JP2003233982A - 強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置 - Google Patents

強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装
置のエレクトロマイグレーション耐性を向上させること
によって磁気記憶装置の故障を防止すること。 【解決手段】 本発明では、固定磁化層と自由磁化層と
をトンネル障壁層を介して積層することにより強磁性ト
ンネル接合素子を形成し、同強磁性トンネル接合素子の
固定磁化層の磁化方向に向けてワード線を配線するとと
もに、強磁性トンネル接合素子の固定磁化層の磁化方向
と直交する方向に向けてビット線を配線し、同ビット線
への通電方向を反転させることによって強磁性トンネル
接合素子に2つの異なる記憶状態を書込めるべく構成し
た強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置におい
て、強磁性トンネル接合素子への書込みに際してワード
線への通電方向を固定磁化層の磁化方向と同一方向又は
反対方向に反転することにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強磁性トンネル接
合素子を用いた磁気記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの記憶装置として
は、高速に書込みが可能で、書込み回数に制限がなく、
しかも、不揮発性のものが望まれている。
【0003】そして、上記性能を有する記憶装置とし
て、強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置が注
目されている。
【0004】かかる強磁性トンネル接合素子は、2枚の
薄膜状の強磁性体を薄膜状の絶縁体を介して積層して構
成している。ここで、一方の強磁性体は、常に一定の方
向に向けて磁化されていることから固定磁化層と呼ばれ
る。また、もう一方の強磁性体は、強磁性トンネル接合
素子での記憶状態に応じて磁化方向を固定磁化層の磁化
方向と同一方向(平行方向)又は反対方向(反平行方
向)に反転させることから自由磁化層と呼ばれる。さら
に、絶縁体は、固定磁化層と自由磁化層との間に電圧を
印加すると電子が絶縁体をトンネルして電流を発生させ
ることからトンネル障壁層と呼ばれる。
【0005】そして、強磁性トンネル接合素子は、固定
磁化層の磁力の作用によって自由磁化層を固定磁化層の
磁化方向と同一方向に磁化した場合、或いは固定磁化層
の磁化方向と反対方向に磁化した場合の2つの異なる磁
化方向の状態を安定に保持し、これにより2つの異なる
磁化方向の状態を記憶する構造となっており、これら2
つの異なる磁化方向の状態を「0」又は「1」といった
2つの異なる記憶状態に対応させることによって2つの
異なる記憶状態を記憶可能としたものである。
【0006】したがって、強磁性トンネル接合素子は、
外部から自由磁化層を固定磁化層の磁化方向と同一方向
又は反対方向に磁化させることによって2つの異なる記
憶状態を書込むことができるようになっている。尚、強
磁性トンネル接合素子に書込んだ記憶状態は、自由磁化
層の磁化方向に応じてトンネル障壁層でのトンネルコン
ダクタンスが異なるといった巨大磁気抵抗効果を利用し
て読み出すことができるようになっている。
【0007】また、強磁性トンネル接合素子を用いた磁
気記憶装置は、半導体基板上に強磁性トンネル接合素子
の固定磁化層の磁化方向に向けて複数の第一の配線を形
成する一方、半導体基板上に強磁性トンネル接合素子の
固定磁化層の磁化方向と直交する方向に向けて複数の第
二の配線を形成し、これら格子状に設けた第一の配線と
第二の配線の各交差部に強磁性トンネル接合素子をそれ
ぞれ配設したものである。ここで、従来のDRAMやS
RAM等の記憶装置に準拠して、第一の配線はワード線
と呼ばれ、第二の配線はビット線と呼ばれる。
【0008】上記構成の強磁性トンネル接合素子を用い
た磁気記憶装置において、強磁性トンネル接合素子に記
憶を行う場合には、ワード線に通電することによって通
