JP3782361B2 - システムlsi - Google Patents

システムlsi Download PDF

Info

Publication number
JP3782361B2
JP3782361B2 JP2002047696A JP2002047696A JP3782361B2 JP 3782361 B2 JP3782361 B2 JP 3782361B2 JP 2002047696 A JP2002047696 A JP 2002047696A JP 2002047696 A JP2002047696 A JP 2002047696A JP 3782361 B2 JP3782361 B2 JP 3782361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
mode
library
control circuit
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002047696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003248524A (ja
Inventor
仁志 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27750710&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3782361(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2002047696A priority Critical patent/JP3782361B2/ja
Priority to US10/251,755 priority patent/US6895519B2/en
Publication of JP2003248524A publication Critical patent/JP2003248524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3782361B2 publication Critical patent/JP3782361B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/3237Power saving characterised by the action undertaken by disabling clock generation or distribution
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/324Power saving characterised by the action undertaken by lowering clock frequency
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,コアCPUを有するシステムLSIにかかり,特に,アプリケーションプログラムの側からのクロックの動的制御に特徴を有するシステムLSIに関する。
【0002】
【従来の技術】
システムLSIで構成されるマイクロコントローラの応用分野のうち,例えば携帯電話のように電池を使う携帯機器では,消費電力を極力抑えて利用者の利便を図りたいものが多い。その場合にシステムのクロックを使い分けてシステム全体の消費電力を低減させる技術がある。すなわち,高速の処理が要求される場合にはその高速のクロックを供給し,待機時には低速のクロックにして,適宜使い分けることによりシステム全体の消費電力を低減させることが可能である。近年,システムLSIで構成されるマイクロコントローラには,あらゆる応用分野にASIC(Application Specific IntegratedCircult)が提供されている。ASICが組み込まれたシステムでは,電池の寿命を少しでも延ばすために,消費電力を下げることを仕様として要求されており,そのコアCPUに上記低消費電力技術が組み込まれていることが少なくない。
【0003】
従来のコアCPUの一例として,米国STMicroelectronics社のST7(以下,ST7コアという。)について説明する。図9は,ST7コアのクロック制御回路40の説明図である。図10は,ST7コアのクロック動作モードの説明図である。
【0004】
図9に示したように,発振端子OSC1,OSC2を持つ発振部41は,発振端子OSC1,OSC2に水晶発振子(クォーツ)等を取り付けることによりクロックを生成する。クロック補正部42はクロックフィルタ43とクロック補完部44から構成される。クロックフィルタ43はスパイクノイズ等の混入したクロックを取り除き,波形整形する働きをする。クロック補完部44は,上記波形整形の結果,クロックがまばらになった場合にクロックを補完し,クロックの周波数帯域を狭める働きをする。
【0005】
メインクロック制御回路45は,設定レジスタ46とクロック分周部47から構成される。設定レジスタ46は,クロックの分周比を設定したり,入出力端子CLKOUTの切替の設定を行う。クロック分周部47は,クロックfoscを分周比1/4,1/8,1/16および1/32に分周する。分周されたクロックfcpuはST7コアと周辺装置49に供給され,入出力切替部48を通じて入出力端子CLKOUTから外部に出力される。
【0006】
ST7コアは,上記クロック制御回路40の制御により,図10に示した4つのクロック動作モードを有する。高速動作モードでは発振周波数の1/2の周波数で動作し,低速動作モードでは発振周波数の1/4,1/8,1/16および1/32で動作する。待機モードではCPUのクロックは停止するが,周辺装置は動作している。停止モードでは発振自体が停止し,ST7コアの消費電力は最小になる。このような各モードをCPUの処理に応じて使い分けると,総合的に相当の消費電力を抑えることができる。
【0007】
一方,マイクロコントローラがシステムLSIで構成される場合に,コアCPUに低消費電力技術が組み込まれていない場合もある。このようなCPUコアの一例として,例えば,英国ARM社のARM920T(以下,ARMコアという。)がある。ARMコアの場合は,パワーマネジメント部がシステムLSIの側に作られることを前提としている。
【0008】
ARMコアがこのような構成を採用する理由としては,第一に,クロック制御機構をコアCPU側に内蔵させてしまうとシステムLSIを設計する側に制限を与えてしまい,結果的にコアCPUの汎用性が失われてしまうからである。コアCPUを使うシステムLSI側では,クロックが低速になったり,停止した場合に,その状態を検出して内部メモリのタイミングや内部タイマの調整をしなければならなくなる。
【0009】
第二に,ARMコアにはJTAG(Joint Test Action Group)インタフェースのテスト端子が設けられていて,インサーキット・エミュレータ(ICE)を通じてコアCPUの内部状態を外部に伝え,デバッガを動作させてアプリケーションプログラム開発の便宜に提供されているので,コアCPU側のクロックの変更はそのようなテスト端子の活用をも制限することになるからである。それゆえ,上記制限を受けずにパワーマネジメントを効率的に行うには,コアCPU側にではなくシステムLSI側にパワーマネジメント部を設け,総合的なパワーマネジメントを達成するのが好ましい。
【0010】
