JP3785033B2

JP3785033B2 - 監視カメラ制御システム及び監視カメラ制御装置

Info

Publication number: JP3785033B2
Application number: JP2000258741A
Authority: JP
Inventors: 健志駄竹
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2000-08-29
Filing date: 2000-08-29
Publication date: 2006-06-14
Anticipated expiration: 2020-08-29
Also published as: JP2002077889A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の地点に配置されたカメラによる監視を効率よく行うための監視カメラ制御システム及び監視カメラ制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、複数の地点に配置されたカメラによる監視を行うに際して、所望の地点の監視を行う場合には、監視者がカメラを指定していた。
【０００３】
しかしながら、所望の地点の監視を行う場合には、監視者が指定したカメラが最も近いとは限らず、適切な画像を得ることができる保証はなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の監視カメラ制御システム及び装置が有する問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、複数の地点に配置されたカメラによる監視を行うに際して、所望の地点の監視を行う場合に適切なカメラを自動選択して画像を得るようにする監視カメラ制御システム及び装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る監視カメラ制御装置は、複数の位置に設置され、旋回可能な複数のカメラのいずれかからの画像情報を得る制御を行う監視カメラ制御装置において、前記複数のカメラが設置された地域の地図を表示する表示する表示手段と、前記表示された地図上において撮像をすべき位置を指示入力するための入力手段と、前記指示入力された位置の位置情報と前記複数のカメラの位置情報とに基づき指示位置に最も近いカメラを選定する手段と、前記選定されたカメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラにより画像情報を得る制御を行い、更にカメラの切替えを要求する入力に応じて、次候補のカメラを選定すると共に、当該カメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラによる画像情報を得る制御を行うカメラ制御手段とを具備することを特徴とする。
【０００７】
本発明に係る監視カメラ制御装置は、複数の位置に設置され、旋回可能な複数のカメラのいずれかからの画像情報を得る制御を行う監視カメラ制御装置において、前記複数のカメラが設置された地域の地図を表示する表示する表示手段と、前記表示された地図上において撮像をすべき位置を指示入力するための入力手段と、前記指示入力された位置の位置情報、前記複数のカメラの位置情報、及び障害物により監視不可能な旋回の角度範囲の情報に基づき指示位置に最も近いカメラを選定する手段と、前記選定されたカメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラにより画像情報を得る制御を行い、更にカメラの切替えを要求する入力に応じて、次候補のカメラを選定すると共に、当該カメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラによる画像情報を得る制御を行うカメラ制御手段とを具備することを特徴とする。
【０００８】
本発明に係る監視カメラ制御システムは、請求項１乃至３のいずれか３項に記載の監視カメラ制御装置と、複数の地点に配置され、旋回可能な複数のカメラとを具備することを特徴とする。
【０００９】
