JP3784425B2 - プラスチゾル組成物の製造方法 - Google Patents
プラスチゾル組成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3784425B2 JP3784425B2 JP30933794A JP30933794A JP3784425B2 JP 3784425 B2 JP3784425 B2 JP 3784425B2 JP 30933794 A JP30933794 A JP 30933794A JP 30933794 A JP30933794 A JP 30933794A JP 3784425 B2 JP3784425 B2 JP 3784425B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copolymer
- adhesion
- unsaturated carboxylic
- carboxylic acid
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/30—Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups
- C08F8/32—Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups by reaction with amines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/62—Monocarboxylic acids having ten or more carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/70—Nitriles; Amides; Imides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D127/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D127/02—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C09D127/04—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
- C09D127/06—Homopolymers or copolymers of vinyl chloride
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L33/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L33/24—Homopolymers or copolymers of amides or imides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、不飽和カルボン酸またはその誘導体およびエチレン性不飽和化合物、特にα−オレフィンからなるコポリマーのアミドアミン、イミドアミンまたはエステルアミンからなる付着改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
付着改善剤もしくは付着助剤(英語では「adhesion promotor」といわれる)は、特にいわゆるプラスチゾル中で使用される。これは軟化剤中の粉末状の微細分散のポリマーのペースト状の分散物である。ポリマーとして特にポリビニルクロリド、ポリビニルクロリドコポリマーおよびポリアルキレンメタクリレートが挙げられる。
【0003】
プラスチゾルは、特に断熱および遮音層のため、材料の接着および封止のため、腐食および石の衝撃に対する保護のため、ここでは特に自動車の組立において多様な種類の金属表面上に塗布することにより使用される。プラスチゾルはそれ自体かなり弱い付着力を有しており、この付着力は今日の高い要求に応じていない。たとえば、保護層の塗布後に特定の箇所との付着が不十分であるかまたは保護層が時間の経過において機械的な応力により緩んだ場合、金属は急速に腐食してしまう。
【0004】
金属表面のような支持体と保護層との間には接着層が設けることができ、このことが一連の欠点に関連する。プラスチゾルに付着改善剤または付着助剤を添加することがより有利であり、それによりプラスチゾル混合物はそれ自体より良好に付着する。
【0005】
プラスチゾルが被覆すべき下地に塗布される前にプラスチゾル中に混入される付着改善剤は、付着を改善すべきであるばかりではなく、プラスチゾルの加工性の改善のためにも関与すべきであり、さらにこの改善剤は、被覆の焼付けの際に不所望な変色を生じないように熱安定性であるべきである。さらに、この付着改善剤は、できる限り低い焼付け温度でおよびできる限り短い焼付け時間ですませることができるのが好ましい。さらに、この付着改善剤はこの目的ならびに他の目的をできる限り少ない使用量で達成されるように効率的であるのが好ましい。
【0006】
市販されているおよび著しく広範囲の特許明細書および専門雑誌文献に記載されている大抵の付着改善剤は、重合した不飽和脂肪酸およびポリアミンをベースとして製造されている。重合した脂肪酸およびアミンの縮合により交互重合体構造を有するいわゆるポリアミノアミドが生じる。
【0007】
不飽和脂肪酸を構成するモノマー、ダイマーおよびトリマーの割合を変化させるか、その他の方法で、たとえば他のアミンの使用により化学的構造を変化させることで、この特別な目的のために使用されるポリアミノアミドの製造を改善する試みは足りなくなかった。
【0008】
この関係において、たとえば特定の組成の重合した脂肪酸および複素環式アミン1.0〜2.2当量をベースとする付着改善剤が記載されているヨーロッパ特許出願第171850号明細書、またはポリアミノアミドの構成のためにポリアルキレンポリアミンとN−アミノアルキルピペラジンとの混合物を使用することが開示されているヨーロッパ特許出願第378205号明細書が引用される。
【0009】
この不飽和脂肪酸はその組成が変動する天然の生成物である。同様にこのポリアミノアミドの製造も常に支配することはできない。
【0010】
