JP3784259B2 - 光モニタデバイス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ等の光伝送路中に挿入され、この光伝送路に伝送されている光信号を監視するための光モニタデバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の光モニタデバイスの構成を示す断面図である。
この光モニタデバイスは、遮光性のハウジング1に収容された一体構造となっている。ハウジング1の両端面には、検出対象の光信号を伝送する光ファイバ側の光コネクタを接続する接続部1a,1bが形成されている。ハウジング1の接続部1a,1bの間には、中心がこの接続部1a,1bに接続される光ファイバの光軸に一致するように、直線状の貫通孔1cが設けられている。更に、貫通孔1cの丁度中央部において、この貫通孔1cに直交する貫通孔1dが設けられている。
【0003】
貫通孔1cの内側には、金属製の円筒状の部材であるスリーブ2が収められている。スリーブ2の中央部で、ハウジング1の貫通孔1dに対応する位置には、この貫通孔1dに光信号の一部を導くための、窓部2a,2bが設けられている。スリーブ2の内部には、その両端からフェルール3aで保護された光ファイバ4aと、フェルール3bで保護された光ファイバ4bが挿入されている。フェルール3a,3bは、それぞれ光ファイバ4a,4bを補強するとともに正確な位置合わせをするための、ガラス等で形成された透光性を有する管状の部材である。光ファイバ4,4bは、それぞれフェルール3a,3bに挿入されて接着剤等で固定され、これらのフェルール3a,3bと共に、その分岐面が正確に45゜となるように研磨されている。
【0004】
フェルール3a,3bで保護された光ファイバ4a,4bの分岐面は、スリーブ2の中央部で分岐膜5を挟んで間隙が生じないように面接触されている。分岐膜5は、大部分の光信号を通過させるとともに、一部の光信号を反射させるものである。
【0005】
ハウジング1の一方の側面には、表面に発光ダイオード(以下、「LED」という)6a、端子7a、及び図示しない判定回路等が搭載された回路基板8aが固定されている。回路基板8aの裏面には、ハウジング1に設けられた貫通孔1dに丁度収まるように、フォトダイオード(以下、「PD」という)9aが搭載されている。そして、分岐膜5で反射された光ファイバ4aからの光信号が、透明なフェルール3a、及びスリーブ2に設けられた窓部2aを通過して、PD9aに入射されるようになっている。同様に、ハウジング1の他方の側面には、表面にLED6b、及び端子7b等が搭載され、裏面にPD9bが搭載された回路基板8bが固定されている。そして、分岐膜5で反射された光ファイバ4bからの光信号が、PD9bに入射されるようになっている。
【0006】
このような光モニタデバイスでは、例えば図の左側から入射された光は、光ファイバ4aを通して分岐膜5に導かれる。分岐膜5に導かれた光信号の大部分(例えば、90%)は、この分岐膜5を通過して右側の光ファイバ4bに伝達される。
【0007】
分岐膜5に導かれた光信号の一部(例えば、10%)は、この分岐膜5で直角方向に反射され、透明なフェルール3a、及びスリーブ2に設けられた窓部2aを通過してPD9aに入射される。PD9aに入射された光信号は、その光信号の強度に対応した電圧に変換され、端子7aに出力されるとともに、回路基板8a上の図示しない判定回路によって光信号の有無が検出される。そして、光信号が存在すると判定されると、判定回路によってLED6aが点灯される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光モニタデバイスでは、次のような課題があった。
例えば、図2の左側の光ファイバ4aに入射された光の内、90%が分岐膜5を透過して右側の光ファイバ4bへ出力され、10%がこの分岐膜5で反射してPD9aで検出されるように設定している。しかし、分岐膜5中の不純物等による光の散乱や光ファイバ4a,4bの端面の反射等によって、光ファイバ4aに入射された光の一部がPD9b側へ入り込む場合があった。このため、2つのPD9a,9bで光が検出され、どの方向に光が伝送されているのかが判別できなくなるおそれがあった。
【0009】
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、光信号の有無とその伝送方向を確実に監視することができる光モニタデバイスを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の内の第1の発明は、光モニタデバイスにおいて、光ファイバの中を伝搬する光信号を分岐させるために該光信号の光軸に対して所定の角度で設けられ、該光信号の大部分を通過させると共にその一部を正反射させる分岐手段と、前記光ファイバの中を第1の方向から伝搬されて前記分岐手段で正反射された光の強度を検出する第1の検出手段と、前記光ファイバの中を前記第1の方向とは逆の第2の方向から伝搬されて前記分岐手段で正反射された光の強度を検出する第2の検出手段と、前記第1及び第2の検出手段で検出された光の強度を比較して前記光ファイバの中を伝搬する光信号の方向を判別する判別手段と、前記第1及び第2の検出手段で検出された光の強度の差が基準値を越えたときに、前記判別手段で判別された方向に光信号が伝搬していることを表示する表示手段とを備えている。
【0011】
第1の発明によれば、以上のように光モニタデバイスを構成したので、次のような作用が行われる。
光ファイバの中を第1の方向から伝搬されてきた光信号の内の大部分は分岐手段を通過し、一部がこの分岐手段で正反射されて第1の検出手段によってその光の強度が検出される。また、第1とは逆の第2の方向から伝搬されてきた光信号の一部は、分岐手段で正反射されて第2の検出手段によってその光の強度が検出される。第1及び第2の検出手段で検出された両方向からの光の強度は判別手段で比較され、光ファイバの中を伝搬する光信号の方向が判別される。更に、第1及び第2の検出手段で検出された光の強度の差が基準値を越えると、判別手段で判別された方向に光信号が伝搬していることが表示手段に表示される。
【0012】
第2の発明は、第1の発明の光モニタデバイスにおいて、第1及び第2の検出手段に対して、それぞれ試験用の光を直接与えるための第1及び第2の発光手段を設けている。
【0013】
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えて、次のような作用が行われる。
第1の発光手段が起動されると、第1の検出手段に試験用の光が直接与えられ、第1の方向に光信号が伝搬している旨の表示が行われる。また、第2の発光手段が起動されると、第2の検出手段に試験用の光が直接与えられ、第2の方向に光信号が伝搬している旨の表示が行われる。
【0014】
第3の発明は、第1の発明の光モニタデバイスにおける分岐手段と、第1及び第2の検出手段と、判別手段と、表示手段とを1つのハウジングに組み込んで構成している。
【0015】
第4の発明は、第2の発明の光モニタデバイスにおける分岐手段と、第1及び第2の検出手段と、判別手段と、表示手段と、第1及び第2の発光手段とを1つのハウジングに組み込んで構成している。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1(a),(b)は、本発明の実施形態を示す光モニタデバイスの構成図であり、同図(a)は外観図、及び同図(b)は断面図である。
【0017】
この光モニタデバイスは、例えばエンジニアリング・プラスチック等で形成された精密かつ堅牢な遮光性のハウジング11に収容された一体構造となっている。ハウジング11の両端面には、検出対象の光信号を伝送する光ファイバに接続するための接続部11a,11bが形成されている。これらの接続部11a,11bは一直線上に配置され、その中心には、例えば内径3.5mmの直線状の貫通孔11cが設けられている。
【0018】
接続部11a,11bを結ぶ貫通孔11cの内側には、この貫通孔11cの内径とほぼ等しい外径を有するスリーブ12が収められている。スリーブ12は、例えば、2.5mmの極めて正確で均一な内径を有する厚さ0.5mm程度の金属製の円筒状の部材である。スリーブ12の中央部で、ハウジング11の空間部11dに対応する位置には、この空間部11dに光信号の一部を導くための、例えば直径1mm程度の窓部12a,12bが設けられている。
【0019】
