JP3777086B2 - 動力アシスト自転車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペダル踏力に補助動力を付加する動力アシスト自転車及び通常の自転車に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、ペダルから加えられた踏み込みトルクを検出し、検出された踏み込みトルクに基づいて電動の補助トルクを回転機構に印加し、搭乗者の人力を補助する電動アシスト自転車が提案・実施されている。
【0003】
このような電動アシスト自転車では、トルク検出機構及び電動モータなどを車体フレームに付加し、例えばカバーなどでこれらを覆うことにより保護している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電動アシスト自転車では、車体フレームにトルク検出機構及び電動モータなどを新たに付加するため、重量が増加し、外観のスマートさが欠落するという問題がある。これを解決するため、車体フレームの軽量化を図ろうとすれば、強度が不足することになる。
【0005】
本発明は、上記事実に鑑みなされたもので、軽量化、強度の確保、及び、外観の向上を両立した動力アシスト自転車、並びに、通常の自転車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、ドライブ軸に作用するペダル踏力に応じて補助動力を付加する動力アシスト自転車であって、ハンドル軸フレームから後方に延びる第1のフレームと、第1のフレームの下側に整列してハンドル軸フレームから後方に延びる第2のフレームと、サドルを支持するためのサドルフレームの延長部分より後方に配置され、第1のフレーム及び第2のフレームの間を連結する第3のフレームと、第1、第2及び第3のフレームにより画定された閉領域を覆うカバーハウジングと、を含んで構成したものである。
【0007】
本発明によれば、車体のフレーム構造がねじれやすい前部の閉領域を、カバーハウジングで取り囲んだので、フレーム構造のねじれ変形を防止することができる。換言すれば、フレーム構造の強度を維持した状態で、可能な限り、フレームを軽量化し、かくして電動アシスト自転車全体を軽量化することができる。即ち、本発明のカバーハウジングは、従来技術の電動モータや検出機構等を覆う単なるカバーとは異なり、車体フレームの強度を向上させる働きを持っている。
【0008】
好ましくは、サドルを支持するためのサドルフレーム(シートチューブ)の延長部分が、閉領域と交差するのがよい。例えば、その延長部分が閉領域内部の任意箇所に連結される。このように搭乗者の重量のかかるサドルフレームを閉領域に交差することにより、閉領域にねじれ応力を集中させ、以ってカバーハウジングでこれを万全に防止することで、車体フレーム全体のねじれ変形を的確に防止することができる。
【0009】
また、好ましくは、補助動力を提供する駆動ユニット及び又は駆動ユニットの電源が、カバーハウジング内部に収容されるのがよい。かくして、カバーハウジングは、車体の強度確保と共に、駆動ユニットやバッテリーの保護、及び、これらが隠されたことによる外観の向上をもたらすことができる。
【0010】
この駆動ユニットも車体フレームの強度向上に役立てることができる。好ましくは、駆動ユニットの側面がカバーハウジングから突出して、該カバーハウジングを支持する。これにより、カバーハウジングのねじれによる撓みを防止して、車体フレームの強度を更に改善することができる。この駆動ユニットは、第3のフレームに取り付けられるのが、合力機構を実現する上で好ましい。また、搭乗者の重量といった負荷にフレームが耐えられるように、サドルを支持するためのサドルフレームの下端部が、駆動ユニットに連結されるようにするのが好ましい。
【0011】
第1のフレームは後輪ハブ付近まで延長されるようにしてもよい。これにより、車体フレームの構造を簡素化することができる。
第2のフレームの後端部は、ドライブ軸の支持部に連結されているのが好ましい。また、第3のフレームの下端部がドライブ軸の支持部に連結され、その上端部が第1のフレームに連結されるようにしてもよい。
【0012】
カバーハウジングは、上記目的以外でも用いることができる。例えば、カバーハウジングがペダル踏力を後輪に伝達するための主スプロケットを少なくとも部分的に覆うようにすることで、主スプロケットの保護にも用いることができる。カバーハウジングの上部に収容ポケットを設け、電動アシスト自転車の利便性を高めることができる。
【0013】
好ましくは、カバーハウジングは、軽量で高強度のプラスティック材料で作るのがよい。外観の向上又は趣味のため、このプラスティック材料として、無色若しくは色付きの透明材料、又は、色及び図柄模様のうち少なくともいずれかを備えた不透明材料を用いることができる。カバーハウジングは、例えば、閉領域の左右両側から補強プレートを各々取り付けることによって構成される。
【0014】
本発明の合力機構を実現するため、好ましくは、本発明は、チェーンが帳設された主スプロケットと、駆動ユニットのトルク出力軸に連結された駆動スプロケットと、を更に含み、駆動スプロケットは、主スプロケットがチェーンに嵌合するところのチェーン部分に、該主スプロケットと一緒にチェーン内側から嵌合するように配置される。
【0015】
ここで、「チェーン内側から嵌合」とは、チェーンにより囲まれている内側領域から外側に向かって嵌合することをいう。