この種の生成物は特に、熱的負荷に対してしばしば必要な安定性を欠いており、頻繁に重合もしくは縮合の際に制御不能な反応進行を引き起し、その結果、さらに加工することができる特定の分子量のポリマーを構成することができないという欠点を有する。付着および色の安定性は部分的に不所望なままである。
【0011】
単一性でない天然生成物からではなく、化学的に正確に定義された化合物から構成するためにかなりの安全性と共に再現可能に製造することができる完全に合成された付着改善剤を構成することも試みられた。カナダ国特許出願第2035538号明細書には、脂肪族のオレフィン系不飽和化合物および無水物のコポリマーの付着改善剤が記載されている。脂肪族不飽和化合物はα−オレフィンでもあり、無水物は無水マレイン酸であることができる。しかし、この特許出願に記載された付着改善剤は、ポリアミンおよび重合した脂肪酸をベースとする付着助剤と比較して、付着能力の改善に関してなお不十分である。
【0012】
すでに多数の付着改善剤が公知であるにもかかわらず、改善された特性、たとえば付着媒介能力、有効性、熱安定性、色の安定性、加工性ならびに有利な製造方法を有する付着改善剤の必要性が生じている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、わずかな使用量で穏和な焼付け条件ですでに良好な付着を提供し、プラスチゾルの加工性および流動挙動に良好な影響を与え、熱的に安定でありかつプラスチゾルの色にあまり悪い影響を与えず、かつ調節可能な特性と共に再現可能に製造することができる付着助剤を提供することであった。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、不飽和カルボン酸またはその誘導体およびエチレン性の不飽和化合物からのコポリマーのアミドアミン、イミドアミンまたはエステルアミンの使用により解決された。エチレン性の不飽和化合物は、有利にα−β−不飽和化合物であり、これは有利に疎水性である。α−オレフィン、ビニルエーテルおよびアリルエーテルが特に適しており、スチレンも使用することができる。ポリアミンは有利に1個以上の第1級アミノ基を有している。
【0015】
1箇所不飽和のカルボン酸またはその誘導体からなるコポリマーの構成のために使用されるエチレン性不飽和化合物とは、α−β−不飽和化合物である。この化合物は有利に疎水性であり、つまりβ−位置で疎水基を有する。α−オレフィンを使用するのが有利である。同様にビニルエーテル、たとえばビニルオクタデシルエーテル、ならびに相応するアリルエーテル、さらにスチレンを使用することも特に適している。
【0016】
10〜24個の炭素原子を有するα−オレフィンからなるコポリマーが特に有利である。マレイン酸、無水マレイン酸およびフマル酸およびα−オレフィンからなるコポリマーが有利に使用される。アクリル酸、メタクリル酸およびこれらのエステルおよびα−オレフィンをベースとするコポリマーも著しく有利である。
【0017】
一連の有利に使用されるコポリマーのアミドアミン、イミドアミンおよびエステルアミンは、次の式により表すことができる:
【0018】
【化4】
【0019】
[式中、x=1;y=1〜4;n=5〜50;R1=C6〜C22アルキル;R2=H、CH3;R3=HまたはC1〜C3アルキルおよびR4は2〜14個の炭素原子を有し、1個以上のアミノ基を有する炭化水素基であるか、
またはR3およびR4はアミド窒素原子と一緒にピペラジン環を形成する];
【0020】
【化5】
【0021】
[式中、x=1;y=1〜2;n=5〜50;
R1=C8〜C22アルキル
R2は2〜14個の炭素原子を有し、1個以上のアミノ基を有する炭化水素基を表す];
【0022】
【化6】
【0023】
[式中、x=1;y=1〜4;n=5〜50;
R1=C8〜C22アルキル、R2=H、CH3
A=−OCH2CH(OH)−CH2−
R3およびR4もしくはR3+R4は例1に記載したと同様のものを表す]。
【0024】
本発明のもう一つの対象は、有利に付着改善剤として使用することができるイミドアミンの製造方法である。
【0025】
この方法は、α−β−不飽和化合物、α−オレフィンおよび不飽和ジカルボン酸もしくはその無水物からなるコポリマーを、まずアルコールと反応させ、得られたポリマーのエステルをポリアミンと反応させることによりイミドアミンにすることにある。このイミドは有利にインサイトゥ(in situ)で形成される。
【0026】
イミドアミンの本発明による製造は、次のような方法で行うことができる。まず、コポリマーを公知の方法で、エチレン性不飽和化合物、特に、α−オレフィンおよび不飽和ジカルボン酸もしくは不飽和カルボン酸の無水物から製造する。α−オレフィンとして、特に10〜24個の炭素原子を有するオレフィンが有利である。10よりも少ないかまたは24よりも多い炭素原子を有するα−オレフィン、たとえば1−ヘキセンまたは30個の炭素原子を有するα−オレフィンも使用することができる。α−オレフィンの混合物または留分も適している。
【0027】
不飽和ジカルボン酸もしくはその無水物として、特にマレイン酸が適している。
【0028】
このコポリマーを、まずアルコール、たとえばブタノール、イソオクタノールまたはベンジルアルコールと反応させて相応するエステルにし、その後、ポリアミンをさらに添加することによりイミドに変換する。
【0029】
この製造が著しく単一の構成である安定な生成物を生じることが特に意想外であった。この場合、コポリマーの無水物もしくはコポリマーの酸の直接反応がしばしば観察されることがあるゲル形成が生じないことが特に有利である。
【0030】
ゲル形成の場合、つまり反応混合物の粘度を極めて著しく上昇させ、このことが製造の場合に、特に悪い混合性および悪い熱交換が、著しく非単一性の生成物を生じさせるために大きな問題につながることがある。
【0031】
このような不利な現象は、コポリマーの無水物またはコポリマーの酸とポリアミンとの反応の際に中間生成物として生じるアミド酸によって引き起される可能性がある。
【0032】
α−オレフィン−無水マレイン酸−コポリマーをベースとするポリマーのイミドアミンの製造は次の実施例に記載される。
【0033】
【実施例】
例1
オレフィン/無水マレイン酸コポリマー、イソオクタノールおよびN−アミノエチルピペラジンをベースとするポリマーのイミドアミン
C14/16α−オレフィン1780g(8.7モル)を5lのクイックフィットフラスコ(Quickfitkolben)に装填し、N2で洗浄し、150℃に加熱した。引続き、撹拌しながら250分間に無水マレイン酸(853g、8.7モル)およびジ−t−ブチルペルオキシド(34ml)を10回で添加した。60分間の後反応の後、開始剤の分解生成物を留去した(100mbar、150℃、45分)。得られたポリマーはキシレン中50%の溶液として40℃で53mm2/s(cSt)を生じた。
【0034】
得られたコポリマーの無水物67.5g(0.223モル)を還流させながらキシレン73gおよびイソオクタノール58.1g(0.446モル)に溶かした。その後、N−アミノエチルピペラジン28.8g(0.223モル)を、5分間の間約145℃で滴加し、その際、連続的に水を取出した。さらに90分の反応時間の後、水約4mlを取出した。その後、生成物をジオクチルフタレート130g中に溶かし、溶剤およびアルコールを真空中で除去した(150℃、10mbar)。得られた約41%の溶液(222g)は25℃で3400mm2/s(cSt)の粘度(ウッベローデ)を有していた。
【0035】
1箇所不飽和のカルボン酸またはその誘導体およびα−オレフィンのコポリマーは公知であり、通常の重合方法により製造される。
【0036】
α−オレフィンとして、通常の線状または分枝鎖の化合物、たとえばα−ヘキセン、α−オクテンまたは高い分子量を有するオレフィン、たとえばα−ヘキサデセン等を使用することができる。10〜24個の炭素原子を有するα−オレフィンを使用するのが有利である。混合物および市販された留分も著しく適している。
【0037】
他のコポリマーとして1箇所不飽和のカルボン酸またはその誘導体が使用される。本発明により使用されるアミドアミンおよびエステルアミンの製造のために、特に1箇所不飽和のモノカルボン酸、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸もしくはこれらのメチルエステルおよびエチルエステルを使用するのが適している。
【0038】
本発明により使用されるイミドアミンの構成のために、第2のコモノマーとして1箇所不飽和のジカルボン酸もしくはその誘導体、特にその無水物が使用される。ここでは特にマレイン酸、無水マレイン酸またはフマル酸が挙げられる。
【0039】
特に有利な実施態様において、コモノマーとして、1箇所不飽和のモノカルボン酸のグリシジルエステル、たとえばグリシジルメタクリレートが使用される。
【0040】
この種の生成物は、たとえば Marubeni Deutschland GmbH Duesseldorf社の市販名 Blemmer G または Roehm Gmbh Chemische Fabrik社、Darmstadt(ドイツ連邦共和国)の市販名GMAにより市販されている。
【0041】
このコポリマーは次にポリアミンと反応される。この場合、アクリル酸、メタクリル酸またはこれらのメチル−またはエチルエステルのコポリマーからアミドアミンがアミノ基と酸−もしくはエステル官能基との反応により生じる。グリシジルアクリレートのコポリマーの場合に、アミノ基とエポキシ基との反応によりエステルアミンが生じる。無水マレイン酸および類似の化合物が組込まれているコポリマーの場合、第1級アミノ基をイミドの形成下に反応させる。
【0042】
付着助剤のわずかな使用量で著しく良好な付着が達成できることが本発明により可能であることは意想外であった。この付着助剤は熱的に極めて安定で、他の場合よりもわずかな程度でプラスチゾル色に影響する。この付着助剤は再現可能に製造することができる。特に、付着助剤の目的の化学的構造により多様な使用目的のために調製することも可能である。従って、顧客の希望に従って特性を変えることができる。
【0043】
このことはプラスチゾルの組成を顧客ごとに変えることができるために特に重要である。本発明により、それぞれ使用する軟化剤に特に良好に溶解する付着助剤を使用することもできる。軟化剤不含の用途も可能である。
【0044】
本発明による付着助剤の使用は、ポリビニルクロリドまたはビニルクロリドのコポリマーをベースとして製造されているプラスチゾル中で可能であるだけではない。この付着助剤はむしろ他のポリマーをベースとするプラスチゾル中に使用することもできる。ここでは特にポリアルキレンメタクリレートが挙げられる。
【0045】
オレフィンコポリマー
このコポリマーは特にC10〜C24の炭素数を有する長鎖α−オレフィン(もしくはオレフィン留分)および不飽和(オレフィン性)コモノマー、たとえばアクリル酸またはメタクリル酸もしくはたとえばC1〜C4アルコールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル、またはグリシジルアクリレートまたは−メタクリレートまたは不飽和コモノマー、たとえばマレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸もしくはこれらのエステルからから構成される。これはモノマーの塊状または溶液中での80〜200℃、有利に100〜160℃でのラジカル共重合により製造される。このコポリマーの分子量は、一般に2000〜20000、有利に3000〜10000の間にある。
【0046】
このコポリマーは分子量、オレフィン炭素数、およびコモノマーの種類に応じて粘性の液体から脆い固体である。
【0047】
オレフィン/無水マレイン酸コポリマーのコモノマー割合は有利に1/1〜1/2もしくはオレフィン/アクリレートコポリマーについては1/1〜1/4である。
【0048】
コポリマーのイミドアミンもしくはアミドアミン
第1の工程で製造されたコポリマーは、ポリアミンとの反応により塊状の形でまたは溶剤中で反応される。たとえば無水マレイン酸−コポリマーのイミド化は、たとえば130〜180℃で溶剤、たとえばキシレン中で、反応水を共沸除去しながら、相応するアミンと、1/0.5〜1/5の無水物/アミンのモル割合で行い、その際、第1級アミノ基を1個より多く含有するアミンの場合、過剰のアミンが有利である。酸触媒、たとえばp−TSAの使用がイミド形成を促進する。
【0049】
アクリル酸エステル−コポリマーのアミド化は150〜220℃で、溶液の形でまたは溶剤不含で、エステルアルコールを分割しながら、かつ相応するアミンを添加しながら1/1〜1/5のエステル/アミンのモル比で行われる。
【0050】
ポリアミンとは少なくとも2個のアミノ基を有する化合物であると解される。
【0051】