電方向に直交するワード線磁力を発生させるとともに、
ビット線にも通電することによって通電方向に直交する
ビット線磁力を発生させる。これにより、ワード線磁力
とビット線磁力との合成磁力が自由磁化層に作用し、自
由磁化層が固定磁化層の磁化方向と同一方向又は反対方
向に向けて磁化される。このようにして、自由磁化層に
2つの異なる磁化方向の状態のいずれかが発生し、かか
る自由磁化層での磁化方向の状態を固定磁化層の磁力の
作用で安定に保持することによって、強磁性トンネル接
合素子での記憶が行われる。
【0009】そして、従来においては、強磁性トンネル
接合素子に所望の記憶状態を書込むに際し、ワード線へ
の通電方向を常に一定方向に維持して常に一定方向のワ
ード線磁力を発生させ、そのままの状態でビット線への
通電方向だけを反転させることによってビット線磁力を
反転させ、これによりワード線磁力とビット線磁力との
合成磁力の磁化方向を変更し、かかる合成磁力が自由磁
化層に作用することで自由磁化層の磁化方向が反転さ
れ、これにより強磁性トンネル接合素子に所望の記憶状
態を書込むようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置にあって
は、強磁性トンネル接合素子に所望の記憶状態を書込む
際に、ビット線への通電方向は反転するのに対して、ワ
ード線への通電方向は常に一定方向に維持していたた
め、強磁性トンネル接合素子への書込み時にワード線に
は常に一定方向に向けて電流が流れることになり、ワー
ド線とその周縁の半導体基板との間に常に一定の電位差
が生じていた。
【0011】しかも、磁気記憶装置ではワード線への通
電によって磁力を発生させる必要があることから、ワー
ド線に数10mAもの通電を行う必要があった。
【0012】そのため、ワード線を流れる一定方向の電
流やワード線とその周縁との間に生じる一定の電位差に
起因してワード線を組成する金属が析出してしまうエレ
クトロマイグレーションが発生し、ワード線同士の短絡
やワード線自体の破断等が生じ、これによって磁気記憶
装置が故障するおそれがあった。
【0013】かかるエレクトロマイグレーションの発生
を未然に防止する方法としては、ワード線自体の線幅を
増大することによってワード線のエレクトロマイグレー
ション耐性を向上させることが考えられるが、ワード線
の線幅の増大により磁気記憶装置が大型化するといった
不具合が生じる。
【0014】そこで、本発明では、ワード線の線幅を増
大させることなくワード線のエレクトロマイグレーショ
ン耐性を向上させた磁気記憶装置を提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
固定磁化層と自由磁化層とをトンネル障壁層を介して積
層することにより強磁性トンネル接合素子を形成し、同
強磁性トンネル接合素子の固定磁化層の磁化方向に向け
てワード線を配線するとともに、強磁性トンネル接合素
子の固定磁化層の磁化方向と直交する方向に向けてビッ
ト線を配線し、同ビット線への通電方向を反転させるこ
とによって強磁性トンネル接合素子に2つの異なる記憶
状態を書込めるべく構成した強磁性トンネル接合素子を
用いた磁気記憶装置において、強磁性トンネル接合素子
への書込みに際してワード線への通電方向を固定磁化層
の磁化方向と同一方向又は反対方向に反転することにし
た。
【0016】また、前記ワード線への通電方向の反転
は、強磁性トンネル接合素子への書込みごとに行うこと
にした。
【0017】このように、強磁性トンネル接合素子への
書込みに際してビット線のみならずワード線への通電方
向をも反転することによって、ワード線への通電方向が
常に一定方向ではなく経時的に反転することになり、ワ
ード線を流れる電流が擬似的に交流化される。
【0018】かかるワード線を流れる電流の交流化によ
って、ワード線とその周縁の半導体基板との間に生じる
電位差が経時的に逆転し、常に一定の電位差が生じるこ
とに起因するエレクトロマイグレーションの発生を未然
に防止することができ、ワード線の線幅を増大させて磁
気記憶装置を大型化することなくエレクトロマイグレー
ション耐性を向上させることができ、磁気記憶装置の故
