JP3781738B2 - 自動製氷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵庫に備えられ、氷を自動的に生成可能とする自動製氷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫用の自動製氷装置としては、小型化、低コスト化を達成するために、製氷皿の原点位置と離氷位置の検知及び氷過不足の検知を一つのスイッチで行わせる駆動部が採用されている。
【0003】
従来の自動製氷装置としては、例えば特開平6−249556号公報、実開平6−78770号公報に示されているものがある。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の自動製氷装置を説明する。図26は従来の自動製氷装置の全体的な側面図であり、図27は製氷皿の駆動部の破断拡大平面図である。
【0005】
図26において、1は製氷皿2を回転させる駆動部、3は製氷皿2の回転と連動して回動する氷検知レバ−で、4は駆動部1と製氷皿2を保持するフレ−ムである。5は製氷皿2の回転を阻止することで捩りを与える阻止部である。
【0006】
図27において、6は動力源であるモ−タで、7は減速歯車群であり、最終段には製氷皿2を回転させる駆動軸を有するカム歯車8を配置している。
【0007】
カム歯車8は原点位置から1°逆転すると駆動部1の外郭ケ−ス1aと当たりロックして停止する様に構成されている。
【0008】
9は氷検知レバ−が取り付けられた検氷軸であり、カム歯車8の回転に連動して氷検知レバ−3と検知部材10を回動させる。
【0009】
11はカム歯車8が逆転し製氷皿2が復帰する過程でのみ検知部材10の回動を阻止する規制部材である。
【0010】
スイッチ信号は製氷皿2が原点位置、離氷位置に到達したときと、検知部材10の回動が阻止されたときに発生する。
【0011】
12は製氷皿2の下方に配置され、製氷皿2から離氷した氷を貯蔵しておく貯氷箱である。
【0012】
以上のように構成された従来の自動製氷装置について、以下その動作を説明する。
【0013】
まず、製氷皿2に氷が生成されると、モ−タ6への通電が開始されカム歯車8が正転し製氷皿2が離氷位置に向かって回転する。このとき貯氷箱12内の所定の高さまで氷が無いときは、検氷軸9が回動し氷検知レバ−3と検知部材10が回動することでスイッチ信号が発生せず氷不足と判断され、製氷皿2は離氷位置まで回転する。
【0014】
製氷皿2が離氷位置まで到達するとスイッチ信号が発生し、モ−タ6が一旦停止する。その後製氷皿2は原点方向に向かって復帰し始める。この復帰の過程で規制部材11は検知部材10の回動を阻止するのでスイッチ信号が発生する。そのスイッチ信号が原点位置を検知するための基準信号となり、そのスイッチ信号の後さらにカム歯車8が所定時間逆転すると原点位置を示すスイッチ信号が発生する。
【0015】
カム歯車8は原点位置のスイッチ信号発生後もさらに1°逆転しロックして停止した後、今度は1°正転し原点位置で停止する。
【0016】
一方、貯氷箱12内の所定の高さ以上に氷があるときは、検氷軸9が回動しようとしても氷検知レバ−3が氷に当たり回動を阻止されるため、検知部材10が回動せずスイッチ信号が発生し氷十分と判断し、製氷皿2は原点位置に向かって復帰し始める。そして原点信号発生後カム歯車がロックするまで1°逆転させ、その後1°正転させて停止させることで原点位置に停止することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動製氷装置は、製氷皿2を原点位置に戻す際にカム歯車8をロックさせて機械的に停止させるものであり、上下両面に製氷容器を有する両面製氷皿を使用することができない。
【0018】
本発明は、上記課題を解決するもので、上下両面に製氷容器を有する両面製氷皿を使用することができる自動製氷装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、上下両面に製氷容器を有し氷を生成する製氷皿と、前記製氷皿に捩じりを与えて氷を下方に離氷させる駆動部と、前記製氷皿と前記駆動部を保持するフレームと、前記駆動部の動作を制御する制御部と、前記製氷皿と当たり捩じりを生じさせる阻止部とで構成された自動製氷装置において、前記阻止部は、前記製氷皿が離氷方向の回転している場合は前記製氷皿に当たり捩じりを生じさせ、前記製氷皿が離氷方向とは逆方向に回転している場合には前記フレームの外側へ押出されるように回動し前記製氷皿の回転を阻止しない構造となっているものであり、上下両面に製氷容器を有する両面製氷皿を使用した場合に、阻止部が上下両面の切換えを邪魔することがない。
【0020】
また、上下両面の切換えをするときは製氷皿を離氷方向とは逆方向に回転させれば、阻止部が上下両面の切換えを邪魔することがない。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記フレームは、前記阻止部を所定角度内で回動できるように保持したものであり、阻止部が回転するだけという簡単な構成で製氷皿の上下両面の切換を可能にする。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記製氷皿は上下両面に製氷容器を有し、前記制御部が前記製氷皿の上下両面を切換える信号を受けた場合は、前記制御部は前記製氷皿が前記阻止部を押し退けながら回転するように制御するものであり、製氷皿の上下両面の切換は製氷皿の回転方向だけで実現できる。
【0023】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記製氷皿は上下両面に製氷容器を有し、前記制御部が前記製氷皿の上下両面を切換える信号を受けたとき、水または氷の入った容器が原点にある場合は、前記制御部は、前記容器での製氷及び離氷を終わらせた後、前記製氷皿が前記阻止部を押し退けながら回転するように制御するものであり、製氷が完了していない場合又は離氷が完了していない場合、製氷と離氷を製氷皿の上下両面の切換よりも優先させるので合理的である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による自動製氷装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】
(実施の形態1)
図1から図18において、200は上下両面に製氷容器を有する両面製氷皿で、角形の氷を生成する容器200aと粒形の氷を生成する容器200bを有する。
【0026】
201は両面製氷皿200と後述の駆動部110を保持するフレ−ムであり、反駆動部側で両面製氷皿200に当たり、捩りを生じさせる阻止部201aを所定回動角度内で回動できるように保持している。
【0027】
阻止部201aは、両面製氷皿200が離氷方向の回転している場合に離氷位置の45°手前から両面製氷皿200に当たり、両面製氷皿200に捩りを生じさせるが、両面製氷皿200が逆方向に回転している場合には、阻止部201は両面製氷皿200によってフレ−ム201の外側へ押し出されるように回動して両面製氷皿200の逆方向の回転を阻止しない構造となっている。
【0028】
110は駆動部で、内部にモ−タ111、モ−タ111の回転を減速するウォ−ム歯車112、ウォ−ムホイ−ル歯車113、駆動歯車114、カム歯車115を配置している。
【0029】
駆動歯車114には、カム歯車115と噛み合う歯の領域に、一つの正規歯114aとそれ以外の歯を噛み合いピッチ円の丈で切り取った形状の低歯114bとからなる特殊歯車領域114cと、完全な歯車からなる正規歯車領域114dを軸方向に隣接させて設けている。
【0030】
カム歯車115には、原点位置にあるとき駆動歯車114の正規歯車領域114dと噛み合わない欠歯部115aと,複数の低歯114bの歯先が摺動する凹面部115bと、完全な歯車部115cを設けている。欠歯部115aと凹面部115bは軸方向に隣接させて並べて設けており、円周方向左右は完全な歯車部115cに挟まれている。凹面部115bの幅は完全な歯車部115cの歯幅よりも短く形成している。
【0031】
複数の低歯114bと凹面部115bが向かい合ったときは、お互いに外周がすべり接触するだけで動力は伝達されない。そして、凹面部115bの側面に正規歯114aが接触したときから動力が伝達され、駆動歯車114の正規歯車領域114dとカム歯車115の完全な歯車部115cが噛み合う。
【0032】
なお、欠歯部115aと凹面部115bは、カム歯車115の中心軸に対して点対称の位置にもう一組設けている。
【0033】
116は回動軸で、駆動部110の外側に位置する取り付け部116aと、駆動部110の内側に位置する従動部116bと、従動部116bに連動して変位する従動突起116cからなる。取り付け部116aには氷検知レバ−3が取り付けられる。
【0034】
117は回動軸116を回動させる回動許容カムで、カム歯車115上に設けられる。回動許容カム117は、凸部117aと凹部117bから成り、回動軸116の従動部116bが、凸部117aと接触しているときは氷検知レバ−3は貯氷箱12の上方に静止しており、従動部116bが凹部117bに入り込んだときに、従動部116bは所定角度だけ回動することができる。このとき氷検知レバ−3は貯氷箱12の内部へ進入する。
【0035】
ただし、貯氷箱12の内部に氷が所定の高さ以上存在するときは、氷検知レバ−3が氷に当たり進入を阻止されるので、回動軸116の回動が阻止される。
【0036】
そして、従動部116bが再び凸部117aに到達したとき、回動軸116が氷検知レバ−3を貯氷箱12から退出させる方向に回動する。
【0037】
なお、回動許容カム117は、カム歯車115の中心軸に対して点対称の位置にもう一組設けている。
【0038】
118はスイッチ部であり、スイッチ119とスイッチレバ−120からなる。スイッチレバ−120は、軸部120a、バネ保持部120b、第1の突起120c、第2の突起120d、第3の突起120eからなる。
【0039】
軸部120aは駆動部110の外郭ケ−ス110aに設けられた軸受110bに保持され、第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aに向かい合う位置に配置され、第2の突起120dは後述のスイッチ操作カム121に接触する位置に配置され、第3の突起120eは回動軸116が所定角度以上回動したときに従動突起116cと接触する位置に配置されている。
【0040】
スイッチ操作カム121はカム歯車115上に設けられており、凸部121aと、凹部121bからなる。スイッチ操作カム121にはスイッチレバ−120の第2の突起120dが接触する。
【0041】
なお、スイッチ操作カム121は、カム歯車115の中心軸に対して点対称の位置にもう一組設けている。
【0042】
122は一端を外郭ケ−ス110aのバネ保持棒110cに保持され、他端をスイッチレバ−120のバネ保持部120bに保持されたバネであり、スイッチレバ−120の第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押しきる方向に付勢している。
【0043】
第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aに接触しているときには第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aから離れおり、第2の突起120dがスイッチ操作カムの凹部121bに接触したときには、第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aを押しきる。
【0044】
なお、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凹部117bに至り回動軸116が所定角度以上回動したときは、第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aとの接触から凹部121bとの接触にかわる前に、従動突起116cがスイッチレバ−120の第3の突起120eを押さえるので、第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aを押しきることはできない。
【0045】
123は一端を回動軸116のバネ保持部116dに保持され、他端を外郭ケ−ス110aのバネ保持棒110dに保持されたバネであり、回動軸116の従動部116bを常に回動許容カム117に押しつける方向に付勢している。
【0046】
以上の様に構成された自動製氷装置について、図21を参照しながら角形の氷を生成する容器200aで製氷する場合の動作を説明する。
【0047】
まず、貯氷箱12の所定高さまで氷がない(氷不足)場合の動作(図19参照)について説明する。
【0048】
製氷の完了を検知すると、モ−タ111に通電が開始され、モ−タ111が正転し、駆動歯車114が正転する(ステップ1)。だだし原点位置(カム歯車115の回転角度が0°になる位置)では、図2、図6に示すように複数の低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されない。
【0049】
このときのスイッチレバ−120の第2の突起120dは、図8に示すようにスイッチ操作カム121の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れているのでスイッチ信号はHiである。
【0050】
一方、制御部は、モ−タ回転開始時間を起点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを開始する(ステップ2)。
【0051】
そして、駆動歯車114が所定角度正方向に回転して、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯車115の正転に連動して両面製氷皿200が離氷方向(正方向)に回転し始める。
【0052】
カム歯車115が原点位置から10°正転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバ−3が貯氷箱12内に進入する。
【0053】
カム歯車115がさらに正転して、回動軸116の回動が所定角度(25°)を超えると図10に示すように従動突起116cがスイッチレバ−120の第3の突起120eを押さえるので、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押すことができず、回動軸116の角度が25°未満になるまでスイッチ信号はHiの状態を続ける。
【0054】
なお、カム歯車115の回転角度が20°〜80°の間は、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凹部117bの位置にきて、氷検知レバ−3の回動が貯氷箱12内の氷との当接により止められなければ回動軸116の回動角度が35°になる。
【0055】
カム歯車115が原点位置から約84°正転したところで、回動軸116の角度が25°未満になり、従動突起116cが第3の突起120eから離れるので、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押し、スイッチ信号はLoに反転する(ステップ3をYes側に分岐)。
【0056】
これにより、制御部は、スイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを終了する(ステップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カム歯車115が原点位置から30°正転するのに十分な所定時間(例えば3秒)を越えていることから、氷不足と判断し(ステップ5をYes側に分岐)、モ−タ111への通電を継続することでカム歯車115の正転を継続させる。
【0057】
カム歯車115が原点位置から90°正転したところで、図11、図12に示すように、回動軸116の従動部116bが回動許容カムの凹部117bから凸部117aの頂部へ移り、氷検知レバ−3が元の待機位置にもどる。
【0058】
そして、両面製氷皿200の容器200aの離氷位置の45°手前から両面製氷皿200の容器200aは阻止部201aに当たり、両面製氷皿200の容器200aの離氷位置で十分捩られて両面製氷皿200の容器200a内の角形の氷を貯氷箱12内へ落下させる。
【0059】
カム歯車115が原点位置から160°正転したところで、スイッチレバ−120の第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aと当接し、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れ、スイッチ信号がHiへ反転する(ステップ6をYes側に分岐)。制御部はスイッチ信号のHiへの反転で、両面製氷皿200の容器200aが離氷位置に到達したと判断し、モ−タ111を所定時間停止させる(ステップ7)。この状態を示すのが図13、図14である。その後、今度はモ−タ111の回転方向をかえて両面製氷皿200を原点位置方向に復帰させ始める(ステップ8)。
【0060】
逆転開始後すぐに(原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が160°以下になると)、第2の突起120dが、スイッチ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121bに移動しスイッチ信号はLoに反転する(ステップ9をYes側に分岐)。
【0061】
両面製氷皿200の原点位置への復帰過程で、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aから凹部117bへ移動した際に所定角度以上回動し、従動突起116cが第3の突起120eを押さえるため、今度はスイッチ信号がHiに反転する(ステップ10をYes側に分岐)。
【0062】
さらに両面製氷皿200は逆転して原点位置に到達し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなくなりカム歯車115は原点位置で停止した状態となる。
【0063】
