JP3782346B2 - 端面研磨方法 - Google Patents

端面研磨方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3782346B2
JP3782346B2 JP2001401265A JP2001401265A JP3782346B2 JP 3782346 B2 JP3782346 B2 JP 3782346B2 JP 2001401265 A JP2001401265 A JP 2001401265A JP 2001401265 A JP2001401265 A JP 2001401265A JP 3782346 B2 JP3782346 B2 JP 3782346B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
ferrule
end surface
face
hardness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001401265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003205445A (ja
Inventor
浩二 皆見
淳司 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikoh Giken Co Ltd
Original Assignee
Seikoh Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seikoh Giken Co Ltd filed Critical Seikoh Giken Co Ltd
Priority to JP2001401265A priority Critical patent/JP3782346B2/ja
Priority to US10/323,374 priority patent/US7001080B2/en
Publication of JP2003205445A publication Critical patent/JP2003205445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3782346B2 publication Critical patent/JP3782346B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3863Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture fabricated by using polishing techniques
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/22Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground
    • B24B19/226Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground of the ends of optical fibres

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信用ファイバや光通信用ファイバを保持したフェルール等の棒状部材の端面を研磨する端面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信用ファイバは、コネクタの主要部材であるフェルールの中心孔内にファイバを接着固定した後、フェルール端面とファイバ端面とを同時に平滑に研磨し鏡面に仕上げて使用される。この研磨仕上げしたフェルール及びファイバの研磨面が、フェルールの中心軸と垂直な面でなかったり、あるいは、研磨面に傷があったりすると、フェルール同士が対向接続される光コネクタにおいて、対向位置精度が劣化し損失が大きくなってしまう。そのため、光ファイバを含むフェルールの研磨面は高精度に研磨仕上げする必要がある。
【0003】
この光ファイバを含むフェルールの端面を研磨する際に用いる従来の光ファイバ端面研磨装置としては、例えば、特開平3−26456号公報に開示されたものがある。この公報に開示された光ファイバ端面研磨装置は、自転円盤の同心円上で回転する偏心盤を持ち、この偏心盤に公転用のモータの回転を伝達する遊星歯車を持ち、これらを研磨盤に結合させて研磨盤を自転および公転させる一方、この研磨盤に固定した研磨部材に対して、装置本体に設けられた支持部によって治具盤に保持された多数のフェルールの端面を研磨部材に押し付けて研磨するものである。
【0004】
このような光ファイバ端面研磨装置を用いてフェルールの端面を研磨する場合、一般的には、所定硬度の研磨部材を用いて研磨する粗研磨工程を行った後に、粗研磨工程で用いた研磨部材より高硬度の研磨部材を用いて研磨する中研磨工程を行い、続いて、中研磨工程で用いた研磨部材よりも更に高硬度の研磨部材を用いて研磨する仕上げ研磨工程を順次行う光ファイバ端面研磨方法が用いられている。
【0005】
このような光ファイバ端面研磨方法では、自転又は公転させる研磨盤に固定された研磨部材でフェルールの端面を研磨するため、例えば、フェルールの端面を粗研磨工程で粗研磨することにより、フェルールの端面の半径方向外側の周縁部が徐々に粗研磨されてフェルールの端面が凸球面になる。
【0006】
この粗研磨工程に続いて中研磨工程及び仕上げ研磨工程を順次行うが、この場合、その直前の研磨工程で使用した研磨部材より高硬度の研磨部材に交換して研磨している。すなわち、粗研磨工程で使用した研磨部材より高硬度の研磨部材で中研磨工程を行い、続いて、中研磨工程より高硬度の研磨部材で仕上げ研磨工程を行うことでフェルールの端面を研磨している。これにより、フェルールの端面が凸球面となった状態から、フェルールの端面の光ファイバ端面近傍を除々に平滑に研磨することで鏡面仕上げを行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した光ファイバ端面研磨方法では、各研磨工程毎に低硬度から高硬度の研磨部材に順次交換しながらフェルールの端面を研磨部材に所定荷重で押し付けて研磨するため、最初の粗研磨工程でフェルールの端面の略中央部を凸面とした後の中研磨工程及び仕上げ研磨工程では、フェルールの端面に対する研磨圧力が径方向外側に向かって除々に小さくなってしまう。すなわち、中研磨工程及び仕上げ研磨工程では、粗研磨工程に比べてフェルールの端面を押し付けて研磨する際に研磨部材が弾性変形する変化量が小さくなり、フェルールの端面の研磨部材に当接する面積が除々に光ファイバ端面に向かって小さくなっていく。このため、フェルールの端面の光ファイバの端面近傍に加わる研磨圧力が大きくなり、フェルールの端面の径方向外側の周縁部が中研磨工程及び仕上げ研磨工程で研磨されず、結果的に粗研磨工程での研磨残りが発生してしまうという問題がある。
【0008】
この研磨残りが発生したフェルールを、例えば、光コネクタアダプタの対向接続させる際に、フェルールの端面の周縁部がスリーブの内面に接触してしまい、スリーブの内面に傷が発生するという問題がある。
【0009】
また、粗研磨工程から次の研磨工程に進むにつれて、フェルールの端面の略中央部に加わる研磨圧力が大きくなるために、フェルールの端面の光ファイバ端面近傍を研磨しすぎてその部分が凹んだり、あるいは、フェルールの端面と研磨部材の研磨面との間に、異物が入り込むとフェルールの端面にスクラッチが発生し易いという問題がある。
【0010】
さらに、研磨部材の研磨面には、フェルールの端面を研磨する研磨粒子を介在させているが、フェルールの端面の光ファイバ端面近傍に加わる研磨圧力が大きいと、この研磨粒子の影響により、フェルールの端面に加工変質層が発生してしまう。これにより、フェルール同士を対向接続させた際に、反射減衰量が小さくなってしまうという問題がある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑み、フェルールの端面の研磨精度を向上すると共に対向接続時の反射減衰量を大きくすることができる端面研磨方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、装置本体に支持されて回転及び揺動する研磨盤上の研磨部材に、治具盤に装着された棒状部材を押圧することにより当該棒状部材の端面を研磨する端面研磨方法において、硬度の異なる複数の研磨部材を用いて、高硬度から低硬度に順次交換された研磨部材で前記棒状部材の端面を研磨することを特徴とする端面研磨方法にある。
【0013】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記棒状部材は、前記研磨部材に対して所定位置に支持されると共に定荷重で押し付けられていることを特徴とする端面研磨方法にある。
【0014】
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記複数の研磨部材が、所定硬度の粗研磨部材と、該粗研磨部材より低硬度の中研磨部材と、該中研磨部材より低硬度の仕上げ研磨部材とからなることを特徴とする端面研磨方法にある。
【0015】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記研磨部材が、研磨盤上に固定される弾性部材と、当該弾性部材の上面に載置される研磨シートとを有することを特徴とする端面研磨方法にある。
【0016】
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記棒状部材が、光ファイバを保持したフェルール又は該フェルールを保持する光コネクタであることを特徴とする端面研磨方法にある。
【0017】
かかる本発明では、高硬度から低硬度の研磨部材に順次交換しながらフェルールの端面を研磨することで、フェルールの端面に加わる研磨圧力を除々に均一に分散させてフェルールの端面を平滑に研磨することができるため、フェルール同士を対向接続させた際に反射減衰量を大きくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0019】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る端面研磨装置の一部断面図である。
【0020】
図1に示すように、端面研磨装置10は、光ファイバ11を保持するフェルール12が複数箇所で固定される治具盤13と、治具盤13が固定される装置本体14と、治具盤13の下方に設けられ回転及び揺動するように装置本体14に設けられた研磨盤15とを具備する。
【0021】
治具盤13は、フェルール12を挿入可能な貫通孔16を複数有し、治具固定ねじ17を用いて装置本体14に固定されている。
【0022】
また、研磨盤15の上面部には、フェルール12の端面を研磨する研磨部材18が脱着可能に取付けられている。この研磨部材18は、研磨盤15上に固定される弾性部材19と、この弾性部材19の上面に載置される研磨シート20とから構成されている。
【0023】
また、研磨部材18は、詳しくは後述するが、所定硬度の粗研磨用弾性部材上に所定の研磨粗さの粗研磨シートを有する粗研磨部材と、粗研磨用弾性部材より低硬度の中研磨用弾性部材上に粗研磨シートより研磨粗さの大きい中研磨シートを有する中研磨部材と、中研磨用弾性部材より低硬度の仕上げ研磨用弾性部材上に中研磨シートより研磨粗さの大きい仕上げ研磨シートを有する仕上げ研磨部材とからなる。
【0024】
さらに、弾性部材19に用いる材料としては、所定硬度に適宜調整できれば特に限定されず、例えば、ゴム、エラストマ、樹脂等を挙げることができる。
【0025】
この研磨シート20は、例えば、ダイヤモンド、酸化シリコン、酸化セリウム、炭化ケイ素等からなる砥粒(図示なし)を具備し、弾性部材19の上面に貼着されている。
【0026】
一方、治具盤13は、フェルール12の先端部を貫通孔16内に挿入してフェルール12の端面が研磨部材18の上面に当接した状態で、フェルール12の端面を定荷重で研磨部材18の研磨面に押し付ける保持部材21を具備する。
【0027】
保持部材21は、フェルール12を保持する保持孔22と、この保持孔22に連通してフェルール12に保持された光ファイバ11を挿通させる挿通孔23とが設けられている。
【0028】
また、保持孔22内には、フェルール12の端面を定荷重で研磨部材18の研磨面に押し付けるための調整バネ24と、荷重を調整するための調整ねじ25とが取付けられている。
【0029】
このように研磨部材18の上面に定荷重で押し付けられたフェルール12の端面は、研磨盤15を自転又は公転させて研磨するが、このとき、後述する粗研磨工程、中研磨工程及び仕上げ研磨工程毎に高硬度から低硬度の研磨部材に順次交換して研磨することになる。
【0030】
ここで、本実施形態の端面研磨方法について図2〜4を参照しながら詳細に説明する。なお、図2〜図4は、本発明の実施形態1に係る端面研磨方法の各研磨工程を説明する概略断面図である。
【0031】
まず、図2(a)に示すように、粗研磨工程では、研磨盤15上に固定された所定硬度の粗研磨用弾性部材19a上の粗研磨シート20aの表面に、光ファイバを含むフェルール12の端面を定荷重で押し付けて粗研磨する。このとき、フェルール12の端面を定荷重で押し付けることにより、粗研磨部材18Aが厚さ方向に弾性変形してフェルール12の端面を押し付けた部分が所定量減り込むことになる。
【0032】
続いて、フェルール12の端面を粗研磨部材18Aの上面に押し付けた状態で、研磨盤15を自転又は公転させてフェルール12の端面を粗研磨する。この場合、図2(b)に示すように、フェルール12の端面に加わる研磨圧力が、フェルール12の端面の略中央部から径方向外側に向かって除々に大きくなる。これにより、図2(c)に示すように、フェルール12の端面の径方向外側の周縁部が粗研磨され、フェルール12の端面が凸球面となる。
【0033】
次に、図3(a)に示すように、中研磨工程では、まず、粗研磨工程で使用した粗研磨用弾性部材19aより低硬度の中研磨用弾性部材19bに交換し、その後、粗研磨工程と同様に、中研磨用弾性部材19b上に貼着された中研磨シート20bの表面に粗研磨して凸球面としたフェルール12の端面を定荷重で押し付けて研磨する。このとき、中研磨工程では、粗研磨用弾性部材19aより低硬度の中研磨用弾性部材19bに交換して定荷重で研磨するので、粗研磨に比べて中研磨部材18Bが弾性変形する変形量が大きくなる。
【0034】
これにより、図3(b)に示すように、フェルール12の端面に加わる研磨圧力の圧力分布を光ファイバ11の端面近傍に集中させず、フェルール12の端面の全面に同心円状に略均一に分散させることができる。従って、図3(c)に示すように、フェルール12の端面の光ファイバ11端面近傍を研磨すると共にフェルール12の端面の径方向外側の周縁部も研磨することができる。
【0035】
次いで、図4(a)に示すように、仕上げ研磨工程では、まず、中研磨工程で使用した中研磨用弾性部材19bより低硬度の仕上げ研磨用弾性部材19cに交換し、その後、粗研磨工程及び中研磨工程と同様に、仕上げ研磨用弾性部材19c上に貼着された仕上げ研磨シート20cの表面にフェルール12の端面を定荷重で押し付けて仕上げ研磨する。
【0036】
このとき、仕上げ研磨工程では、中研磨用弾性部材19bより低硬度の仕上げ研磨用弾性部材19cに交換して定荷重で仕上げ研磨するので、フェルール12の端面が仕上げ研磨部材18Cの表面に接触する面積が中研磨工程に比べて大きくなる。これにより、図4(b)に示すように、中研磨工程よりも更にフェルール12の端面に加わる研磨圧力を略均一に分散させることができる。従って、図4(c)に示すように、光ファイバ11を含むフェルール12の端面を平滑に仕上げ研磨することができる。
【0037】
このように、本実施形態の端面研磨方法によれば、高硬度から低硬度の各研磨部材18A〜18Cに順次交換しながらフェルール12の端面を研磨することにより、フェルール12の端面に加わる研磨圧力を除々に均一に分散させてフェルール12の端面を平滑に研磨することができる。
【0038】
粗研磨工程で使用する粗研磨部材の粗研磨用弾性部材の硬度は95Hs〜65Hs程度が適当であり、中研磨工程で使用する中研磨部材の中研磨用弾性部材の硬度は粗研磨用弾性部材より低硬度であればよく、例えば55±10Hs程度が適当であり、仕上げ研磨工程で使用する仕上げ研磨部材の仕上げ研磨用弾性部材の硬度は中研磨用弾性部材より低硬度であることが好ましく、例えば45±10Hs程度がよい。
【0039】
また、本実施形態では粗研磨工程、中研磨工程及び仕上げ研磨工程毎に高硬度から低硬度の研磨部材に順次交換して研磨する工程について記載しているが、
粗研磨工程後の中研磨工程で使用する中研磨部材は粗研磨部材よりも低硬度の研磨部材に交換し、その後の仕上げ研磨工程で使用する仕上げ研磨部材は中研磨部材と同等か±10Hs程度、あるいは中研磨部材より高硬度であってもよい。詳しくは、粗研磨工程後の中研磨工程で使用する中研磨部材の中研磨用弾性部材を粗研磨用弾性部材よりも低硬度の弾性部材に交換し、その後の仕上げ研磨工程で使用する仕上げ研磨部材の仕上げ研磨用弾性部材は中研磨用弾性部材と同等か±10Hs程度の差異の硬度の研磨用弾性部材、又は中研磨用弾性部材よりも高硬度の研磨用弾性部材を用いる。このようにしたとしても、フェルールの端面に加わる研磨圧力を均一に分散させフェルール端面の全面を研磨することができ、上述の本実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0040】
また、フェルール12の端面に加わる研磨圧力を均一に分散させることにより、各研磨シート20a〜20c表面の砥粒の影響で光ファイバ11の端面に加工変質層が発生することを防ぐことができる。従って、フェルール12同士を対向接続させた際に、反射減衰量を大きくすることができる。
【0041】
ここで、上述した本発明の端面研磨方法の実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】
(実施例)
実施例では、粗研磨工程で使用する粗研磨部材の粗研磨用弾性部材の硬度を65Hsとし、中研磨工程で使用する中研磨部材の中研磨用弾性部材の硬度を55Hsとし、仕上げ研磨工程で使用する仕上げ研磨部材の仕上げ研磨用弾性部材の硬度を45Hsとして、光ファイバを含むフェルールの端面を研磨した。また、各研磨工程で使用する研磨部材上の研磨シートに対してフェルールの端面を押し付ける荷重(N)は、2.0Nとした。なお、研磨シートとして、酸化シリコン(Si02)を用いた。
【0043】
(比較例)
また、比較のため、実施例と逆の工程で光ファイバを含むフェルールの端面を研磨した。なお、各研磨工程での研磨条件は実施例と同一とした。
【0044】
(試験例1)
実施例及び比較例で研磨した複数のフェルールを用意し、これら実施例及び比較例のフェルールについて光ファイバの端面が軸方向に凹んだ凹み量(μm)を測定した。その結果を図5に示す。なお、図5は、凹み量ごとの頻度を表す分布図であって、図5(a)が実施例であり、図5(b)が比較例である。なお、凹み量は、光ファイバの軸方向に凹んだものをマイナス(−)の数値で表した。
【0045】
図5(a)及び(b)を比較すると、実施例の方が、比較例に比べて光ファイバの端面に凹みが発生する頻度が少ないため、光ファイバの端面を平滑に研磨できていることが分かる。
【0046】
(試験例2)
試験例1と同様に、実施例及び比較例で研磨した複数のフェルールを用意し、実施例で研磨したフェルール同士を対向接続させた場合の反射減衰量(dB)と、比較例で研磨したフェルール同士を対向接続させた場合の反射減衰量(dB)とをそれぞれ測定した。その結果を図6に示す。図6は、反射減衰量ごとの頻度を表す分布図であって、図6(a)が実施例であり、図6(b)が比較例である。
【0047】
図6(a)及び(b)を比較すると、実施例の方が、比較例に比べて反射減衰量を大きくできることが分かった。特に、実施例で研磨したフェルール同士では、60dB以上の反射減衰量で対向接続を頻度良く行うことができる。
【0048】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態1を説明したが、端面研磨方法の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
【0049】
上述した実施形態1では、研磨シートを弾性部材の上面に貼着するようにしたが、これに限定されず、弾性部材と研磨シートを一体的に成形してもよい。
【0050】
また、光ファイバを含むフェルールの端面を研磨シートで研磨するようにしたが、これに限定されず、研磨シート上に、例えば、フェルール及び光ファイバの端面を研磨する研磨粒子を均一分散させた研磨液を塗布して、この研磨液中の研磨粒子で研磨するようにしてもよい。
【0051】
この場合、上述したように、フェルールの端面に加わる研磨圧力を均一に分散させることができるので、研磨液中の研磨粒子の影響で、フェルールの端面の光ファイバ端面近傍に加工変質層が形成されることがない。従って、フェルールの端面と研磨シート表面との間に研磨液を介在させても、フェルールの端面を研磨粒子によって平滑に研磨することができ、また、フェルール同士の対向接続時に反射減衰量を大きくすることができる。
【0052】
さらに、上述した実施形態1では、光ファイバを含むフェルールの端面を研磨するよう説明したが、これに限定されず、例えば、フェルールを保持する光コネクタ等の棒状部材の端面を研磨するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の端面研磨方法によれば、高硬度から低硬度の研磨部材に順次交換しながらフェルールの端面を研磨することで、フェルールの端面に加わる研磨圧力を除々に均一に分散させてフェルールの端面を平滑に研磨することができると共に対向接続時の反射減衰量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る端面研磨装置の一部断面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る端面研磨方法の粗研磨工程を説明する概略断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る端面研磨方法の中研磨工程を説明する概略断面図である
【図4】本発明の実施形態1に係る端面研磨方法の仕上げ研磨工程を説明する概略断面図である
【図5】本発明の試験例1に係る凹み量ごとの頻度を表す分布図であって、図5(a)が実施例であり、図5(b)が比較例である。
【図6】本発明の試験例2に係る反射減衰量ごとの頻度を表す分布図であって、図6(a)が実施例であり、図6(b)が比較例である。
【符号の説明】
10 端面研磨装置
11 光ファイバ
12 フェルール
13 治具盤
14 装置本体
15 研磨盤
16 貫通孔
17 治具固定ねじ
18 研磨部材
19 弾性部材
20 研磨シート
21 保持部材
22 保持孔
23 挿通孔
24 調整バネ
25 調整ねじ

Claims (5)

  1. 装置本体に支持されて回転及び揺動する研磨盤上の研磨部材に、治具盤に装着された棒状部材を押圧することにより当該棒状部材の端面を研磨する端面研磨方法において、
    硬度の異なる複数の弾性部材を有する研磨部材を用いて、高硬度から低硬度に順次交換された弾性部材を有する研磨部材で前記棒状部材の端面を研磨することを特徴とする端面研磨方法。
  2. 請求項1記載の端面研磨方法において、前記棒状部材は、前記研磨部材に対して所定位置に支持されると共に定荷重で押し付けられていることを特徴とする端面研磨方法。
  3. 請求項1又は2に記載の端面研磨方法において、前記複数の弾性部材を有する研磨部材が、所定硬度の弾性部材を有する粗研磨部材と、該粗研磨部材より低硬度の弾性部材を有する中研磨部材と、該中研磨部材より低硬度の弾性部材を有する仕上げ研磨部材とからなることを特徴とする端面研磨方法。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の端面研磨方法において、前記研磨部材が、研磨盤上に固定される弾性部材と、当該弾性部材の上面に載置される研磨シートとを有することを特徴とする端面研磨方法。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の端面研磨方法において、前記棒状部材が、光ファイバを保持したフェルール又は該フェルールを保持する光コネクタであることを特徴とする端面研磨方法。
JP2001401265A 2001-12-28 2001-12-28 端面研磨方法 Expired - Fee Related JP3782346B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001401265A JP3782346B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 端面研磨方法
US10/323,374 US7001080B2 (en) 2001-12-28 2002-12-19 End face polishing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001401265A JP3782346B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 端面研磨方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003205445A JP2003205445A (ja) 2003-07-22
JP3782346B2 true JP3782346B2 (ja) 2006-06-07

Family

ID=27640098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001401265A Expired - Fee Related JP3782346B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 端面研磨方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7001080B2 (ja)
JP (1) JP3782346B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7698163B2 (en) * 2002-11-22 2010-04-13 Accenture Global Services Gmbh Multi-dimensional segmentation for use in a customer interaction
US7407431B2 (en) * 2005-07-07 2008-08-05 Board Of Regents, The University Of Texas System Optical fiber polishing and finishing system, device and method
US7738760B2 (en) * 2007-03-23 2010-06-15 Domaille Engineering, Llc Optical polishing fixture
US8708776B1 (en) 2008-12-04 2014-04-29 Domaille Engineering, Llc Optical fiber polishing machines, fixtures and methods
FR2969715B1 (fr) 2010-12-22 2017-12-15 Valeo Systemes Thermiques Carter pour module d'admission, notamment pour module d'admission de moteur thermique de vehicule automobile, et module d'admission comprenant un tel carter
US9022671B2 (en) * 2012-06-28 2015-05-05 Michael Buzzetti Fiber optic connector fiber stub remover and method
US20150355416A1 (en) * 2014-06-06 2015-12-10 Corning Optical Communications LLC Methods and systems for polishing optical fibers
US9989709B2 (en) 2016-05-23 2018-06-05 The Boeing Company Method for polishing end faces of plastic optical fiber
US11079554B1 (en) * 2020-02-26 2021-08-03 The Boeing Company Process for polishing end face of gigabit plastic optical fiber

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2079276C (en) * 1991-10-01 1999-09-21 Jie Xu Polishing process for optical connector assembly with optical fiber and polishing apparatus
JP2704335B2 (ja) * 1991-12-17 1998-01-26 株式会社精工技研 光ファイバ端面研磨方法およびその研磨装置ならびにその研磨方法で得た光ファイバ付きフェルール
US5556323A (en) * 1994-06-30 1996-09-17 Siecor Corporation Method of polishing optical connectors
JP3078714B2 (ja) * 1994-10-07 2000-08-21 株式会社精工技研 フェルール固定手段を有する光ファイバ端面研磨装置
US6048104A (en) * 1996-09-06 2000-04-11 Seiko Seiki Kabushiki Kaisha Ferrule for use in optical fiber connector
JP3296713B2 (ja) * 1996-02-27 2002-07-02 古河電気工業株式会社 光コネクタの端面研磨方法およびその研磨機
JP2985075B2 (ja) * 1998-04-23 1999-11-29 セイコーインスツルメンツ株式会社 光コネクタ用フェルールの凸球面研磨方法
JP3483497B2 (ja) * 1999-04-19 2004-01-06 セイコーインスツルメンツ株式会社 研磨部材および端面研磨方法
JP3535411B2 (ja) * 1999-03-05 2004-06-07 日本電信電話株式会社 光コネクタのフェルール端面の研磨装置および研磨方法
US6752536B2 (en) * 2001-04-27 2004-06-22 Ciena Corporation Method of simultaneously polishing a plurality of diverse fiber optic cable connectors

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003205445A (ja) 2003-07-22
US7001080B2 (en) 2006-02-21
US20030147599A1 (en) 2003-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2704335B2 (ja) 光ファイバ端面研磨方法およびその研磨装置ならびにその研磨方法で得た光ファイバ付きフェルール
US5951374A (en) Method of polishing semiconductor wafers
CA2079276C (en) Polishing process for optical connector assembly with optical fiber and polishing apparatus
JP2632738B2 (ja) パッキングパッド、および半導体ウェーハの研磨方法
US6764392B2 (en) Wafer polishing method and wafer polishing device
WO2008044408A1 (fr) Pierre à meuler
JP3084471B2 (ja) 光コネクタフェルール端面の研磨方法
JP3782346B2 (ja) 端面研磨方法
US6113469A (en) Method of polishing ferrule for optical connector into convex spherical surface
EP2128896B1 (en) Method of polishing a silicon wafer
JPH11349354A (ja) 情報記録媒体用基板及びその製造方法
JPH11242135A (ja) 斜めpcコネクタのフェルール研磨方法
US6632026B2 (en) Method of polishing optical fiber connector
JP3157081B2 (ja) 光コネクタの製造方法
JP2003071729A (ja) 研磨フィルム
JP3208056B2 (ja) 複合材料のポリシング加工方法
JP2005205552A (ja) 研磨方法および該研磨方法に用いる研磨フィルム
JPS62173159A (ja) ロツドの端面の加工方法およびその装置
JP4095883B2 (ja) 斜めpcコネクタのフェルール研磨方法
JP2000354944A (ja) 光コネクタ用フェルールの凸球面研磨方法
JP3467483B2 (ja) 精密研磨のための固定砥粒構造体
JP2009125854A (ja) 光ファイバ付きフェルールの端面研磨方法および端面研磨装置
JP2004170564A (ja) フェルール及びその端面研磨方法
JP2006259629A (ja) 端面研磨方法
JPH11320368A (ja) フェルールの端面研磨方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040304

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050817

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20051021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees