JP3783795B2 - フィクスチャー用x型ガンのストッパー装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィクスチャー用X型ガンにおけるストッパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フィクスチャー用X型ガンにおけるストッパー装置としては図4に示すようなものがある。
即ち、加圧シリンダ1に固定された上部アーム2と該加圧シリンダ1のロッド3にリンク4を介して接続された下部アーム5とは、治具(図示せず)に取付けられたクレイデル6の先端の枢着部7に回動自在に枢支されている。
【0003】
そして、前記クレイデル6にはストッパー受け8が配置され、該ストッパー受け8に対して前記上下アーム2,5からそれぞれストッパーボルト9,10が調節自在に配置されている。
【0004】
従って、図示の状態から加圧シリンダ1によってロッド3を引き込めることにより、先ず下部アーム5の先端が下方に開いて該アーム5のストッパーボルト10がストッパー受け8に当接する。更にロッド3を引き込めると、上部アーム2の先端が上方に開いて該アーム2のストッパーボルト9が前記ストッパー受け8に当接して、上下アーム2,5は開放状態に維持される。
そしてこの際,ストッパー受け8とストッパーボルト9,10とが急激に衝突をしてボルトが破損しないようにするため、加圧シリンダ1におけるピストン11がシリンダエンド12に先に当接するように、ストッパー受け8とストッパーボルト9,10の間は僅かな隙間をあけておくように調整されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のストッパー装置においては、上下アーム2,5の各開放位置を調整するのに両ストッパーボルト9,10のそれぞれの長さを精密に調整して前記僅かな隙間をあけるようにしなければならないばかりでなく、大きく開放される側のアームからのストッパーボルトがストッパー受け8に直角から大きく傾斜して該ストッパー受け8に当接するためボルトが破損する虞がある。
【0006】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上下アームの開放寸法が自由に簡単に振り分けられ、その調整が極めて簡単にできるフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置を提供しようとするものである。
【0007】
また、ストッパーボルトがストッパー受けに常時略直角に当接できてボルトの破損の少ないフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置は、クレイデルに上下調整可能な1本のストッパーボルトを配置し、該ボルトの端部を前記両アームの当接面にそれぞれ当接させるようにしたことを特徴とするするものである。
【0009】
また、ボルトの当接する前記両アームの当接面を円弧状に形成し、該ボルトの前記アームへの当接を常時略直角としたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの加圧状態を示すものであり、図2は上アームが大きく、図3は下アームが大きく開放状態にあるようにストッパーボルトを調整したものを示すものである。
【0011】
図1において、21は加圧シリンダ22に固定された上部アームであり、23は加圧シリンダ22のロッド24にリンク25を介して接続された下部アームであって、これら上下アーム21,23は治具(図示せず)に取付けられたクレイデル26の先端の枢着部27に回動自在に枢支されている。
【0012】
そして、前記クレイデル26には、上下調整可能な1本のストッパーボルト28がボルト保持板29に螺装されており、所定の位置にナット30で固定可能になっている。
【0013】
また、前記上下アーム21,23のストッパーボルト28との当接面31,32はアームの開放時にボルトの上下端部がそれぞれ略直角に当接するように円弧状に形成されている。
【0014】
そして、前記ストッパーボルト28の長さは、上下のアーム21,23の前記当接面31,32に該ストッパーボルト28の上下端部が当接する直前に加圧シリンダ22におけるピストン33がシリンダエンド34に先に当接するような長さとなっている。
【0015】
以上のような構成からなるフィクスチャー用X型ガンにおいて、図2に示すように上部アーム21を大きく,下部アーム23を小さく開放する場合には、ボルト保持板29から上方へ突出するボルト28の突出量を短く,ボルト保持板29から下方へ突出するボルト28の突出量を長くするようナット30を回転させるとよい。
【0016】
また、図3に示すように上部アーム21を小さく,下部アーム23を大きく開放する場合には、ボルト保持板29から上方へ突出するボルト28の突出量を長く,ボルト保持板29から下方へ突出するボルト28の突出量を短くするようナット30を回転させるとよい。
【0017】
このように、上下アーム21,23の開放位置は1本のボルトを単に上下動させることにより自由に選択できる。
【0018】
そして上下アーム21,23の当接面31,32を円弧状に形成した場合には、該ボルトの端部はそれぞれ略直角に上下アーム21,23の当接面31,32に常時当接できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、上述のような構成から成るので、上下アームの開放位置は1本のボルトを単に上下動させることにより自由に選択できてその調整が極めて簡単にできるフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置である。
【0020】
また、上下アームの当接面を円弧状に形成した場合には、ストッパーボルトはそれぞれ略直角に上下アームの当接面に常時当接できるのでボルトの破損の少ないフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの加圧状態を示す一部断面にした側面図である。
【図2】図2は上アームが大きく開放位置にある本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの一部断面にした側面図である。
【図3】図3は下アームが大きく開放位置にある本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの一部断面にした側面図である。
【図4】図4は従来例のフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置の一部断面にした側面図である。
【符号の説明】
21,23 アーム
22 加圧シリンダ
24 ロッド
25 リンク
26 クレイデル
27 枢着部
28 ストッパーボルト
31,32 当接面
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィクスチャー用X型ガンにおけるストッパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フィクスチャー用X型ガンにおけるストッパー装置としては図4に示すようなものがある。
即ち、加圧シリンダ1に固定された上部アーム2と該加圧シリンダ1のロッド3にリンク4を介して接続された下部アーム5とは、治具(図示せず)に取付けられたクレイデル6の先端の枢着部7に回動自在に枢支されている。
【0003】
そして、前記クレイデル6にはストッパー受け8が配置され、該ストッパー受け8に対して前記上下アーム2,5からそれぞれストッパーボルト9,10が調節自在に配置されている。
【0004】
従って、図示の状態から加圧シリンダ1によってロッド3を引き込めることにより、先ず下部アーム5の先端が下方に開いて該アーム5のストッパーボルト10がストッパー受け8に当接する。更にロッド3を引き込めると、上部アーム2の先端が上方に開いて該アーム2のストッパーボルト9が前記ストッパー受け8に当接して、上下アーム2,5は開放状態に維持される。