イミド化/アミド化もしくはエステルアミン形成のための適当なポリアミンは、場合によりヘテロ原子を含有する脂肪族ポリアミン、ポリオキシアルキレンポリアミン、ポリアルキレンアミン、たとえばエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、トリプロピレンテトラアミン、テトラエチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキサアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、環式脂肪族ポリアミン、たとえば3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタンおよびイソホロンジアミンおよび複素環式ポリアミン、たとえばN−アミノ−エチルピペラジンおよびキシリレンジアミンである。
【0052】
この化合物および類似の化合物から式I、IIおよびIIIに記載したアミン基を有する基が誘導される。
【0053】
イミド化もしくはアミド化の完了の後に、高温および/または低圧で揮発性成分、たとえば溶剤、過剰量のアミン、アルコールおよび分解生成物を除去し、得られたポリマーを場合により軟化剤もしくは溶剤(たとえばジオクチルフタレート、ベンジルアルコール、ジイソプロピルナフタリン)中に溶かされる。
【0054】
被覆の製造方法
軟化剤または溶剤中に溶かされた前記した方法により製造された付着助剤を、0.1〜5重量%(総調製剤に対して)で通常のPVCプラスチゾル(微細分散ポリビニルクロリド、通常の軟化剤、充填剤、添加物)に室温で添加した。
【0055】
場合により被覆されている(KTL−被覆を有する)金属支持体上に塗布された本発明によるプラスチゾルを、通常の焼付け温度(90〜170℃;10〜30分)により焼付けて強固に付着する被覆にした。
【0056】
付着助剤の製造
例2
オレフィン/無水マレイン酸コポリマーおよびN−アミノエチルピペラジンをベースとするポリマーのイミドアミン
C14/16α−オレフィン1780g(8.7モル)をキシレン560gと一緒に5lのクイックフィットフラスコ中に装填し、N2で洗浄し、140℃に加熱した。引続き、撹拌しながら150分間で無水マレイン酸(853g、8.7モル)およびジ−t−ブチルペルオキシド(43ml)を30回で添加した。
【0057】
60分の後反応の後に、開始剤の分解生成物、溶剤および遊離オレフィンを留去した(190℃、25mbar)。こうして得られたポリマー(2500g)は7500(GPC)分子量および91〜97℃の融点を有していた。
【0058】
得られたコポリマーの無水物170g(0.6モル)をキシレン300gに溶かし、N−アミノエチルピペラジン85g(0.6モル)、キシレン160gおよびp−TSA1gの約140℃の熱い溶液に添加し(60分)、その際、連続的に水をキシレン還流で取出した。さらに120分の反応時間の後に、溶剤および遊離アミンを除去し、残留するポリマーのイミドアミン(247g、Fp:40〜45℃)を150℃でジイソプロピルナフタリン370gに溶かした。得られた40%の褐色の軽度に曇った溶液(生成物A)は25℃で12000mm2/s(cSt)の動粘度(ウッベローデ)を有していた。
【0059】
例3
オレフィン/メチルアクリレートコポリマーおよびジメチルアミノプロピルアミンをベースとするポリマーのアミドアミン
C14α−オレフィン785g(4モル)をキシレン1000gと一緒に5lクイックフィットフラスコ中に装填し、N2で洗浄し、100℃に加熱した。引続き撹拌しながら180分間で、メチルアクリレート689g(8モル)および開始剤(t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート)80mlからなる溶液を添加した。60分の後反応の後に、開始剤の分解生成物、溶剤および遊離オレフィンを留去した(200℃、25mbar)。得られたポリマー(1150g)は4500(GPC)の分子量および40℃で8800mm2/s(cSt)の動粘度を有していた。オレフィンとメチルアクリレートとのモノマー割合は1:3.1であった。
【0060】
得られたコポリマーのメタクリレート159g(1モル)およびジメチルアミノプロピルアミン408g(4モル)を、1lのオートクレーブに入れ、撹拌しながら180℃に加熱した。20hの反応時間の後に、180℃で25mbarでメタノールおよび過剰量のアミンを分離した。36〜37℃の溶融範囲を有する室温で透明な得られたポリマー(229g)を、120℃でジオクチルフタレート229g中に溶かした。得られた50%の褐色の透明な溶液(生成物B)は40℃で16000mm2/s(cSt)の動粘度(ウッベローデ)を有していた。
【0061】
プラスチゾルの製造
例4
70のK値を有するペースト化可能なPVC 100部
ジオクチルフタレート 125部
充填剤、チョーク 80部
三塩基性の硫酸鉛 3部
からなるプラスチゾル100部に、例2または3による付着助剤溶液(生成物AまたはB)0.5g、1gおよび2gを添加した。
【0062】
プラスチゾルの特性決定
付着助剤溶液AおよびBを用いて製造した本発明によるプラスチゾルは、付着助剤不含のプラスチゾル(ブランク)およびポリアミノアミドのクラスからの対照生成物と比較して、流動学的特性(降伏価、チキソトロピー、構造粘度)、貯蔵安定性および焼付けられたコンパウンドの特性、たとえばKTL−板(タイプ:BASF Serie 7628)上での付着性および付着助剤量の関数としてのコンパウンドの変色(YI:黄色度指数)を調査した。
【0063】
実施例は本発明による付着助剤の種類、他の通常のプラスチゾル調製剤およびKTL−板の他の代表物を代表して記載される。
【0064】
付着助剤含有のプラスチゾルはドクターブレード(10×2mm幅×高さ)を用いてストランドとしてKTL−板に塗布され、130℃および160℃で20分の焼付け時間で硬化させた。60分間の冷却時間の後に、手による付着性(スケール1〜4)および160℃での試料の黄色度指数を測定した。
【0065】
【表1】
【0066】
2) 160℃の焼付け温度で得られたコンパウンドのDIN6167による黄色度指数YI
3) ダイマー/トリマーの脂肪酸およびトリエチレンテトラアミン(40%の溶液)をベースとするポリアミノアミド
この表は、コンパウンドのわずかな変色で、付着助剤AおよびB(付着助剤溶液0.5重量部が160℃の焼付け温度で最大の付着を生じる)の高い効率を裏付けている。
