JP3774003B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両等に制動力を付与するのに好適に用いられるディスクブレーキに関し、特に、通常のサービスブレーキとしても、また駐車ブレーキとしても使用できるようになったディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シリンダ穴を有するキャリパと、該キャリパのシリンダ穴内に摺動可能に設けられ摩擦パッドをディスクに押圧するピストンと、該ピストン内に設けられたナットと、手動ブレーキの操作時に該ナットを介して前記ピストンをシリンダ穴内で摺動させるため先端側が該ナットに螺合する多条ねじとなり基端側が前記キャリパのシリンダ穴底部側に挿嵌されたプッシュロッドと、前記シリンダ穴の底部奥所側に位置して前記キャリパに設けられ手動ブレーキの操作時に回動されるカムと、該カムの回動に応じて前記プッシュロッドを軸方向に変位させるため該カムの回転を前記プッシュロッドに伝える伝達部材とからなるディスクブレーキは知られている。
【0003】
この種の従来技術によるディスクブレーキでは、車両の走行中にブレーキ操作を行うと、マスタシリンダからのブレーキ液圧がシリンダ穴内に供給され、該シリンダ穴内でピストンを摺動変位させることにより、摩擦パッドをディスクに押圧して制動作用が与えられる。
【0004】
一方、車両の停止中に駐車ブレーキとして使用する場合には、手動ブレーキを操作することによりワイヤ等を介してカムを回転させつつ、ロッドを介してプッシュロッドを軸方向に押動することにより、ナットを介してピストンを摺動変位させ、摩擦パッドをディスクに押圧することによって制動作用が与えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、シリンダ穴の底部奥所側に手動ブレーキの操作によって回動されるカムと、該カムの回転を前記プッシュロッドに伝える伝達部材とを設ける構成としている。しかし、この伝達部材はシリンダ穴の底部奥所側に挿入したときに任意の方向に傾くことがあり、この状態でプッシュロッドをシリンダ穴の底部側に挿嵌しようとすると、プッシュロッドの端面に伝達部材の端部が傾いた状態で当接し、シリンダ穴の底部側でプッシュロッドを正規の位置まで挿嵌するのが難しいという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、本発明はプッシュロッド等の組付け作業を容易に行うことができるようにしたディスクブレーキを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、シリンダ穴を有するキャリパと、該キャリパのシリンダ穴内に摺動可能に設けられ摩擦パッドをディスクに押圧するピストンと、該ピストン内に設けられたナットと、手動ブレーキの操作時に該ナットを介して前記ピストンをシリンダ穴内で摺動させるため、先端側が該ナットに螺合する多条ねじとなり基端側が前記キャリパのシリンダ穴底部側に挿嵌されたプッシュロッドとからなるディスクブレーキに適用される。
【0008】
そして、本発明が採用する構成の特徴は、シリンダ穴の底部奥所側に位置し前記手動ブレーキの操作時に回動されるカムと、該カムの回動に応じて前記プッシュロッドを軸方向に変位させるため該カムの回転を前記プッシュロッドに伝える伝達部材と、該伝達部材を前記シリンダ穴の底部側の挿通穴に仮止めするため、該挿通穴の周壁内に締代をもって装着される仮止め手段とを設ける構成としたことにある。
【0009】
上記構成によれば、シリンダ穴の底部側に設けた挿通穴内に伝達部材を仮止めすることができるから、前記プッシュロッドをシリンダ穴の底部側に挿嵌するときに、プッシュロッドの端面に伝達部材の端部が傾いた状態で当接したりするのを防止でき、プッシュロッドを正規の位置まで容易に挿嵌することができる。
【0010】
また、請求項2の発明によると、前記仮止め手段は、前記伝達部材の外周に締代をもって装着されると共に、前記挿通穴の周壁内に締代をもって装着される弾性リングにより構成している。
