JP3767304B2 - コンテナ用冷凍装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、輸送されるコンテナ用冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
海上輸送用等のコンテナ用冷凍装置は、船上に搭載されているときには船体側の主電源より電力供給を受けることができるため、冷凍機構やその他の制御機構を適当に動作させることが可能である。しかし、冷凍機構の停止状態、例えばコンテナが揚陸された後(特にトラック等で陸送された後の荷物の受け渡し時)には、船体側の主電源より電力供給を受けることができないため、コンテナ内部の温度制御を行うことが不可能となる。
【0003】
一般に、コンテナ自体は冷凍機構が停止しても内部温度を急激に上昇させることがないように保冷構造を有しているが、時間経過とともにコンテナ内部の温度が上昇していくことは否めない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そしてコンテナが揚陸されてトラック等で陸送された後に、そのコンテナ内部に収容されている荷物を受け渡す時には、荷物検査のためにコンテナの内部温度の確認が行われることもある。しかし、主電源からの電力供給を受けることができないことからコンテナ用冷凍装置において自動的にコンテナの内部温度を検出して表示することができなかった。
【0005】
このため、従来では、コンテナ用冷凍装置の所定箇所に形成された温度計挿入口より、ユーザ(または検査人)が温度計を挿入し、その温度計によってコンテナ内の温度を手動で測定しなければならないという問題があった。また、その際に温度計が準備されていなかった場合には、温度確認を終了するまでにさらに時間を要することとなり、それに伴って内部温度も上昇する。そして最悪の場合には、荷物の引き渡しを拒否されることもあり、コンテナ輸送を行ったことが無駄になる。
【0006】
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、主電源からの電力供給を受けることができない状況下にあっても、速やかにコンテナ内の温度を確認することのできるコンテナ用冷凍装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、主電源(3)からのみ電力が供給される、コンテナの内部(2a)を冷却するための冷凍機構(30)と、前記コンテナ内部の温度を検出する温度検出手段(60)と、前記温度を表示する表示手段(40)とを備えたコンテナ用冷凍装置(10)であって、前記冷却機構を駆動する前記電力よりも小さい電力を供給し、前記主電源(3)からの電力供給切断中に、前記温度検出手段(60)によって検出される温度を前記表示手段(40)に表示するための電力を供給する副電源(15)と、操作入力を行うための操作入力手段(50)とを更に備えており、前記電力供給切断中において前記操作入力手段から所定の操作入力があった場合にのみ、前記副電源から前記温度検出手段へ電力を供給して、前記温度検出手段によって検出される温度を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンテナ用冷凍装置において、前記電力供給切断中において前記温度を前記表示手段(40)に表示させている場合であって、前記操作入力手段からの操作入力を所定時間検出しなかった場合に、前記副電源(15)による電力供給を停止させる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2記載のコンテナ用冷凍装置において、前記温度検出手段(60)が、前記コンテナ内部の異なる位置に配置された第1温度検出手段(61)と第2温度検出手段(62)とを備えており、前記表示手段(40)が、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段とのそれぞれによって検出された前記温度を表示することを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコンテナ用冷凍装置において、前記温度を前記表示手段に表示させる際に、異なる複数の温度表示を切り替え可能であることを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のコンテナ用冷凍装置において、前記第1温度検出手段(61)は前記冷凍機構(30)による空気吸い込み口付近に設けられ、前記第2温度検出手段(62)は前記冷凍機構(30)による空気吹き出し口付近に設けられることを特徴としている。
【0013】
【作用】