【0067】
さらに、本発明によるプラスチゾル(例A)は、同じ使用濃度(1%、40%の溶液)での対照生成物と比較して、焼付けの前に20℃で回転粘度計を用いて貯蔵時間の関数として流動学的特性決定した(図1、図2参照)。
【0068】
図面に示されたように、本発明による付着剤Aは対照生成物と比較して、コンパウンド−チキソトロピーを減少させ、コンパウンド貯蔵安定性を改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】対照生成物の焼付け前の貯蔵安定性に関するグラフ
【図2】例Aの生成物の焼付け前の貯蔵安定性に関するグラフ
Claims (7)
- プラスチゾル組成物を製造するために、全プラスチゾル組成物に対して0.1〜5重量%の付着改善剤を、軟化剤中にポリビニルクロリド、ビニルクロリドコポリマー又はポリアルキレンメタクリレートを有するプラスチゾルに添加するプラスチゾル組成物の製造方法において、前記の付着改善剤は次の反応の生成物であり:
α−オレフィンをラジカル重合により少なくとも1種の1箇所不飽和のカルボン酸又は1箇所不飽和のカルボン酸エステル又は無水物と反応させてコポリマーを製造し;かつ
前記のコポリマーを、少なくとも1個の第1級アミノ基を有する少なくとも1種のポリアミンと反応させて付着改善剤を製造し、
その際、前記の付着改善剤は、式I
- プラスチゾル組成物を製造するために、全プラスチゾル組成物に対して0.1〜5重量%の付着改善剤を、軟化剤中にポリビニルクロリド、ビニルクロリドコポリマー又はポリアルキレンメタクリレートを有するプラスチゾルに添加するプラスチゾル組成物の製造方法において、前記の付着改善剤は次の反応の生成物であり:
α−オレフィンをラジカル重合により少なくとも1種の1箇所不飽和のジカルボン酸又は1箇所不飽和のジカルボン酸エステル又は無水物と反応させてコポリマーを製造し;かつ
前記のコポリマーを、少なくとも1個の第1級アミノ基を有する少なくとも1種のポリアミンと反応させて付着改善剤を製造し、
その際、前記の付着改善剤は式II
- コポリマーが、14〜16個の炭素原子を有するα−オレフィンと無水マレイン酸とのラジカル重合反応生成物であり、このコポリマーを次にN−アミノエチルピペラジンと反応させる、請求項2記載の方法。
- 前記の1箇所不飽和のカルボン酸又は1箇所不飽和のカルボン酸誘導体は、アクリル酸、アクリル酸メチルエステル、アクリル酸エチルエステル、メタクリル酸、メタクリル酸メチルエステル及びメタクリルエチルエステルからなるグループから選択され、かつ前記の付着改善剤はアミドアミンである、請求項1記載の方法。
- 前記の1箇所不飽和のカルボン酸又は1箇所不飽和のカルボン酸誘導体は、マレイン酸、無水マレイン酸及びフマル酸からなるグループから選択され、かつ前記の付着改善剤はイミドアミンである、請求項2記載の方法。
- 前記の1箇所不飽和のカルボン酸又は1箇所不飽和のカルボン酸誘導体はグリシジルエステルであり、かつ前記の付着改善剤はエステルアミンである、請求項1記載の方法。
- 前記のポリアミンはN−アミノエチルピペラジンである、請求項2記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4342672.7 | 1993-12-15 | ||
DE4342672A DE4342672A1 (de) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | Haftverbesserer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07206926A JPH07206926A (ja) | 1995-08-08 |
JP3784425B2 true JP3784425B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=6505014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30933794A Expired - Fee Related JP3784425B2 (ja) | 1993-12-15 | 1994-12-13 | プラスチゾル組成物の製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6040385A (ja) |
EP (1) | EP0658574B1 (ja) |
JP (1) | JP3784425B2 (ja) |
KR (1) | KR100391731B1 (ja) |
CA (1) | CA2138117A1 (ja) |
DE (2) | DE4342672A1 (ja) |
ES (1) | ES2116516T3 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2413972A1 (en) * | 2000-06-02 | 2001-12-13 | Henkel Corporation | A plastisol composition and method for using same |
US20040034143A1 (en) * | 2001-05-17 | 2004-02-19 | James Hubert | Plastisol composition and method for using same |
DE102004035937A1 (de) * | 2004-07-23 | 2006-02-16 | Röhm GmbH & Co. KG | Plastisole mit verringerter Wasseraufnahme |
DE102006021200A1 (de) | 2006-05-06 | 2007-11-15 | Byk-Chemie Gmbh | Verwendung von Copolymeren als Haftvermittler in Lacken |
FR3085602B1 (fr) | 2018-09-07 | 2023-02-24 | Psa Automobiles Sa | Procede d’application d’un revetement multicouche d’un ou plusieurs elements de carrosserie d’un vehicule automobile et installation pour mise en œuvre d’un tel procede |
