手段6が構成されている。
【0032】
なお、圧下機構3の近接阻止手段6は、この実施の形態に限定されることはない。例えば、図示は省略するが、ウエッジストッパ20を単一とし、このウエッジストッパ20の上面および上ロールホルダ15の下端面を略水平となるように成形し、両端面の間に適当な厚さのシムなどを介装する構成とすることにより、上ロール1と下ロール2の間隔を調整することができる。また、単一のウエッジストッパ20の上面および上ロールホルダ15の下端面を対応させて階段状に成形することにより、上ロール1と下ロール2の間隔を調整することもできる。ウエッジストッパ位置調整アクチュエータ21は、サーボ制御可能な流体圧作動シリンダやボールねじなどの手法を採用することができる。
【0033】
次に、以上のように構成された圧延装置を用いた場合により、本発明の圧延方法の一実施の形態を説明する。
【0034】
本発明の圧延方法は、概略、回転軸J1,J2が平行に配設された一対のロール1,2を所定の間隔で保持し、ロール1,2を回転駆動することにより素材sを送って所定の厚さに圧延する方法であって、素材sの圧延に要する以上の圧下荷重でロール1,2を相対的に近接させるように駆動すると共に、ロール1,2の近接を所定の間隔で阻止することによりロール1,2の間隔を調整するものである。
【0035】
素材sを圧延するに際しては、最初にウエッジストッパ位置調整アクチュエータ21を駆動してウエッジストッパ20を適当な位置に配置し、その後、加圧用油圧シリンダ5を駆動してピストンロッド5aを伸長させ、上ロールホルダ15に支持された上ロール1を下ロール2に対して近接下降移動させる。このとき、上ロール1は、素材sの圧延に要する以上の圧下荷重で下ロール2に対して近接下降移動される。そして、上ロール1が下ロール2に設定された間隔まで近接すると、上ロールホルダ15の下端面がウエッジストッパ20の上面に当接されて、上ロール1の下ロール2に対する近接下降移動が阻止されることとなる。この状態で、駆動シリンダ19によりラック18を進退駆動すると、ラック18に噛合されたピニオン17が回転されて、上ロール1と下ロール2との間で素材sが送られて所定の厚さt2に圧延される。素材sの圧延前の板厚のバラツキや素材sと各ロール1,2との摩擦抵抗などの圧延抵抗が増加するよう変化することにより、アップライト11に所定以上の伸びが生じた場合であっても、加圧用油圧シリンダ5の駆動によって素材sの圧延に要する以上の圧下荷重で上ロール1が圧下されているため、上ロール1と下ロール2とが設定された間隔以上に開くことがなく、したがって、素材sを設定された所望の厚さt2に精度よく圧延成形することができる。なお、この実施の形態における発明は、素材sの一端から他端までの全長にわたって、または、素材sの中間位置と一方端もしくは中間位置のみの部分的な圧延に適用することができる。
【0036】
次に、本発明の圧延装置の別の実施の形態を、図5に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態における説明では、上述した実施の形態と異なる部分のみについて説明することとし、同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略する。
【0037】
この実施の形態における圧延装置は、概略、回転軸J1,J2が平行に配設された一対のロール1,2と、ロール1,2を間隔調整可能に支持する圧下機構3と、この圧下機構3によって間隔が調整されたロール1,2を回転駆動することにより素材sを送る素材送り機構4と、を備えた圧延装置であって、ロール1,2の回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材sの送り位置を検出する検出手段7と、検出された素材sの実際の送り位置に基づいてロール1,2の圧下および回転駆動を制御して素材sの圧延長さを制御する圧延長さ制御機構(図示は省略するが、後に詳細に説明する)と、さらに、素材sの圧延開始位置を位置決めする位置決め手段9を備えている。この実施の形態においては、圧下機構3は、素材sを圧延することがないようにロール1,2を相対的に開放可能に支持し、且つ、素材sの長手方向中間位置にロール1,2を圧下させ得る圧下荷重能力を有しており、素材送り機構4は、ロール1,2が長手方向中間位置に圧下された状態の素材sを送るものである。
【0038】
圧下機構3を構成する加圧用油圧シリンダ5は、素材sを圧延することがないように、少なくとも素材sの元厚以上に上ロール1を下ロール2から離間させ開放することができるストロークを有している。また、加圧用油圧シリンダ5は、素材sの長手方向中間の圧延開始位置に圧延に要する以上の圧下荷重で上ロール1(この実施の形態の場合)を駆動すべく、ピストンロッド5aを伸張させる能力を有している。
【0039】
素材送り機構4は、上ロール1および下ロール2の回転軸の端部のピニオン17に、駆動シリンダ19によって進退駆動されるラック18を噛合した構成は上述した実施の形態と同様であるが、この実施の形態ではさらに、アップライト11と下ロールホルダ16に、素材sを送り可能に支持するローラ8が回転自在に取り付けられている。これらのローラ8は、上ロール1が上昇し開放した状態(図6の(a)を参照)から、上ロール1を下降・圧下させることにより両ロール1,2が素材sに所定の深さまで打ち込まれた状態(図6の(b)および(c)を参照)まで適切な高さに支持することができるように、弾性的に昇降移動可能に取付けられている。なお、この実施の形態における駆動シリンダ19などのアクチュエータは、上ロール1を下降・圧下させることにより両ロール1,2が素材sの中間位の圧延開始置に所定の深さまで打ち込まれた状態(図6の(b)および(c)を参照)で、両ロール1,2を回転駆動させて素材sを送ることができる能力を有している。
