JP3778356B2 - 収納箱 - Google Patents
収納箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3778356B2 JP3778356B2 JP2002292253A JP2002292253A JP3778356B2 JP 3778356 B2 JP3778356 B2 JP 3778356B2 JP 2002292253 A JP2002292253 A JP 2002292253A JP 2002292253 A JP2002292253 A JP 2002292253A JP 3778356 B2 JP3778356 B2 JP 3778356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- storage box
- cable
- cover
- fiber cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無誘導抗張力体を含む外被と光ファイバからなる無誘導光ファイバケーブルを宅内に引き込む際に、光ファイバが露出した状態の無誘導光ファイバケーブルを収容する収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の無誘導光ファイバケーブルの配線例を示す説明図である。すなわち、無誘導抗張力体を含む外被と光ファイバからなる無誘導光ファイバケーブル11を宅内に引き込む場合は、無誘導光ファイバケーブル11を宅内引き込み口12まで配線クリート13を用いて配線する。この場合、宅内引き込み口12近傍の宅外壁には宅内への過度なテンションの遮断の目的で、露出した光ファイバ14を収納する光ファイバ収納用キャビネット15が設けられる。この光ファイバ収納用キャビネット15内には輪取りした光ファイバ14を収納する収納トレイ16が設けられる。このように、光ファイバ収納用キャビネット15は収納トレイ16が必要であり、且つキャビネット自体もある程度の大きさを必要としたため、無誘導光ファイバケーブル11の配線ルートの脇に専用の設置スペースを必要とした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、無誘導光ファイバケーブルの移動を防止することにより、光ファイバ自体へのテンションの影響を防止でき、光ファイバの余長が不要となるため、収納箱自体の小型化が可能であり、設置位置の制約がなくなる収納箱を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の収納箱は、屋外に架設配線される光ファイバケーブルの自重や風圧によりテンションが作用する光ファイバケーブルを収容する収納箱であって、ケーブル挿入口および支持線挿入口が設けられ、一面が開放された収納箱本体と、前記収納箱本体の開口部の一方の側部に開閉自在に取り付けられ、収納箱本体の開口部を覆うように設けられたカバーと、前記収納箱本体開口部の他方の側部の上部および下部にそれぞれ開閉自在に取り付けられた蓋と、前記蓋に設けられ、前記蓋を閉じることにより光ファイバケーブルを押え込むようにして固定する緩衝物を有するケーブル固定部と、前記カバーに設けられカバーを閉じることにより支持線を押え込むようにして固定する緩衝物を有する支持線固定部とを具備し、前記カバーを閉じることにより、前記支持線固定部で支持線を固定すると共に、前記ケーブル固定部で光ファイバケーブルを固定し、光ファイバの収容空間を形成することを特徴とするものである。
【0006】
また本発明は、前記収納箱において、ケーブル挿入口および支持線挿入口に、カバーを閉じることによりケーブル挿入口および支持線挿入口を密閉する止水部を設けることを特徴とするものである。
【0007】
また本発明は、前記収納箱において、収納箱本体が家屋の壁面に取り付けられることを特徴とするものである。
【0008】
また本発明は、前記収納箱において、収納箱本体が光ファイバ収納用キャビネット内に設置されることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の実施形態例に係る収納箱の配線例を示す構成説明図である。すなわち、無誘導抗張力体を含む外被と光ファイバからなる無誘導光ファイバケーブル21を宅内に引き込む場合は、無誘導光ファイバケーブル21を宅内引き込み口22まで配線クリート23を用いて配線する。この場合、宅内引き込み口22近傍の宅外壁には宅内への過度なテンションの遮断の目的で、露出した光ファイバを収納する収納箱24が設けられる。なお、図1では示していないが前記無誘導光ファイバケーブル21に沿って支持線が設けられる。
【0011】
図2は本発明の実施形態例に係る収納箱を示す斜視図であり、図3は図2のA−A線断面図である。すなわち、収納箱24を屋外に設置した場合であり、無誘導光ファイバケーブル21および支持線25の長手方向の所定の位置には収納箱24が無誘導光ファイバケーブル21および支持線25を挿通するようにして設けられる。無誘導光ファイバケーブル21は光ファイバ26の両側に無誘導抗張力体27が配置されて外被28で一体に形成される。支持線25には外被29が設けられる。30は収納箱24のケーブル挿入口であり、31は収納箱24の支持線挿入口である。ケーブル挿入口30および支持線挿入口31にはそれぞれ止水部32が設けられ、水および塵埃を浸入させないように構成される。
【0012】
図4は本発明の実施形態例に係る無誘導光ファイバケーブルおよび支持線を示す斜視図である。すなわち、無誘導光ファイバケーブル21は光ファイバ26および無誘導抗張力体27が外被28で一体に形成される。支持線25には外被29が設けられる。
【0013】
図5は本発明の実施形態例に係る収納箱の開放した状態を示す正面図であり、図6は本発明の実施形態例に係る収納箱の開放した状態を示す斜視図である。すなわち、収納箱24は収納箱本体33、カバー34、および蓋35より構成され、一面が開放された収納箱本体33の開口部の一方の側部にはカバー34がヒンジ機構により開閉自在に取り付けられて収納箱本体33の開口部を覆うように設けられると共に、収納箱本体33の開口部の他方の側部には蓋35が上部および下部にそれぞれ分かれてヒンジ機構により開閉自在に取り付けられる。前記収納箱本体33およびカバー34には緩衝物を有する支持線固定部36が設けられると共にケーブル挿入口30および支持線挿入口31が設けられ、ケーブル挿入口30および支持線挿入口31にはそれぞれ止水部32が設けられる。前記蓋35には緩衝物を有するケーブル固定部37が設けられる。収納箱本体33は壁面取り付けネジ38により家屋壁面に取り付けられる。カバー34および蓋35を開いた状態で支持線25を支持線挿入口31に配置すると共に無誘導光ファイバケーブル21をケーブル挿入口30に配置する。上部の蓋35と下部の蓋35との間に対応した無誘導光ファイバケーブル21の無誘導抗張力体27および外被28を削除して光ファイバ26を露出させる。この状態において、蓋35を閉めると、ケーブル固定部37により無誘導光ファイバケーブル21が押さえ込まれて把持・固定され、カバー34を閉じると、支持線固定部36により支持線25が両側から押さえ込まれて挟持するようにして把持・固定される。したがって、収納箱24には無誘導光ファイバケーブル21および支持線25が挿入・把持された状態になる。前記ケーブル挿入口30および支持線挿入口31に止水部32を設けることにより、カバー34を閉じることによりケーブル挿入口30および支持線挿入口31を密閉し、無誘導光ファイバケーブル21および支持線25の有無に関わらず、水および塵埃を浸入させない構造になっている。尚、蓋35を削除し、ケーブル固定部37をカバー34に設けて、カバー34を閉めることによりケーブル固定部37により無誘導光ファイバケーブル21を押さえ込んで把持・固定するようにしてもよい。
【0014】
図7は本発明の実施形態例に係る収納箱の他の使用例を示す構成説明図である。すなわち、収納箱24を既存の光ファイバ収納用キャビネット39内に設置しキャビネットのカバーを取り外した状態を示しており、この時収納箱24は無誘導光ファイバケーブル21のみを把持・固定させた状態のまま光ファイバ収納用キャビネット39内に両面テープ等を使用して設置できる。この場合、無誘導光ファイバケーブル21から取り出した光ファイバを収容せず、ケーブル状態のまま収容可能であるため、収容作業が容易になる。
【0015】
本発明の実施形態例に係る収納箱は、無誘導光ファイバケーブルを宅内に引き込む場合に、支持線および無誘導坑張力体を含む外被だけを削除した光ファイバが露出した状態の無誘導光ファイバケーブルを収容するのに有用である。
【0016】
また、無誘導光ファイバケーブルの任意の位置に、支持線および無誘導坑張力体を含む外被だけを削除した光ファイバを曲げることなく、直線状態のまま収容する収納箱であるため、収納箱自体の小型化が可能であり、配線クリートと同様に設置が可能であることから、収納箱専用の設置スペースを必要とせず、無誘導光ファイバケーブルを宅内に引き込むことが可能となる。
【0017】
さらに、無誘導光ファイバケーブルの任意の位置に、支持線および無誘導坑張力体を含む外被だけを削除した光ファイバを収納するにあたり、光ファイバ自体にテンションが掛からないように、無誘導光ファイバケーブルを両側から押さえ込むことでケーブル自体を固定し、ケーブルの移動を防止することで光ファイバ自体へのテンションの影響を防止すると共に、光ファイバ挿入口からの水や塵埃の浸入を防ぐ目的で止水部により無誘導光ファイバケーブルを挟み込む構造である。
【0018】
また、本発明の実施形態例に係る収納箱は、無誘導光ファイバケーブル壁面引き止め位置から、宅内への引き込み口まで至る配線ルートの任意の位置に設置可能であるため設置性の向上につながると共に、キャビネット内に収容するための光ファイバ余長が不要となるため、無誘導光ファイバケーブルが経済的に配線可能である。
【0019】
また、光ファイバを収納するキャビネットの設置場所が不要となるため、光ファイバの引込み作業が容易になる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、無誘導光ファイバケーブルの移動を防止することにより、光ファイバ自体へのテンションの影響を防止でき、光ファイバの余長が不要となるため、収納箱自体の小型化が可能であり、設置位置の制約がなくなる収納箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る収納箱の配線例を示す構成説明図である。
【図2】本発明の実施形態例に係る収納箱を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明の実施形態例に係る無誘導光ファイバケーブルおよび支持線を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態例に係る収納箱の開放した状態を示す正面図である。
【図6】本発明の実施形態例に係る収納箱の開放した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態例に係る収納箱の他の使用例を示す構成説明図である。
【図8】従来の無誘導光ファイバケーブルの配線例を示す説明図である。
【符号の説明】
21 無誘導光ファイバケーブル
22 宅内引き込み口
23 配線クリート
24 収納箱
25 支持線
26 光ファイバ
27 無誘導抗張力体
28 外被
29 外被
30 ケーブル挿入口
31 支持線挿入口
32 止水部
33 収納箱本体
34 カバー
35 蓋
36 支持線固定部
37 ケーブル固定部
38 壁面取り付けネジ
Claims (4)
- 屋外に架設配線される光ファイバケーブルの自重や風圧によりテンションが作用する光ファイバケーブルを収容する収納箱であって、
ケーブル挿入口および支持線挿入口が設けられ、一面が開放された収納箱本体と、
前記収納箱本体の開口部の一方の側部に開閉自在に取り付けられ、収納箱本体の開口部を覆うように設けられたカバーと、
前記収納箱本体開口部の他方の側部の上部および下部にそれぞれ開閉自在に取り付けられた蓋と、