近年システムLSIがさらに複雑化し,コアCPUだけでは様々な要求を持つASICに直接的に応え,これに迅速に対応するのが難しくなってきている。そこで,同じコアCPUを搭載する汎用性のあるマイクロコントローラを提供して,上記要求に対応することが考えられる。すなわち,CPU周辺装置,メモリアーキテクチャ等,システムLSIで通常用いる共通な要素であって,リアルタイムOS等を実行可能な基本的な機能をまとめて,汎用性のあるマイクロコントローラとして提供しようとする考え方である。
【0011】
このような汎用性のあるマイクロコントローラで総合的なパワーマネージメントを達成させるには,コアCPUばかりでなく,アプリケーション固有の機能をも考慮した汎用性のあるパワーマネジメントを行う必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,従来のマイクロコントローラのパワーマネジメントは,上記ST7コアの場合と同様に,クロックの変化は単純なものが多かった。ST7コアでは,図10に示したように,高速動作モード,低速動作モード,待機モード,および,停止モードの各モードを単純に変化させているだけであった。しかし,コアCPUでなくシステムLSI側にパワーマネジメント部を持つ場合には,コアCPUのクロックとシステムLSI側のクロックとの双方を制御せねばならず,このような単純なモデルではきめ細かな制御を達成することはできない。
【0013】
また,アプリケーションプログラムの側からクロックの動的制御を行う試みもなされている。このような場合,例えばST7コアでは,クロック制御に関連する回路を直接制御可能なアセンブラ言語で制御している。しかしながら,制御をアセンブラ言語で行うと,アプリケーションプログラムの開発の制約が多い。本来高級プログラム言語であって今日のソフト開発に通常用いられるプログラム言語,例えばC言語により,柔軟なインタフェースを持たせることが望ましい。しかしながら,このようなプログラム言語による本格的なパワーマネジメントを行うサポートは存在しなかった。
【0014】
本発明は,従来のシステムLSIが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の第1の目的は,高速動作モードから低速動作モードに至る多数の周波数においてクロックを動的,かつ,迅速に制御することにより,システムLSIの消費電力を最適に低減させることの可能な,新規かつ改良されたシステムLSIを提供することである。
【0015】
さらに,本発明の第2の目的は,アプリケーションプログラムの側から,ソフト開発に通常用いられるプログラム言語による本格的なパワーマネジメントを行うことにより,ユーザが自らのシステムに最適な低消費電力システムを選択できるようにすることの可能な,新規かつ改良されたシステムLSIを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,中央処理装置に供給されるクロック状態に応じて,複数の通常動作モードと,特殊モードとを有するシステムLSIが提供される。本発明のシステムLSIは,前記通常動作モード間のクロック状態の遷移を行うためのクロック制御ライブラリが格納された第1の記憶手段(551)と;レジスタを有し,該レジスタ値の変更により,前記通常動作モードと前記特殊モードとの間のクロック状態の遷移を行うとともに,前記クロック制御ライブラリに応じて,前記通常動作モード間のクロック状態の遷移を行うシステム制御回路(534)と;複数の基準クロックが入力されて,前記システム制御回路の制御に応じて,前記中央処理装置に供給されるクロックを生成するクロック生成回路(558)と;アプリケーションプログラム(31)が格納された第2の記憶手段(551)とを備え,前記アプリケーションプログラムにより,前記クロック制御ライブラリの呼び出し,および,前記レジスタ値の変更が制御されることを特徴とする。
【0017】
なお,クロック制御ライブラリが格納された第1の記憶手段とアプリケーションプログラムが格納された第2の記憶手段は,別個独立した2つの記憶手段として構成してもよく,1つの記憶手段の異なる記憶領域を以て,前記第1の記憶手段および前記第2の記憶手段と称してもよい。
【0018】
従来は1系統の基準クロックを用い,基準クロックを分周することにより,高速動作モードと低速動作モードのみを実現していた。この点本発明では,複数系統の基準クロックを用いている。そして,前記クロック生成回路(558)の構成として,例えば,前記複数の基準クロック(MCLK0,MCLK1,MCLK2)が入力されて,必要に応じて該基準クロックを逓倍したクロックを生成するPLL(573)と,前記基準クロックまたは前記逓倍された基準クロックを分周または選択する分周/選択部(574)とを備える構成とすることにより,基準クロックに加えて,基準クロックを逓倍したクロックをもシステム内で用いることができる。このようにして,多様な通常動作モード(最高速動作モード,高速動作モード,低速動作モード,極低速動作モードなど)を有するシステムを構築することができる。
【0019】
また,現在のクロック状態と遷移させた後のクロック状態との関係を,クロック制御ライブラリという形で関数化することにより,通常動作モードにおける複数のクロック状態を,あたかもギアチェンジさせるように動的かつ迅速に制御することができる(かかる概念を本明細書中「クロックギア」と称する。)。このようにして,クロック状態のより細かな制御が可能となった。
【0020】
さらに,本発明では,クロック制御回路内にレジスタを有し,通常動作モードから特殊モードにクロック状態を遷移させる際の制御を,このレジスタ値の変更により行っている。この際,特殊モードに遷移した後もレジスタの設定は何ら変更されないので,特殊モードから通常動作モードへと再び遷移する際には,外部割込などにより特殊モードを解除するだけでよく,制御が容易に行える。
【0021】
前記クロック制御ライブラリは,前記システム制御回路および前記クロック生成回路を制御して前記中央処理装置に供給されるクロック状態を遷移させるための複数のライブラリと,前記アプリケーションプログラムにより呼び出されて,前記中央処理装置に供給されるクロック状態に応じて,前記ライブラリのいずれかを選択するメインライブラリとから成ることが好ましい。
【0022】
クロック制御ライブラリが,メインライブラリと複数のライブラリとから成り,メインライブラリにより選択されたライブラリに対応する関数(clkgear)が実行されることによって,クロック制御に関連する回路である前記クロック生成回路および前記システム制御回路を動的に制御することが可能である。
【0023】
前記メインライブラリは,前記アプリケーションプログラムと同一のプログラム言語で記述されていることが好ましい。
【0024】
メインライブラリがアプリケーションプログラムと同一のプログラム言語で記述され,アプリケーションからメインライブラリの呼び出しも同一のプログラム言語で行われることにより,ユーザが取り扱いやすいような柔軟なインタフェースを実現し,ユーザが自らのシステムに最適なパワーマネージメントシステムを選択することが可能である。本発明では,このようなプログラム言語の一例として,本来高級プログラム言語であって今日のソフト開発に広く用いられている,C言語を想定している。ただし,将来におけるプログラム言語の使用状況の変化に応じて,メインライブラリの記述言語を適宜変更できることは言うまでもない。
【0025】
また,前記各ライブラリは,前記クロック生成回路および前記システム制御回路を直接制御可能なプログラム言語で記述されていることが好ましい。
【0026】
各ライブラリを,クロック生成回路およびシステム制御回路を直接制御可能なプログラム言語で記述することにより,クロックの制御に関連するハードウェアであるクロック生成回路およびシステム制御回路を,ライブラリにより直接制御することが可能である。本発明では,このようなプログラム言語の一例として,アセンブリ言語を想定している。