さらにモ−タ111への通電を継続しカム歯車115の停止状態が解除されると、図15、図16に示すように、原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−20°を越えたところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ11をYes側に分岐)。ここで制御部はモ−タ111の回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止め(ステップ12)、そして再びモ−タ111の回転方向を変えて(ステップ13)カム歯車115を原点位置に戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになったことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である1秒後にモ−タ111への通電を停止する(ステップ15、ステップ16)。
【0064】
次に、貯氷箱12の所定高さ以上に氷が存在する(氷十分)場合の動作(図20参照)について説明する。
【0065】
製氷の完了を検知すると、モ−タ111に通電が開始され、モ−タ111が正転し、駆動歯車114が正転する(ステップ1)。だだし原点位置(カム歯車115の回転角度が0°になる位置)では、図2、図6に示すように複数の低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されない。
【0066】
このときのスイッチレバ−120の第2の突起120dは、図8に示すようにスイッチ操作カム121の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れているのでスイッチ信号はHiである。
【0067】
一方、制御部は、モ−タ回転開始時間を起点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを開始する(ステップ2)。
【0068】
そして、駆動歯車114が所定角度正方向に回転して、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯車115の正転に連動して両面製氷皿200が離氷方向(正方向)に回転し始める。
【0069】
カム歯車115が原点位置から10°正転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバ−3が貯氷箱12内に進入する。
【0070】
しかし、氷検知レバ−3は貯氷箱12内の氷に当たり、それ以上進入できず回動軸116の回動を阻止する。
【0071】
回動軸116の回動が所定角度(25°)に到達しないため、図18に示すように従動突起116cがスイッチレバ−120の第3の突起120eを押さえることができず、第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121移動した瞬間に、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押し切り、スイッチ信号をLoへ反転させる(ステップ3)。
【0072】
これにより、制御部は、スイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを終了する(ステップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カム歯車115が30°回転するのに十分な所定時間(例えば3秒)以内であることから、氷十分と判断し(ステップ5をNo側に分岐)、両面製氷皿200の回転を停止し(ステップ17)、モ−タ111の回転方向を変えて、カム歯車115を原点方向へ向かって復帰させる(ステップ18)。
【0073】
逆転開始後すぐに(原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が30°以下になると)、第2の突起120dが、スイッチ操作カム121の凹部121bから凸部121aに移動しスイッチ信号はHiに反転する(ステップ19をYes側に分岐)。
【0074】
さらに両面製氷皿200は逆転して原点位置に到達し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなくなりカム歯車115は原点位置で停止した状態となる。
【0075】
さらにモ−タ111への通電を継続しカム歯車115の停止状態が解除されると、図15、図16に示すように、原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−20°を越えたところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ11をYes側に分岐)。ここで制御部はモ−タ111の回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止め(ステップ12)、そして再びモ−タ111の回転方向を変えて(ステップ13)カム歯車115を原点位置に戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになったことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である1秒後にモ−タ111への通電を停止する(ステップ15、ステップ16)。
【0076】
次に、図22、図23を参照しながら、角形の氷を生成する容器200aでの製氷から粒形の氷を生成する容器200bでの製氷に切り換える場合の動作を説明する。
【0077】
使用者が両面製氷皿200の角形の氷を生成する容器200aから粒形の氷を生成する容器200bを選択し、角形の氷を生成する容器200aでの製氷から粒形の氷を生成する容器200bでの製氷に切り換える信号を制御部が受けたとき、空の容器200aが原点にあれば(ステップ20をYes側に分岐)、モ−タ111を逆方向に回転させる(ステップ21)。
【0078】
また、角形の氷を生成する容器200aでの製氷から粒形の氷を生成する容器200bでの製氷に切り換える信号を制御部が受けたとき、水または氷の入った容器200aが原点にある場合及び容器200aが原点にない場合は(ステップ20をNo側に分岐)、容器200aでの製氷及び離氷を終わらせて空の容器200aが原点に戻ったことを確認した後(ステップ20をYes側に分岐)、モ−タ111を逆方向に回転させる(ステップ21)。
【0079】
モ−タ111の逆方向回転により、カム歯車115が逆転し、両面製氷皿200は阻止部201aを押し退けながら逆転する。
【0080】
原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−20°を超えると、第2の突起120dが、スイッチ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121bに移動しスイッチ信号はLoに反転する(ステップ22をYes側に分岐)。
【0081】
さらに逆転が進むと、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aから凹部117bへ移動した際に所定角度以上回動し、従動突起116cが第3の突起120eを押さえるため、今度はスイッチ信号がHiに反転する(ステップ23をes側に分岐)。
【0082】
さらに両面製氷皿200が逆方向に回転して−180°の位置に到達し、特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなくなりカム歯車115は−180°の位置で停止した状態となる。
【0083】
さらにモ−タ111への通電を継続しカム歯車115の停止状態が解除され、カム歯車115の回転角度が−200°になったところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ24をYes側に分岐)。ここで制御部はモ−タ111の回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止め(ステップ25)、そして再びモ−タ111の回転方向を変えて(ステップ26)カム歯車115の回転角度−180°にし粒形の氷を生成する容器200bを上にする。この場合、スイッチ信号がHiになったことを確認して(ステップ27をYes側に分岐)、粒形の氷を生成する容器200bが上になるのに必要十分な時間である1秒後にモ−タ111への通電を停止する(ステップ28、ステップ29)。
【0084】
次に、図21を参照しながら粒形の氷を生成する容器200bで製氷する場合の動作を説明する。
【0085】
まず、貯氷箱12の所定高さまで氷がない(氷不足)場合の動作(図24参照)について説明する。
【0086】
製氷の完了を検知すると、モ−タ111に通電が開始され、モ−タ111が正転し、駆動歯車114が正転する(ステップ1)。だだし原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−180°になる位置では、複数の低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されない。
【0087】
このときのスイッチレバ−120の第2の突起120dは、スイッチ操作カム121の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れているのでスイッチ信号はHiである。
【0088】
一方、制御部は、モ−タ回転開始時間を起点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを開始する(ステップ2)。
【0089】
そして、駆動歯車114が所定角度正方向に回転して、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯車115の正転に連動して両面製氷皿200が離氷方向(正方向)に回転し始める。
【0090】
カム歯車115が−180°の位置から−170°まで10°正転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバ−3が貯氷箱12内に進入する。
【0091】
カム歯車115がさらに正転して、回動軸116の回動が所定角度(25°)を超えると、従動突起116cがスイッチレバ−120の第3の突起120eを押さえるので、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押すことができず、回動軸116の角度が25°未満になるまでスイッチ信号はHiの状態を続ける。
【0092】
なお、原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−160°から−100°の間は、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凹部117bの位置にきて、氷検知レバ−3の回動が貯氷箱12内の氷との当接により止められなければ回動軸116の回動角度が35°になる。
【0093】
カム歯車115が−180°の位置から−96°まで84°正転したところで、回動軸116の角度が25°未満になり、従動突起116cが第3の突起120eから離れるので、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押し、スイッチ信号はLoに反転する(ステップ3をYes側に分岐)。
【0094】
これにより、制御部は、スイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを終了する(ステップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カム歯車115が−180°の位置から−150°まで30°正転するのに十分な所定時間(例えば3秒)を越えていることから、氷不足と判断し(ステップ5をYes側に分岐)、モ−タ111への通電を継続することでカム歯車115の正転を継続させる。
【0095】
カム歯車115が−180°の位置から−90°まで90°正転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カムの凹部117bから凸部117aの頂部へ移り、氷検知レバ−3が元の待機位置にもどる。