前記蓋に設けられ、前記蓋を閉じることにより光ファイバケーブルを押え込むようにして固定する緩衝物を有するケーブル固定部と、
前記カバーに設けられカバーを閉じることにより支持線を押え込むようにして固定する緩衝物を有する支持線固定部と
を具備し、前記カバーを閉じることにより、前記支持線固定部で支持線を固定すると共に、前記ケーブル固定部で光ファイバケーブルを固定し、光ファイバの収容空間を形成することを特徴とする収納箱。 - ケーブル挿入口および支持線挿入口に、カバーを閉じることによりケーブル挿入口および支持線挿入口を密閉する止水部を設けることを特徴とする請求項1記載の収納箱。
- 収納箱本体が家屋の壁面に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2記載の収納箱。
- 収納箱本体が光ファイバ収納用キャビネット内に設置されることを特徴とする請求項1又は2記載の収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002292253A JP3778356B2 (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | 収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002292253A JP3778356B2 (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | 収納箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004126346A JP2004126346A (ja) | 2004-04-22 |
JP3778356B2 true JP3778356B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=32283568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002292253A Expired - Lifetime JP3778356B2 (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | 収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3778356B2 (ja) |
-
2002
- 2002-10-04 JP JP2002292253A patent/JP3778356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004126346A (ja) | 2004-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2077498A1 (es) | Dispositivo adaptador de un mecanismo electrico a una canaleta. | |
JP2007076623A (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP3778356B2 (ja) | 収納箱 | |
KR200449233Y1 (ko) | 파티션 벨트라인 개폐구조 | |
JP2004363361A (ja) | 屋外用電子機器の防雨構造 | |
KR100670691B1 (ko) | 공동주택의 배전을 위한 스위치박스의 전선 단말 고정장치 | |
JP3923306B2 (ja) | 中継器 | |
JP2006027841A (ja) | エレベータの運転操作盤 | |
JPH0792332A (ja) | 光ケーブル接続箱 | |
KR200320788Y1 (ko) | 여장 케이블용 함체 | |
JP6188010B2 (ja) | クロージャ | |
JP2591837Y2 (ja) | ケーブル収容ガイド機構 | |
JP4412145B2 (ja) | ワイヤハーネス配索構造 | |
JP3946828B2 (ja) | 電柱 | |
CN210468298U (zh) | 一种预埋式电源插座安装盒 | |
JP5659391B2 (ja) | 光ケーブル接続用クロージャ | |
JP3145442U (ja) | 光成端箱 | |
JP2002022973A (ja) | 光ケーブル用クロージャ | |
JP3816178B2 (ja) | 光ケーブル接続部収納用キャビネット | |
JP4855306B2 (ja) | 光ケーブル接続用クロージャ | |
JP3123594U (ja) | クロージャ | |
JP6713205B2 (ja) | 配線収納構造 | |
JPS6137760Y2 (ja) | ||
JP2605369Y2 (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタ | |
JP3816186B2 (ja) | 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおける保留心線収納トレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060221 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426 Effective date: 20060222 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060222 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3778356 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090310 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |