JP3776868B2 - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置およびその駆動方法に関し、とくにアクティブマトリクス型液晶表示装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の基本的な液晶駆動回路は、図51にブロック図として示すように、ビデオ信号などの映像信号64を制御回路63を介してデータドライバー61および走査線駆動回路62へ供給し、液晶表示パネル60を駆動するものである。
【0003】
このような駆動回路による従来の液晶表示装置の表示方法は図48に示すようにフレーム周波数が60Hzであれば60枚の画面を順次切り替えていく方法である。すなわち、第1フレームでは第1表示画面11、第2フレームでは第2表示画面21、第3フレームでは第3表示画面31、第4フレームでは第4表示画面41というように駆動する。
【0004】
また、図49および図50に示すとおり各表示セルの極性反転方式も1画面おきに極性を切り替えていく方式である。例えば、図49に示すように、第1および第3の表示画面11および31の極性パターン111および311は同じであり、そのパターンは第2および第4の表示画面210および410と逆極性となっている。各パターンの左上のセルの極性に注目してみると、+−+−の順であり、これは図50に示すように各フレームごとに共通電位Vcに対して極性が反転する駆動電圧Vdを液晶表示パネルのデータ電極に印加することにより実現されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の液晶表示装置は図48に示すように順次画面を切り替えていく方式を採用しており、1画面はフレーム周波数が60Hzならば1/60秒の間はその画面を保持している。
【0006】
ここに次の画面がくれば人間の目は前の画面との両方の画面を認識することになり残像感を生じてしまうという欠点がある。この残像感はいくら液晶の応答速度を向上させても解消ができない。
【0007】
また液晶の動作上、電圧を印加する方向はその印加される電圧値の逆数に比例するので自然画のようにあらゆる階調が1画面に存在する場合には画像が歪んだ絵になってしまうという欠点がある。
【0008】
さらにノーマリホワイト(NW)型の光学的複屈折補償(OCB)型液晶表示装置を従来の液晶表示装置に使用すると白画面が連続して表示された場合ベンド変形が崩れることによる表示の乱れが生じる欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、データ画面と黒画面を交互に繰り返すとともに、前記データ画面と前記黒画面とを1フレームおきに表示し、かつ通常のフレーム周波数(50Hz〜80Hz)に対し2倍速以上で前記データ画面と前記黒画面とを繰り返す手段を有することで動画表示を向上させることを特徴とする液晶表示装置およびその駆動方法が得られる。
【0010】
前記2倍速以上で画面を繰り返す手段としてフレームメモリを有することや、前記黒画面の表示としてフレーム間の帰線区間内に共通電極電位を振る手段を有することをも特徴とする。
【0011】
さらに、走査線上に補助容量を構成することも特徴とする。
【0012】
上記液晶表示装置の駆動方法において、液晶の極性反転を2n(n=1,2,3・・)フレーム単位で行うことをも特徴とする。
【0013】
上記の液晶表示装置おいて、黒表示の状態の時、光が反射されて再利用されることを特徴とする。この液晶表示装置において、使用される偏光板がλ/4位相差板とコレステリック液晶による反射層によって構成されることを特徴とする。
【0014】
また、この液晶表示装置において、視野角拡大のための位相差補償板または輝度向上フィルムを組み合わせることを特徴とする。
【0015】
さらにまた、これらの液晶表示装置おいて、組み合わされる液晶表示モードがノーマリーホワイトモードであることを特徴とする液晶表示装置が得られ、さらに、この液晶表示装置において、前記ノーマリーホワイトモードの液晶セルがツイストネマッチック液晶セル、横電界方式液晶セル、垂直配向方式液晶セル、光学的複屈折補償式液晶セル、または電気的複屈折補償式液晶セルのいずれかであることをも特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
(実施の形態例1)
本発明は図1に示すように表示画面を1フレーム毎にデータ画面、黒画面を繰り返すことを特徴とする。例えば、第1フレームではデータ画面11、第2フレームでは黒画面22、第3フレームではデータ画面31、第4フレームでは黒画面42というように駆動する。
【0018】
さらにその駆動方法において図2〜図4に示されるように液晶に印加される駆動電圧Vdの極性を2フレーム毎、すなわち2画面毎(データ画面および黒画面)に反転を行い、さらに、駆動回路モジュール側にフレームメモリを設けることによって通常のフレーム周波数(50Hz〜80Hz)の2倍以上の速度で表示を行うこともできる。
【0019】
図6に本発明の駆動回路のブロック図を示す。従来の基本駆動回路(図51)との違いは、制御回路63に映像信号64を取り込み、その出力を制御してデータドライバー61にスイッチィング手段67を介して供給している点である。データドライバー61の詳細を図7に示すが、このドライバーは従来より使用されてきたドライバーである。
【0020】
図6に示すように本発明の駆動モジュールはフレームメモリ65に1画面分の情報を保存して、それを約2倍のスピードで読み出して液晶パネル60に書き込みデータ画面を表示する。次に制御回路63によってデータを全て黒画面データとして液晶パネルに書き込み黒画面を表示させる。この動作を繰り返すことでデータ画面と黒画面とを交互に繰り返すことが可能となる。
【0021】
ただし、これを従来のフレーム周波数60Hzで行うとそれぞれ30枚のデータ画面と黒画面とが繰り返されるのでフリッカーが発生する可能性がある。このためモジュールにフレームメモリ65を設けて2倍程度のフレーム周波数とすることでフリッカを抑制することができる。
【0022】
また本発明の表示方式に通常の液晶パネルの極性反転であるフレーム極性反転を用いると、データ画面が+極性の場合は黒画面が全て−極性となり常に−の極性に直流成分が液晶に印加されることになる(データ画面が−の場合は+極性の直流成分が発生する)。
【0023】
そこで図2に示すようにデータ画面と黒画面を一組としてこの一組毎に極性を反転させることで直流成分をキャンセルすることが可能になる。
【0024】
図2(a)では、第1フレームのデータ画面11および第2フレームの黒画面22の極性パターン111および221は同じであり、第3フレームのデータ画面31および第4フレームの黒画面42の極性パターン310および420は第1および第2フレームとは逆極性となっている場合である。図2(b)では、第1フレームのデータ画面11および第4フレームの黒画面42の極性パターン111および421は同じであり、第2フレームの黒画面22および第3フレームのデータ画面31の極性パターン220および310は第1および第4フレームとは逆極性となっている場合である。
【0025】
ここで図2(a)および(b)の左上の太い線で囲んだパターンの極性に注目した場合の駆動電圧変化を図3および図4にそれぞれ対応して示す。データ画面が共通電位Vcに対して+の場合に次の黒画面を+にして、次のデータ画面および黒画面の極性を−にすることで4画面で直流成分をキャンセルすることが出来る。
【0026】
この極性は図3および図4に示すように4画面中のデータ画面ずつおよび黒画面ずつのセットが+,−の極性両方をもっていれば良い。この場合極性反転は2画面毎に行われることになる。ただし極性反転は2n(n=1,2,3・・)フレーム毎に行えば4n画面が完了した時点で直流成分はキャンセルされるので、2フレーム反転に限定されるものではない。
【0027】
以上のような表示を繰り返すことでデータ画面の表示は間欠的(以下インパルス的)に表示されることになりCRTと同等の動画表示が得られることになる。
【0028】
さらに従来液晶の応答速度は図5に示すように液晶に電圧を印加する方向(0V→XV)では1/(駆動電圧)と比例関係にあり電圧を開放する方向(XV→0V)は駆動電圧にほとんど依存しない。これは液晶応答速度の基本式である下記(1)、(2)式に対応する。
【0029】
τon(電圧印加側)=(γ*d*d)/(εo*εa(V*V−Vc*Vc)) …(1)
τoff(電圧開放側)=(γ*d*d)/(π*π*K) …(2)
ここでγ :液晶の粘度
d :液晶セルのギャップ
εo:真空誘電率
εa:液晶の誘電率差
V :駆動電圧
Vc:液晶の閾値電圧
K :液晶の弾性定数
このため、動画を表示すると応答速度の速い部分と遅い部分が混在することになり画像が歪み残像感として人間の目に捉えられることになっていた。
【0030】
本発明では黒画面をデータ画面間に差し込むことにより上記内容の電圧開放側のみを使用することになり画面に関係無く応答速度は一定となり画面が安定して残像感の無い表示が得られる。したがって、本発明では特に応答速度の早い液晶モードを使用しなくても動画表示が可能となる。
【0031】
本発明の表示方式を行うことで以下の(イ)〜(ヘ)に記載の効果が得られる。
(イ)図1の表示を行うことでCRTと同等の動画表示が得られる。
(ロ)液晶セルの補助容量の構成方法に制限を受けない。
(ハ)液晶に印加される直流成分を解消することで信頼性の高い液晶表示装置を得ることができる。
(ニ)どのような階調表示においても同等の応答速度が得られる。
(ホ)倍速以上の動作をすることでフリッカーを目立たない表示を得ることができる。
(ヘ)データ画面と黒画面の比率を変化させることが可能となる。
【0032】
(実施の形態例2)
次に本発明の実施の形態例2について記載する。
【0033】
図8および図9に本発明の実施の形態例2の駆動回路モジュールをブロック図として示すとおり、液晶表示パネル60の図示していない共通電極(COM電極)に、制御回路63により制御されるCOM電圧発生回路66から、図10〜図12に示すような波形を印加する回路構成となっている。
【0034】
図13に実施の形態例2に組み合わされるアクティブ素子の回路図を示す。本実施の形態例での表示方式は実施の形態例1と同様にデータ画面と黒画面を交互に表示させるものである。実施の形態例1ではフレームメモリに書き込まれたデータを2倍速程度で書き込みを行うものであるのに対して本実施の形態例では図13に示されるように、ゲート配線電極91に補助容量(以下Csc)93が形成されるゲートストレージ方式の液晶パネルを用いて行われる。図中、92はドレイン配線、90は液晶セル、95はゲート・ソース間の寄生容量Cgs、96は共通電極、900はTFTを示す。
