JP3781826B2 - 椅子の座板スライド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座受部材に対して座板を前後に摺動可能とする座板スライド装置に関する。更に詳述すると、本発明は、操作レバー等の別部材を操作することなく座板の固定を解除して摺動可能とする座板スライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の事務用回転椅子は、成人男性に合わせた大きさに座部の寸法が設定されている。また、多くの椅子の座部は、単独で前後にスライドすることのない固定式とされているが、中には標準位置よりも更に前方へスライド可能として安楽な姿勢がとれるようにしたものも市販されている。座部がスライド可能な椅子は、座板を前後に水平にスライドさせると共に係脱可能なロック機構を椅子の後側あるいは側面に配置された操作ノブで操作して任意の位置で座部を固定する構造とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した座板スライド装置では、座板を摺動させる時に着座者は座部の裏側に手を回してレバーの操作を行わなければならないので、座板の摺動作業が煩雑になってしまう。また、レバーにより移動されるストッパやばね等の多数の部品が必要とされるので、部品点数の増加により座板スライド装置の小型化が困難であった。
【0004】
また、成人男性を基準にした座部の奥行き深さによると、女性などには使い難い場合がある。特に、女性の場合、椅子に深く腰掛けることが少なく、どちらかというと浅く腰掛ける人が多いため、座の先端縁から背もたれまでの座部の奥行き(椅子深さ)が深すぎると背もたれが十分に役立たず姿勢が悪くなって疲れ易くなる。更に、座板が水平であると、コンピュータオペレーティングやワープロ入力作業等のOA作業時や製図板を使用する製図作業時などには、椅子に深く腰掛けると却って腰に負担をかけたり腹部などを圧迫し、更には背筋が丸く縮まってしまうことから長時間の作業には不向きである。
【0005】
更に、座部を単に水平に前後動させるタイプの椅子では、安楽姿勢をとることを目的としているため、座板を標準的な位置から更に前方へ水平に摺動するだけであり、作業姿勢に応じた座部の位置の調整および角度に設定することはできない。
【0006】
そこで、本発明は、座板の摺動の操作性を向上させると共に部品点数の減少により機構を簡易化できる座板スライド装置を提供することを目的とする。また、本発明は、座板を前後動させて女性のような小柄な人から男性のような大柄な人までが使い易い座部深さとに調整可能であり、かつOA作業等に適した状態に座板を傾斜可能な座板スライド装置を提供することを目的とする。更に、本発明は、OA作業の多い女性にとって使いやすい極力小さな座部の椅子にし、調整により成人男性などが使いやすい標準的な大きさの座部を有する椅子とすることが可能な座板スライド装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明の請求項1は、座受部材に対して座板を前後に摺動可能とする椅子の座板スライド装置において、座板または座受部材のいずれか一方の部材の前側と後側のそれぞれに案内溝を、他方の部材に前側の案内溝内を摺動する第1スライダと後側の案内溝内を摺動する第2スライダとをそれぞれ備え、前側及び後側の案内溝と第1及び第2スライダとの鉛直方向の係合により座板と座受部材とを前後方向に摺動可能に支持すると共に、後側の案内溝が第2スライダを水平方向に案内する水平部と、第2スライダを摺動させるときに鉛直方向の変位を同時に与える傾斜部と、この傾斜部の端部で傾斜部を通過した第2スライダをその位置に拘束する拘束部とを有し、座板の基準となる位置よりも後方へ座板が摺動されたときに座板を前傾させ、且つ基準となる位置よりも前方へ座板が摺動されたときに標準的な椅子の座部深さにすると共に、前側の案内溝がほぼ上向きのスライダ拘束用凹部を連続的に形成した波形の係止部を有し、座板からの荷重により第1スライダが係止部のスライダ拘束用凹部に押し当てられて第1スライダの摺動を拘束するように設けられている。
【0008】
したがって、座板に前後方向の外力を加えると、第1及び第2スライダが前側及び後側の案内溝内を相対的に摺動することにより、座板(ひいては座部)が座受部材に対して前後方向に水平に摺動される。同時に、座板は第2スライダが案内溝の傾斜部に達すると、第1スライダに対し相対的な鉛直方向の変位も同時に与えられるので、座受部材に対して傾斜する。そして、座板からの荷重により前側の案内溝内を移動する第1スライダが係止部のスライダ拘束用凹部に押し当てられると、この凹部がほぼ鉛直方向に窪ませた形状であるので、第1スライダは案内溝に対して前後方向に移動できなくなる。このため、座板は水平状態または傾斜状態で座受部材に対して前後方向に固定される。これにより、着座者が体を前後に動かして座板に前後方向の外力を掛けても、座板が移動してしまうことはない。また、ある程度以上の大きさの外力が前後方向に加わると、係止部が波形に形成されているので、スライダ拘束用凹部の斜面と第1スライダとの間に滑りが生じて第1スライダがスライダ拘束用凹部から離脱する。また、座板を前後動させる場合には、座板を持ち上げあるいは腰を浮かして座部にかかる荷重をなくすことによりスライダ拘束用凹部から第1スライダを離脱させる。そして、座板を持ち上げた状態を維持しながら、座板に前後方向の外力を与えて移動させる。この場合、座板を基準となる位置に固定したときには比較的座部奥行きの小さな椅子となり、その基準位置よりも前方へ座板を引き出して調整することにより標準的な座部奥行き・大きさの椅子となる。更に、最も後方へ座板を移動させたときには、座部が前傾し、背筋を伸ばして浅く腰掛ける姿勢をとらざるを得ない椅子となる。
【0009】
また、請求項2の座板スライド装置は、座受部材に対して座板を前後に摺動可能とする椅子の座板スライド装置において、座板または座受部材のいずれか一方の部材に案内溝を、他方の部材に案内溝内を摺動する前後2組のスライダをそれぞれ備え、案内溝とスライダとの鉛直方向の係合により座板と座受部材とを前後方向に摺動可能に支持すると共に、案内溝がスライダを摺動させるときに鉛直方向の変位を同時に与える傾斜部とほぼ上向きのスライダ拘束用凹部を連続的に形成した係止部とを有し、座板からの荷重によりスライダが係止部のスライダ拘束用凹部に押し当てられてスライダの摺動を拘束すると共に、座板スライド装置にスライダを案内溝のスライダ拘束用凹部に押しつける押圧機構を備えるようにしている。したがって、座部に誰も着座せず座板に荷重が掛かっていない場合でも、座板を含む座部による荷重に加えて押圧機構による荷重がスライダ及び係止部の間にかけられるので、前後方向へ一定以上の外力が加わらない限り座板が前後に移動することがない。
【0010】
また、請求項3の座板スライド装置は、スライダ拘束用凹部が波形に形成されている。この場合、ある程度以上の大きさの外力が前後方向に加わるだけで、スライダ拘束用凹部の斜面とスライダとの間に滑りが生じてスライダがスライダ拘束用凹部から離脱する。
【0011】
また、請求項4の座板スライド装置は、さらに案内溝が傾斜部の端部で傾斜部を通過したスライダをその位置に拘束する拘束部を有している。したがって、座板は座受部材に対して傾斜した状態で固定される。
【0012】
更に、請求項5の座板スライド装置は、案内溝の傾斜部は、座板の基準となる位置よりも後方へ座板が摺動された時に座板を前傾させる位置に形成され、かつ基準となる位置よりも前方へ座板がスライドされたときに標準的な椅子の座部深さとなるように設けられている。この場合、座板を基準となる位置に固定したときには比較的座部奥行きの小さな椅子となり、その基準位置よりも前方へ座板を引き出して調整することにより標準的な座部奥行き・大きさの椅子となる。更に、最も後方へ座板を移動させたときには、座部が前傾し、背筋を伸ばして浅く腰掛ける姿勢をとらざるを得ない椅子となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1から図5に、本発明の座板スライド装置を回転椅子に適用した実施の一形態を示す。なお、本明細書では、特に断らない限り前後方向とは椅子の奥行き方向を指し、後方とは背もたれ側を意味し、前方とは座部の前端縁側を意味する。また、左右方向とは椅子の幅方向を指す。
【0014】
図1及び図2に示すように、本実施形態の椅子は、座部1と背もたれ(背支桿2のみを図示して他は省いている)と、これらを支持する脚部(脚柱4のみを示し他は省いている)および座部と背もたれとを連動して傾斜するよう脚部に取り付ける座受部材としてのシンクロ座受支持機構3とから構成されている。そして、シンクロ座受支持機構3と座部1との間には、座板スライド装置5が備えられている。
【0015】
座板スライド装置5は、座板または座受部材のいずれか一方の部材に案内溝を、他方の部材に案内溝内を摺動する前後2組のスライダをそれぞれ備え、案内溝とスライダとの鉛直方向の係合により座板と座受け部材とを摺動可能に支持するように構成されている。本実施形態では、座板6に固定した摺動板12に案内溝8,9を形成し、シンクロ座受支持機構3の座板側に取り付けられる座受金具7に第1スライド軸10及び第2スライド軸11から成るスライダが備えられている。
【0016】
摺動板12は、コの字形の金属あるいは硬質プラスチックなどで成形されており、座板6の下面に例えばねじ止めなどによって固定されている。摺動板12の両側の下向きのフランジ部分12aには2組の案内溝8,9が前後に形成されている。図3及び図4に示すように、前側の案内溝8はほぼ鉛直方向あるいは斜め方向に上向きのスライダ拘束用凹部13を連続的に形成した波形の係止部22を有し、座板6からの荷重により第1スライド軸10が係止部22のスライダ拘束用凹部13に押し当てられて第1スライド軸10の摺動を拘束すると共に第1スライ軸10をほぼ水平方向に案内するもので、後側の案内溝9は第2スライ軸11をほぼ水平方向に案内する水平部9aと鉛直方向の変位を同時に与える傾斜部9bおよびこの傾斜部9bの端部で傾斜部9bを通過した第2スライダ軸11をその位置に拘束する拘束部9cとで構成されている。前側の案内溝8下向きと上向きの斜面13aが連続的に繰り返す波形を成しているが、第1スライド軸10が安定するスライ拘束用凹部13の位置がほぼ水平な一直線上に存在するため、実質的には第1スライド軸10を水平移動させる水平部を構成していることとなる。後側の案内溝9は、後半部に水平部9aが、前半部に傾斜部9bが、更に最前部に僅かに上方に向いた拘束部9cとが備えられ、座板1を最も後方へ引き込んだときに座部後方が持ち上げられるように設けられている。また、拘束部9cが第2スライド軸11に嵌合することにより、案内溝9によっても垂直方向の荷重を十分に支持することができるので、座部1にかかる体重は前側の案内溝8に形成された係止部22のスライダ拘束用凹部13と嵌合する第1スライド軸10と第2スライド軸11とで分散して支持可能となり、案内溝8の第1スライド軸10にのみ負担を掛けることはない。なお、本実施形態では案内溝8,9を貫通した孔で構成しているがこれに特に限られず、フランジ部分12aの内側の面に有底溝で形成しても構わない。
【0017】
案内溝8,9には、図2に示すように、プラスチック製のガイドレール15,15がそれぞれ取り付けられている。各ガイドレール15,15は、案内溝8,9の縁を覆っている。このため、各案内溝8,9内を摺動する各スライド軸10,11の動きは滑らかになる。各ガイドレール15の左右方向内側の側端部にはフランジ15aが形成されている。そして、各ガイドレール15は摺動板12のフランジ12aの内側から各案内溝8,9に嵌め込まれている。このため、各ガイドレール15のフランジ15aが案内溝8,9の縁の内側に当接して各ガイドレール15の外側への抜け落ちを防止する。また、摺動板12の内側には座受金具7が位置している。このため、各ガイドレール15は座受金具7の両側部のフランジ7dにより押さえられるので、摺動板12の内側に抜け落ちることもない。
【0018】
前側の案内溝8には、シンクロ座受支持機構3の座受金具7を貫通する第1スライド軸10の両端部が嵌合されている。後側の案内溝9には、座受金具7を貫通する第2スライド軸11の両端部が嵌合されている。各スライド軸10,11の両端面は、座板6の図示しない凸部により押さえられている。この凸部は、摺動板12の両側部で下方に突出した形状とされている。これにより、各スライド軸10,11の抜け落ちが防止される。なお、本実施形態では、スライダとして座受金具7を左右に貫通する2本の各スライド軸10,11を使用しているが、座受金具7の両側のフランジ部分7dから直接外側へ突出するように設けられた4本のピンを使用しても構わない。なお、本実施形態では、摺動板12の前後方向への摺動量は前後方向に50mmとされている。また、拘束部9cが第2スライド軸11に係合した時の摺動板12の傾斜角度は5度とされている。但し、これらの数値に限定されないのは勿論である。
【0019】
前側の案内溝8には、図1から図5に示すように、4箇所のスライド拘束用凹部13,…,13が形成されている。各スライド拘束用凹部13,…,13は、波形に形成される案内溝8の上側の谷部に相当する部位で構成され、斜面13aで挟まれるような形状とされている。したがって、摺動板12及び座部1の自重により案内溝8のスライ拘束用凹部13を形成する斜面13aが第1スライド軸10に対し相対的に押し下げる力を付与している。このため、第1スライド軸10は、斜面13aに沿っていずれかのスライド拘束用凹部13に落とし込まれる。
【0020】
本実施形態では、斜面13aの角度を水平方向に対して約20度位の緩やかな角度としている。このため、人が座っていない時に座部1に前後方向の力が付与されると、斜面13aに沿って第1スライド軸10が摺動し、隣のスライド拘束用凹部13に移る。
【0021】
尚、本実施形態では、斜面13aの角度を約20度位としているが、これに限らずそれよりも大きな角度若しくは小さな角度としても構わない。さらに、スライド拘束用凹部13を比較的緩やかな斜面13aで囲まれた波形の溝の谷部により構成せずに、図6に示すように鉛直壁13bで囲まれた櫛歯状のスライド拘束用凹部13’を構成しても構わない。この場合、座部1を前後方向に摺動させる時には、座部1及び摺動板12を一旦持ち上げて第1スライド軸10をスライド拘束用凹部13から離脱させた状態にしてから前後方向に摺動させなければならない。さらに、本実施形態では前側の案内溝8にスライド拘束用凹部13を形成しているが、これに限らず後側の案内溝9に係止部を形成しても構わない。
【0022】
また、図1から図5に示すように、案内溝8の下側壁の各スライ拘束用凹部13の真下の位置には、上方に突出したスライダ押さえ14が形成されている。このスライダ押さえ14は、向かい合うスライド拘束用凹部13の各斜面13aと平行な傾斜壁14aから構成されている。このため、座部1が座受部3に対して前後に摺動される際は、前後動が勢い良く行われてもスライダ押さえ14に第1スライド軸10が接しながら案内溝8が案内されるので、スライ拘束用凹部13が必ず一旦は第1スライド軸10に係合することになる。
【0023】
したがって、座部1の前後動に伴いスライ拘束用凹部13の斜面13aとスライダ押さえ14の傾斜壁14aとが第1スライド軸10により案内されることにより、座部1は上下動する。そして、第1スライド軸10がスライド拘束用凹部13に位置される時は、座部1は下方に位置すると共に固定位置に位置することになる。また、第1スライド軸10がスライ拘束用凹部13以外の位置にある時は、座部1は固定位置にある場合に比べて上方に位置する。さらに、この状態で座部1から手を離すと、第1スライド軸10に最も近いスライ拘束用凹部13が座部1の荷重により第1スライド軸10に嵌合される。このため、座部1を前後に摺動させながら座部1の固定可能な位置を容易に認識することができる。
【0024】
なお、本実施形態では案内溝8には、スライダ拘束用凹部13に対向させてスライダ押さえ14を形成しているが、これに限られず案内溝8の下側の縁を直線的な平坦面で形成しても構わない。この場合、座部1を前後に摺動させる際に案内溝8の下側壁を第1スライド軸10に沿わせて移動させれば、座部1は上下動することなく滑らかに摺動される。
【0025】
一方、座板スライド装置5の前部には、第1スライド軸10をスライ拘束部13に押し当てるための押圧機構23が取り付けられている。押圧機構23は、断面半円形状の押さえ棒16と、圧縮コイルばねから成る付勢ばね17と、ワッシャ18及び止めねじ19と、摺動板12の天板部分12bに形成された逃げ孔20とから構成されている。押さえ棒16は、曲面側を下方にして摺動板12の天板部分12bに押しつけられている。押さえ棒16の中央には、止めねじ19を通すための透孔21が上下方向に貫通させて形成されている。押さえ棒16の上面の平面には、付勢ばね17が押しつけられている。付勢ばね17の上側にはワッシャ18が押しつけられている。摺動板12の逃げ孔20は、前後方向を長手方向として、案内溝8の長さと同じかそれ以上の長さに設けられている。止めねじ19は、付勢ばね17と押さえ棒16の透孔と逃げ孔20とワッシャ18とを貫通して、止めねじ19が座受金具7の第1スライド軸10の真上の部分に螺合されている。そして、付勢ばね17は、押さえ棒16を摺動板12に押しつける方向に付勢しているため、摺動板12が下がって第1スライド軸10にいずれかのスライ拘束用凹部13を係合させる。
【0026】
本実施形態によれば、第1スライド軸10とスライド拘束用凹部13とが付勢ばね17により噛み合わされるので、座部1を前後に摺動させるためにスライ拘束用凹部13を第1スライド軸10から離すには、付勢ばね17を圧縮しなければならない。このため、座部1を前後に摺動させるためには、座部1に前後方向の大きな外力を与えるか、座部1を持ち上げるようにして摺動させなければならない。したがって、座部1が容易に前後に摺動してしまうことはなく、例えば椅子の移動時に全体を傾斜させた場合に座部1が誤って摺動してしまうことはない。
【0027】
本実施形態では押圧機構23の付勢力を与える手段として圧縮コイルばねから成る付勢ばね17を用いているが、これに限らず他の種類のばねを用いても構わない。また、本実施形態では座板スライド装置5に押圧機構23を備えているが、これに限らず押圧機構23を備えない座板スライド装置5であっても構わない。この場合、装置の簡素化を図ることができる。
【0028】
一方、シンクロ座受支持機構3は、図1及び図2に示すように、座部1を支持する座受金具7と、この座受金具7及び背支桿2を各々揺動自在に支持して脚柱4に取り付けられる脚側固定部材(以下、支持金具26と呼ぶ)と、座部1と背もたれを原位置に復帰させる反力を付与する反力ユニット27と、座受金具7及び支持金具26の間を連結するリンク機構28とから主に構成されている。
【0029】
座受金具7の両側部には下向きのフランジ7d,7dがそれぞれ形成され、その各フランジ7d,7dの前部1箇所及び後部2箇所には軸支持孔7a,7b,7cが形成されている。各軸支持孔7a,7b,7cには、前側から順に第1スライド軸10,第2スライド軸11,リンク軸29がそれぞれ貫通されて支持されている。また、座受金具7の天板部分7eには、押圧機構23の止めねじ19を貫通させる透孔が形成されている。
【0030】
この座受金具7は摺動板12の下に配置され、第1及び第2のスライド軸10,11を介して摺動板12と鉛直方向に連結されている。即ち、座受金具7は、摺動板12を前後方向へスライド自在に支持している。また、座受金具7は、脚柱4の上端に固定された支持金具26の前端部を左右方向に貫通する第1スライド軸10とリンク機構28を介して揺動自在に取り付けられている。リンク機構28は、ピン継手41により連結された第1リンク31及び第2リンク32から成り、各リンク31,32が一直線に延びた状態で鉛直に配置されるようにして座受金具7と支持金具26とにそれぞれピン継手29,36で互いに揺動可能に取り付けられている。また、第2リンク32は背支桿リンク33を介して背支桿2と同軸上の背支桿腕34と回転可能に連結されている。背支桿腕34と背支桿2とは、支持金具26の後端部に回転可能に取り付けられている断面六角形の背支桿支持軸35に嵌合されて一体的に回転するため、第2リンク32と背支桿2とは連動される。また、第2リンク32には、第1スライド軸10に基端部が取り付けられている反力ユニット27のガススプリング37の先端が支持リンク38を介して回転可能に取り付けられ、リンク機構28を常時伸張状態とする反力を付加するようにしている。このため、座受金具7及び座部1は、背支桿2の傾動に伴うリンク機構28の屈伸によって第1スライド軸10を中心に座部後端側を上下動させる。これによって、リンク機構28は、背凭れに荷重が掛かっていないときには死点を構成して座部1にかかる荷重を支持すると共に背凭れに荷重が掛かるときには背支桿2と連動して死点が解除されて屈曲し座部1を背もたれの傾動と連動させて傾斜させる。尚、支持リンク38には、ガススプリング37を操作可能な押圧レバー39と該押圧レバー39を揺動可能なワイヤ40とが取り付けられている。
【0031】
以上のように構成された椅子によると、次のようにして座板(座部1)6を前後動すると共に所定の位置で解放することによって座部を固定できる。
【0032】
即ち、図1及び図6に示すように、座部に対し前後動が加えられない限り、第1スライド軸10と係止部22のいずれかのスライダ拘束用溝13との噛み合いが解除されずに固定されている。第1スライド軸10は摺動板12のフランジ12と座受金具7のフランジ7dに形成された軸支持孔7aとを貫通しているので、摺動板12は座受金具7に対して固定される。したがって、摺動板12は座受金具7に対して前後に摺動可能となり、座板6(座部1)の前後方向へのスライドを可能な状態とする。
【0033】
そこで、座部1の位置を前後に移動する際は、座部1を付勢ばね17に抗して僅かに持ち上げて、スライド拘束用凹部13を第1スライド軸10から離脱させる。この状態で、座部1を前後に摺動させることにより上下動させるか、または座部1を持ち上げるように前後に摺動させる。そして、座部1が下方に位置する箇所、すなわち第1スライド軸10がスライド拘束用凹部13に落とし込まれている箇所のうち、所望の箇所で座部1から手を離す。これにより、当該箇所で座部1が前後方向に固定される。
【0034】
例えば、案内溝9に嵌合する第2スライド軸11が後端から水平部9aと傾斜部9bとの境界位置(基準となる位置)にまで摺動する間には、座部1(摺動板12)は押し込まれるように座受金具7に対して平行に後方へ移動する(図3参照)。なお、第1スライド軸10が係止部のいずれかのスライ拘束用凹部13に収容されている時に第1スライド軸10に前後方向への外力が加えられても、例えば座部1に荷重がかかっても、第1スライド軸10とスライ拘束用凹部13の係合によって該スライド軸10の前後動は阻止される。また、第1スライド軸10は前後方向の4箇所のスライ拘束用凹部13,…,13に係止可能となるので、摺動板12は前後方向に移動しながら4箇所の位置で固定されることになる。そして、摺動板12をさらに後方へ摺動させると、案内溝9の傾斜部9bに第2スライド軸11が案内される。これにより、傾斜部9bが形成された摺動板12の後部が上方に案内される。一方、前側の案内溝8ではいずれかのスライ拘束用凹部13に第1スライド軸10が噛み合うようにして保持されるため、摺動板12の前半部の位置は実質的に水平移動して上下方向に変化しない。このため、摺動板12は第1スライド軸10を中心に後部を持ち上げて座部1を前傾させる。
【0035】
さらに、図4に示すように、第2スライド軸11が案内溝9の拘束部9cに達すると、摺動板12の後部は僅かに下降する。ここで、拘束部9cは上方を向いているので、拘束部9cが第2スライド軸11に嵌合することにより、摺動板12は前後方向に摺動できなくなって安定した状態となる。同時に、前方の案内溝8においても、斜面13aによって第1スライド軸10が相対的に前方へ押し出されるような力が付与されるため、摺動板12は前後方向に摺動できなくなって安定した状態となる。すなわち、この状態で摺動板12が前後方向に移動するには、拘束部9cが第2スライド軸11から外れるように摺動板12が僅かに上方に移動しなければならないので、着座者の体重が掛かっている場合は摺動板12が前後に移動し難くなると共に前後方向の安定性が向上される。そのため、座部1に荷重がかかっても、第1スライド軸10とスライ拘束用凹部13および第2スライド軸11と拘束部9cとの係合によって荷重分担されて支持される。該スライド軸10の前後動は阻止される。
【0036】
そこで、比較的小柄な人や浅く腰掛けるタイプの人の場合には、座板6が最も後方へ引き込まれて前傾する直前の基準の位置まで座部1を押し込んで固定すれば、座部の奥行きの小さな椅子として使用することができ、背もたれから背中が乖離しないため長時間の作業でも疲れずにできる。また、比較的大柄な人や深く腰掛けるタイプの人の場合には、座板6を最も前方へ引き出して固定すれば、座部1の奥行きが標準的あるいはそれよりも大きめの椅子として使用することができ、窮屈な思いや不安定な使用感なく疲れずに長時間の作業を可能とする。更に、ワープロ入力等のOA作業を行う際は、座部1を最も後部に移動させる。これにより、座部1は前傾するので、着座した人は背筋を伸ばして浅く腰掛ける状態となり、背もたれに軽く背を当てたちょい掛けの姿勢を容易に維持することができ、疲れ難く作業能率も向上する。特にOA作業は男性よりも小柄な女性が行うことが多いため、座部奥行きが狭い状態で前傾する上述の椅子は最適である。
【0037】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では座板6が最も後部にある時に前傾する構造としたが、これに特に限られず、座板6が最も前方へ引き出された位置で上向きの傾斜部に案内され座部前方が降下することによって前傾する構造としたり、あるいは座板6を後傾させる構造とすることもできる。
【0038】
更に、本実施形態では、摺動板12のフランジに案内溝8,9が形成され、座受金具7のフランジにスライド軸10,11が取り付けられた構造としたが、これに限らず、摺動板12の両フランジを連結するスライド軸を取り付け、座受金具7のフランジに案内溝を形成した構造としても構わない。また、摺動板12の両フランジから内側に突出するスライドピンを取り付け、座受金具7のフランジに案内溝を形成した構造としても構わない。
【0039】
また、本実施形態では座部1と背凭れ部とが連動して傾斜する座部・背もたれシンクロ機構付き椅子に適用しているが、これに限らず座部1と背凭れ部とが連動しない椅子に適用しても構わない。
【0040】
また、本実施形態では各フランジの前後部に別個の案内溝8,9として分けて形成しているが、これに限らず前後の案内溝を連結して1つの案内溝としても構わない。
【0041】
以上の説明より明らかなように、請求項1の椅子の座板スライド装置によると、座板を持ち上げあるいはそのままの状態で前後方向へ押すだけで座板・座部を任意に前後動させ得ると共に座受部材に対して水平状態または傾斜状態で固定できる。したがって、座板の前後動は容易に行うことができ、しかも操作レバー等の操作手段などを必要としない簡単な構造とすることができる。また、座部が傾斜状態例えば前傾姿勢にあるとき、拘束部で拘束されるスライダにも座部からの荷重が分担され、係止手段との間で座部にかかる体重が分散支持され、係止手段の強度をより小さくでき、コンパクトな構造とできる。また、ある程度以上の大きさの外力が前後方向に加わるときにスライダ拘束用凹部の斜面とスライダとの間に滑りが生じてスライダがスライダ拘束用凹部から離脱するようにしているので、例えば腰を浮かして座部を押したりあるいは引くだけで座部を前後方向に容易にスライドさせ得る。また、座板を基準となる位置に固定したときには比較的座部奥行きの小さな椅子となり、その基準位置よりも前方へ座板を引き出して調整することにより標準的な座部奥行き・大きさの椅子となる。また、最も後方へ座板を移動させたときには、座部が前傾し、背筋を伸ばして浅く腰掛ける姿勢をとらざるを得ない椅子となる。したがって、座板(ひいては座部)の前後動によって座部深さを調整できると共に傾斜可能であり、作業内容に応じてあるいは座る人の体格や腰掛け方に合わせて好適な座部深さに調整することができ、座り易い上に疲れ難くかつ作業し易いものとなる。加うるに、前傾した座部への着座は背筋を伸ばして掛ける状態となるので、着座者の姿勢は背筋を伸ばしたOA作業に適した姿勢となり、疲れ難くなって作業能率が向上すると共に長時間の作業を容易に行うことができる。
【0042】
さらに、請求項2の座板スライド装置では、スライダを案内溝の係止部に押しつける押圧機構が設けられているので、ある一定以上の外力が付加されない限り座板が前後に移動せず、誤ってあるいは不用意に座部が移動して不快感を与えたり怪我をさせることがない。例えば、椅子の運搬時等に椅子を傾けても座部が移動してしまうことなどを防止できる。
【0043】
また、請求項3の座板スライド装置は、スライダ拘束用凹部を波形に形成し、ある程度以上の大きさの外力が前後方向に加わるときにスライダ拘束用凹部の斜面とスライダとの間に滑りが生じてスライダがスライダ拘束用凹部から離脱するようにしているので、例えば腰を浮かして座部を押したりあるいは引くだけで座部を前後方向に容易にスライドさせ得る。
【0044】
さらに、請求項4の発明は請求項1記載の座板スライド装置において、案内溝が傾斜部の端部で傾斜部を通過したスライダをその位置に拘束する拘束部を有しているので、座部が傾斜状態例えば前傾姿勢にあるとき、拘束部で拘束されるスライダにも座部からの荷重が分担され、係止手段との間で座部にかかる体重が分散支持され、係止手段の強度をより小さくでき、コンパクトな構造とできる。
【0045】
さらに、請求項5の座板スライド装置では、案内溝の傾斜部が、座板の基準となる位置よりも後方へ座板が摺動された時に座板を前傾させる位置に形成され、かつ基準となる位置よりも前方へ座板がスライドされたときに標準的な椅子の座部深さとなるように構成されているので、座板を基準となる位置に固定したときには比較的座部奥行きの小さな椅子となり、その基準位置よりも前方へ座板を引き出して調整することにより標準的な座部奥行き・大きさの椅子となる。また、最も後方へ座板を移動させたときには、座部が前傾し、背筋を伸ばして浅く腰掛ける姿勢をとらざるを得ない椅子となる。
【0046】
したがって、女性に適した座部位置を基準とし、引き出した時に成人男性に適した標準的な大きさとし、更に基準位置から引き込んだときにはコンピュータなどのオペレーティング作業に適した前傾姿勢となる椅子として使用することができる。また、座部の奥行きが最も小さい時に座部が前傾することになり、着座者は背筋を伸ばして浅く腰掛け背凭れに軽く凭れたちょい掛けの状態となるため、着座者の姿勢は背筋を伸ばしたOA作業に適した姿勢となるので、着座者は疲れ難くなって作業能率が向上すると共に長時間の作業を容易に行うことができる。特に、OA作業者の多い女性にとっては、座部の奥行きが最も小さい時に座部が前傾するので、背中と背もたれが乖離せず疲れ難く作業効率も向上する。この椅子は、長時間座り続けたり比較的長時間同じ姿勢で座り続けるOA作業等に適した椅子となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座板スライド装置を備えた椅子の主要部を示す側面図である。
【図2】座板スライド装置の全体を示す分解斜視図である。
【図3】座部が中間部で固定されている時の座板スライド装置を示す側面図である。
【図4】座部が最後部で固定されている時の座板スライド装置を示す側面図である。
【図5】拡大した案内溝を示す側面図である。
【図6】他の実施形態の案内溝の形状を示す側面図である。
【符号の説明】
5 座板スライド装置
6 座板
7 座受金具(座受部材)
8,9 案内溝(案内溝)
9b 傾斜部
9c 拘束部
10 第1スライド軸(スライダ)
11 第2スライド軸(スライダ)
13 スライド拘束用凹部
22 係止部
23 押圧機構

Claims (5)

  1. 座受部材に対して座板を前後に摺動可能とする椅子の座板スライド装置において、前記座板または前記座受部材のいずれか一方の部材の前側と後側のそれぞれに案内溝を、他方の部材に前記前側の案内溝内を摺動する第1スライダと前記後側の案内溝内を摺動する第2スライダとをそれぞれ備え、前記前側及び後側の案内溝と前記第1及び第2スライダとの鉛直方向の係合により前記座板と座受部材とを前後方向に摺動可能に支持すると共に、前記後側の案内溝が前記第2スライダを水平方向に案内する水平部と、前記第2スライダを摺動させるときに鉛直方向の変位を同時に与える傾斜部と、この傾斜部の端部で前記傾斜部を通過した前記第2スライダをその位置に拘束する拘束部とを有し、前記座板の基準となる位置よりも後方へ前記座板が摺動されたときに前記座板を前傾させ、且つ前記基準となる位置よりも前方へ前記座板が摺動されたときに標準的な椅子の座部深さにすると共に、前記前側の案内溝がほぼ上向きのスライダ拘束用凹部を連続的に形成した波形の係止部有し、前記座板からの荷重により前記第1スライダが前記係止部のスライダ拘束用凹部に押し当てられて前記第1スライダの摺動を拘束することを特徴とする椅子の座板スライド装置。
  2. 座受部材に対して座板を前後に摺動可能とする椅子の座板スライド装置において、前記座板または前記座受部材のいずれか一方の部材に案内溝を、他方の部材に前記案内溝内を摺動する前後2組のスライダをそれぞれ備え、前記案内溝と前記スライダとの鉛直方向の係合により前記座板と座受部材とを前後方向に摺動可能に支持すると共に、前記案内溝が前記スライダを摺動させるときに鉛直方向の変位を同時に与える傾斜部とほぼ上向きのスライダ拘束用凹部を連続的に形成した係止部とを有し、前記座板からの荷重により前記スライダが前記係止部のスライダ拘束用凹部に押し当てられて前記スライダの摺動を拘束すると共に、前記座板スライド装置に前記スライダを前記案内溝の前記スライダ拘束用凹部に押しつける押圧機構を備えたことを特徴とする椅子の座板スライド装置。
  3. 前記スライダ拘束用凹部は波形であることを特徴とする請求項記載の椅子の座板スライド装置。
  4. 前記案内溝が前記傾斜部の端部で前記傾斜部を通過した前記スライダをその位置に拘束する拘束部を有することを特徴とする請求項2または3記載の椅子の座板スライド装置。
  5. 前記案内溝の傾斜部は、前記座板の基準となる位置よりも後方へ前記座板が摺動された時に前記座板を前傾させる位置に形成され、かつ前記基準となる位置よりも前方へ前記座板がスライドされたときに標準的な椅子の座部深さとなることを特徴とする請求項4記載の椅子の座板スライド装置。
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