JP3778100B2 - 強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置 - Google Patents

強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの記憶装置としては、高速に書込みが可能で、書込み回数に制限がなく、しかも、不揮発性のものが望まれている。
【0003】
そして、上記性能を有する記憶装置として、強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置が注目されている。
【0004】
かかる強磁性トンネル接合素子は、2枚の薄膜状の強磁性体を薄膜状の絶縁体を介して積層して構成している。ここで、一方の強磁性体は、常に一定の方向に向けて磁化されていることから固定磁化層と呼ばれる。また、もう一方の強磁性体は、強磁性トンネル接合素子での記憶状態に応じて磁化方向を固定磁化層の磁化方向と同一方向(平行方向)又は反対方向(反平行方向)に反転させることから自由磁化層と呼ばれる。さらに、絶縁体は、固定磁化層と自由磁化層との間に電圧を印加すると電子が絶縁体をトンネルして電流を発生させることからトンネル障壁層と呼ばれる。
【0005】
そして、強磁性トンネル接合素子は、固定磁化層の磁力の作用によって自由磁化層を固定磁化層の磁化方向と同一方向に磁化した場合、或いは固定磁化層の磁化方向と反対方向に磁化した場合の2つの異なる磁化方向の状態を安定に保持し、これにより2つの異なる磁化方向の状態を記憶する構造となっており、これら2つの異なる磁化方向の状態を「0」又は「1」といった2つの異なる記憶状態に対応させることによって2つの異なる記憶状態を記憶可能としたものである。
【0006】
したがって、強磁性トンネル接合素子は、外部から自由磁化層を固定磁化層の磁化方向と同一方向又は反対方向に磁化させることによって2つの異なる記憶状態を書込むことができるようになっている。尚、強磁性トンネル接合素子に書込んだ記憶状態は、自由磁化層の磁化方向に応じてトンネル障壁層でのトンネルコンダクタンスが異なるといった巨大磁気抵抗効果を利用して読み出すことができるようになっている。
【0007】
また、強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置は、半導体基板上に強磁性トンネル接合素子の固定磁化層の磁化方向に向けて複数の第一の配線を形成する一方、半導体基板上に強磁性トンネル接合素子の固定磁化層の磁化方向と直交する方向に向けて複数の第二の配線を形成し、これら格子状に設けた第一の配線と第二の配線の各交差部に強磁性トンネル接合素子をそれぞれ配設したものである。ここで、従来のDRAMやSRAM等の記憶装置に準拠して、第一の配線はワード線と呼ばれ、第二の配線はビット線と呼ばれる。
【0008】
上記構成の強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置において、強磁性トンネル接合素子に記憶を行う場合には、ワード線に通電することによって通電方向に直交するワード線磁力を発生させるとともに、ビット線にも通電することによって通電方向に直交するビット線磁力を発生させる。これにより、ワード線磁力とビット線磁力との合成磁力が自由磁化層に作用し、自由磁化層が固定磁化層の磁化方向と同一方向又は反対方向に向けて磁化される。このようにして、自由磁化層に2つの異なる磁化方向の状態のいずれかが発生し、かかる自由磁化層での磁化方向の状態を固定磁化層の磁力の作用で安定に保持することによって、強磁性トンネル接合素子での記憶が行われる。
【0009】
そして、従来においては、強磁性トンネル接合素子に所望の記憶状態を書込むに際し、ワード線への通電方向を常に一定方向に維持して常に一定方向のワード線磁力を発生させ、そのままの状態でビット線への通電方向だけを反転させることによってビット線磁力を反転させ、これによりワード線磁力とビット線磁力との合成磁力の磁化方向を変更し、かかる合成磁力が自由磁化層に作用することで自由磁化層の磁化方向が反転され、これにより強磁性トンネル接合素子に所望の記憶状態を書込むようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置にあっては、強磁性トンネル接合素子に所望の記憶状態を書込む際に、ビット線への通電方向は反転するのに対して、ワード線への通電方向は常に一定方向に維持していたため、強磁性トンネル接合素子への書込み時にワード線には常に一定方向に向けて電流が流れることになり、ワード線とその周縁の半導体基板との間に常に一定の電位差が生じていた。
【0011】
しかも、磁気記憶装置ではワード線への通電によって磁力を発生させる必要があることから、ワード線に数10mAもの通電を行う必要があった。
【0012】
そのため、ワード線を流れる一定方向の電流やワード線とその周縁との間に生じる一定の電位差に起因してワード線を組成する金属が析出してしまうエレクトロマイグレーションが発生し、ワード線同士の短絡やワード線自体の破断等が生じ、これによって磁気記憶装置が故障するおそれがあった。
【0013】
かかるエレクトロマイグレーションの発生を未然に防止する方法としては、ワード線自体の線幅を増大することによってワード線のエレクトロマイグレーション耐性を向上させることが考えられるが、ワード線の線幅の増大により磁気記憶装置が大型化するといった不具合が生じる。
【0014】
そこで、本発明では、ワード線の線幅を増大させることなくワード線のエレクトロマイグレーション耐性を向上させた磁気記憶装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明では、固定磁化層と自由磁化層とをトンネル障壁層を介して積層することにより強磁性トンネル接合素子を形成し、同強磁性トンネル接合素子の固定磁化層の磁化方向に向けてワード線を配線するとともに、強磁性トンネル接合素子の固定磁化層の磁化方向と直交する方向に向けてビット線を配線し、同ビット線への通電方向を反転させることによって強磁性トンネル接合素子に「0」と「1」の2つの異なる記憶状態を書込めるべく構成した強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置において、強磁性トンネル接合素子に「0」の記憶状態を書込む場合と、前記強磁性トンネル接合素子に「1」の記憶状態を書込む場合とで、強磁性トンネル接合素子への書込みに際してワード線への通電方向を反転させるように構成した。
【0016】
また、ワード線における通電方向の反転は、ワード線の両端にそれぞれ接続したP型FETのゲート電極に制御信号を入力するナンド素子と、ワード線の両端にそれぞれ接続したN型FETのゲート電極に制御信号を入力するアンド素子を設け、所定の記憶状態が書込まれる強磁性トンネル接合素子を指定する信号から生成したアドレスデコード信号と、強磁性トンネル接合素子に記憶するインプットデータから生成したトゥルー信号及びインプットデータを反転させたフォールス信号とを用い、ワード線の一方側のナンド素子にはアドレスデコード信号とトゥルー信号とを入力するとともに、アンド素子にはアドレスデコード信号とフォールス信号とを入力し、ワード線の他方側のナンド素子にはアドレスデコード信号とフォールス信号とを入力するとともに、アンド素子にはアドレスデコード信号とトゥルー信号とを入力するように構成して行うことにした。
【0017】
このように、強磁性トンネル接合素子への書込みに際してビット線のみならずワード線への通電方向をも反転することによって、ワード線への通電方向が常に一定方向ではなく経時的に反転することになり、ワード線を流れる電流が擬似的に交流化される。
【0018】
かかるワード線を流れる電流の交流化によって、ワード線とその周縁の半導体基板との間に生じる電位差が経時的に逆転し、常に一定の電位差が生じることに起因するエレクトロマイグレーションの発生を未然に防止することができ、ワード線の線幅を増大させて磁気記憶装置を大型化することなくエレクトロマイグレーション耐性を向上させることができ、磁気記憶装置の故障を防止して長寿命化を図ることができる。
【0019】
特に、強磁性トンネル接合素子への書込みごとにワード線への通電方向を反転した場合には、ワード線とその周縁の半導体基板との間で一定の電位差が生じる時間を可及的に短縮することができ、エレクトロマイグレーションの発生をより一層防止することができ、エレクトロマイグレーション耐性をより一層向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
本発明に係る磁気記憶装置1は、例えば「0」又は「1」といった2つの異なる記憶状態を記憶するための記憶素子として強磁性トンネル接合素子2を用いたものである。
【0022】
まず、強磁性トンネル接合素子2の構造について説明すると、図1に示すように、強磁性トンネル接合素子2は、薄膜状の固定磁化層3と薄膜状の自由磁化層4とをトンネル障壁層5を介して積層したものである。
【0023】
ここで、固定磁化層3は、強磁性体(例えば、CoFe)からなり、常に一定の方向に向けて磁化されている。また、自由磁化層4は、強磁性体(例えば、NiFe)からなり、固定磁化層3の磁化方向と同一方向(平行方向)又は反対方向(反平行方向)に向けて磁化されている。さらに、トンネル障壁層5は、絶縁体(例えば、Al2O3)からなる。
【0024】
次に、強磁性トンネル接合素子2を用いた磁気記憶装置1の構造について説明すると、図2に示すように、磁気記憶装置1は、半導体基板6に強磁性トンネル接合素子2の固定磁化層3の磁化方向に向けて複数のワード線7を形成する一方、半導体基板6に強磁性トンネル接合素子2の固定磁化層3の磁化方向と直交する方向に向けて複数のビット線8を形成し、これら格子状に形成されたワード線7とビット線8の各交差部分に強磁性トンネル接合素子2をそれぞれ配設している。尚、本説明では、磁気記憶装置1の構造のうちで強磁性トンネル接合素子2に記憶状態を書込むために必要な構造についてだけ説明しており、強磁性トンネル接合素子2に書込んだ記憶状態を読み出す構造については省略している。
【0025】
次に、上記構成の磁気記憶装置1の強磁性トンネル接合素子2に2つの異なる記憶状態を書込む場合の原理について説明する。ここでは、強磁性トンネル接合素子2の自由磁化層4を固定磁化層3の磁化方向と同一方向に磁化した場合が記憶状態「0」に対応し、強磁性トンネル接合素子2の自由磁化層4を固定磁化層3の磁化方向と反対方向に磁化した場合が記憶状態「1」に対応するものとして説明する。尚、自由磁化層4の磁化方向の状態と記憶状態との対応は上記と逆の関係とすることもできる。
【0026】
強磁性トンネル接合素子2に「0」又は「1」のいずれかの記憶状態を書込むことは、換言すれば、強磁性トンネル接合素子2の自由磁化層4を固定磁化層3の磁化方向と同一方向又は反対方向に向けて磁化することになる。
【0027】
そして、強磁性トンネル接合素子2の自由磁化層4の磁化は、ワード線7に通電することによって発生するワード線磁力9とビット線8に通電することによって発生するビット線磁力10との合成磁力11を自由磁化層4に作用させることによって行う。
【0028】
例えば、ワード線7に右側から左側へ向けて通電を行うと強磁性トンネル接合素子2にワード線7への通電方向に直交する前側から後側へ向けてワード線磁力9が発生し、一方、ビット線8に後側から前側へ向けて通電を行うと強磁性トンネル接合素子2にビット線8への通電方向に直交する左側から右側へ向けてビット線磁力10が発生し、図3に示すように、これらワード線磁力9とビット線磁力10との合成である右斜め後向きの合成磁力11が自由磁化層4に作用し、かかる合成磁力11が固定磁化層3の磁力12によって自由磁化層4の内部で固定磁化層3の磁化方向と同一方向に向けた磁力13となって安定に保持される。そして、前述したように、自由磁化層4の磁化方向が固定磁化層3の磁化方向と同一方向の場合には、強磁性トンネル接合素子2で記憶状態「0」を記憶していることになる。
【0029】
これを、図4に示す記憶状態説明図を用いて説明する。かかる記憶状態説明図は、ワード線磁力9とビット線磁力10との合成磁力11の方向によって記憶状態が「0」又は「1」のいずれになるかを示す説明図であり、同記憶状態説明図では、横軸がワード線磁力9の大きさを示しており、ワード線7に右側から左側へ向けて左向きの通電を行った場合を正方向とし、一方、縦軸がビット線磁力10の大きさを示しており、ビット線8に後側から前側へ向けて前向きの通電を行った場合を正方向としており、合成磁力11が横軸よりも上方に向いている場合には記憶状態が「0」となることを示し、一方、合成磁力11が横軸よりも下方に向いている場合には記憶状態が「1」となることを示している。尚、記憶状態説明図において中心部分の4個の円弧で囲まれた略菱形状の領域は非反転領域であり、合成磁力11が非反転領域内に位置する場合には、合成磁力11が弱すぎて自由磁化層4を有効に磁化することができない。
【0030】
図4に示すように、ワード線7に右側から左側へ向けて通電を行うとワード線磁力9の向きが正方向となり、一方、ビット線8に後側から前側へ向けて通電を行うとビット線磁力10の向きが正方向となり、これら正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とで合成磁力11の向きが右上方向になるので、強磁性トンネル接合素子2での記憶状態は「0」となる。
【0031】
ここで、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶するには、上述したように、正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とで発生する合成磁力11の向きが右上方向の場合(図4に示す場合)に限られず、図5に示すように、負方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによって左上方向の合成磁力11を発生させた場合でもよい。また、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶するには、図6に示すように、正方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって右下方向の合成磁力11を発生させた場合でもよく、また、図7に示すように、負方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって左下方向の合成磁力11を発生させた場合でもよい。
【0032】
そして、従来においては、強磁性トンネル接合素子2に「0」又は「1」の記憶状態を書込むに際し、ワード線7への通電方向を常に一定の正方向に維持して常に一定方向のワード線磁力9を発生させ、そのままの状態でビット線8への通電方向だけを正方向又は負方向に反転させることによってビット線磁力10を反転させ、これによりワード線磁力9とビット線磁力10との合成磁力11の磁化方向を変更していた。
【0033】
すなわち、従来においては、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶する場合には、図4に示すように正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによって右上方向の合成磁力11を発生させ、一方、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する場合には、図6に示すように正方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって右下方向の合成磁力11を発生させていた。
【0034】
そのため、従来においては、強磁性トンネル接合素子2への書込み時にワード線7には常に数10mAもの電流が正方向に向けて流れ続けることになり、ワード線7とその周縁の半導体基板6との間には常に一定の電位差が生じており、これにより、ワード線7にエレクトロマイグレーションが発生して、ワード線7同士の短絡やワード線7自体の破断等が生じ、磁気記憶装置1が故障するおそれがあった。
【0035】
そこで、本発明では、強磁性トンネル接合素子2への書込みに際してワード線7への通電方向を固定磁化層3の磁化方向と同一方向と反対方向とに反転するようにした。
【0036】
すなわち、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶する場合には、図4に示すように正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによって右上方向の合成磁力11を発生させることとし、一方、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する場合には、図7に示すように負方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって左下方向の合成磁力11を発生させることとした。
【0037】
強磁性トンネル接合素子2への書込みに際してワード線7への通電方向を固定磁化層3の磁化方向と同一方向と反対方向とに反転する方法としては、上記組合わせ(図4に示した状態と図7に示した状態との組合わせ)に限られず、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶する場合には、図5に示すように負方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによって左上方向の合成磁力11を発生させることとし、一方、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する場合には、図6に示すように正方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって右下方向の合成磁力11を発生させることとしてもよい。
【0038】
また、上記2つのワード線7の通電方向の反転方法では、強磁性トンネル接合素子2に記憶する記憶状態が「0」であるか「1」であるかに応じてワード線7への通電方向を反転させているが、これに限られず、強磁性トンネル接合素子2への書込みを行うたびにワード線7への通電方向を反転させるようにしてもよい。
【0039】
すなわち、最初に強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶する場合には、図4に示すように正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによって右上方向の合成磁力11を発生させ、次に続けて強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶する場合には、図5に示すように負方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによって左上方向の合成磁力11を発生させ、さらに続けて強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶する場合には、再び図4に示すように正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによって右上方向の合成磁力11を発生させるようにしてもよい。
【0040】
