JP3784487B2 - 座席 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は車両の車室内に設置された脚台と腰掛けとからなる座席に関し、詳しくは腰掛けを反転させることができる座席に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術としては例えば特開平7−329619号公報がある。この公報には座席を支える支持台側に設置されたモータの出力軸には座席側の旋回部材を180度旋回させて座席を反転させる伝動アームを結合した座席反転装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
限られた隙間を隔てて車室内に多数配列されたリクライニング機構付き座席ではリクライニング機構を作動させて腰掛けの背ずりを傾けたままの状態で腰掛けを反転させると、腰掛けの回転に要するスペースが拡大するので、腰掛けの反転に先立ってリクライニング機構を復帰作動させて背ずりを元通りに復元させる必要がある。
【0004】
従来のリクライニング機構付き座席では、リクライニング機構を復帰させる戻し機構が複雑で、腰掛けを手動で反転させるときに戻し機構を足踏み操作によって作動させていたため、戻し機構が大型化して腰掛けの下方の空きスペースが縮小する問題点があった。
本発明は、リクライニング機構を復帰させる戻し機構の構成を簡単にするとともに、コンパクト化することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、脚台と、該脚台に対して回転可能に支持される腰掛け枠に設けられていると共にリクライニング機構を有している腰掛けと、からなっている座席において、
前記脚台には、駆動モータが設けられており、前記駆動モータの出力軸には、該出力軸と一体となって回転するカム部材と押動部材とがそれぞれ設けられており、前記腰掛け枠には、前記カム部材と係合して前記リクライニング機構を復帰動作させる戻し部材と前記押動部材による押動によって前記腰掛け枠を回転させる旋回部材とが設けられていることを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明では、腰掛け枠を回転させるために駆動モータの出力軸を回転させると、カム部材が回転する構成である。これにより、このカム部材と係合する戻し部材によってリクライニング機構を復帰させることができる。なお、この戻し部材には、通常、ワイヤ(第3伝動ケーブル20C)が連繋されており、カム部材の回転に伴ってこのワイヤが引っ張られることでリクライニング機構が復帰される構成となっている。そして、リクライニング機構は、腰掛け枠側に設けられているため、このワイヤは、腰掛け枠内のみでの配索とすることができる。また、この駆動モータの出力軸を回転させると、押動部材が回転する構成である。これにより、この押動部材によって押動される旋回部材によって腰掛け枠を回転させることができる。
このように、腰掛け枠を回転させた場合でも、リクライニング機構を復帰させるためのワイヤは、腰掛け枠内のみでの配索となっているため、この回転に伴ってねじれたり、若しくはよじれたりすることがない。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の座席であって、
前記腰掛け枠には、前記リクライニング機構を復帰動作させるように前記戻し部材を作用させる戻しレバーが設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明では、戻しレバーを操作すると、戻し部材が作用されてリクライニング機構が復帰動作することになる。これにより、手動操作でもリクライニング機構を復帰動作させることができる。
【0009】
また、請求項1、2とは異なる形態の例として、前記腰掛け枠には旋回部材が設けられ、前記脚台には前記旋回部材を押動開始位置から押動して前記腰掛け枠を回転させる押動部材が設けられ、前記カム部材及び前記押動部材を前記脚台に対して回転させる駆動モ−タが設けられ、前記カム部材は前記押動部材が回転起点から前記押動開始位置まで回転する空押し区間中に前記戻し部材と係合して前記リクライニング機構を復帰作動させるように形成されている構成も考えられる。
