JPH09126625A - 可搬式貯蔵庫 - Google Patents
可搬式貯蔵庫Info
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- JPH09126625A JPH09126625A JP7280467A JP28046795A JPH09126625A JP H09126625 A JPH09126625 A JP H09126625A JP 7280467 A JP7280467 A JP 7280467A JP 28046795 A JP28046795 A JP 28046795A JP H09126625 A JPH09126625 A JP H09126625A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D11/00—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D29/00—Arrangement or mounting of control or safety devices
- F25D29/003—Arrangement or mounting of control or safety devices for movable devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D16/00—Devices using a combination of a cooling mode associated with refrigerating machinery with a cooling mode not associated with refrigerating machinery
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 蓄冷剤の蓄冷完了時間を予測することが
できる可搬式貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 可搬式貯蔵庫は、貯蔵物を貯蔵する貯蔵
室（１）と、この貯蔵室を冷却する蓄冷剤と、この蓄冷
剤を冷却する冷凍機（７，８）とを備えている。そし
て、冷凍機に電源が投入されたことを検出する電源投入
検出装置（４６）が設けられており、この電源投入検出
装置の出力により、タイマーが作動して、経過時間を計
測している。そして、このタイマーが計測した経過時間
を、経過時間表示装置（４８，２９ａ〜２９ｅ）が表示
している。
できる可搬式貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 可搬式貯蔵庫は、貯蔵物を貯蔵する貯蔵
室（１）と、この貯蔵室を冷却する蓄冷剤と、この蓄冷
剤を冷却する冷凍機（７，８）とを備えている。そし
て、冷凍機に電源が投入されたことを検出する電源投入
検出装置（４６）が設けられており、この電源投入検出
装置の出力により、タイマーが作動して、経過時間を計
測している。そして、このタイマーが計測した経過時間
を、経過時間表示装置（４８，２９ａ〜２９ｅ）が表示
している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機で蓄冷剤を
冷凍した後、トラック等で運搬され、この運搬中は冷凍
された蓄冷剤で庫内が冷却されている可搬式貯蔵庫に関
する。
冷凍した後、トラック等で運搬され、この運搬中は冷凍
された蓄冷剤で庫内が冷却されている可搬式貯蔵庫に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種のトラック等で運搬される貯
蔵庫は、たとえば特開昭６４−６３４３０号公報（Ｂ６
０Ｐ３／２０）などに記載されており、庫内の冷却には
蓄冷剤が用いられている。この貯蔵庫はトラック等に固
定されて設置されており、蓄冷剤はトラックのバッテリ
ーで駆動される冷凍機で冷却されている。
蔵庫は、たとえば特開昭６４−６３４３０号公報（Ｂ６
０Ｐ３／２０）などに記載されており、庫内の冷却には
蓄冷剤が用いられている。この貯蔵庫はトラック等に固
定されて設置されており、蓄冷剤はトラックのバッテリ
ーで駆動される冷凍機で冷却されている。
【０００３】この様に、トラックに貯蔵庫を固定して配
置すると、トラックの製造コストが上昇する。また、他
の用途に使用することが困難となる。さらに、貯蔵庫は
バッテリー駆動により冷却されるので、容量の大きなバ
ッテリーをトラックに搭載する必要がある。このバッテ
リーの重量は大きいので、トラックに搭載できる商品の
重量が減少したり、燃料消費が増大する。
置すると、トラックの製造コストが上昇する。また、他
の用途に使用することが困難となる。さらに、貯蔵庫は
バッテリー駆動により冷却されるので、容量の大きなバ
ッテリーをトラックに搭載する必要がある。このバッテ
リーの重量は大きいので、トラックに搭載できる商品の
重量が減少したり、燃料消費が増大する。
【０００４】そこで、貯蔵庫を可搬式として、貯蔵庫の
内部に、蓄冷剤と、この蓄冷剤を冷凍させる冷凍機とを
配設している可搬式貯蔵庫が考えられている。この可搬
式貯蔵庫の場合には、配送センター等において、電源コ
ードからの電力により、可搬式貯蔵庫の冷凍機を駆動し
て、蓄冷剤を冷凍し蓄冷する。この蓄冷剤の蓄冷が完了
後、可搬式貯蔵庫の庫内に冷蔵品等の商品を貯蔵すると
ともに、可搬式貯蔵庫をトラックに搭載する。そして、
可搬式貯蔵庫がトラックで運搬されている最中は、可搬
式貯蔵庫の庫内を蓄冷剤で冷却しながら、可搬式貯蔵庫
に貯蔵されている商品を配送する。商品の配送が終了す
ると、トラックは配送センター等に帰ってきて、可搬式
貯蔵庫をトラックから降ろし、可搬式貯蔵庫の冷凍機を
電源コードと接続する。この接続により、冷凍機が再び
駆動し、次回の配送に備えて、蓄冷剤が冷却される。
内部に、蓄冷剤と、この蓄冷剤を冷凍させる冷凍機とを
配設している可搬式貯蔵庫が考えられている。この可搬
式貯蔵庫の場合には、配送センター等において、電源コ
ードからの電力により、可搬式貯蔵庫の冷凍機を駆動し
て、蓄冷剤を冷凍し蓄冷する。この蓄冷剤の蓄冷が完了
後、可搬式貯蔵庫の庫内に冷蔵品等の商品を貯蔵すると
ともに、可搬式貯蔵庫をトラックに搭載する。そして、
可搬式貯蔵庫がトラックで運搬されている最中は、可搬
式貯蔵庫の庫内を蓄冷剤で冷却しながら、可搬式貯蔵庫
に貯蔵されている商品を配送する。商品の配送が終了す
ると、トラックは配送センター等に帰ってきて、可搬式
貯蔵庫をトラックから降ろし、可搬式貯蔵庫の冷凍機を
電源コードと接続する。この接続により、冷凍機が再び
駆動し、次回の配送に備えて、蓄冷剤が冷却される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷凍機が蓄
冷剤を冷凍する時間は、通常、蓄冷剤により貯蔵庫を冷
却している保冷時間すなわちトラック等で運搬している
輸送時間と同程度の長時間を必要としている。そして、
運送業においては、一般的に、交替勤務で２４時間体制
のルートスケジュールが組まれており、可搬式貯蔵庫を
使用した後に、可搬式貯蔵庫に電源を投入する人と、こ
の可搬式貯蔵庫を次に使用する人とが異なることになっ
ている。しかも、可搬式貯蔵庫の電源の投入を忘れた
り、何らかの理由たとえば道路の渋滞などにより遅延し
たりすることがある。したがって、次に使用する人は、
可搬式貯蔵庫の電源が投入された時刻が分からないため
に、蓄冷剤の蓄冷が、いつ完了するのか予測できないこ
とになる。
冷剤を冷凍する時間は、通常、蓄冷剤により貯蔵庫を冷
却している保冷時間すなわちトラック等で運搬している
輸送時間と同程度の長時間を必要としている。そして、
運送業においては、一般的に、交替勤務で２４時間体制
のルートスケジュールが組まれており、可搬式貯蔵庫を
使用した後に、可搬式貯蔵庫に電源を投入する人と、こ
の可搬式貯蔵庫を次に使用する人とが異なることになっ
ている。しかも、可搬式貯蔵庫の電源の投入を忘れた
り、何らかの理由たとえば道路の渋滞などにより遅延し
たりすることがある。したがって、次に使用する人は、
可搬式貯蔵庫の電源が投入された時刻が分からないため
に、蓄冷剤の蓄冷が、いつ完了するのか予測できないこ
とになる。
【０００６】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、蓄冷剤の蓄冷完了時間を予測することがで
きる可搬式貯蔵庫を提供することを目的とする。
めのもので、蓄冷剤の蓄冷完了時間を予測することがで
