JP3777277B2 - 統合管制表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のレーダビデオ信号を同一の画面に同時表示するに際し、航空機シンボルを重畳させて表示するようにした統合管制表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は、例えばレーダ技術(吉田孝著、電子情報通信学会)のp.204に記載されたデジタル走査変換装置を用いた管制表示装置の構成を示すブロック図である。図において、1はレーダアンテナ、2は送受信における伝送方向を切替えるサーキュレータ、3はレーダ電波を送信する送信機、4は送信機3によって送信された電波を受信する受信機、5はアナログレーダビデオ信号をデジタル信号に変換する量子化器、6はデジタル信号に変換されたレーダビデオ信号を蓄える入力バッファ、7は直交座標のメモリにレーダビデオ信号を蓄える画像メモリ、8は画像メモリを順次出力する出力バッファ、9はレーダ画像に重畳するマップ発生器、10はレーダ表示装置15を制御する出力制御器、11は入力バッファ信号が存在しない場合にトレイル表示をする航跡表示制御器、13はレーダ表示装置15からの操作制御信号を制御する表示制御器、14は送信トリガおよび角度信号からTV走査に合致したタイミング信号を作る走査変換器、15はレーダビデオ信号を表示するレーダ表示装置である。
【0003】
次に動作を説明する。レーダアンテナ1は送信機3の出力を空間に発射する。発射された電波は、航空機等の目標反射してレーダアンテナ1、サーキュレータ2を経由し、受信機4に入力される。受信機4は微弱航空機信号を増幅および周波数変換してレーダビデオ信号として量子化器5に入力する。この信号は量子化器5によってアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換されたレーダビデオ信号は、1スイープ毎に入力バッファ6に蓄えられ、走査変換器14によって与えられるTV信号のタイミングにより画像メモリ7の所定番地に書き込まれる。
【0004】
一方、画像メモリ7に書き込まれたレーダビデオ信号は、TV信号のタイミングでデータが読み出され、出力バッファ8に蓄えられる。この出力バッファ8に蓄えられたレーダ画像は、出力制御器10によってアナログ信号に変換されてレーダ表示装置15に表示される。マップ発生部9は、レーダ画像に航空管制に必要なマップを重畳させる。また、航跡表示制御器11は、航空機の移動軌跡を表示するために前スキャンまでに書き込まれたデータを規定値減衰させて再度画像メモリ7に書き込む。さらに、表示レンジ変更、中心位置変更等の操作については、表示制御器13によって各タイミングで画像データの変換を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデジタル走査変換機能を有した管制表示装置は、単一サイトのアナログレーダ画像をデジタル量に変換し、TV走査に変換していたために、複数のレーダをクロスオーバーさせた表示に航空機のデジタルシンボルを重畳できないため、レーダサイトの数に応じたレーダ表示装置を設置する必要がある。このため機器の構成が複雑かつ大規模になり、高価となっていた。また、広範囲な設置スペースも必要であった。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、複数サイトのレーダビデオ信号を一つのレーダ表示装置に表示したり、単一サイトの諸元の異なる複数のレーダのレーダビデオ信号を表示するに際し、航空機のシンボルを当該航空機の位置に重畳表示できる統合管制表示装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る統合管制表示装置は、目標位置検出部を有するレーダ受信機から出力されるレーダビデオ信号をデジタル変換するビデオ量子化部と、量子化されたレーダビデオ信号をメモリへ格納する前処理を行う入力バッファ部と、量子化されたビデオデータを格納するビデオメモリ部とからなる信号処理系統を少なくとも二つ設け、これら二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力データをメモリ合成部で合成すると共に、上記レーダの目標位置検出部で得られた航空機シンボルと、マップ発生部で得られた空港周辺ターミナルエリアのマップと、上記ビデオメモリ部の出力データとを描画処理CPU部で重畳し、これを表示部で出力画像として表示するようにした統合管制表示装置であって、上記二つの信号処理系統は、同一諸元のレーダを用いて、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものか、異なる諸元のレーダを用いて、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するもので、かつ、上記二つの信号処理系統が同一諸元のレーダを用い、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記同一諸元のレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成し、上記二つの信号処理系統が異なる諸元のレーダを用い、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記異なる諸元のレーダのうち回転周期の速いレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成するタイミング制御部を設け、このタイミング制御部によって生成された更新タイミングにより上記各ビデオメモリ部を制御して上記二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力を同期させ、上記メモリ合成部の内容を更新するようにしたものである。
【0008】
また、目標位置検出部を有するレーダ受信機から出力されるレーダビデオ信号をデジタル変換するビデオ量子化部と、量子化されたレーダビデオ信号をメモリへ格納する前処理を行う入力バッファ部と、量子化されたビデオデータを格納するビデオメモリ部とからなる信号処理系統を少なくとも二つ設け、これら二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力データをメモリ合成部で合成した後、データフォーマット部で一般規格のデジタルビデオフォーマットに変換し、上記レーダの目標位置検出部で得られた航空機シンボルと、マップ発生部で得られた空港周辺ターミナルエリアのマップと、上記データフォーマット後の出力データとを汎用のパーソナルコンピュータで重畳し表示するようにした統合管制表示装置であって、上記二つの信号処理系統は、同一諸元のレーダを用いて、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものか、異なる諸元のレーダを用いて、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するもので、かつ、上記二つの信号処理系統が同一諸元のレーダを用い、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記同一諸元のレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成し、上記二つの信号処理系統が異なる諸元のレーダを用い、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記異なる諸元のレーダのうち回転周期の速いレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成するタイミング制御部を設け、このタイミング制御部によって生成された更新タイミングにより上記各ビデオメモリ部を制御して上記二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力を同期させ、上記メモリ合成部の内容を更新するようにしたものである。
【0009】
また、データフォーマット変換部の出力をデータ分配部とLAN回線を介してパーソナルコンピュータに供給するようにしたものである。
【0010】
また、データフォーマット変換部の出力をデータ分配部とデータ圧縮伝送部と電話回線を介してパーソナルコンピュータに供給するようにしたものである。
【0011】
また、データフォーマット変換部の出力をデータ分配部とデータ圧縮伝送部と衛星回線を介してパーソナルコンピュータに供給するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
先ず、この発明のベースとなる技術について説明する。図1はこの発明のベースとなる統合管制表示装置の機能ブロック図である。図において、1a、1bはレーダアンテナ、2a、2bは送受信における伝送方向を切り替えるサーキュレータ、3a、3bはレーダ電波を送信する送信機、4a、4bは送信機によって送信された電波のレーダビデオ信号を受信する受信機である。16a16bはそれぞれのレーダ受信機4a、4bに設けられた目標位置検出部、17a、17bはアナログレーダビデオ信号をデジタル信号に変換する量子化部、18a、18bはデジタル信号に変換されたレーダビデオ信号を蓄える入力バッファ部、19a、19bは直交座標のメモリに蓄えるビデオメモリ部、20はメモリ合成部、21は目標位置データ入力部、22は描画処理CPU、23はレーダ画像に重畳するマップのマップ発生部、24は表示部である。
【0013】
すなわち上記構成は、サイト1をカバーする空港監視レーダ(ASR)/2次監視レーダ(SSR)と、ビデオ量子化部a17aと、入力バッファ部a18aと、ビデオメモリ部a19aとからなる第1の信号処理系統と、同じように、サイト2をカバーするASR/SSRレーダと、ビデオ量子化部b17bと、入力バッファ部b18bと、ビデオメモリ部b19bとからなる第2の信号処理系統との二つの系統を有する例である。
【0014】
上記構成のASR/SSR・サイト1において、レーダアンテナ1aは送信機3aによって電波を発射する。発射された電波は航空機等の目標反射してレーダビデオ信号となって受信機4aに受信される。レーダアンテナ1aへの電波の供給および受信はサーキュレータ2aによって切り替えられる。受信機4aによって受信されたレーダビデオ信号は、送信機3aからの角度信号およびタイミング信号と共にビデオ量子化部17aに入力されてデジタル変換される。デジタル変換されたレーダビデオ信号を入力バッファ部18aで座標変換し、ビデオメモリ部a19aに格納する。
【0015】
ASR/SSR・サイト1と同じ諸元のASR/SSR・サイト2のレーダビデオ信号も同様の手順で処理される。各レーダビデオ信号はメモリ合成部20にて合成される。一方各レーダ受信機の目標位置検出部16a、16bによって検出された航空機の位置情報は、目標位置データ入力部21を経由して描画処理CPU部22に入力され、マップ発生部23によって発生されたマップと共にメモリ合成部20の出力と重畳され、表示部24に表示される。
【0016】
動作原理を図1および図10により説明する。図10は表示例を示す図である。図1において、ASR/SSR・サイト1の受信機4aによって受信されたレーダビデオ信号は、ビデオ量子化部17aによってアナログレーダビデオ信号からデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換されたレーダビデオ信号は入力バッファ部a18aによってレーダの距離、方位の極座標からX、Y座標に座標変換されて、ビデオメモリ部a19aの所定のアドレスに書き込まれる。ASR/SSR・サイト2のレーダビデオ信号も同様にビデオメモリb19bの所定のアドレスに書き込まれる。これら、2つのビデオメモリ部に書き込まれたレーダビデオ信号は、メモリ合成部20によってサイト1とサイト2のレーダビデオ信号が合成され、所定のアドレスに書き込まれる。
【0017】
また、レーダ受信機4a、4bに付属した目標位置検出部16aおよび16bによって検出された航空機の位置およびビーコンコードは、目標位置データ入力部21によって描画処理CPU部22に入力される。合成されたレーダビデオ信号、および航空機目標位置は、描画処理CPU22によってマップ発生部23から発生されるターミナル空域マップおよびエンルート空域マップと重畳され、表示部24によって表示される。
【0018】
図10は、ASR/SSR・サイト1とASR/SSR・サイト2のレーダビデオに航空機シンボルA、Dを重畳表示した表示例であり、ASR/SSR・サイト1のレーダビデオ信号とSR/SSR・サイト2のレーダビデオ信号とが非同期に更新されている例を示した図である。
【0019】
以上のように異なったサイトのレーダビデオ信号を1画面に同時に表示することにより、広域監視することができる。
【0020】
次に、この発明のベースとなる他の技術について説明する。図2はこの発明のベースとなる他の統合管制表示装置の機能ブロック図を、また、図11はその表示の一例を示す図である。上述した図1の例では、同一レーダ諸元の、異なったレーダサイトのレーダビデオ信号を同時表示したが、この例では、異なった諸元のレーダの信号を入力することにより、同一サイトの異なったレーダビデオ信号を同一画面に表示することができるようにしたものである。すなわち、二つの信号処理系統の内、一方はASR/SSRレーダを用いてサイト1をカバーし、他方は空港面探知レーダ(ASDE)を用いて同一サイトをカバーするようにしている。
【0021】
動作原理を図2および図11により説明する。図2はレーダビデオ信号の流れを示したものであり、ASDEに対応した処理の流れを示した図である。ビデオ量子化部b17b、入力バッファ部b18bは、ASDEのレーダ諸元に合せたタイミングでレーダビデオ信号の信号処理を行い、ビデオメモリ部b19bに書き込む。メモリ合成部20は、レーダビデオ信号を書き込む近距離エリアをASDE用とし、それ以上にASR/SSR・サイト1のレーダビデオ信号を書き込む。表示部24に表示する動作は図1と同じである。なお、図1と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0022】
図11は、ASR/SSR・サイト1のレーダビデオ信号とASDEのレーダビデオ信号に航空機シンボルA、Dを重畳表示した表示例であり、ASDEのレーダビデオ表示の外側にASR/SSR・サイト1のレーダビデオ表示がスイープによって更新されている例を示している。
【0023】
以上のように同一サイトにある異なった諸元のレーダの信号を合成することにより、空港面からターミナル空域までのレーダビデオ信号を合成して表示することができ、それぞれのレーダに必要であった表示装置を統合化でき、管制情報の統合化が可能となり、航空管制の安全の寄与および機器構成の簡略化ができる。
【0024】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態について説明する。図3はこの発明の実施の形態に係る統合管制表示装置の機能ブロック図、また、図12はその表示の一例を示す図である。上述した図1の例では、ASR/SSR・サイト1およびASR/SSR・サイト2のそれぞれのアンテナ回転周期のタイミングで描画の更新を行ったが、本実施の形態では、同一の描画更新タイミングを生成することにより、画面の見易さを改善したものである。
【0025】
動作原理を図3および図12により説明する。図3はこの実施の形態のレーダビデオ信号の流れを示したものであり、ビデオメモリ部a19aおよびビデオメモリb19bに書き込まれるレーダビデオ信号は、タイミング制御部27によって規定したタイミングに同期してメモリ合成部20に書き込まれる。これらの同期したレーダビデオ信号が表示処理CPU部22によって、航空機シンボルと同期したタイミングで描画され、表示部24に表示される。なお、図1と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0026】
図12は、ASR/SSR・サイト1とASR/SSR・サイト2のレーダビデオ信号に航空機シンボルA、Dを重畳表示した表示例であり、ASR/SSR・サイト1のレーダビデオ信号とASR/SSR・サイト2のレーダビデオ信号が同期したスイープによって更新されている一例を示した図である。
【0027】
以上のように実施の形態によれば、規定の同期タイミングよって描画の更新を行うために描画の見易さを改善することができる。
【0028】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態について説明する。図4はこの発明の実施の形態に係る統合管制表示装置の機能ブロック図、また、図13はその表示の一例を示す図である。上述した図2の例では、ASR/SSR・サイト1およびASDEのそれぞれのアンテナ回転周期のタイミングで描画の更新を行ったが、本実施の形態は同一の描画更新タイミングを生成することにより、画面の見易さを改善したものである。
【0029】
動作原理を図4および図13により説明する。図4はこの実施の形態のレーダビデオ信号の流れを示したものであり、ビデオメモリ部a19aおよびビデオメモリb19bに書き込まれたレーダビデオ信号は、タイミング制御部27によって規定したタイミングに同期してメモリ合成部20に書き込まれる。これらの同期したレーダビデオ信号が描画処理CPU部22によって、航空機シンボルと同期したタイミングで描画され、表示部24に表示される。なお、図2と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0030】
図13は、ASR/SSR・サイト1のレーダビデオ信号とASDEのレーダビデオ信号に航空機シンボルA、Dを重畳表示した表示例であり、ASR/SSR・サイト1のレーダビデオ信号とASDEのレーダビデオ信号が同期したスイープによって更新されている例を示した図である。ASR/SSRのアンテナ回転周期(4秒)はASDEのアンテナ回転周期(1秒)の4倍であるために、ASDEの描画更新周期で更新し、4倍の回転周期のASR/SSRは次スキャンの回転まで同じレーダビデオ信号を保持して表示することにより実現する。
【0031】
以上のように実施の形態によれば、回転周期の速いASDEタイミングで描画更新し、ASR/SSRのレーダビデオ信号を保持しておくことにより描画の更新を行うために、描画の見易さを改善することができる。
【0032】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態について説明する。図5はこの発明の実施の形態に係る統合管制表示装置の機能ブロック図、また、図14はその表示の一例を示す図である。図1、図2及び実施の形態1、2では、同一の画面に複数のレーダビデオ信号を表示したが、本実施の形態ではマルチウインドウ表示を行い、各ウインドウにレーダビデオ信号を表示することにより、個別に任意の拡大率で表示することを可能にし、同時に表示可能な情報量を増大させたものである。
【0033】
動作原理を図5および図14により説明する。図5はこの実施の形態のレーダビデオ信号の流れを示したものであり、ビデオメモリ部a19aおよびビデオメモリb19bに書き込まれたレーダビデオ信号は、直接、描画処理CPU部22に入力される。描画処理CPU部22にてマルチウインドウ表示処理を行い、表示部24の各個別ウインドウにビデオメモリのレーダビデオ信号を航空機シンボルと重畳して表示する。なお、図2と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0034】
図14は、マルチウインドウ表示し、ASR/SSRとASDEのレーダビデオ信号が重畳表示された一例を示した図である。
【0035】
以上のように、マルチウインドウ表示することにより、各レーダビデオ信号を任意の拡大率で表示することが可能となり、同時表示可能な情報量が増大する。
【0036】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態について説明する。図6はこの発明の実施の形態に係る統合管制表示装置の機能ブロック図を示す。図1、図2及び実施の形態1乃至3では、専用の描画処理CPU部22を使用して描画処理を行ったが、本実施の形態では、レーダビデオ信号を、一般のパーソナルコンピュータへ入力可能なデータフォーマットに変換することにより、汎用のパーソナルコンピュータをレーダビデオ信号の表示装置として使用するようにしたものである。
【0037】
動作原理を図6について説明する。図1、図2及び実施の形態1乃至3では、専用の描画処理CPU部22を使用して描画を行ったが、メモリ合成部20の次段にデータフォーマット変換部25を設け、ここにおいてメモリ合成部20の出力を一般規格の家庭用デジタルビデオフォーマットのデジタルビデオ信号に変換して出力し、ビデオキャプチャー機能のあるパーソナルコンピュータ26へ入力することにより、一般のパーソナルコンピュータをレーダビデオ信号と航空機シンボルとの重畳および表示の装置として使用することができる。なお、図1と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0038】
以上のようにレーダビデオ信号を一般のパーソナルコンピュータへも入力できるデータフォーマットに変換することにより、パーソナルコンピュータの使用を可能にする。
【0039】
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態について説明する。図7はこの発明の実施の形態に係る統合管制表示装置の機能ブロック図である。上記実施の形態では、データフォーマット変換部25によって変換したレーダビデオデータを直接パーソナルコンピュータに入力したが、本実施の形態では、データフォーマット変換部25の次段にデータ分配部28を接続してLAN29にデータを伝送することにより、複数のパーソナルコンピュータ26にデータを送信できるようにし、上記実施の形態と同様の効果を得るようにしている。
【0040】
動作原理を図7により説明する。上記実施の形態で行ったデータフォーマット変換部25によって変換されたレーダビデオデータは、データ分配部28によってLAN29に伝送され、同LANに接続されたパーソナルコンピュータ26により受信されてレーダビデオ画像の描画が行われる。なお、図6と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0041】
以上のようにレーダビデオ信号をLAN回線に伝送し、パーソナルコンピュータで受信することにより、複数のパーソナルコンピュタでレーダビデオ画像を表示することが可能となる。
【0042】
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態について説明する。図8はこの発明の実施の形態に係る統合管制表示装置の機能ブロック図である。上記実施の形態では、データフォーマット変換部25によって変換したレーダビデオデータをデータ分配部28に接続してLAN29にデータを伝送することにより複数のパーソナルコンピュータ26に同様のデータを送信したが、本実施の形態では、データ圧縮伝送部30でデータ圧縮を行うことにより電話回線31に同様のデータを送信することができ、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0043】
動作原理を図8により説明する。上記実施の形態で行ったLANによる伝送の代りに、データ分配部28の次段にデータ圧縮伝送部30を接続し、レーダビデオデータをデータ圧縮することにより、これを電話回線31に送り、電話回線31に接続されたパーソナルコンピュータ26により受信してレーダビデオ画像の描画を行う。なお、図7と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0044】
以上のように、データ圧縮を行い伝送することにより、LANの代りに一般電話回線にデータ伝送し、複数のパーソナルコンピュータにおいてレーダビデオ画像を表示することができる。
【0045】
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態について説明する。図9はこの発明の実施の形態に係る統合管制表示装置の機能ブロック図である。上記実施の形態では、データフォーマット変換部25によって変換したレーダビデオデータをデータ圧縮伝送部30によって一般電話回線31にデータ送信したが、本実施の形態では、衛星送信部32を接続して衛星回線経由で衛星受信部33に送り、遠隔地に設置した複数のパーソナルコンピュータ26に同様のデータを送信するようにしたもので、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0046】
動作原理を図9により説明する。上記実施の形態で行った一般電話回線31による伝送の代りに、衛星送信部32および衛星受信部33を接続することにより、衛星回線を利用してレーダビデオ画像を伝送し、遠隔地に設置されたパーソナルコンピュータ26により受信してレーダビデオ画像の描画を行う。なお、図8と同一符号は同一のものを示し、説明を省略する。
【0047】
以上のように衛星回線を利用して一般電話回線の代りにデータ伝送し、複数のパーソナルコンピュータにおいてレーダビデオ画像を表示することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、複数サイトの同一諸元のレーダのレーダビデオ信号をデジタル変換し、メモリに格納して合成することにより、複数のレーダビデオ信号および各目標検出装置により検出された航空機位置によるシンボル情報を重畳表示し、表示装置の監視機能を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のベースとなる統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図2】 この発明のベースとなる他の統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態に係る統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態に係る統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態に係る統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態に係る統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態に係る統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態に係る統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態に係る統合管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【図10】 図1に示す統合管制表示装置の動作原理を説明するための表示例を示す図である。
【図11】 図2に示す統合管制表示装置の動作原理を説明するための表示例を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態の動作原理を説明するための表示例を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態の動作原理を説明するための表示例を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態の動作原理を説明するための表示例を示す図である。
【図15】 従来の管制表示装置を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b レーダアンテナ、
2a、2b サーキュレータ、
3a、3b 送信機、
4a、4b 受信機、
16a、16b 目標位置検出部、
17a、17b ビデオ量子化部、
18a、18b 入力バッファ部、
19a、19b ビデオメモリ部、
20 メモリ合成部、 21 目標位置データ入力部、
22 描画処理CPU部、 23 マップ発生部、
24 表示部、 25 データフォーマット変換部、
26 パーソナルコンピュータ、 27 タイミング制御部、
28 データ分配部、 29 LAN、
30 データ圧縮伝送部、 31 一般電話回線、
32 衛星送信部、 33 衛星受信部。

Claims (5)

  1. 目標位置検出部を有するレーダ受信機から出力されるレーダビデオ信号をデジタル変換するビデオ量子化部と、量子化されたレーダビデオ信号をメモリへ格納する前処理を行う入力バッファ部と、量子化されたビデオデータを格納するビデオメモリ部とからなる信号処理系統を少なくとも二つ設け、これら二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力データをメモリ合成部で合成すると共に、上記レーダの目標位置検出部で得られた航空機シンボルと、マップ発生部で得られた空港周辺ターミナルエリアのマップと、上記ビデオメモリ部の出力データとを描画処理CPU部で重畳し、これを表示部で出力画像として表示するようにした統合管制表示装置であって、上記二つの信号処理系統は、同一諸元のレーダを用いて、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものか、異なる諸元のレーダを用いて、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するもので、かつ、上記二つの信号処理系統が同一諸元のレーダを用い、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記同一諸元のレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成し、上記二つの信号処理系統が異なる諸元のレーダを用い、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記異なる諸元のレーダのうち回転周期の速いレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成するタイミング制御部を設け、このタイミング制御部によって生成された更新タイミングにより上記各ビデオメモリ部を制御して上記二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力を同期させ、上記メモリ合成部の内容を更新するようにしたことを特徴とする統合管制表示装置。
  2. 目標位置検出部を有するレーダ受信機から出力されるレーダビデオ信号をデジタル変換するビデオ量子化部と、量子化されたレーダビデオ信号をメモリへ格納する前処理を行う入力バッファ部と、量子化されたビデオデータを格納するビデオメモリ部とからなる信号処理系統を少なくとも二つ設け、これら二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力データをメモリ合成部で合成した後、データフォーマット部で一般規格のデジタルビデオフォーマットに変換し、上記レーダの目標位置検出部で得られた航空機シンボルと、マップ発生部で得られた空港周辺ターミナルエリアのマップと、上記データフォーマット後の出力データとを汎用のパーソナルコンピュータで重畳し表示するようにした統合管制表示装置であって、上記二つの信号処理系統は、同一諸元のレーダを用いて、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものか、異なる諸元のレーダを用いて、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するもので、かつ、上記二つの信号処理系統が同一諸元のレーダを用い、二つの異なるサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記同一諸元のレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成し、上記二つの信号処理系統が異なる諸元のレーダを用い、同一のサイトをカバーするレーダ受信機の出力を処理するものである場合には、上記異なる諸元のレーダのうち回転周期の速いレーダの描画更新タイミングに相当する更新タイミングを生成するタイミング制御部を設け、このタイミング制御部によって生成された更新タイミングにより上記各ビデオメモリ部を制御して上記二つの信号処理系統の各ビデオメモリ部の出力を同期させ、上記メモリ合成部の内容を更新するようにしたことを特徴とする統合管制表示装置。
  3. データフォーマット変換部の出力をデータ分配部とLAN回線を介してパーソナルコンピュータに供給するようにしたことを特徴する請求項2記載の統合管制表示装置。
  4. データフォーマット変換部の出力をデータ分配部とデータ圧縮伝送部と電話回線を介してパーソナルコンピュータに供給するようにしたことを特徴とする請求項2記載の統合管制表示装置。
  5. データフォーマット変換部の出力をデータ分配部とデータ圧縮伝送部と衛星回線を介してパーソナルコンピュータに供給するようにしたことを特徴とする請求項2記載の統合管制表示装置。
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