スリーブ12の内部には、その両端からそれぞれフェルール13a,13bで保護された光ファイバ14a,14bが挿入されている。フェルール13a,13bは、それぞれ光ファイバ14a,14bを補強すると共に、正確な位置合わせをするための、ガラス等の透光性を有する材料で形成された管状の部材である。フェルール13a,13bの中心部は、光ファイバ14a,14bを挿入して固定するようになっており、その外形寸法や中心部の穴の位置と内径は、スリーブ12に挿入したときにこれらの光ファイバ14a,14bの位置ずれによる結合損失を少なくするために、極めて精密に作られている。
【0020】
光ファイバ14a,14bは、それぞれフェルール13a,13bに挿入されて接着剤等で固定された後、これらのフェルール13a,13bと共に、その分岐面が正確に45゜となるように研磨されている。また、光ファイバ14a,14bの接続部11a,11b側の端面は、それぞれフェルール13a,13bと共に、正確に直角となるように研磨されている。
【0021】
フェルール13a,13bによって保護された光ファイバ14a,14bの分岐面は、スリーブ14の中央部で分岐手段(例えば、分岐膜)15を挟んで間隙が生じないように面接触されている。分岐膜15は、例えばポリイミド・フィルムに金属膜や誘電体多層膜等を蒸着して形成したもので、大部分の光信号を通過させるとともに、一部の光信号を反射させるものである。光ファイバ14a,14bの分岐面は、分岐膜15に対して正確に45゜の角度で接触されている。これにより、光ファイバ14a,14b中の光信号の一部は、分岐膜15によって直角方向に反射され、スリーブ12の窓部12a,12bから出力されるようになっている。
【0022】
ハウジング11の側面には、光検出回路20が搭載された回路基板16a,16bが固定されている。回路基板16aの外側の面には端子17が搭載され、内側の面には光検出回路20を構成する第1の検出手段(例えば、PD)21aや、発光手段(例えば、LED)22a等の回路部品が搭載されている。また、回路基板16bの外側の面には表示手段(例えば、LED)18等が搭載され、内側の面には光検出回路20を構成する第2の検出手段(例えば、PD)21bや、発光手段(例えば、LED)22b等の回路部品が搭載されている。端子17は、光信号の検出に必要な電源の供給を受けたり、検出した光信号を電気信号として外部に出力するためのものである。LED18等は、光伝送路上に光信号が伝送されているか否かを、目視可能な状態で表示するものである。
【0023】
PD21aは、光ファイバ14a側から光ファイバ14b側へ送信される光信号の一部を検出するものであり、PD21bは、光ファイバ14b側から光ファイバ14a側へ送信される光信号の一部を検出するものである。また、LED22a,22bは、それぞれ検出機能のチェックのためにPD21a,21bに試験用の光を与えるものである。回路基板16a,16bの内側に搭載されたPD21a,21bは、スリーブ12の窓部12a,12bから出力される光を検出できるような位置に配置されている。また、LED22a,22bは、それぞれ同じ回路基板16a,16bに搭載されたPD21a,21bに、試験用の光を照射できる位置に配置されている。
【0024】
図3は、図1中の回路基板16a,16bに搭載された光検出回路20の回路図である。
【0025】
この光検出回路20は、PD21aに流れる電流の大きさを電圧に変換するための増幅器(AMP)23aと帰還用の抵抗24a及びキャパシタ25aで構成される電流電圧変換部を有している。増幅器23aの出力側は、抵抗26aを介して判別手段(例えば、差動型の増幅器)27の−入力端子に接続されている。また、光検出回路20は、PD21bに流れる電流の大きさを電圧に変換するための増幅器23bと帰還用の抵抗24b及びキャパシタ25bで構成される電流電圧変換部を有し、この増幅器23bの出力側が、抵抗26bを介して増幅器27の+入力端子に接続されている。
【0026】
増幅器27の出力側と−入力端子の間には、帰還用の抵抗28が接続され、この−入力端子には抵抗29を介して抵抗30,31,32で構成されるポテンショメータからオフセット補正用のバイアス電圧が与えられるようになっている。また、増幅器27の+入力端子は抵抗33を介して接地電位GNDに接続されている。これにより、増幅器27から、増幅器23a,23bで検出された電圧の差に対応した電圧が出力されるようになっている。増幅器27の出力側は、検出した電圧を外部へ出力するための端子17に接続されると共に、抵抗34を介して増幅器35の−入力端子に接続されている。
