JP3563718B2 - 自動製氷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵庫に備えられ、氷を自動的に生成可能とする自動製氷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫用の自動製氷装置としては、小型化、低コスト化を達成するために、製氷皿の原点位置と離氷位置の検知及び氷過不足の検知を一つのスイッチで行わせる駆動部が採用されている。
【0003】
従来の自動製氷装置としては特開平6−249556号公報、実開平6−78770号公報に示されているものがある。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の自動製氷装置を説明する。
【0005】
図22は従来の自動製氷装置の全体的な側面図であり、図23は製氷皿の駆動部の破断拡大平面図である。
【0006】
図22において、1は製氷皿2を回転させる駆動部、3は製氷皿2の回転と連動して回動する氷検知レバーで、4は駆動部1と製氷皿2を保持するフレームである。5は製氷皿2の回転を阻止することで捩りを与える阻止部である。
【0007】
図23において、6は動力源であるモータで、7は減速歯車群であり、最終段には製氷皿2を回転させる駆動軸を有するカム歯車8を配置している。
【0008】
カム歯車8は原点位置から1°逆転すると駆動部1の外郭ケース1aと当たりロックして停止する様に構成されている。
【0009】
9は氷検知レバーが取り付けられた検氷軸であり、カム歯車8の回転に連動して氷検知レバー3と検知部材10を回動させる。
【0010】
11はカム歯車8が逆転し製氷皿2が復帰する過程でのみ検知部材10の回動を阻止する規制部材である。
【0011】
スイッチ信号は製氷皿2が原点位置、離氷位置に到達したときと、検知部材10の回動が阻止されたときに発生する。
【0012】
12は製氷皿2の下方に配置され、製氷皿2から離氷した氷を貯蔵しておく貯氷箱である。
【0013】
以上のように構成された従来の自動製氷装置について、以下その動作を説明する。
【0014】
まず、製氷皿2に氷が生成されると、モータ6への通電が開始されカム歯車8が正転し製氷皿2が離氷位置に向かって回転する。このとき貯氷箱12内の所定の高さまで氷が無いときは、検氷軸9が回動し氷検知レバー3と検知部材10が回動することでスイッチ信号が発生せず氷不足と判断され、製氷皿2は離氷位置まで回転する。
【0015】
製氷皿2が離氷位置まで到達するとスイッチ信号が発生し、モータ6が一旦停止する。その後製氷皿2は原点方向に向かって復帰し始める。この復帰の過程で規制部材11は検知部材10の回動を阻止するのでスイッチ信号が発生する。そのスイッチ信号が原点位置を検知するための基準信号となり、そのスイッチ信号の後さらにカム歯車8が所定時間逆転すると原点位置を示すスイッチ信号が発生する。
【0016】
カム歯車8は原点位置のスイッチ信号発生後もさらに1°逆転しロックして停止した後、今度は1°正転し原点位置で停止する。
【0017】
一方、貯氷箱12内の所定の高さ以上に氷があるときは、検氷軸9が回動しようとしても氷検知レバー3が氷に当たり回動を阻止されるため、検知部材10が回動せずスイッチ信号が発生し氷十分と判断し、製氷皿2は原点位置に向かって復帰し始める。そして原点信号発生後カム歯車がロックするまで1°逆転させ、その後1°正転させて停止させることで原点位置に停止することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動製氷装置は、構造が複雑であるという欠点があった。
【0019】
本発明は、上記課題を解決するもので、簡素な構造で安価な自動製氷装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、製氷が完了した製氷皿を回転させて前記製氷皿内の氷を貯氷箱内へ落下させる自動製氷装置であって、スイッチ操作カムが設けられ、前記製氷皿を回転させるカム歯車と、ボタンを有するスイッチと、第1の突起と第2の突起とを備え、第1の突起が前記スイッチの前記ボタンを押しきる方向に付勢され、第2の突起が前記スイッチ操作カムの凸部に接触しているときには前記第1の突起が前記スイッチの前記ボタンから離れるスイッチレバーとを備え、前記スイッチは、前記スイッチレバーの前記第1の突起が前記ボタンから離れているときスイッチ信号はHiであり、前記第1の突起が前記ボタンを押しきるときスイッチ信号をLoへ反転させ、前記カム歯車は、前記製氷皿が水平となる位置を離氷方向とは反対方向へ所定角度を超えて回転する区間を有しており、その区間において前記スイッチに所定の信号を継続して出力させるように前記スイッチレバーを操作するように構成したものであり、カム歯車が水平に戻るのに必要十分な時間だけ所定信号を維持できるので水平位置検知が容易となり、簡素な構造で安価な自動製氷装置を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による自動製氷装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0022】
図1から図18において、110は駆動部で、内部にモータ111、モータ111の回転を減速するウォーム歯車112、ウォームホイール歯車113、駆動歯車114、カム歯車115を配置している。
【0023】
駆動歯車114には、カム歯車115と噛み合う歯の領域に、一つの正規歯114aとそれ以外の歯を噛み合いピッチ円の丈で切り取った形状の低歯114bとからなる特殊歯車領域114cと、完全な歯車からなる正規歯車領域114dを軸方向に隣接させて設けている。
【0024】
