JP3767844B2 - 機能拡張用制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体に増設される機能拡張用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機などの画像形成装置、或いはパーソナルコンピュータなどの電子機器や、工作機械、又は自動車などの各種装置において、その構成の複雑化に伴い、ユーザの要望により、その装置を製造する工場以外の場所、例えばユーザの下で装置の機能を追加することが行われるようになった。例えば、複写機の基本機能だけで充分であると考えたユーザが、その基本機能のみを有する複写機を購入して使用したが、その後、その複写機にファクシミリ機能を追加したいと考えた場合、その機能をユーザの下で追加することなどが、その一例である。
【0003】
このような場合、予め装置本体に設置されている装置制御基板だけでは追加機能に対応できないときは、機能拡張用制御装置を画像形成装置本体に増設する必要がある。かかる機能拡張用制御装置の増設は、従来、次のようにして行われていた。
【0004】
図7における符号19Aは、予め装置本体1Aに設置されている装置制御基板を示し、この装置制御基板19Aは、装置の製造時に、その製造工場において装置本体1Aに装着される。装置本体1Aに装着された装置制御基板19Aは、その装置本体内に設けられたガイド50Aによって保持されると共に、当該装置制御基板19Aのコネクタ28Aが、装置本体1A内に固定配置された接続制御基板52Aのコネクタ53Aに嵌合し、両コネクタ28A,53Aが電気的に接続されている。
【0005】
一方、図7に符号34Aで示すものは、ユーザの要望によって、後に追加された機能拡張用制御装置27Aの増設制御基板である。この増設制御基板34Aを装置本体1Aに装着するときは、装置本体1Aの開閉カバー26Aを開き、該装置本体1Aのフレーム24Aに形成された取付孔40Aを通して、増設制御基板34Aを矢印で示す方向に挿入する。このとき、増設制御基板34Aは、装置本体1Aに設けられたガイド51Aによって案内され、当該増設制御基板34Aのコネクタ29Aが接続制御基板52Aのコネクタ54Aに嵌合し、両コネクタ29A,54Aが電気的に接続される。次いで、増設制御基板34Aに固定された取付部材39Aがフレーム24Aにねじ41Aによって固定され、最後に開閉カバー26Aが閉じられる。
【0006】
上述のようにして増設制御基板34Aを装置本体1Aに設置して、その増設制御基板34Aと装置制御基板19Aとを、一般にマザーボードと称せられている接続制御基板52Aを介して電気的に接続することにより、所定の追加機能に対応することができる。
【0007】
ところが、上述した構成によると、ガイド51Aと接続制御基板52Aは、基本機能のみを有する装置には不要な要素であるため、その分、基本機能のみを有する装置のコストが上昇する不具合を免れない。
【0008】
増設制御基板をガイドによって案内する構成は、実開平5−38975号公報や特開平8−250876号公報に開示されている。
【0009】
一方、図8に示すように、予め装置本体1Aに設置されている装置制御基板19Aのコネクタ28Aに、増設制御基板34Aのコネクタ29Aを嵌合して両者を電気的に接続する構成も公知である。この構成によると、図7に示した接続制御基板52Aが不要となり、その分、コストを低減することが可能となる。ここに示した装置制御基板19Aと増設制御基板34Aは、これらにそれぞれ固定された取付部材23A,39Aが装置本体1Aのフレーム24Aにねじ25A,41Aによって固定される。その際、装置制御基板19Aと増設制御基板34Aは、その各長さL1,L2が多少ばらついて製造されることは一般に避けられないため、コネクタ28A,29Aによって互いに固定され、かつねじ25A,41Aによって装置本体1Aに対して固定された装置制御基板19Aと増設制御基板34Aに過大な応力が発生し、これらにひずみが生じたり、コネクタ28A,29Aの固定が不良となり、装置制御基板19Aと増設制御基板32Aの機能が害されるおそれがある。例えば、装置制御基板19Aの長さL1が、その製造時のばらつきにより、長めに製造され、逆に増設制御基板34Aの長さL2がその製造時のばらつきによって短かめに製造されたとすると、互いに嵌合するコネクタ28A,29Aの部分に大きな力が作用し、各コネクタ28A,29Aを基板本体に接続するハンダが剥がれたり、装置制御基板19Aと増設制御基板34Aとに大きな圧縮力や引張力が作用して、これらが大きく撓み、これらの基板が正しく機能しなくなるおそれがある。