【0040】
検出手段7は、この実施の形態の場合、発光素子および受光素子からなる透過形の光電スイッチにより構成されている。光電スイッチ7は、両ロール1,2の回転によって送られる素材sの送り方向前端の実際の位置を検出するもので、素材sの送り方向前端から圧延加工される終端までの任意に設定された長さに応じて、両ロール1,2の中心位置から送り方向の所定の距離に配置される(図6の(c)のLEを参照)。検出手段7は、透過形の光電スイッチに代えて反射形光電スイッチや近接スイッチあるいはタッチセンサなど、他の形式のものを採用することができる。
【0041】
さらに、この実施の形態における圧延装置は、素材sの圧延開始位置を位置決めする位置決め手段9を備えている。位置決め手段9は、ローラ8に支持された素材sの送給を規制するもので、素材sの送り方向前端面が当接されるストッパプレート22と、このストッパプレート22を素材sの送給径路上に進出・退避さ移動せるエアシリンダなどからなるストッパプレート移動アクチュエータ23と、により構成されている。ストッパプレート22は、素材sの送り方向前端から圧延加工される開始端までの任意に設定された長さに応じて、両ロール1,2の中心位置から送り方向の所定の距離に配置される(図6の(a)のLSを参照)。
【0042】
図示しない圧延長さ制御機構は、光電スイッチ7が接続されており、光電スイッチ7などから送られる信号に基づいて、位置決め手段9のストッパプレート移動アクチュエータ23の伸長・退縮駆動による素材sの送給規制・解除、圧下機構3の加圧用油圧シリンダ5の伸長・退縮駆動による上ロール1の圧下(下降)・上昇、素材送り機構4の駆動シリンダ19による上ロール1および下ロール2の回転駆動・停止などを制御する。
【0043】
次に、本発明の圧延方法の別の実施の形態を、図5に示したように構成された圧延装置を用いて素材sの中間部cのみを圧延成形する場合により、図6に基づいて説明する。
【0044】
この実施の形態における圧延方法は、概略、回転軸J1,J2が平行に配設された一対のロール1,2を所定の間隔で保持し、ロール1,2を回転駆動することにより素材sを所定の厚さに圧延しつつ送って所定の厚さt2に圧延する方法であって、ロール1,2を回転駆動することによって実際に送られる素材sの位置を検出し、検出された素材の実際の送り位置に基づいてロール1,2による素材sの圧延長さを制御するものである。そして、素材sの圧延開始位置を位置決めして、ロール1,2を相対的に近接させて素材sの長手方向中間の圧延開始位置に圧下させる。
【0045】
図8に示したように、自動車のラダーフレームに使用されるクロスメンバMを成形する場合のように、素材sの中間部cのみを圧延するに際しては、最初に、圧下機構3の加圧用油圧シリンダ5の退縮駆動により上ロール1が上昇して開放されており、また、位置決め手段9のストッパプレート移動アクチュエータ23の伸長駆動によりストッパプレート22が素材sの送給径路上に進出した状態とされている。この状態で、素材sをローラ8上に載置して送り方向に送給すると、図6の(a)に示すように、素材sの圧延開始位置が両ロール1,2の間に送給された時点で、素材sの前端面がストッパプレート22に当接して、その送給が規制される。
【0046】
次いで、圧下機構3の加圧用油圧シリンダ5を伸長駆動させることにより、図6の(b)に示すように、上ロール1が所定の圧下荷重で下降移動して、素材sに対して上ロール1および下ロール2が所定の深さまで打ち込まれるように圧下される。そして、位置決め手段9のストッパプレート移動アクチュエータ23を退縮駆動してストッパプレート22を素材sの送給径路上から退避移動させて、素材sの送給規制を解除する。
【0047】
その後、この実施の形態の場合、素材送り機構4の駆動シリンダ19を伸長駆動して両ロール1,2を互いに反対方向に回転駆動すると、図6の(c)に示すように、素材sが両ロール1,2の間で圧下された状態で送られることにより、その中間部が圧延加工される。そして、光電スイッチ7の発光素子から受光素子に向かって放射された光が素材sの前端により遮断されたことをその出力信号により検知すると、図示しない圧延長さ制御機構は、素材送り機構4の駆動シリンダ19による上ロール1および下ロール2の回転駆動を停止すると共に、圧下機構3の加圧用油圧シリンダ5を退縮駆動して上ロール1の圧下を停止し開放する。
【0048】
なお、この実施の形態においても、上述した実施の形態で説明した近接阻止手段6を組み込み、素材sの圧延に要する以上の圧下荷重で上ロール1を下ロール2に近接させると共に、上ロール1の下ロール2に対する近接を所定の間隔で阻止するように構成することができることは、当業者に容易に理解されることであろう。
【0049】
また、この実施の形態においては、図8に示したように、自動車のラダーフレームに使用されるクロスメンバMのように、素材sの中間部cのみを圧延成形する場合で説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることなく、素材sの送り方向前端から中間部まで、あるいは、素材sの中間部から送り方向後端まで圧延成形する場合にも適用することができる。
【0050】
