JP3297648B2 - 蓄冷型保冷庫 - Google Patents

蓄冷型保冷庫

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JP3297648B2
JP3297648B2 JP05407699A JP5407699A JP3297648B2 JP 3297648 B2 JP3297648 B2 JP 3297648B2 JP 05407699 A JP05407699 A JP 05407699A JP 5407699 A JP5407699 A JP 5407699A JP 3297648 B2 JP3297648 B2 JP 3297648B2
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雅人 目片
孝之 柏木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄冷剤を用いて庫
内を保冷し、生鮮食品等を冷蔵あるいは冷凍で輸送する
ときに使用する蓄冷型保冷庫に関し、特に充電式蓄電池
の無駄な放電を減少させるための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄冷型保冷庫としては特開平1−234
778号公報に示されるごとく、生鮮食品の流通におけ
るトラック等の配送に小型の蓄冷型保冷庫が使用されて
きている。また、特開平3−294775号公報には保
冷スイッチを設け、庫内ファンのみ必要に応じてON/
OFFすることができるようにし、また商用電源OFF
後、所定時間が経過すると充電式蓄電池の負荷をOFF
するようにした蓄冷型保冷庫が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の蓄冷型保冷庫は必要に応じてON/OFFすること
ができるのは庫内ファンのみであり、同様に充電式蓄電
池の放電を促進させる制御部のON/OFFは不可能で
あった。
【0004】また、充電式蓄電池の負荷をOFFする時
間は制御部により所定時間に定められているため、短時
間の輸送時には輸送後、商用電源に接続されるまでの時
間に充電式蓄電池が無駄な放電を行い、長時間の輸送時
には輸送中にも係わらず保冷運転が停止し、所定の温度
を保てないという弊害があった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するよう
に、充電式蓄電池の無駄な放電を減少させ、充電式蓄電
池の寿命を延ばすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、蓄冷剤と蒸発器を内装する蓄冷室と、食
品等の輸送品物を保冷する保冷室とにより構成する保冷
庫本体と、前記保冷庫本体前面に設置されている断熱扉
と、前記蓄冷室と保冷室を区画し通気孔を配設する断熱
区画壁と、前記保冷室の温度制御時に運転する庫内ファ
ンと、前記庫内ファンに電力を供給し前記庫内ファンを
運転させる充電式蓄電池と、商用電源が入力しているか
判定する電源入力判定手段と、前記電源入力判断手段が
商用電源OFFを判断し電源切替手段によって制御部
と前記庫内ファンの電力供給を商用電源から前記充電式
蓄電池に切替わって運転を行っている時に、前記充電式
蓄電池から供給される電力を強制的に遮断する全停スイ
ッチと、前記電源入力判定手段により商用電源入力がO
FFしたことを検知して時間計測を開始し、時間計測開
始から所定時間は前記全停スイッチの機能が働かないよ
うにするタイマーとを有する蓄冷型保冷庫としたのであ
る。
【0007】これにより、輸送が終了し、蓄冷庫として
の役割を終えると全停スイッチを押すことにより、充電
式蓄電池から供給される電力を遮断することができ、無
駄な充電式蓄電池の放電を減少させることが可能とな
る。また、輸送開始の積み込み時などに誤って全停スイ
ッチを押してしまい、保冷運転が停止してしまうことを
防止することが可能となる。
【0008】また、蓄冷剤と蒸発器を内装する蓄冷室
と、食品等の輸送品物を保冷する保冷室とにより構成す
る保冷庫本体と、前記保冷庫本体前面に設置されている
断熱扉と、前記蓄冷室と保冷室を区画し通気孔を配設す
る断熱区画壁と、前記保冷室の温度制御時に運転する庫
内ファンと、前記庫内ファンに電力を供給し前記庫内フ
ァンを運転させる充電式蓄電池と、商用電源が入力して
いるか判定する電源入力判定手段と、前記電源入力判定
手段により商用電源入力がOFFしたことを検知し作動
するタイマーと、前記保冷室の温度を検知する庫内温度
検知手段と、前記庫内温度検知手段で検知した温度が所
定の温度かどうか判定する庫内温度判定手段と、前記タ
イマーで所定時間時間経過後、前記庫内温度検知手段が
急激な温度上昇を検知した後、強制的に前記充電式蓄電
池から供給される電力を強制的に遮断する機能を有する
蓄冷型保冷庫としたのである。
【0009】これにより、スイッチ等を新たに設けるこ
となく、またスイッチの押し忘れで充電式蓄電池の無駄
な放電を放置することなく、また庫内温度の変化で使用
終了を判定するため、充電式蓄電池の無駄な放電をほと
んど無くすことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、蓄冷剤と蒸発器を内装する蓄冷室と、食品等の輸送
品物を保冷する保冷室とにより構成する保冷庫本体と、
前記保冷庫本体前面に設置されている断熱扉と、前記蓄
冷室と保冷室を区画し通気孔を配設する断熱区画壁と、
前記保冷室の温度制御時に運転する庫内ファンと、前記
庫内ファンに電力を供給し前記庫内ファンを運転させる
充電式蓄電池と、商用電源が入力しているか判定する電
源入力判定手段と、前記電源入力判断手段が商用電源O
FFを判断し電源切替手段によって制御部と前記庫内
ファンの電力供給を商用電源から前記充電式蓄電池に切
替わって運転を行っている時に、前記充電式蓄電池から
供給される電力を強制的に遮断する全停スイッチと、前
記電源入力判定手段により商用電源入力がOFFしたこ
とを検知して時間計測を開始し、時間計測開始から所定
時間は前記全停スイッチの機能が働かないようにするタ
イマーとを有する蓄冷型保冷庫としたものであり、輸送
が終了し、蓄冷庫としての役割を終えると全停スイッチ
を押すことにより、充電式蓄電池から供給される電力を
遮断することができ、無駄な充電式蓄電池の放電を減少
させるという作用を有する。また、輸送開始の積み込み
時などに誤って全停スイッチを押してしまい、保冷運転
が停止してしまうことを防止させるという作用を有す
る。
【0011】本発明の請求項に記載の発明は、蓄冷剤
と蒸発器を内装する蓄冷室と、食品等の輸送品物を保冷
する保冷室とにより構成する保冷庫本体と、前記保冷庫
本体前面に設置されている断熱扉と、前記蓄冷室と保冷
室を区画し通気孔を配設する断熱区画壁と、前記保冷室
の温度制御時に運転する庫内ファンと、前記庫内ファン
に電力を供給し前記庫内ファンを運転させる充電式蓄電
池と、商用電源が入力しているか判定する電源入力判定
手段と、前記電源入力判定手段により商用電源入力がO
FFしたことを検知し作動するタイマーと、前記保冷室
の温度を検知する庫内温度検知手段と、前記庫内温度検
知手段で検知した温度が所定の温度かどうか判定する庫
内温度判定手段と、前記タイマーで所定時間時間経過
後、前記庫内温度検知手段が急激な温度上昇を検知した
後、強制的に前記充電式蓄電池から供給される電力を強
制的に遮断する機能を有する蓄冷型保冷庫としたもので
あり、スイッチ等を新たに設けることなく、またスイッ
チの押し忘れで充電式蓄電池の無駄な放電を放置するこ
となく、また庫内温度の変化で使用終了を判定するた
め、充電式蓄電池の無駄な放電をほとんど無くすという
作用を有する。
【0012】
【実施例】以下本発明による蓄冷型保冷庫の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施例1) 図1は本発明の実施例1における蓄冷型保冷庫の蓄冷剤
凍結運転及び庫内温度制御運転を示す機能ブロック図、
3は蓄冷型保冷庫の構造を示す側面断面図である。
【0014】同図において、保冷庫本体1はステンレス
製の内箱2及び外箱3と両箱間に発泡ポリウレタン樹脂
を充填された断熱材4とにより形成されており、保冷庫
本体1天面に圧縮機5、凝縮器6等を格納する機械室7
が設置されている。
【0015】保冷庫本体1下面には蒸発器8と前記蒸発
器8を構成するパイプを挟み込むように固定されている
蓄冷剤9が設置されている蓄冷室10があり、前記蓄冷
室10と食品等の輸送品物を保冷する保冷室11とは断
熱区画壁12により区別されている。保冷庫本体1前面
には開閉自在に閉塞する断熱扉13が設置されており、
輸送品物の出し入れが可能となっている。
【0016】保冷庫本体1背面には前記蓄冷室と通じて
いるダクト14が設置されており、背面上部に設置して
いる庫内ファン15によって、保冷室11全体に風が送
られる構造となっている。