【0011】
この場合には、弾性リングを仮止め手段として用いることにより、シリンダ穴の底部側で挿通穴内に伝達部材を弾性的に仮止めすることができるから、前記プッシュロッドをシリンダ穴の底部側に挿嵌するときに、プッシュロッドの端面に伝達部材の端部が傾いた状態で当接したりするのを防止でき、プッシュロッドを正規の位置まで容易に挿嵌することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して詳述する。なお、添付図面中の図1〜図8は、後述の図9に示す本発明の実施の形態に関連した参考例を示すものである。
【0013】
ここで、図1ないし図5は本発明の第1の参考例を示している。図中、1は取付ブラケット2に摺動可能に支持されたキャリパで、該キャリパ1は鋳鉄等の金属材料により図1に示す如く形成されている。そして、キャリパ1にはディスク3を跨ぐようにインナ脚部1Aとアウタ脚部1Bとが設けられ、該アウタ脚部1Bには二又状の爪部1Cが設けられている。
【0014】
また、前記インナ脚部1Aには、ブレーキ液の供給口1Dと連通するシリンダ穴4と、該シリンダ穴4の底部側に位置して該シリンダ穴4よりも小径に形成された取付穴部5と、該取付穴部5の底部側寄りに位置して該取付穴部5よりも小径に形成され底穴部6と、該底穴部6の底部側に位置して該底穴部6よりも小径に形成され、後述するプッシュロッド13の摺動軸部15が挿通される挿通穴7と、該挿通穴7よりもさらに前記シリンダ穴4の奥所側に形成され、後述のカム19を収容したカム室8とが設けられ、該カム室8はシリンダ穴4に挿通穴7、底穴部6等を介して連通している。
【0015】
ここで、該底穴部6の周壁には図2中に示す如く周方向に180°程度離間して、図1に示す如く軸方向にそれぞれ延びた一対の凹溝部6A,6Aが断面U字形状に形成され、該各凹溝部6Aには後述するプッシュロッド13の各係合凸部14Aが軸方向に摺動可能に係合している。また、取付穴部5の周壁には後述の止め輪23が係止される係止溝が形成されている。そして、取付穴部5内には後述するばね受22のフランジ部22A側が止め輪23を介して係止され、ばね受22の先端側は後述するプッシュロッド13の鍔部14との間で後述のスプリング21を支承している。
【0016】
9は前記シリンダ穴4内に摺動可能に挿嵌されたピストンで、該ピストン9はマスタシリンダ(図示せず)からのブレーキ液圧が供給口1Dを介してシリンダ穴4内に供給されると、このときのブレーキ液圧によりシリンダ穴4内を摺動変位し、アウタ脚部1Bの爪部1Cとの間で摩擦パッド10,10をディスク3の両面に押圧するものである。また、ピストン9内には中ぐり9Aが施され、該中ぐり9Aには後述のナット11や回転制御装置12およびばね受22等が収容されている。
【0017】
11は前記ピストン9の中ぐり9A内に回転可能に配設されたナットで、該ナット11は後述するプッシュロッド13の多条ねじ13Aに相対変位可能に螺合している。そして、ピストン9がブレーキ液圧によりシリンダ穴4内を摺動変位するときに、ナット11はピストン9およびプッシュロッド13に対して相対回転しつつ、ピストン9の摺動に追従するように回転制御装置12を介して軸方向に移動する。
【0018】
また、ナット11はブレーキ操作が解除され、シリンダ穴4内からブレーキ液が排出されるときに回転制御装置12を介してピストン9の戻り位置を規制し、自動的に前記ディスク3と摩擦パッド10との間の隙間を調整する。一方、手動ブレーキの操作によってプッシュロッド13が軸方向に押動されるときには、該プッシュロッド13の多条ねじ13Aによってナット11はピストン9に押付けられ、該ピストン9やプッシュロッド13に対して相対回転することなく該ピストン9を軸方向に摺動変位させる。
【0019】
12はナット11とピストン9との間に配設された回転制御装置で、該回転制御装置12は、ピストン9が液圧によって摺動変位されるときに該ピストン9とナット11との相対回転を許し、該ナット11をプッシュロッド13の多条ねじ13Aに沿って回転させる。一方、プッシュロッド13が軸方向に押動されるときには、回転制御装置12によりナット11とピストン9とが摩擦接触するようになり、ナット11の相対回転は規制される。
【0020】
13は手動ブレーキの操作時にナット11を軸方向に押動してピストン9を摺動変位させるプッシュロッドを示し、該プッシュロッド13は軟鋼等の金属材料からなる棒状体に切削加工または鍛造等の加工を施すことにより図3に示す如く成形され、その先端側にはナット11に螺合し、例えば約10mm程度のリードを有する多条ねじ13Aが一体形成されている。
【0021】
また、プッシュロッド13の基端側には、インナ脚部1Aの底穴部6内に摺動可能に挿嵌され、外周側に底穴部6の各凹溝部6Aと係合する各係合凸部14Aが突設された大径の鍔部14と、該鍔部14からカム室8側へと軸方向に延び、挿通穴7内に摺動可能に挿嵌された摺動軸部15とが一体形成されている。
【0022】
ここで、プッシュロッド13の鍔部14はインナ脚部1Aの底穴部6に対応する外径をもって円板状に形成され、外周側の各係合凸部14Aは底穴部6の各凹溝部6Aと対応して断面U字形状に形成されている。また、各係合凸部14Aの周方向両側には半円形状をなす小径の切込み部14B,14Bが形成され、該各切込み部14Bは凹溝部6Aに対する係合凸部14Aの係合を円滑化させる構成となっている。
【0023】
そして、鍔部14の各係合凸部14Aは図2に示す如く底穴部6の各凹溝部6Aに係合することにより、キャリパ1に対するプッシュロッド13の回転を規制し、軸方向の摺動を許すようになっている。さらに、鍔部14の各係合凸部14Aは、例えば高周波焼入れ等の手段を用いて少なくとも各係合凸部14Aの外周面が350以上で、500以下のビッカーズ硬さHv (Hv =350〜500程度)、好ましくは390〜480程度のビッカーズ硬さHv を有するように熱処理されている。
【0024】
また、プッシュロッド13の摺動軸部15外周には図3に示す如く環状溝15Aが形成され、該環状溝15A内にはOリング等のシール部材16が装着されている。そして、このシール部材16はシリンダ穴4内のブレーキ液がプッシュロッド13と挿通穴7との間からカム室8へと漏洩するのを防止している。
【0025】
さらに、摺動軸部15の基端側端面15Bには略円錐形状の窪み部15Cが形成され、該窪み部15Cとカム19との間には該カム19の回転によってプッシュロッド13を軸方向に摺動変位させる後述のロッド17が配設されている。また、鍔部14の端面は後述のスプリング21に対するばね受面となり、このスプリング21によりプッシュロッド13は非制動側に常時付勢されている。
【0026】
17は摺動軸部15の窪み部15Cとカム19との間に配設された伝達部材としてのロッドで、該ロッド17は高い剛性をもった金属材料により図5に示す如く形成され、その両端側は半球形状の当接部17A,17Bとなっている。ここで、ロッド17は当接部17Aが図1に示す如く、後述するカム19のカム溝19A内に配設され、当接部17Bは摺動軸部15の窪み部15C内に配設されている。そして、ロッド17はカム19の回転をプッシュロッド13に伝え、該プッシュロッド13をカム19の回転に応じて軸方向に移動させるものである。
【0027】
18はロッド17を摺動軸部15の窪み部15C内に仮止めする仮止め手段としての弾性リングで、該弾性リング18はゴム等の弾性樹脂材料からなる環状平板として形成され、その内周側はロッド17の外径よりも僅かに小径で、外周側は窪み部15Cの周壁よりも僅かに大径に形成されている。そして、弾性リング18は図5に示すように、予めロッド17の外周側に締代をもって装着され、その後にロッド17を図4に示す如く摺動軸部15の窪み部15C内に挿入するときには、弾性リング18の外周側が窪み部15Cの周壁に締代をもって装着される。
【0028】
