JP3773028B2 - シリアルパターントリガ回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルオシロスコープ等で用いられるトリガ回路に関し、特にシリアルデータに対するトリガ発生のためのシリアルパターントリガ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4,図5を参照して従来のこの種のトリガ回路について説明する。従来のトリガ回路は、入力信号をアナログ・デジタル変換(以下A/D変換という)するA/D変換器1と、トリガ条件を設定するトリガ条件設定器2と、前記A/D変換器1の出力データとトリガ条件設定器2の設定出力とを比較し一致したときにトリガ信号を発生する比較器3より構成されている。
【0003】
このような構成において、A/D変換されたアクイジションデータとトリガ条件とがアクイジションポイント(図5参照)ごとに比較され、一致したときは比較器3よりトリガ信号TRIGが発生する。
なお、トリガ条件としては、例えば入力信号の立ち上がりまたは立ち下がりエッジ、あるいはハイ・レベル(以下Hレベルという)またはロー・レベル(以下Lレベルという)がある。
【0004】
また、同一タイミングでの複数信号の組み合わせトリガも可能である。例えば、図5に示すようにチャンネル1(Ch1)の波形の立ち下がりとチャンネル2(Ch2)の波形のHレベルが両立した時点でのトリガ(図中の鎖線部でのトリガ)も可能である。なおこの場合、各チャンネルの信号は個別のA/D変換器でそれぞれA/D変換され、比較器3に入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年製品のシステム化に伴いシリアルデータ転送の用途が増えており、データ転送中のデータ異常を簡単に発見できる測定器の出現が望まれている。
しかしながら、シリアルデータに対してトリガをかける場合、例えば、Ch1の波形の立ち上がりエッジに同期して変化するCh2のシリアルデータ(例えば、10100011)のときにトリガをかける場合、従来の装置では、シリアルデータを一旦並列データに変換した後その並列データに対してパターントリガをかけることはできるが、直列・並列変換しないで直接時系列データに対してトリガをかけることはできないという課題があった。
【0006】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、時系列のシリアルデータに対してトリガをかけることのできるシリアルパターントリガ回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、
1データ幅と、シリアルデータのエッジ検出条件と、シリアルデータのレベル検出条件をそれぞれ設定することのできるエッジ・レベル条件設定器と、
シリアルデータの最初の変化点を検出しその変化点を基準にして前記エッジ・レベル条件設定器で設定した1データ幅の半分の位置から前記1データ幅を周期とするクロックを生成する機能と、前記レベル検出条件に基づいてシリアルデータを2値化する機能を有する比較器と、
トリガ用のパターンデータとそのビット数を設定するトリガ条件設定器と、
前記比較器で生成されたクロックに基づいて前記2値化されたシリアルデータをシフトし、前記ビット数だけシフトされたとき前記パターンデータと比較し一致したときはトリガ信号を出力するシフトレジスタ
を具備し、シリアルデータのみの信号に対してパターントリガが可能になるようにしたことを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、シリアルデータからクロックを生成し、このクロックに基づいてシフトレジスタでシリアルデータのシフトを行ってパターンデータの比較ができるため、容易にパターントリガが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。図1は本発明に係るシリアルパターントリガ回路の一実施例を示す構成図である。図において、1はA/D変換器、11はエッジ・レベル条件設定器、12は比較器、13はトリガ条件設定器、14はシフトレジスタである。
【0012】
A/D変換器1は、図4のものと同様にサンプルクロックSAMP_CLKに基づいて入力信号をサンプルし、A/D変換する。エッジ・レベル条件設定器11は、アクイジション波形のエッジ検出のときのエッジが立ち下がりか立ち上がりかを設定すると共に、アクイジション波形を2値化するときの検出レベルを設定する。
【0013】
比較器12は、エッジ・レベル条件設定器11で設定したエッジ条件に基づいてアクイジションデータのエッジを検出し、検出されたエッジにてクロックを生成する機能と、エッジ・レベル条件設定器11で設定のレベルに基づいてアクイジションデータのレベル検出を行い、H,Lレベルで2値化する機能を有する。
【0014】