【0027】
前記特殊モードは,前記中央処理装置の主要な構成要素に対しクロックの供給を停止する第1の特殊モードと,中央処理装置全体のクロックを停止する第2の特殊モードと,中央処理装置全体の電源を停止する第3の特殊モードとから成ることが好ましい。
【0028】
中央処理装置の主要な構成要素に対しクロックの供給を停止する第1の特殊モード(HALTモード)や,中央処理装置全体のクロックを停止する第2の特殊モード(STOPモード)の他に,中央処理装置全体の電源を停止する第3の特殊モード(SLEEPモード)有し,消費電力の削減を自在に実現できる構成としている。
【0029】
前記システム制御回路は,前記クロック生成回路におけるクロックの分周比を設定するための分周比設定レジスタ(563)と,前記クロック生成回路からクロック信号が供給されて,個別のクロック信号を停止または供給するための設定を行うためのクロック停止用レジスタ(564,565)と,前記第3の特殊モードから解除した直後の前記中央処理装置の状態を判断するステータスレジスタ(567)とを備えることが好ましい。なお,これら分周比設定レジスタ,クロック停止用レジスタあるいはステータスレジスタは,1のレジスタであってもよく,2以上のレジスタを複合的に用いてもよい。また,レジスタのビット長や各ビットの意味などは,システムの仕様に応じて適宜設計変更することができる。
【0030】
システム制御回路のレジスタとして,クロック停止用レジスタを備えることにより,中央処理装置の主要な構成要素に対しクロックの供給を停止する第1の特殊モード(HALTモード)や,中央処理装置全体のクロックを停止する第2の特殊モード(STOPモード)へのクロック状態の遷移を制御可能である。また,ステータスレジスタを備えることにより,中央処理装置全体の電源を停止する第3の特殊モード(SLEEPモード)へのクロック状態の遷移を制御可能である。
【0031】
一の前記基準クロックは,原振として32.768kHzを用いることが好ましい。
【0032】
原振として32.768KHzを得るには,腕時計などに用いられる水晶振動子(クォーツ)を用いることができる。数十MHz〜数百MHzのクロックで動作する通常動作モードに比べて,極めて低い周波数のクロックを用いることにより,実質的な待機モードを実現することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかるシステムLSIの好適な実施の形態について詳細に説明する。図1はCPUの構成を示す説明図である。図2は,図1のCPUを用いたシステムLSIの構成を示す説明図である。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0034】
(CPU510)
CPU510は,図1に示したように,その内部にプロセッサ511を有しており,専用高速バス521と専用ペリフェラルバス531がそれぞれCPUブリッジ520とペリフェラルブリッジ530により結合している。プロセッサ511は,コアCPU512その主要な構成要素とし,この他に内部データキャッシュRAM513および内部命令キャッシュRAM514により構成されている。
【0035】
システム制御回路534はペリフェラルブリッジ530に結合しており,外部クロック端子546により外部回路から外部クロックを受け入れることができる。このシステム制御回路534は,プロセッサ511およびその他のCPU510の構成要素にクロックを供給し,かつ制御する機能を有する。
【0036】
その他のCPU510の構成要素としては,専用高速バス521に結合されるテストインタフェース522,メモリ制御回路523,バス調停装置524および割込制御回路525がある。テストインタフェース522は外部テストバス542と結合され,メモリ制御回路523は外部メモリバス543と結合され,割込制御回路525は割込信号端子545と結合されている。専用高速バス521は外部端子544を備えており,この外部端子544にユーザの装置を結合することによってシステムLSIを構成することができる。
【0037】
また,専用ペリフェラルバス531には,システム制御回路534の他,タイマ532と,通信ポート547を持つシリアルインタフェース533が結合している。
【0038】
JTAG端子541は,プロセッサ511自体のテストインタフェース等に使われる。
【0039】
(システムLSI550)
システムLSI550は,図2に示したように,図1に示したCPU510をその主要な構成要素とし,外部端子544から専用高速バス521が拡張されている。そして,専用高速バス521には,後述するクロック制御ライブラリやアプリケーションプログラム等を格納するROM(Read Only Memory)551と,RAM(Random Access Memory)552と,ユーザオリジナルの回路群553とが結合している。
【0040】
また,専用高速バス521に結合するペリフェラルブリッジ554により,専用ペリフェラルバス555上のパワーダウン制御回路556およびユーザオリジナルのクロック生成回路557と結合している。パワーダウン制御回路556は,システムLSI550全体のクロック分配等を制御することでパワーダウンを実現している。
【0041】
外部クロック端子546にはシステムLSI550上に置かれたクロック生成回路558が結合され,システム制御回路534に外部クロックを供給している。その他,割込端子545に外部割込制御回路559を設けている。本実施の形態は,システム制御回路534およびクロック生成回路558に特徴を有する。以下に,システム制御回路534について図3を,クロック生成回路558について図4を,それぞれ参照しながら説明する。
【0042】
(システム制御回路534)
図3は,システム制御回路534の説明図である。
システム制御回路534は,プロセッサ511およびその他のCPU510の構成要素にクロックを供給し,かつ,制御する機能を有する。図3に示したように,専用ペリフェラルバス561には各種レジスタが結合し,これらレジスタにより,CPU510に供給されるクロックを制御する。以下に,各レジスタについて説明する。
【0043】
クロック供給待ちレジスタ562は,基準クロックの発振の開始時やPLL573のロックに至るまでの安定時間を確保するための設定をするレジスタであり,制御信号CKWTを出力する。
【0044】
分周比設定レジスタ563は,クロック生成回路558を制御するためのレジスタであり,クロック分周比を定め,制御信号CGCを出力する。
【0045】
クロック停止レジスタ564は,CPU510内のクロック動作モードのうち,CPU510の主要な構成要素に対しクロックの供給を停止するHALTモード(第1の特殊モード)と,CPU510の全体のクロックを停止するSTOPモード(第2の特殊モード)の指定を行うためのレジスタであり,制御信号PMPを出力する。モードの指定やCPU510のいずれの構成要素に対しクロックの供給を停止するかについての指定は,レジスタの特定のビットを設定することにより行っている。
【0046】
クロック停止制御レジスタ565は,クロック停止レジスタ564の指定に従ったクロック信号HCLKを出力するためのレジスタである。この元になるクロック信号BCLK(IN)は後述するクロック生成回路558から供給される。
【0047】
IDレジスタ566は,CPU510の種別などを与えるシステムIDを読み出すためのレジスタである。
【0048】