本発明では、踏み込みトルクに基づき駆動ユニットを制御し補助トルクを出力させるとき、駆動ユニットのトルク出力軸に連結された駆動スプロケットが回転する。このとき、主スプロケット及び駆動スプロケットがチェーンに嵌合しているため、主スプロケットがペダル踏力をチェーンに提供すると共に駆動スプロケットがその回転力をチェーンに提供する。これによって、踏み込みトルクと補助トルクとの合力が達成される。この態様によれば、駆動スプロケットを主スプロケットと一緒にチェーンに嵌合させるという簡単な機構により合力を実現したので、その機構をより軽量かつコンパクトにすることができる。その上、主スプロケットがチェーンに嵌合するところのチェーン部分に駆動スプロケットがチェーン内側から嵌合するので、駆動スプロケットが主スプロケットに重なり合って見え、かくして従来のチェーン直接駆動方式と比べて、自転車の外観を損なうおそれがなくなる。最も好ましくは、駆動スプロケットが、主スプロケットの軸方向内側に配置されているのがよい。これによって、自転車外部から見ると、駆動スプロケットが主スプロケットに隠される。また、機構上の観点からも好ましい。
【0016】
本発明にきわめて好適なトルク検出機構を実現するため、本発明の一態様は、ドライブ軸の実質的に一方向の回転のみを主スプロケットに伝達するようにドライブ軸と主スプロケットとを連結する一方向クラッチ手段と、一方向クラッチ手段のペダル踏力に応じた変形によって変化する物理量を検出する検出手段と、少なくとも検出手段により検出された物理量に基づいて補助動力を制御する制御手段と、を更に含んで構成される。
【0017】
本発明では、ペダル踏力が付与されてドライブ軸が一方向(自転車の前進方向に対応する)に回転するとき、この踏み込みトルクが一方向クラッチ手段を介してスプロケットに伝達される。このスプロケットには、例えばチェーンからの引張力が負荷として作用し、この負荷と踏み込みトルクとの拮抗による応力のため、一方向クラッチ手段は歪むか及び/又は変形方向に沿ってその構成要素が変位するように変形する。この変形は、ペダル踏力に応じて定まる。即ち、ペダル踏力が大きくなるほど変形の度合いが増加し、逆に小さくなると、変形の度合いは減少する。このように変形をもたらす上記拮抗応力とこれに対抗する力とがバランスする。この拮抗応力に対抗する力として、一方向クラッチ手段には、その変形を元に戻すように弾性力が作用されるのが好ましい。例えば、一方向クラッチ手段の変形に対抗して弾性力を及ぼすための弾性体を配置する。なお、一方向クラッチ手段の構成要素にこの弾性力の少なくとも一部分を担わせてもよい。
【0018】
一方向クラッチ手段の変形には、一方向クラッチ手段の全体又は一部の構成要素が弾性的に変形する場合のみならず、一方向クラッチ手段の剛体である構成要素の間の相対位置(回転を含む)の変化が含まれる。このようなペダル踏力に応じた変形を最も効率的に生じさせるため、一方向クラッチ手段は、ドライブ軸の軸方向に沿ってペダル踏力に応じた長さに伸縮するように変形するのが好ましい。
【0019】
検出手段は、このような一方向クラッチ手段のペダル踏力に応じた変形により変化する物理量を検出する。この物理量には、一方向クラッチ手段の構成要素のみならず一方向クラッチ手段に連係する他の部材に関する物理量が含まれる。例えば、一方向クラッチ手段を構成する少なくとも1つの部品の車体フレームに対する位置若しくは応力歪み、一方向クラッチ手段を構成する少なくとも2つの部品の間の相対的な位置関係(クリアランス、部品間の角度等)、一方向クラッチ手段の変形方向に対抗する圧力の変化及び一方向クラッチ手段の変形方向に対抗して配置された部材(例えば弾性体)の応力歪みなどが挙げられる。この物理量の変化は、ペダル踏力に応じて定まるため、制御手段は、検出された物理量に基づいてペダル踏力を推定可能となり、かくして補助動力を制御することができる。
【0020】
このように本態様によれば、自転車に必要不可欠である一方向クラッチ手段のペダル踏力に応じた変形によって変化する物理量に基づいて補助動力を制御するので、従来技術のように通常の自転車では用いられていないトルク検出用の大型コイルスプリングや円盤等の別体部品を追加する必要を無くし、本発明の上記課題をより高いレベルで実現することができる。
【0021】
本態様では、一方向クラッチ手段の変形に対抗して好ましく配置される弾性体は、拮抗応力を直接受けず、一方向クラッチ手段を介してその変形方向の力を受けるので大型の弾性体ではある必要はない。その上、一方向クラッチ手段の変形量を少なくすることが可能なので、高さが横幅より小さい略平坦な弾性体を、一方向クラッチ手段の変形方向にその高さ方向を揃えて配置することができる。これによって、大幅な省スペースを図ることができる。このような略平坦な弾性体として、例えば皿バネなどがある。
【0022】
このような一方向クラッチ手段の具体的な態様として、後述するラチェットギヤがあり、このラチェットギヤにトルク検出機構を用いるものである。
以上の構成は、電源や駆動ユニットなどを持たない通常の自転車にも適用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態に係る動力アシスト自転車について図面を参照して説明する。なお、以下で述べる動力アシスト自転車は、一例として電動モータにより補助トルクを与える電動アシスト自転車として説明する。
