JP3784463B2 - 自動二輪車のエンジン冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体フレームにエンジン及びラジエータを搭載し、このエンジンの直立もしくは前傾させたシリンダブロックには並列する四本以上のシリンダを形成する多連シリンダ形成部及びそれを囲繞する下部水ジャケットを形成し、またシリンダブロックの上面に接合されるシリンダヘッドには下部水ジャケットに連通する上部水ジャケットを形成し、エンジンに装着される水ポンプの吐出部を入口管を介して下部水ジャケットの入口に接続し、上部水ジャケットの出口を出口管を介してラジエータに、また水ポンプの吸入部を戻り管を介してラジエータにそれぞれ接続した自動二輪車に関し、特に、その水ジャケット、水ポンプ及びラジエータを含むエンジン冷却装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かゝる自動二輪車のエンジン冷却装置では、エンジンの水ジャケットの入口及び出口は互いにエンジンの左右方向に大きくオフセットして配置されている(例えば特開昭61−75018号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来装置では、エンジンの水ジャケットにおいて冷却水が左右対称的に流れず、その上、放熱し難い多連シリンダ形成部の中央部に作用する水量が充分でないため、各部の温度を均一に制御することが困難となる場合がある。
【0004】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、各部の放熱性を異にする多連シリンダ形成部を合理的に冷却して、各部温度の均一制御を可能にする自動二輪車のエンジン冷却装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームにエンジン及びラジエータを搭載し、このエンジンの直立もしくは前傾させたシリンダブロックには並列する四本以上のシリンダを形成する多連シリンダ形成部及びそれを囲繞する下部水ジャケットを形成し、またシリンダブロックの上面に接合されるシリンダヘッドには下部水ジャケットに連通する上部水ジャケットを形成し、エンジンに装着される水ポンプの吐出部を入口管を介して下部水ジャケットの入口に接続し、上部水ジャケットの出口を出口管を介してラジエータに、また水ポンプの吸入部を戻り管を介してラジエータにそれぞれ接続した自動二輪車において、下部水ジャケットの一側壁に、多連シリンダ形成部の左右方向中央部に向って開口する前記入口を設け、また上部水ジャケットの一側壁に、該入口の直上位置を占める前記出口を設けたことを第1の特徴とする。
【0006】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記入口をシリンダブロックの後壁に設けて、これに連なる前記入口管をシリンダブロックの背面に配管したことを第2の特徴とする。
【0007】
さらに本発明は、第2の特徴に加えて、前記出口及び水ポンプの吸入部間を連通させるべくシリンダブロックの背面に配管されるバイパス管を備えたことを第3の特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。尚、説明中、前後、左右とは、車両を対象にしていうものとする。
【0009】
図1は自動二輪車の側面図、図2はその平面図、図3はその正面図、図4はエンジン部の側面図、図5は気化器部の側面図である。先ず1ないし図3において、車体フレームFは、ヘッドパイプ1と、このヘッドパイプ1から互いに離隔しながら後方且つ下向きに延出する左右一対のメインフレーム2と、これらメインフレーム2の後端に結合されて下方へ延びる左右一対のセンタフレーム3と、これらセンタフレーム3の上部に結合されて後方且つやゝ上向きに延びるシートステー4とから構成され、ヘッドパイプ1に、前輪Wfを支持するフロントフォーク5が操向可能に軸支され、また左右のセンタフレーム3に、後輪Wrを支持するリヤフォーク6が上下揺動可能に軸支される。
【0010】
直立もしくは前傾のシリンダブロック43を有するエンジンEは、センタフレーム3の直前で左右のメインフレーム2間にヘッド部を挿入して配置されると共に、これらメインフレーム2及びセンタフレーム3にボルト結合される。このエンジンEの動力は、エンジンEに組込まれた変速機及びチェン伝動装置7を介して後輪Wrに伝達される。
【0011】
左右のメインフレーム2上には、燃料タンク8が、またシートステー4上にはタンデムシート9がそれぞれ取付けられる。
【0012】