この発明のうち請求項1にかかるコンテナ用冷凍装置においては、主電源からの電力供給切断中においても、副電源(15)によりコンテナ内部の温度を表示手段(40)に表示させる。しかも、電力供給切断中において操作入力手段(50)から所定の操作入力があった場合に、副電源(15)によってコンテナ内部の温度を表示手段(40)に表示させる。
【0015】
請求項2にかかるコンテナ用冷凍装置においては、電力供給切断中において表示手段(40)に温度表示させている場合であっても、操作入力手段からの操作入力を所定時間検出しなかった場合に、副電源(15)による電力供給を停止させる。
【0016】
請求項3にかかるコンテナ用冷凍装置においては、表示手段(40)に対してコンテナ内部の異なる位置の温度を表示する。
【0017】
請求項4にかかるコンテナ用冷凍装置においては、表示手段(40)に温度表示を行う際に、異なる複数の温度表示を切り替えることができる。
【0018】
請求項5にかかるコンテナ用冷凍装置においては、空気吸い込み口付近と、空気吹き出し口付近との温度を表示することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】
図1は、この実施の形態における輸送用のコンテナ100の構成を示す概略図である。このコンテナ100は、コンテナ用冷凍装置(以下、単に「冷凍装置」という。)10とコンテナ本体2とを備えて構成される。コンテナ本体2は内部が空洞となっており、このコンテナ内部2aに荷物が積載される。冷凍装置10はコンテナ本体2の一方端側に配置されてコンテナ内部2aを冷却するように構成されている。
【0021】
冷凍装置10は、コンテナ内部2aを冷却するための冷凍機構30と、コンテナ内部2aの温度を計測するための温度検出手段60と、コンテナ内部2aの状態や冷凍装置10の運転状況等をユーザに対して表示するための表示部40と、ユーザが冷凍装置10に対する設定変更や操作入力等を行うための操作パネル50と、上記各部を制御するための制御手段となるCPU20とを備えて構成される。
【0022】
コンテナ100が船上に積載された状態にあっては、船体側に設置されるAC電源等の主電源3と冷凍装置10とが電気的に接続された状態となり、主電源3からの電力供給によって、コンテナ100における冷凍装置10の各部に電力が供給される。
【0023】
そして、冷凍装置10に対して主電力3から電力の供給が行われることによって、圧縮機や送風機構等を含む冷凍機構30が作動し、コンテナ内部2aを所定の設定温度での冷凍状態に維持することが可能となっている。
【0024】
主電源3が接続された状態下で冷凍機構30が動作することによって、空気吹き出し口12からコンテナ内部2aに空調された冷気が吹き出し、空気吸い込み口11よりコンテナ内部2aの空気が吸い込まれる。
【0025】
温度検出手段60は、コンテナ内部2aの異なる位置に配置された2つの温度センサ61,62で構成される。具体的には、空気吹き出し口12の付近には、第1温度検出手段となる温度センサ61が設けられ、空気吸い込み口11の付近には第2温度検出手段となる温度センサ62が設けられる。
【0026】
このため、CPU20は吹き出し空気についての温度情報と、吸い込み空気についての温度情報とを各温度センサ61,62から取得することができ、これらの温度情報に基づいて冷凍機構30の動作制御を行うことで、コンテナ内部2aを所定の設定温度に維持することが可能となる。
【0027】
冷凍状態における設定温度は、ユーザが液晶やLED等で構成された表示部40の表示内容を確認しつつ、操作入力手段として機能する操作パネル50を操作することで任意の温度に設定することが可能となっている。
【0028】
上記のような構成により、コンテナ100が船上に積載された状態にあっては、主電源3からの電力供給によって、コンテナ内部2aに収容された荷物を適当な冷凍状態に維持することが可能となっている。
【0029】
次に、冷凍装置10における詳細構成について説明する。図2は、冷凍装置10の構成を示すブロック図である。
【0030】
図2に示すように、冷凍装置10においてCPU20は、冷凍機構30と操作パネル50と表示部40と温度検出手段60とに接続されており、冷凍機構30の稼働時に上記のような動作制御を行う。また、CPU20は、温度検出手段60によって検出されたコンテナ内部2aの温度を表示部40に表示させるための機能を有するとともに、内部機能としてタイマ21を有している。
【0031】
そして、冷凍装置20においては、コンテナ100が揚陸された後であってもコンテナ内部2aの温度を検出して表示することができるように、主電源3が切断された場合の副電源として乾電池15が設置されている。乾電池15の負極側は接地される一方、正極側はスイッチ16の一方端に接続される。
【0032】
また、スイッチ16の他方端側は、CPU20と表示部40と温度検出手段60とに接続される。このため、スイッチ16が閉じた場合(ON状態の場合)には各部に対して乾電池15による電力供給が行われ、CPU20と表示部40と温度検出手段60とのそれぞれが動作可能状態となる。
【0033】
スイッチ16は、操作パネル50とCPU20内部のタイマ21とによってON/OFF動作が行われるように構成されている。具体的には、主電源3が冷凍装置10から切り離された状態にあるときに、操作パネル50に所定の操作が行われると、スイッチ16がON状態となり、CPU20、表示部40および温度検出手段60への通電が開始される。
【0034】
このため、主電源3が切断された状態にあっても、温度検出手段60における各温度センサ61,62は乾電池15より電力供給を受けることによってコンテナ内部2aの温度計測を行うことが可能となり、CPU20は各温度センサ61,62で検出された温度情報を取得することができ、さらに、その温度情報を表示部40において表示させることが可能になる。
【0035】
つまり、冷凍装置10においては、主電源3が切断された場合であって温度確認の必要なときに、ユーザが操作パネル50に対して所定の操作を行うことによって、副電源となる乾電池15からCPU20と表示部40と温度検出手段60とに対して電力供給を行うことができ、それによってコンテナ内部2aの温度を計測して表示させることが可能となっているのである。
【0036】
一方、CPU20におけるタイマ21は、乾電池15からの通電が開始されるとカウント動作を開始し、操作パネル50の最後の操作を検知してから所定時間が経過した場合には、スイッチ16をOFF状態とするように構成されている。
【0037】
一般に温度確認は表示部40に表示すれば速やかに確認が終了すると考えられるため、不必要に長時間の温度表示を行う必要はない。また、長時間の温度表示は、乾電池15を消耗させる。このようなことから、タイマ21が所定時間のカウント動作を終了したときには、自動的にスイッチ16をOFF状態として、温度表示を行うための各部の動作を停止するようにしているのである。
【0038】
なお、副電源となる乾電池15は冷凍機構30を動作させるために充分な電力供給を行うことはできないため、冷凍機構30に対しては乾電池15からの電力供給は行われない。
【0039】
以下に冷凍装置10において主電源3が切断された状態でのコンテナ内部2aの温度を表示するための動作の一例について説明する。
【0040】
図3は、主電源3の切断時における冷凍装置10の動作シーケンスを示すフローチャートである。また、図4は表示部40における温度表示の一例を示す図である。さらに、図5は操作パネル50の一構成例を示す図である。
【0041】
図5に示すように操作パネル50には温度表示スイッチ51とアップスイッチ52とダウンスイッチ53と表示切り替えスイッチ54とが配置されている。温度表示スイッチ51が、図2におけるスイッチ16に対応付けられており、温度表示スイッチ51がユーザによって押されることによってスイッチ16がON状態となるように構成されている。
【0042】
そして、ユーザが温度表示スイッチ51を押すと、ステップS10においてYESとなり、ステップS11に進む。ステップS11では、図2に示すスイッチ16がON状態となり、乾電池15からCPU20と表示部40と温度検出手段60とに対して電力供給が開始される。この結果、CPU20と表示部40と温度検出手段60における各温度センサ61,62とが動作可能状態となる。
【0043】
そして、CPU20は内部のタイマ21を動作させ、カウントを開始する(ステップS12)。このタイマ21は、予め設定された時間(例えば30秒)をカウントするように構成されている。
【0044】
ステップS13では、CPU20は温度検出手段60として設けられた複数の温度センサ61,62のうちから一の温度センサを指定する。このときの指定は、例えば、デフォルト指定されている一の温度センサが指定される。一例として温度センサ61がデフォルト指定されているとすると、ステップS13において温度センサ61が指定されることになる。なお、この指定は、表示部40において、温度センサ61,62のうちのいずれで計測された温度表示を行うかを決定するための指定である。
【0045】
そしてCPU20は現在指定されている温度センサから温度情報を取得し(ステップS14)、その温度情報を表示部40に与える。この結果、図4に示すように、表示部40においてコンテナ内部2aの温度表示が行われることになる(ステップS15)。したがって、この温度表示によって、ユーザは温度計等をあらためてコンテナ内部2aに挿入することなく、簡単かつ迅速にコンテナ内部2aの温度を確認することができる。