(第1の実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態に係る電動アシスト自転車1の概略フレーム構造が示されている。各フレームは、可能な限り薄肉にして軽量化(例えば、自転車全体で20kg以下)を図り、例えば、金属若しくは強化プラスティック製のパイプ若しくは補強した紙管、或いは、金属若しくは強化プラスティック製のプレートなどから構成される。
【0024】
この電動アシスト自転車1のフレーム構造は、前部上フレーム3a、及び、このフレームより下方に略垂直方向に整列して配置された前部下フレーム3bを含んでいる。
【0025】
前部上フレーム3aの前端部は、ハンドル軸フレーム16に連結され、その後端部は、後部フレーム3eに連結されている。後部フレーム3eは、後輪のハブ付近まで延びている。前部上フレーム3aと、後部フレーム3eとは、連続したフレームとして作ることもできる。更に、前部上フレーム3aには、サドルフレーム(シートチューブ)3dが交差するように連結されており、このサドルフレーム3dの頂上部には、サドル18が取り付けられ、その下端部は、後述する駆動ユニット13により支持されている。なお、このサドルフレーム3dは、搭乗者の背丈に合わせて高さを調節可能にするのが好ましい。
【0026】
前部下フレーム3bの前端部は、ハンドル軸フレーム16に連結され、その後端部は、ペダル軸受け17に連結されている。このペダル軸受け17には、ドライブ軸4が回転自在に軸支され、該ドライブ軸の左右両端部には、クランク棒(図示せず)を介してペダル(図示せず)が各々取り付けられている。更に、このペダル軸受け17から中間支持フレーム3cが延びて後部フレーム3eに連結されている。この中間支持フレーム3cとサドルフレーム3dとを、連続したフレームとして作ってもよい。
【0027】
図示のフレーム構造の第1の特徴は、前部上フレーム3a、前部下フレーム3b及び中間支持フレーム3cが、これらにより囲まれた閉領域15を画定するということである。この閉領域15内部に電動アシスト自転車に必要な部材を任意好適に配置することができる。例えば、中間支持フレーム3cには、駆動ユニット13が取り付けられている。この駆動ユニット13は、検出した踏み込みトルクに基づいて電動補助トルクを提供するが、この詳細については、第2の実施形態で説明する。また、前部上フレーム3aには、駆動ユニット13に電源供給するためのバッテリー20が取り付けられている。なお、これらの部材の配置は、任意に変更可能である。
【0028】
図示のフレーム構造の第2の特徴は、閉領域15の長さ方向の範囲がハンドル軸フレーム16から、サドルフレーム3dの位置又は該サドルフレームより後方位置にまで亘っているということである。この範囲は、搭乗者の重量及び又は慣性と、ハンドルに加える力とによって車体フレームにねじれ応力が比較的作用しやすいところである。特に、本実施形態では、各フレームを薄肉にして軽量化を図っているため、このままではフレーム構造がねじれやすい。
【0029】
この問題を解決するため、閉領域15の左右両側には、図2に示すように、該閉領域の側面形状に合わせた形状を持つ補強プレート7R、7Lが取り付けられる。これらの補強プレート7R、7Lの材料として、例えば、アルミニウム、ジュラルミン等の軽量金属を用いることができる。更に好ましくは、高強度で軽量の合成樹脂、即ち、プラスティック材料などを用いるのがよい。例えば、強化プラスティクとして、エンジニアリングプラスティック(ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、変性ポリフェニレンエーテル、及び超高分子量ポリエチレン等)、更に強度を高めたスーパーエンジニアリングプラスティック、繊維強化プラスティック(FRP、GFRP、CFRP)、並びに、カーボンファイバー等を用いることができる。
【0030】
補強プレート7R、7Lには、閉領域15の上面後半部分を覆うための折り曲げ部25R、25Lと、背面を覆うための折り曲げ部26R、26Lと、底面を覆うための折り曲げ部27R、27Lと、が設けられている。また、補強プレート7R、7Lには、駆動ユニット13の左右両側の凸側面21R(図1)、21L(図2)が通過して突出可能な円状開口部22R、22Lが形成されている。更に、補強プレート7R、7Lには、ハンドル軸フレーム16及びサドルフレーム3dが各々貫通可能な孔28R、28L及び孔29R、29Lが加工形成されている。
【0031】
図2に示すように、前部上フレーム3a及びこれの延長部分である後部フレーム3eは、2つのプレート6R、6Lから構成され、補強プレートを容易に取り付けることができる。補強プレートの取り付けは、例えば溶接、接着剤、或いは図示しないボルト及びナット等を用いて行うことができる。
【0032】
プレート6R、6Lは、側面方向からの力に対する曲げ強度を向上するため、平坦な状態からややねじった状態にしておくのが好ましい。また、前部上フレーム3aをプレートではなく通常のパイプから構成してもよい。逆に、他のフレームを、適宜、パイプの代わりにプレートから構成することもできる。
【0033】
図3に補強プレート7R、7Lを装着した電動アシスト自転車1の斜視図を示す。各フレームに装着された補強プレートは、閉領域15を取り囲むカバーハウジング8を画成する。ここで、ドライブ軸4には、一方向の回転のみをスプロケットに伝達する一方向クラッチ手段として、後述するラチェットギヤを介して、被駆動側としての主スプロケット2が同軸に取り付けられる。図の例では、主スプロケット2は、カバーハウジング8即ち閉領域15の外部にある。
【0034】
以上のように、第1の実施形態では、フレーム構造がねじれやすい前部の閉領域15を、軽量で高強度を持つ材料でできたカバーハウジング8で取り囲んだので、フレーム構造のねじれ変形を防止することができる。換言すれば、フレーム構造の強度を維持した状態で、可能な限り、フレームを軽量化し、かくして電動アシスト自転車全体を軽量化することができる。駆動ユニット13を高強度のハウジングで構成すれば、駆動ユニット自体を補強用のフレーム支柱として利用することも可能である。更に、駆動ユニット13の左右両側の凸側面21R(図1)、21L(図2)が補強プレート7R、7Lの円状開口部22R、22Lを通過して突出しているので、補強プレート全体の撓みを防止してカバーハウジング8による補強強度を更に向上させることができる。補強プレートを駆動ユニット13に連結してもよい。
【0035】
また、カバーハウジング8は、電動アシスト自転車にとって必要な駆動ユニット13やバッテリー20を収容するので、これらを保護できると共に、自転車の外観を向上することができる。このうち駆動ユニット13の左右両側の凸側面21R(図1)、21L(図2)は、外部から見えるため、これらの凸側面の形状に趣向を凝らすことでデザイン上の重要なアクセントとすることができる。更に、補強プレート7R、7Lを搭乗者の趣向に合った色に着色したり、透明にしたり、或いは、無色若しくは色付きの図柄模様を施したりすることによって、電動アシスト自転車全体のデザインをよりいっそう向上させることができる。
【0036】
このように本発明の実施形態は、一つのカバーハウジング8を設けるだけで、軽量化、強度の確保及び外観の向上を同時に達成することができる。
補強プレート7R、7Lは、任意好適に変更可能であり、他の変形例を図4(a)、(b)に示す。
【0037】
図4(a)では、カバーハウジング8aが主スプロケット2を部分的に覆っている。これにより、カバーハウジング8aを主スプロケット2のカバーとしても兼用することができる。
【0038】
図4(b)では、カバーハウジング8bの上部に物入れ用のポケット9を設け、電動アシスト自転車の利便性を高めている。
(第2実施形態)
第2の実施形態は、電動アシスト自転車1における補助トルク及び踏み込みトルクの合力機構に関する。この合力機構は、第1の実施形態に係る電動アシスト自転車1に適用される。なお、第1の実施形態と同様の構成要件には、同一の符号を附して詳細な説明を省略する。
【0039】
図5には、軸方向裏側から見た主スプロケット2付近の拡大正面図が示されている。
主スプロケット2と、後輪動力機構10(図1)の内部に設けられた図示しないフリーホイールとの間には、無端回動のチェーン12が張設されている。周知のように、前進方向のペダル踏力はドライブ軸4を回転させ、この回転力が踏み込みトルクとして主スプロケット2を回転させ、該踏み込みトルクはチェーン12を介して後輪動力機構10に伝達され、その結果、後輪を回転させて自転車1を前方に走らせる。
【0040】
主スプロケット2がチェーン12に嵌合するところのチェーン部分には駆動スプロケット11が主スプロケット2と一緒にチェーン内側(チェーンで囲まれた領域側)から嵌合するように配置されている。図から理解できるように、駆動スプロケット11は、ドライブ軸4と接触しないように、その直径が主スプロケット2の直径の2分の1より小さく形成されている。例えば、主スプロケット2の外径134mm程度の場合、一例として駆動スプロケット11の外径を38mm程度に形成する。
【0041】
駆動スプロケット11は、自転車外部から見ると、主スプロケット2の軸方向内側にその全体が隠されていて、僅かに主スプロケット2の孔から部分的に見えるだけである。よって、自転車の外観を損なうおそれがない。
【0042】
この駆動スプロケット11及び主スプロケット2のチェーン12への嵌合状態を示すため、図5のラインX−X’に沿って取られた、この嵌合状態の部分断側面図の一部分を図6に示す。同図に示すように、チェーンのリンク(ローラリンク又はピンリンク)12aの一つの開口部12bには、主スプロケット2の1つの歯2a及び駆動スプロケット11の一つの歯11aが一緒に嵌合される。常にこの嵌合状態を維持するため、駆動スプロケット11の隣接する歯11aの間隔(ピッチ)と、主スプロケット2の歯2aのピッチとは、ほぼ同一に形成されている。好ましくは、リンク開口部12bのほぼ中央を通過する仮想ライン12cに対して、歯2a及び歯11aが略対称となるように、主スプロケット2及び駆動スプロケット11が形成されるのがよい。
【0043】
主スプロケット2の中央軸部が歯を備えた外周部に対し軸方向外側に突出する(図の例では2段付けられる)ように形成されているため、駆動スプロケット11は、主スプロケットの裏面に当たることなく、主スプロケット2と共にチェーン12に適切に嵌合できることがわかる。一例として、主スプロケット2の中央軸部はその外周部に対して約9.4mm程度、軸方向外側に突出するように段付けられている。
【0044】
図6には、上記嵌合状態の他、駆動スプロケット11が、ドライブ軸4に平行に延びるドライブ軸35aを介して駆動ユニット13に作動的に連結された状態が示されている。この駆動ユニット13は、バッテリー20によって電源供給される電動モータ37と、このモータによる回転を減速し、駆動スプロケット11のドライブ軸35aに伝達する減速機構35と、後述する歪応力検出信号に基づいてペダルに加えられた踏み込みトルクを演算し、この演算結果からモータ37の回転速度を制御するコントロールユニット(コントローラ)14と、をハウジング内に含む。減速機構35における補助トルクの伝達経路の途中には、一方向にだけ動力を伝達する、いわゆる一方向クラッチ(図示せず)が設けられている。この一方向クラッチは、電動モータ37からの補助トルクを駆動スプロケット11に伝達するが、その逆方向、即ち駆動スプロケットから減速機構35へはトルクを伝達しないように構成・接続される。これによって、非駆動時の電動モータ37の負荷がチェーン12に伝達することなく常に軽快な運転が可能となる。
【0045】
この駆動ユニット13によって補助トルクが駆動スプロケット11に提供されたとき、その歯11aが主スプロケット2の歯2aと一緒にチェーン12のリンク開口部12bに順次嵌合していき、これによって補助トルク及び踏み込みトルクの合力が達成される。
【0046】
以上のように第2の実施形態では、主スプロケット2と一緒にチェーン12に嵌合する駆動スプロケット11によって合力機構を形成したので、簡素な駆動機構を別体の単一駆動ユニット13として自転車に簡単に取り付けることができる。これにより、第1の実施形態の効果の上に、電動アシスト自転車1の軽量化及び低コスト化を達成することができる。好ましくは、チェーン12のリンク開口部12bの幅(図6)を通常の自転車と同様のサイズに形成し、その代わりに強度を維持したまま主スプロケット2の板厚を小さくする(例えば1.6mm程度)のがよい。このとき、駆動スプロケット11の歯部の厚さも主スプロケット2の板厚と同程度に形成されるのが好ましい。これによって、主スプロケット2及び駆動スプロケット11、かくして電動アシスト自転車1を更に軽量化できる。
(第3の実施形態)
第3実施形態では、電動アシスト自転車1のトルク検出機構を図7ないし図9を用いて説明する。このトルク検出機構は、第1及び第2の実施形態に係る電動アシスト自転車1に適用される。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成要件には、同一の符号を附して詳細な説明を省略する。
【0047】
図7には、第3の実施形態に係るトルク検出機構を備えたラチェットギヤが示されている。このラチェットギヤを介して主スプロケット2がドライブ軸4に軸支されており、これによってドライブ軸4から受けた前進方向の踏み込みトルクのみが主スプロケット2に伝達される。
【0048】
図8に示すように、ラチェットギヤは、駒部100及び歯部112を備える。駒部100では、3つのラチェット駒102が周方向に沿って等角度毎にその第2の係合面110に配置されている。このラチェット駒102は剛体でできており、第2の係合面110に近く且つ該係合面の略径方向に沿った軸の回りに回動可能とされている。ラチェット駒102は、ラチェット駒102に力が作用していないとき、その長さ方向が第2の係合面110に対して所定の角度をなす(図9の平衡方向160)ように駒立ち上げスプリング104によって付勢されている。図9に示すように、ラチェット駒102が平衡方向160から上昇方向a又は下降方向bに偏倚するとき、駒立ち上げスプリング104は、その偏倚を平衡方向160に戻すようにラチェット駒102に僅かな弾性力を及ぼす。
【0049】
また、駒部100の中央部には、ドライブ軸4を受け入れるための駒部ボア106が形成され、この駒部ボア106は、駒部100の裏面101から突出した円筒部103も貫通している。裏面101には、円筒部103の外周囲に円状溝155(図7)が形成され、該円状溝155の中には、多数の鋼球152が回転自在に嵌め込まれている。これによって、裏面101には、軸方向の荷重受け兼滑り軸受け用のベアリングが形成される。
【0050】
皿バネ124が、その中心孔127に円筒部103を通して駒部100の裏面101に当接される。このとき、皿バネ124は、駒部100からの圧力に弾力で対抗する方向に鋼球152即ち荷重受けベアリングを介して裏面101に滑動可能に接する。皿バネ124の表面には、180度の位置関係で対向する2個所に、歪みゲージ126が設置される。これらの歪みゲージ126は、リード線128を介してコントロールユニット14に電気的に接続される。更に好ましくは、3個以上の歪みゲージを皿バネ124に設置してもよい。このとき、複数の歪みゲージを、皿バネ124の表面上で夫々が回転対称の位置となるように設置するのが好ましい。
【0051】
皿バネ124は、椀状の支持器130の内底部132に収められる。支持器130には、ドライブ軸4を受け入れるため中央部を貫通する支持ボア133及び後面から突出する支持円筒部134が形成される。この支持円筒部134の内壁には、軸方向及び径方向の両荷重対応のベアリング138が係合される(図7参照)。ベアリング138は、ドライブ軸4に形成されたストッパー斜面144によって係止される。
【0052】
駒部ボア106の内壁には、軸方向5に延びる第1の回転防止用溝108が4個所に形成されている。駒部ボア106の内壁と摺接するドライブ軸4の外壁部分にも、第1の回転防止用溝108と対面するように軸方向5に延びる第2の回転防止用溝140が4個所に形成されている。図10(a)に示すように、第1の回転防止用溝108及びこれに対面する第2の回転防止用溝140は、軸方向に沿って延びる円柱溝を形成し、各々の円柱溝の中には、これを埋めるように多数の鋼球150が収容される。これによって、駒部100は、軸方向5に沿って摩擦抵抗最小で移動できると共に、ドライブ軸4に対する相対回転が防止される。これは、一種のボールスプラインであるが、他の形式のボールスプライン、例えば無端回動のボールスプラインなどを、このような摺動可能な回転防止手段として適用することができる。
【0053】
また、ボールスプライン以外の手段を用いることも可能である。例えば、図10(b)に示すように、軸方向に延びる突起部140aをドライブ軸4に設け、該突起部140aを収容する第3の回転防止用溝108aを駒部100に形成する、いわゆるキースプライン形式も回転防止手段として適用可能である。なお、図10(b)において、突起部140aを駒部100側に、第3の回転防止用溝108aをドライブ軸4側に設けてもよい。更に、図10(c)に示すように、軸方向に延びる第4の回転防止用溝108b及びこれに対面する第5の回転防止用溝140bを駒部100及びドライブ軸4に夫々設け、これらの溝が形成する直方体状の溝の中にキープレートを収容する、いわゆるキー溝形式も回転防止手段として適用可能である。
【0054】
歯部112の第1の係合面121には、ラチェット駒102と係合するための複数のラチェット歯114が形成されている。ラチェット歯114は、歯部の周方向に沿って互い違いに周期的に形成された、第1の係合面121に対してより急な斜面118と、より緩やかな斜面116と、から構成される。
【0055】
歯部112は、その第1の係合面121を駒部100の第2の係合面110に対面させるようにドライブ軸4に軸支され、ラチェット駒102とラチェット歯112とが係合される(図9)。このとき、ドライブ軸4はカラー111を介して歯部112の中央部に形成された歯部ボア120を通過し、ワッシャー122を介して端部142から固定される(図7)。更に、歯部112は、主スプロケット2並びにドライブ軸4に対して回転自在の支持器130と連結される。かくして、車体前進方向のドライブ軸4の回転のみを主スプロケット2に伝達するようにドライブ軸4と主スプロケット2とを連結するラチェットギヤが完成する。
【0056】
好ましくは、オフセット用バネ136が、ドライブ軸4のストッパー斜面144と、駒部100の裏面101との間に介在されるのがよい。このオフセット用バネ136は、ペダル踏力が所定値以下の場合(例えば事実上ゼロに近い場合)、裏面101に収容された鋼球152と皿バネ124との間にクリアランスを生じさせるように駒部100を軸方向に偏倚させる。
【0057】
次に、第3実施形態の作用を説明する。
搭乗者が図示しないペダルにペダル踏力を与え、ドライブ軸4を車体前進方向に回転させると、この回転力は、ドライブ軸4に対し回転不可能に軸支された駒部100に伝達される。このとき、図9に示すように、ラチェット駒102は、駒部100からペダル踏力に対応する力Fdを与えられので、その先端部は歯部112のラチェット歯のより急な斜面118に当接し、この力をラチェット歯に伝達しようとする。ラチェット歯部112は、主スプロケット2に連結されているので、ラチェット駒102の先端部は、駆動のための負荷による力Fpをより急な斜面118から受ける。その両端部から互いに反対向きの力Fp及びFdを与えられたラチェット駒102は、a方向に回転して立ち上がる。駒部100は、ラチェット駒102の立ち上がりによって軸方向内側に移動し、駒部100と支持器130との間に介在する皿バネ124を押し込む。皿バネ124は、これに対抗して弾性力Frを駒部100に作用する。この力Frと、駒部100を軸方向に移動させるペダル踏力を反映した力とは短時間で釣り合う。かくして、皿バネ124の応力歪み、駒部100と歯部112との間のクリアランス、ラチェット駒102の第2の係合面110に対する角度、駒部100の車体フレームに対する位置及び皿バネ124が押し込まれる圧力などはペダル踏力を反映する物理量となる。従って、これらのうち少なくとも1つを検出することによって踏み込みトルクTを推定することが可能となる。
【0058】
本実施形態では、一例として皿バネ124の応力歪みを検出する。コントロールユニット14は、皿バネ124に設けられた2つの歪みゲージ126からの信号を少なくとも加算演算する(平均演算を含む)。このように複数箇所の応力歪み量を平均化して計測することによって、同じ踏み込みトルクでも出力変化を大きくとれ且つノイズ成分を平滑化することができるので、SN比を改善し、トルク推定精度を更に向上させることができる。この効果は、歪みゲージの個数が増えるほど大きくなる。
【0059】
次に、コントロールユニット14は、少なくとも以上のように演算された踏み込みトルクTに基づいて印加すべきアシスト用の補助トルクTeを演算し、該補助トルクで回転駆動するように電動モータ37を指令する制御信号を演算出力する。なお、自転車に車速センサーを取り付け、踏み込みトルクT及び車速の両方に基づいて補助トルクTeを演算してもよい。
【0060】
例えば、最も簡単な電動アシスト制御の場合、演算された踏み込みトルクTが所定値以上となったとき、電動モータ37をオンにして踏み込みトルクに対し所定の比率を保つような補助トルクを指令するモータ制御信号を出力し、それ以外では電動モータをオフにするモータ制御信号を出力する。この場合、ペダル踏力を反映する物理量(歪みゲージの歪み抵抗値)それ自体を直接用いて、この値が一定値以上となったときのみに電動モータ37をオンにしてもよい。
【0061】
なお、ペダル踏力が所定値以下の場合などでは、オフセット用バネ136は、駒部100の裏面101と皿バネ124との間にクリアランスを生じさせているため、鋼球152が皿バネ124に頻繁に衝突することが少なくなる。これによって、歪みゲージ信号のノイズ成分が軽減して、トルク検出及び電動アシスト制御の安定性を向上させることができる。
【0062】
第3実施形態には以下のような更に優れた効果がある。
▲1▼ ラチェットギヤとトルク検出機構とを一つの機構で実現したので、部品点数の削減化が図られ、小型、軽量化及び低コストをよりいっそう高いレベルで達成できる。
▲2▼、踏み込みトルクを検出する部分に、受け荷重ユニットと荷重検出センサーとを一体化した皿バネを用い、2つの機能を1ユニットで実現したので、上記効果に加えて更に小型、軽量化及び低コストを達成できる。
▲3▼ 上記項目▲1▼及び▲2▼に示したようにトルク検出機構の小型、軽量化及び簡素化をより高いレベルで達成したので、通常の自転車であってもトルク検出機構を取り付ける可能性が更に広がった。
▲4▼ 上記項目▲1▼及び▲2▼で示した理由により、従来機構に比べて荷重の伝達ロスが少なくなり、制御の応答性のよいアシストフィーリングを実現できる。
▲5▼ 上記項目▲1▼及び▲2▼で示した理由により、従来機構(コイルバネ使用)に比べ、ペダルに無駄な動き(センサーが感知するまで)が無くなり、ペダルを踏み込んだときのフィーリングは、従来機構は踏み込み時に弾力感があったのに対し、本実施形態では、通常の自転車のフィーリングと同様になった。
【0063】
以上が本発明の各実施形態であるが、本発明は、上記例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において任意好適に変更可能である。
例えば、上記各実施形態では、補助トルクを提供する手段として電動モータを例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、他の任意の動力手段、例えばガソリンエンジンなどを用いることも可能である。
【0064】
また、第1の実施形態のフレーム構造、特に、カバーハウジング8内のフレームは任意好適に変更、付加可能である。例えば、前部上フレーム3aと前部下フレーム3bとを連結するフレームを新たに設け、フレーム構造の強度を更に高めることもできる。また、閉領域15の形状も図1の例に限定されるものではなく、車体強度が確保できる限りにおいて任意に変更できる。
【0065】
なお、第1の実施形態のフレーム構造を、バッテリー20や駆動ユニット13などを持たない通常の自転車にも適用することができる。これにより、通常の自転車においても、軽量化、強度の確保、及び外観の向上といった本発明の効果を同様に享受することができる。
【0066】
また、第3実施形態において、ラチェットギヤの駒及び歯のいずれか一方をスプロケットに取り付け、他方をドライブ軸に取り付けるかは、任意好適に変更可能である。例えば、駒部100をスプロケット側に取り付け、歯部112をドライブ軸4に摺動可能且つ回転不可能に取り付け、歯部112によって皿バネ124を押し込めるようにしてもよい。また、第3実施形態では、ラチェット駒が3個の例を示したが、2個又は4個以上あってもよいことは勿論である。図10(a)、(b)、(c)に示した回転防止手段の溝の数及び突起部の数も、上記した以外の数であってもよい。更に、ラチェットギヤの変形に対抗して配置される弾性体も任意好適に種類及びその形状を変更可能である。皿バネやコイルバネ以外に例えばゴム弾性体などを用いることもできる。
【0067】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1、第2及び第3のフレームで画定された車体前部の閉領域を、カバーハウジングで取り囲んだので、動力アシスト自転車において、軽量化、強度の確保、及び、外観の向上を両立することができる、という優れた効果が得られる。
【0068】
本発明は、電源や駆動ユニットなどを持たない通常の自転車にも適用するようにしたので、通常の自転車においても、上記効果を同様に享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電動アシスト自転車の概略フレーム構造を示す図である。
【図2】図1のフレーム構造に、補強プレートを取り付けるときの斜視図である。
【図3】カバーハウジングを取り付けた状態の図1の電動アシスト自転車の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る電動アシスト自転車におけるカバーハウジングの変形例を示す図であって、(a)は、スプロケットを部分的に覆うカバーハウジング、(b)は上部に収納ポケットを設けたカバーハウジングを示す。
【図5】本発明の第2実施形態に係る電動アシスト自転車の合力機構を示すための、スプロケット付近の拡大正面図である。
【図6】図5の合力機構の断面図及びこれに連結された駆動ユニットの内部構成図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るトルク検出機構の側断面図である。
【図8】図7に示されたトルク検出機構を構成するラチェットギヤの分解斜視図である。
【図9】トルク検出機構の原理を説明するため、ラチェットギヤの歯及び駒の嵌合状態を示す図である。
【図10】ドライブ軸に対する駒部の相対回転を防止する回転防止手段の例を示す図であり、(a)はボールスプライン、(b)はスプラインキー、(c)はキー溝の概略構成を示す上面図である。
【符号の説明】

Claims (20)

  1. ドライブ軸に作用するペダル踏力に応じて補助動力を付加する動力アシスト自転車であって、
    ハンドル軸フレームから後方に延びる第1のフレームと、
    前記第1のフレームの下側に整列して前記ハンドル軸フレームから後方に延びる第2のフレームと、
    サドルを支持するためのサドルフレームの延長部分より後方に配置され、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームの間を連結する第3のフレームと、
    前記第1、第2及び第3のフレームにより画定された閉領域を覆うカバーハウジングと、
    を含む動力アシスト自転車。
  2. 前記サドルフレームの延長部分が、前記閉領域と交差する、請求項1に記載の動力アシスト自転車。
  3. 前記補助動力を提供する駆動ユニットが、前記カバーハウジング内部に収容されている、請求項1又は2に記載の動力アシスト自転車。
  4. 前記駆動ユニットの電源が前記カバーハウジングの内部に収容されている、請求項3に記載の動力アシスト自転車。
  5. 前記駆動ユニットの側面が前記カバーハウジングから突出して、該カバーハウジングを支持する、請求項3に記載の動力アシスト自転車。
  6. 前記駆動ユニットは、前記第3のフレームに取り付けられている、請求項3に記載の動力アシスト自転車。
  7. サドルを支持するためのサドルフレームの下端部が、前記駆動ユニットに連結される、請求項6に記載の動力アシスト自転車。
  8. 前記第1のフレームが後輪ハブ付近まで延長される、請求項1に記載の動力アシスト自転車。
  9. 前記第2のフレームの後端部が前記ドライブ軸の支持部に連結されている、請求項1に記載の動力アシスト自転車。
  10. 前記第3のフレームの下端部が前記ドライブ軸の支持部に連結され、その上端部が前記第1のフレームに連結されている、請求項9に記載の動力アシスト自転車。
  11. 前記カバーハウジングが、ペダル踏力を後輪に伝達するための主スプロケットを少なくとも部分的に覆う、請求項1に記載の動力アシスト自転車。
  12. 前記カバーハウジングの上部に収容ポケットが設けられている、請求項1に記載の動力アシスト自転車。
  13. 前記カバーハウジングが軽量で高強度のプラスティック材料でできている、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の動力アシスト自転車。
  14. 前記プラスティック材料は、無色若しくは色付きの透明材料、又は、色及び図柄模様のうち少なくともいずれかを備えた不透明材料である、請求項13に記載の動力アシスト自転車。
  15. 前記カバーハウジングは、前記閉領域の左右両側から補強プレートを各々取り付けることによって構成される、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の動力アシスト自転車。
  16. チェーンが帳設された主スプロケットと、
    前記駆動ユニットのトルク出力軸に連結された駆動スプロケットと、を更に含み、
    前記駆動スプロケットは、前記主スプロケットが前記チェーンに嵌合するところのチェーン部分に、該主スプロケットと一緒にチェーン内側から嵌合するように配置されていることを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の動力アシスト自転車。
  17. 前記ドライブ軸の実質的に一方向の回転のみを主スプロケットに伝達するように前記ドライブ軸と前記主スプロケットとを連結する一方向クラッチ手段と、
    前記一方向クラッチ手段の前記ペダル踏力に応じた変形によって変化する物理量を検出する検出手段と、
    少なくとも前記検出手段により検出された物理量に基づいて前記補助動力を制御する制御手段と、
    を更に含む、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の動力アシスト自転車。
  18. 自転車であって、
    ハンドル軸フレームから後方に延びる第1のフレームと、
    前記第1のフレームの下側に整列して前記ハンドル軸フレームから後方に延びる第2のフレームと、
    サドルを支持するためのサドルフレームの延長部分より後方に配置され、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームの間を連結する第3のフレームと、
    前記第1、第2及び第3のフレームにより画定された閉領域を覆うカバーハウジングと、
    を含む自転車。
  19. 前記サドルフレームの延長部分が、前記閉領域と交差する、請求項18に記載の自転車。
  20. 前記カバーハウジングは、前記閉領域の左右両側から補強プレートを各々取り付けることによって構成される、請求項18に記載の自転車。
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