障を防止して長寿命化を図ることができる。
【0019】特に、強磁性トンネル接合素子への書込み
ごとにワード線への通電方向を反転した場合には、ワー
ド線とその周縁の半導体基板との間で一定の電位差が生
じる時間を可及的に短縮することができ、エレクトロマ
イグレーションの発生をより一層防止することができ、
エレクトロマイグレーション耐性をより一層向上させる
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体的な実施の
形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】本発明に係る磁気記憶装置1は、例えば
「0」又は「1」といった2つの異なる記憶状態を記憶
するための記憶素子として強磁性トンネル接合素子2を
用いたものである。
【0022】まず、強磁性トンネル接合素子2の構造に
ついて説明すると、図1に示すように、強磁性トンネル
接合素子2は、薄膜状の固定磁化層3と薄膜状の自由磁
化層4とをトンネル障壁層5を介して積層したものであ
る。
【0023】ここで、固定磁化層3は、強磁性体(例え
ば、CoFe)からなり、常に一定の方向に向けて磁化され
ている。また、自由磁化層4は、強磁性体(例えば、Ni
Fe)からなり、固定磁化層3の磁化方向と同一方向(平
行方向)又は反対方向(反平行方向)に向けて磁化され
ている。さらに、トンネル障壁層5は、絶縁体(例え
ば、Al2O3)からなる。
【0024】次に、強磁性トンネル接合素子2を用いた
磁気記憶装置1の構造について説明すると、図2に示す
ように、磁気記憶装置1は、半導体基板6に強磁性トン
ネル接合素子2の固定磁化層3の磁化方向に向けて複数
のワード線7を形成する一方、半導体基板6に強磁性ト
ンネル接合素子2の固定磁化層3の磁化方向と直交する
方向に向けて複数のビット線8を形成し、これら格子状
に形成されたワード線7とビット線8の各交差部分に強
磁性トンネル接合素子2をそれぞれ配設している。尚、
本説明では、磁気記憶装置1の構造のうちで強磁性トン
ネル接合素子2に記憶状態を書込むために必要な構造に
ついてだけ説明しており、強磁性トンネル接合素子2に
書込んだ記憶状態を読み出す構造については省略してい
る。
【0025】次に、上記構成の磁気記憶装置1の強磁性
トンネル接合素子2に2つの異なる記憶状態を書込む場
合の原理について説明する。ここでは、強磁性トンネル
接合素子2の自由磁化層4を固定磁化層3の磁化方向と
同一方向に磁化した場合が記憶状態「0」に対応し、強
磁性トンネル接合素子2の自由磁化層4を固定磁化層3
の磁化方向と反対方向に磁化した場合が記憶状態「1」
に対応するものとして説明する。尚、自由磁化層4の磁
化方向の状態と記憶状態との対応は上記と逆の関係とす
ることもできる。
【0026】強磁性トンネル接合素子2に「0」又は
「1」のいずれかの記憶状態を書込むことは、換言すれ
ば、強磁性トンネル接合素子2の自由磁化層4を固定磁
化層3の磁化方向と同一方向又は反対方向に向けて磁化
することになる。
【0027】そして、強磁性トンネル接合素子2の自由
磁化層4の磁化は、ワード線7に通電することによって
発生するワード線磁力9とビット線8に通電することに
よって発生するビット線磁力10との合成磁力11を自由磁
化層4に作用させることによって行う。
【0028】例えば、ワード線7に右側から左側へ向け
て通電を行うと強磁性トンネル接合素子2にワード線7
への通電方向に直交する前側から後側へ向けてワード線
磁力9が発生し、一方、ビット線8に後側から前側へ向
けて通電を行うと強磁性トンネル接合素子2にビット線
8への通電方向に直交する左側から右側へ向けてビット
線磁力10が発生し、図3に示すように、これらワード線
磁力9とビット線磁力10との合成である右斜め後向きの
合成磁力11が自由磁化層4に作用し、かかる合成磁力11
が固定磁化層3の磁力12によって自由磁化層4の内部で
固定磁化層3の磁化方向と同一方向に向けた磁力13とな
って安定に保持される。そして、前述したように、自由
磁化層4の磁化方向が固定磁化層3の磁化方向と同一方
向の場合には、強磁性トンネル接合素子2で記憶状態
「0」を記憶していることになる。
【0029】これを、図4に示す記憶状態説明図を用い
て説明する。かかる記憶状態説明図は、ワード線磁力9
とビット線磁力10との合成磁力11の方向によって記憶状
態が「0」又は「1」のいずれになるかを示す説明図で
あり、同記憶状態説明図では、横軸がワード線磁力9の
大きさを示しており、ワード線7に右側から左側へ向け
て左向きの通電を行った場合を正方向とし、一方、縦軸
がビット線磁力10の大きさを示しており、ビット線8に
後側から前側へ向けて前向きの通電を行った場合を正方
向としており、合成磁力11が横軸よりも上方に向いてい
る場合には記憶状態が「0」となることを示し、一方、
合成磁力11が横軸よりも下方に向いている場合には記憶
状態が「1」となることを示している。尚、記憶状態説
明図において中心部分の4個の円弧で囲まれた略菱形状
の領域は非反転領域であり、合成磁力11が非反転領域内
に位置する場合には、合成磁力11が弱すぎて自由磁化層
4を有効に磁化することができない。
【0030】図4に示すように、ワード線7に右側から
左側へ向けて通電を行うとワード線磁力9の向きが正方
向となり、一方、ビット線8に後側から前側へ向けて通
電を行うとビット線磁力10の向きが正方向となり、これ
ら正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10と
で合成磁力11の向きが右上方向になるので、強磁性トン
ネル接合素子2での記憶状態は「0」となる。
【0031】ここで、強磁性トンネル接合素子2に記憶
状態「0」を記憶するには、上述したように、正方向の
ワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とで発生する
合成磁力11の向きが右上方向の場合(図4に示す場合)
に限られず、図5に示すように、負方向のワード線磁力
9と正方向のビット線磁力10とによって左上方向の合成
磁力11を発生させた場合でもよい。また、強磁性トンネ
ル接合素子2に記憶状態「1」を記憶するには、図6に
示すように、正方向のワード線磁力9と負方向のビット
線磁力10とによって右下方向の合成磁力11を発生させた
場合でもよく、また、図7に示すように、負方向のワー
ド線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって左下方
向の合成磁力11を発生させた場合でもよい。
【0032】そして、従来においては、強磁性トンネル
接合素子2に「0」又は「1」の記憶状態を書込むに際
し、ワード線7への通電方向を常に一定の正方向に維持
して常に一定方向のワード線磁力9を発生させ、そのま
まの状態でビット線8への通電方向だけを正方向又は負
方向に反転させることによってビット線磁力10を反転さ
せ、これによりワード線磁力9とビット線磁力10との合
成磁力11の磁化方向を変更していた。
【0033】すなわち、従来においては、強磁性トンネ
ル接合素子2に記憶状態「0」を記憶する場合には、図
4に示すように正方向のワード線磁力9と正方向のビッ
ト線磁力10とによって右上方向の合成磁力11を発生さ
せ、一方、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」
を記憶する場合には、図6に示すように正方向のワード
線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって右下方向
の合成磁力11を発生させていた。
【0034】そのため、従来においては、強磁性トンネ
ル接合素子2への書込み時にワード線7には常に数10mA
もの電流が正方向に向けて流れ続けることになり、ワー
ド線7とその周縁の半導体基板6との間には常に一定の
電位差が生じており、これにより、ワード線7にエレク
トロマイグレーションが発生して、ワード線7同士の短
絡やワード線7自体の破断等が生じ、磁気記憶装置1が
故障するおそれがあった。
【0035】そこで、本発明では、強磁性トンネル接合
素子2への書込みに際してワード線7への通電方向を固
定磁化層3の磁化方向と同一方向と反対方向とに反転す
るようにした。
【0036】すなわち、強磁性トンネル接合素子2に記