【0035】
本実施の形態例では図8または図9の駆動回路モジュールブロック図に示す構成のいずれでも駆動が実現される。すなわち、液晶表示パネル60の共通電極へ印加される駆動波形の概念は図10〜図12に示されるように共通電極(以下COM電極)の信号を表示区間外(CRTで言うところの帰線区間)で以下の式(3)に示される電圧V1で振ることで黒画面をデータ画面間に挿入することを実現する。
【0036】
V1=((CLC + Csc)/Csc)×Vcr …(3)
V1 :共通電極信号振幅
Vcr :液晶セルの黒信号振幅
CLC:液晶容量(黒表示時)
Csc :補助容量(ゲートストレージ容量)
V1の振幅でCOM電極を振ることは仮想的に接地されたゲート電極につながっているCscを通して液晶セル容量CLCに電荷を書き込むことが可能になる。
【0037】
図10は1フレーム内(フレーム周波数60Hzの場合は約16.7msec)でCOM電極を+、−の両極性に振る場合である。
【0038】
図11はフレーム内のビデオ信号極性と同極性にCOM電極の極性を振る場合、であり、図12は各フレーム内のビデオ信号極性と逆極性にCOM電極の極性を振る場合である。
【0039】
なお、本実施の形態例は、COM電極をTFT基板側に設けて絶縁膜を通して画素電極との間で補助容量を作るコモン(COMMON)ストレージ方式には適用できない。
【0040】
本実施の形態例2は実施の形態例1の効果以外に液晶表示装置として図9に示すようにフレームメモリを省略する構成が可能であるという効果が得られる。
【0041】
(実施の形態例3)
次に本発明の実施の形態例3について説明する。
【0042】
図14に本発明の実施の形態例3の説明図、図15に実施の形態例3のモジュールブロック図、図16に実施の形態例3に用いるデータドライバーのブロック図、図17〜図20に実施の形態例3の駆動タイミング説明図を示す。
【0043】
本実施の形態例は図14に示されるように各フレームにおける表示画面を上下2分割以上に分割し、それぞれを1単位としてデータ画面、黒画面を繰り返すものである。すなわち、nフレームでは上半分をデータ画面nD,下半分を黒画面nBとすると、(n+1)フレームでは上半分を黒画面(n+1)B,下半分がデータ画面(n+1)Dとなる(nは整数)。これは図15に示す駆動回路モジュールブロック図で実現することができる。
【0044】
これをタイミング図17および18とともに説明する。ここで図15のOE1、OE2はアウトプットイネーブル、SP1、SP2はスタートパルス、CLKはクロック信号、O1およびO2は液晶パネル60の走査線を駆動する第1および第2の走査線駆動回路621および622のそれぞれの出力、DO1はデータドライバ611の出力を示す。
【0045】
図15では走査線駆動回路を2回路以上に分けてそれぞれを制御回路631で制御することを特徴としている。さらにデータドライバー611として図16にブロック図で示すようなデータドライバーを用いる。このデータドライバーはラッチ後の各出力にAND回路を接続してSETパルスがロー(以下L)の場合は全ての出力をLとして黒画面電圧を出力し、SETパルスがハイ(以下H)の時はラッチに蓄えられたデータを出力してデータ画面を出力するドライバーである。このドライバーを使用して図17〜図20のタイミング説明図の中のDO1の出力波形を実現する。
【0046】
まず図17を用いて動作を説明する。DO1の出力は1走査線内でデータ信号部分と黒信号部分に分けられる。これを上側の走査線出力O1にはデータ部分のみを書き込むようにOE1、SP1およびCLKで上側走査線駆動回路621を制御し、下側の走査線出力O2は黒信号部分を書き込むようにOE2、SP2およびCLKで下側走査線駆動回路622を制御する。この時データ信号と黒信号部の比率はデータドライバー611へのSETパルスのL,Hの比率を変更するだけで可能である。図17では黒信号部が短い場合を示しておりこの場合は下側走査線駆動回路622へ入力するSP2をCLK2個おきに立ち上げることで同極性の黒信号が液晶に書き込めることになる。
【0047】
この方法で短い時間の黒信号でも液晶へ書き込むことが可能になるのでデータ信号部分の時間を長くすることができる。
【0048】
図18は上側の部分に黒信号を書き込み、下側部分をデータ信号を書き込むタイミングを示した図となる。
【0049】
以上の内容ではデータ信号と黒信号を同極性でデータ信号の後に黒信号を出力するタイミングの場合を示した。これとは別に黒信号をデータ信号の前に立ち上げているタイミングを図19および図20に示す。この場合はデータと同一の極性のためプリチャージと同等な効果が得られる。
【0050】
図19で説明すると、この場合は上側走査線駆動回路621がデータ信号を液晶に書き込む動作をしており、下側走査線駆動回路622が黒信号を液晶に書き込む動作をしている。先に説明したように黒信号とデータ信号は同極性のため、上側走査線駆動回路621のOE1を制御して黒信号を一部液晶に書き込む動作をさせる。これにより液晶にプリチャージがおこなわれて書き込みが改善される。
