JP3784373B2 - 推進管及び大断面トンネルの施工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の推進管を相互に隣接させて大断面トンネルの覆工体として使用する推進管と、かかる推進管を使用して大断面トンネルを構築する大断面トンネルの施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の大断面トンネルの構築は、小断面シールドトンネルを地中に併設させて大断面トンネルの外郭部を構築した後、外郭内部を掘削することによりおこなわれていた。この場合、シールドのテール部でクリアランスをとりながら隣接する小断面シールドトンネルが設置されるため、小断面トンネル間には間隙領域が生じていた。かかる間隙領域にはコンクリートパイルや鋼管などの設置、あるいは地盤改良などを施工して間隙領域の山留めをおこなう必要があったため、外郭部の一体化には時間とコストがかかっていた。
上記の問題を解決するために、発明者等は図5に示すように、大断面トンネルを複数の小断面の推進管aに割り付け、推進管a同士の隣接面には夫々トンネルの延長方向に延びるように設けた溝cと突条bを嵌合させることにより大断面トンネルの覆工体を構築する方法を考案した(特許文献1参照)。
特許文献1の施工方法によれば、推進管aの設置によって大断面トンネルの外郭部が一体に接続されるため、隣接する推進管aと推進管aの間に間隙領域が生じ難くなり、別途の山留め施工をおこなう必要性がない。また、シールド掘進機を使用することにより不可避的に生じるテール部のクリアランスの問題に対しては、掘進機を使用することにより解消することができる。すなわち、既に設置されている推進管aに隣接させる推進管aを掘進機の後方に取付け、推進管aの後方から推進ジャッキにて推進管aと掘進機を押し出すことにより、推進管a同士を面接合させることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−214699号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の推進管及び大断面トンネルの施工方法にあっては、次のような問題点がある。
<イ>推進管に設けた溝に、隣接する推進管に設けた突条を単に嵌合しただけでは、推進管同士の噛み合わせが不安定である。
<ロ>推進管に設けた溝が土砂による目詰まりをおこして、隣接する推進管に設けた突条を嵌合する際に支障となる。
【0005】
【発明の目的】
本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、推進管同士を確実に接合できる接合構造を備えた推進管を提供することを目的とする。また、推進管に設けた溝部に土砂などが入って目詰まりをおこさないような接合部の構造を備えた推進管を提供することを目的とする。さらに、前記の推進管を使用して大断面トンネルを構築する大断面トンネルの施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、これらの目的の少なくとも一つを達成するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために本発明の推進管は、複数の推進管を相互に隣接させて設置し、大断面トンネルの覆工体として使用する推進管であって、前記推進管の外面の少なくとも一面にトンネル軸方向に刻設した溝部と、前記推進管の外面の少なくとも一面に設けて前記溝部に嵌合させる突起部と、前記溝部に、推進管の外面から突出しないように配置した雄継手具と、前記雄継手具に嵌装可能として、前記突起部に沿って設けた雌継手具とを備えたことを特徴とする、推進管である。
また、本発明の推進管は、複数の推進管を相互に隣接させて設置し、大断面トンネルの覆工体として使用する推進管であって、前記推進管の外面の少なくとも一面において、隣接して配置する推進管の外面の突起部に嵌合させるトンネル軸方向に刻設した溝部と、前記溝部において、推進管の外面から突出しないように配置し、かつ隣接して配置する推進管の外面の前記突起部に備えた雌継手具に嵌装可能とした雄継手具を設けたことを特徴とする、推進管推進管である。
【0007】