憶状態「0」を記憶する場合には、図4に示すように正
方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによ
って右上方向の合成磁力11を発生させることとし、一
方、強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶
する場合には、図7に示すように負方向のワード線磁力
9と負方向のビット線磁力10とによって左下方向の合成
磁力11を発生させることとした。
【0037】強磁性トンネル接合素子2への書込みに際
してワード線7への通電方向を固定磁化層3の磁化方向
と同一方向と反対方向とに反転する方法としては、上記
組合わせ(図4に示した状態と図7に示した状態との組
合わせ)に限られず、強磁性トンネル接合素子2に記憶
状態「0」を記憶する場合には、図5に示すように負方
向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10とによっ
て左上方向の合成磁力11を発生させることとし、一方、
強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する
場合には、図6に示すように正方向のワード線磁力9と
負方向のビット線磁力10とによって右下方向の合成磁力
11を発生させることとしてもよい。
【0038】また、上記2つのワード線7の通電方向の
反転方法では、強磁性トンネル接合素子2に記憶する記
憶状態が「0」であるか「1」であるかに応じてワード
線7への通電方向を反転させているが、これに限られ
ず、強磁性トンネル接合素子2への書込みを行うたびに
ワード線7への通電方向を反転させるようにしてもよ
い。
【0039】すなわち、最初に強磁性トンネル接合素子
2に記憶状態「0」を記憶する場合には、図4に示すよ
うに正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁力10
とによって右上方向の合成磁力11を発生させ、次に続け
て強磁性トンネル接合素子2に記憶状態「0」を記憶す
る場合には、図5に示すように負方向のワード線磁力9
と正方向のビット線磁力10とによって左上方向の合成磁
力11を発生させ、さらに続けて強磁性トンネル接合素子
2に記憶状態「0」を記憶する場合には、再び図4に示
すように正方向のワード線磁力9と正方向のビット線磁
力10とによって右上方向の合成磁力11を発生させるよう
にしてもよい。
【0040】これは、強磁性トンネル接合素子2に連続
して記憶状態「1」を記憶する場合でも同様であり、具
体的には、最初に強磁性トンネル接合素子2に記憶状態
「1」を記憶する場合には、図6に示すように正方向の
ワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによって右
下方向の合成磁力11を発生させ、次に続けて強磁性トン
ネル接合素子2に記憶状態「1」を記憶する場合には、
図7に示すように負方向のワード線磁力9と負方向のビ
ット線磁力10とによって左下方向の合成磁力11を発生さ
せ、さらに続けて強磁性トンネル接合素子2に記憶状態
「1」を記憶する場合には、再び図6に示すように正方
向のワード線磁力9と負方向のビット線磁力10とによっ
て右下方向の合成磁力11を発生させるようにする。
【0041】このように、強磁性トンネル接合素子2へ
の書込みに際してワード線7への通電方向を固定磁化層
3の磁化方向と同一方向又は反対方向に反転することに
よって、ワード線7への通電方向が常に一定方向ではな
く経時的に反転することになり、ワード線7を流れる電
流が擬似的に交流化され、ワード線7とその周縁の半導
体基板6との間に生じる電位差が経時的に逆転し、これ
により常に一定の電位差が生じることに起因するエレク
トロマイグレーションの発生を未然に防止することがで
き、したがって、ワード線7の線幅を増大させて磁気記
憶装置1を大型化することなくエレクトロマイグレーシ
ョン耐性を向上させることができ、磁気記憶装置1の故
障を防止して長寿命化を図ることができる。
【0042】特に、強磁性トンネル接合素子2への書込
みを行うたびにワード線7への通電方向を反転した場合
には、ワード線7とその周縁の半導体基板6との間で一
定の電位差が生じる時間を可及的に短縮することがで
き、エレクトロマイグレーションの発生をより一層防止
することができ、エレクトロマイグレーション耐性をよ
り一層向上させることができる。
【0043】次に、上記したようにワード線磁力9とビ
ット線磁力10の磁化方向を変更するための回路について
説明する。ワード線磁力9とビット線磁力10の磁化方向
を変更するには、ワード線7やビット線8への通電方向
を反転してやればよく、そのための回路を図8に示す。
【0044】図8に示すように、ワード線7の左端に電
源VDDに接続したP型FET14とグランドGNDに接続した
N型FET15とを接続するとともに、ワード線7の右端
に電源VDDに接続したP型FET16とグランドGNDに接続
したN型FET17とを接続し、一方、ビット線8の後端
に電源VDDに接続したP型FET18とグランドGNDに接続
したN型FET19とを接続するとともに、ビット線8の
前端に電源VDDに接続したP型FET20とグランドGNDに
接続したN型FET21とを接続し、これらのP型FET
14,16,18,20のゲート電極22,24,26,28とN型FET15,1
7,19,21のゲート電極23,25,27,29に制御回路30を接続し
て、P型FET14,16,18,20とN型FET15,17,19,21と
がスイッチングトランジスタとして機能するようにして
いる。
【0045】そして、制御回路30から各ゲート電極22〜
29に制御信号31〜38を入力することによって、P型FE
T14,16,18,20とN型FET15,17,19,21とを選択的にス
イッチングすることによってワード線7やビット線8へ
の通電方向を反転するようにしている。
【0046】具体的には、制御回路30からP型FET14
のゲート電極22とN型FET17のゲート電極25に制御信
号31,34を入力することによってP型FET14とN型F
ET17とをON状態とするとともに、N型FET15のゲ
ート電極23とP型FET16のゲート電極24に制御信号3
2,33を入力することによってN型FET15とP型FET
16とをOFF状態とすると、ワード線7の左端が電源VD
Dと接続されるとともに、ワード線7の右端がグランドG
NDに接続され、これにより、ワード線7に左端から右端
へ向けて右方向に通電される。一方、制御回路30によっ
てP型FET14とN型FET17とをOFF状態とすると
ともに、N型FET15とP型FET16とをON状態とす
ると、ワード線7の左端がグランドGNDと接続されると
ともに、ワード線7の右端が電源VDDに接続され、これ
により、ワード線7に右端から左端へ向けて左方向に通
電される。
【0047】また、制御回路30からP型FET18のゲー
ト電極26とN型FET21のゲート電極29に制御信号35,3
8を入力することによってP型FET18とN型FET21
とをON状態とするとともに、N型FET19のゲート電
極2 7とP型FET20のゲート電極28に制御信号36,37を
入力することによってN型FET19とP型FET20とを
OFF状態とすると、ビット線8の後端が電源VDDと接
続されるとともに、ビット線8の前端がグランドGNDに
接続され、これにより、ビット線8に後端から前端へ向
けて前方向に通電される。一方、制御回路30によってP
型FET18とN型FET21とをOFF状態とするととも
に、N型FET19とP型FET20とをON状態とする
と、ビット線8の後端がグランドGNDと接続されるとと
もに、ビット線8の前端が電源VDDに接続され、これに
より、ビット線8に前端から後端へ向けて後方向に通電
される。
【0048】次に、制御回路30の一例を図9に示す。こ
の制御回路30は、強磁性トンネル接合素子2に記憶する
記憶状態が「0」であるか「1」であるかに応じてビッ
ト線8とともにワード線7への通電方向を反転させる回
路である。
【0049】図9では、各強磁性トンネル接合素子2の
格納位置を示すロウアドレス(RowAddress)信号39とコ
ラムアドレス(Column Address)信号40とをそれぞれロ
ウアドレスデコーダ41とコラムアドレスデコーダ42でデ
コードしてアドレスデコード信号43,44を生成し、一
方、強磁性トンネル接合素子2に記憶するインプットデ
ータ45(Input Data)から2個のインバータ素子46,47
を用いてインプットデータ45そのものを表すトゥルー
(True)信号48とインプットデータ45を反転させたフォ
ールス(False)信号49を生成し、これらアドレスデコ
ード信号43,44とトゥルー信号48とフォールス信号49と
の組合せからナンド素子50〜53とアンド素子54〜57とを
用いて制御信号31〜38を生成するようにしている。図
中、58はライトイネーブル(Write Enable)信号であ
る。
【0050】そして、ロウアドレス信号39とコラムアド
レス信号40とによって特定の強磁性トンネル接合素子2
が指定され、ライトイネーブル信号58がアクティブ(こ
こでは「1」とする。)となると、ロウアドレスデコー
ダ41とコラムアドレスデコーダ42によってアドレスデコ
ード信号43,44がアクティブ(ここでは「1」とす
る。)となる。
【0051】その時に、インプットデータ45が「0」の
場合には、トゥルー信号48は2個のインバータ素子46,4
7によって「0」となり、フォールス信号49はインバー
タ素子46によって「1」となり、これにより、制御信号
31がナンド素子50によって「1」となってP型FET14
をOFF状態とするとともに、制御信号32がアンド素子
54によって「1」となってN型FET15をON状態とす
る一方、制御信号33がナンド素子51によって「0」とな
ってP型FET16をON状態とするとともに、制御信号
34がアンド素子55によって「0」となってN型FET17
をOFF状態とし、したがって、ワード線7の左端がグ
ランドGNDに接続されるとともに、ワード線7の右端が
電源VDDに接続され、これにより、ワード線7に右端か
ら左端に向けて左向きに通電される。ビット線8への通
電も上記と同様にして行われる。
【0052】上述した図9に示す回路の動作をタイミン
グチャートで示すと図10に示すようになる。尚、図10で
は、ワード線7に左向きに通電される場合を「0」、ワ
ード線7右向きに通電される場合を「1」、ビット線8
に前向きに通電される場合を「0」、ビット線8に後向
きに通電される場合を「1」としている。
【0053】図10に示すように、インプットデータ45が
「0」の場合には、トゥルー信号48が「0」となり、フ
ォールス信号49が「1」となり、その状態で、ライトイ
ネーブル信号58がアクティブ(ここでは、「1」とす
る。)となると、有効なロウアドレス信号39とコラムア
ドレス信号40とによって指定された特定の強磁性トンネ
ル接合素子2のワード線7に左向きに通電されるととも
に、ビット線8に後向きに通電される。
【0054】次に、インプットデータ45が「0」から
「1」に反転した場合には、トゥルー信号48が「1」と
なり、フォールス信号49が「0」となり、その状態で、
ライトイネーブル信号58がアクティブ(ここでは、
「1」とする。)となると、有効なロウアドレス信号39
とコラムアドレス信号40とによって指定された特定の強
磁性トンネル接合素子2のワード線7への通電方向が左
向きから右向きに反転されるとともに、ビット線8への
通電方向が後向きから前向きに反転される。
【0055】このようにして、強磁性トンネル接合素子
2に記憶する記憶状態が「0」であるか「1」であるか
に応じてビット線8とともにワード線7への通電方向を
も反転するようにしている。
【0056】尚、制御回路30を適宜設計することによ
り、強磁性トンネル接合素子2への書込みごとにワード
線7への通電方向を反転させることや、連続した複数回
の書込み後にワード線7への通電方向を反転させること
や、所定時間ごとにワード線7への通電方向を反転させ
ることもでき、さらには、1回の書込みの間にワード線
7への通電方向を反転させることもできる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】すなわち、本発明では、強磁性トンネル接
合素子への書込みに際してワード線への通電方向を固定
磁化層の磁化方向と同一方向又は反対方向に反転するこ
とにしているため、ワード線への通電方向が常に一定方
向ではなく経時的に反転することになり、ワード線を流
れる電流が擬似的に交流化され、ワード線とその周縁の
半導体基板との間に生じる電位差が経時的に逆転し、こ
れにより常に一定の電位差が生じることに起因するエレ
クトロマイグレーションの発生を未然に防止することが
でき、したがって、ワード線の線幅を増大させて磁気記
憶装置を大型化することなくエレクトロマイグレーショ
ン耐性を向上させることができ、磁気記憶装置の故障を
防止して長寿命化を図ることができる。
【0059】特に、強磁性トンネル接合素子への書込み
ごとにワード線への通電方向を反転した場合には、ワー
ド線とその周縁の半導体基板との間で一定の電位差が生
じる時間を可及的に短縮することができ、エレクトロマ
イグレーションの発生をより一層防止することができ、
エレクトロマイグレーション耐性をより一層向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】強磁性トンネル接合素子を示す説明図。
【図2】強磁性トンネル接合素子を用いた磁気記憶装置
を示す説明図。
【図3】強磁性トンネル接合素子の記憶状態を示す説明
図。
【図4】記憶状態説明図(合成磁力が右上方向を向いて
いる場合)。
【図5】記憶状態説明図(合成磁力が左上方向を向いて
いる場合)。
【図6】記憶状態説明図(合成磁力が右下方向を向いて
いる場合)。
【図7】記憶状態説明図(合成磁力が左下方向を向いて
いる場合)。
【図8】ワード線やビット線への通電方向を反転する回
路を示す回路図。
【図9】制御回路を示す回路図。
【図10】強磁性トンネル接合素子への書込み時のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 磁気記憶装置 2 強磁性トンネル接合素子 3 固定磁化層 4 自由磁化層 5 トンネル障壁層 6 半導体基板 7 ワード線 8 ビット線 9 ワード線磁力 10 ビット線磁力 11 合成磁力 14,16,18,20 P型FET 15,17,19,21 N型FET 30 制御回路 31〜38 制御信号 39 ロウアドレス信号 40 コラムアドレス信号 41 ロウアドレスデコーダ 42 コラムアドレスデコーダ 43,44 アドレスデコード信号 45 インプットデータ 46,47 インバータ素子 48 トゥルー信号 49 フォールス信号 50〜53 ナンド素子 54〜57 アンド素子 58 ライトイネーブル信号
フロントページの続き (72)発明者 岡崎 信道 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F083 FZ10 GA21 LA12 LA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定磁化層と自由磁化層とをトンネル障
    壁層を介して積層することにより強磁性トンネル接合素
    子を形成し、同強磁性トンネル接合素子の固定磁化層の
    磁化方向に向けてワード線を配線するとともに、強磁性
    トンネル接合素子の固定磁化層の磁化方向と直交する方
    向に向けてビット線を配線し、同ビット線への通電方向
    を反転させることによって強磁性トンネル接合素子に2
    つの異なる記憶状態を書込めるべく構成した強磁性トン
    ネル接合素子を用いた磁気記憶装置において、 強磁性トンネル接合素子への書込みに際してワード線へ
    の通電方向を固定磁化層の磁化方向と同一方向又は反対
    方向に反転することを特徴とする強磁性トンネル接合素
    子を用いた磁気記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ワード線への通電方向の反転は、強
    磁性トンネル接合素子への書込みごとに行うことを特徴
    とする請求項1記載の強磁性トンネル接合素子を用いた
    磁気記憶装置。
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