【0017】以上の構成に基づき、動作を説明する。商
用電源が蓄冷型保冷庫に入力されると蓄冷剤9近辺に設
置されている蓄冷剤温度検知手段16(例えばサーミス
タ)で検知されている温度が所定の温度(例えば−30
℃)であるかどうか蓄冷剤温度判定手段17で判定さ
れ、所定の温度以下である場合、保冷室11内の温度制
御運転を行う。所定の温度以上である場合、圧縮機制御
手段18によって圧縮機5を動かし、蒸発器8を冷却
し、蓄冷剤9を凍結させる運転を行う。
【0018】同時に充電器19から充電式蓄電池20へ
充電が行われる。蓄冷剤9が凍結し、蓄冷剤温度検知手
段16が所定の温度を検知したことを蓄冷剤温度判定手
段17が判定し、かつ充電式蓄電池20の充電が完了し
たことを充電終了検知手段21が検知した場合、次に保
冷室11の温度を所定の温度(例えば−20℃)まで冷
却するための保冷室11内の温度制御運転を行う。
【0019】前記庫内ファン15近辺に取り付けられた
庫内温度検知手段22(例えばサーミスタ)で検知され
ている温度が所定の温度であるかどうか庫内温度判定手
段23で判定され、所定の温度以下であると判定した場
合、庫内ファン制御手段24によって庫内ファン15の
運転を停止させる。所定の温度以上であると判定した場
合、庫内ファン制御手段24によって庫内ファン15の
運転を行い、蓄冷室10からダクト14を通じて庫内フ
ァン15により冷気が保冷室11に供給され、保冷室1
1の冷却が行われる。
【0020】その後、断熱区画壁12に配設されている
通気孔25により冷気は再び蓄冷室10に戻り、このサ
イクルの繰り返しにより保冷室11内の温度は所定温度
に保たれる。さらに蓄冷剤9の冷却が進み、蓄冷剤温度
検知手段16が所定の温度(例えば−32℃)を検知し
たことを蓄冷剤温度判定手段17が判定すると、圧縮機
制御手段18によって圧縮機5が停止し、蓄冷剤9の凍
結運転を停止する。
【0021】凍結運転停止後、蓄冷剤検知手段16が所
定の温度(−30℃)を検知したことを蓄冷剤温度判定
手段17が判定すると、圧縮機制御手段18によって圧
縮機5を運転し、再び蓄冷剤9の凍結運転を開始する。
このサイクルの繰り返しにより蓄冷剤9の温度は所定温
度に保たれる。作業者は通常、保冷室11が所定温度で
安定しているこの状態のときに輸送品物26を保冷室1
1に運び入れる。
【0022】この後、トラック等の輸送手段に蓄冷型保
冷庫を積み込むために商用電源がOFFとされる。商用
電源をOFFにすると、電源入力判定手段27が商用電
源OFFを判定し、タイマー31が時間計測をスタート
し、電源切替手段28によって制御部29と庫内ファン
15の電力供給元を商用電源から充電式蓄電池20に切
り替え、蓄冷剤9の融解潜熱を用いて保冷室11の温度
を所定温度に保つ運転をそのまま継続する。
【0023】この状態で蓄冷型保冷庫はトラック等の輸
送手段に積み込まれ、荷物集積基地から荷物集積基地へ
と輸送品物26を搭載し、保冷室11の温度を所定温度
に保ちながら運搬される。次の荷物集積基地まで運搬が
行われると、保冷室11内の輸送品物26は別の冷凍保
冷庫に移され、蓄冷型保冷庫の役割は終了する。
【0024】このときに蓄冷型保冷庫前面に設置してい
る全停スイッチ30を押すと、制御部29と庫内ファン
15に電力を供給している充電式蓄電池20からの電力
供給を強制的に遮断し、充電式蓄電池20の負荷をOF
Fさせる。これにより、無駄な充電式蓄電池20の放電
が防止できる。再び、商用電源が蓄冷型保冷庫に供給さ
れると、全停スイッチ30はクリアになり、蓄冷剤9を
凍結させる運転を行う。
【0025】保冷庫を輸送手段に積み込むときに、誤っ
蓄冷型保冷庫前面に設置している全停スイッチ30を
押してしまう可能性が高く、制御部29及び庫内ファン
15が停止して、保冷庫としての役割を果たさなくなっ
てしまうことを防止するため、タイマー31が時間計測
開始後所定時間(例えば2時間)は全停スイッチ30の
機能が働かないようにすることにより、保冷庫の誤停止
を防止することができる。
【0026】なお、本実施例に示した各種材料や数値な
どは必ずしもこれに限定されるものではなく、所定の役
割を果たすことができるならば別の材料や数値で何ら問
題はない。
【0027】(実施例) 図は本発明の実施例における蓄冷型保冷庫の蓄冷剤
凍結運転及び庫内温度制御運転を示す機能ブロック図で
ある。
【0028】保冷庫本体1はステンレス製の内箱2及び
外箱3と両箱間に発泡ポリウレタン樹脂を充填された断
