JP3770700B2 - ヒートシール装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ヒートシール装置に関し、更に詳しくは加熱融着性ラミネート紙を一対の加熱ローラによってヒートシールするヒートシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のヒートシール装置は、帯状の加熱融着性ラミネート紙を、幅方向に二つ折りした状態で、一対の加熱ローラ間に装着し、併せて薬剤、ジュースなどを供給すると、加熱ローラの加熱・加圧によってラミネート紙の重なり合う側縁部をヒートシールし、薬剤、ジュースなどを連続的に分割分包する。
【0003】
しかしながら従来のヒートシール装置では、一対の加熱ローラが互いに接触する状態にあるので、一対の加熱ローラ間にラミネート紙を二つ折りした状態で挿通することが非常に難しく、場合によっては一対の加熱ローラ間に指先を噛み込まれる危険があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題点を解決する手段として、実公平7−38105号公報で提案されているヒートシール装置は、ラミネート紙を挿通する際は一対の加熱ローラを開放できるようにしている。
しかし一対の加熱ローラは、開放状態でも加熱面の相対的なずれが生じないように一対の加熱ローラの連動回転用ギヤの一端角部を開放に伴う傾斜状態でも噛み合うように維持している。従って加熱ローラの開放は連動回転用ギヤの一端角部の噛み合いが開放に伴う傾斜程度によって変わるのでスムースではなく、更に連動回転用ギヤの一端角部は局部的に力が加わるので歯が欠けたり、擦り減って噛み合い状態が維持できないおそれがあった。
【0005】
そこでこの発明の主要な目的の1つは、一対の加熱ローラの開放がスムースで加熱ローラの連動ギヤの局部的な破損を防止できるヒートシール装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、一端部に連動回転用のギヤをそれぞれ取り付けた一対の加熱ローラと、これらの一対の加熱ローラの両端を回転可能に支持し、前記一対の加熱ローラの接触線に沿って分割され、かつその分割部分の一端同志を回転可能に連結されたローラフレームと、前記連動回転用の2つのギヤの間に介在され、一方の連動回転用のギヤに伝達される回転力を他方の連動回転用のギヤに伝達可能で、回転軸心を前記ローラフレームの分割部分の一端同志の回転軸心に一致させた中間連動ギヤとからなるヒートシール装置を提供する。
【0007】
すなわちこの発明によれば、一対の加熱ローラの連動回転用ギヤ(一対)を直接噛合させるのではなく、両ギヤの間に中間連動ギヤを介在させ、かつその中間連動ギヤの回転軸心をローラフレームの分割部分の回転軸心に一致させることによって、ローラフレームの開放がスムースで連動ギヤの局部的な破損を防止できるようにするものである。
【0008】
特に中間連動ギヤは、ローラフレームが開放(通常20〜40度、約30度が好ましい)されても1対の連動回転用ギヤとの係合(噛み合い)を変えることなく維持できるので、開放、閉塞操作がスムースであり、開放時に各ギヤの特定個所に応力集中が生じるおそれもないので局部的な破損を防止できる。また1対の加熱ローラの加熱面の相対的な位置ずれを防止できるので、ヒートシール不良(例えば密封不良)の発生を防ぐことができる。
【0009】
この発明において使用できる1対の連動回転用ギヤ及び中間連動ギヤとしては、回転軸心(回転中心軸)が加熱ローラの中心軸とは直交する関係にあるので、はすば歯車、かさ歯車、ウオーム歯車を挙げることができるが、はすば歯車が好ましい。
この発明においては、1対の連動回転用ギヤと中間連動ギヤは、ローラフレーム(又は加熱ローラ)が閉塞、開放のいずれの場合でも噛み合い状態にある。一方、ローラフレームの開放状態では、加熱融着性ラミネート紙を装着するために、加熱ローラは自由回転できるのが好ましい。そこで1対の加熱ローラに1対の連動回転用の補助ギヤを同軸に設け、その補助ギヤで駆動回転力を主として伝達させるようにすることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施の形態に基づきこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明の一つの実施の形態を示す側面構成説明図、図2は図1に示す実施の形態の平面構成説明図、図3はその異なる状態を示す図1相当図である。
【0011】
図1〜2において、ヒートシール装置1は、一端部に連動回転用のギヤ2・3をそれぞれ取り付けた一対の加熱ローラ4・5と、これらの一対の加熱ローラを軸受(ロールベアリング)6・7,8・9によって回転可能に支持し、加熱ローラ4・5の接触線Aに沿って分割されたローラフレーム10・11と、連動回転用のギヤ2・3の間に介在された中間連動ギヤ12と、一方ローラフレーム10を固定支持する本体Hとから主としてなる。
【0012】
ここで中間連動ギヤ12は、特に図2において、中間ギヤ部13と、この中間ギヤ部を回転可能に支持する支軸部14とからなり、この支軸部を介してローラフレーム10にローラフレーム11を回転可能に支持している。つまりローラフレーム10・11は、その分割部分の一端同志が回転可能に連結され、その回転軸心Xが中間連動ギヤ12の回転軸心Yに一致しているわけである。