19はインナ脚部1Aのカム室8内にベアリング20等を介して回動可能に配設されたカムで、該カム19は図1に示す如く「し」字形状をなすカム溝19Aを有し、該カム溝19Aにはロッド17の当接部17Aが装入されている。そして、カム19はワイヤ等を介して手動ブレーキのハンドル(いずれも図示せず)に連結され、手動ブレーキの操作時にはカム室8内で時計方向に回転される。このとき、カム19はロッド17を介してプッシュロッド13を軸方向に押動すると共に、シリンダ穴4内でピストン9をナット11等を介して摺動変位させ、各摩擦パッド10をディスク3の両面に押圧することにより、駐車ブレーキとして作動させる。
【0029】
21は鍔部14を介してプッシュロッド13を非制動側に向けて常時付勢したスプリングで、該スプリング21は、例えば10〜30kg程度のプリセット荷重をもってプッシュロッド13の鍔部14とばね受22の一端側との間に配設されている。
【0030】
22はプッシュロッド13の鍔部14との間でスプリング21を支承したばね受で、該ばね受22は一端側がナット11の外周側に挿通され、スプリング21の一端側を支承している。また、ばね受22の他端側には径方向外向きに延びるフランジ部22Aが一体形成され、該フランジ部22Aは後述の止め輪23によりキャリパ1の取付穴部5に抜止め状態で保持されている。
【0031】
さらに、23はばね受22のフランジ部22Aをキャリパ1の取付穴部5内に固定するための止め輪で、該止め輪23は図1に示す如く、取付穴部5の周壁側に掛止めされ、ばね受22をキャリパ1に対して位置決めしている。そして、この状態ではばね受22を介してスプリング21にプリセット荷重が付与され、プッシュロッド13の鍔部14等はスプリング21によって底穴部6内に抜止め状態に保持される。
【0032】
第1の参考例によるディスクブレーキは上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0033】
まず、車両の走行中はブレーキペダルを踏込むことにより、マスタシリンダからのブレーキ液圧がシリンダ穴4内に供給され、このときのブレーキ液圧でピストン9がシリンダ穴4内を摺動変位することにより、各摩擦パッド10をディスク3に押圧して車両に制動力が付与される。
【0034】
一方、車両の停止中に駐車ブレーキとして使用する場合には、例えば運転者が手動ブレーキのハンドルを操作すると、シリンダ穴4の最深部位側でカム19がワイヤ等を介して時計方向に回転され、これによりロッド17を介してプッシュロッド13が軸方向に押動される。そして、シリンダ穴4内のピストン9はナット11を介して軸方向に摺動変位し、各摩擦パッド10をディスク3の両面に押圧することにより、駐車ブレーキとしての制動作用が与えられる。
【0035】
而して、第1の参考例によれば、キャリパ1のシリンダ穴4底部側に、カム室8側の挿通穴7との間に位置して取付穴部5と底穴部6とを設け、該底穴部6の周壁には図2に示す如く径方向で対向する位置に一対の凹溝部6A,6Aを形成し、該各凹溝部6Aをシリンダ穴4の軸方向に伸長させると共に、プッシュロッド13の基端側には底穴部6内に摺動可能に挿嵌され、外周側に各凹溝部6Aと係合する一対の係合凸部14A,14Aを有した鍔部14を一体形成する構成としている。
【0036】
この結果、例えば手動ブレーキの操作時にシリンダ穴4の底部側でプッシュロッド13を軸方向に摺動変位させても、鍔部14の各係合凸部14Aを底穴部6の各凹溝部6Aに係合させることによって、プッシュロッド13の回転を確実に規制でき、プッシュロッド13を軸方向に円滑に摺動変位させることができる。また、プッシュロッド13の回転を確実に規制できるから、ピストン9の戻り位置をナット11および回転制御機構12により適正化でき、各摩擦パッド10とディスク3との隙間を自動調整することができると共に、ガタ付き等の発生をなくすことができる。
【0037】
そして、第1の参考例の場合には、プッシュロッド13の鍔部14外周側には径方向で対向する位置に一対の係合凸部14A,14Aを一体に設け、該各係合凸部14Aを底穴部6の各凹溝部6Aと対応させて断面U字形状に形成すると共に、各係合凸部14Aの周方向両側には半円形状をなす小径の切込み部14B,14Bを形成しているから、鍔部14の各係合凸部14Aをキャリパ1の各凹溝部6A内に滑らかに係合させることができると共に、プッシュロッド13が受ける回転力を各係合凸部14Aと各凹溝部6Aとによって確実に受承でき、このときに係合凸部14Aが受ける面圧を小さく抑えることができる。
【0038】
さらに、鍔部14の各係合凸部14Aには、例えば高周波焼入れ等の熱処理を施すことにより、各係合凸部14Aの少なくとも外周面側の硬度を350〜500程度のビッカーズ硬さHv 、好ましくは390〜480程度のビッカーズ硬さHv まで高めるようにしたから、各係合凸部14Aの耐摩耗性や耐久性を確実に高めることができ、例えば手動ブレーキの操作を長期に亘って繰返すうちに、鍔部14の各係合凸部14Aがキャリパ1の各凹溝部6Aに対して摺動を繰返しても、各係合凸部14Aが摩耗、損傷されるのを抑えることができ、鍔部14の各係合凸部14Aとキャリパ1の各凹溝部6Aとの間にガタ等が発生するのを防止できる。
【0039】
また、当該ディスクブレーキの組立時にあっては、シリンダ穴4の底部奥所側に位置するカム室8内にカム19を組付けた状態で、該カム19のカム溝19A内に向けロッド17をシリンダ穴4の最深部位へと挿通穴7を介して挿入し、この上から挿通穴7内にプッシュロッド13の摺動軸部15を挿嵌するようにしている。
【0040】
しかし、ロッド17はシリンダ穴4の底部奥所側で半球形状をなす当接部17Aがカム19のカム溝19Aに当接することによって任意の方向に傾くことがあり、このままの状態でプッシュロッド13の摺動軸部15を挿通穴7内に挿嵌すると、摺動軸部15の端面15Bにロッド17の当接部17Bが傾いたまま状態で突当たり、ロッド17の当接部17Bを摺動軸部15の窪み部15C内に装入するのが困難になることがある。
【0041】
そこで、第1の参考例にあっては、弾性樹脂材料からなる環状平板として形成された弾性リング18を図5に示す如く、予めロッド17の外周側に締代をもって装着しておき、その後にロッド17を図4に示す如く摺動軸部15の窪み部15C内に挿入するときには、弾性リング18の外周側を窪み部15Cの周壁に締代をもって装着し、このサブアッシー状態で摺動軸部15をロッド17と共に挿通穴7内に挿嵌するようにしている。
【0042】
この結果、シリンダ穴4の底部奥所側ではカム室8内のカム19に対してロッド17を容易に組付けることができ、半球形状をなす当接部17Aをカム19のカム溝19A内に確実に装入できると共に、ロッド17の当接部17B側をも摺動軸部15の窪み部15C内に正確に装入することができ、摺動軸部15の窪み部15Cとカム19のカム溝19Aとの間にロッド17を自動的に組付けることができる。
【0043】
なお、ロッド17の当接部17B側を摺動軸部15の窪み部15C内に挿入するときに、この窪み部15C内に予めグリース等を必要に応じて注入しておき、ロッド17の当接部17B側に対する窪み部15C内での保持力をグリースにより付与するようにしてもよい。
【0044】
従って、第1の参考例によれば、ロッド17をプッシュロッド13の摺動軸部15に対し弾性リング18を用いて図4に示す如くサブアッシー化した状態で、カム室8内のカム19に対してロッド17を容易に組付けることができ、当該ディスクブレーキの組立作業を自動化することが可能になると共に、組立時の作業性を大幅に高めることができ、製品の歩留り等を向上できる。
【0045】
また、手動ブレーキの操作時にはシリンダ穴4の最深部位側でカム19がワイヤ等を介して時計方向に回転されると、ロッド17が摺動軸部15の窪み部15C内で弾性リング18を弾性変形させつつ、プッシュロッド13を軸方向に押動するようになり、シリンダ穴4内のピストン9をナット11を介して軸方向に摺動変位させることにより、各摩擦パッド10をディスク3の両面に押圧して、駐車ブレーキとして作動させることができる。
【0046】
さらに、第1の参考例によれば、鍔部14の各係合凸部14Aに高周波焼入れ等を施すことにより、各係合凸部14Aの硬度を350以上のビッカーズ硬さHv になるまで高めるようにしたから、各係合凸部14Aの耐摩耗性や耐久性を確実に高めることができ、例えば手動ブレーキの操作を長期に亘り繰返した場合でも、各係合凸部14Aの摩耗、損傷を抑えてガタ等の発生を確実に防止できる。これにより、手動ブレーキの無効ストロークが増加する等の問題も解消でき、駐車ブレーキ操作時のストロークフィーリング等を良好に保つことができる。
【0047】
次に、図6は本発明の第2の参考例を示し、この参考例では前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、第2の参考例の特徴は、ロッド17を摺動軸部15の窪み部15C内に仮止めする仮止め手段を段付き筒状の弾性ホルダ31により形成したことにある。
【0048】
ここで、弾性ホルダ31は弾性樹脂材料により形成され、凸湾曲状をなす筒部31Aと、該筒部31Aの小径端側に位置しロッド17の外径よりも小径となった保持部31Bと、筒部31Aの大径端側に位置し外周側が窪み部15Cの周壁よりも僅かに大径に形成された挿嵌部31Cと、該挿嵌部31Cから一定寸法だけ離間した位置で筒部31Aの外周側から径方向外向きに突出形成された環状の鍔部31Dとから構成されている。
【0049】
そして、弾性ホルダ31は保持部31Bがロッド17の外周側に締代をもって装着され、鍔部31Dが摺動軸部15の端面15Bに当接する位置まで挿嵌部31Cが摺動軸部15の窪み部15C内に締代をもって装着されている。なお、ロッド17の当接部17B側を摺動軸部15の窪み部15C内に挿入するときに、この窪み部15C内に予めグリース等を必要に応じて注入しておき、ロッド17の当接部17B側に対する窪み部15C内での保持力をグリースにより付与するようにしてもよい。
【0050】
かくして、このように構成される第2の参考例でも、ロッド17をプッシュロッド13の摺動軸部15に対し弾性ホルダ31を用いて図示の如くサブアッシー化した状態で、カム室8内のカム19に対してロッド17を容易に組付けることができ、当該ディスクブレーキの組立作業を自動化することが可能になり、前記第1の参考例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0051】
特に、第2の参考例では、弾性ホルダ31に凸湾曲状の筒部31A等を設けることにより、弾性ホルダ31に柔軟性を与えることができ、手動ブレーキの操作時に摺動軸部15の窪み部15C内でロッド17が揺動するように動作しても、これに追従させて弾性ホルダ31を容易に弾性変形させつつ、プッシュロッド13の軸方向移動を補償することができる。
【0052】
次に、図7および図8は本発明の第3の参考例を示し、この参考例では前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。しかし、第3の参考例の特徴は、ロッド17を摺動軸部15の窪み部15C内に仮止めする仮止め手段を筒状の弾性体41により形成したことにある。
【0053】
ここで、弾性体41は弾性樹脂材料により形成され、その内周側がロッド17の外径よりも小径となり、外周側が窪み部15Cの周壁よりも大径に形成されてる。また、弾性体41は全長寸法が長く、その端部41A側は摺動軸部15の窪み部15Cから外側に突出するようになっている。そして、弾性体41は図8に示すように内周側がロッド17の外周側に締代をもって装着され、この状態で弾性体41の外周側が摺動軸部15の窪み部15C内に締代をもって装着されている。
【0054】
次に、ロッド17をプッシュロッド13の摺動軸部15に対し弾性体41を用いて図8に示す如くサブアッシー化した状態で、摺動軸部15を挿通穴7内に挿嵌することにより、ロッド17の当接部17A側をカム19のカム溝19A内に装入する。そして、このときには弾性体41の端部41A側がカム19のベアリング20等に接触することがある。しかし、ゴム等の弾性樹脂材料からなる弾性体41は緩衝作用を有しているから、例えばベアリング20の保持具等が弾性体41の端部41A等で損傷されることはない。
【0055】