本発明に係る監視カメラ制御装置では、前記カメラ制御手段は、選定したカメラによる画角を示す画像を、地図上に表示することを特徴とする。これにより、現在どのカメラからどのような画角において捕らえた画像が得られているかを知ることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の実施の形態に係る監視カメラ制御システム及び監視カメラ制御装置を説明する。図１に、監視カメラ制御システムを示す。このシステムには、Ａ〜Ｄの４台のカメラが備えられている。これらのカメラＡ〜Ｄは、旋回機構とズーム機構を有し、それぞれカメラ制御部２−１〜２−４により制御を受けて旋回及びズーム動作を行う。
【００１１】
カメラ制御部２−１〜２−４は、監視カメラ制御装置１の切替器１１に接続されている。監視カメラ制御装置１は、カメラ制御部２−１〜２−４へ制御情報を与え、また、カメラ制御部２−１〜２−４を介してカメラＡ〜Ｄにて得られた画像情報を取り込む。切替器１１にはモニタ１６が接続されており、取り込んだ画像情報に基づく画像が表示される。
【００１２】
監視カメラ制御装置１には、監視カメラ制御部１０が設けられている。監視カメラ制御部１０は、キーボードやマウスを備える入力手段であるコントロールパネル部１２から指示を受けて動作を行う。監視カメラ制御部１０には、ディスプレイ１３が接続されており、カメラ制御のための地図をディスプレイ１３に表示する。監視カメラ制御部１０にはカメラ選択部１４と旋回角度・ズーム比設定部１５が接続されており、監視カメラ制御部１０はカメラ選択部１４に制御情報を与えて切替器１１の切り替えを行わせてカメラ制御部２−１〜２−４のいずれかとの接続を得るようにすると共に、旋回角度・ズーム比設定部１５へ制御情報を与えて、切替器１１を介して接続されているカメラ制御部へ旋回角度とズーム比の設定を行わせるように制御を行う。
【００１３】
上記の監視カメラ制御部１０の内部構成を図２に示す。監視カメラ制御部１０は、中央制御部２１と情報記憶部２２と表示制御部２３とを備えている。中央制御部２１は、コントロールパネル部１２から与えられる指示と情報記憶部２２に記憶されている情報に基づき演算を行い、カメラ選択部１４と旋回角度・ズーム比設定部１５に制御情報を与え、或いは表示制御部２３へ情報を与える。表示制御部２３はディスプレイ１３に画像を表示する制御を行う。
【００１４】
情報記憶部２２には、図３に示すようにカメラＡ〜Ｄにより監視する地域の地図画像と、ディスプレイ１３に表示される地図における各位置の位置情報（緯度経度）が記憶されたテーブルが備えられている。この位置情報は、ディスプレイ１３の画面左上の点を原点「０」とし、右側をＸ座標とし、下側をＹ座標として、１、２、・・・と四角枠にて示すドット位置毎に緯度経度情報を対応付けてたものである。尚、この例では、カメラＡ〜Ｄによる１地域の監視を説明しているが、カメラの台数を多くして、複数の地域を監視でき、その場合には、各地域名毎に上記と同様の地図画像と画面上の位置情報がそれぞれ記憶される。
【００１５】
また、情報記憶部２２には、カメラＡ〜Ｄの識別情報（ＩＤ）に対応して、そのカメラが設置されている位置の位置情報（緯度経度）が図４に示すように記憶されたテーブルが備えられている。
【００１６】
更に、情報記憶部２２には、カメラと撮像する位置との距離に応じてズーム比と画角とが図５に示すように記憶されたテーブルが備えられている。
【００１７】
以上の構成を用いて、中央制御部２１は図６に示すフローチャートのプログラムにより制御を行うので、以下に動作を説明する。コントロールパネル部１２から監視地域Ｐ１の入力による選択がなされ（Ｓ１）、これに応じて中央制御部２１は、図３のテーブルから地域名Ｐ１の地図画像情報を取り出し、表示制御部２３へ送る。
【００１８】
これにより、表示制御部２３の制御の下、ディスプレイ１３には図７に示されるようにカーソル付にて地域Ｐ１の地図が表示される（Ｓ２）。そこで、中央制御部２１はコントロールパネル部１２からのマウス操作でカーソルによる撮像位置の指示が入力されるのを待つ（Ｓ３）。ここで、オペレータにより撮像位置の指示入力がなされると、この撮像位置に最も近いカメラを選択し、このカメラによる撮像の際のズーム比と旋回角度を求める（Ｓ４）。
【００１９】