ステータスレジスタ567は,周辺装置のステータスを示すレジスタである。ステータスレジスタ567は,CPU510内のクロック動作モードのうち,CPU510の全体の電源を停止するSLEEPモード(第3の特殊モード)から解除した直後,CPU510内部の周辺装置におけるハンドシェイクの状態を通知する。ハンドシェイクの状態の通知は,レジスタの特定のビットを設定することにより行っている。
【0049】
これら各レジスタ562〜567は,専用ペリフェラルバス561を通して,プロセッサ511がその値を直接指定することができる。
【0050】
以上,システム制御回路534について説明した。
次いで,クロック生成回路558について説明する。
【0051】
(クロック生成回路558)
図4は,クロック生成回路558の説明図である。
クロック生成回路558はシステム制御回路534に外部クロックを供給している。MCLK0(62.5MHz),MCLK1(50MHz),およびMCLK2(32.768KHz)の各端子には各水晶発信器等からの出力がそれぞれ入力され,システムに供給される各種クロックの原振となる。
【0052】
クロック制御部571は,各種クロックの制御を行う。クロック制御部571に入力される制御信号CKWTは,システム制御回路534内のクロック供給待ちレジスタ562からの入力であり,PLL574等の安定時間を確保するために用いられる。
【0053】
制御部572は,クロック生成回路558全体の制御を行う。制御部572に入力される制御信号CGBSTPはクロック生成回路558自体のクロックを停止する信号である。後述するSLEEPモードでは,出力信号OSCENにより発振の停止を指示する。この他,制御部572は,クロックの供給/停止を制御する制御信号CLKENを分周/選択部574に出力する。
【0054】
PLL573は,供給されたクロックMCLK0に同期して,安定した高周波クロック(48〜240MHz)を生成する。上記各種クロックと併せると,全部で4系統のクロックを選択することができる。なお,PLL573は,制御信号PLLENにより停止することができる。
【0055】
すべてのクロックは分周/選択部574において分周され,かつ選択される。分周/選択部574の主な出力信号は,コアCPU512の動作クロックFCLK,専用ペリフェラルバス521のアクセス用クロックBCLK(OUT),および,タイマクロックTMCLKである。分周/選択に用いられる制御信号は,動作クロックFCLK,専用ペリフェラルバス521のアクセス用クロックBCLK(OUT)については制御信号CSELが用いられ,タイマクロックTMCLKについては制御信号TMSELが用いられる。
【0056】
本実施の形態では,高速動作モードから低速動作モードに至る多数の周波数において,クロックを動的,かつ,迅速に制御することにより,システムLSIの消費電力を最適に低減させることを第一の目的としている。システムLSI550は,図2に示したように,プロセッサ511を用いたCPU510と,ユーザオリジナルの回路群553で構成されている。従って,プロセッサ511に供給されるクロックはプロセッサ511の要請に応えるものでなければならない。
【0057】
本実施の形態のプロセッサ511は,ファストバス(FAST BUS)モードと同期モードの2つの動作モードを有する。ファストバスモードとは,専用ペリフェラルバス521のアクセス用クロックBCLKを,プロセッサ511と専用ペリフェラルバス521の双方で使用する動作モードを言う。同期モードとは,プロセッサ511ではコアCPU510の動作クロックFCLKを使用し,専用ペリフェラルバス521ではアクセス用クロックBCLKを使用する動作モードを言う。
【0058】
専用ペリフェラルバス521のアクセス用クロックBCLKは,図4に示した分周/選択部574により,コアCPU用クロックFCLKと同一,もしくはその1/2の周波数を持つ。なお,これらのモードの切替はコアCPU512のレジスタ設定により行っている。
【0059】
CPU510の場合,図3に示したシステム制御回路534内のレジスタ群において,コアCPU用クロックFCLK等につき詳細な設定をすることができた。このようにクロック群を動的,かつ,迅速に制御する機能を,本明細書中「クロックギア」と称する。なお,本実施の形態では,クロックギアによるクロック制御はファストバスモードにおいてのみ可能であるものとして説明する。
【0060】
本実施の形態のクロック動作モードの一例を図5に示した。図5はシステムLSI内にDRAM(Dynamic Random Access Memory)を有し,かつ,極低速動作モードが存在する回路構成を採用した場合のクロック動作モードである。これらの各モード間での遷移は上記クロックギアによって行われる。これについて以下に詳細に説明する。
【0061】
本実施の形態のクロック動作モードは,図5に示したように,8つの動作モードSTNn(n=0〜7)を有する。このうち,STN0〜STN4の5つが通常動作モード11に属し,STN5〜STN7の3つが特殊モード12に属する。
【0062】
通常動作モード11には,(STN0:初期動作モード)の他,CPU510の動作速度に応じて,(STN1:最高速動作モード),(STN2:高速動作モード),(STN3:低速動作モード),(STN4:極低速動作モード)がある。
【0063】
また,特殊モード12には,CPU510の主要な構成要素に対しクロックの供給を停止するモード(STN5:HALTモード),CPU510全体のクロックを停止するモード(STN6:STOPモード),CPU510全体の電源を停止するモード(STN7:SLEEPモード)がある。図5において,通常動作モード11内に記載した周波数は,専用ペリフェラルバス521のアクセス用クロックBCLKの周波数である。
【0064】
クロックの原振(オーバトーン発振を含む)は62.5MHz,50MHz,および32.768KHzの3つであり,これらは,図4に示したMCLK0,MCLK1,およびMCLK2の各端子に対応する。ここで32.768KHzは,腕時計用水晶振動子(クォーツ)を用いている。PLL573の出力は原振MCLK0に同期し,最大で240MHzまで逓倍される。そこで,システムLSI550では,PLL573で逓倍した後のクロックを含め,全部で4系統のクロックを選択することができる。
【0065】
上記周波数(62.5MHz,50MHz,32.768KHz)もしくはその半分の周波数(31.25MHz,25MHz)は,図5において,アクセス用クロックBCLKとして表示されている。なお,コアCPU512の動作クロックFCLKはその仕様により上限が定められるものとし,アクセス用クロックBCLKも,使用できる最大周波数は制限されるものとする。
【0066】
以下に,図5を参照しながら,5つの通常動作モードおよび3つの特殊モードについて説明する。まず,通常動作モードについて説明する。
【0067】
(STN0:初期動作モード,25MHz)
初期動作モードは,リセット直後の初期値設定等のために使われる。専用高速バス521,専用ペリフェラルバス531に接続される入出力装置の中には高速の応答が難しいものもあり,低速のクロックである初期動作モードで初期設定が行われる。なお,リセット直後,コアCPU512はファストバスモードとなる。
【0068】
(STN1:最高速動作モード,62.5MHz)
最高速動作モードは,専用高速バス521,専用ペリフェラルバス531を最高速で動作させるモードである。従ってシステム全体の消費電力も大きい。
【0069】
(STN2:高速動作モード,50MHz)
高速動作モードは,最高速動作モード(STN1)よりクロックが遅いが,十分な速度でアプリケーションを動作させるモードである。このようなモードを別個に設けたのは,クロックギアを円滑に実行し,システム全体の消費電力の低減を最適にするためである。
【0070】
(STN3:低速動作モード,31.25MHz)
低速動作モードは,クロックを低速にしてシステム全体の消費電力を実質的に低減させるモードである。キーボードのような低速デバイスのみを動作させている場合には,このモードで十分に機能する。
【0071】
(STN4:極低速動作モード,32.768KHz)
極低速動作モードは,実質的にシステムの待機状態(WAITモード)を実現し,システム全体の消費電力を大幅に低減させる。ただし,システムへのクロックの供給が停止されているわけではないので,速やかに上記低速動作モード等に遷移できる。
【0072】
なお,図1に示したメモリ制御回路523は外部メモリバス543により外部のDRAM等を制御するが,その際,DRAMのリフレッシュ用クロックとして上記原振32.768KHzが用いられている。これはDRAMの規格から来るものであるので,極低速動作モード(STN4)においてこれ以下の周波数を採用する場合は,DRAMを制御するメモリ制御回路523をセルフリフレッシュモードで動作させなければならない。
【0073】
以上,5つの通常動作モードについて説明した。
次いで,特殊モードについて説明する。
【0074】
(STN5:HALTモード(第1の特殊モード))
HALTモードは,図1に示したCPU510の主要な構成要素であるプロセッサ511,CPUブリッジ520,ペリフェラルブリッジ530,バス調停装置524等)に対しクロックの供給を停止するモードである。HALTモードへは,アプリケーションの側から,図3に示したシステム制御回路534内のクロック停止レジスタ564のHALT設定を行うと遷移する。これにより,クロックが速く動く大部分の装置の動作を停止するので,システム全体の消費電力を大きく低減させることができる。しかし,周辺装置はまだ動作しており,例えば割込制御回路525は動作しているので外部割込を受け付けることができ,リセット以外の手段によってクロックの供給を再開することができる。
【0075】
(STN6:STOPモード(第2の特殊モード))
STOPモードは,CPU510全体のクロックを停止するモードである。STOPモードへは,アプリケーションの側から,図3に示したシステム制御回路534内のクロック停止レジスタ564のSTOP設定を行うと遷移する。図4に示した制御信号CGBSTPは,本実施の形態に係るクロック生成回路558の停止を指示する。この結果,システム全体の消費電力は主にリーク電流に依存してくる。携帯機器で電池動作をするシステムではこのモードが有効に働く。なお,内部RAM552がDRAMである場合には,メモリ制御回路523をセルフリフレッシュモードにしておかなければならない。
【0076】
(STN7:SLEEPモード(第3の特殊モード))
SLEEPモードはCPU510全体の電源を停止するモードであり,電源に直列に接続したパワーMOS(不図示)によりその制御を行う。SLEEPモードへは,アプリケーションの側からパワーダウン制御回路556の内部レジスタ設定を行うと遷移する。SLEEPモードの解除は,まだ停止していない周辺装置であるパワーダウン制御回路556へのハードウェア信号を使う。その際,クロックの停止により内部DRAM等のデータが失われているので,アプリケーションを復旧するには相当の時間が必要となる。
【0077】
すべての通常動作モードにおいて特殊モードに遷移することができる。アプリケーションプログラムは,遷移させる特殊モードの呼び出し関数を呼び出すことにより,通常動作モードから特殊モードへ遷移することができる。逆に,遷移した特殊モードから通常動作モードに復帰するにはその特殊モードを解除するだけでよい。システム制御回路534内のレジスタの設定は何ら変更されていないからである。その特殊モードの解除は,通常,外部割込により行われ,図1に示した割込制御回路525が制御する。必要に応じて,図2に示した外部割込制御回路559も使われる。
【0078】
図5において各状態間を遷移する矢印に括弧書き数字で付された数字(以下,状態遷移番号という)は,その状態遷移に対応するライブラリを表している。ライブラリについては,後述する。
【0079】
本実施の形態のクロック動作モードを,図9に示したST7コアの場合と比較したとき,ST7コアが1系統のクロックを分周して低速動作モードに割り当てているのに対し,本実施の形態では4系統のクロックを使い分けることができた。特に,PLL573の出力を新たなクロック系統として選択枝に加えている。さらに,クロックの中には原振として腕時計用水晶振動子の32.768KHzを用い,実質的な待機モードを実現することができた。これは本実施の形態がクロックギアと言う概念の元で高速動作モードから低速動作モードに至る多数の周波数においてクロックを動的,かつ,迅速に制御する目的だからである。
【0080】
クロック動作の特殊モードも多彩である。通常備えるHALTモードやSTOPモードの他にSLEEPモードを有し,消費電力の削減を自在に実現できる構成としている。特に,通常動作モードから特殊モードへの遷移がアプリケーションプログラムから自由に設定でき,かつ,外部割込等により復帰できることは本実施の形態の優れた特徴である。
【0081】
また,コアCPU512の汎用性を失わせることなくシステムLSI全体の消費電力を低減させるために,CPU500内に本実施の形態によるシステム制御回路534やクロック生成回路558を設けている。このようにして,本実施の形態にかかるクロックの動的制御においては,システムLSI550内部のコアCPU512のクロックとCPU510とを同時に制御することができる。
【0082】
以下に,上記クロックギアの概念を実現するための制御プログラム群(以下,クロック制御ライブラリと称する。)について説明する。
【0083】
本実施の形態ではアプリケーションプログラムの側からC言語による本格的なパワーマネジメントを行うことを目的としている。これを実現するための手段がクロック制御ライブラリである。図6は,本実施の形態のクロック制御ライブラリ32の構造を示した説明図である。
【0084】
図6に示したように,アプリケーションプログラム31からライブラリ34を呼び出す場合には,まずメインライブラリ33を呼び出す。この呼び出しはC言語で行われ,メインライブラリ33自体もC言語で組まれている。メインライブラリ33は,アプリケーションプログラム31の状態に応じ,ライブラリ34のいずれかを選択してクロックの動作モード間遷移を達成する。
【0085】
ライブラリ34はすべてアセンブリ言語で組まれている。これはクロック制御関連ハード35を直接制御する必要からである。クロック制御関連ハード35とは,具体的には,図3に示したシステム制御回路534や,図4に示したクロック生成回路558である。
【0086】
メインライブラリ33がライブラリ34のいずれかを選択して呼び出す場合には,図7に示した入力パラメータ等を伴って行われる。図7は,クロックの状態遷移と,入力パラメータおよびジャンプテーブル番号とに応じて呼び出されるライブラリ関数を示した説明図である。なお,ジャンプテーブル番号はライブラリ34の置かれた相対アドレスを示している。この対応表ではシステムLSI内にDRAMを有するか,クロックモードとして極低速動作モードを有するかにより,使われるライブラリ関数が異なる。
【0087】
図8は,各ライブラリがどのようなパラメータを有しているかを示す表である。これらのパラメータにより,ライブラリは,メモリパラメータの設定,クロック切替,CPUクロックモードの切替等の処理を実行する。図8(a)は,ライブラリとそこで指定する入力パラメータ群を表している。各列(▲1▼〜▲8▼)には入力パラメータの値がリストアップされている。
【0088】
入力パラメータの内容について,図8(b)を参照しながら説明する。
メモリパラメータ変更パターン(▲1▼)は,クロックの速度に合わせてメモリ等の動作を行わせるためにメモリ等のパラメータの設定変更を行う。例えば,低速動作モードから高速動作モードに変更(ギアアップ)するときには,値0x00を指定することにより高速用メモリパラメータへ変更する。逆に,高速動作モードから低速動作モードに変更(ギアダウン)するときには,値0x01を指定することにより低速用パラメータへ変更する。なお,ここでいうメモリ等とは,例えば,RAM,ROM,I/OそしてシステムLSI内に存在するときのDRAMである。
【0089】
CPUクロックモード(▲2▼)は,プロセッサ511の2つの動作モードである同期モードとファストバスモードとを切り替える場合に指定する。ファストバスモードでは値0x00を指定し,同期モードでは値0x01を指定する。
【0090】
その他の入力パラメータについて説明すると,外部ROMメモリパラメータ(▲3▼)ではROMのタイプを指定する。外部SRAMメモリパラメータ(▲4▼)ではSRAMのタイプを指定する。外部I/Oメモリパラメータ(▲5▼)ではI/Oのタイプを指定する。SDRAM/EDO−RAMのパラメータ(▲6▼)は,そのDRAMがSDRAMである場合の値0x00〜0x09と,そのDRAMがEDO−RAMである場合の値0x00〜0x0aとがある。PCGBCNT0設定値(▲7▼)もしくはPCGBCNT1設定値(▲8▼)は,図3に示した分周比設定レジスタ563にセットする値を定め,使用する原振やクロック分周比等を指定する。上記すべてのパラメータにおいて,値が0xffの場合はその入力パラメータの設定は不要である。
【0091】
図5において各状態間を遷移する矢印に括弧書き数字で付された数字(状態遷移番号)は,その状態遷移に対応するライブラリを表している。アプリケーションプログラムにおいてクロックの状態を遷移させたいと考えた場合,状態遷移番号に対応するライブラリを呼び出し,これを実行することで状態遷移を実現している。
【0092】
ライブラリ関数と状態遷移番号とは一対一ではなく,一のライブラリ関数が上記メモリ変更パターンに応じて複数の状態遷移を実現する。例えば第一行目において,アプリケーションプログラム31がクロックを低速動作モードから高速動作モードへ切り替える制御を行った場合,メインライブラリ33はライブラリ0を呼び出すが,具体的には入力パラメータ0x00を伴い,ライブラリ関数clkgear0を相対アドレス0x00から呼び出す。
【0093】
この時,現在のクロックモードが低速動作モード(STN3)であれば,図5に示したように,状態遷移番号(5)となり,現在のクロックモードが高速動作モード(STN2)であれば状態遷移番号(3)となる。また,ライブラリ34は,クロック制御の他に,PLLの停止,タイマ設定,外部回路の分周比の設定等の処理を併せて行うことも可能である。
【0094】
以上説明したように,本実施の形態をアプリケーションプログラム31の側からみると,C言語インタフェースとしてメインライブラリ33が準備され,その制御下でクロック遷移に必要な個別のライブラリ34を呼び出す。ライブラリ34はすべてアセンブリ言語で組まれているので,上記システム制御回路534等の制御に適している。従って,このようなクロック制御ライブラリ32の構造により,ユーザの希望する低消費電力システムLSIを容易に実現することが可能である。
【0095】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかるシステムLSIの好適な実施形態について説明したが,本実施の形態はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本実施の形態の技術的範囲に属するものと了解される。
【0096】
【発明の効果】
本発明の主要な効果を挙げれば以下の通りである。
【0097】
複数系統の基準クロックを用いることによって,多様な通常動作モード(最高速動作モード,高速動作モード,低速動作モード,極低速動作モードなど)を有するシステムを構築することができる。
【0098】
また,現在のクロック状態と遷移させた後のクロック状態との関係を,クロック制御ライブラリという形で関数化することにより,通常動作モードにおける複数のクロック状態を,あたかもギアチェンジさせるように動的かつ迅速に制御することができる。このようにして,クロック状態のより細かな制御が可能となった。
【0099】
さらに,本発明では,クロック制御回路内にレジスタを有し,通常動作モードから特殊モードにクロック状態を遷移させる際の制御を,このレジスタ値の変更により行っている。この際,特殊モードに遷移した後もレジスタの設定は何ら変更されないので,特殊モードから通常動作モードへと再び遷移する際には,外部割込などにより特殊モードを解除するだけでよく,制御が容易に行える。
【0100】
さらに,本発明では,クロック制御ライブラリのメインライブラリがアプリケーションプログラムと同一のプログラム言語で記述され,アプリケーションからメインライブラリの呼び出しも同一のプログラム言語で行われることにより,ユーザが取り扱いやすいような柔軟なインタフェースを実現し,ユーザが自らのシステムに最適なパワーマネージメントシステムを選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】CPUの構成を示す説明図である。
【図2】図1のCPUを用いたシステムLSIの構成を示す説明図である。
【図3】システム制御回路の説明図である。
【図4】クロック生成回路の説明図である。
【図5】クロック動作モードとその状態遷移の一例を表した図である。
【図6】クロック制御ライブラリの構造を示す説明図である。
【図7】クロック制御ライブラリの呼び出しを示す説明図である。
【図8】ライブラリが有するパラメータの説明図であり,図8(a)はライブラリへの入力パラメータを示し,図8(b)は入力パラメータの内容を示している。
【図9】従来のクロック制御回路の説明図である。
【図10】従来のクロック動作モードの説明図である。
【符号の説明】
510 CPU
511 プロセッサ
512 コアCPU
513 内部データキャッシュRAM
514 内部命令キャッシュRAM
520 CPUブリッジ
521 専用高速バス
522 テストインタフェース
523 メモリ制御回路
524 バス調停装置
525 内部割込制御回路
531 専用ペリフェラルバス
532 タイマ
533 シリアルインタフェース
534 システム制御回路
541 JTAG端子
542 外部テストバス
543 外部メモリバス
544 外部端子
545 割込信号端子
546 外部クロック端子
547 通信ポート
550 システムLSI
551 ROM
552 RAM
553 ユーザオリジナルの回路群
554 ペリフェラルブリッジ
555 専用ペリフェラルバス
556 パワーダウン制御回路
557 ユーザオリジナルのクロック生成回路
558 クロック生成回路
559 外部割込制御回路
561 専用ペリフェラルバス
562 クロック供給待ちレジスタ
563 分周比設定レジスタ
564 クロック停止レジスタ
565 クロック停止制御レジスタ
566 IDレジスタ
567 ステータスレジスタ
571 クロック制御部
572 制御部
573 PLL
574 分周/選択部

Claims (7)

  1. 中央処理装置に供給されるクロック状態に応じて,複数の通常動作モードと,特殊モードとを有するシステムLSIであって:
    前記通常動作モード間のクロック状態の遷移を行うためのクロック制御ライブラリが格納された第1の記憶手段と;
    レジスタを有し,該レジスタ値の変更により,前記通常動作モードと前記特殊モードとの間のクロック状態の遷移を行うとともに,前記クロック制御ライブラリに応じて,前記通常動作モード間のクロック状態の遷移を行うシステム制御回路と;
    複数の基準クロックが入力されて,前記システム制御回路の制御に応じて,前記中央処理装置に供給されるクロックを生成するクロック生成回路と;
    アプリケーションプログラムが格納された第2の記憶手段と;
    を備え,
    前記特殊モードは,前記中央処理装置の主要な構成要素に対しクロックの供給を停止する第1の特殊モードと,中央処理装置全体のクロックを停止する第2の特殊モードと,中央処理装置全体の電源を停止する第3の特殊モードと,から成り,
    前記アプリケーションプログラムが,その選択により前記クロック制御ライブラリの呼び出し,および,前記レジスタ値の変更が制御されることを特徴とする,システムLSI。
  2. 前記クロック制御ライブラリは,
    前記システム制御回路および前記クロック生成回路を制御して前記中央処理装置に供給されるクロック状態を遷移させるための複数のライブラリと,
    前記アプリケーションプログラムにより呼び出されて,前記中央処理装置に供給されるクロック状態に応じて,前記ライブラリのいずれかを選択するメインライブラリと,
    から成ることを特徴とする,請求項1に記載のシステムLSI。
  3. 前記メインライブラリは,前記アプリケーションプログラムと同一のプログラム言語で記述されていることを特徴とする,請求項2に記載のシステムLSI。
  4. 前記各ライブラリは,前記クロック生成回路および前記システム制御回路を直接制御可能なプログラム言語で記述されていることを特徴とする,請求項2または3に記載のシステムLSI。
  5. 前記システム制御回路は,
    前記クロック生成回路におけるクロックの分周比を設定するための分周比設定レジスタと,
    前記クロック生成回路からクロック信号が供給されて,個別のクロック信号を停止または供給するための設定を行うためのクロック停止用レジスタと,
    前記第3の特殊モードから解除した直後の前記中央処理装置の状態を判断するステータスレジスタと,
    を備えたことを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載のシステムLSI。
  6. 前記クロック生成回路は,
    前記複数の基準クロックが入力されて,必要に応じて該基準クロックを逓倍したクロックを生成するPLLと,
    前記基準クロックまたは前記逓倍された基準クロックを分周または選択する分周/選択部と,
    を備えたことを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載のシステムLSI。
  7. 一の前記基準クロックは,原振として32.768kHzを用いることを特徴とする,請求項6に記載のシステムLSI。
JP2002047696A 2002-02-25 2002-02-25 システムlsi Expired - Lifetime JP3782361B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047696A JP3782361B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 システムlsi
US10/251,755 US6895519B2 (en) 2002-02-25 2002-09-23 System LSI

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047696A JP3782361B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 システムlsi

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003248524A JP2003248524A (ja) 2003-09-05
JP3782361B2 true JP3782361B2 (ja) 2006-06-07

Family

ID=27750710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002047696A Expired - Lifetime JP3782361B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 システムlsi

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6895519B2 (ja)
JP (1) JP3782361B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004054834A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd プログラム開発方法、プログラム開発支援装置およびプログラム実装方法
WO2006070433A1 (ja) * 2004-12-27 2006-07-06 Fujitsu Limited 電子装置,制御装置,電子機器,制御方法,制御プログラム
US7275164B2 (en) * 2005-01-31 2007-09-25 International Business Machines Corporation System and method for fencing any one of the plurality of voltage islands using a lookup table including AC and DC components for each functional block of the voltage islands
JP4532421B2 (ja) 2006-02-27 2010-08-25 アラクサラネットワークス株式会社 ネットワーク中継装置
JP4786371B2 (ja) * 2006-02-27 2011-10-05 アラクサラネットワークス株式会社 ネットワーク中継装置
US20080155296A1 (en) * 2006-12-22 2008-06-26 Fujitsu Limited Apparatus for controlling clock signals to processor circuit
US8312310B2 (en) 2007-05-01 2012-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method for changing clock frequency and modulation method based on current state
JP2008305329A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Oki Electric Ind Co Ltd クロックコントローラ及びそれを用いた論理シミュレーション方法と論理シミュレーション装置
US8190139B2 (en) * 2007-08-24 2012-05-29 Delphi Technologies, Inc. Telematics system and method of communication
US8113837B2 (en) 2007-11-26 2012-02-14 Peter John Zegarelli Oral appliance for delivering a medicament
JP5609326B2 (ja) 2010-07-01 2014-10-22 富士通セミコンダクター株式会社 クロック分周回路
CN102387572B (zh) * 2010-08-27 2014-10-15 宏达国际电子股份有限公司 移动通讯装置与通讯传输方法
US20140089573A1 (en) * 2012-09-24 2014-03-27 Palsamy Sakthikumar Method for accessing memory devices prior to bus training
KR101993626B1 (ko) * 2012-12-11 2019-06-28 삼성전자 주식회사 특수 기능 레지스터를 포함하는 시스템 온 칩 및 그 동작 방법
US9268627B2 (en) 2013-03-14 2016-02-23 Applied Micro Circuits Corporation Processor hang detection and recovery
US9424165B2 (en) * 2013-03-14 2016-08-23 Applied Micro Circuits Corporation Debugging processor hang situations using an external pin
CN104932959A (zh) * 2014-03-19 2015-09-23 刘远峰 一种解析芯片寄存器运行状态的方法和系统
FR3026869B1 (fr) * 2014-10-07 2016-10-28 Sagem Defense Securite Systeme embarque sur puce a haute surete de fonctionnement

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06119079A (ja) 1992-10-01 1994-04-28 Canon Inc 携帯型情報処理装置
JP3087493B2 (ja) 1993-01-13 2000-09-11 村田機械株式会社 ファクシミリ装置
TW282525B (ja) * 1994-06-17 1996-08-01 Intel Corp
US5811987A (en) * 1995-06-02 1998-09-22 Advanced Micro Devices, Inc. Block clock and initialization circuit for a complex high density PLD
JPH0962397A (ja) 1995-08-30 1997-03-07 Nkk Corp 動作クロック制御システム
JPH10149237A (ja) 1996-11-20 1998-06-02 Kyushu Syst Joho Gijutsu Kenkyusho 半導体回路
JP3179054B2 (ja) 1997-08-29 2001-06-25 富士通株式会社 データ処理装置及びクロック切換方法
JPH11194849A (ja) 1997-12-26 1999-07-21 Nec Corp データ処理方法および装置、情報記憶媒体
JP2000091976A (ja) 1998-09-17 2000-03-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 携帯端末装置
JP4180161B2 (ja) 1998-10-15 2008-11-12 株式会社三共 遊技機
JP2001202155A (ja) 2000-01-18 2001-07-27 Hitachi Ltd 低消費電力処理装置
JP2001238190A (ja) 2000-02-25 2001-08-31 Canon Inc 画像処理装置及びその制御処理方法
US6574739B1 (en) * 2000-04-14 2003-06-03 Compal Electronics, Inc. Dynamic power saving by monitoring CPU utilization
JP2002182776A (ja) 2000-12-18 2002-06-26 Kenwood Corp 動作周波数制御システム及び動作周波数制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030163743A1 (en) 2003-08-28
US6895519B2 (en) 2005-05-17
JP2003248524A (ja) 2003-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3782361B2 (ja) システムlsi
US5918061A (en) Enhanced power managing unit (PMU) in a multiprocessor chip
US7681057B2 (en) Power management of non-volatile memory systems
JP3919245B2 (ja) 集積プロセッサ
US6990594B2 (en) Dynamic power management of devices in computer system by selecting clock generator output based on a current state and programmable policies
KR100716730B1 (ko) 중앙 처리 장치의 아이들 상태에서의 시스템 전력 소모절감을 위한 방법 및 그 방법을 적용한 모바일 장치
CN100527045C (zh) 为低功率设计的动态时钟系统与方法
KR100385155B1 (ko) 외부핀신호를다중화하는장치를포함하는집적프로세서
US20010007113A1 (en) Power management circuit that qualifies powergood disable signal
EP2549354B1 (en) Dynamic frequency control using coarse clock gating
US8923087B2 (en) Method and apparatus for decreasing leakage power consumption in power gated memories
US10296065B2 (en) Clock management using full handshaking
US11789515B2 (en) Semiconductor device
KR20170088768A (ko) 반도체 장치
US8352794B2 (en) Control of clock gating
JP2009122922A (ja) データ処理装置
CN101320347B (zh) 电脑系统和其控制处理器的方法
JP2835224B2 (ja) クロック切り替え制御装置
JPH0863253A (ja) マイクロプロセッサ
JPH06309280A (ja) キーボードシステム
CN109753313A (zh) 一种用于唤醒处理器的装置和方法
JPH10320072A (ja) 消費電力制御回路
JP2004110450A (ja) プロセッサのクロック制御方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3782361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term