かくして、このように構成される第3の参考例でも、前記第1の参考例とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に、この参考例では、弾性体41の端部41A等でベアリング20の保持具等を保護でき、カム19の円滑な回転を補償することができる。
【0056】
次に、上述した第1〜第3の参考例を参酌して、本発明の実施の形態について説明する。
【0057】
図9は本発明の実施例を示し、本実施例では前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする
【0058】
本実施例の特徴は、伝達部材となるロッド51の両端側を半球形状の当接部51A,51Bとし、ロッド51の長さ方向中間部には径方向外向きに突出する環状のストッパ部51Cを一体に設けると共に、摺動軸部15の窪み部15Cとカム19のカム溝19Aとの間には、キャリパ1の挿通穴7に対してロッド51を仮止めする仮止め手段としての弾性リング52を設けたことにある。
【0059】
ここで、弾性リング52は前記第1の参考例で述べた弾性リング18とほぼ同様に形成されているものの、該弾性リング52は外周側が挿通穴7の穴径よりも僅かに大径に形成されてる。そして、弾性リング52は内周側がロッド17の外周側にストッパ部51Cに当接する位置まで締代をもって装着され、この状態で弾性リング52の外周側が挿通穴7の周壁内に締代をもって装着されている。
【0060】
この場合、弾性リング52は、摺動軸部15を挿通穴7内に挿嵌する前に、予めロッド51と共に挿通穴7の周壁内に装着しておくようにしてもよい。また、ロッド51の外周側に弾性リング52を予め装着した後に、ロッド51の当接部51B側を摺動軸部15の窪み部15C内に挿入するように弾性リング52の表面側を摺動軸部15の端面15Bに当接させ、このサブアッシー状態で摺動軸部15を挿通穴7内に挿嵌することによって、ロッド51の当接部51A側をカム19のカム溝19A内に装入するようにしてもよい。
【0061】
かくして、このように構成される本実施例でも、前記第1の参考例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。しかし、本実施例にあっては、弾性リング52を用いることによりロッド51を挿通穴7の周壁内に仮止めしておくことができる。このため、手動ブレーキの操作時に摺動軸部15の窪み部15C内でロッド51が揺動するように動作しても、これに追従させて弾性リング52を挿通穴7内で容易に弾性変形させつつ、プッシュロッド13の軸方向移動を補償することができる。
【0062】
なお、前記各参考例と本発明の実施例では、プッシュロッド13の鍔部14に一対の係合凸部14A,14Aを設けるものとして述べたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば鍔部14の外周側に3個以上の係合凸部を周方向に間隔をもって設けるようにしてもよい。そして、この場合には底穴部6の周壁に各係合凸部に対応する複数の凹溝部を形成するようにすればよい。
【0063】
また、前記各参考例と本発明の実施例では、プッシュロッド13のうち鍔部14の各係合凸部14Aを高周波焼入れ等の手段により硬化処理するものとして述べたが、本発明はこれに限るものではなく、例えばプッシュロッド全体に焼入れ処理を施すようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1に記載の発明によれば、シリンダ穴の底部奥所側に位置し前記手動ブレーキの操作時に回動されるカムと、該カムの回動に応じて前記プッシュロッドを軸方向に変位させるため該カムの回転を前記プッシュロッドに伝える伝達部材と、該伝達部材を前記シリンダ穴の底部側の挿通穴に仮止めするため、該挿通穴の周壁内に締代をもって装着される仮止め手段と設ける構成としたから、前記プッシュロッドをシリンダ穴の底部側に挿嵌するときに、プッシュロッドの端面に伝達部材の端部が傾いた状態で当接したりするのを防止でき、シリンダ穴の底部奥所側でプッシュロッドを正規の位置まで容易に挿嵌することができる。そして、伝達部材の一端側をカムのカム溝内に確実に装入できると共に、伝達部材の他端側をプッシュロッドの端部内へと容易に装入することができ、プッシュロッドとカムとの間に伝達部材を自動的に組付けることが可能となる。