熱材4とにより形成されており、保冷庫本体1天面に圧
縮機5、凝縮器6等を格納する機械室7が設置されてい
る。
【0029】保冷庫本体1下面には蒸発器8と前記蒸発
器8を構成するパイプを挟み込むように固定されている
蓄冷剤9が設置されている蓄冷室10があり、前記蓄冷
室10と食品等の輸送品物を保冷する保冷室11とは断
熱区画壁12により区別されている。保冷庫本体1前面
には開閉自在に閉塞する断熱扉13が設置されており、
輸送品物の出し入れが可能となっている。
【0030】保冷庫本体1背面には前記蓄冷室と通じて
いるダクト14が設置されており、背面上部に設置して
いる庫内ファン15によって、保冷室11全体に風が送
られる構造となっている。
【0031】以上の構成に基づき、動作を説明する。商
用電源が蓄冷型保冷庫に入力されると蓄冷剤9近辺に設
置されている蓄冷剤温度検知手段16(例えばサーミス
タ)で検知されている温度が所定の温度(例えば−30
℃)であるかどうか蓄冷剤温度判定手段17で判定さ
れ、所定の温度以下である場合、保冷室11内の温度制
御運転を行う。所定の温度以上である場合、圧縮機制御
手段18によって圧縮機5を動かし、蒸発器8を冷却
し、蓄冷剤9を凍結させる運転を行う。
【0032】同時に充電器19から充電式蓄電池20へ
充電が行われる。蓄冷剤9が凍結し、蓄冷剤温度検知手
段16が所定の温度を検知したことを蓄冷剤温度判定手
段17が判定し、かつ充電式蓄電池20の充電が完了し
たことを充電終了検知手段21が検知した場合、次に保
冷室11の温度を所定の温度(例えば−20℃)まで冷
却するための保冷室11内の温度制御運転を行う。
【0033】前記庫内ファン15近辺に取り付けられた
庫内温度検知手段22(例えばサーミスタ)で検知され
ている温度が所定の温度であるかどうか庫内温度判定手
段23で判定され、所定の温度以下であると判定した場
合、庫内ファン制御手段24によって庫内ファン15の
運転を停止させる。所定の温度以上であると判定した場
合、庫内ファン制御手段24によって庫内ファン15の
運転を行い、蓄冷室10からダクト14を通じて庫内フ
ァン15により冷気が保冷室11に供給され、保冷室1
1の冷却が行われる。
【0034】その後、断熱区画壁12に配設されている
通気孔25により冷気は再び蓄冷室10に戻り、このサ
イクルの繰り返しにより保冷室11内の温度は所定温度
に保たれる。さらに蓄冷剤9の冷却が進み、蓄冷剤温度
検知手段16が所定の温度(例えば−32℃)を検知し
たことを蓄冷剤温度判定手段17が判定すると、圧縮機
制御手段18によって圧縮機5が停止し、蓄冷剤9の凍
結運転を停止する。凍結運転停止後、蓄冷剤検知手段1
6が所定の温度(−30℃)を検知したことを蓄冷剤温
度判定手段17が判定すると、圧縮機制御手段18によ
って圧縮機5を運転し、再び蓄冷剤9の凍結運転を開始
する。このサイクルの繰り返しにより蓄冷剤9の温度は
所定温度に保たれる。作業者は通常、保冷室11が所定
温度で安定しているこの状態のときに輸送品物26を保
冷室11に運び入れる。
【0035】この後、トラック等の輸送手段に蓄冷型保
冷庫を積み込むために商用電源がOFFとされる。商用
電源をOFFにすると、電源入力判定手段27が商用電
源OFFを判定し、タイマー31が時間計測をスタート
し、電源切替手段28によって制御部29と庫内ファン
15の電力供給元を商用電源から充電式蓄電池20に切
り替え、蓄冷剤9の融解潜熱を用いて保冷室11の温度
を所定温度に保つ運転をそのまま継続する。
【0036】この状態で蓄冷型保冷庫はトラック等の輸
送手段に積み込まれ、荷物集積基地から荷物集積基地へ
と輸送品物26を搭載し、保冷室11の温度を所定温度
に保ちながら運搬される。
【0037】次の荷物集積基地まで運搬が行われると蓄
冷型保冷庫の断熱扉13が開けられ、保冷室11内の輸
送品物26は別の冷凍保冷庫に移され、蓄冷型保冷庫の
役割は終了する。ここでタイマー31が時間計測後所定
時間(例えば2時間)経過の後、断熱扉13が開けられ
ると、断熱扉13上部に取り付けられているドアスイッ
チ32により庫内ファン15が停止し、保冷室内の冷却
が停止される。
【0038】この状態で輸送品物26を別の冷凍保冷庫
に移すわけであるが、庫内温度検知手段22が所定の温
度(例えば−10℃)まで上昇したことを庫内温度判定
手段23が判定すれば、蓄冷型保冷庫としての役割が終
了したものとして充電式蓄電池20から制御部29及び
庫内ファン15に供給されている電力を強制的に遮断