【0046】
そして表示部40に温度表示が行われている際、ユーザが操作パネル50の表示切り替えスイッチ54を押すと、複数種の温度表示、例えば、摂氏温度表示と華氏温度表示との切り替えを行うことができるように構成されている。具体的には、CPU20は温度センサ61,62から得られる温度情報に対して所定の演算を行うことによって、コンテナ内部2aの摂氏温度と華氏温度とを求め、表示切り替えスイッチ54が押されたことを検知すると、表示部40に与える表示のための温度情報を、摂氏温度から華氏温度に、または華氏温度から摂氏温度に切り替えるのである。したがって、この冷凍装置10は、コンテナ内部2aの温度を表示する際、ユーザが所望する表示形態での温度表示を行うことができるのである。
【0047】
次に、CPU20は操作パネル50におけるアップスイッチ52とダウンスイッチ53とのいずれか一方に対する操作が行われたか否かを調べる(ステップS16)。アップスイッチ52およびダウンスイッチ53は、2つの温度センサ61,62のうちの表示部40への表示対象となる温度センサの指定を変更するためのスイッチである。そして、アップスイッチ52とダウンスイッチ53とのいずれか一方が押された場合には表示対象としての温度センサの指定を変更すべくステップS17に進み、操作がない場合にはステップS19に進む。
【0048】
ステップS17では、温度表示対象として指定されている温度センサを他の温度センサに変更する。このように温度表示対象として指定される温度センサを変更することにより、コンテナ内部2aの異なる位置での温度表示を行うことが可能になる。
【0049】
そして、ステップS18では、タイマ21のカウント動作をリセットした後に再び所定時間のカウント動作を開始させる。これにより、ユーザが操作パネル50を操作している間は、タイマ21がカウントアップすることを回避することができ、温度表示を継続することが可能になる。
【0050】
そしてステップS14に戻り、指定変更された温度センサから温度情報が取得され、表示部40への表示が行われる(ステップS15)。
【0051】
一方、ステップS16にてユーザ操作がなかった場合には、CPU20はタイマ21が所定時間をカウントアップしたか否かを判断し、カウントアップしていなければステップS14に戻って温度表示を継続する一方、カウントアップしていれば、ステップS20に進む。
【0052】
そして、カウントアップしていた場合に、CPU20はON状態となっているスイッチ16をOFF状態に切り替える(ステップS20)。これにより、CPU20と表示部40と温度検出手段60とに導かれていた副電源となる乾電池15からの電力供給が切断されるため、各部の機能は停止し、表示部40も温度表示状態から無表示状態となる。
【0053】
このようにユーザが操作パネル50を操作してから所定時間経過後に乾電池15からの電力供給を自動的に停止することで、乾電池15の消耗を最小限に抑えることができ、乾電池15の交換周期を長くすることができる。
【0054】
上記のように冷凍装置10は、主電源3からの電力供給切断時に、温度検出手段60と表示部40とCPU20とを動作させるための副電源として乾電池15が設けられているため、コンテナ100の揚陸後等においても乾電池15からの電力供給によって、温度検出手段60でコンテナ内部2aの温度計測を行うことができるとともに、その温度を表示部40に表示させることが可能となる。したがって、主電源3からの電力供給を受けることができない状況下にあっても、温度計等を準備しておく必要がなく、速やかにコンテナ内部2aの温度を確認することができるのである。
【0055】
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は上記説明の内容に限定されるものではない。
【0056】
例えば、上記説明においては、操作パネル50に設けられたスイッチが操作された場合に、副電源となる乾電池15から温度表示を行うための各部に電力供給を行うものであったが、ユーザがスイッチ16を直接的にON/OFF操作するように構成してもよい。
【0057】
また、上記説明においては、副電源として乾電池15を用いる例について説明したが、湿電池を利用してもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、主電源からの電力供給切断中に、温度検出手段によって検出される温度を表示手段に表示するための電力を供給する副電源を備えるため、主電源からの電力供給を受けることができない状況下にあっても、簡単にかつ速やかにコンテナ内の温度を確認することが可能となる。しかも、電力供給切断中において操作入力手段から所定の操作入力があった場合にのみ、副電源からの電力供給によって、表示手段に温度表示させるができるため、必要な時に、コンテナ内の温度を確認することが可能となる。
【0060】
請求項2に記載の発明によれば、電力供給切断中において表示手段に温度表示させている場合であって、操作入力手段からの操作入力を所定時間検出しなかった場合に、副電源による電力供給を停止させるため、副電源の消費を低減することができる。
【0061】
請求項3に記載の発明によれば、コンテナ内部の異なる位置に配置された第1温度検出手段と第2温度検出手段とのそれぞれによって検出された温度を表示するように構成されているため、コンテナ内部の異なる位置の温度を確認することができる。
【0062】
請求項4に記載の発明によれば、異なる複数の温度表示を切り替えることができるため、ユーザが所望する温度表示形態で温度表示を行うことができる。
【0063】
請求項5に記載の発明によれば、第1温度検出手段が冷凍機構による空気吸い込み口付近に設けられ、第2温度検出手段が冷凍機構による空気吹き出し口付近に設けられるため、空気吸い込み口付近の温度表示と空気吹き出し口付近の温度表示とを行うことができ、コンテナ内部におけるそれらの位置での温度を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】輸送用のコンテナの一構成を示す概略図である。
【図2】コンテナ用冷凍装置の構成を示すブロック図である。
【図3】主電源切断時における冷凍装置の動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図4】表示部における温度表示の一例を示す図である。
【図5】操作パネルの一構成例を示す図である。
【符号の説明】
100 コンテナ、3 主電源、10 コンテナ用冷凍装置、15 乾電池(副電源)、16 スイッチ、20 CPU(制御手段)、21 タイマ、30 冷凍機構、40 表示部(表示手段)、50 操作パネル(操作入力手段)、60 温度検出手段、61,62 温度センサ
Claims (5)
- 主電源(3)からのみ電力が供給される、コンテナの内部(2a)を冷却するための冷凍機構(30)と、前記コンテナ内部の温度を検出する温度検出手段(60)と、前記温度を表示する表示手段(40)とを備えたコンテナ用冷凍装置(10)であって、
前記冷却機構を駆動する前記電力よりも小さい電力を供給し、前記主電源(3)からの電力供給切断中に、前記温度検出手段(60)によって検出される温度を前記表示手段(40)に表示するための電力を供給する副電源(15)と、
操作入力を行うための操作入力手段(50)と
を更に備えており、
前記電力供給切断中において前記操作入力手段から所定の操作入力があった場合にのみ、前記副電源から前記温度検出手段へ電力を供給して、前記温度検出手段によって検出される温度を前記表示手段に表示させることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。 - 請求項1に記載のコンテナ用冷凍装置において、
前記電力供給切断中において前記温度を前記表示手段(40)に表示させている場合であって、前記操作入力手段からの操作入力を所定時間検出しなかった場合に、前記副電源(15)による電力供給を停止させることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。 - 請求項1または請求項2記載のコンテナ用冷凍装置において、
前記温度検出手段(60)は、前記コンテナ内部の異なる位置に配置された第1温度検出手段(61)と第2温度検出手段(62)とを備えており、
前記表示手段(40)は、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段とのそれぞれによって検出された前記温度を表示することを特徴とするコンテナ用冷凍装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコンテナ用冷凍装置において、
前記温度を前記表示手段に表示させる際に、異なる複数の温度表示を切り替え可能であることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。 - 請求項3に記載のコンテナ用冷凍装置において、
前記第1温度検出手段(61)は前記冷凍機構(30)による空気吸い込み口付近に設けられ、前記第2温度検出手段(62)は前記冷凍機構(30)による空気吹き出し口付近に設けられることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
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