【0096】
そして、両面製氷皿200の容器200bの離氷位置の45°手前から両面製氷皿200の容器200bは阻止部201aに当たり、両面製氷皿200の容器200bの離氷位置で十分捩られて両面製氷皿200の容器200b内の粒形の氷を貯氷箱12内へ落下させる。
【0097】
カム歯車115が−180°の位置から−20°まで160°正転したところで、スイッチレバ−120の第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aと当接し、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れ、スイッチ信号がHiへ反転する(ステップ6をYes側に分岐)。制御部はスイッチ信号のHiへの反転で、両面製氷皿200の容器200bが離氷位置に到達したと判断し、モ−タ111を所定時間停止させる(ステップ7)。その後、今度はモ−タ111の回転方向をかえて両面製氷皿200を復帰させ始める(ステップ8)。
【0098】
逆転開始後すぐに(原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−20°になると)、第2の突起120dが、スイッチ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121bに移動しスイッチ信号はLoに反転する(ステップ9をYes側に分岐)。
【0099】
両面製氷皿200の−180°の位置への復帰過程で、回動軸116の従動部116bが回動許容カム115の凸部117aから凹部117bへ移動した際に所定角度以上回動し、従動突起116cが第3の突起120eを押さえるため、今度はスイッチ信号がHiに反転する(ステップ10をYes側に分岐)。
【0100】
さらに両面製氷皿200は逆転して−180°の位置に到達し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなくなりカム歯車115は−180°の位置で停止した状態となる。
【0101】
さらにモ−タ111への通電を継続しカム歯車115の停止状態が解除されると、原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−200°を越えたところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ11をYes側に分岐)。ここで制御部はモ−タ111の回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止め(ステップ12)、そして再びモ−タ111の回転方向を変えて(ステップ13)カム歯車115を−180の位置に戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになったことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である1秒後にモ−タ111への通電を停止する(ステップ15、ステップ16)。
【0102】
次に、貯氷箱12の所定高さ以上に氷が存在する(氷十分)場合の動作(図25参照)について説明する。
【0103】
製氷の完了を検知すると、モ−タ111に通電が開始され、モ−タ111が正転し、駆動歯車114が正転する(ステップ1)。だだし原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−180°になる位置では、複数の低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されない。
【0104】
このときのスイッチレバ−120の第2の突起120dは、スイッチ操作カム121の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れているのでスイッチ信号はHiである。
【0105】
一方、制御部は、モ−タ回転開始時間を起点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを開始する(ステップ2)。
【0106】
そして、駆動歯車114が所定角度正方向に回転して、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯車115の正転に連動して両面製氷皿200が離氷方向(正方向)に回転し始める。
【0107】
カム歯車115が−180°の位置から−170°まで10°正転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバ−3が貯氷箱12内に進入する。
【0108】
しかし、氷検知レバ−3は貯氷箱12内の氷に当たり、それ以上進入できず回動軸116の回動を阻止する。
【0109】
回動軸116の回動が所定角度(25°)に到達しないため、従動突起116cがスイッチレバ−120の第3の突起120eを押さえることができず、第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121移動した瞬間に、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押し切り、スイッチ信号をLoへ反転させる(ステップ3)。
【0110】
これにより、制御部は、スイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを終了する(ステップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カム歯車115が−180°の位置から−150°まで30°正転するのに十分な所定時間(例えば3秒)以内であることから、氷十分と判断し(ステップ5をNo側に分岐)、両面製氷皿200の回転を停止し(ステップ17)、モ−タ111の回転方向を変えて、カム歯車115を−180°の位置へ向かって復帰させる(ステップ18)。
【0111】