【0010】
さらに、図9に示すように、装置制御基板19AのL字形のコネクタ28Aに、増設制御基板34Aのコネクタ29Aを嵌合させて、両者を電気的に接続する構成も公知であるが、この場合も、装置制御基板19Aと増設制御基板34Aの長さL1,L2のばらつきによって、両コネクタ28A,29Aが過度に大きな力で嵌合し合って、装置制御基板19Aと増設制御基板34Aに大きなひずみが発生したり、逆に両コネクタ28A,29Aの接続不良が発生し、増設制御基板34Aと装置制御基板19Aが正しく機能しなくなるおそれがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去した機能拡張用制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、予め装置本体に設置されている装置制御基板のコネクタに嵌合して該コネクタに電気的に接続される相手コネクタを備えた第1の増設制御基板と、装置本体に固定される第2の増設制御基板と、前記第1の増設制御基板と第2の増設制御基板とを電気的に接続する可撓性の信号線束と、前記第1及び第2の増設制御基板を所定の位置関係に保持するためのスペーサとを具備して成る機能拡張用制御装置を提案する(請求項1)。
【0013】
その際、前記第2の増設制御基板に固定された取付部材を有し、該取付部材が装置本体に固定されることにより、前記第2の増設制御基板が装置本体に固定されるように構成されていると有利である。(請求項2)。
【0014】
また、上記請求項1又は2に記載の機能拡張用制御装置において、前記第1及び第2の増設制御基板は、1つの制御基板として作成された基板を分割することにより構成されると有利である(請求項3)。
【0015】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の機能拡張用制御装置において、前記第2の増設制御基板は、該増設制御基板を外部装置に電気的に接続するための外部接続用コネクタを有していると有利である(請求項4)。
【0016】
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の機能拡張用制御装置において、予め装置本体に設置されている前記装置制御基板と、該装置本体に設置された前記第1及び第2の増設制御基板は、ほぼ平行な状態で、上下の位置関係をもって配置され、かつ第1の増設制御基板は、前記装置制御基板よりも小サイズに形成されていると有利である(請求項5)。
【0017】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、予め装置本体に設置された装置制御基板のコネクタに嵌合して該コネクタに電気的に接続される相手コネクタを備えた増設制御基板と、装置本体に固定される取付部材とを具備し、前記増設制御基板が装置本体に設置され、かつ前記取付部材が装置本体に固定されたとき、前記取付部材が前記増設制御基板を保持するように、該取付部材が配置され、前記増設制御基板を外部装置に電気的に接続するための外部接続用コネクタが前記取付部材に固定され、該外部接続用コネクタと前記増設制御基板を電気的に接続する可撓性の信号線束が設けられている機能拡張用制御装置を提案する(請求項6)。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0020】
図1は、後に詳しく説明する機能拡張用制御装置を設置することのできるデジタル複写機より成る画像形成装置をその正面側から示した概略断面図である。先ず、この画像形成装置の概略構成と作用を説明する。
【0021】
図1において、装置本体1の上部に固設されたコンタクトガラス2上に図示していない原稿が載置され、この原稿は、図1の右方へ移動する光源3によって照明され、その反射光像は、光源3と共に右方に移動する第1ミラー4にて反射し、次いで、光源3の1/2の速さで右方に移動する第2及び第3ミラー5,6で反射した後、読み取り装置7に入射する。読み取り装置7は、原稿からの反射光像を読み取るための例えばCCDより成る図示していないイメージセンサと、このセンサに光像を結像する同じく図示していない結像レンズを有している。
【0022】
装置本体1に対して回転可能に支持された像担持体の一例であるドラム状の感光体14は、図1における時計方向に回転駆動され、このとき、その感光体14の表面は、帯電装置15によって所定の極性に均一に帯電され、その帯電面には、露光装置8から出射する光変調されたレーザ光Lを照射され、これによって感光体14上に静電潜像が形成される。
【0023】
図1に示した露光装置8は、図示していないレーザ光源から出射するレーザ光を反射する回転多面鏡9、fθレンズなどからなる走査光学系10、この走査光学系10を通ったレーザ光を反射するミラー11,12,13を有し、そのレーザ光Lが感光体14上に結像される。レーザ光は、読み取り装置7で読み取られた画像信号に対応して光変調されており、かかるレーザ光Lを照射された感光体14の表面には、原稿画像に対応する静電潜像が形成される。この静電潜像は、これが現像装置16を通るとき、トナー像として可視像化される。図1に示した現像装置16は、粉体状の現像剤Dを収容した現像剤ケース18と、その内部で回転可能に支持された現像ローラ17を有し、回転駆動される現像ローラ17の周面に現像剤が担持されて搬送され、かかる搬送現像剤によって感光体14に形成された静電潜像がトナー像として可視像化される。
【0024】
一方、複数の給紙カセット20,20A,20Bのいずれかのカセットから転写材の一例である転写紙Pが矢印A方向に給送され、その転写紙Pが、レジストローラ対21によって、感光体14上のトナー像に整合するタイミングで、感光体14と転写ベルト22との間の転写位置Tに給送される。
【0025】
無端状の転写ベルト22は、駆動ローラ23と従動ローラ24とに巻き掛けられて矢印B方向に駆動され、転写位置Tにおいて感光体14の表面に当接している。レジストローラ対21によって送り出された転写紙Pは、この転写ベルト22に担持されて搬送されつつ、転写ベルト22と感光体14の間の転写位置Tを通過する。このとき、転写ベルト22の裏面側に配置されたバイアスローラ122には、感光体14上のトナー像のトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、これによって感光体14上のトナー像が転写紙Pの表面に静電転写される。
【0026】
トナー像を転写された転写紙Pは、引き続き転写ベルト22に担持されて矢印B方向に搬送され、転写ベルト22を離れた後、定着装置30を通り、このとき熱と圧力の作用でトナー像が転写紙P上に定着される。次いで、この転写紙Pは、排紙ローラ対31によってコピー紙として排紙トレイ32上に排出される。
【0027】
トナー像転写後の感光体表面には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着しており、かかる転写残トナーは、クリーニング装置33によって除去され、感光体表面が清掃される。清掃後の感光体表面はランプより成る除電装置37により除電作用を受けて初期化され、引き続き前述の動作が実行され、次の転写紙上にトナー像が転写される。
【0028】
一方、装置本体1内には、画像形成装置の動作を制御する装置制御基板19が配置されている。この装置制御基板19は、予め装置本体1に設置されているものであり、通常は、画像形成装置の製造時にその製造工場において装置本体1に組み込まれる。すなわち、図2に示すように、装置制御基板19の一端側に取付部材23が固定され、その装置制御基板19が装置本体1内に配置された状態で、取付部材23がねじ25によって装置本体1のフレーム24に固定されている。符号26は、装置本体1の図示していない外装カバーに開閉可能に装着された開閉カバーであり、この開閉カバー26は、外装カバーと共に、フレーム24や、その内部の要素を覆う用をなす。
【0029】
上述のように、図1に示した画像形成装置は、複写機としての基本機能を有しているが、その画像形成装置のユーザが、例えば当該画像形成装置にファクシミリ機能を持たせたいと考えた場合には、図1及び図2に示したように機能拡張用制御装置27が装置本体1に追加される。ここに例示した機能拡張用制御装置27は、予め装置本体1に設置されている装置制御基板19のコネクタ28に嵌合して該コネクタ28に電気的に接続される相手コネクタ29を備えた第1の増設制御基板34と、装置本体1に固定される第2の増設制御基板35と、上記第1の増設制御基板34と第2の増設制御基板35とを電気的に接続する可撓性の信号線束36と、第1及び第2の増設制御基板34,35を所定の位置関係に保持するためのスペーサ38とを具備している。
【0030】
装置制御基板19、第1の増設制御基板34、及び第2の増設制御基板35は、それ自体周知のように配線パターンのプリントされた基板本体と、これに搭載された図示していない電子部品をそれぞれ有し、装置制御基板19と第1の増設制御基板の各基板本体に、上述のコネクタ28及び相手コネクタ29が、例えばハンダによって固定されている。
【0031】
また、信号線束36としては、例えばFFCケーブルやキャブタイヤケーブルなどの形状的に自由度のあるものが用いられ、この信号線束36は、その各端部が、予め第1の増設制御基板34と第2の増設制御基板35にそれぞれ固定され、これらの増設制御基板34,35を電気的に接続している。また、スペーサ38は、第1及び第2の増設制御基板34,35とは分離した別の部材として構成されていても、またいずれかの増設制御基板34,35に固定されていてもよいが、図示した例では、図3に示すように、複数のスペーサ38が第2の増設制御基板35の基板本体に固定されている。さらに、第2の増設制御基板35の基板本体には、その増設制御基板35を装置本体1に固定するための取付部材39が一体に固定されている。
【0032】
上述の機能拡張用制御装置27を装置本体1に取付けるには、図2に示した装置本体1の開閉カバー26を開き、矢印で示すように、装置本体1のフレーム24に形成された取付孔40を通して第1の増設制御基板34を装置本体1内に挿入し、装置制御基板19の基板本体下面に固定されたコネクタ28に、第1の増設制御基板34の基板本体上面に固定された相手コネクタ29を嵌合して、両コネクタ28,29を電気的に接続する。次いで、第2の増設制御基板35を取付孔40を通して装置本体1内に挿入し、その基板本体に固定されたスペーサ38の上端で、第1の増設制御基板34を支える。次いで取付部材39をフレーム24にねじ41によって固定し、最後に開閉カバー26を図2に示すように閉鎖する。
【0033】
上述のように、本例の機能拡張用制御装置27においては、第2の増設制御基板35に固定された取付部材39を有していて、その取付部材39が装置本体1に固定されることにより、第2の増設制御基板35が装置本体1に固定されるように構成されている。
【0034】
機能拡張用制御装置27が装置本体1に上述の如く設置されることにより、画像形成装置に追加された機能に対応することができる。機能拡張のために必要な回路構成は、第1及び第2の増設制御基板34,35のどちらか、又は双方に分配されて実装される。その際、装置制御基板19と第1の増設制御基板34は、そのコネクタ28と相手コネクタ29が嵌合することによって電気的に接続されるので、図7に示した接続制御基板52Aやガイド50A,51Aは不要となる。このため、画像形成装置のコスト、特に基本構成だけを有する画像形成装置のコストを効果的に低減することができる。
【0035】
しかも、装置本体1に設置された機能拡張用制御装置27の第1の増設制御基板34は、スペーサ38を介して、第2の増設制御基板35に保持されてはいるが、装置本体1には直接、固定されることはない。このため、装置制御基板19と第1の増設制御基板34のサイズが多少ばらついていても、互いに嵌合したコネクタ28と相手コネクタ29に過度の力が加えられたり、装置制御基板19と第1の増設制御基板34に大きな圧縮力や引張力が加えられてこれらに大きなひずみが生じたり、各コネクタ28,29を基板本体に固定するハンダが剥がれるような不具合は発生しない。しかも、両コネクタ28,29の接続不良が発生することを防止することができる。
【0036】
図2に示したスペーサ38の高さHは、機能拡張用制御装置27が装置本体1に設置された状態で、そのスペーサ38が第1の増設制御基板34を下から支えるのに充分な大きさであることが必要であり、しかも両コネクタ28,29同士が、有効嵌合代の範囲で嵌合するように、第1の増設制御基板34を保持できる大きさであることが好ましいが、その高さHが、第2の増設制御基板35がわずかに下方に押されるような大きさであっても、第1の増設制御基板34が取付部材39に対して撓むことが許容されるので、機能が害されることはない。図9に示した従来例では、装置制御基板19Aの長さL1が、そのばらつきによって短めに形成されていると、増設制御基板34Aは大きな圧縮力を受けるので、その基板34Aが湾曲したり、コネクタ29Aのハンダが浮き、最悪の場合には、その基板本体のパターンが切断することすらあったが、図2及び図3に示した構成では、上述のようにスペーサ38の高さHを設定しても、このような不具合は発生しない。
【0037】
第1の増設制御基板34と第2の増設制御基板35は、それぞれ別々に作成することができるが、図4に示すように、第1及び第2の増設制御基板34,35を、1つの制御基板134として作成し、これらの基板34,35を装置本体1に装着する前に、両増設制御基板34,35の間の薄肉に形成した連結部42を、例えば手折り等によって切断し、第1及び第2の増設制御基板34,35を構成するようにしてもよい。このように、第1及び第2の増設制御基板34,35を、1つの制御基板134として作成された基板を分割することにより構成すると、複数の増設制御基板34,35をそれぞれ別々に作成する場合に比べ、その製造コストを低減できる。
【0038】
また、装置制御基板19は、図2に示すように、これを図示していない外部装置に電気的に接続するためのコネクタ43を有しているが、第2の増設制御基板35も、その増設制御基板35を外部装置に電気的に接続するための外部接続用コネクタ44を有しており、このコネクタ44に、図示していない相手コネクタを嵌合することにより、第2の増設制御基板35と外部装置を接続し、画像形成装置の機能を拡大することができる。
【0039】
以上説明した機能拡張用制御装置27が装置本体1に設置されたとき、予め装置本体1に設置されている装置制御基板19と、装置本体1に設置された第1及び第2の増設制御基板34,35は、ほぼ平行な状態で、上下の位置関係をもって配置される。しかも、第1の増設制御基板34は、装置制御基板19よりも小サイズに形成されている。この構成により、図2に符号W1,W2で示した装置制御基板19の下方領域が、第1の増設制御基板34と重なり合うことがなくなり、この両領域W1,W2が大きく開放される。このため、装置制御基板19の上記領域W1,W2に実装高さの高い電子部品を搭載しても、その電子部品が第1の増設制御基板34に干渉することはなく、装置制御基板19の設計自由度を高めることができる。
【0040】
図2に示した例では、第1及び第2の増設制御基板34,35を装置制御基板19の下方に配置したが、これとは逆に、第1及び第2の増設制御基板34,35を装置制御基板19の上方に配置した場合も、上述した効果を奏することができる。
【0041】
図5に示した機能拡張用制御装置27は、1つの増設制御基板34と、装置本体1に固定される取付部材39を有している。かかる機能拡張用制御装置27を装置本体1に設置するには、図6に示すように、装置本体1の開閉カバー26を開き、該装置本体1のフレーム24に形成された取付孔40を通して、増設制御基板34を装置本体内に挿入し、図2の場合と同じく装置本体1に固定された装置制御基板19のコネクタ28に、増設制御基板34の相手コネクタ29を嵌合して、両コネクタ28,29を電気的に接続する。次いで取付部材39を装置本体1内に挿入し、これを例えばねじ41(図5)によってフレーム24に固定する。このとき、取付部材39の先端部に形成された保持部45が増設制御基板34を下から支える。このように、この例の機能拡張用制御装置27においては、独立したスペーサを設けずに、取付部材39によって増設制御基板34を保持することができ、しかも増設制御基板34を1つ設けるだけでよく、その上、図2に示した機能拡張用制御装置と同じ作用効果を奏することができる。
【0042】
その際、取付部材39を剛性の大なる板材によって構成してもよいが、この取付部材39を、板ばねなどの弾性材により構成し、その弾性によって、増設制御基板34を装置制御基板19の側に付勢し、両コネクタ28,29を確実に嵌合させるようにすることもできる。
【0043】
このように、図5及び図6に示した機能拡張用制御装置27は、予め装置本体1に設置された装置制御基板19のコネクタ28に嵌合して該コネクタ28に電気的に接続される相手コネクタ29を備えた増設制御基板34と、装置本体1に固定される取付部材39とを具備し、その増設制御基板34が装置本体1に設置され、かつ取付部材39が装置本体1に固定されたとき、取付部材39が増設制御基板34を保持するように、該取付部材39が配置される。かかる構成により、機能拡張用制御装置27のコストを効果的に低減することができる。
【0044】
また図5及び図6に示した機能拡張用制御装置27においては、増設制御基板34を図示していない外部装置に電気的に接続するための外部接続用コネクタ44が取付部材39に固定され、この外部接続用コネクタ44と増設制御基板34を電気的に接続する可撓性の信号線束46が設けられている。これにより、画像形成装置の機能を支障なく拡大することができる。信号線束46としては、図2に示した信号線束と同様に、FFCケーブルやキャブタイヤケーブルなどの形状的に自由度のあるものが使用される。
【0045】
以上、画像形成装置に設置される機能拡張用制御装置の例を説明したが、本発明は、画像形成装置以外の各種装置に装着される機能拡張用制御装置にも広く適用できるものである。
【0046】
【発明の効果】
請求項1及び2に記載の発明によれば、基本機能だけの装置には不要なガイドや接続制御基板を必要とせずに、機能拡張用制御装置を装置本体に装着することができ、しかも装着された機能拡張用制御装置に過度の応力が発生して、その機能が害される不具合を防止することができる。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、1つの制御基板を作成し、これを分割して第1及び第2の増設制御基板を構成するので、機能拡張用制御装置のコストを低減することができる。
【0048】
請求項4に記載の発明によれば、増設制御基板を外部装置に接続できるので、装置の機能を支障なく拡大できる。
【0049】
請求項5に記載の発明によれば、装置制御基板の設計自由度を拡大できる。
【0050】
請求項6に記載の発明によれば、機能拡張用制御装置を1枚の増設制御基板で構成でき、しかも専用のスペーサを設ける必要がないため、機能拡張用制御装置のコストを低減できる。さらに、増設制御基板を外部装置に接続できるため、装置の機能を支障なく拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略断面図である。
【図2】装置制御基板と機能拡張用制御装置が装置本体に装着された状態を示す部分断面図である。
【図3】機能拡張用制御装置の斜視図である。
【図4】第1及び第2の増設制御基板を1枚の制御基板から構成する例を示す斜視図である。
【図5】1枚の増設制御基板と取付部材を有する機能拡張用制御装置を示す部分断面図である。
【図6】図5に示した機能拡張用制御装置を装置本体に装着するときの様子を示す部分断面図である。
【図7】従来の機能拡張用制御装置の一例を示す部分断面図である。
【図8】他の従来の機能拡張用制御装置の例を示す部分断面図である。
【図9】さらに他の従来の機能拡張用制御装置の例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
19 装置制御基板
27 機能拡張用制御装置
28 コネクタ
29 相手コネクタ
34 第1の増設制御基板
35 第2の増設制御基板
36 信号線束
38 スペーサ
39 取付部材
44 外部接続用コネクタ
46 信号線束
134 制御基板

Claims (6)

  1. 予め装置本体に設置されている装置制御基板のコネクタに嵌合して該コネクタに電気的に接続される相手コネクタを備えた第1の増設制御基板と、装置本体に固定される第2の増設制御基板と、前記第1の増設制御基板と第2の増設制御基板とを電気的に接続する可撓性の信号線束と、前記第1及び第2の増設制御基板を所定の位置関係に保持するためのスペーサとを具備して成る機能拡張用制御装置。
  2. 前記第2の増設制御基板に固定された取付部材を有し、該取付部材が装置本体に固定されることにより、前記第2の増設制御基板が装置本体に固定される請求項1に記載の機能拡張用制御装置。
  3. 前記第1及び第2の増設制御基板は、1つの制御基板として作成された基板を分割することにより構成される請求項1又は2に記載の機能拡張用制御装置。
  4. 前記第2の増設制御基板は、該増設制御基板を外部装置に電気的に接続するための外部接続用コネクタを有している請求項1乃至3のいずれかに記載の機能拡張用制御装置。
  5. 予め装置本体に設置されている前記装置制御基板と、該装置本体に設置された前記第1及び第2の増設制御基板は、ほぼ平行な状態で、上下の位置関係をもって配置され、かつ第1の増設制御基板は、前記装置制御基板よりも小サイズに形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の機能拡張用制御装置。
  6. 予め装置本体に設置された装置制御基板のコネクタに嵌合して該コネクタに電気的に接続される相手コネクタを備えた増設制御基板と、装置本体に固定される取付部材とを具備し、前記増設制御基板が装置本体に設置され、かつ前記取付部材が装置本体に固定されたとき、前記取付部材が前記増設制御基板を保持するように、該取付部材が配置され、前記増設制御基板を外部装置に電気的に接続するための外部接続用コネクタが前記取付部材に固定され、該外部接続用コネクタと前記増設制御基板を電気的に接続する可撓性の信号線束が設けられている機能拡張用制御装置。
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