【0027】
増幅器35の出力側は、抵抗36を介して+入力端子に接続され、この+入力端子は抵抗37を介して接地電位GNDに接続されている。増幅器35の出力側は、更に比較器(CMP)38a,38bの+入力端子に接続されている。比較器38aの−入力端子には、電源電圧+VCCが抵抗39a,40aで分圧されて、基準電圧として与えられている。また、比較器38bの−入力端子には、電源電圧−VCCが抵抗39b,40bで分圧されて、基準電圧として与えられている。
【0028】
比較器38aの出力側は、抵抗41aを介してLED駆動用のNPNトランジスタ(以下、「NPN」という)42aのベースに接続されている。NPN42aのエミッタは接地電位GNDに接続され、コレクタはLED18aと抵抗43aを介して電源電圧+VCCに接続されている。また、比較器38bの出力側は、抵抗41bを介してLED駆動用のPNPトランジスタ(以下、「PNP」という)42bのベースに接続されている。PNP42bのエミッタは接地電位GNDに接続され、コレクタはLED18bと抵抗43bを介して電源電圧−VCCに接続されている。
【0029】
更に、この光検出回路20は、LED18と抵抗44による電源表示部、LED22aと抵抗45aによるPD21aに対する試験発光部、及びLED22bと抵抗45bによるPD21bに対する試験発光部を有している。LED22aの陽極は抵抗45aを介して電源電圧+VCCに接続され、陰極が端子17に接続されている。また、LED22aの陰極は抵抗45bを介して電源電圧−VCCに接続され、陰極が端子17に接続されている。これにより、対応する端子17を接地電位GNDに接続することにより、LED22aやLED22bを発光させることができるようになっている。
【0030】
次に、動作を説明する。
例えば図1(b)において、左側の接続部11aから光ファイバ13aに光信号が入力されると、入力された光信号は光ファイバ13aを通して分岐膜15に導かれる。分岐膜15に導かれた光信号の大部分(例えば、90%)は、この分岐膜15を通過し、光ファイバ13bを通して右側の接続部11bから出力される。
【0031】
分岐膜15に導かれた光信号の一部(例えば、9%)は、この分岐膜15で直角方向に反射され、透明なフェルール13a、及びスリーブ12に設けられた窓部12aを通過してPD21aに入射する。しかし、分岐膜15に導かれた光信号の一部(例えば、1%)は、この分岐膜15中の不純物による散乱や、光ファイバ14b側の端面における反射等により、スリーブ12に設けられた反対側の窓部12bを通過してPD21bに入射する。
【0032】
図3に示すように、PD21a,21bでは、それぞれA→Bの入射光と、B→Aの入射光の強度に対応した電流が流れる。PD21a,21bに流れる電流は、それぞれ増幅器23a,23bによって電圧に変換され、差動型の増幅器27に与えられる。この場合、PD21aの入射光は、PD21bの入射光よりも大きいので、差動型の増幅器27の出力電圧は正の電圧となる。
【0033】
増幅器27の出力電圧は、更に増幅器35で所定の倍率で増幅され、比較器38a,38bに与えられて基準電圧と比較される。この場合、増幅器27の出力電圧は正の電圧であるので、比較器38bの比較結果は常に正の電圧となり、PNP42bはオフ状態となる。一方、増幅器27の出力電圧が比較器38aの基準電圧を越えると、この比較器38aの比較結果が正の電圧となる。これにより、NPN42aがオン状態となり、LED18aが点灯する。
【0034】
このように、本実施形態の光モニタデバイスは、次の(1)〜(3)のような利点がある。
【0035】
(1) 伝送される光信号を方向別に分岐して検出するためのPD21a,21bを有すると共に、これらのPD21a,21bで検出した光信号の強度の差を求める増幅器27と、この増幅器27の出力電圧を基準電圧と比較して方向別の光信号の有無を検出する比較器38a,38bを有している。従って、分岐した光信号が、2つのPD21a,21bに入射しても、レベルの低い方の入射光は無視され、同時に両方向の光信号が検出されることはない。これにより、光信号の有無と伝送方向を確実にモニタすることができる。