し、充電式蓄電池20の負荷をOFFさせる。これによ
り、無駄な充電式蓄電池20の放電が防止できる。再
び、商用電源が蓄冷型保冷庫に供給されると、蓄冷剤9
を凍結させる運転を再開する。
【0039】なお、本実施例に示した各種材料や数値な
どは必ずしもこれに限定されるものではなく、所定の役
割を果たすことができるならば別の材料や数値で何ら問
題はない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、蓄冷型保
冷庫に全停スイッチを設け、使用終了後の無駄な充電式
蓄電池の放電を防止することにより、充電式蓄電池の寿
命を延ばすことが可能となる。また、全停スイッチが機
能する時間に時間差を設けることにより、トラック等の
輸送手段に積み込むときに誤って蓄冷型保冷庫の保冷運
転を停止させることを防止することができる。
【0041】また、庫内温度検知手段で急激な温度上昇
を示したときは、輸送が完了し庫内の輸送品物が運び出
されたと判定し、蓄冷型保冷庫を全停させることによ
り、新たなスイッチ等を設けることなく、また押し忘れ
により充電式蓄電池の放電を促進することなく、使用終
了とほぼ同時に充電式蓄電池の放電を停止することがで
きる。これは蓄冷型保冷庫において実用上きわめて有利
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における蓄冷型保冷庫の蓄冷
剤凍結運転及び庫内温度制御運転を示す機能ブロック図
【図2】本発明の実施例2における蓄冷型保冷庫の蓄冷
剤凍結運転及び庫内温度制御運転を示す機能ブロック図
【図3】蓄冷型保冷庫の構造を示す側面断面図
【符号の説明】
1 保冷庫本体 8 蒸発器 9 蓄冷剤 10 蓄冷室 11 保冷室 12 断熱区画壁 13 断熱扉 15 庫内ファン 20 充電式蓄電池 22 庫内温度検知手段 23 庫内温度判定手段 25 通気孔 26 輸送品物 27 電源入力判定手段 30 全停スイッチ 31 タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 16/00 F25D 11/00 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄冷剤と蒸発器を内装する蓄冷室と、食
    品等の輸送品物を保冷する保冷室とにより構成する保冷
    庫本体と、前記保冷庫本体前面に設置されている断熱扉
    と、前記蓄冷室と保冷室を区画し通気孔を配設する断熱
    区画壁と、前記保冷室の温度制御時に運転する庫内ファ
    ンと、前記庫内ファンに電力を供給し前記庫内ファンを
    運転させる充電式蓄電池と、商用電源が入力しているか
    判定する電源入力判定手段と、前記電源入力判断手段が
    商用電源OFFを判断し電源切替手段によって制御部
    と前記庫内ファンの電力供給を商用電源から前記充電式
    蓄電池に切替わって運転を行っている時に、前記充電式
    蓄電池から供給される電力を強制的に遮断する全停スイ
    ッチと、前記電源入力判定手段により商用電源入力がO
    FFしたことを検知して時間計測を開始し、時間計測開
    始から所定時間は前記全停スイッチの機能が働かないよ
    うにするタイマーとを有する蓄冷型保冷庫。
  2. 【請求項2】 蓄冷剤と蒸発器を内装する蓄冷室と、食
    品等の輸送品物を保冷する保冷室とにより構成する保冷
    庫本体と、前記保冷庫本体前面に設置されている断熱扉
    と、前記蓄冷室と保冷室を区画し通気孔を配設する断熱
    区画壁と、前記保冷室の温度制御時に運転する庫内ファ
    ンと、前記庫内ファンに電力を供給し前記庫内ファンを
    運転させる充電式蓄電池と、商用電源が入力しているか
    判定する電源入力判定手段と、前記電源入力判定手段に
    より商用電源入力がOFFしたことを検知し作動するタ
    イマーと、前記保冷室の温度を検知する庫内温度検知手
    段と、前記庫内温度検知手段で検知した温度が所定の温
    度かどうか判定する庫内温度判定手段と、前記タイマー
    で所定時間時間経過後、前記庫内温度検知手段が急激な
    温度上昇を検知した後、強制的に前記充電式蓄電池から
    供給される電力を強制的に遮断する機能を有する蓄冷型
    保冷庫。
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