図4及び図5において、エンジンEのヘッド部背面には多連型気化器10が装着され、この気化器10の吸気道入口を開口させるエアクリーナ11は燃料タンク8に覆われるように両メインフレーム2間に配置されると共に、エンジンEのヘッド部に数箇所でラバーマウントされる。図5に示すように、エアクリーナ11のクリーナケース12は、ビス26により互いに接合される上部ケース12a及び下部ケース12bとから構成され、これら上、下部ケース12a,12b間に大容積の主クリーナ室27と小容積の補助クリーナ室28とが画成される。そして主クリーナ室27にはエンジンEの吸入空気を浄化する公知のエアクリーナエレメント(図示せず)が収納される。
【0013】
補助クリーナ室28には、上、下部ケース12a,12bの接合面間に挟持されるエアフィルタ29が収容され、これにより補助クリーナ室28は上、下二室28a,28bに区画される。下部ケース12bの底壁には、下部室28bに連通する大気導入孔30が設けられると共に、該底壁を貫通する連通管31が一体に成形されており、この連通管31の上端はエアフィルタ29を貫通して上部室28aに開口し、その下端には定真空可変ベンチュリ式に構成された前記多連型気化器10の大気室に連なる空気導管22が接続される。而して、補助クリーナ室28は主クリーナ室27の圧力変動に影響されないから、大気導入孔30、エアフィルタ29を通して気化器10の大気室に安定した清浄な大気を導入することができる。
【0014】
エンジンEのヘッド部前面に接続される複数の排気管13は、エンジンEの直下に配管されると共に左右二組に分けられた後、後輪Wrの左右両外側に配設された一対の排気マフラ14に接続される。
【0015】
図4において、エンジンEのヘッド部前面に対面してラジエータ15が配置され、その上部はメインフレーム2に、下部はステー16を介してエンジンEにそれぞれ支持される。このラジエータ15の後面には、電動式のラジエータファン17がファンカバー18を介してラジエータ15に取付けられる。
【0016】
再び図1ないし図3において、フロントフォーク5の上部前面からエンジンE及びラジエータ15を覆うカウリングCが車体フレームF及びエンジンEに取付けられる。このカウリングCの前壁には、ヘッドライト20がそのレンズ面を該前壁外面に連続させて取付けられ、またこのヘッドライト20の直下にエンジンEの吸気用空気取入孔21が設けられ、さらにラジエータ15及びエンジンEに向って開口する主冷却風取入孔22が設けられる。またカウリングCの左右側壁には、エンジンEのヘッド部に向って開口する第1副冷却風取入口23と、排気管13に向って開口する第2副冷却風取入口24が設けられる。カウリングCの後面は開放されている。したがって、上記冷却風取入口22,23,24からカウリングC内に流入した走行風はラジエータ15及び又はエンジンEを冷却した後、カウリングCの後方へと流出する。
【0017】
図6はエンジンEの要部縦断側面図、図7及び図8は図6の7−7線及び8−8線断面図、図9は冷却水路図であり、これら図面及び図4を参照しながら、エンジンEの冷却装置について次に説明する。
【0018】
先ず図9により冷却水路の構成を説明すると、エンジンEには、その適当な回転部により駆動される水ポンプ34が設けられる。この水ポンプ34の吸入部は戻り管35を介してラジエータ15の水出口に連通され、また水ポンプ34の吐出部は入口管36を介してエンジンEの水ジャケット37の入口37iに連通される。同水ジャケット37の出口37oは、一方において絞り38を設けたバイパス管39を介して水ポンプ34の吸入部に連通され、他方においてサーモ弁40及び出口管41を順次介してラジエータ15の水入口に連通される。上記サーモ弁40は公知の開閉式のもので、エンジンEの水ジャケット37の出口37o付近の水温が所定の高温(例えば71℃以上)に達すると開弁するようになっている。
【0019】
図4に示すように、前記水ポンプ34はエンジンEの下部左側壁に装着され、前記戻り管35はエンジンEの左側面に配管され、前記入口管36及びバイパス管39はエンジンEの背面に配管され、前記出口管41はエンジンEの右側面に配管される。
【0020】
図6ないし図8に示すように、エンジンEのシリンダブロック43は、左右方向に並ぶ四本のシリンダスリーブ441 〜444 を鋳包む4連シリンダ形成部45と、この四連シリンダ形成部45の上半部を囲繞する下部水ジャケット37Bとを備えており、またシリンダブロック43の上面にガスケット47を介して接合されるシリンダヘッド48は、吸気ポート49及び排気ポート50を囲繞する上部水ジャケット37Aを備えており、上、下部水ジャケット37A,37B間は、前記ガスケット47及びシリンダヘッド48底部に形成された多数の連通孔51を介して連通され、これらによって前記水ジャケット37が構成される。
【0021】