そしてこの際,ストッパー受け8とストッパーボルト9,10とが急激に衝突をしてボルトが破損しないようにするため、加圧シリンダ1におけるピストン11がシリンダエンド12に先に当接するように、ストッパー受け8とストッパーボルト9,10の間は僅かな隙間をあけておくように調整されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のストッパー装置においては、上下アーム2,5の各開放位置を調整するのに両ストッパーボルト9,10のそれぞれの長さを精密に調整して前記僅かな隙間をあけるようにしなければならないばかりでなく、大きく開放される側のアームからのストッパーボルトがストッパー受け8に直角から大きく傾斜して該ストッパー受け8に当接するためボルトが破損する虞がある。
【0006】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上下アームの開放寸法が自由に簡単に振り分けられ、その調整が極めて簡単にできるフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置を提供しようとするものである。
【0007】
また、ストッパーボルトがストッパー受けに常時略直角に当接できてボルトの破損の少ないフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置は、クレイデルに上下調整可能な1本のストッパーボルトを配置し、該ボルトの端部を前記両アームの当接面にそれぞれ当接させるようにしたことを特徴とするするものである。
【0009】
また、ボルトの当接する前記両アームの当接面を円弧状に形成し、該ボルトの前記アームへの当接を常時略直角としたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの加圧状態を示すものであり、図2は上アームが大きく、図3は下アームが大きく開放状態にあるようにストッパーボルトを調整したものを示すものである。
【0011】
図1において、21は加圧シリンダ22に固定された上部アームであり、23は加圧シリンダ22のロッド24にリンク25を介して接続された下部アームであって、これら上下アーム21,23は治具(図示せず)に取付けられたクレイデル26の先端の枢着部27に回動自在に枢支されている。
【0012】
そして、前記クレイデル26には、上下調整可能な1本のストッパーボルト28がボルト保持板29に螺装されており、所定の位置にナット30で固定可能になっている。
【0013】
また、前記上下アーム21,23のストッパーボルト28との当接面31,32はアームの開放時にボルトの上下端部がそれぞれ略直角に当接するように円弧状に形成されている。
【0014】
そして、前記ストッパーボルト28の長さは、上下のアーム21,23の前記当接面31,32に該ストッパーボルト28の上下端部が当接する直前に加圧シリンダ22におけるピストン33がシリンダエンド34に先に当接するような長さとなっている。
【0015】
以上のような構成からなるフィクスチャー用X型ガンにおいて、図2に示すように上部アーム21を大きく,下部アーム23を小さく開放する場合には、ボルト保持板29から上方へ突出するボルト28の突出量を短く,ボルト保持板29から下方へ突出するボルト28の突出量を長くするようナット30を回転させるとよい。
【0016】
また、図3に示すように上部アーム21を小さく,下部アーム23を大きく開放する場合には、ボルト保持板29から上方へ突出するボルト28の突出量を長く,ボルト保持板29から下方へ突出するボルト28の突出量を短くするようナット30を回転させるとよい。
【0017】
このように、上下アーム21,23の開放位置は1本のボルトを単に上下動させることにより自由に選択できる。
【0018】
そして上下アーム21,23の当接面31,32を円弧状に形成した場合には、該ボルトの端部はそれぞれ略直角に上下アーム21,23の当接面31,32に常時当接できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、上述のような構成から成るので、上下アームの開放位置は1本のボルトを単に上下動させることにより自由に選択できてその調整が極めて簡単にできるフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置である。
【0020】
また、上下アームの当接面を円弧状に形成した場合には、ストッパーボルトはそれぞれ略直角に上下アームの当接面に常時当接できるのでボルトの破損の少ないフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの加圧状態を示す一部断面にした側面図である。
【図2】図2は上アームが大きく開放位置にある本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの一部断面にした側面図である。
【図3】図3は下アームが大きく開放位置にある本発明に係るストッパー装置を備えたフィクスチャー用X型ガンの一部断面にした側面図である。
【図4】図4は従来例のフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置の一部断面にした側面図である。
【符号の説明】
21,23 アーム
22 加圧シリンダ
24 ロッド
25 リンク
26 クレイデル
27 枢着部
28 ストッパーボルト
31,32 当接面
Claims (2)
- 加圧シリンダに固定されたアームと該加圧シリンダのロッドにリンクを介して接続されたアームとを枢支する枢着部を先端に備えたクレイデルを有するフィクスチャー用X型ガンにおいて、前記クレイデルに上下調整可能な1本のストッパーボルトを配置し、該ボルトの端部を前記両アームの当接面にそれぞれ当接させるようにしたことを特徴とするフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置。
- ボルトの当接する前記両アームの当接面を円弧状に形成し、該ボルトの前記アームへの当接を常時略直角としたことを特徴とする請求項1記載のフィクスチャー用X型ガンのストッパー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201696A JP3783795B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | フィクスチャー用x型ガンのストッパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201696A JP3783795B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | フィクスチャー用x型ガンのストッパー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09271954A JPH09271954A (ja) | 1997-10-21 |
JP3783795B2 true JP3783795B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=14315968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10201696A Expired - Fee Related JP3783795B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | フィクスチャー用x型ガンのストッパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3783795B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP10201696A patent/JP3783795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09271954A (ja) | 1997-10-21 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050929 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051003 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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