逆転開始後すぐに(原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−150°になると)、第2の突起120dが、スイッチ操作カム121の凹部121bから凸部121aに移動しスイッチ信号はHiに反転する(ステップ19をYes側に分岐)。
【0112】
さらに両面製氷皿200は逆転して−180°の位置に到達し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなくなりカム歯車115は−180°の位置で停止した状態となる。
【0113】
さらにモ−タ111への通電を継続しカム歯車115の停止状態が解除されると、原点位置を基準としたカム歯車115の回転角度が−200°を越えたところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ11をYes側に分岐)。ここで制御部はモ−タ111の回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止め(ステップ12)、そして再びモ−タ111の回転方向を変えて(ステップ13)カム歯車115を原点位置−180°の位置に戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになったことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である1秒後にモ−タ111への通電を停止する(ステップ15、ステップ16)。
【0114】
なお、粒形の氷を生成する容器200bでの製氷から角形の氷を生成する容器200aでの製氷に切り換える場合は、カム歯車115をさらに180°逆転させる(原点位置から−360°回転させた位置となり、原点位置に戻る)。
【0115】
以上のように本実施例の自動製氷装置は、両面製氷皿200を回転させるカム歯車115、カム歯車115を駆動する駆動歯車114、カム歯車115に従動して回動する回動軸116、回動軸116が所定角度以上回動していること及びカム歯車115が所定回転位置にあることを検知するスイッチ手段118を内蔵し両面製氷皿200に捩りを与えて氷を下方に離氷させる駆動部110を備え、駆動歯車114は特殊歯車領域114cと正規歯車領域114dを軸方向に隣接して有し、特殊歯車領域114cは正規歯車領域114dの歯と同じ歯先になっている一つの正規歯114aと正規歯車領域114dの歯の歯先より低く形成された歯先をもつ複数の低歯114bとからなり、カム歯車115は、原点位置にあるとき駆動歯車114の正規歯車領域114dと対向する部分に正規歯車領域114dと噛み合わない欠歯部115と、原点位置にあるとき駆動歯車114の特殊歯車領域114cと対向する部分に特殊歯車領域114cの複数の低歯114bの歯先が同時に摺動する凹面部115bと、カム歯車115が所定回転位置にある時スイッチ手段118を操作するスイッチ操作カム121と、回動軸116を回動させる回動許容カム117とを有し、欠歯部115a、凹面部115b、スイッチ操作カム121、回動許容カム117はカム歯車115の中心軸に対して点対称の位置に2組配置されているのである。
【0116】
これにより、製氷皿2が水平位置(原点位置)に到達したとき、駆動歯車114の正規歯車領域114dとカム歯車115の欠歯部115aが対向するので、駆動歯車114の回転力がカム歯車115に伝達されなくなり、カム歯車115はロックすることなく停止する。この結果、モ−タと駆動部への機械的負荷が軽減され耐久性が向上する。また、従来例のような電流制限が不必要となるので、抵抗器を内蔵する必要もなく安価な自動製氷装置を提供することができる。
【0117】
さらに製氷皿2が水平位置に到達したとき、駆動歯車114の特殊歯車領域114cの複数の低歯114bの歯先が、カム歯車115の凹面部115bに同時に摺動する接触するので、製氷皿2を水平位置に保持した状態で停止でき、水平位置(原点位置)におけるカム歯車115の回転方向のガタツキが小さく製氷皿2の傾きが発生しないため、厚さの均一な氷を生成することができる。
【0118】
さらに、欠歯部115a、凹面部115b、スイッチ操作カム121、回動許容カム117はカム歯車115の中心軸に対して点対称の位置に2組配置されているので、両面製氷皿を180°回転した位置で待機させてもスイッチ手段118を操作するスイッチ操作カム121、回動軸116を回動させる回動許容カム117の位置関係が同じであり、上下両面に製氷容器を有する両面製氷皿200を任意に使い分けることができる。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載の発明は、上下両面に製氷容器を有し氷を生成する製氷皿と、前記製氷皿に捩じりを与えて氷を下方に離氷させる駆動部と、前記製氷皿と前記駆動部を保持するフレームと、前記駆動部の動作を制御する制御部と、前記製氷皿と当たり捩じりを生じさせる阻止部とで構成された自動製氷装置において、前記阻止部は、前記製氷皿が離氷方向の回転している場合は前記製氷皿に当たり捩じりを生じさせ、前記製氷皿が離氷方向とは逆方向に回転している場合には前記フレームの外側へ押出されるように回動し前記製氷皿の回転を阻止しない構造となっているものであり、上下両面に製氷容器を有する両面製氷皿を使用した場合に、阻止部が上下両面の切換えを邪魔することがない。
【0120】
また上下両面の切換えをするときは製氷皿を離氷方向とは逆方向に回転させれば、阻止部が上下両面の切換えを邪魔することがない。
【0121】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記フレームは、前記阻止部を所定角度内で回動できるように保持したものであり、阻止部が回転するだけという簡単な構成で製氷皿の上下両面の切換を可能できる。
【0122】
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記製氷皿は上下両面に製氷容器を有し、前記制御部が前記製氷皿の上下両面を切換える信号を受けた場合は、前記制御部は前記製氷皿が前記阻止部を押し退けながら回転するように制御するものであり、製氷皿の上下両面の切換は製氷皿の回転方向だけで実現できる。