【0013】
15は回転動力源としての駆動モータ、16は駆動ギヤ、17・18は直接噛み合う補助連動ギヤである。
なお、19・20はハンドル部、21はアイドラギヤ、22・23は送りローラである。
次に、以上の構成を備えたヒートシール装置1の作動を説明する。
【0014】
まず、図1のヒートシール装置1のローラフレーム10・11をローラフレーム11のハンドル部20の操作によって図3のごとく回転軸心X(Y)を中心に開放する。このようにローラフレーム10・11の開放によって開放された(間隙を生じた)加熱ローラ4・5の間に加熱融着性ラミネート紙(図示省略)の先端部を幅方向に二つ折りして手で挿入する。次いで再びハンドル部20の操作によってローラフレーム10・11を図1のごとく回転軸心X(Y)を中心に閉塞し、加熱ローラ4・5によってラミネート紙を若干加圧・加熱する。なおこのようにローラフレーム10・11を閉塞状態にし、加熱ローラ4・5がラミネート紙を加圧加熱する状態は、ローラフレーム10・11間を連結するクリップ(図示省略)によって維持されている。
【0015】
かくして加熱融着性ラミネート紙は、約105℃に加熱され回転する(約25rpmと50rpmの可変)加熱ローラ4・5の加熱面により押圧加熱を受け、連続する多数の袋となって送りローラ22・23によって送り出される。この際各袋には適宜薬剤が所定量(例えば粉末状の薬剤が5g)封入されている(分割分包されている)。
【0016】
以上のごとく加熱ローラ4・5の開放は、中間連動ギヤ12を介して連動回転用のギヤ2・3が閉塞時と同程度に噛み合った状態で行われるので、スムースで、しかも加熱面の相対的なずれが生じず、更に各ギヤの噛み合いが局部的ではなく通常の状態で行われるので歯が欠けたり擦り減るのを防止できる。また加熱ローラ4・5の閉塞時は、中間連動ギヤ12を介して連動回転用のギヤ2・3による連動に補助連動ギヤ17・18による連動が加わるので、回転動力の伝達がより確実になる。もちろん以上の実施例とは異なり、小さい回転動力で済む場合は補助連動ギヤ17・18を省略できる。更にモータからの回転駆動力をこの補助連動ギヤ17・18で直接受けて伝達するようにしてもよい。また中間連動ギヤ12の中間ギヤ部13と支軸部14とを一体に形成することもできる。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、一対の加熱ローラの連動回転用ギヤ(一対)を直接噛合させるのではなく、両ギヤの間に中間連動ギヤを介在させ、かつその中間連動ギヤの回転軸心をローラフレームの分割部分の回転軸心に一致させることによって、ローラフレームの開放がスムースで連動ギヤの局部的な破損を防止できるようにするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施形態を示す側面構成説明図である。
【図2】図1に示す実施形態の平面構成説明図である。
【図3】異なる状態を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1 ヒートシール装置
2 連動回転用のギヤ
3 連動回転用のギヤ
4 加熱ローラ
5 加熱ローラ
6 軸受
7 軸受
8 軸受
9 軸受
10 ローラフレーム
11 ローラフレーム
12 中間連動ギヤ
13 中間ギヤ部
14 支軸部
15 モータ
16 駆動ギヤ
17 補助連動ギヤ
18 補助連動ギヤ
19 ハンドル部
20 ハンドル部
Claims (3)
- 一端部に連動回転用のギヤをそれぞれ取り付けた一対の加熱ローラと、これらの一対の加熱ローラの両端を回転可能に支持し、前記一対の加熱ローラの接触線に沿って分割され、かつその分割部分の一端同志を回転可能に連結されたローラフレームと、前記連動回転用の2つのギヤの間に介在され、一方の連動回転用のギヤに伝達される回転力を他方の連動回転用のギヤに伝達可能で、回転軸心を前記ローラフレームの分割部分の一端同志の回転軸心に一致させた中間連動ギヤとからなり、この中間連動ギヤが、連動回転用の2つのギヤの間に介在された中間ギヤ部と、この中間ギヤ部を回転可能に支持する支軸部とからなり、この支軸部が、ローラフレームの分割部分の一端同志をも回転可能に支持するヒートシール装置。
- 連動回転用の2つのギヤ及び中間連動ギヤが、いずれもはすば歯車である請求項1記載のヒートシール装置。
- 一対の加熱ローラが、更にローラフレームの開放時に解除可能に噛合する一対の連動回転用の補助ギヤを同軸に備えた請求項1記載のヒートシール装置。
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Publications (2)
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1997
- 1997-06-18 JP JP16146897A patent/JP3770700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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