カム歯車115には、原点位置にあるとき駆動歯車114の正規歯車領域114dと噛み合わない欠歯部115aと,複数の低歯114bの歯先が摺動する凹面部115bと、完全な歯車部115cを設けている。欠歯部115aと凹面部115bは軸方向に隣接させて並べて設けており、円周方向左右は完全な歯車部115cに挟まれている。凹面部115bの幅は完全な歯車部115cの歯幅よりも短く形成している。
【0025】
複数の低歯114bと凹面部115bが向かい合ったときは、お互いに外周がすべり接触するだけで動力は伝達されない。そして、凹面部115bの側面に正規歯114aが接触したときから動力が伝達され、駆動歯車114の正規歯車領域114dとカム歯車115の完全な歯車部115cが噛み合う。
【0026】
116は回動軸で、駆動部110の外側に位置する取り付け部116aと、駆動部110の内側に位置する従動部116bと、従動部116bに連動して変位する従動突起116cからなる。取り付け部116aには氷検知レバー3が取り付けられる。
【0027】
117は回動軸116を回動させる回動許容カムで、カム歯車115上に設けられる。回動許容カム117は、凸部117aと凹部117bから成り、回動軸116の従動部116bが、凸部117aと接触しているときは氷検知レバー3は貯氷箱12の上方に静止しており、従動部116bが凹部117bに入り込んだときに、従動部116bは所定角度だけ回動することができる。このとき氷検知レバー3は貯氷箱12の内部へ進入する。
【0028】
ただし、貯氷箱12の内部に氷が所定の高さ以上存在するときは、氷検知レバー3が氷に当たり進入を阻止されるので、回動軸116の回動が阻止される。
【0029】
そして、従動部116bが再び凸部117aに到達したとき、回動軸116が氷検知レバー3を貯氷箱12から退出させる方向に回動する。
【0030】
118はスイッチ部であり、スイッチ119とスイッチレバー120からなる。スイッチレバー120は、軸部120a、バネ保持部120b、第1の突起120c、第2の突起120d、第3の突起120eからなる。
【0031】
軸部120aは駆動部110の外郭ケース110aに設けられた軸受110bに保持され、第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aに向かい合う位置に配置され、第2の突起120dは後述のスイッチ操作カム121に接触する位置に配置され、第3の突起120eは回動軸116が所定角度以上回動したときに従動突起116cと接触する位置に配置されている。
【0032】
スイッチ操作カム121はカム歯車115上に設けられており、凸部121aと、凹部121bからなる。スイッチ操作カム121にはスイッチレバー120の第2の突起120dが接触する。
【0033】
122は一端を外郭ケース110aのバネ保持棒110cに保持され、他端をスイッチレバー120のバネ保持部120bに保持されたバネであり、スイッチレバー120の第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押しきる方向に付勢している。
【0034】
第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aに接触しているときには第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aから離れおり、第2の突起120dがスイッチ操作カムの凹部121bに接触したときには、第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aを押しきる。
【0035】
なお、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凹部117bに至り回動軸116が所定角度以上回動したときは、第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aとの接触から凹部121bとの接触にかわる前に、従動突起116cがスイッチレバー120の第3の突起120eを押さえるので、第1の突起120cはスイッチ119のボタン119aを押しきることはできない。
【0036】
123は一端を回動軸116のバネ保持部116dに保持され、他端を外郭ケース110aのバネ保持棒110dに保持されたバネであり、回動軸116の従動部116bを常に回動許容カム117に押しつける方向に付勢している。
【0037】
以上の様に構成された自動製氷装置について、図21を参照しながら以下その動作を説明する。
【0038】
まず、貯氷箱12の所定高さまで氷がない(氷不足)場合の動作(図19参照)について説明する。
【0039】
製氷の完了を検知すると、モータ111に通電が開始され、モータ111が正転し、駆動歯車114が回転する(ステップ1)。だだし原点位置では、図2、図6に示すように複数の低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されない。
【0040】
このときのスイッチレバー120の第2の突起120dは、図8に示すようにスイッチ操作カム121の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れているのでスイッチ信号はHiである。
【0041】
一方、制御部は、モータ回転開始時間を起点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを開始する(ステップ2)。
【0042】
そして、駆動歯車114が所定角度回転して、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯車115の正転に連動して製氷皿2が離氷方向に回転し始める。
【0043】
カム歯車115が所定角度(10°)回転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバー3が貯氷箱12内に進入する。
【0044】