CN117295781A (zh) * | 2021-05-14 | 2023-12-26 | 赢创运营有限公司 | 酰氨基胺组合物和含有其的胶粘剂组合物 |
Family Cites Families (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3291731A (en) * | 1962-02-05 | 1966-12-13 | Exxon Research Engineering Co | Incorporating sodium nitrite into lubricant compositions |
DE2327958A1 (de) * | 1973-06-01 | 1975-01-02 | Henkel & Cie Gmbh | Haftvermittler enthaltende plastisole |
DE2448344C3 (de) * | 1974-10-10 | 1978-08-31 | Chemische Werke Huels Ag, 4370 Marl | Verwendung eines haftverbessernden Zusatzes zu Schmelzklebern auf der Basis von Copolyamiden |
US4020966A (en) * | 1975-03-28 | 1977-05-03 | W. R. Grace & Co. | Plastisol composition and container closure gasket made therefrom |
DE2544948C3 (de) * | 1975-10-08 | 1978-11-16 | Akzo Gmbh, 5600 Wuppertal | Verfahren zur Herstellung von kationischen Leimungsmitteln für Papier |
DE2654871C3 (de) * | 1976-12-03 | 1984-10-04 | Schering AG, 1000 Berlin und 4709 Bergkamen | Polyvinylchlorid-Plastisole mit verbesserter Haftung |
SU618395A1 (ru) * | 1977-01-26 | 1978-08-05 | Предприятие П/Я В-2756 | Клей-расплав |
US4357250A (en) * | 1978-04-17 | 1982-11-02 | The Lubrizol Corporation | Nitrogen-containing terpolymer-based compositions useful as multi-purpose lubricant additives |
US4357440A (en) * | 1979-09-10 | 1982-11-02 | Union Carbide Corporation | Wet-adhesion aid |
US4480056A (en) * | 1981-06-29 | 1984-10-30 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Organotin antifouling coatings with novolac and Bisphenol-A epoxy resins |
DE3201265A1 (de) * | 1982-01-16 | 1983-07-28 | Schering Ag, 1000 Berlin Und 4619 Bergkamen | Verfahren zum herstellen von ueberzuegen und klebeverbindung mit polyvinylchlorid-plastisolen mit verbesserter haftung und plastisole fuer das verfahren |
DE3221354A1 (de) * | 1982-06-05 | 1983-12-08 | Schering AG, 1000 Berlin und 4709 Bergkamen | Verfahren zum herstellen von ueberzuegen und klebeverbindungen mit polyvinylchlorid-plastisolen mit verbesserter haftung und plastisole fuer das verfahren |
IT1180214B (it) * | 1984-08-02 | 1987-09-23 | Chem Plast Spa | Promotori d'adesione per plastisols in grado di mantenere stabile il colore dei plastisols all'effetto del trattamento termico d'applicazione |
US4547224A (en) * | 1984-09-17 | 1985-10-15 | Westvaco Corporation | Emulsifiers for bituminous emulsions |
DE3504804A1 (de) * | 1985-02-13 | 1986-08-14 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Schmelzkleber |
US4578424A (en) * | 1985-05-03 | 1986-03-25 | Ashland Oil, Inc. | High performance two-component epoxy structural adhesives with chemical thixotropy |
US4668412A (en) * | 1985-06-27 | 1987-05-26 | Texaco Inc. | Lubricating oil containing dispersant VII and pour depressant |
DE3523480C1 (de) * | 1985-07-01 | 1987-01-22 | Teroson Gmbh | Metallklebstoff |