つまり、撮像位置の指示入力がなされると、この指示入力がなされた画面上のドット位置に基づき、図３のテーブルにおける画面上の位置情報を用いて当該指示入力点の緯度経度情報を得る。また、図４のテーブルから各カメラの位置情報である緯度経度情報を得て、これら各カメラの緯度経度情報と指示入力点の緯度経度情報とからそれぞれの距離を求め、指示入力位置から最も近いカメラを求める。ここでは、カメラＣが選択されたものとする。
【００２０】
次に、カメラＣの緯度経度情報と指示入力位置の緯度経度情報から、旋回角度を求める。例えば、カメラが真南向きとなっている状態をホームポジションとして、上記各緯度経度情報から指示入力位置へカメラＣを向けるには何度の旋回を行えば良いかを求める。また、上記で求めたカメラＣから指示入力位置までの距離に基づき、図５に示すテーブルを参照してズーム比と画角を求める。
【００２１】
次に、カメラ選択部１４へ制御情報を与えて、切替器１１によりカメラＣに接続されたカメラ制御部２−３を選択させ、ズーム比と旋回角度情報の指示を旋回角度・ズーム比設定部１５へ与えて旋回とズームの制御を行わせると共に、画角に基づく画像を作成して表示制御部２３へ送り、ディスプレイ１３に、カメラＣの画角を地図上に図７に示すように表示させる（Ｓ５）。このとき、モニタ１６には、カメラＣによって得られた画像が表示される。
【００２２】
次に、マウスのクリック等による次候補の指示が入力されることを監視し（Ｓ６）、次候補の指示があると、撮像位置から次に近い位置のカメラを選択し、このカメラによる撮像の際のズーム比と旋回角度を求め（Ｓ７）、ステップＳ５へ戻って処理を行う。カーソルが移動したかどうかを監視し（Ｓ１０）、移動した場合はＳ３へ戻り次の撮影位置の指示を待つ。
【００２３】
この例では、カメラＣの次に近いのはカメラＤであり、カメラＤについて上記でカメラＣで説明したのと同様な処理を行い、旋回とズームの制御を行わせると共に、画角に基づく画像を作成して表示制御部２３へ送り、ディスプレイ１３に、カメラＤの画角を地図上に図８に示すように表示させる。このとき、モニタ１６には、カメラＤによって得られた画像が表示される。
【００２４】
以下、次候補の指示がある毎に次に近いカメラが選択されて同様の処理が行われ、全てのカメラの選択が行われた後には、最初のカメラＣが選択される。斯して本実施の形態によれば、地図上にて表示を希望する位置を指示するだけで、最も近いカメラが選択されて画像が得られ、更に次候補のカメラによる画像を得ることも可能で便利である。
【００２５】
次に、上記実施の形態の変形例を示す。この例では、図４のテーブルに代えて図９に示す障害物情報が含まれたテーブルを備える。この障害物情報は、障害物により監視が不能な旋回の角度範囲の情報であり、１つのカメラに複数登録される場合もある。
【００２６】
このテーブルを用いる処理を図１０のフローチャートを参照して、以下に動作を説明する。つまり基本的には図６を用いて説明した実施の形態と同様の動作を行うのであるが、ステップＳ４に次いで、図９のテーブルの障害物情報から監視可能かを、旋回角度が障害物情報の範囲にあるか否かにより検出する（Ｓ８）。ここで、監視可能であれば、図６と同じようにステップＳ５へ進む。
【００２７】
監視不可能である場合には、次候補の入力指示により（Ｓ６）、撮像位置から次に近い位置のカメラを選択し、このカメラによる撮像の際のズーム比と旋回角度を求め（Ｓ７）、再びステップＳ８にて監視可能か否かを検出する。また、カーソル移動があった場合（Ｓ１０）、Ｓ３へ戻り次の撮影位置の指示を待つ。
【００２８】
このようにして監視可能なカメラを見つけて監視に係る画像を得るものであり、距離は近いが障害物により監視を行えない場合に適切に対応することができ、有効な監視を可能とする。