カム歯車115が所定角度以上回転して、回動軸116の回動が所定角度(25°)を超えると図10に示すように従動突起116cがスイッチレバー120の第3の突起120eを押さえるので、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押すことができず、回動軸116の角度が25°未満になるまでスイッチ信号はHiの状態を続ける。
【0045】
なお、カム歯車115の角度が20°〜80°の間は、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凹部117bの位置にきて、氷検知レバー3の回動が貯氷箱12内の氷との当接により止められなければ回動軸116の回動角度が35°になる。
【0046】
カム歯車115が約84°正転したところで、回動軸116の角度が25°未満になり、従動突起116cが第3の突起120eから離れるので、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押し、スイッチ信号はLoに反転する(ステップ3をYes側に分岐)。
【0047】
これにより、制御部は、スイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを終了する(ステップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カム歯車115が30°回転するのに十分な所定時間(例えば3秒)を越えていることから、氷不足と判断し(ステップ5をYes側に分岐)、モータ111への通電を継続することでカム歯車115の正転を継続させる。
【0048】
カム歯車115が90°正転したところで、図11、図12に示すように、回動軸116の従動部116bが回動許容カムの凹部117bから凸部117aの頂部へ移り、氷検知レバー3が元の待機位置にもどる。
【0049】
そして、製氷皿2の最大回動位置の少し手前から製氷皿2は阻止部5に当たり、製氷皿2の最大回動位置で十分捩られて製氷皿2内の氷を貯氷箱12内へ落下させる。
【0050】
カム歯車115の正転が160°を超えると、スイッチレバー120の第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aと当接し、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れ、スイッチ信号がHiへ反転する(ステップ6をYes側に分岐)。制御部はスイッチ信号のHiへの反転で、製氷皿2が離氷位置に到達したと判断し、モータ111を所定時間停止させる(ステップ7)。この状態を示すのが図13、図14である。その後、今度はモータ111の回転方向をかえて製氷皿2を復帰させ始める(ステップ8)。
【0051】
復帰後すぐに(カム歯車115の角度が160°以下になると)、第2の突起120dが、スイッチ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121bに移動しスイッチ信号はLoに反転する(ステップ9をYes側に分岐)。
【0052】
製氷皿2の復帰過程で、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aから凹部117bへ移動した際に所定角度以上回動し、従動突起116cが第3の突起120eを押さえるため、今度はスイッチ信号がHiに反転する(ステップ10をYes側に分岐)。
【0053】
さらに製氷皿2は回転して原点位置に到達し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなくなりカム歯車115は原点位置で停止した状態となる。
【0054】
さらにモータ111への通電を継続しカム歯車115の停止状態が解除されると、図15、図16に示すように、カム歯車115が原点位置を20°越えたところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ11をYes側に分岐)。ここで制御部はモータ111の回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止め(ステップ12)、そして再びモータ111の回転方向を変えて(ステップ13)カム歯車115を約20°戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになったことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である1秒後にモータ111への通電を停止する(ステップ15、ステップ16)。
【0055】
次に、貯氷箱12の所定高さ以上に氷が存在する(氷十分)場合の動作(図20参照)について説明する。
【0056】
製氷の完了を検知すると、モータ111に通電が開始され駆動歯車114が回転する(ステップ1)。ただし原点位置では低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されない。
【0057】
このときのスイッチレバー120の第2の突起120dは、図8に示すようにスイッチ操作カム121の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れているのでスイッチ信号はHiである。
【0058】
一方、制御部は、モータ回転開始時間を起点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを開始する(ステップ2)。
【0059】
そして、駆動歯車114が所定角度回転して、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯車115の正転に連動して製氷皿2が離氷方向に回転し始める。カム歯車115が所定角度(20°)回転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aから凹部117bに移動し回動し始め、氷検知レバー3が貯氷箱12内に進入する。
【0060】
カム歯車115が所定角度(10°)回転したところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバー3が貯氷箱12内に進入する。
【0061】
しかし、氷検知レバー3は貯氷箱12内の氷に当たり、それ以上進入できず回動軸116の回動を阻止する。
【0062】
回動軸116の回動が所定角度(25°)に到達しないため、図18に示すように従動突起116cがスイッチレバー120の第3の突起120eを押さえることができず、第2の突起120dがスイッチ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121bに移動した瞬間に、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押し切り、スイッチ信号をLoへ反転させる(ステップ3)。
【0063】
これにより、制御部は、スイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウントを終了する(ステップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カム歯車115が30°回転するのに十分な所定時間(例えば3秒)以内であることから、氷十分と判断し(ステップ5をNo側に分岐)、製氷皿2の回転を停止し(ステップ17)、モータ111の回転方向を変えて、カム歯車115を原点方向へ向かって復帰させる(ステップ18)。
【0064】
復帰後すぐに(カム歯車115の角度が30°以下になると)、第2の突起120dが、スイッチ操作カム121の凹部121bから凸部121aに移動しスイッチ信号はHiに反転する(ステップ19をYes側に分岐)。
【0065】
さらに製氷皿2は回転して原点位置に到達し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなくなりカム歯車115は原点位置で停止した状態となる。
【0066】
さらにモータ111への通電を継続しカム歯車115の停止状態が解除されると、図15、図16に示すように、カム歯車115が原点位置を20°越えたところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ11をYes側に分岐)。ここで制御部はモータ111の回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止め(ステップ12)、そして再びモータ111の回転方向を変えて(ステップ13)カム歯車115を約20°戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになったことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である1秒後にモータ111への通電を停止する(ステップ15、ステップ16)。
【0067】
以上のように本実施の形態の自動製氷装置は、駆動部110内に、製氷皿2を回転させるカム歯車115と、カム歯車115を駆動する駆動歯車114を配置し、駆動歯車114は特殊歯車領域114cと正規歯車領域114dを軸方向に隣接して有し、特殊歯車領域114cは正規歯車領域の歯と同じ歯先になっている一つの正規歯114aを有し、かつ残りの歯の歯先が正規歯車領域114dの歯の歯先より低くカットされた複数の低歯114bを有しており、カム歯車115は原点位置にあるとき駆動歯車114の正規歯車領域114dと対向する部分に正規歯車領域114と噛み合わない欠歯部115aを有し、かつ原点位置にあるとき駆動歯車114の特殊歯車領域114cと対向する部分に特殊歯車領域114cの複数の低歯114bの歯先が同時に摺動する凹面部115bを有する構成としたのである。
【0068】
これにより、製氷皿2が水平位置(原点位置)に到達したとき、駆動歯車114の正規歯車領域114dとカム歯車115の欠歯部115aが対向するので、駆動歯車114の回転力がカム歯車115に伝達されなくなり、カム歯車115はロックすることなく停止する。この結果、モータと駆動部への機械的負荷が軽減され耐久性が向上する。また、従来例のような電流制限が不必要となるので、抵抗器を内蔵する必要もなく安価な自動製氷装置を提供することができる。
【0069】
さらに製氷皿2が水平位置に到達したとき、駆動歯車114の特殊歯車領域114cの複数の低歯114bの歯先が、カム歯車115の凹面部115bに同時に摺動する接触するので、製氷皿2を水平位置に保持した状態で停止でき、水平位置(原点位置)におけるカム歯車115の回転方向のガタツキが小さく製氷皿2の傾きが発生しないため、厚さの均一な氷を生成することができる。
【0070】
また、本実施の形態の自動製氷装置は、製氷が完了した製氷皿2を回転させて製氷皿2内の氷を貯氷箱12内へ落下させる自動製氷装置であって、スイッチ操作カム121が設けられ、製氷皿2を回転させるカム歯車115と、ボタン119aを有するスイッチ119と、第1の突起120cと第2の突起120dとを備え、第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aを押しきる方向に付勢され、第2の突起120dが前記スイッチ操作カム121の凸部121aに接触しているときには第1の突起120cがスイッチ119のボタン119aから離れるスイッチレバー120とを備え、スイッチ119は、スイッチレバー120の第1の突起120cがボタン119aを押しきっているときと第1の突起120cがボタン119aから離れているときとでスイッチ信号が異なっており、カム歯車115は、製氷皿2が水平となる位置を離氷方向とは反対方向へ所定 角度を超えて回転する区間を有しており、その区間においてスイッチ119に所定の信号を継続して出力させるようにスイッチレバー120を操作するように構成したものであり、カム歯車115を水平に戻るのに必要十分な時間だけ所定信号を維持できるので水平位置検知が容易となり、簡素な構造で安価な自動製氷装置を提供することができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、製氷が完了した製氷皿を回転させて前記製氷皿内の氷を貯氷箱内へ落下させる自動製氷装置であって、スイッチ操作カムが設けられ、前記製氷皿を回転させるカム歯車と、ボタンを有するスイッチと、第1の突起と第2の突起とを備え、第1の突起が前記スイッチの前記ボタンを押しきる方向に付勢され、第2の突起が前記スイッチ操作カムの凸部に接触しているときには前記第1の突起が前記スイッチの前記ボタンから離れるスイッチレバーとを備え、前記スイッチは、前記スイッチレバーの前記第1の突起が前記ボタンを押しきっているときと前記第1の突起が前記ボタンから離れているときとでスイッチ信号が異なっており、前記カム歯車は、前記製氷皿が水平となる位置を離氷方向とは反対方向へ所定角度を超えて回転する区間を有しており、その区間において前記スイッチに所定の信号を継続して出力させるように前記スイッチレバーを操作するように構成したものであり、カム歯車を水平に戻るのに必要十分な時間だけ所定信号を維持できるので水平位置検知が容易となり、簡素な構造で安価な自動製氷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による自動製氷装置の全体を示す側面図
【図2】同実施の形態の自動製氷装置における駆動部の平面図
【図3】同実施の形態の自動製氷装置における駆動部からカム歯車を取り去った状態を示す平面図
【図4】同実施の形態の自動製氷装置における駆動部のカム歯車を示す斜視図
【図5】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の回動許容カムとスイッチ操作カムを示す斜視図
【図6】同実施の形態の自動製氷装置における駆動部の駆動歯車とカム歯車の噛み合いを示す斜視図
【図7】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の原点位置にあるときの要部平面図
【図8】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の原点位置にあるときの要部正面図
【図9】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の30°正転時の要部平面図
【図10】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の30°正転時の要部正面図
【図11】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の90°正転時の要部平面図
【図12】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の90°正転時の要部正面図
【図13】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の165°正転時の要部平面図
【図14】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の165°正転時の要部正面図
【図15】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の20°逆転時の要部平面図
【図16】同実施の形態の自動製氷装置におけるカム歯車の20°逆転時の要部正面図
【図17】同実施の形態の自動製氷装置における氷充分の場合のカム歯車の30°正転時の要部平面図
【図18】同実施の形態の自動製氷装置における氷充分の場合のカム歯車の30°正転時の要部正面図
【図19】同実施の形態の自動製氷装置における氷不足時の動作モードを示すタイムチャート
【図20】同実施の形態の自動製氷装置における氷充分時の動作モードを示すタイムチャート
【図21】同実施の形態の自動製氷装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図22】従来の自動製氷装置の全体を示す側面図
【図23】従来の自動製氷装置の駆動部の一部破断拡大平面図
【符号の説明】
2 製氷皿
3 氷検知レバー
12 貯氷箱
115 カム歯車
116 回動軸
116a 取り付け部
116b 従動部
116c 従動突起
117 回動許容カム
117b 凹部
119 スイッチ
119a ボタン
120 スイッチレバー
120c 第1の突起
120d 第2の突起
121 スイッチ操作カム
121a 凸部

Claims (1)

  1. 製氷が完了した製氷皿を回転させて前記製氷皿内の氷を貯氷箱内へ落下させる自動製氷装置であって、
    スイッチ操作カムが設けられ、前記製氷皿を回転させるカム歯車と、
    ボタンを有するスイッチと、
    第1の突起と第2の突起とを備え、第1の突起が前記スイッチの前記ボタンを押しきる方向に付勢され、第2の突起が前記スイッチ操作カムの凸部に接触しているときには前記第1の突起が前記スイッチの前記ボタンから離れるスイッチレバーとを備え、
    前記スイッチは、前記スイッチレバーの前記第1の突起が前記ボタンから離れているときスイッチ信号はHiであり、前記第1の突起が前記ボタンを押しきるときスイッチ信号をLoへ反転させ、
    前記カム歯車は、前記製氷皿が水平となる位置を離氷方向とは反対方向へ所定角度を超えて回転する区間を有しており、その区間において前記スイッチに所定の信号を継続して出力させるように前記スイッチレバーを操作することを特徴とする自動製氷装置。
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