【0010】
この構成によれば、腰掛け枠を自動回転させる際、駆動モ−タによって押動部材及びカム部材を回転させると、押動部材が回転起点から腰掛け枠に設けられた旋回部材の押動を開始する押動開始位置までの空押し区間中にカム部材がリクライニング機構に連繋されている戻し部材と係合してリクライニング機構が自動的に復帰作動する。これにより、リクライニング機構を復帰させる戻し機構を手動回転及び自動回転用に兼用することができる。
【0011】
また、さらに異なる形態の例として、脚台に回転可能に支持されている腰掛け枠に設けられた旋回部材及びリクライニング機構に連繋された戻し部材と、前記脚台に回転可能に設けられたカム部材及び前記旋回部材を押動開始位置から押動して前記腰掛け枠を回転させる押動部材と、前記カム部材及び前記押動部材を回転させる電動モ−タとを備え、前記カム部材は前記押動部材が回転起点から前記押動開始位置まで回転する空押し区間中に前記戻し部材と係合して前記リクライニング機構を復帰作動させるように形成されている構成も考えられる。
【0012】
この構成によれば、腰掛け枠を駆動モ−タによって自動回転させる際、駆動モ−タによって押動部材及びカム部材を回転させると、押動部材が回転起点から腰掛け枠に設けられた旋回部材の押動を開始する押動開始位置までの空押し区間中にカム部材がリクライニング機構に連繋されている戻し部材と係合してリクライニング機構が自動的に復帰作動する。これにより、リクライニング機構を復帰させる戻し機構の構成を簡単にすることができるとともに、小型化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、2人掛けの車両用のリクライニング機構付き座席について本発明を具体化した一実施の形態を図面にしたがって説明する。
リクライニング機構付き座席Sは例えば1群の座席Sが車両の車室内に通路を隔てて縦2列に並んだ状態で設置される。
【0014】
各座席Sは、中ひじ掛け1cと左右の側ひじ掛け1dとの間に設置された1対の座ぶとん1aおよび1対の背ずり1bを有し、乗客が着座する腰掛け1と、腰掛け1の中央部を水平回転可能に支持する脚台2とをそれぞれ備えている。
【0015】
脚台2は、腰掛け1の幅方向中央部の下方に立設されて腰掛け1の着座面の大きさより大幅に縮小された平面形状を有する方形台状の支柱2aと、この支柱2aの上端に水平状態で結合された横長状の台枠2bとによって形成されている。
【0016】
各腰掛け1は背ずり1bを無段状に傾けて任意の傾き姿勢で保持するガススプリング3を有する1対のリクライニング機構をそれぞれ備えている。
【0017】
両ガススプリング3は左右の側ひじ掛け1dにそれぞれ設けた押ボタン24に第1伝動ケーブル20Aによってそれぞれ連繋され、押ボタン24を押すと、背ずり1bを任意の角度に傾けた状態でガススプリング3を保持することができる。
【0018】
腰掛け1の下端に設置された脚台2によって水平回転可能に支持された横長状の腰掛け枠5の両端付近には、180度の角度範囲にわたる腰掛け1の水平回転が許容されて腰掛け1の回転が左回りの回転端および右回りの回転端で阻止されるように腰掛け1の回転範囲を規定する一対のストッパ6が結合されている。腰掛けは一方のストッパ6が脚台2の一部に当接して腰掛け1が上り方向若しくは下り方向の正面を向いた状態に変向される。
【0019】
図4に示すように、各腰掛け枠5の中央部に設置されたセンタ板5aには腰掛け枠5と共転して腰掛け1の回転軸心の回りを水平旋回するローラ状の旋回部材7がそれぞれ結合されている。
【0020】
脚台2の上部には、図3に示すように、脚台2に固定された内外の支持部材9,9によって上下動可能に支持されてスプリング26によって上方へ付勢され、上動時に腰掛け1を左回りの回転端若しくは右回りの回転端でブロックするロック機構のロック部材10が設置されている。
【0021】