【００２９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の位置に設置され、旋回可能な複数のカメラのいずれかからの画像情報を得る制御を行う監視カメラ制御装置において、複数のカメラが設置された地域の地図を表示して、表示された地図上において撮像をすべき位置を指示入力し、指示入力された位置の位置情報、複数のカメラの位置情報、及び障害物により監視が不能な旋回の角度範囲の情報に基づきカメラを選定する手段と、前記選択されたカメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラにより画像情報を得る制御を行うので、地図上にて表示を希望する位置を指示するだけで、最も近いカメラが選択されて画像が得られ、更に次候補のカメラによる画像を得ることも可能で便利である。更に、監視可能なカメラを見つけて監視に係る画像を得るものであり、距離は近いが障害物により監視を行えない場合に適切に対応することができ、有効な監視が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る監視カメラ制御システムを示す構成図。
【図２】本発明に係る監視カメラ制御システムの要部を示す構成図。
【図３】本発明に係る監視カメラ制御システムに用いる地図画像と地図上の位置の緯度経度情報が記憶されたテーブルの例を示す図。
【図４】本発明に係る監視カメラ制御システムに用いるカメラの位置の緯度経度情報が記憶されたテーブルの例を示す図。
【図５】本発明に係る監視カメラ制御システムに用いるカメラと撮像位置との距離に対応するズーム比及び画角情報が記憶されたテーブルの例を示す図。
【図６】本発明に係る監視カメラ制御システムの動作を示すフローチャート。
【図７】本発明に係る監視カメラ制御システムによりディスプレイに表示される地図の表示例を示す図。
【図８】本発明に係る監視カメラ制御システムによりディスプレイに表示される地図の表示例を示す図。
【図９】本発明に係る監視カメラ制御システムに用いるカメラの位置の緯度経度情報と障害物情報が記憶されたテーブルの例を示す図。
【図１０】図９のテーブルを用いた本発明に係る監視カメラ制御システムの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
Ａ〜Ｄカメラ１監視カメラ制御装置
２−１〜２−４カメラ制御部１０監視カメラ制御部
１１切替器１２コントロールパネル部
１３ディスプレイ１４カメラ選択部
１５旋回角度・ズーム比設定部１６モニタ

Claims

複数の位置に設置され、旋回可能な複数のカメラのいずれかからの画像情報を得る制御を行う監視カメラ制御装置において、
前記複数のカメラが設置された地域の地図を表示する表示する表示手段と、
前記表示された地図上において撮像をすべき位置を指示入力するための入力手段と、
前記指示入力された位置の位置情報と前記複数のカメラの位置情報とに基づき指示位置に最も近いカメラを選定する手段と、
前記選定されたカメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラにより画像情報を得る制御を行い、更にカメラの切替えを要求する入力に応じて、次候補のカメラを選定すると共に、当該カメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラによる画像情報を得る制御を行うカメラ制御手段と
を具備することを特徴とする監視カメラ制御装置。
複数の位置に設置され、旋回可能な複数のカメラのいずれかからの画像情報を得る制御を行う監視カメラ制御装置において、
前記複数のカメラが設置された地域の地図を表示する表示する表示手段と、
前記表示された地図上において撮像をすべき位置を指示入力するための入力手段と、
前記指示入力された位置の位置情報、前記複数のカメラの位置情報、及び障害物により監視不可能な旋回の角度範囲の情報に基づき指示位置に最も近いカメラを選定する手段と、
前記選定されたカメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラにより画像情報を得る制御を行い、更にカメラの切替えを要求する入力に応じて、次候補のカメラを選定すると共に、当該カメラにおいて行うべき旋回角度情報を求め、当該カメラに対し前記旋回角度情報に基づく旋回を行わせて、当該カメラによる画像情報を得る制御を行うカメラ制御手段と
を具備することを特徴とする監視カメラ制御装置。
前記カメラ制御手段は、選定したカメラによる画角を示す画像を、地図上に表示することを特徴とする請求項１または２に記載の監視カメラ制御装置。
請求項１乃至３のいずれか３項に記載の監視カメラ制御装置と、
複数の地点に配置され、旋回可能な複数のカメラと
を具備することを特徴とする監視カメラ制御システム。
です。