US5188693A (en) * | 1986-04-18 | 1993-02-23 | Aishin Kakou K.K. | Process for applying polyvinyl chloride sealing material having low thixotropic index |
CA1322806C (en) * | 1986-11-11 | 1993-10-05 | Noboru Yamaguchi | Aqueous dispersion of cationic polymer |
AU605230B2 (en) * | 1987-01-16 | 1991-01-10 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Novel ethylene copolymer and process for producing said copolymer |
EP0293087A1 (en) * | 1987-04-30 | 1988-11-30 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Production of electrically conductive ethylene copolymer moldings |
JP2661241B2 (ja) * | 1988-03-03 | 1997-10-08 | 住友化学工業株式会社 | エチレン共重合体を有効成分とする殺菌剤および殺菌性樹脂組成物 |
DE3827056A1 (de) * | 1988-08-10 | 1990-02-15 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung von mischpolymerisaten des ethylens mit hoher schaelfestigkeit |
DE3827587A1 (de) * | 1988-08-13 | 1990-03-01 | Basf Lacke & Farben | Aminogruppenhaltige copolymerisate, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung in beschichtungsmitteln |
DE3830007A1 (de) * | 1988-09-03 | 1990-03-15 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von aminmodifizierten ethylen-carbonsaeure-copolymerisaten, derartige copolymerisate und ihre verwendung fuer haftvermittler und kabelummantelungen |
CA2007328A1 (en) * | 1989-01-10 | 1990-07-10 | Don S. Wozniak | Adhesion and paintability improvements in pvc plastisols at low bake temperatures |
DE3900933A1 (de) * | 1989-01-14 | 1990-07-26 | Basf Ag | Nichtwaessrige kunststoffzubereitungen |
US5236785A (en) * | 1989-09-01 | 1993-08-17 | Tomoegawa Paper Co., Ltd. | Printing sheet |
DE3929163A1 (de) * | 1989-09-02 | 1991-03-07 | Bayer Ag | Sekundaere aminogruppen aufweisende copolymerisate, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als bindemittel oder bindemittelkomponente |
US5248562A (en) * | 1990-02-07 | 1993-09-28 | Ppg Industries, Inc. | Polyvinyl chloride plastisol composition suitable as a sealant |
CA2035538C (en) * | 1990-02-07 | 1999-01-05 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Polyvinyl chloride plastisol composition suitable as a sealant |
US5182326A (en) * | 1991-04-08 | 1993-01-26 | Westvaco Corporation | Rosin and fatty acid based pigment grinding aids for water-based ink formulations |
DE4117487A1 (de) * | 1991-05-28 | 1992-12-03 | Wacker Chemie Gmbh | Aminooxy-vernetzer enthaltende waessrige dispersionen von carbonylgruppen enthaltenden copolymerisaten |
US5120725A (en) * | 1991-05-29 | 1992-06-09 | American Home Products Corporation | Bicyclic rapamycins |
DE69318593T2 (de) * | 1992-02-28 | 1998-11-26 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | Aminogruppen enthaltende Copolymere und Verfahren zur Herstellung |
-
1993
- 1993-12-15 DE DE4342672A patent/DE4342672A1/de not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-12-12 EP EP94119611A patent/EP0658574B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-12 ES ES94119611T patent/ES2116516T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-12 DE DE59406129T patent/DE59406129D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-13 JP JP30933794A patent/JP3784425B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-14 KR KR1019940034074A patent/KR100391731B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-12-14 CA CA002138117A patent/CA2138117A1/en not_active Abandoned
- 1994-12-15 US US08/356,663 patent/US6040385A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2138117A1 (en) | 1995-06-16 |
US6040385A (en) | 2000-03-21 |
EP0658574B1 (de) | 1998-06-03 |
DE4342672A1 (de) | 1995-06-22 |
KR950018068A (ko) | 1995-07-22 |
DE59406129D1 (de) | 1998-07-09 |
JPH07206926A (ja) | 1995-08-08 |
EP0658574A1 (de) | 1995-06-21 |
KR100391731B1 (ko) | 2004-03-18 |
ES2116516T3 (es) | 1998-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015232137A (ja) | 水性分散液および溶融押出成形品に使用するビニルアルコールコポリマー | |
JP2011006688A (ja) | 数個のカチオン基を含むモノマー化合物及びそれに由来する単位を含むポリマー | |
JP3784425B2 (ja) | プラスチゾル組成物の製造方法 | |
TWI306459B (en) | Method of making alternating copolymers of isobutylene type monomers | |
TW210348B (ja) | ||
US3553116A (en) | Mechanically and freeze-thaw stable aqueous emulsions of iminated carboxylic vinyl acetate/ethylene copolymers and process for preparing same | |
JP3948279B2 (ja) | 水性分散液、その製造方法及び用途 | |
EP0327601A1 (en) | Pyrrolidonyl-akrylat-block-polymere | |
JPH0525218A (ja) | エチレン系不飽和モノマーより成る弗素化ウレタン基 含有ポリマー、その製造方法およびその用途 | |
EP0683183B1 (en) | Michael adducts of n-vinylformamide and acrylic and methacrylic esters | |
JPS6128685B2 (ja) | ||
KR101781668B1 (ko) | 전자-부족 올레핀, 전자-끄는 치환기를 갖지 않는 올레핀 및 알콕시비닐실란으로부터 형성된 삼원공중합체 | |
US4027081A (en) | Polymeric compositions containing hydrogen bonding compound | |
EP0763522A1 (en) | N-vinylformamide/alkyl acrylate michael adducts | |
JPS6221361B2 (ja) | ||
US4463150A (en) | Acrylic or methacrylic terminated oligomers | |
JP2615681B2 (ja) | 水溶性共重合体の製造方法 | |
US5300584A (en) | Low viscosity diprimary amine reactive modifiers for epoxy resins | |
US8623983B2 (en) | Terpolymer of electron-deficient olefins, olefins without electron-withdrawing substituents, and alkoxyvinylsilanes | |
JP3417196B2 (ja) | 多分岐高分子の製造方法 | |
JPH0723452B2 (ja) | 架橋性の非イオン界面活性剤で調製された水性ポリマーエマルジョン | |
JPH05262829A (ja) | 耐溶剤性ラテックス塗料 | |
JP2024518580A (ja) | アミドアミン組成物およびアミドアミン組成物を含む接着剤組成物 | |
JP4380063B2 (ja) | 新規水溶性架橋性ポリマー | |
JP3418472B2 (ja) | 水性エマルジョン組成物およびその製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20040218 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20040223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050916 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |