JPH09327346A - 椅子の座板スライド装置 - Google Patents

椅子の座板スライド装置

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JPH09327346A
JPH09327346A JP14959696A JP14959696A JPH09327346A JP H09327346 A JPH09327346 A JP H09327346A JP 14959696 A JP14959696 A JP 14959696A JP 14959696 A JP14959696 A JP 14959696A JP H09327346 A JPH09327346 A JP H09327346A
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seat
slider
seat plate
slide
guide groove
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Tsunetaro Ito
恒太郎 伊藤
Toshiyuki Horiki
敏幸 堀木
Masamitsu Miyashita
正光 宮下
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Takano Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座板の摺動の操作性を向上させると共に部品
点数の減少により機構を簡易化できる。 【解決手段】 案内溝8,9とこの案内溝8,9内を相
対的に摺動するスライダ即ち第1及び第2のスライド軸
10,11とで座受部材(座受金具)7に対し座板6を
前後方向へスライド可能に支持させる一方、案内溝の少
なくとも一部例えば案内溝8にほぼ上向きのスライダ拘
束用凹部13を連続的に形成した係止部22を設け、座
板6からの荷重により第1及び第2のスライド軸10,
11が係止部22のスライダ拘束用凹部13に押し当て
られてこれらの摺動を拘束するように設けられている。
そして、座板を持ち上げあるいはそのままの状態で前後
方向へ押すだけで座板・座部を任意に前後動させ得るよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座受部材に対して
座板を前後に摺動可能とする座板スライド装置に関す
る。更に詳述すると、本発明は、操作レバー等の別部材
を操作することなく座板の固定を解除して摺動可能とす
る座板スライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の事務用回転椅子は、成人男性に合
わせた大きさに座部の寸法が設定されている。また、多
くの椅子の座部は、単独で前後にスライドすることのな
い固定式とされているが、中には標準位置よりも更に前
方へスライド可能として安楽な姿勢がとれるようにした
ものも市販されている。座部がスライド可能な椅子は、
座板を前後に水平にスライドさせると共に係脱可能なロ
ック機構を椅子の後側あるいは側面に配置された操作ノ
ブで操作して任意の位置で座部を固定する構造とされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た座板スライド装置では、座板を摺動させる時に着座者
は座部の裏側に手を回してレバーの操作を行わなければ
ならないので、座板の摺動作業が煩雑になってしまう。
また、レバーにより移動されるストッパやばね等の多数
の部品が必要とされるので、部品点数の増加により座板
スライド装置の小型化が困難であった。
【0004】また、成人男性を基準にした座部の奥行き
深さによると、女性などには使い難い場合がある。特
に、女性の場合、椅子に深く腰掛けることが少なく、ど
ちらかというと浅く腰掛ける人が多いため、座の先端縁
から背もたれまでの座部の奥行き(椅子深さ)が深すぎ
ると背もたれが十分に役立たず姿勢が悪くなって疲れ易
くなる。更に、座板が水平であると、コンピュータオペ
レーティングやワープロ入力作業等のOA作業時や製図
板を使用する製図作業時などには、椅子に深く腰掛ける
と却って腰に負担をかけたり腹部などを圧迫し、更には
背筋が丸く縮まってしまうことから長時間の作業には不
向きである。
【0005】更に、座部を単に水平に前後動させるタイ
プの椅子では、安楽姿勢をとることを目的としているた
め、座板を標準的な位置から更に前方へ水平に摺動する
だけであり、作業姿勢に応じた座部の位置の調整および
角度に設定することはできない。
【0006】そこで、本発明は、座板の摺動の操作性を
向上させると共に部品点数の減少により機構を簡易化で
きる座板スライド装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、座板を前後動させて女性のような小柄な
人から男性のような大柄な人までが使い易い座部深さと
に調整可能であり、かつOA作業等に適した状態に座板
を傾斜可能な座板スライド装置を提供することを目的と
する。更に、本発明は、OA作業の多い女性にとって使
いやすい極力小さな座部の椅子にし、調整により成人男
性などが使いやすい標準的な大きさの座部を有する椅子
とすることが可能な座板スライド装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【発明が解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の請求項1は、座受部材に対して座板を前後
に摺動可能とする椅子の座板スライド装置において、座
板または座受部材のいずれか一方の部材に案内溝を、他
方の部材に案内溝内を摺動する前後2組のスライダをそ
れぞれ備え、案内溝とスライダとの鉛直方向の係合によ
り座板と座受部材とを前後方向に摺動可能に支持すると
共に、案内溝がほぼ上向きのスライダ拘束用凹部を連続
的に形成した係止部を有し、座板からの荷重によりスラ
イダが係止部のスライダ拘束用凹部に押し当てられてス
ライダの摺動を拘束するように設けられている。
【0008】したがって、座板に前後方向の外力を加え
ると、スライダが案内溝内を相対的に摺動することによ
り、座板(ひいては座部)が座受部材に対して前後方向
に水平に摺動される。そして、座板からの荷重により案
内溝内を移動するスライダが係止部のスライダ拘束用凹
部に押し当てられると、この凹部がほぼ鉛直方向に窪ま
せた形状であるので、スライダは案内溝に対して前後方
向に移動できなくなる。このため、座板が座受部材に対
して前後方向に固定される。これにより、着座者が体を
前後に動かして座板に前後方向の外力を掛けても、座板
が移動してしまうことはない。また、座板を前後動させ
る場合には、座板を持ち上げあるいは腰を浮かして座部
にかかる荷重をなくすことによりスライダ拘束用凹部か
らスライダを離脱させる。そして、座板を持ち上げた状
態を維持しながら、座板に前後方向の外力を与えて移動
させる。
【0009】また、請求項2の座板スライド装置は、ス
ライダを係止部のスライダ拘束用凹部に押しつける押圧
機構が設けられている。したがって、座部に誰も着座せ
ず座板に荷重が掛かっていない場合でも、座板を含む座
部による荷重に加えて押圧機構による荷重がスライダ及
び係止部の間にかけられるので、前後方向へ一定以上の
外力が加わらない限り座板が前後に移動することがな
い。
【0010】また、請求項3の座板スライド装置は、ス
ライダ拘束用凹部が波形に形成されている。この場合、
ある程度以上の大きさの外力が前後方向に加わるだけ
で、スライダ拘束用凹部の斜面とスライダとの間に滑り
が生じてスライダがスライダ拘束用凹部から離脱する。
【0011】また、請求項4の座板スライド装置は、さ
らに案内溝がスライダを摺動させるときに鉛直方向の変
位を同時に与える傾斜部と該傾斜部の端部で前記傾斜部
を通過したスライダをその位置に拘束する拘束部とを有
している。したがって、座板を前後方向にスライドさせ
る際に一方の組のスライダが案内溝の傾斜部に達する
と、一方のスライダに対し相対的な鉛直方向の変位も同
時に与えられるので、座板は座受部材に対して傾斜す
る。そして、拘束部と拘束用凹部とへの前後2組のスラ
イダの係合によって、座板は傾斜状態で固定される。
【0012】更に、請求項5の座板スライド装置は、案
内溝の傾斜部は、座板の基準となる位置よりも後方へ座
板が摺動された時に座板を前傾させる位置に形成され、
かつ基準となる位置よりも前方へ座板がスライドされた
ときに標準的な椅子の座部深さとなるように設けられて
いる。この場合、座板を基準となる位置に固定したとき
には比較的座部奥行きの小さな椅子となり、その基準位
置よりも前方へ座板を引き出して調整することにより標
準的な座部奥行き・大きさの椅子となる。更に、最も後
方へ座板を移動させたときには、座部が前傾し、背筋を
伸ばして浅く腰掛ける姿勢をとらざるを得ない椅子とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1から
図5に、本発明の座板スライド装置を回転椅子に適用し
た実施の一形態を示す。なお、本明細書では、特に断ら
ない限り前後方向とは椅子の奥行き方向を指し、後方と
は背もたれ側を意味し、前方とは座部の前端縁側を意味
する。また、左右方向とは椅子の幅方向を指す。
【0014】図1及び図2に示すように、本実施形態の
椅子は、座部1と背もたれ(背支桿2のみを図示して他
は省いている)と、これらを支持する脚部(脚柱4のみ
を示し他は省いている)および座部と背もたれとを連動
して傾斜するよう脚部に取り付ける座受部材としてのシ
ンクロ座受支持機構3とから構成されている。そして、
シンクロ座受支持機構3と座部1との間には、座板スラ
イド装置5が備えられている。
【0015】座板スライド装置5は、座板または座受部
材のいずれか一方の部材に案内溝を、他方の部材に案内
溝内を摺動する前後2組のスライダをそれぞれ備え、案
内溝とスライダとの鉛直方向の係合により座板と座受け
部材とを摺動可能に支持するように構成されている。本
実施形態では、座板6に固定した摺動板12に案内溝
8,9を形成し、シンクロ座受支持機構3の座板側に取
り付けられる座受金具7に第1スライド軸10及び第2
スライド軸11から成るスライダが備えられている。
【0016】摺動板12は、コの字形の金属あるいは硬
質プラスチックなどで成形されており、座板6の下面に
例えばねじ止めなどによって固定されている。摺動板1
2の両側の下向きのフランジ部分12aには2組の案内
溝8,9が前後に形成されている。図3及び図4に示す
ように、前側の案内溝8はほぼ鉛直方向あるいは斜め方
向に上向きのスライダ拘束用凹部13を連続的に形成し
た波形の係止部22を有し、座板6からの荷重により第
1スライド軸10が係止部22のスライダ拘束用凹部1
3に押し当てられて第1スライド軸10の摺動を拘束す
ると共に第1スライダ軸10をほぼ水平方向に案内する
もので、後側の案内溝9は第2スライダ軸11をほぼ水
平方向に案内する水平部9aと鉛直方向の変位を同時に
与える傾斜部9bおよびこの傾斜部9bの端部で傾斜部
9bを通過した第2スライダ軸11をその位置に拘束す
る拘束部9cとで構成されている。前側の案内溝8下向
きと上向きの斜面13aが連続的に繰り返す波形を成し
ているが、第1スライド軸10が安定するスライド拘束
用凹部13の位置がほぼ水平な一直線上に存在するた
め、実質的には第1スライド軸10を水平移動させる水
平部を構成していることとなる。後側の案内溝9は、後
半部に水平部9aが、前半部に傾斜部9bが、更に最前
部に僅かに上方に向いた拘束部9cとが備えられ、座板
1を最も後方へ引き込んだときに座部後方が持ち上げら
れるように設けられている。また、拘束部9cが第2ス
ライド軸11に嵌合することにより、案内溝9によって
も垂直方向の荷重を十分に支持することができるので、
座部1にかかる体重は前側の案内溝8に形成された係止
部22のスライダ拘束用凹部13と嵌合する第1スライ
ド軸10と第2スライド軸11とで分散して支持可能と
なり、案内溝8の第1スライド軸10にのみ負担を掛け
ることはない。なお、本実施形態では案内溝8,9を貫
通した孔で構成しているがこれに特に限られず、フラン
ジ部分12aの内側の面に有底溝で形成しても構わな
い。
【0017】案内溝8,9には、図2に示すように、プ
ラスチック製のガイドレール15,15がそれぞれ取り
付けられている。各ガイドレール15,15は、案内溝
8,9の縁を覆っている。このため、各案内溝8,9内
を摺動する各スライド軸10,11の動きは滑らかにな
る。各ガイドレール15の左右方向内側の側端部にはフ
ランジ15aが形成されている。そして、各ガイドレー
ル15は摺動板12のフランジ12aの内側から各案内
溝8,9に嵌め込まれている。このため、各ガイドレー
ル15のフランジ15aが案内溝8,9の縁の内側に当
接して各ガイドレール15の外側への抜け落ちを防止す
る。また、摺動板12の内側には座受金具7が位置して
いる。このため、各ガイドレール15は座受金具7の両
側部のフランジ7dにより押さえられるので、摺動板1
2の内側に抜け落ちることもない。
【0018】前側の案内溝8には、シンクロ座受支持機
構3の座受金具7を貫通する第1スライド軸10の両端
部が嵌合されている。後側の案内溝9には、座受金具7
を貫通する第2スライド軸11の両端部が嵌合されてい
る。各スライド軸10,11の両端面は、座板6の図示
しない凸部により押さえられている。この凸部は、摺動
板12の両側部で下方に突出した形状とされている。こ
れにより、各スライド軸10,11の抜け落ちが防止さ
れる。なお、本実施形態では、スライダとして座受金具
7を左右に貫通する2本の各スライド軸10,11を使
用しているが、座受金具7の両側のフランジ部分7dか
ら直接外側へ突出するように設けられた4本のピンを使
用しても構わない。なお、本実施形態では、摺動板12
の前後方向への摺動量は前後方向に50mmとされてい
る。また、拘束部9cが第2スライド軸11に係合した
時の摺動板12の傾斜角度は5度とされている。但し、
これらの数値に限定されないのは勿論である。
【0019】前側の案内溝8には、図1から図5に示す
ように、4箇所のスライド拘束用凹部13,…,13が
形成されている。各スライド拘束用凹部13,…,13
は、波形に形成される案内溝8の上側の谷部に相当する
部位で構成され、斜面13aで挟まれるような形状とさ
れている。したがって、摺動板12及び座部1の自重に
より案内溝8のスライド拘束用凹部13を形成する斜面
13aが第1スライド軸10に対し相対的に押し下げる
力を付与している。このため、第1スライド軸10は、
斜面13aに沿っていずれかのスライド拘束用凹部13
に落とし込まれる。
【0020】本実施形態では、斜面13aの角度を水平
方向に対して約20度位の緩やかな角度としている。こ
のため、人が座っていない時に座部1に前後方向の力が
付与されると、斜面13aに沿って第1スライド軸10
が摺動し、隣のスライド拘束用凹部13に移る。
【0021】尚、本実施形態では、斜面13aの角度を
約20度位としているが、これに限らずそれよりも大き
な角度若しくは小さな角度としても構わない。さらに、
スライド拘束用凹部13を比較的緩やかな斜面13aで
囲まれた波形の溝の谷部により構成せずに、図6に示す
ように鉛直壁13bで囲まれた櫛歯状のスライド拘束用
凹部13’を構成しても構わない。この場合、座部1を
前後方向に摺動させる時には、座部1及び摺動板12を
一旦持ち上げて第1スライド軸10をスライド拘束用凹
部13から離脱させた状態にしてから前後方向に摺動さ
せなければならない。さらに、本実施形態では前側の案
内溝8にスライド拘束用凹部13を形成しているが、こ
れに限らず後側の案内溝9に係止部を形成しても構わな
い。
【0022】また、図1から図5に示すように、案内溝
8の下側壁の各スライド拘束用凹部13の真下の位置に
は、上方に突出したスライダ押さえ14が形成されてい
る。このスライダ押さえ14は、向かい合うスライド拘
束用凹部13の各斜面13aと平行な傾斜壁14aから
構成されている。このため、座部1が座受部3に対して
前後に摺動される際は、前後動が勢い良く行われてもス
ライダ押さえ14に第1スライド軸10が接しながら案
内溝8が案内されるので、スライド拘束用凹部13が必
ず一旦は第1スライド軸10に係合することになる。
【0023】したがって、座部1の前後動に伴いスライ
ド拘束用凹部13の斜面13aとスライダ押さえ14の
傾斜壁14aとが第1スライド軸10により案内される
ことにより、座部1は上下動する。そして、第1スライ
ド軸10がスライド拘束用凹部13に位置される時は、
座部1は下方に位置すると共に固定位置に位置すること
になる。また、第1スライド軸10がスライド拘束用凹
部13以外の位置にある時は、座部1は固定位置にある
場合に比べて上方に位置する。さらに、この状態で座部
1から手を離すと、第1スライド軸10に最も近いスラ
イド拘束用凹部13が座部1の荷重により第1スライド
軸10に嵌合される。このため、座部1を前後に摺動さ
せながら座部1の固定可能な位置を容易に認識すること
ができる。
【0024】なお、本実施形態では案内溝8には、スラ
イダ拘束用凹部13に対向させてスライダ押さえ14を
形成しているが、これに限られず案内溝8の下側の縁を
直線的な平坦面で形成しても構わない。この場合、座部
1を前後に摺動させる際に案内溝8の下側壁を第1スラ
イド軸10に沿わせて移動させれば、座部1は上下動す
ることなく滑らかに摺動される。
【0025】一方、座板スライド装置5の前部には、第
1スライド軸10をスライド拘束部13に押し当てるた
めの押圧機構23が取り付けられている。押圧機構23
は、断面半円形状の押さえ棒16と、圧縮コイルばねか
ら成る付勢ばね17と、ワッシャ18及び止めねじ19
と、摺動板12の天板部分12bに形成された逃げ孔2
0とから構成されている。押さえ棒16は、曲面側を下
方にして摺動板12の天板部分12bに押しつけられて
いる。押さえ棒16の中央には、止めねじ19を通すた
めの透孔21が上下方向に貫通させて形成されている。
押さえ棒16の上面の平面には、付勢ばね17が押しつ
けられている。付勢ばね17の上側にはワッシャ18が
押しつけられている。摺動板12の逃げ孔20は、前後
方向を長手方向として、案内溝8の長さと同じかそれ以
上の長さに設けられている。止めねじ19は、付勢ばね
17と押さえ棒16の透孔と逃げ孔20とワッシャ18
とを貫通して、止めねじ19が座受金具7の第1スライ
ド軸10の真上の部分に螺合されている。そして、付勢
ばね17は、押さえ棒16を摺動板12に押しつける方
向に付勢しているため、摺動板12が下がって第1スラ
イド軸10にいずれかのスライド拘束用凹部13を係合
させる。
【0026】本実施形態によれば、第1スライド軸10
とスライド拘束用凹部13とが付勢ばね17により噛み
合わされるので、座部1を前後に摺動させるためにスラ
イド拘束用凹部13を第1スライド軸10から離すに
は、付勢ばね17を圧縮しなければならない。このた
め、座部1を前後に摺動させるためには、座部1に前後
方向の大きな外力を与えるか、座部1を持ち上げるよう
にして摺動させなければならない。したがって、座部1
が容易に前後に摺動してしまうことはなく、例えば椅子
の移動時に全体を傾斜させた場合に座部1が誤って摺動
してしまうことはない。
【0027】本実施形態では押圧機構23の付勢力を与
える手段として圧縮コイルばねから成る付勢ばね17を
用いているが、これに限らず他の種類のばねを用いても
構わない。また、本実施形態では座板スライド装置5に
押圧機構23を備えているが、これに限らず押圧機構2
3を備えない座板スライド装置5であっても構わない。
この場合、装置の簡素化を図ることができる。
【0028】一方、シンクロ座受支持機構3は、図1及
び図2に示すように、座部1を支持する座受金具7と、
この座受金具7及び背支桿2を各々揺動自在に支持して
脚柱4に取り付けられる脚側固定部材(以下、支持金具
26と呼ぶ)と、座部1と背もたれを原位置に復帰させ
る反力を付与する反力ユニット27と、座受金具7及び
支持金具26の間を連結するリンク機構28とから主に
構成されている。
【0029】座受金具7の両側部には下向きのフランジ
7d,7dがそれぞれ形成され、その各フランジ7d,
7dの前部1箇所及び後部2箇所には軸支持孔7a,7
b,7cが形成されている。各軸支持孔7a,7b,7
cには、前側から順に第1スライド軸10,第2スライ
ド軸11,リンク軸29がそれぞれ貫通されて支持され
ている。また、座受金具7の天板部分7eには、前述し
たように押圧機構23の止めねじ19を貫通させる透孔
20が形成されている。図2,図6,図7に示すよう
に、透孔20は、挿入される止めねじ19と押さえ棒1
6との前後動を許容するため、前後方向に長い長孔で構
成されている。
【0030】この座受金具7は摺動板12の下に配置さ
れ、第1及び第2のスライド軸10,11を介して摺動
板12と鉛直方向に連結されている。即ち、座受金具7
は、摺動板12を前後方向へスライド自在に支持してい
る。また、座受金具7は、脚柱4の上端に固定された支
持金具26の前端部を左右方向に貫通する第1スライド
軸10とリンク機構28を介して揺動自在に取り付けら
れている。リンク機構28は、ピン継手41により連結
された第1リンク31及び第2リンク32から成り、各
リンク31,32が一直線に延びた状態で鉛直に配置さ
れるようにして座受金具7と支持金具26とにそれぞれ
ピン継手29,36で互いに揺動可能に取り付けられて
いる。また、第2リンク32は背支桿リンク33を介し
て背支桿2と同軸上の背支桿腕34と回転可能に連結さ
れている。背支桿腕34と背支桿2とは、支持金具26
の後端部に回転可能に取り付けられている断面六角形の
背支桿支持軸35に嵌合されて一体的に回転するため、
第2リンク32と背支桿2とは連動される。また、第2
リンク32には、第1スライド軸10に基端部が取り付
けられている反力ユニット27のガススプリング37の
先端が支持リンク38を介して回転可能に取り付けら
れ、リンク機構28を常時伸張状態とする反力を付加す
るようにしている。このため、座受金具7及び座部1
は、背支桿2の傾動に伴うリンク機構28の屈伸によっ
て第1スライド軸10を中心に座部後端側を上下動させ
る。これによって、リンク機構28は、背凭れに荷重が
掛かっていないときには死点を構成して座部1にかかる
荷重を支持すると共に背凭れに荷重が掛かるときには背
支桿2と連動して死点が解除されて屈曲し座部1を背も
たれの傾動と連動させて傾斜させる。尚、支持リンク3
8には、ガススプリング37を操作可能な押圧レバー3
9と該押圧レバー39を揺動可能なワイヤ40とが取り
付けられている。
【0031】以上のように構成された椅子によると、次
のようにして座板(座部1)6を前後動すると共に所定
の位置で解放することによって座部を固定できる。
【0032】即ち、図1及び図6に示すように、座部に
対し前後動が加えられない限り、第1スライド軸10と
係止手段8のいずれかのスライダ拘束用溝13bとの噛
み合いが解除されずに固定されている。第1スライド軸
10は摺動板12のフランジ12bと座受金具7のフラ
ンジ7dに形成された案内溝8とを貫通しているので、
摺動板12は座受金具7に対して固定される。したがっ
て、摺動板12は座受金具7に対して前後に摺動可能と
なり、座板6(座部1)の前後方向へのスライドを可能
な状態とする。
【0033】そこで、座部1の位置を前後に移動する際
は、座部1を付勢ばね17に抗して僅かに持ち上げて、
スライド拘束用凹部13を第1スライド軸10から離脱
させる。この状態で、座部1を前後に摺動させることに
より上下動させるか、または座部1を持ち上げるように
前後に摺動させる。そして、座部1が下方に位置する箇
所、すなわち第1スライド軸10がスライド拘束用凹部
13に落とし込まれている箇所のうち、所望の箇所で座
部1から手を離す。これにより、当該箇所で座部1が前
後方向に固定される。
【0034】例えば、案内溝9に嵌合する第2スライド
軸11が後端から水平部9aと傾斜部9bとの境界位置
(基準となる位置)にまで摺動する間には、座部1(摺
動板12)は押し込まれるように座受金具7に対して平
行に後方へ移動する(図3参照)。なお、第1スライド
軸10が係止部のいずれかのスライド拘束用凹部13に
収容されている時に第1スライド軸10に前後方向への
外力が加えられても、例えば座部1に荷重がかかって
も、第1スライド軸10とスライド拘束用凹部13の係
合によって該スライド軸10の前後動は阻止される。ま
た、第1スライド軸10は前後方向の4箇所のスライド
拘束用凹部13,…,13に係止可能となるので、摺動
板12は前後方向に移動しながら4箇所の位置で固定さ
れることになる。そして、摺動板12をさらに後方へ摺
動させると、案内溝9の傾斜部9bに第2スライド軸1
1が案内される。これにより、傾斜部9bが形成された
摺動板12の後部が上方に案内される。一方、前側の案
内溝8ではいずれかのスライド拘束用凹部13に第1ス
ライド軸10が噛み合うようにして保持されるため、摺
動板12の前半部の位置は実質的に水平移動して上下方
向に変化しない。このため、摺動板12は第1スライド
軸10を中心に後部を持ち上げて座部1を前傾させる。
【0035】さらに、図4に示すように、第2スライド
軸11が案内溝9の拘束部9cに達すると、摺動板12
の後部は僅かに下降する。ここで、拘束部9cは上方を
向いているので、拘束部9cが第2スライド軸11に嵌
合することにより、摺動板12は前後方向に摺動できな
くなって安定した状態となる。同時に、前方の案内溝8
においても、斜面13aによって第1スライド軸10が
相対的に前方へ押し出されるような力が付与されるた
め、摺動板12は前後方向に摺動できなくなって安定し
た状態となる。すなわち、この状態で摺動板12が前後
方向に移動するには、拘束部9cが第2スライド軸11
から外れるように摺動板12が僅かに上方に移動しなけ
ればならないので、着座者の体重が掛かっている場合は
摺動板12が前後に移動し難くなると共に前後方向の安
定性が向上される。そのため、座部1に荷重がかかって
も、第1スライド軸10とスライド拘束用凹部13およ
び第2スライド軸11と係止部9cとの係合によって荷
重分担されて支持される。該スライド軸10の前後動は
阻止される。
【0036】そこで、比較的小柄な人や浅く腰掛けるタ
イプの人の場合には、座板6が最も後方へ引き込まれて
前傾する直前の基準の位置まで座部1を押し込んで固定
すれば、座部の奥行きの小さな椅子として使用すること
ができ、背もたれから背中が乖離しないため長時間の作
業でも疲れずにできる。また、比較的大柄な人や深く腰
掛けるタイプの人の場合には、座板6を最も前方へ引き
出して固定すれば、座部1の奥行きが標準的あるいはそ
れよりも大きめの椅子として使用することができ、窮屈
な思いや不安定な使用感なく疲れずに長時間の作業を可
能とする。更に、ワープロ入力等のOA作業を行う際
は、座部1を最も後部に移動させる。これにより、座部
1は前傾するので、着座した人は背筋を伸ばして浅く腰
掛ける状態となり、背もたれに軽く背を当てたちょい掛
けの姿勢を容易に維持することができ、疲れ難く作業能
率も向上する。特にOA作業は男性よりも小柄な女性が
行うことが多いため、座部奥行きが狭い状態で前傾する
上述の椅子は最適である。
【0037】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、後部の案内溝9を水平部9aからのみ成
るような案内溝として、ただ単に前後方向にスライド可
能な椅子としても良い。この場合、座部を押すだけで、
座る人の体格や腰掛け方に合わせて好適な座部深さに調
整することができる。また、本実施形態では座板6が最
も後部にある時に前傾する構造としたが、これに特に限
られず、座板6が最も前方へ引き出された位置で上向き
の傾斜部に案内され座部前方が降下することによって前
傾する構造としたり、あるいは座板6を後傾させる構造
とすることもできる。
【0038】更に、本実施形態では、摺動板12のフラ
ンジに案内溝8,9が形成され、座受金具7のフランジ
にスライド軸10,11が取り付けられた構造とした
が、これに限らず、摺動板12の両フランジを連結する
スライド軸を取り付け、座受金具7のフランジに案内溝
を形成した構造としても構わない。また、摺動板12の
両フランジから内側に突出するスライドピンを取り付
け、座受金具7のフランジに案内溝を形成した構造とし
ても構わない。
【0039】また、本実施形態では座部1と背凭れ部と
が連動して傾斜する座部・背もたれシンクロ機構付き椅
子に適用しているが、これに限らず座部1と背凭れ部と
が連動しない椅子に適用しても構わない。
【0040】また、本実施形態では各フランジの前後部
に別個の案内溝8,9として分けて形成しているが、こ
れに限らず前後の案内溝を連結して1つの案内溝として
も構わない。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の椅子の座板スライド装置では、案内溝とこの案内溝
内を相対的に摺動するスライダとで座受部材に対し座板
を前後方向へスライド可能に支持させる一方、案内溝が
ほぼ上向きのスライダ拘束用凹部を連続的に形成した係
止部を有し、座板からの荷重によりスライダが係止部の
スライダ拘束用凹部に押し当てられてスライダの摺動を
拘束するように設けられているので、座板を持ち上げあ
るいはそのままの状態で前後方向へ押すだけで座板・座
部を任意に前後動させ得る。したがって、座板の前後動
は容易に行うことができ、しかも操作レバー等の操作手
段などを必要としない簡単な構造とすることができる。
【0042】さらに、請求項2の座板スライド装置で
は、スライダを案内溝の係止部に押しつける押圧機構が
設けられているので、ある一定以上の外力が付加されな
い限り座板が前後に移動せず、誤ってあるいは不用意に
座部が移動して不快感を与えたり怪我をさせることがな
い。例えば、椅子の運搬時等に椅子を傾けても座部が移
動してしまうことなどを防止できる。
【0043】また、請求項3の座板スライド装置は、ス
ライダ拘束用凹部を波形に形成し、ある程度以上の大き
さの外力が前後方向に加わるときにスライダ拘束用凹部
の斜面とスライダとの間に滑りが生じてスライダがスラ
イダ拘束用凹部から離脱するようにしているので、例え
ば腰を浮かして座部を押したりあるいは引くだけで座部
を前後方向に容易にスライドさせ得る。
【0044】さらに、請求項4の発明は請求項1記載の
座板スライド装置において、案内溝がスライダを摺動さ
せるときに鉛直方向の変位を同時に与える傾斜部と該傾
斜部の端部で傾斜部を通過したスライダをその位置に拘
束する拘束部とを有しているので、座板を前後方向にス
ライドさせる際に一方の組のスライダが案内溝の傾斜部
に達すると、一方のスライダに対し相対的な鉛直方向の
変位も同時に与えられて座板が座受部材に対して傾斜す
る。そして、拘束部と拘束用凹部とへの前後2組のスラ
イダの係合によって、座板は傾斜状態で固定される。し
たがって、座板(ひいては座部)の前後動によって座部
深さを調整できると共に傾斜可能であり、作業内容に応
じてあるいは座る人の体格や腰掛け方に合わせて好適な
座部深さに調整することができ、座り易い上に疲れ難く
かつ作業し易いものとなる。加うるに、前傾した座部へ
の着座は背筋を伸ばして掛ける状態となるので、着座者
の姿勢は背筋を伸ばしたOA作業に適した姿勢となり、
疲れ難くなって作業能率が向上すると共に長時間の作業
を容易に行うことができる。さらに、座部が傾斜状態例
えば前傾姿勢にあるとき、拘束部で拘束されるスライダ
にも座部からの荷重が分担され、係止手段との間で座部
にかかる体重が分散支持されるので、係止手段の強度を
より小さくでき、コンパクトな構造とできる。
【0045】さらに、請求項5の座板スライド装置で
は、案内溝の傾斜部が、座板の基準となる位置よりも後
方へ座板が摺動された時に座板を前傾させる位置に形成
され、かつ基準となる位置よりも前方へ座板がスライド
されたときに標準的な椅子の座部深さとなるように構成
されているので、座板を基準となる位置に固定したとき
には比較的座部奥行きの小さな椅子となり、その基準位
置よりも前方へ座板を引き出して調整することにより標
準的な座部奥行き・大きさの椅子となる。また、最も後
方へ座板を移動させたときには、座部が前傾し、背筋を
伸ばして浅く腰掛ける姿勢をとらざるを得ない椅子とな
る。
【0046】したがって、女性に適した座部位置を基準
とし、引き出した時に成人男性に適した標準的な大きさ
とし、更に基準位置から引き込んだときにはコンピュー
タなどのオペレーティング作業に適した前傾姿勢となる
椅子として使用することができる。また、座部の奥行き
が最も小さい時に座部が前傾することになり、着座者は
背筋を伸ばして浅く腰掛け背凭れに軽く凭れたちょい掛
けの状態となるため、着座者の姿勢は背筋を伸ばしたO
A作業に適した姿勢となるので、着座者は疲れ難くなっ
て作業能率が向上すると共に長時間の作業を容易に行う
ことができる。特に、OA作業者の多い女性にとって
は、座部の奥行きが最も小さい時に座部が前傾するの
で、背中と背もたれが乖離せず疲れ難く作業効率も向上
する。この椅子は、長時間座り続けたり比較的長時間同
じ姿勢で座り続けるOA作業等に適した椅子となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座板スライド装置を備えた椅子の主要
部を示す側面図である。
【図2】座板スライド装置の全体を示す分解斜視図であ
る。
【図3】座部が中間部で固定されている時の座板スライ
ド装置を示す側面図である。
【図4】座部が最後部で固定されている時の座板スライ
ド装置を示す側面図である。
【図5】拡大した案内溝を示す側面図である。
【図6】他の実施形態の案内溝の形状を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
5 座板スライド装置 6 座板 7 座受金具(座受部材) 8,9 案内溝(案内溝) 9c 拘束部 10 第1スライド軸(スライダ) 11 第2スライド軸(スライダ) 13 スライド拘束用凹部 22 係止部 23 押圧機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座受部材に対して座板を前後に摺動可能
    とする椅子の座板スライド装置において、前記座板また
    は前記座受部材のいずれか一方の部材に案内溝を、他方
    の部材に前記案内溝内を摺動する前後2組のスライダを
    それぞれ備え、前記案内溝と前記スライダとの鉛直方向
    の係合により前記座板と座受部材とを前後方向に摺動可
    能に支持すると共に、前記案内溝がほぼ上向きのスライ
    ダ拘束用凹部を連続的に形成した係止部を有し、前記座
    板からの荷重により前記スライダが前記係止部のスライ
    ダ拘束用凹部に押し当てられて前記スライダの摺動を拘
    束することを特徴とする椅子の座板スライド装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダを前記案内溝の前記スライ
    ダ拘束用凹部に押しつける押圧機構が設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の椅子の座板スライド装置。
  3. 【請求項3】 前記スライダ拘束用凹部は波形であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の椅子の座板スラ
    イド装置。
  4. 【請求項4】 前記案内溝は前記スライダを摺動させる
    ときに鉛直方向の変位を同時に与える傾斜部と該傾斜部
    の端部で前記傾斜部を通過した前記スライダをその位置
    に拘束する拘束部を有することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の椅子の座板スライド装置。
  5. 【請求項5】 前記案内溝の傾斜部は、前記座板の基準
    となる位置よりも後方へ前記座板が摺動された時に前記
    座板を前傾させる位置に形成され、かつ前記基準となる
    位置よりも前方へ前記座板がスライドされたときに標準
    的な椅子の座部深さとなることを特徴とする請求項4記
    載の椅子の座板スライド装置。
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