【0065】
また、請求項2に記載の発明では、弾性リングを仮止め手段として用いることにより、シリンダ穴の底部側で挿通穴内に伝達部材を弾性的に仮止めすることができるから、プッシュロッドをシリンダ穴の底部側に挿嵌するときに、プッシュロッドの端面に伝達部材の端部が傾いた状態で当接したりするのを防止でき、シリンダ穴の底部奥所側でプッシュロッドを正規の位置まで容易に挿嵌することができる。そして、伝達部材の一端側をカムのカム溝内に確実に装入できると共に、伝達部材の他端側をプッシュロッドの端部内へと容易に装入することができ、プッシュロッドとカムとの間に伝達部材を自動的に組付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例によるディスクブレーキを示す縦断面図である。
【図2】 キャリパ側の各凹溝部およびプッシュロッドの係合凸部等を示す図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。
【図3】 プッシュロッドを示す斜視図である。
【図4】 図1中のプッシュロッドに弾性リングを用いてロッドを仮止めした状態を示す一部破断の正面図である。
【図5】 プッシュロッドの窪み部内にロッドを挿入する前の状態を示す一部破断の正面図である。
【図6】 本発明の第2の参考例によるディスクブレーキに用いるプッシュロッド、弾性ホルダおよびロッドを示す一部破断の正面図である。
【図7】 本発明の第3の参考例によるディスクブレーキに用いるプッシュロッド、弾性ホルダおよびロッド等を示す部分断面図である。
【図8】 図7中のプッシュロッドをキャリパの挿通穴内に挿嵌する前の状態を示す部分断面図である。
【図9】 本発明の実施例によるディスクブレーキに用いるプッシュロッド、弾性リングおよびロッド等を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 キャリパ
3 ディスク
4 シリンダ穴
5 取付穴部
6 底穴部
6A 凹溝部
7 挿通穴
8 カム室
9 ピストン
10 摩擦パッド
11 ナット
12 回転制御装置
13 プッシュロッド
13A 多条ねじ
14 鍔部
14A 係合凸部
15 摺動軸部
15B 端面
15C 窪み部
17,51 ロッド(伝達部材)
18,52 弾性リング(仮止め手段)
19 カム
19A カム溝
20 ベアリング
21 スプリング
22 ばね受
31 弾性ホルダ(仮止め手段)
41 弾性体(仮止め手段)
51C ストッパ部

Claims (2)

  1. シリンダ穴を有するキャリパと、該キャリパのシリンダ穴内に摺動可能に設けられ摩擦パッドをディスクに押圧するピストンと、該ピストン内に設けられたナットと、手動ブレーキの操作時に該ナットを介して前記ピストンをシリンダ穴内で摺動させるため、先端側が該ナットに螺合する多条ねじとなり基端側が前記キャリパのシリンダ穴底部側に挿嵌されたプッシュロッドとからなるディスクブレーキにおいて、
    前記シリンダ穴の底部奥所側に位置し前記手動ブレーキの操作時に回動されるカムと、該カムの回動に応じて前記プッシュロッドを軸方向に変位させるため該カムの回転を前記プッシュロッドに伝える伝達部材と、該伝達部材を前記シリンダ穴の底部側の挿通穴に仮止めするため、該挿通穴の周壁内に締代をもって装着される仮止め手段とを設ける構成としたことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記仮止め手段は、前記伝達部材の外周に締代をもって装着されると共に前記挿通穴の周壁内に締代をもって装着される弾性リングであることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
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