さらに、本発明の大断面トンネルの施工方法は、請求項2記載の推進管を第一推進管として地盤内に押し出して設置する第一設置工程と、前記第一設置工程にて設置した前記推進管に設けた前記溝部の前記充填材を、掘進機の外郭に設けた突設部から吐出させた前記加圧流体にて除去しながら、請求項1記載の推進管を中継推進管として、中継推進管の前記突起部を前記第一設置工程にて設置した前記推進管の前記溝部に嵌合させながら設置する第二設置工程と、設置が完了している前記中継推進管に設けた前記溝部の前記充填材を、前記掘進機の外郭に設けた前記突設部から吐出させた前記加圧流体にて除去しながら、前記中継推進管を順次隣接させて設置する第三設置工程と、前記第三設置工程にて設置した前記中継推進管に設けた前記溝部の前記充填材を、前記掘進機の外郭に設けた前記突設部から吐出させた前記加圧流体にて除去しながら、請求項3記載の推進管を角部推進管として、角部推進管の前記突起部を前記第三設置工程にて設置した前記中継推進管の前記溝部に嵌合させながら設置する第四設置工程と、前記推進管の構造部材を撤去しながら大断面トンネルを構築する本設構築工程とからなる施工方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
<イ>推進管(図1)
推進管1は断面視矩形または断面視正方形の函体であり、複数の推進管1を相互に隣接させて、大断面トンネル7の施工に際して覆工体を構築するためのものであり、トンネル延長に応じて推進管1を継ぎ足しながら設置していく。推進管1は、鋼材やコンクリートなどの材料で製作することができる。推進管1の設置に際しては、掘進機5を使用することができる。かかる掘進機5の後方に推進管1を取付け、掘進機5に地盤を切削させながら推進管1の後方から推進ジャッキにて推進管1及び掘進機5を押し出させて所定の位置に推進管1を設置させる。なお、掘進機5の掘削面には例えば矩形のカッターフレームが複数の駆動軸に支持された掘進機5を使用することができる。各駆動軸を同一方向に回転させることによりカッターフレームは平行リンク運動をおこないながら矩形断面の掘削が可能となる。
【0010】
推進管1は断面視形状を正方形や矩形に成形することができるが、覆工体の構築に際しては、同一の断面視形状の推進管1を使用するのが好ましい。
推進管1の外面には、後述する溝部2や突起部4を設けて、複数の推進管1が相互に嵌合できる構造に成形させる。推進管1は相互に面接触できるため、隣接する推進管1の間には間隙が生じ難くなり、従来の施工方法で採用していた別途の山留め施工の必要性はない。なお、他の推進管1と隣接しない外面には溝部2や突起部4を設ける必要はない。
従来の推進管aは隣接する推進管aに係合させるための取付け具として溝cや突条bなどを取付けた推進管であったが、本発明の推進管1は、溝部2や突起部4が推進管1を構成する構造部材である点で相違している。
覆工体の構築に際し、最初に設置する推進管1は外面に溝部2のみを備えた第一推進管1aを使用する。次に設置する推進管1は、第一推進管1aの溝部2に嵌合させる突起部4を備えた外面と溝部2を備えた外面を有する中継推進管1bを使用する。覆工体構築の最後に設置する推進管1は、中継推進管1bの溝部2に嵌合させる突起部4のみを備えた角部推進管1cを使用する。
また、推進管1の構造部材は、本設の大断面トンネル7の構造部材としても併用することができる。かかる場合には、大断面トンネル7の構造部材となる部位の構造(部材厚や鉄筋量など)を他の部位と異なる構造として予め構成させた推進管1を使用するのが好ましい。
【0011】
<ロ>大断面トンネル
大断面トンネル7は、通常のシールドマシンや掘進機5によっては一度に構築できない程度の大きさの内空を有するトンネルである。用途としては、道路や鉄道などの下を横断するトンネルなどがある。従来、かかる場合のトンネルの施工に際しては筒体をセクションを噛ませながらトンネル軸に沿って列状に地盤内に挿入させ、先受防護として門型のルーフを構成させながらフール内部の地盤を掘削して大断面トンネルを構築する方法などがある。
本発明では、原則として掘進機5を使用して筒状の推進管1を設置させ、複数の推進管1を相互に嵌合接合させて覆工体を構築した後に、推進管1の内部を利用して大断面トンネル7を構築するものである。
【0012】
<ハ>溝部
溝部2は、推進管1の外面にトンネル軸方向に刻設した溝である(図1、図2参照)。かかる溝部2に隣接する推進管1の突起部4を嵌合させることにより覆工体を構築する。
従来の推進管aを使用する方法においては、かかる溝cの形状が単に断面視矩形に成形したものにとどまっていたため、推進管a同士の噛み合せが弱く、ずれ易いものとなっていた。
そこで、本発明においては、溝部2の断面視形状を例えば台形とすることにより、噛み合せが強い覆工体を構築することができる。なお、台形の下底(長辺)が推進管1の内空側になるように成形しても外面側になるように成形してもよい。
溝部2の断面視形状を台形に成形し、さらに台形の下底(長辺)を推進管1の外面側になるように成形した場合には、隣接する推進管1同士の噛み合せが弱くなる。したがって、かかる場合には、溝部2に後述する雄継手具21を設けるとともに、溝部2に嵌合させる隣接推進管1の突起部4に雄継手具21に嵌装可能な雌継手具41を設け、雄継手具21と雌継手具41の噛み合せによって推進管1同士の結合を強固なものとすることができる。なお、台形の下底を推進管1の内空側になるように溝部2を成形した場合であっても、雄継手具21と雌継手具41を設けることにより、より噛み合せの強い覆工体を構築することができる。
【0013】
<ニ>突起部
突起部4は、推進管1の外面にトンネル軸方向に設けた突起であり、隣接推進管1の外面に設けた溝部2に嵌合させるものである(図2参照)。突起部4はトンネル軸方向に連続して設けてもよく、所定長さの突起部4をトンネル軸方向に間隔をもって複数設けてもよい。また、突起部4の断面視形状は、嵌合させる溝部2の断面視形状と同一形状又は相似形であるのが好ましい。
突起部4には、後述する雌継手具41を設けることができる。
なお、推進管1の接続上、隣接する推進管1の溝部2を備えた外面と接する外面に突起部4を設けない場合もある。
【0014】
<ホ>雄継手具
雄継手具21は、例えば円筒体や矩形の筒体、棒状体などの雄継手具頭部材211を溝部2に沿って設けたものであり、かかる雄継手具頭部材211に取付けた棒体や板などの雄継手具支持部材212を介して溝部2に保持させる(図2参照)。雄継手具頭部材211は、溝部2に沿って連続するように成形することもできるし、一定の長さごとに分割して間隔をもって設けることもできる。
雄継手具21を溝部2に設ける場合、雄継手具頭部材211が推進管1の外面から突出しないように配置させる。また、溝部2の内部は、後述する充填材3を満たしておき、外面を保護材31にてコーティングしておく。溝部2に充填材3を満たしておくのは、溝部2が土砂などによって目詰まりを起こして隣接推進管1の突起部4を嵌合させる際に障害とならないようにするためである。
雄継手具21は、例えば鋼材などにより製作することができる。
【0015】
<ヘ>雌継手具
雌継手具41は、雄継手具頭部材211および雄継手具支持部材212が嵌装できるように雄継手具頭部材211と雄継手具支持部材212の断面視形状に合わせて成形した筒体であって、例えば突起部4に設けることができる。かかる場合、例えば鋼材によって製作した雌継手具41を突起部4に埋め込んで、トンネル軸方向に連続した雌継手具41を配置させることができる。また、突起部4に筒体を埋め込むことなく、単にトンネル軸方向に、雄継手具頭部材211と雄継手具支持部材212の断面視形状に合わせた穴を設けることによって雌継手具41を成形することもできる。
【0016】
<ト>充填材
充填材3は、溝部2に充填して表面を保護材31にてコーティングさせることにより、溝部2に土砂などが入って目詰まりを起こさないようにするためのものである。充填材3は、掘進機5の外郭に取付けた突設部51に備えたノズル52より加圧流体6を吐出させて除去することにより、掘進機5の後方に取付けられて推進ジャッキにて押し出されてきた推進管1の突起部4を溝部2に嵌合させるものである。ここで、加圧流体6としては水などの液体や空気などの気体を使用することができる。充填材3の材料としては、除去が容易であってかつ溝部2を仮保護できるような粉状物や粒状物などを使用することができる。
【0017】
【実施例】
以下、図を参照しながら本発明の大断面トンネルの施工方法について説明する。
【0018】
溝部2を刻設して突起部4を備えていない第一推進管1aを、掘進機5の後方に取り付けるとともに第一推進管1aの後方から推進ジャッキにて第一推進管1a及び掘進機5を押し出して所定位置に設置する(第一設置工程)(図3(a)参照)。
次に、第一設置工程にて設置した第一推進管1aの外面に設けた溝部2に嵌合させる突起部4を備えた外面とその他の外面に溝部2を備えた中継推進管1bを、第一設置工程にて設置した推進管1aに隣接するように設置させる。この際、掘進機5の外郭に設けた突設部51に備えたノズル52より加圧流体6を吐出させながら、第一推進管1aの溝部2を満たしている充填材3を除去させ、溝部2に設けた雄継手具21を突起部4に設けた雌継手具41に嵌装させながら掘進機5を推進させる(第二設置工程)(図3(b)参照)。
なお、上記の接続方法は、以下の第三設置工程および第四設置工程においても同様とする。
【0019】
次に、第二設置工程にて設置した中継推進管1bの外面に設けた溝部2に嵌合させる突起部4を備えた外面とその他の外面に溝部2を備えた中継推進管1bを第二設置工程にて設置した中継推進管1bに隣接させて設置する(第三設置工程)(図3(c)参照)。かかる第三設置工程を順次繰り返すことにより覆工体の大きさを調整することができる。
次に、第三設置工程にて設置した中継推進管1bの外面に設けた溝部2に嵌合させる突起部4を備えた角部推進管1cを設置することにより覆工体を完成させる(第四設置工程)(図4(a)参照)。
覆工体の構築後、推進管1の構造部材を撤去しながら大断面トンネル7を構築する(本設構築工程)(図4(b)参照)。ここで、覆工体の外郭を構成する推進管1の構造部材は、本設構造物の構造部材となるような構造として予め推進管1を製作しておくこともできる。
【0020】
【発明の効果】
本発明の推進管及び大断面トンネルの施工方法は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>推進管同士を確実に接合することができる。
<ロ>推進管の溝部において土砂などが目詰まりを起こさないため、推進管同士の接合を効率よく確実におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】設置完了の推進管に隣接する推進管を掘進機の後方に取付けた状態で、掘進機及び推進管を後方から押し出している状況を説明した説明図。
【図2】溝部と突起部を説明した説明図で、(a)は溝部と突起部を嵌合させる前の溝部および突起部の断面図であり、(b)は溝部と突起部を嵌合させた後の溝部および突起部の断面図。
【図3】大断面トンネルの施工方法を説明した説明図で、(a)は第一設置工程を説明した説明図であり、(b)は第二設置工程を説明した説明図であり、(c)は第三設置工程を説明した説明図。
【図4】図3に続く大断面トンネルの施工方法を説明した説明図で(a)は第四設置工程を説明した説明図であり、(b)は本設構築工程を説明した説明図。
【図5】従来の推進管の接合部の構造を説明した説明図。
【符号の説明】
1・・・推進管
1a・・第一推進管
1b・・中継推進管
1c・・角部推進管
2・・・溝部
21・・雄継手具
3・・・充填材
4・・・突起部
41・・雌継手具
5・・・掘進機
51・・突設部
52・・ノズル
6・・・加圧流体
7・・・大断面トンネル
Claims (5)
- 複数の推進管を相互に隣接させて設置し、大断面トンネルの覆工体として使用する推進管であって、
前記推進管の外面の少なくとも一面にトンネル軸方向に刻設した溝部と、
前記推進管の外面の少なくとも一面に設けて前記溝部に嵌合させる突起部と、
前記溝部に、推進管の外面から突出しないように配置した雄継手具と、
前記雄継手具に嵌装可能として、
前記突起部に沿って設けた雌継手具とを備えたことを特徴とする、推進管。 - 複数の推進管を相互に隣接させて設置し、大断面トンネルの覆工体として使用する推進管であって、
前記推進管の外面の少なくとも一面において、隣接して配置する推進管の外面の突起部に嵌合させるトンネル軸方向に刻設した溝部と、
前記溝部において、推進管の外面から突出しないように配置し、かつ隣接して配置する推進管の外面の前記突起部に備えた雌継手具に嵌装可能とした雄継手具を設けたことを特徴とする、推進管。 - 複数の推進管を相互に隣接させて設置し、大断面トンネルの覆工体として使用する推進管であって、
前記推進管の外面の少なくとも一面に設けて、隣接して配置する推進管の外面に刻設した溝部に嵌合させる突起部と、
前記突起部において、隣接して配置する推進管の外面の前記溝部に、推進管の外面から突出しないように配置して備えた雄継手具に嵌装可能とした雌継手具を設けたことを特徴とする、推進管。 - 請求項1又は2記載の推進管において、
前記溝部を加圧流体によって除去可能な充填材で満たすことを特徴とする、推進管。 - 請求項2記載の推進管を第一推進管として地盤内に押し出して設置する第一設置工程と、
前記第一設置工程にて設置した前記推進管に設けた前記溝部の前記充填材を、
掘進機の外郭に設けた突設部から吐出させた前記加圧流体にて除去しながら、
請求項1記載の推進管を中継推進管として、中継推進管の前記突起部を前記第一設置工程にて設置した前記推進管の前記溝部に嵌合させながら設置する第二設置工程と、
設置が完了している前記中継推進管に設けた前記溝部の前記充填材を、前記掘進機の外郭に設けた前記突設部から吐出させた前記加圧流体にて除去しながら、前記中継推進管を順次隣接させて設置する第三設置工程と、
前記第三設置工程にて設置した前記中継推進管に設けた前記溝部の前記充填材を、
前記掘進機の外郭に設けた前記突設部から吐出させた前記加圧流体にて除去しながら、請求項3記載の推進管を角部推進管として、角部推進管の前記突起部を前記第三設置工程にて設置した前記中継推進管の前記溝部に嵌合させながら設置する第四設置工程と、
前記推進管の構造部材を撤去しながら大断面トンネルを構築する本設構築工程とからなることを特徴とする、
大断面トンネルの施工方法。
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