【0123】
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記製氷皿は上下両面に製氷容器を有し、前記制御部が前記製氷皿の上下両面を切換える信号を受けたとき、水または氷の入った容器が原点にある場合は、前記制御部は、前記容器での製氷及び離氷を終わらせた後、前記製氷皿が前記阻止部を押し退けながら回転するように制御するものであり、製氷が完了していない場合又は離氷が完了していない場合、製氷と離氷を製氷皿の上下両面の切換よりも優先させるので合理的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動製氷装置の実施の形態の全体を示す側面図
【図2】同実施の形態の自動製氷装置における駆動部の平面図
【図3】同実施の形態の自動製氷装置における駆動部からカム歯車を取り去った状態を示す平面図
【図4】同実施の形態の自動製氷装置における駆動部のカム歯車を示す斜視図
【図5】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の回動許容カムとスイッチ操作カムを示す斜視図
【図6】同実施例の自動製氷装置における駆動部の駆動歯車とカム歯車の噛み合いを示す斜視図
【図7】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の原点位置にあるときの要部平面図
【図8】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の原点位置にあるときの要部正面図
【図9】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の30°正転時の要部平面図
【図10】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の30°正転時の要部正面図
【図11】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の90°正転時の要部平面図
【図12】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の90°正転時の要部正面図
【図13】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の165°正転時の要部平面図
【図14】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の165°正転時の要部正面図
【図15】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の20°逆転時の要部平面図
【図16】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の20°逆転時の要部正面図
【図17】同実施の形態の自動製氷装置における氷充分の場合のカム歯車の30°正転時の要部平面図
【図18】同実施の形態の自動製氷装置における氷充分の場合のカム歯車の30°正転時の要部正面図
【図19】同実施の形態の自動製氷装置における両面製氷皿の角形氷用容器で製氷している場合の氷不足時の動作モ−ドを示すタイムチャ−ト
【図20】同実施の形態の自動製氷装置における両面製氷皿の角形氷用容器で製氷している場合の氷充分時の動作モ−ドを示すタイムチャ−ト
【図21】同実施の形態の自動製氷装置の制御部の動作を示すフロ−チャ−ト
【図22】同実施の形態の自動製氷装置における両面製氷皿の容器を角形氷用から粒形氷用に切り換える時の動作モ−ドを示すタイムチャ−ト
【図23】同実施の形態の自動製氷装置の制御部の両面製氷皿の容器の切り換え時の動作を示すフロ−チャ−ト
【図24】同実施の形態の自動製氷装置における両面製氷皿の粒形氷用容器で製氷している場合の氷不足時の動作モ−ドを示すタイムチャ−ト
【図25】同実施の形態の自動製氷装置における両面製氷皿の粒形氷用容器で製氷している場合の氷充分時の動作モ−ドを示すタイムチャ−ト
【図26】従来の自動製氷装置の全体を示す側面図
【図27】従来の自動製氷装置の駆動部の一部破断拡大平面図
【符号の説明】
12 貯氷箱
110 駆動部
114 駆動歯車
114a 正規歯
114b 低歯
114c 特殊歯車領域
114d 正規歯車領域
115 カム歯車
115a 欠歯部
115b 凹面部
115c 完全な歯車部
116 回動軸
117 回動許容カム
118 スイッチ手段
119 スイッチ
120 スイッチレバー
121 スイッチ操作カム
200 両面製氷皿

Claims (4)

  1. 上下両面に製氷容器を有し氷を生成する製氷皿と、前記製氷皿に捩じりを与えて氷を下方に離氷させる駆動部と、前記製氷皿と前記駆動部を保持するフレームと、前記駆動部の動作を制御する制御部と、前記製氷皿と当たり捩じりを生じさせる阻止部とで構成された自動製氷装置において、前記阻止部は、前記製氷皿が離氷方向の回転している場合は前記製氷皿に当たり捩じりを生じさせ、前記製氷皿が離氷方向とは逆方向に回転している場合には前記フレームの外側へ押出されるように回動し前記製氷皿の回転を阻止しない構造となっていることを特徴とする自動製氷装置。
  2. 前記フレームは、前記阻止部を所定角度内で回動できるように保持したことを特徴とする請求項に記載の自動製氷装置。
  3. 前記製氷皿は上下両面に製氷容器を有し、前記制御部が前記製氷皿の上下両面を切換える信号を受けた場合は、前記制御部は前記製氷皿が前記阻止部を押し退けながら回転するように制御することを特徴とする請求項1に記載の自動製氷装置。
  4. 前記製氷皿は上下両面に製氷容器を有し、前記制御部が前記製氷皿の上下両面を切換える信号を受けたとき、水または氷の入った容器が原点にある場合は、前記制御部は、前記容器での製氷及び離氷を終わらせた後、前記製氷皿が前記阻止部を押し退けながら回転するように制御することを特徴とする請求項1に記載の自動製氷装置。
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