図7において、下部水ジャケット37Bの後壁には、四連シリンダ形成部45の左右方向中央部に向けて開口する前記入口37iが設けられると共に、この入口37iに連通する入口接続ブロック52が固着され、これに前記入口管36の下流端が接続される。
【0022】
また図8において、上部水ジャケット37Aの後壁には、前記入口37iの直上に位置する前記出口37oが設けられると共に、この出口37oに連通するサーモ弁ケース53が固着される。このサーモ弁ケース53は、出口37oに直接連通するケース本体53aと、このケース本体53aの外端面に仕切板54を挟んで接合されるケースカバー53bとからなっており、その仕切板54に前記サーモ弁40が付設される。ケース本体53aには、前記絞りを兼ねる第1出口接続管38が、またケースカバー53bには第2出口接続管55がそれぞれ形成されており、第1出口接続管38に前記バイパス管39の上流端が、また第2出口接続管55に前記出口管41の下流端がそれぞれ接続される。したがって、バイパス管39は、サーモ弁40の開閉の如何に拘らず上部水ジャケット37Aの出口37oと常時連通しているが、出口管41はサーモ弁40の開弁時のみ該出口37oと連通するようになっている。
【0023】
次に、この実施例の作用について説明する。サーモ弁40が閉じているエンジンEの低温運転時には、図9に示すように水ポンプ34→入口管36→水ジャケット37(下部水ジャケット37B→上部水ジャケット37A)→絞り38→バイパス管39→水ポンプ34の第1経路L1 を冷却水が循環する。したがって、エンジンEとラジエータ15間では冷却水の授受が行われず、しかもエンジンEの高温部で加熱された冷却水がエンジンEの水ジャケット全域を循環することになるから、エンジンE各部が均等に且つ短時間で昇温し、暖機を効果的に促進することができる。
【0024】
水ジャケット37の水温がサーモ弁40の開弁温度を超えてサーモ弁40が開くと、冷却水は上記第1経路L1 の他に、水ポンプ34→入口管36→水ジャケット37(下部水ジャケット37B→上部水ジャケット37A)→サーモ弁40→出口管41→ラジエータ15→水ポンプ34の第2経路L2 を循環する。但し、第1経路L1 には絞り38が介在しているため、第1経路L1 の循環水量よりも第2経路L2 の循環水量の方が多くなる。したがってエンジンE及びラジエータ15間で多量の冷却水の授受が行われ、冷却水の過度の昇温が抑えられる。
【0025】
またこのようなエンジン冷却装置において、下部水ジャケット37Bの入口37iが四連シリンダ形成部45の左右方向中央部に向って開口しているため、入口管36から入口37iに流入した冷却水は先ず特に放熱し難い、四連シリンダ形成部45の中央部に当ってこれを冷却し、次いで比較的放熱し易い、四連シリンダ形成部45の外側部に向って下部水ジャケット37B全体に広がり、四連シリンダ形成部45全体を冷却していく。
【0026】
下部水ジャケット37Bを一循した冷却水は多数の連通孔51を通して上部水ジャケット37Aに移り、シリンダヘッド48の各部を冷却した後、出口37oからサーモ弁ケース53を経てバイパス管39及び出口管41へと流出していく。このとき、出口37oも入口37iと同様に水ジャケット37の左右方向中央部に位置を占めているので、下部及び上部水ジャケット37B,37Aでの冷却水の流れの状態が略左右対称となる。
【0027】
このように、下部水ジャケット37Bに流入した冷却水が先ず4連シリンダ形成部45の中央部を集中的に冷却し、その後、下部及び上部水ジャケット37B,37Aを略左右対称に流れていくことにより、放熱性が各部で異なる4連シリンダ形成体45を合理的に冷却し、各部の温度を略均一に制御することができる。しかも、エンジンE外側面上の比較的大きい突起部となるサーモ弁ケース53は、シリンダヘッド48背後のデッドスペースを利用して設置されるので、車体フレームFその他の他部品との干渉を避けることができる。
【0028】
またシリンダブロック43の背面に入口接続ブロック52を取付けて入口管36をシリンダブロック43の背面に配管したこと、及びシリンダヘッド48の背面にサーモ弁ケース53を取付けてバイパス管39をシリンダヘッド48及びシリンダブロック43の背面に配管したことから、入口管36及びバイパス管39の配管に、シリンダブロック43及びシリンダヘッド48の背後のデッドスペースが有効に利用され、他部品との干渉を避けることができる。即ち、入口管36及びバイパス管39をエンジンEの側面に配管することによりカウリングCを左右外側方へ膨出させて、自動二輪車のバンク角を減少させるようなことを回避できる。