トリガ条件設定器13は、トリガをかける際のシリアルデータであるトリガパターンおよびそのビット数を設定するものである。シフトレジスタ14は、比較器12で生成されたクロックを基準として比較器12から与えられる2値化データをシフトし、トリガ条件設定器13で設定されたビット数だけシフトした後そのデータと前記トリガパターンとの比較を行い、一致したときはトリガ信号TRIGを発生する。
【0015】
このような構成における動作を図2を参照して次に説明する。本実施例は、2信号入力の場合であり、クロック入力とそれに同期したデータ入力に対してトリガをかける場合である。いわゆるクロック同期転送のシリアルデータに対してパターントリガをかける場合である。
【0016】
A/D変換器1でA/D変換したCh1のデータを比較器12においてエッジ(この場合立ち下がりエッジ)検出し、検出されたエッジにてクロックを生成する(図2参照)。
比較器12は、また、図示しない他のA/D変換器でA/D変換したCh2のデータについてレベル検出を行い、検出されたデータをH,Lレベルで2値化する(図2参照)。
【0017】
シフトレジスタ14では、上記生成されたクロックを基準としして2値化データをシフトする。トリガ条件設定器13に設定されたビット数だけシフトされると、パターントリガのデータと比較する。一致したときはシフトレジスタ14からトリガ信号TRIGが出力される。一致しないときは、その後ビット数だけシフトされたときに再び同様のデータ比較を行う。
【0018】
図3は、1信号入力(データ入力)のみに対してトリガをかける場合の例である。この場合、比較器12は、エッジ検出を行ってデータの最初の変化点(図の場合、立ち下がり)を検出し、この変化点を基準にして、設定された1データ幅の1/2のポイント(時点)からデータ幅を周期としたクロックを生成する。
なお、1データ幅はエッジ・レベル条件設定器11であらかじめ設定しておく。
【0019】
その後は前記2信号入力の場合と同様に、シフトレジスタ14にてデータをシフトさせてトリガをかける。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば次のような効果がある。
(1)請求項1の発明によれば、クロック同期転送のシリアルデータに対してのパターントリガが容易に可能となる。
(2)また、請求項2の発明によれば、シリアルデータのみの信号に対しても、そのシリアルデータからクロックを生成しこのクロックに基づいてシリアルデータをシフトすることにより、容易にパターントリガをかけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリアルパターントリガ回路の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】他の実施例における動作を説明するための波形図である。
【図4】従来のトリガ回路の一例を示す構成図である。
【図5】従来のトリガ回路の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器
11 エッジ・レベル条件設定器
12 比較器
13 トリガ条件設定器
14 シフトレジスタ
Claims (1)
- 1データ幅と、シリアルデータのエッジ検出条件と、シリアルデータのレベル検出条件をそれぞれ設定することのできるエッジ・レベル条件設定器と、
シリアルデータの最初の変化点を検出しその変化点を基準にして前記エッジ・レベル条件設定器で設定した1データ幅の半分の位置から前記1データ幅を周期とするクロックを生成する機能と、前記レベル検出条件に基づいてシリアルデータを2値化する機能を有する比較器と、
トリガ用のパターンデータとそのビット数を設定するトリガ条件設定器と、
前記比較器で生成されたクロックに基づいて前記2値化されたシリアルデータをシフトし、前記ビット数だけシフトされたとき前記パターンデータと比較し一致したときはトリガ信号を出力するシフトレジスタ
を具備し、シリアルデータのみの信号に対してパターントリガが可能になるようにしたことを特徴とするシリアルパターントリガ回路。
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JP2000304630A JP3773028B2 (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | シリアルパターントリガ回路 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000304630A JP3773028B2 (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | シリアルパターントリガ回路 |
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