【0036】
(2) LED22a,22bによる試験発光部を有している。これにより、光信号が伝送されていないときに、光の検出機能を試験することができる。
【0037】
(3) ハウジング11の内部に、光信号の分岐部や光検出回路20等を一体化して組み込むと共に、このハウジング11の両側に光ファイバへの接続部11a,11bを備えている。これにより、コネクタ接続された光ファイバの中間に簡単に挿入して光信号をモニタすることが可能になる。
【0038】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
【0039】
(a) 図1の外観及び形状は一例であり、使用する部品等に応じて自由に変更することができる。
【0040】
(b) 図3の光検出回路20は一例である。即ち、方向別の光信号の強度を比較し、強度の低い方向の光信号を無視するような機能を備えた光検出回路であれば、同様に適用可能である。
【0041】
(c) LED22a,22bによる試験発光部や、電源表示用のLED18は、簡素化のためには削除しても良い。
【0042】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、第1の発明によれば、分岐手段の両側へ分岐される光信号の強度を検出する第1及び第2の検出手段と、この第1及び第2の検出手段で検出された光信号の強度に従って、光信号の方向を判別する判別手段と、判別された方向に光信号が伝搬していることを表示する表示手段とを有している。これにより、光信号の伝送方向を確実に監視することができる。
【0043】
第2の発明によれば、第1の発明における検出手段に、試験用の光を直接与えるための発光手段を設けている。これにより、容易にモニタ機能の試験をすることができる。
【0044】
第3及び第4の発明によれば、それぞれ第1及び第2の発明の光モニタデバイスを構成する各手段を1つのハウジングに組み込んでいる。これにより、小形で簡易な光モニタデバイスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す光モニタデバイスの構成図である。
【図2】従来の光モニタデバイスの構成を示す断面図である。
【図3】図1中の回路基板16a,16bに搭載された光検出回路20の回路図である。
【符号の説明】
11 ハウジング
11a,11b 接続部
11d 空間部
12 スリーブ
12a,12b 窓部
13a,13b フェルール
14a,14b 光ファイバ
15 分岐膜
16a,16b 回路基板
17 端子
18a,18b,22a,22b LED(発光ダイオード)
20 光検出回路
21a,21b PD(フォトダイオード)
Claims (4)
- 光ファイバの中を伝搬する光信号を分岐させるために該光信号の光軸に対して所定の角度で設けられ、該光信号の大部分を通過させると共にその一部を正反射させる分岐手段と、
前記光ファイバの中を第1の方向から伝搬されて前記分岐手段で正反射された光の強度を検出する第1の検出手段と、
前記光ファイバの中を前記第1の方向とは逆の第2の方向から伝搬されて前記分岐手段で正反射された光の強度を検出する第2の検出手段と、
前記第1及び第2の検出手段で検出された光の強度を比較して前記光ファイバの中を伝搬する光信号の方向を判別する判別手段と、
前記第1及び第2の検出手段で検出された光の強度の差が基準値を越えたときに、前記判別手段で判別された方向に光信号が伝搬していることを表示する表示手段とを、
備えたことを特徴とする光モニタデバイス。 - 前記第1及び第2の検出手段に対して、それぞれ試験用の光を直接与えるための第1及び第2の発光手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光モニタデバイス。
- 前記分岐手段と、第1及び第2の検出手段と、判別手段と、表示手段とを1つのハウジングに組み込んだことを特徴とする請求項1記載の光モニタデバイス。
- 前記分岐手段と、第1及び第2の検出手段と、判別手段と、表示手段と、第1及び第2の発光手段とを1つのハウジングに組み込んだことを特徴とする請求項2記載の光モニタデバイス。
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