【0029】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば絞り38はバイパス管39の下流側に設けることもでき、またその絞り38に代えてバイパス管39自体を絞ったものとすることもできる。また本発明は四気筒以外の多気筒は勿論、単気筒のエンジンにも適用可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、車体フレームにエンジン及びラジエータを搭載し、このエンジンの直立もしくは前傾させたシリンダブロックには並列する四本以上のシリンダを形成する多連シリンダ形成部及びそれを囲繞する下部水ジャケットを形成し、またシリンダブロックの上面に接合されるシリンダヘッドには下部水ジャケットに連通する上部水ジャケットを形成し、エンジンに装着される水ポンプの吐出部を入口管を介して下部水ジャケットの入口に接続し、上部水ジャケットの出口を出口管を介してラジエータに、また水ポンプの吸入部を戻り管を介してラジエータにそれぞれ接続した自動二輪車において、下部水ジャケットの一側壁に、多連シリンダ形成部の左右方向中央部に向って開口する前記入口を設け、また上部水ジャケットの一側壁に、該入口の直上位置を占める前記出口を設けたので、下部水ジャケットにおいて多連シリンダ形成部の中央部に向けて冷却水を集中的に流し、それから下部及び上部水ジャケットに冷却水を左右対称的に流すことにより、各部の放熱性が異なる多連シリンダ形成部を合理的に冷却し、各部温度の均一制御を行うことができる。
【0031】
また本発明の第2の特徴によれば、前記入口をシリンダブロックの後壁に設けて、これに連なる前記入口管をシリンダブロックの背面に配管したので、入口管の配管にシリンダブロック背後のデッドスペースが利用できて、入口管と他部品との干渉を容易に回避することができる。
【0032】
さらに本発明の第3の特徴によれば、前記出口及び水ポンプの吸入部間を連通させるべくシリンダブロックの背面に配管されるバイパス管を備えたので、バイパス管の配管にもシリンダブロックの背後のデッドスペースが利用できて、バイパス管と他部品との干渉を容易に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図
【図2】同平面図
【図3】同正面図
【図4】上記自動二輪車のエンジン部の側面図
【図5】上記自動二輪車の気化器部の一部縦断側面図
【図6】上記エンジンの要部縦断側面図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】エンジン冷却装置の冷却水路図
【符号の説明】
E エンジン
F 車体フレーム
15 ラジエータ
34 水ポンプ
35 戻り管
36 入口管
37 水ジャケット
37i 入口
37o 出口
37A 上部水ジャケット
37B 下部水ジャケット
39 バイパス管
41 出口管
43 シリンダブロック
441 〜444 シリンダとしてのシリンダスリーブ
45 多連シリンダ形成部としての四連シリンダ形成部
48 シリンダヘッド
51 連通孔

Claims (3)

  1. 車体フレーム(F)にエンジン(E)及びラジエータ(15)を搭載し、このエンジン(E)の直立もしくは前傾させたシリンダブロック(43)には並列する四本以上のシリンダ(441 〜444 )を形成する多連シリンダ形成部(45)及びそれを囲繞する下部水ジャケット(37B)を形成し、またシリンダブロック(43)の上面に接合されるシリンダヘッド(48)には下部水ジャケット(37B)に連通する上部水ジャケット(37A)を形成し、エンジン(E)に装着される水ポンプ(34)の吐出部を入口管(36)を介して下部水ジャケット(37B)の入口(37i)に接続し、上部水ジャケット(37A)の出口(37o)を出口管(41)を介してラジエータ(15)に、また水ポンプ(34)の吸入部を戻り管(35)を介してラジエータ(15)にそれぞれ接続した自動二輪車において、
    下部水ジャケット(37B)の一側壁に、多連シリンダ形成部(45)の左右方向中央部に向って開口する前記入口(37i)を設け、また上部水ジャケット(37A)の一側壁に、該入口(37i)の直上位置を占める前記出口(37o)を設けたことを特徴とする、自動二輪車のエンジン冷却装置。
  2. 請求項1記載のものにおいて、
    前記入口(37i)をシリンダブロック(43)の後壁に設けて、これに連なる前記入口管(36)をシリンダブロック(43)の背面に配管したことを特徴とする、自動二輪車のエンジン冷却装置。
  3. 請求項2記載のものにおいて、
    前記出口(37o)及び水ポンプ(34)の吸入部間を連通させるべくシリンダブロック(43)の背面に配管されるバイパス管(39)を備えたことを特徴とする、自動二輪車のエンジン冷却装置。
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