そして、上述の実施の形態により説明された本発明は、自動車のラダーフレームに使用されるクロスメンバM以外の製品を成形する場合にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、圧下機構は、素材の圧延に要する以上の圧下荷重でロールを近接させるように駆動する駆動手段と、駆動手段によるロールの近接を所定の間隔で阻止することによりロールの間隔を調整する近接阻止手段とを備えたことにより、素材を全長にわたって、または部分的に設定された板厚に容易に精度よく圧延することができる圧延装置を提供することができる。
【0052】
請求項2の発明によれば、ロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検出する検出手段と、該検出手段によって検出された素材の位置に基づいてロールの圧下および回転駆動を制御することにより素材の圧延長さを制御する圧延長さ制御機構備えたことにより、素材を正確な長さで圧延することができる圧延装置を提供することができる。
【0053】
請求項3の発明によれば、請求項2に記載の発明において、さらに、素材の圧延開始位置を位置決めする位置決め手段を備えたことにより、素材を圧延開始位置から正確に圧延することができる圧延装置を提供することができる。
【0054】
請求項4の発明によれば、素材の圧延に要する以上の圧下荷重でロールを近接させるように駆動すると共に、ロールの近接を所定の間隔で阻止することによりロールの間隔を調整することとしたので、素材を全長にわたって、または部分的に設定された板厚に容易に精度よく圧延することができる圧延方法を提供することができる。
【0055】
請求項5の発明によれば、所定の間隔のロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検出し、検出された素材の位置に基づいてロールの圧下および回転駆動を制御することにより素材の圧延長さを制御することとしたので、素材を精度よい長さで部分的に容易に圧延することができる圧延方法を提供することができる。
【0056】
請求項6の発明によれば、請求項5に記載の発明において、素材の圧延開始位置を位置決めしてローラを圧下させることとしたので、素材を圧延開始位置から正確に圧延することができる圧延方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧延装置の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】図1に示した圧延装置の側面図である。
【図3】図1の圧延装置のロールを圧下させた状態を示す正面図である。
【図4】図3の状態からロールの間隔を変更した状態を説明する正面図である。
【図5】本発明の圧延装置の別の実施の形態を示す正面図である。
【図6】本発明により圧延長さの制御を説明する状態図である。
【図7】本発明により圧延成形された差厚板から製造される製品の一例として、自動車のラダーフレームの、端部が中間部に対して肉厚に成形されたクロスメンバを示す斜視図である。
【図8】図7に示したクロスメンバを成形するための素材の断面図である。
【符号の説明】
s 素材
c 中間部
d 端部
1 上ロール
2 下ロール
3 圧下機構
4 素材送り機構
5 加圧用油圧シリンダ(駆動手段)
6 近接阻止手段
7 光電スイッチ(検出手段)
9 位置決め手段

Claims (6)

  1. 回転軸が平行に配設された一対のロールと、ロールを間隔調整可能に支持する圧下機構と、ロールを回転駆動することによって素材を送る素材送り機構と、を備えた圧延装置であって、
    圧下機構は、素材の圧延に要する以上の圧下荷重でロールを近接させるように駆動する駆動手段と、駆動手段によるロールの近接を所定の間隔で阻止することによりロールの間隔を調整する近接阻止手段とを備えたことを特徴とする圧延装置。
  2. 回転軸が平行に配設された一対のロールと、ロールを間隔調整可能に支持する圧下機構と、該圧下機構によって間隔が調整されたロールを回転駆動することによって素材を所定の厚さに圧延しつつ送る素材送り機構と、を備えた圧延装置であって、
    ロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検出する検出手段と、該検出手段によって検出された素材の位置に基づいてロールの圧下および回転駆動を制御することにより素材の圧延長さを制御する圧延長さ制御機構を備えたことを特徴とする圧延装置。
  3. さらに、素材の圧延開始位置を位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の圧延装置。
  4. 回転軸が平行に配設された一対のロールを所定の間隔で保持し、ロールを回転駆動することにより素材を送って所定の厚さに圧延する方法であって、
    素材の圧延に要する以上の圧下荷重でロールを近接させるように駆動すると共に、ロールの近接を所定の間隔で阻止することによりロールの間隔を調整することを特徴とする圧延方法。
  5. 回転軸が平行に配設された一対のロールを所定の間隔で保持し、ロールを回転駆動することにより素材を所定の厚さに圧延しつつ送って所定の厚さに圧延する方法であって、
    所定の間隔のロールの回転駆動によって実際に圧延されつつ送られる素材の位置を検出し、検出された素材の位置に基づいてロールの圧下および回転駆動を制御することにより素材の圧延長さを制御することを特徴とする圧延方法。
  6. 素材の圧延開始位置を位置決めしてローラを圧下させることを特徴とする請求項5に記載の圧延方法。
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