【0051】
このプリチャージを行う時間はデータ表示に影響を与えないことを確認する必要がある(プリチャージを行いすぎると白表示での輝度が低下する恐れがある)。
【0052】
また、図19のDO1の波形に示されるように、一旦、オーバーシュートしているので、データの極性が変わる時に黒信号を出力させてデータ配線の時定数改善が行われる利点がある。
【0053】
図20は上側走査線駆動回路621で黒信号を液晶に書き込み、下側走査線駆動回路622でデータ信号を書き込む動作タイミングを説明した図となる。この場合の黒信号を書き込む走査線信号出力は2走査ライン毎に同極性を書き込み、その内容は図17および図18で説明した内容と同一である。
【0054】
本実施の形態例は実施の形態例1に比較しては以下の効果を有する。
【0055】
(i) フレームメモリが必要ない。
【0056】
(ii) 2倍速表示を擬似的に実現できる。
【0057】
(iii) データドライバーおよび走査線駆動回路数を増加させること無しに実現できる。
【0058】
(iv)液晶パネルの設計(特に液晶への書き込み特性)が従来と同様の設計で可能となる。
【0059】
(実施の形態例4)
次に本発明の実施の形態例4について説明する。
【0060】
図21に本発明の実施の形態例4の表示方式説明図を示す。図22に本実施の形態例の極性反転方法を示す。
【0061】
本実施の形態例はある表示画面nでは走査線1本おきに、例えば奇数番目の走査ラインをデータ表示nD、偶数番目の走査ラインを黒表示nBとし、次の表示画面(n+1)では奇数番目の走査ラインを黒表示(n+1)B、偶数番目の走査ラインをデータ表示(n+1)Dとする。この表示を繰り返すことで実施の形態例1と同等の動画表示を得る。またこの実施の形態例においても図22に示すように2n(n=1,2,3・・)画面毎に極性を反転させることで液晶に直流を印加させずに駆動することが出来る。図示の例では第1および第2フレームにおける表示画面13および24の極性パターン131および241が同じであり、第3および第4フレームにおける表示画面33および44の極性パターン330および440は反転している。
【0062】
本実施の形態例は実施の形態例1に比較しては以下の効果を有する。
【0063】
(i) NTSC等インターレース信号の表示に適している。
【0064】
(ii) フレームメモリを持つ必要が無い。
【0065】
(iii) データドライバーおよび走査線駆動回路数を増加させること無しに実現できる。
【0066】
(iv) 液晶パネルの設計(特に液晶への書き込み特性)が従来と同様の設計で可能となる。
【0067】
(実施の形態例5)
以下に本発明の実施の形態例5を説明する。
【0068】
図23に本発明の実施の形態例5の表示方式説明図を示す。図24に本実施の形態例の極性反転方法を示す。
【0069】
本実施の形態例はある表示画面nではデータ線3本おきにデータ表示nDと黒表示nBとを連続配置し、次の表示画面(n+1)ではデータ線3本おきに黒表示(n+1)Bとデータ表示(n+1)Dとを連続配置する。この表示を繰り返すことで実施の形態例1と同等の動画表示を得る。
【0070】
またこの実施の形態例においては図24に示すように2n(n=1,2,3・・)画面毎に極性を反転させることと同時にデータ線も2本おきに極性を反転させる必要がある。これはデータ線を従来のように1本おきに極性反転させると走査線方向で着目した場合に+,−のどちらかに極性がかたよることになりCscが接続されている共通電極線もしくはゲート線が偏った方向に直流的にふられてしまう。このため、液晶に印加される電圧に非対称性が生じてフリッカーやクロスト−ク等の表示不良を生じることになる。よってデータ線2本おきにして直流成分をキャンセルし、2n(n=1,2,3・・)画面毎に極性を反転させることを同時に行い液晶に直流を印加させずに駆動することが出来る。
【0071】
図示の例では第1および第2フレームにおける表示画面15および26の極性パターン151および261が同じであり、第3および第4フレームにおける表示画面35および46の極性パターン350および460は反転している。
【0072】
本実施の形態例は実施の形態例1に比較しては以下の効果を有する。
【0073】
(i) フレームメモリを持つ必要が無い。
【0074】
(ii) データドライバーおよび走査線駆動回路数を増加させること無しに実現できる。
【0075】
(iii) 液晶パネルの設計(特に液晶への書き込み特性)が従来と同様の設計で可能となる。
【0076】
(実施の形態例6)
次に本発明の実施の形態例6について説明する。
【0077】
図25に本発明の実施の形態例6の表示方式説明図を示す。図26に本実施の形態例の極性反転方法を示す。
【0078】
本実施の形態例は、ある表示画面nでは奇数番目の走査線に対してデータ線3本おきにデータ表示nDと黒表示nBとを表示し、偶数番目の走査線に対してデータ線3本おきに黒表示nBとデータ表示nDとを表示して、いわゆる市松模様を呈する。次の表示画面(n+1)では前画面のデータ表示、黒表示を反転して表示する。すなわち、奇数番目の走査線に対してデータ線3本おきに黒表示(n+1)Bとデータ表示(n+1)Dとを表示し、偶数番目の走査線に対してデータ線3本おきにデータ表示(n+1)Dと黒表示(n+1)Bとを表示する。
【0079】
上記例ではデータ線3本おきに表示を異ならせたが、これは三色のカラーデータ信号に対応させることを前提としたからである。仮にデータ線1本おきに表示を異ならせると、1画素毎にデータ表示、黒表示を繰り返す市松模様表示を実現することができる。
【0080】
このように、この実施の形態例6の表示方法にて実施の形態例1と同等の動画表示を得ることができる。
【0081】
またこの実施の形態例6でも実施の形態例5で説明したように図25に示すように2n(n=1、2、3…)画面毎に極性を反転させることと同時にデータ線も2本おきに極性を反転させる必要がある。これにより液晶に直流を印加せずに駆動することが出来る。図示の例では第1および第2フレームにおける表示画面17および28の極性パターン171および281が同じであり、第3および第4フレームにおける表示画面37および48の極性パターン370および480は反転している。
【0082】
本実施の形態例は実施の形態例1に比較して以下の効果を有する。
【0083】
(i) フレームメモリを持つ必要が無い。
【0084】
(ii) データドライバーおよび走査線駆動回路数を増加させること無しに実現できる。
【0085】
(iii) 液晶パネルの設計(特に液晶への書き込み特性)が従来と同様の設計で可能となる。
【0086】
以下に液晶セルの実施の形態例について説明する。
【0087】
図27に本実施の形態例1〜6の駆動方法が適用される液晶セルの基本動作説明図、図28〜図37に本発明に組み合わされる液晶セルの構成例を示す。
【0088】
本発明に組み合わされる液晶セルの基本動作を図27を用いて説明する。本発明の実施の形態例1〜6までの表示方法はCRTなみの動画表示を得ることを目的としているが、いずれの実施の形態例もデータ画面間に黒画面を差し込む方式であるため、画面輝度が低下する恐れがある。本方式は従来の液晶セル構成でも実現可能であるが、この画面輝度の低下を補償するためにも、以下に述べる本発明の液晶セルを組み合わせることが望ましい。
【0089】
液晶セルへの入射光は第1の偏光板53を通過した時点で直線偏光531になる。この光は液晶セル80がツイストネマティック(TN)セルの場合には白表示状態では偏光の状態が90度ねじれた状態になり(参照符号581)、黒表示の場合はそのままの偏光状態で液晶層を通過する。ここで液晶セル80を通過した時点で光の偏光状態から45度程度傾けた方向にλ/4の位相差を発生させる光学フィルム74を挿入すると白表示状態では参照符号741で示す右円偏光(もしくは左円偏光)、黒表示状態では参照符号742で示す左円偏光(もしくは右円偏光)となる。
【0090】
この円偏光に変換された光の後に選択的に左円偏光(もしくは右円偏光)を反射することができるコレステリック液晶層75を設けることで黒表示状態では光を反射し、この反射した光はさらに前記λ/4位相差板を通って直線偏光に変換され液晶セル内ひいてはバックライト(B/L)光源まで戻り再利用することが可能となる。白状態では光はその偏光状態のまま(参照符号751)コレステリック層を通過してしまう。
【0091】
本方式を用いた液晶セルの構成を図で説明する。図28はλ/4板74とコレステリック層75をカラーフィルタ(CF)基板71の外側に構成した図となる。CF基板71の内面には周知のRGBカラーフィルタが形成されている。そして、液晶層80をはさんでTFT基板51が配置され、基板51の外側には偏光板53が形成されており、バックライト等の光源800からの光が偏光板53へ入射する構成となっている。805は液晶分子を示す。
【0092】
図29は2枚のλ/4板74でコレステリック層75をサンドイッチしてさらにその上に偏光板73を設けた構成である。図29の場合、白表示でコレステリック層75を通過した円偏光をさらにλ/4板74で直線偏光に変換して偏光板73を通すことで図28に比較して黒の表示が向上し視野角、コントラストが改善される。
【0093】
図30はλ/4板74とコレステリック層75をCF基板71の下側に設けてさらに反射効率が向上する方式である。図28では一度CF層を通過した光を反射し再度CF層に入射させるため輝度の低下が発生して光の再利用効率が低下する恐れがあり、その対策として反射層を光がCF層に入射する前に設けることで対策をおこなう。
【0094】
図31は図29の2枚のλ/4板74でコレステリック層75をサンドイッチした部分をCF層より液晶側に挿入したもので図30と同様の対策として構成される。
【0095】
図32は図28の構成に、視野角を改善する位相差補償板に組み合わせた構成である。すなわち、TFT基板51とTFT側偏光板53との間に位相差補償板56を、CF基板71とλ/4板74との間に位相差補償板76をそれぞれ設けている。
【0096】
図33は図32に輝度向上フィルム57(例:住友化学性D−BEF、日東電工製NIPOCS)を組み合わせたものである。すなわち、TFT側偏光板53の外側に輝度向上フィルム57を配置した構成となっている。
【0097】
図34は図28に輝度向上フィルム57を組み合わせた図である。すなわち、TFT側偏光板53の外側に輝度向上フィルム57を配置した構成となっている。
【0098】
図35は図29に視野角向上のための位相差補償板56,76を組み合わせた図である。すなわち、TFT基板51とTFT側偏光板53との間に位相差補償板56を、CF基板71とλ/4板74との間に位相差補償板76をそれぞれ設けている。
【0099】
図36は図35に輝度向上フィルム57を組み合わせた図である。すなわち、TFT側偏光板53の外側に輝度向上フィルム57を配置した構成となっている。
【0100】
図37は図29に輝度向上フィルム57を組み合わせた図である。すなわち、TFT側偏光板53の外側に輝度向上フィルム57を配置した構成となっている。
【0101】
本発明の液晶セルの構成は以下の効果を有する。
【0102】
(i) 本実施の形態例1〜6までの表示方式の液晶表示装置で使用しても輝度が低下しない。
【0103】
(ii) 黒画面が多い表示を行うと反射される光が多くなり輝度が向上し白画面が多いと輝度が低下するためB/Lの輝度調整や駆動回路の補正等を行うこと無しにCRTと同様の表示状態が実現できる。
【0104】
次は光学的複屈折補償(OCB)式液晶セルの実施の形態例について記載する。
【0105】
図38に本発明で使用されるOCB式液晶セルの構成説明図、図39にOCB液晶セルの屈折率差に対する透過率の関係を示す。
【0106】
本実施の形態例1〜6は液晶の電圧開放側を使用することを特徴の1つとしているのでノーマリーホワイト(以下NW)型液晶表示装置を使用することが前提となる。
【0107】
本実施の形態例では応答速度が早いOCB式液晶セルを説明する。
【0108】
OCB式液晶セルはベンド配向モードを使用したものであり、入射側偏光板530と出射側偏光板730との間の液晶分子805を、電圧印加時には図38(a)に示すようにパラレルに液晶分子805を配向させ、電圧無印加時には同図(b)に示すように一旦、電圧を印加して後、無印加とすることにより液晶分子を弓状に並べる方式である。
【0109】
この方式は図39に示されるように赤(以下R)、緑(以下G)、青(以下B)毎に屈折率変化に対する透過率変化が異なるのでR,G,B透過率が単調増加となる屈折率差0〜0.04(ギャップ5.5μmの場合)の範囲を使用するか、各色に対して駆動電圧を変化させて、それぞれの色のピークまで使用して輝度を稼ぐ方法のどちらかを使用することになる。
【0110】
このOCB式液晶セルは液晶の挙動が非常に不安定であり電圧を無印加にすると一定時間は図38のベンド変形を維持するが、時間が経つとスプレイもしくはツイストに変形してしまう。
【0111】
これは低電圧側ではベンド変形のエネルギーがツイストやスプレイのエネルギーよりも高いことが原因である。但し一定時間はベンド変形を保つことから本発明での実施の形態例1〜6のように黒表示を差し込む方法では電圧をその都度印加することになりベンド変形が崩れなくなる。
【0112】
次は横電界方式液晶セルの実施の形態例の場合である。
【0113】
図40は本発明に使用される横電界方式の液晶セルの構成説明図であり、図41に本発明に使用される横電界方式の液晶セルの動作説明図、図42に横電界方式で正の誘電率を持つ液晶を用いた場合の櫛歯電極と液晶配向状態の説明図、図43に横電界方式で負の誘電率を持つ液晶を用いた場合の櫛歯電極と液晶の配向状態の説明図、図44に本発明に使用される横電界方式の液晶セルの電圧−透過率特性図を示す。
【0114】
本発明に用いられる液晶セルはノーマリーホワイトモードでなくてはならない。しかし横電界方式(IPS)では従来ノーマリーブラックモードでしか使用できない。なぜならば横電界方式の液晶セルは複屈折を利用するため電圧無印加の初期状態では直線偏光であっても電圧を印加すると楕円もしくは円偏光になるだけで決して直線偏光にはならない。このため、偏光板をパラレル配置しても黒が得られないのでコントラストおよび視野角の悪い表示しか得ることが出来ない。
【0115】
これに対して本実施の形態例では図40に示すように出射側偏光板730と液晶セル80の間に位相差板760が挿入されている。このような構成とすると図41で示すように電圧無印加時は入射側偏光板530および液晶セルを通過した光は直線偏光583であるが位相差板760を通過した光は円偏光763となる。
【0116】
この光を出射側偏光板730に通すと光は直線偏光733で出射される。これに対して液晶セルに電圧を印加した場合は液晶セルから出射される光は楕円偏光584となりこれを位相差板760を通すと出射側偏光板730の透過軸に対して垂直になるような直線偏光764が得られるポイントがある。
【0117】
但し通常の横電界方式の液晶セルに本内容を組み合わせると黒表示が得られるポイントは一点(電圧)しかなく非常に製造しにくい液晶セルを作ることになる。そこで図42および図43に示すように電圧無印加の場合の横電界を発生させる櫛歯電極85と液晶分子805の初期配向の角度を規定することで黒状態の電圧マージンを広げることができる。櫛歯電極85に電圧が印加されて液晶分子805が櫛歯電極85に対して垂直(液晶の誘電率が正の場合)、もしくは平行(液晶の誘電率が負の場合)になった場合に黒が表示されるようにすれば液晶は垂直もしくは平行以上には回転しない。よって黒表示のマージンが広がる。
【0118】
図42および図43に示した配向角度α、βは使用する位相差板の波長によって適正値が変化するが配向角度α、βと位相差板の波長の間には(4)式で示すように比例関係が成り立つ。
【0119】
α(β)=Γ*(位相差板の波長)…(4)
Γ:定数
これにより横電界方式でも図44に示すような電圧−透過率特性が得られNW型液晶表示装置として本発明の各実施の形態例の表示方法に使用することが可能となる。
【0120】
本実施の形態例では以下のような効果が得られる。
【0121】
(i) 横電界方式でNW型液晶表示装置を実現できる。
【0122】
(ii)位相差板の波長組み合で初期配向の角度を任意に設定できる。
【0123】
次に垂直配向方式液晶セルの実施の形態例について述べる。
【0124】
図45に本発明に使用される垂直配向方式液晶セルの構成説明図、図46に図45を平面的に見た場合のイメージ図、図47に垂直配向方式液晶セルの屈折率と透過率の関係を示す。
【0125】
本垂直配向方式液晶セルでは図45(b)に示すように電圧無印加時には液晶をTFT基板や対向基板(カラーフィルター等)に対して垂直に配向させて屈折率がほぼ0なるようにして入射側偏光板530と出射側偏光板730の透過軸を合わせることでNW型とする。図45(a)に示すように電圧を印加すると入出射偏光板530および730の透過軸735に対して45度液晶分子805が傾いた方向に倒れるように制御する。
【0126】
図45(a)、(b)に対応する上記状態を平面図で表すと図46(a)、(b)になる。但しこのような方式で黒表示を行おうとしても図47に示すように各色の波長の違いから透過率が最小になるポイントが異なる。よって駆動電圧を各色で変えるか、もしくはギャップを変える等の手段が必要になる。
【0127】
これにより、垂直配向方式でNW型液晶表示装置が実現できるという効果を奏する。
【0128】
本発明は以上に述べた液晶セル以外の例えば電気的複屈折補償(ECB)式液晶セルを採用しても有効である。
【0129】
【発明の効果】
本発明により、CRTと同等の動画表示が得られることと、液晶セルの補助容量の構成方法に制限を受けないという利点がある。
【0130】
また、液晶に印加される直流成分を解消することで信頼性の高い液晶表示装置を得ることができる。さらに、どのような階調表示においても同等の応答速度が得られる。
【0131】
そして、倍速以上の動作をすることでフリッカーが目立たない表示を得ることができるし、また、データ画面と黒画面の比率を変化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例1を説明する概略図。
【図2】実施の形態例1における極性反転方法を示す極性パターン図。
【図3】図2(a)の駆動方法の駆動波形を説明する波形図。
【図4】図2(b)の駆動方法の駆動波形を説明する波形図。
【図5】駆動電圧に対する液晶の応答速度特性を示す特性概念図。
【図6】実施の形態例1の駆動回路モジュールを示すブロック図。
【図7】図6におけるデータドライバの詳細を示すブロック図。
【図8】実施の形態例2による駆動回路モジュールの一例を示すブロック図。
【図9】実施の形態例2による駆動回路モジュールの他の例を示すブロック図。
【図10】実施の形態例2の駆動概念の一例を説明する信号波形図。
【図11】実施の形態例2の駆動概念の他の例を説明する信号波形図。
【図12】実施の形態例2の駆動概念のさらに他の例を説明する信号波形図。
【図13】実施の形態例に組み合わされるアクティブ素子回路を説明する回路図。
【図14】本発明の実施の形態例3を説明する概略図。
【図15】本発明の実施の形態例3の駆動回路モジュールを説明するブロック図。
【図16】図16のデータドライバの詳細を示すブロック図。
【図17】実施の形態例3の駆動タイミングの一例を説明する波形図。
【図18】実施の形態例3の駆動タイミングの他の例を説明する波形図。
【図19】実施の形態例3の駆動タイミングのさらに他の例を説明する波形図。
【図20】実施の形態例3の駆動タイミングの別の一例を説明する波形図。
【図21】本発明の実施の形態例4を説明する概略図。
【図22】実施の形態例4における極性反転方法を説明する極性パターン図。
【図23】本発明の実施の形態例5を説明する概略図。
【図24】実施の形態例5における極性反転方法を説明する極性パターン図。
【図25】本発明の実施の形態例6を説明する概略図。
【図26】実施の形態例6における極性反転方法を説明する極性パターン図。
【図27】本発明に組み合わされる液晶セルの基本動作を説明する概略図。
【図28】本発明に組み合わされる液晶セルの第1の構成を示す断面図。
【図29】本発明に組み合わされる液晶セルの第2の構成を示す断面図。
【図30】本発明に組み合わされる液晶セルの第3の構成を示す断面図。
【図31】本発明に組み合わされる液晶セルの第4の構成を示す断面図。
【図32】本発明に組み合わされる液晶セルの第5の構成を示す断面図。
【図33】本発明に組み合わされる液晶セルの第6の構成を示す断面図。
【図34】本発明に組み合わされる液晶セルの第7の構成を示す断面図。
【図35】本発明に組み合わされる液晶セルの第8の構成を示す断面図。
【図36】本発明に組み合わされる液晶セルの第9の構成を示す断面図。
【図37】本発明に組み合わされる液晶セルの第10の構成を示す断面図。
【図38】本発明に使用されるOCB式液晶セルの構成を示す断面図。
【図39】OCB液晶セルの屈折率差に対する透過率の関係を示す特性図。
【図40】本発明に使用される横電界方式の液晶セルの構成を説明する概略図。
【図41】本発明に使用される横電界方式の液晶セルの動作を説明する概略図。
【図42】正の誘電率を有する液晶を用いた場合の櫛歯電極と液晶配向状態を説明する概略図。
【図43】負の誘電率を有する液晶を用いた場合の櫛歯電極と液晶配向状態を説明する概略図。
【図44】本発明に使用される横電界方式の液晶セルの駆動電圧に対する透過率を示す特性図。
【図45】本発明に使用される垂直配向方式の液晶セルの構成を説明する概略図。
【図46】図45を平面的に見た場合のイメージを示す平面図。
【図47】図45の垂直配向方式液晶セルの屈折率差と透過率との関係を示す特性図。
【図48】従来の液晶表示装置の表示方式を説明する概略図。
【図49】従来の液晶表示装置の極性反転方法を説明する極性パターン図。
【図50】従来の液晶表示装置の駆動方法による駆動波形を説明する波形図。
【図51】従来の液晶表示装置の駆動回路モジュールを示すブロック図。
【符号の説明】
11、31 データ画面
22,42 黒画面
51 TFT基板
53 TFT側偏光板
530 入射側偏光板
56 位相差補償板
57 輝度向上フィルム
60 液晶パネル
61、611 データドライバー
62、621,622 走査線駆動回路
63、631 制御回路
64 映像信号
65 フレームメモリ
67 スイッチング手段
66 COM電圧発生回路
71 CF基板
73、730 CF側偏光板
74 λ/4板
75 コレステリック層
76 位相差補償板
760 位相差板
80、90 液晶セル
85 櫛歯電極
92 ドレイン配線
95 Cgs
96 共通電極
900 TFT
805 液晶分子

Claims (12)

  1. データ画面と黒画面とを液晶に印加される駆動電圧により交互に繰り返し表示する手段を有するとともに、前記データ画面と前記黒画面とを1フレームおきに表示し、かつ通常のフレーム周波数(50Hz〜80Hz)に対し2倍速以上で前記データ画面と前記黒画面とを繰り返す手段を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記請求項1の液晶表示装置において、前記2倍速以上で画面を繰り返す手段としてフレームメモリを有することを特徴とする。
  3. データ画面と黒画面とを液晶に印加される駆動電圧により交互に繰り返し表示する手段を有するとともに、かつ通常のフレーム周波数(50Hz〜80Hz)に対し2倍速以上で前記データ画面と前記黒画面とを繰り返す手段を有し、前記黒画面の表示としてフレーム間の帰線区間内に共通電極電位を振る手段を有することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 前記請求項3の液晶表示装置において、走査線上に補助容量を構成することを特徴とする。
  5. データ画面と黒画面とを液晶に印加される駆動電圧により交互に繰り返すとともに、前記データ画面と前記黒画面とを1フレームおきに表示し、かつ通常のフレーム周波数(50Hz〜80Hz)に対し2倍速以上で前記データ画面と前記黒画面とを繰り返すことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  6. データ画面と黒画面とを液晶に印加される駆動電圧により交互に繰り返すとともに、かつ通常のフレーム周波数(50Hz〜80Hz)に対し2倍速以上で前記データ画面と前記黒画面とを繰り返し、前記黒画面の表示をフレーム間の帰線区間内に共通電極電位を振ることで実現することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  7. 前記請求項5に記載の液晶表示装置の駆動方法において、液晶の極性反転を2n(n=1,2,3・・)フレーム単位で行うことを特徴とする。
  8. 前記請求項1に記載の液晶表示装置において、黒表示の状態の時、光が反射されて再利用される手段を液晶セルに備えることを特徴とする。
  9. 前記請求項8に記載の液晶表示装置において、使用される偏光板がλ/4位相差板とコレステリック液晶による反射層によって構成されることを特徴とする。
  10. 前記請求項8に記載の液晶表示装置において、前記光が反射されて再利用される手段として視野角拡大のための位相差補償板または輝度向上フィルムもしくはこれらを組み合わせて用いることを特徴とする。
  11. 前記請求項1に記載の液晶表示装置において、組み合わされる液晶表示モードがノーマリーホワイトモードであることを特徴とする液晶表示装置。
  12. 前記請求項11の記載の液晶表示装置において、前記ノーマリーホワイトモードの液晶セルがツイストネマッチック液晶セル、横電界方式液晶セル、垂直配向方式液晶セル、光学的複屈折補償式液晶セル、または電気的複屈折補償式液晶セルのいずれかであることを特徴とする。
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