きる可搬式貯蔵庫を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の可搬式貯蔵庫
は、貯蔵物を貯蔵する貯蔵室（１）と、この貯蔵室を冷
却する蓄冷剤と、この蓄冷剤を冷却する冷凍機（７，
８）とを備えている。そして、前記目的を達成するため
に、前記可搬式貯蔵庫には、前記冷凍機に電源が投入さ
れたことを検出する電源投入検出装置（４６）と、経過
時間を計測するタイマー（４７）と、このタイマーが計
測した経過時間を表示する経過時間表示装置（４８，２
９ａ〜２９ｅ）とが設けられている。前記タイマーは、
電源投入検出装置の出力により作動し、経過時間を計測
している。
は、貯蔵物を貯蔵する貯蔵室（１）と、この貯蔵室を冷
却する蓄冷剤と、この蓄冷剤を冷却する冷凍機（７，
８）とを備えている。そして、前記目的を達成するため
に、前記可搬式貯蔵庫には、前記冷凍機に電源が投入さ
れたことを検出する電源投入検出装置（４６）と、経過
時間を計測するタイマー（４７）と、このタイマーが計
測した経過時間を表示する経過時間表示装置（４８，２
９ａ〜２９ｅ）とが設けられている。前記タイマーは、
電源投入検出装置の出力により作動し、経過時間を計測
している。
【０００８】また、蓄冷剤の温度を検出する温度検出装
置（１６）と、この温度検出装置が検出した蓄冷完了前
の蓄冷剤の温度を表示する蓄冷剤温度表示装置（５１ａ
〜５１ｃ）とが設けられていることがある。
置（１６）と、この温度検出装置が検出した蓄冷完了前
の蓄冷剤の温度を表示する蓄冷剤温度表示装置（５１ａ
〜５１ｃ）とが設けられていることがある。
【０００９】さらに、前記冷凍機に電源が投入されたこ
とを検出する電源投入検出装置と、前記蓄冷剤の温度を
検出する温度検出装置とが設けられており、この温度検
出装置が検出した温度が略凝固温度以下に達しているこ
と、および、前記電源投入検出装置が電源の投入を検出
していることの両条件を満たしているか否かを、判別手
段（４４）が判別し、両条件を満たしている場合にタイ
マーに出力している。そして、タイマーは、この判別手
段の出力により作動して、電源投入後で、かつ、蓄冷剤
の略凝固開始後の経過時間を計測している。そして、こ
のタイマーが計測した経過時間を経過時間表示装置が表
示している。
とを検出する電源投入検出装置と、前記蓄冷剤の温度を
検出する温度検出装置とが設けられており、この温度検
出装置が検出した温度が略凝固温度以下に達しているこ
と、および、前記電源投入検出装置が電源の投入を検出
していることの両条件を満たしているか否かを、判別手
段（４４）が判別し、両条件を満たしている場合にタイ
マーに出力している。そして、タイマーは、この判別手
段の出力により作動して、電源投入後で、かつ、蓄冷剤
の略凝固開始後の経過時間を計測している。そして、こ
のタイマーが計測した経過時間を経過時間表示装置が表
示している。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に、本発明における可搬式貯蔵
庫の実施の第１の形態を図１ないし図５を用いて説明す
る。図１は本発明における可搬式貯蔵庫の斜視図であ
る。図２は図１の断面図である。図３は操作パネルの正
面図である。図４は表示装置の制御回路図である。図５
は蓄冷剤の温度変化のグラフである。
庫の実施の第１の形態を図１ないし図５を用いて説明す
る。図１は本発明における可搬式貯蔵庫の斜視図であ
る。図２は図１の断面図である。図３は操作パネルの正
面図である。図４は表示装置の制御回路図である。図５
は蓄冷剤の温度変化のグラフである。
【００１１】可搬式貯蔵庫の断熱箱１の下部には、キャ
スター２が設けられており、可搬式貯蔵庫を押したり引
いたりすると、このキャスター２の車輪が回転し、可搬
式貯蔵庫は移動することができる。また、断熱箱１の内
部は貯蔵室３となっており、断熱箱１の前面には貯蔵室
３に商品を出し入れするための開口４が形成されてい
る。この開口４を断熱性の前面扉５が開閉自在に閉塞し
ている。
スター２が設けられており、可搬式貯蔵庫を押したり引
いたりすると、このキャスター２の車輪が回転し、可搬
式貯蔵庫は移動することができる。また、断熱箱１の内
部は貯蔵室３となっており、断熱箱１の前面には貯蔵室
３に商品を出し入れするための開口４が形成されてい
