JP5106802B2 - トンネルの拡幅部構築方法 - Google Patents
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Description
トを前記上下部の開口部に対し内周側から押し出して前記空洞部内に突出させ、前記空洞部内に突出した上下部のセグメント間に、トンネルの側方に突出する連結部材を架け渡すことにより、トンネルの拡幅部を構築することを特徴とする。
〔第1実施形態〕
図1は本発明を適用した一実施形態の構成としてトンネル合流部の一体化覆工を示したもので、1は本線トンネル、2は一般セグメント、3は押出セグメント、4は撤去用セグメント、5はランプトンネル(支線トンネル)、6は一般セグメント、7は押出セグメント、8は撤去用セグメント、9は連結部材である。
また、本線トンネル1に接近して平行する支線トンネルであるランプトンネル5は、本線トンネル1に対し反対側の一般セグメント6と、上下の押出セグメント7と、本線トンネル1側の撤去用セグメント8とから覆工が構成される。一般セグメント6及び押出セグメント7の厚みに対し撤去用セグメント8は厚みの薄いものが用いられる。
撤去用セグメント4・8の撤去後において、上下のアーチ状をなす連結部材9と、その両側方に連続する一般セグメント2・6及び押出セグメント3・7とにより、外圧に強い楕円形状のトンネル合流部が構築される。
ボックス状突出部33は、上面部及び四周の側面部から構成されて、セグメント本体31の厚みのほぼ倍の厚みを有するもので、セグメント本体31と同様、内部に補強リブ34を有している。このボックス状突出部33は、セグメント本体31と外周面をほぼ面一とした状態で、開口部32において仮止めボルト35を小凹部36に突き当ててセグメント本体31に仮組付されている。この仮組付状態において、ボックス状突出部33のセグメント本体31から内周側に突出した部分には、押出完了時の本組付のためのボルト孔37が形成されている。
ボックス状突出部73は、上面部及び四周の側面部から構成されて、セグメント本体71の厚みのほぼ倍の厚みを有するもので、セグメント本体71と同様、内部に補強リブ74を有している。このボックス状突出部73は、セグメント本体71と外周面をほぼ面一とした状態で、開口部72において仮止めボルト75を小凹部76に突き当ててセグメント本体71に仮組付されている。この仮組付状態において、ボックス状突出部73のセグメント本体71から内周側に突出した部分には、押出完了時の本組付のためのボルト孔77が形成されている。
図4は本線トンネル1及びランプトンネル5の覆工間の上部掘削を示したもので、図示のように、本線トンネル1及びランプトンネル5の覆工間の上部において、撤去用セグメント4・8の一部を撤去した後、その開口部から掘削機により地中を掘削する。この掘削は、押出セグメント3・7の外周側まで行って空洞部を形成する。
なお、この掘削に先立ち、本線トンネル1及びランプトンネル5の覆工を囲む地中に対し、図示しないが、本線トンネル1の内部とランプトンネル5の内部から止水薬液注入工を予めそれぞれ行っておく。同様に、本線トンネル1及びランプトンネル5の覆工間の地中にも予め止水薬液注入工を行っておく。また、図示のように、本線トンネル1及びランプトンネル5の内部には支保工を予めそれぞれ建て込んでおく。
なお、この押し出しに先立ち、予め仮止めボルト75を抜き取っておく。ボックス状突出部73の押出完了後は、そのボルト孔77において、セグメント本体71の開口部72の周壁に対しボックス状突出部73をボルトにより固定状態に組み付けておく。
そして、ボックス状突出部33の押出完了後、そのボルト孔37において、セグメント本体31の開口部32の周壁に対しボックス状突出部33をボルトにより固定状態に組み付けておく。
そして、本線トンネル1及びランプトンネル5から外周に突出したボックス状突出部33・73に鋼製セグメントによる鋼殻92を架け渡して、アーチ状の連結部材9を形成する。
そして、同様にして、本線トンネル1及びランプトンネル5の下部の押出セグメント3・7において、ボックス状突出部33・73の押し出し、下部のアーチ状の連結部材9の架設を行う。
その後、本線トンネル1及びランプトンネル5の撤去用セグメント4・8を撤去するとともに、その間に残った止水薬液注入工部分も撤去する。
図7及び図8は本発明の第2実施形態として上下の押出セグメント3・7のボックス状突出部33・73を内周側に引き抜いた状態を示したものである。
本線トンネル1及びランプトンネル5の覆工において、まず、図7に示すように、上下のボックス状突出部33・73を内周側に引き抜いてから、続いて、図8に示すように、その引き抜いた上下のボックス状突出部33・73を側方に移動させる。
その後、前述した第1実施形態と同様に、上下の押出セグメント3・7のボックス状突出部33・73の空洞部への押し出し及び固定を行ってから、本線トンネル1及びランプトンネル5間の上下の掘削、上下のアーチ状の連結部材9の架設、撤去用セグメント4・8の撤去、その間に残った止水薬液注入工部分の撤去を行う。
図9は本発明を適用した第3実施形態の構成として非常駐車帯の覆工を示したもので、101はトンネル、102は一般セグメント、103は押出セグメント、104は撤去用セグメント、105はボックス状突出部、106は連結部材(鋼殻)である。
図示のように、トンネル101は、一側方の一般セグメント102と、上下の押出セグメント103と、他側方の撤去用セグメント104とから覆工が構成される。
上下の押出セグメント103は鋼製で、前述した第1実施形態と同様に、セグメント本体の中間部の一部に形成された四角形の開口部に、ボックス状突出部105を内外周方向へ突出可能に嵌合して組み付けたものである。
なお、この掘削に先立ち、トンネル101の覆工を囲む地中(撤去用セグメント104側)に対し、前述した第1実施形態と同様に、トンネル101の内部から止水薬液注入工を予め行っておく。また、図示しないが、トンネル101の内部には支保工を予め建て込んでおく。
その後、トンネル101から外周に突出した上下のボックス状突出部105に鋼製セグメントによる鋼殻を架け渡してアーチ状の連結部材106を形成する。
また、セグメントの組み合わせ構成やボックス状突出部の形状、鋼殻の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
例えば実施形態の四角形のボックス状突出部に代えて、他の多角形のボックス状突出部、円筒形のボックス状突出部、または他の形状のボックス状突出部としても良い。
2 一般セグメント
3 押出セグメント
31 セグメント本体
32 開口部
33 ボックス状突出部
34 補強リブ
35 仮止めボルト
36 小凹部
37 ボルト孔
4 撤去用セグメント
5 支線トンネル
6 一般セグメント
7 押出セグメント
71 セグメント本体
72 開口部
73 ボックス状突出部
74 補強リブ
75 仮止めボルト
76 小凹部
77 ボルト孔
8 撤去用セグメント
9 連結部材
91 支保工
92 鋼殻
101 トンネル
102 一般セグメント
103 押出セグメント
104 撤去用セグメント
105 ボックス状突出部
106 連結部材(鋼殻)
Claims (1)
- トンネルの外周側に突出可能なセグメントを上下部に含む覆工を組み立て、
前記上下部のセグメントを内周側に引き抜いて前記覆工の上下部に開口部を形成し、
この上下部の開口部から外周側の地中を掘削して空洞部を形成した後、
前記上下部のセグメントを前記上下部の開口部に対し内周側から押し出して前記空洞部内に突出させ、
前記空洞部内に突出した上下部のセグメント間に、トンネルの側方に突出する連結部材を架け渡すことにより、トンネルの拡幅部を構築することを特徴とするトンネルの拡幅部構築方法。
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