ロック部材10の先端には、図4に示すように、腰掛け枠5の両端部付近にそれぞれ結合された係止部材11の中央部の係合孔11aにロック部材10(図6参照)の上下動に伴って係脱されるロックピン10aが立設されている。
【0022】
ロック部材10は、脚台2に取付けられて図示しない腰掛け反転スイッチの操作によって励磁および消磁されて作動するアクチュエータ21(図6参照)の作動部21aにケーブルによって連繋されるとともに、左右の側ひじ掛け1dにそれぞれ取付けられて乗客によって手動操作される1対の戻しレバ22(図8参照)に第2伝動ケーブル20Bによってそれぞれ連繋されている。
【0023】
腰掛け1が回転端へ回転してロック部材10が上動端へ上動した状態では、ロックピン10aが係止部材11の係合孔11aに係合して腰掛け枠5の回転が阻止され、腰掛け1が回転不能にロックされる。アクチュエータ21(図6参照)が励磁されて作動部21aがロック部材10とともに引下げられると、ロックピン10aが係合孔11aから脱抜されて腰掛け枠5のロック状態が解除され、腰掛け1の回転が可能となる。
【0024】
図4にしめすように、腰掛け枠5のセンタ板5aには支軸19によって水平方向への傾動可能に支持されて第3伝動ケーブル20C(図7、図8参照)によってガススプリング3に連繋されかつ第4伝動ケーブル20D(図7、図8参照)によって戻しレバー22に連繋された戻し部材18が結合されている。この戻し部材18は腰掛け1の反転操作開始に先立って腰掛け回転機構を基準状態にリセットして腰掛け1を駆動する伝動ユニット13に連繋されている。
【0025】
戻し部材18は、ベース板18aと、このベース板18aの内端に結合されたカムフオロア18bと、両ガススプリング3と戻し部材18とを連繋する一対の第3伝動ケーブル20Cの内端が繋止された第1繋止片18cと、両戻しレバー22と戻し部材18とを連繋する一対の第4伝動ケーブル20Dの内端が繋止された第2繋止片18dとを備えている。
【0026】
各脚台2の中央部には腰掛け1を回転駆動する駆動モータ12(図5参照)が上向き状態で結合され、本例では駆動モータ12として回転トルクを安定化させる目的でトルクモータが使用されている。駆動モータとしてトルクモータを使用すると、腰掛けが回転してストッパに当接した時の反動によるバタツキを防止することができる。なお、駆動モ−タとしては、電動モ−タに限定されない。
【0027】
図5に示すように、駆動モータ12の出力軸12aには、旋回部材7を押動して腰掛け1を回転駆動する押動部材14と、この押動部材14が回転を開始する回転起点に復帰したときに台枠2bに取付けられた原点センサ25をONにする原点検知用の検知アーム15と、腰掛け1の回転操作開始に先立って戻し部材18を作動させて腰掛け回転機構を基準状態にリセットするカム部材16とを備えた伝動ユニット13が結合されている。
【0028】
伝動ユニット13は、押動部材14が180度以上(例えば、約270度)の角度範囲にわたって回転起点から左回り若しくは右回りに回転し、回転起点から約90度回転した回転途中の押動開始位置から旋回部材7の押動を開始し、旋回部材7を押動して180度回転させて、腰掛け1を反転させ、腰掛け1の反転終了後、旋回部材7を旋回端位置に残して逆回りに約270度復帰回転し、回転起点で停止するように回転制御される。
【0029】
図5に示すように、検知アーム15は、押動部材14から90度離れた位置に出力軸12aの半径方向へ延出された状態で設置され、押動部材14が旋回部材7を押動した後、回転を開始する回転起点ヘ復帰した時点で検知アーム15が原点センサ25の直上へ位置して原点センサ25が検出信号を出力し、駆動モータ12が回転を停止する。
【0030】
図8に示すように、カム部材16には、腰掛け反転スイッチを押して腰掛け1を電動操作によって回転させるときに腰掛け1の回転開始に先立って戻し部材18を傾動させてガススプリング3を復帰作動させ、背ずり1bを復元させる1対の第1伝動部16aと、戻しレバー22を操作して腰掛け1のロック状態を解除した後で腰掛け1を手動操作によって回転させるときに腰掛け1の回転開始直後に戻し部材18を傾動させてガススプリング3を復帰作動させ、背ずり1bを元通りに復元させる1対の第2伝動部16bとが突出形成されている。第1伝動部16aと第2伝動部16bとの間には押動部材14と同方向位置および押動部材14から180度離れた位置にそれぞれ設置された谷部16cが形成されている。
【0031】
カム部材16の両第1伝動部16a,両第2伝動部16bは腰掛け1が左回りおよび右回りに反転したときに戻し部材18のカムフオロア18bに対向するようにそれぞれ突出形成され、押動部材14が回転起点へ回転した腰掛け反転前の状態では戻し部材18のカムフオロア18bが何れか一方の谷部16cに係合される。
【0032】
電動操作によって腰掛け1を自動的に反転させる動作を説明する。
例えば各車両の操作盤等に設けられている腰掛け反転スイッチを押すと、アクチュエータ21が作動してロック部材10が引下げられて腰掛け1のロック状態が解除される。また、駆動モータ12が起動されて伝動ユニット13が左回り若しくは右回りに回転動作を開始する。
【0033】
図9Aに示す状態において伝動ユニット13が右回りに回転動作する場合、伝動ユニット13が回転起点から回転動作を開始した直後、戻し部材18のカムフオロア18bがカム部材16の第1伝動部16aによって押上げられて戻し部材18が傾動する。これにより、戻し部材18の第1繋止部18cに繋止された第3伝動ケーブル20cが引張られてガススプリング3が復帰作動し、背ずり1bが元通りの基準姿勢に復元する(図9B)。
【0034】
そして、押動部材14が空押し状態で約90度回転してから、押動部材14が旋回部材7の押動を開始する(図9C)。そして、旋回部材7が押動部材14によって右回りに押動されて180度旋回し、腰掛け枠5および腰掛け1が180度水平回転した回転端でロック部材10によってロックされる(図9D)。
【0035】
押動部材14が回転起点から約270度回転し、すなわち旋回部材7が180度旋回して腰掛け1の反転が終了すると、駆動モータ12が一旦回転を停止してから逆回転方向へ回転駆動され、伝動ユニット13、すなわち押動部材14が旋回部材7を旋回端位置に残して約270度逆回りに復帰回転する(図9E)。
【0036】
押動部材14が回転起点へ復帰すると、検知アーム15の動きが原点センサ25によって検知されて駆動モータ12が回転を停止し、伝動ユニット13が原位置に復帰した状態で電動操作による腰掛け反転動作が完了する。
この状態から腰掛け1を反転させる場合には、伝動ユニット13を左回りに回転させる。この場合の、戻し部材18及び押動部材14の動作は前記と同様である。
【0037】
なお、本実施の形態は1車室内の全座席Sを奇数席と偶数席とに区分し、電動操作による腰掛け1の反転に際し、奇数席の各座席Sの腰掛け反転動作と、偶数席の各座席Sの腰掛け反転動作とを別個に行うようにしてある。
【0038】
例えば、奇数列の各座席の背ずり戻し→偶数列の各座席の背ずり戻し→奇数列の腰掛け回転→偶数列の腰掛け回転→奇数列の各座席の伝動ユニットの原点位置復帰→偶数列の各座席の伝動ユニットの原点位置復帰の順に腰掛け反転動作が行われる。
腰掛けの反転動作はこれに限定されず、同時に行うようにしてもよい。
【0039】
次に、腰掛け1を手動で反転させる場合の動作を説明する。
戻しレバー22を引き操作すると、ロック部材10が第2伝動ケーブル20Bの牽引作用によって引下げられて腰掛け1のロック状態が解除される。また、第4伝動ケーブル20Dの索引作用によって戻し部材18が右回りに若干回転し、背ずり1bの基準姿勢への復帰が開始される(図10A)。
【0040】
この状態で、腰掛け1を手動操作によって、例えば右回りに回転させると、腰掛け1の回転開始直後戻し部材18のカムフオロア18bが停止状態にあるカム部材16の第2伝動部16bによって押し上げられて戻し部材18が傾動端まで傾動する。これにより、ガススプリング3が第3伝動ケーブル20cの牽引作用によって完全に復帰作動してリクライニング機構が元通りに復元し、背ずり1bが基準姿勢に復元する(図10B)。
【0041】
背ずり1bの復元後、腰掛け1の回転操作を続けて腰掛け1を180度回転させると、旋回部材7が伝動ユニット13によって動きを阻害されず旋回して腰掛け枠5が回転する。腰掛け1が180度回転すると、ストッパ6が脚台2に突き当って腰掛け1が反転した状態で腰掛け枠5がロック部材10によってロックされる(図10C)。
この状態で腰掛け1を反転させる場合には、戻しレバ−22を引き操作して背ずり1bの基準姿勢への復帰を開始させた後、腰掛け1を左回りに回転させる。
【0042】
上記実施例によれば、リクライニング機構付き座席の腰掛け1の反転に際し、電動操作および手動操作の何れであってもリクライニング機構の戻しを的確に行った後で腰掛け1を回転させることができる。
【0043】
また、腰掛け1を反転させるに際し、腰掛け1を回転させる操作力を活用してリクライニング機構を元通りの状態に戻すので、従来の足踏み機構のように大きな操作力を必要とする戻し機構を削除することができる。これにより、足踏み機構が占めるスペースが不要となって腰掛けの両側部の下方に広い空きスペースを確保することができ、座席の足もとを拡張した状態でリクライニング機構付き座席を設置することが可能となる。
【0044】
また、従来の戻し機構では、操作レバーとロック部材とをケーブルによって連繋し、さらにロック部材とリクライニング機構とをケーブルによって連繋し、操作レバーの操作によってロック部材を作動させてロック部材の動きをリクライニング機構に伝えるように構成されていたため、伝動用ケーブルの装備態様が複雑であり、また伝動効率もよくなかったが、本発明の戻し機構では戻しレバー22の動きを戻し部材18によって中継してリクライニング機構に伝えるので、伝動ケーブルの装備態様を簡略化することができるとともに、戻しレバ−22の動きを的確にリクライニング機構に伝えることができる。また、戻しレバ−22によってリクライニング機構の復帰作動を開始させる程度に戻し部材18を駆動すればよいため、戻しレバ−を弱い力で操作することができ、操作性が向上する。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、腰掛け枠を回転させた場合でも、リクライニング機構を復帰させるためのワイヤは、腰掛け枠内のみでの配索となっているため、この回転に伴ってねじれたり、若しくはよじれたりすることがない。
請求項2の発明によれば、手動操作でもリクライニング機構を復帰動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたリクライニング機構付き座席の正面図である。
【図2】同じく、リクライニング機構付き座席の側面図である。
【図3】座席要部の側面図である。
【図4】腰掛け枠の平面図である。
【図5】脚台の平面図である。
【図6】脚台の正面図である。
【図7】レリーズケーブルの設置状態を説明する平面図である。
【図8】伝動ユニット、戻し部材、戻しレバー、ロック部材との連繋を説明する図である。
【図9】電動操作時の伝動ユニットおよび戻し部材の動きを説明する図である。
【図10】手動操作時の戻し部材の動きを説明する図である。
【符号の説明】
1 腰掛け
2 脚台
3 ガススプリング
5 腰掛け枠
7 旋回部材
10 ロック部材
12 駆動モータ
13 伝動ユニット
14 押動部材
16 カム部材
18 戻し部材
20A,20B,20C,20D 伝動ケーブル
Claims (2)
- 脚台と、該脚台に対して回転可能に支持される腰掛け枠に設けられていると共にリクライニング機構を有している腰掛けと、からなっている座席において、
前記脚台には、駆動モータが設けられており、
前記駆動モータの出力軸には、該出力軸と一体となって回転するカム部材と押動部材とがそれぞれ設けられており、
前記腰掛け枠には、前記カム部材と係合して前記リクライニング機構を復帰動作させる戻し部材と前記押動部材による押動によって前記腰掛け枠を回転させる旋回部材とが設けられている座席。 - 請求項1に記載の座席であって、
前記腰掛け枠には、前記リクライニング機構を復帰動作させるように前記戻し部材を作用させる戻しレバーが設けられている座席。
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