これは、強磁性トンネル接合素子2に連続して記憶状態「1」を記憶する場合でも同様であり、具体的には、最初に強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する場合には、図6に示すように正方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって右下方向の合成磁力11を発生させ、次に続けて強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する場合には、図7に示すように負方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって左下方向の合成磁力11を発生させ、さらに続けて強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する場合には、再び図6に示すように正方向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって右下方向の合成磁力11を発生させるようにする。
【0041】
このように、強磁性トンネル接合素子2への書込みに際してワード線7への通電方向を固定磁化層3の磁化方向と同一方向又は反対方向に反転することによって、ワード線7への通電方向が常に一定方向ではなく経時的に反転することになり、ワード線7を流れる電流が擬似的に交流化され、ワード線7とその周縁の半導体基板6との間に生じる電位差が経時的に逆転し、これにより常に一定の電位差が生じることに起因するエレクトロマイグレーションの発生を未然に防止することができ、したがって、ワード線7の線幅を増大させて磁気記憶装置1を大型化することなくエレクトロマイグレーション耐性を向上させることができ、磁気記憶装置1の故障を防止して長寿命化を図ることができる。
【0042】
特に、強磁性トンネル接合素子2への書込みを行うたびにワード線7への通電方向を反転した場合には、ワード線7とその周縁の半導体基板6との間で一定の電位差が生じる時間を可及的に短縮することができ、エレクトロマイグレーションの発生をより一層防止することができ、エレクトロマイグレーション耐性をより一層向上させることができる。
【0043】
次に、上記したようにワード線磁力9とビット線磁力10の磁化方向を変更するための回路について説明する。ワード線磁力9とビット線磁力10の磁化方向を変更するには、ワード線7やビット線8への通電方向を反転してやればよく、そのための回路を図8に示す。
【0044】
図8に示すように、ワード線7の左端に電源VDDに接続したP型FET14とグランドGNDに接続したN型FET15とを接続するとともに、ワード線7の右端に電源VDDに接続したP型FET16とグランドGNDに接続したN型FET17とを接続し、一方、ビット線8の後端に電源VDDに接続したP型FET18とグランドGNDに接続したN型FET19とを接続するとともに、ビット線8の前端に電源VDDに接続したP型FET20とグランドGNDに接続したN型FET21とを接続し、これらのP型FET14,16,18,20のゲート電極22,24,26,28とN型FET15,17,19,21のゲート電極23,25,27,29に制御回路30を接続して、P型FET14,16,18,20とN型FET15,17,19,21とがスイッチングトランジスタとして機能するようにしている。
【0045】
そして、制御回路30から各ゲート電極22〜29に制御信号31〜38を入力することによって、P型FET14,16,18,20とN型FET15,17,19,21とを選択的にスイッチングすることによってワード線7やビット線8への通電方向を反転するようにしている。
【0046】
具体的には、制御回路30からP型FET14のゲート電極22とN型FET17のゲート電極25に制御信号31,34を入力することによってP型FET14とN型FET17とをON状態とするとともに、N型FET15のゲート電極23とP型FET16のゲート電極24に制御信号32,33を入力することによってN型FET15とP型FET16とをOFF状態とすると、ワード線7の左端が電源VDDと接続されるとともに、ワード線7の右端がグランドGNDに接続され、これにより、ワード線7に左端から右端へ向けて右方向に通電される。一方、制御回路30によってP型FET14とN型FET17とをOFF状態とするとともに、N型FET15とP型FET16とをON状態とすると、ワード線7の左端がグランドGNDと接続されるとともに、ワード線7の右端が電源VDDに接続され、これにより、ワード線7に右端から左端へ向けて左方向に通電される。
【0047】
また、制御回路30からP型FET18のゲート電極26とN型FET21のゲート電極29に制御信号35,38を入力することによってP型FET18とN型FET21とをON状態とするとともに、N型FET19のゲート電極2 7とP型FET20のゲート電極28に制御信号36,37を入力することによってN型FET19とP型FET20とをOFF状態とすると、ビット線8の後端が電源VDDと接続されるとともに、ビット線8の前端がグランドGNDに接続され、これにより、ビット線8に後端から前端へ向けて前方向に通電される。一方、制御回路30によってP型FET18とN型FET21とをOFF状態とするとともに、N型FET19とP型FET20とをON状態とすると、ビット線8の後端がグランドGNDと接続されるとともに、ビット線8の前端が電源VDDに接続され、これにより、ビット線8に前端から後端へ向けて後方向に通電される。
【0048】
次に、制御回路30の一例を図9に示す。この制御回路30は、強磁性トンネル接合素子2に記憶する記憶状態が「0」であるか「1」であるかに応じてビット線8とともにワード線7への通電方向を反転させる回路である。
【0049】
図9では、各強磁性トンネル接合素子2の格納位置を示すロウアドレス(Row Address)信号39とコラムアドレス(Column Address)信号40とをそれぞれロウアドレスデコーダ41とコラムアドレスデコーダ42でデコードしてアドレスデコード信号43,44を生成し、一方、強磁性トンネル接合素子2に記憶するインプットデータ45(Input Data)から2個のインバータ素子46,47を用いてインプットデータ45そのものを表すトゥルー(True)信号48とインプットデータ45を反転させたフォールス(False)信号49を生成し、これらアドレスデコード信号43,44とトゥルー信号48とフォールス信号49との組合せからナンド素子50〜53とアンド素子54〜57とを用いて制御信号31〜38を生成するようにしている。図中、58はライトイネーブル(Write Enable)信号である。
【0050】
そして、ロウアドレス信号39とコラムアドレス信号40とによって特定の強磁性トンネル接合素子2が指定され、ライトイネーブル信号58がアクティブ(ここでは「1」とする。)となると、ロウアドレスデコーダ41とコラムアドレスデコーダ42によってアドレスデコード信号43,44がアクティブ(ここでは「1」とする。)となる。
【0051】
その時に、インプットデータ45が「0」の場合には、トゥルー信号48は2個のインバータ素子46,47によって「0」となり、フォールス信号49はインバータ素子46によって「1」となり、これにより、制御信号31がナンド素子50によって「1」となってP型FET14をOFF状態とするとともに、制御信号32がアンド素子54によって「1」となってN型FET15をON状態とする一方、制御信号33がナンド素子51によって「0」となってP型FET16をON状態とするとともに、制御信号34がアンド素子55によって「0」となってN型FET17をOFF状態とし、したがって、ワード線7の左端がグランドGNDに接続されるとともに、ワード線7の右端が電源VDDに接続され、これにより、ワード線7に右端から左端に向けて左向きに通電される。ビット線8への通電も上記と同様にして行われる。
【0052】
上述した図9に示す回路の動作をタイミングチャートで示すと図10に示すようになる。尚、図10では、ワード線7に左向きに通電される場合を「0」、ワード線7右向きに通電される場合を「1」、ビット線8に前向きに通電される場合を「0」、ビット線8に後向きに通電される場合を「1」としている。
【0053】
図10に示すように、インプットデータ45が「0」の場合には、トゥルー信号48が「0」となり、フォールス信号49が「1」となり、その状態で、ライトイネーブル信号58がアクティブ(ここでは、「1」とする。)となると、有効なロウアドレス信号39とコラムアドレス信号40とによって指定された特定の強磁性トンネル接合素子2のワード線7に左向きに通電されるとともに、ビット線8に後向きに通電される。
【0054】
次に、インプットデータ45が「0」から「1」に反転した場合には、トゥルー信号48が「1」となり、フォールス信号49が「0」となり、その状態で、ライトイネーブル信号58がアクティブ(ここでは、「1」とする。)となると、有効なロウアドレス信号39とコラムアドレス信号40とによって指定された特定の強磁性トンネル接合素子2のワード線7への通電方向が左向きから右向きに反転されるとともに、ビット線8への通電方向が後向きから前向きに反転される。
【0055】
このようにして、強磁性トンネル接合素子2に記憶する記憶状態が「0」であるか「1」であるかに応じてビット線8とともにワード線7への通電方向をも反転するようにしている。
【0056】
尚、制御回路30を適宜設計することにより、強磁性トンネル接合素子2への書込みごとにワード線7への通電方向を反転させることや、連続した複数回の書込み後にワード線7への通電方向を反転させることや、所定時間ごとにワード線7への通電方向を反転させることもでき、さらには、1回の書込みの間にワード線7への通電方向を反転させることもできる。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】
すなわち、本発明では、強磁性トンネル接合素子に「0」の記憶状態を書込む場合と、前記強磁性トンネル接合素子に「1」の記憶状態を書込む場合とで、強磁性トンネル接合素子への書込みに際してワード線への通電方向を反転させることにしているため、ワード線への通電方向が常に一定方向ではなく経時的に反転することになり、ワード線を流れる電流が擬似的に交流化され、ワード線とその周縁の半導体基板との間に生じる電位差が経時的に逆転し、これにより常に一定の電位差が生じることに起因するエレクトロマイグレーションの発生を未然に防止することができ、したがって、ワード線の線幅を増大させて磁気記憶装置を大型化することなくエレクトロマイグレーション耐性を向上させることができ、磁気記憶装置の故障を防止して長寿命化を図ることができる。
【0059】
特に、強磁性トンネル接合素子への書込みごとにワード線への通電方向を反転した場合には、ワード線とその周縁の半導体基板との間で一定の電位差が生じる時間を可及的に短縮することができ、エレクトロマイグレーションの発生をより一層防止することができ、エレクトロマイグレーション耐性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】強磁性トンネル接合素子を示す説明図。
【図2】強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置を示す説明図。
【図3】強磁性トンネル接合素子の記憶状態を示す説明図。
【図4】記憶状態説明図(合成磁力が右上方向を向いている場合)。
【図5】記憶状態説明図(合成磁力が左上方向を向いている場合)。
【図6】記憶状態説明図(合成磁力が右下方向を向いている場合)。
【図7】記憶状態説明図(合成磁力が左下方向を向いている場合)。
【図8】ワード線やビット線への通電方向を反転する回路を示す回路図。
【図9】制御回路を示す回路図。
【図10】強磁性トンネル接合素子への書込み時のフローチャート。
【符号の説明】
1 磁気記憶装置
2 強磁性トンネル接合素子
3 固定磁化層
4 自由磁化層
5 トンネル障壁層
6 半導体基板
7 ワード線
8 ビット線
9 ワード線磁力
10 ビット線磁力
11 合成磁力
14,16,18,20 P型FET
15,17,19,21 N型FET
30 制御回路
31〜38 制御信号
39 ロウアドレス信号
40 コラムアドレス信号
41 ロウアドレスデコーダ
42 コラムアドレスデコーダ
43,44 アドレスデコード信号
45 インプットデータ
46,47 インバータ素子
48 トゥルー信号
49 フォールス信号
50〜53 ナンド素子
54〜57 アンド素子
58 ライトイネーブル信号

Claims (2)

  1. 固定磁化層と自由磁化層とをトンネル障壁層を介して積層することにより強磁性トンネル接合素子を形成し、同強磁性トンネル接合素子の前記固定磁化層の磁化方向に向けてワード線を配線するとともに、前記強磁性トンネル接合素子の前記固定磁化層の磁化方向と直交する方向に向けてビット線を配線し、同ビット線への通電方向を反転させることによって前記強磁性トンネル接合素子に「0」と「1」の2つの異なる記憶状態を書込めるべく構成した強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置において、
    前記強磁性トンネル接合素子に「0」の記憶状態を書込む場合と、前記強磁性トンネル接合素子に「1」の記憶状態を書込む場合とで、前記強磁性トンネル接合素子への書込みに際する前記ワード線への通電方向を反転させるように構成したことを特徴とする強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置。
  2. 前記ワード線における通電方向の反転は、
    前記ワード線の両端にそれぞれ接続したP型FETのゲート電極に制御信号を入力するナンド素子と、前記ワード線の両端にそれぞれ接続したN型FETのゲート電極に制御信号を入力するアンド素子を設け、
    所定の記憶状態が書込まれる前記強磁性トンネル接合素子を指定する信号から生成したアドレスデコード信号と、
    前記強磁性トンネル接合素子に記憶するインプットデータから生成したトゥルー信号及びインプットデータを反転させたフォールス信号とを用い、
    前記ワード線の一方側のナンド素子には前記アドレスデコード信号と前記トゥルー信号とを入力するとともに、アンド素子には前記アドレスデコード信号と前記フォールス信号とを入力し、
    前記ワード線の他方側のナンド素子には前記アドレスデコード信号と前記フォールス信号とを入力するとともに、アンド素子には前記アドレスデコード信号と前記トゥルー信号とを入力するように構成して行うことを特徴とする請求項1記載の強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置。
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