る。この開口４を断熱性の前面扉５が開閉自在に閉塞し
ている。
【００１２】さらに、断熱箱１の後側の下部には圧縮機
７が、断熱箱１の上部には凝縮器８が配設されている。
断熱箱１の底壁１１の上には、冷却器と蓄冷剤とが交互
に積層された冷却器と蓄冷剤との集合体１３が配置され
ており、この集合体１３の上方を貯蔵室３の床板１４が
覆っている。この集合体１３には蓄冷剤の温度を検出す
る蓄冷剤温度検出器１６が設けられている。また、集合
体１３の冷却器は圧縮機７および凝縮器８とともに冷凍
サイクルすなわち冷凍機を構成しており、冷凍機が稼働
すると、集合体１３の冷却器が低温となり、蓄冷剤を冷
却して蓄冷する。
７が、断熱箱１の上部には凝縮器８が配設されている。
断熱箱１の底壁１１の上には、冷却器と蓄冷剤とが交互
に積層された冷却器と蓄冷剤との集合体１３が配置され
ており、この集合体１３の上方を貯蔵室３の床板１４が
覆っている。この集合体１３には蓄冷剤の温度を検出す
る蓄冷剤温度検出器１６が設けられている。また、集合
体１３の冷却器は圧縮機７および凝縮器８とともに冷凍
サイクルすなわち冷凍機を構成しており、冷凍機が稼働
すると、集合体１３の冷却器が低温となり、蓄冷剤を冷
却して蓄冷する。
【００１３】この集合体１３の前方には送風機１７が配
置されており、この送風機１７が回転すると、床板１４
の前方の吸入口１８から貯蔵室３の空気を吸い込んで、
集合体１３に送風する。集合体１３に送風された空気
は、集合体１３の蓄冷剤で冷却されて、集合体１３の後
方から排気され、貯蔵室３の後部に配設されている冷気
循環用ダクト２１を通って、冷気循環用ダクト２１上部
の吐出口２２から貯蔵室３内に排出される。この様に送
風機１７により庫内の空気は循環されて、貯蔵室３は集
合体１３の蓄冷剤で冷却される。
置されており、この送風機１７が回転すると、床板１４
の前方の吸入口１８から貯蔵室３の空気を吸い込んで、
集合体１３に送風する。集合体１３に送風された空気
は、集合体１３の蓄冷剤で冷却されて、集合体１３の後
方から排気され、貯蔵室３の後部に配設されている冷気
循環用ダクト２１を通って、冷気循環用ダクト２１上部
の吐出口２２から貯蔵室３内に排出される。この様に送
風機１７により庫内の空気は循環されて、貯蔵室３は集
合体１３の蓄冷剤で冷却される。
【００１４】また、断熱箱１の左側前面には、電源口２
３および操作パネル２４が配置されている。この操作パ
ネル２４には、図３に図示するように、上部に集合体１
３の蓄冷剤が冷却器により冷却されている最中であるこ
とを表示する凍結中用のランプ２６、蓄冷剤の蓄冷が完
了したことを表示する凍結完了用のランプ２７、およ
び、庫内が冷却されていることを表示する庫内冷却中用
ランプ２８が設けられている。
３および操作パネル２４が配置されている。この操作パ
ネル２４には、図３に図示するように、上部に集合体１
３の蓄冷剤が冷却器により冷却されている最中であるこ
とを表示する凍結中用のランプ２６、蓄冷剤の蓄冷が完
了したことを表示する凍結完了用のランプ２７、およ
び、庫内が冷却されていることを表示する庫内冷却中用
ランプ２８が設けられている。
【００１５】なお、凍結中用のランプ２６は、「凍結
中」と表示されているが、正確には蓄冷剤が冷却されて
蓄冷している最中に点灯され、蓄冷剤は未凍結の場合
も、凍結している場合もある。同様に、凍結完了用のラ
ンプ２７は、「凍結完了」と表示されているが、正確に
は蓄冷剤の蓄冷が完了した際に点灯される。そして、蓄
冷剤はそれ以前に凍結を完了しており、凍結完了後蓄冷
剤の温度が更に低下した時を蓄冷の完了時期としてい
る。この様に、「凍結中」および「凍結完了」の表示
は、蓄冷剤の状態を厳密に表現しているものではなく、
蓄冷中および蓄冷完了を一般的な用語で分かりやすく表
現しているものである。
中」と表示されているが、正確には蓄冷剤が冷却されて
蓄冷している最中に点灯され、蓄冷剤は未凍結の場合
も、凍結している場合もある。同様に、凍結完了用のラ
ンプ２７は、「凍結完了」と表示されているが、正確に
は蓄冷剤の蓄冷が完了した際に点灯される。そして、蓄
冷剤はそれ以前に凍結を完了しており、凍結完了後蓄冷
剤の温度が更に低下した時を蓄冷の完了時期としてい
る。この様に、「凍結中」および「凍結完了」の表示
は、蓄冷剤の状態を厳密に表現しているものではなく、
蓄冷中および蓄冷完了を一般的な用語で分かりやすく表
現しているものである。
【００１６】一方、これらのランプ２６，２７，２８の
下方には、ＬＥＤなどで構成されている凍結経過時間用
ランプ２９ａ〜２９ｅが複数設けられている。この凍結
経過時間用ランプ２９ａ〜２９ｅの下方には、庫内温度
を冷蔵温度または冷凍温度に選択するための、選択ボタ
ン３２，３３およびその表示ランプ３４，３５が設けら
れている。さらに、その下方に庫内温度を表示する庫内
温度表示部３７が設けられている。
下方には、ＬＥＤなどで構成されている凍結経過時間用
ランプ２９ａ〜２９ｅが複数設けられている。この凍結
経過時間用ランプ２９ａ〜２９ｅの下方には、庫内温度
を冷蔵温度または冷凍温度に選択するための、選択ボタ
ン３２，３３およびその表示ランプ３４，３５が設けら
れている。さらに、その下方に庫内温度を表示する庫内
温度表示部３７が設けられている。
【００１７】そして、可搬式貯蔵庫が配送センターなど
に保管されている場合には、電源口２３に電源コードを
接続して電力が供給されている。この電力により、冷凍
機が稼働し、集合体１３の冷却器が低温となる。そし
て、この冷却器により蓄冷剤が冷却される。すると、蓄
冷剤温度検出器１６が検出する蓄冷剤の温度は、図５に
図示するように低下していく。
に保管されている場合には、電源口２３に電源コードを
接続して電力が供給されている。この電力により、冷凍
機が稼働し、集合体１３の冷却器が低温となる。そし
て、この冷却器により蓄冷剤が冷却される。すると、蓄
冷剤温度検出器１６が検出する蓄冷剤の温度は、図５に
図示するように低下していく。
【００１８】蓄冷剤の温度が、約−２２℃であるＡ点
（凝固点よりも少し高い温度）よりも低下すると、蓄冷
剤は凍結を開始し、潜熱変化を始める。この潜熱変化の
最中においては、蓄冷剤の温度は緩慢には低下するが、
長時間にわたって殆ど変化しない。そして、蓄冷剤の温
度が約−２７℃になるＢ点で蓄冷剤は凍結を略完了し、
潜熱変化を終える。この潜熱変化を終えると、蓄冷剤の
温度は再び低下を開始しはじめる。そして、蓄冷剤の温
度が約−３２℃であるＣ点に達したことを、蓄冷剤温度
検出器１６が検出すると、図示しない制御装置は、蓄冷
剤の蓄冷が完了したと判断して、凍結完了用のランプ２
７を点灯するとともに、冷凍機の作動を停止する。この
様に、蓄冷剤が完全に凍結した状態になった後に、凍結
完了用のランプ２７は点灯されることになっている。
（凝固点よりも少し高い温度）よりも低下すると、蓄冷
剤は凍結を開始し、潜熱変化を始める。この潜熱変化の
最中においては、蓄冷剤の温度は緩慢には低下するが、
長時間にわたって殆ど変化しない。そして、蓄冷剤の温
度が約−２７℃になるＢ点で蓄冷剤は凍結を略完了し、
潜熱変化を終える。この潜熱変化を終えると、蓄冷剤の
温度は再び低下を開始しはじめる。そして、蓄冷剤の温
度が約−３２℃であるＣ点に達したことを、蓄冷剤温度
検出器１６が検出すると、図示しない制御装置は、蓄冷
剤の蓄冷が完了したと判断して、凍結完了用のランプ２
７を点灯するとともに、冷凍機の作動を停止する。この
様に、蓄冷剤が完全に凍結した状態になった後に、凍結
完了用のランプ２７は点灯されることになっている。
【００１９】また、凍結経過時間用ランプ２９ａ〜２９
ｅは、図４に図示する制御回路により制御されている。
図４において、タイマー作動を開始させるための蓄冷剤
の温度が設定されている温度設定部４１には、前述のＡ
点の温度（凝固点よりも少し高い温度）すなわち約−２
２℃が設定されている。この温度設定部４１の設定温度
と、蓄冷剤温度検出器１６が検出した蓄冷剤の温度と
を、比較器４２が比較する。そして、蓄冷剤温度検出器
１６の温度の方が低くなると、比較器４２は、判別装置
４４に開始信号を出力する。
ｅは、図４に図示する制御回路により制御されている。
図４において、タイマー作動を開始させるための蓄冷剤
の温度が設定されている温度設定部４１には、前述のＡ
点の温度（凝固点よりも少し高い温度）すなわち約−２
２℃が設定されている。この温度設定部４１の設定温度
と、蓄冷剤温度検出器１６が検出した蓄冷剤の温度と
を、比較器４２が比較する。そして、蓄冷剤温度検出器
１６の温度の方が低くなると、比較器４２は、判別装置
４４に開始信号を出力する。
【００２０】また、電源投入検出器４６はリレーなどで
構成されており、電源口２３に電源コードが接続され
て、電力が投入されたことを検出し、電力が投入された
場合には、判別装置４４に開始信号を出力する。そし
て、アンド回路などからなる判別装置４４は、比較器４
２と、電源投入検出器４６との両開始信号を受けると、
タイマー４７に駆動開始信号を発生する。なお、比較器
４２または電源投入検出器４６の何れか一方だけの開始
信号では、判別装置４４は駆動開始信号は発生しない。
タイマー４７は駆動開始信号を受けると、蓄冷剤が凍結
をしはじめた後の経過時間を計測する。この経過時間は
表示装置４８に出力され、経過時間に対応した凍結経過
時間用ランプ２９ａ〜２９ｅが点灯する。
構成されており、電源口２３に電源コードが接続され
て、電力が投入されたことを検出し、電力が投入された
場合には、判別装置４４に開始信号を出力する。そし
て、アンド回路などからなる判別装置４４は、比較器４
２と、電源投入検出器４６との両開始信号を受けると、
タイマー４７に駆動開始信号を発生する。なお、比較器
４２または電源投入検出器４６の何れか一方だけの開始
信号では、判別装置４４は駆動開始信号は発生しない。
タイマー４７は駆動開始信号を受けると、蓄冷剤が凍結
をしはじめた後の経過時間を計測する。この経過時間は
表示装置４８に出力され、経過時間に対応した凍結経過
時間用ランプ２９ａ〜２９ｅが点灯する。
【００２１】一方、電源口２３から電源コードが外さ
れ、電力が切断されると、電源投入検出器４６が電力の
切断を検出し、遅延回路４９に信号を出力する。遅延回
路４９は約５分程遅延させたのち、この信号をタイマー
４７に出力し、タイマー４７をリセットする。なお、遅
延回路４９の遅延時間内に、電力が再度投入されると、
遅延回路４９はタイマー４７にリセット信号を出力しな
いように構成されている。この様にして、蓄冷剤が凍結
しはじめると、凍結経過時間用ランプ２９ａ〜２９ｅが
順次点灯していき、経過時間が分かる。そして、比較器
６２が、蓄冷剤温度検出器１６の出力と、温度設定部６
１の出力とを比較しており、蓄冷剤温度検出器１６の検
出温度が、温度設定部６１に設定されている約−３２℃
よりも低下すると、比較器６２がタイマー４７に停止信
号を出力する。この停止信号により、タイマー４７は経
過時間の計測を停止し、蓄冷剤の凍結開始からの蓄冷に
要した経過時間を保持する。そして、表示装置４８はそ
の保持されている経過時間を表示し続ける。また、前述
のように、凍結完了用のランプ２７が点灯するととも
に、凍結中用のランプ２６が消灯する。
れ、電力が切断されると、電源投入検出器４６が電力の
切断を検出し、遅延回路４９に信号を出力する。遅延回
路４９は約５分程遅延させたのち、この信号をタイマー
４７に出力し、タイマー４７をリセットする。なお、遅
延回路４９の遅延時間内に、電力が再度投入されると、
遅延回路４９はタイマー４７にリセット信号を出力しな
いように構成されている。この様にして、蓄冷剤が凍結
しはじめると、凍結経過時間用ランプ２９ａ〜２９ｅが
順次点灯していき、経過時間が分かる。そして、比較器
６２が、蓄冷剤温度検出器１６の出力と、温度設定部６
１の出力とを比較しており、蓄冷剤温度検出器１６の検
出温度が、温度設定部６１に設定されている約−３２℃
よりも低下すると、比較器６２がタイマー４７に停止信
号を出力する。この停止信号により、タイマー４７は経
過時間の計測を停止し、蓄冷剤の凍結開始からの蓄冷に
要した経過時間を保持する。そして、表示装置４８はそ
の保持されている経過時間を表示し続ける。また、前述
のように、凍結完了用のランプ２７が点灯するととも
に、凍結中用のランプ２６が消灯する。
【００２２】この凍結完了用のランプ２７が点灯する
と、送風機１７を駆動させて、貯蔵室３を冷却する。そ
して、送風機１７の稼動中は、庫内冷却中用ランプ２８
が点灯している。この様にして冷却されている貯蔵室３
内に商品を収納し、かつ、電源口２３から電源コードを
外して、可搬式貯蔵庫をトラックに搭載して、運搬する
ことができる。なお、電源コードが外された後は、送風
機１７は可搬式貯蔵庫に内蔵されているバッテリーで駆
動される。そして、商品を配送し終えて、トラックが配
送センターなどに戻ってくると、トラックから可搬式貯
蔵庫を降ろして、再度、電源口２３に電源コードを接続
して、電力を投入する。
と、送風機１７を駆動させて、貯蔵室３を冷却する。そ
して、送風機１７の稼動中は、庫内冷却中用ランプ２８
が点灯している。この様にして冷却されている貯蔵室３
内に商品を収納し、かつ、電源口２３から電源コードを
外して、可搬式貯蔵庫をトラックに搭載して、運搬する
ことができる。なお、電源コードが外された後は、送風
機１７は可搬式貯蔵庫に内蔵されているバッテリーで駆
動される。そして、商品を配送し終えて、トラックが配
送センターなどに戻ってくると、トラックから可搬式貯
蔵庫を降ろして、再度、電源口２３に電源コードを接続
して、電力を投入する。
【００２３】前述の様に、凍結経過時間用ランプ２９ａ
〜２９ｅが点灯して、蓄冷剤の凍結開始温度付近に達し
た時点すなわちＡ点からの通電時間を表示している。し
たがって、今からどのくらいの時間経つと、凍結完了用
のランプ２７が点灯するか推測することができる。
〜２９ｅが点灯して、蓄冷剤の凍結開始温度付近に達し
た時点すなわちＡ点からの通電時間を表示している。し
たがって、今からどのくらいの時間経つと、凍結完了用
のランプ２７が点灯するか推測することができる。
【００２４】なお、通常の運行状態では、蓄冷剤がＡ点
からＢ点の間の温度範囲にある時に、トラックは配送セ
ンターに帰ってくる。したがって、電源投入と同時に、
タイマー４７が経過時間の計測を開始する。そのため、
通常であれば、電源投入から凍結完了用のランプ２７の
点灯までに要する時間は不明である。しかしながら、ト
ラックは一般的にルートスケジュールが組まれているの
で、蓄冷剤の蓄冷完了までの時間は、夏や冬などの季節
により変動するが、日々の運行では余り変動しない。そ
の結果、今までの経験で凍結完了用のランプ２７が点灯
する時間を推測することができる。また、凍結経過時間
用ランプ２９ａ〜２９ｅの表示する時間が、Ａ点からＣ
点までの経過時間すなわち約５時間を大きく越すことは
ない。
からＢ点の間の温度範囲にある時に、トラックは配送セ
ンターに帰ってくる。したがって、電源投入と同時に、
タイマー４７が経過時間の計測を開始する。そのため、
通常であれば、電源投入から凍結完了用のランプ２７の
点灯までに要する時間は不明である。しかしながら、ト
ラックは一般的にルートスケジュールが組まれているの
で、蓄冷剤の蓄冷完了までの時間は、夏や冬などの季節
により変動するが、日々の運行では余り変動しない。そ
の結果、今までの経験で凍結完了用のランプ２７が点灯
する時間を推測することができる。また、凍結経過時間
用ランプ２９ａ〜２９ｅの表示する時間が、Ａ点からＣ
点までの経過時間すなわち約５時間を大きく越すことは
ない。
【００２５】また、遅延回路４９が設けられているの
で、通電中に誤って、電源コードを電源口２３から外し
ても、すぐにタイマー４７がリセットされることはな
い。そして、遅延時間内に電源コードを電源口２３に接
続すると、タイマー４７は経過時間の計測を再開するこ
とができる。したがって、電源コードを電源口２３から
外したことで、経過時間に大きな誤差が発生することが
無くなる。
で、通電中に誤って、電源コードを電源口２３から外し
ても、すぐにタイマー４７がリセットされることはな
い。そして、遅延時間内に電源コードを電源口２３に接
続すると、タイマー４７は経過時間の計測を再開するこ
とができる。したがって、電源コードを電源口２３から
外したことで、経過時間に大きな誤差が発生することが
無くなる。
【００２６】ところで、実施の第１の形態では、比較器
４２、判別装置４４、温度設定部４１および蓄冷剤温度
検出器１６を設けて、Ａ点から経過時間の計測を開始す
るように構成しているが、これらの部品を省略して、電
源投入検出器４６の出力と同時に、いつもタイマー４７
が作動するように構成することも可能である。
４２、判別装置４４、温度設定部４１および蓄冷剤温度
検出器１６を設けて、Ａ点から経過時間の計測を開始す
るように構成しているが、これらの部品を省略して、電
源投入検出器４６の出力と同時に、いつもタイマー４７
が作動するように構成することも可能である。
【００２７】次に、本発明における可搬式貯蔵庫の実施
の第２の形態について図６および図７を用いて説明す
る。図６は操作パネルの正面図である。図７は図５の要
部拡大図である。なお、この第２の形態の説明におい
て、前記第１の形態の構成要素に対応する構成要素には
同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
の第２の形態について図６および図７を用いて説明す
る。図６は操作パネルの正面図である。図７は図５の要
部拡大図である。なお、この第２の形態の説明におい
て、前記第１の形態の構成要素に対応する構成要素には
同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【００２８】実施の第２の形態においては、第１の形態
の操作パネル２４に代えて、図６に図示する操作パネル
５０が用いられている。この操作パネル５０は、操作パ
ネル２４と略同じであるが、凍結経過時間用ランプ２９
ａ〜２９ｅに代えて、蓄冷剤の温度を表示する蓄冷剤温
度用ランプ５１ａ，５１ｂ，５１ｃが配置されており、
蓄冷剤の蓄冷完了前の温度を複数段階に分けて表示して
いる。左端の蓄冷剤温度用ランプ５１ａは、蓄冷剤温度
検出器１６の検出温度が約−２２℃以上の時に点灯し、
次の蓄冷剤温度用ランプ５１ｂは、蓄冷剤温度検出器１
６の検出温度が約−２２℃と約−２７℃との間の時に点
灯し、右端の蓄冷剤温度用ランプ５１ｃは、蓄冷剤温度
検出器１６の検出温度が約−２７℃以下の時に点灯す
る。
の操作パネル２４に代えて、図６に図示する操作パネル
５０が用いられている。この操作パネル５０は、操作パ
ネル２４と略同じであるが、凍結経過時間用ランプ２９
ａ〜２９ｅに代えて、蓄冷剤の温度を表示する蓄冷剤温
度用ランプ５１ａ，５１ｂ，５１ｃが配置されており、
蓄冷剤の蓄冷完了前の温度を複数段階に分けて表示して
いる。左端の蓄冷剤温度用ランプ５１ａは、蓄冷剤温度
検出器１６の検出温度が約−２２℃以上の時に点灯し、
次の蓄冷剤温度用ランプ５１ｂは、蓄冷剤温度検出器１
６の検出温度が約−２２℃と約−２７℃との間の時に点
灯し、右端の蓄冷剤温度用ランプ５１ｃは、蓄冷剤温度
検出器１６の検出温度が約−２７℃以下の時に点灯す
る。
【００２９】したがって、左端の蓄冷剤温度用ランプ５
１ａが点灯している時には、蓄冷剤の温度は図７に図示
するＡ点にも達しておらず、蓄冷の完了までには、相当
の時間がかかることが分かる。また、中央の蓄冷剤温度
用ランプ５１ｂが点灯している時には、蓄冷剤の一部は
凍結し、他の部分は未凍結であり、潜熱変化をしている
最中であり、蓄冷剤が蓄冷を完了するまでにはそれなり
に時間を要することが分かる。一方、右端の蓄冷剤温度
用ランプ５１ｃが点灯している時には、蓄冷剤はほぼ凍
結完了しており、凍結完了用のランプ２７が直ぐに点灯
することが分かる。
１ａが点灯している時には、蓄冷剤の温度は図７に図示
するＡ点にも達しておらず、蓄冷の完了までには、相当
の時間がかかることが分かる。また、中央の蓄冷剤温度
用ランプ５１ｂが点灯している時には、蓄冷剤の一部は
凍結し、他の部分は未凍結であり、潜熱変化をしている
最中であり、蓄冷剤が蓄冷を完了するまでにはそれなり
に時間を要することが分かる。一方、右端の蓄冷剤温度
用ランプ５１ｃが点灯している時には、蓄冷剤はほぼ凍
結完了しており、凍結完了用のランプ２７が直ぐに点灯
することが分かる。
【００３０】この様に第２の形態においては、蓄冷剤温
度用ランプ５１ａ，５１ｂ，５１ｃの点灯により、蓄冷
剤が略未凍結状態の場合、未凍結部分と凍結部分とが混
在しているすなわち潜熱変化の状態の場合、および、蓄
冷剤が略凍結した状態の場合が分かる。したがって、蓄
冷剤の蓄冷が完了する時期すなわち凍結完了用のランプ
２７が付く時期を推測することができる。
度用ランプ５１ａ，５１ｂ，５１ｃの点灯により、蓄冷
剤が略未凍結状態の場合、未凍結部分と凍結部分とが混
在しているすなわち潜熱変化の状態の場合、および、蓄
冷剤が略凍結した状態の場合が分かる。したがって、蓄
冷剤の蓄冷が完了する時期すなわち凍結完了用のランプ
２７が付く時期を推測することができる。
【００３１】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 （１）経過時間表示装置は、経過時間を表示することが
できるならば適宜種々の表示手段を選択することが可能
である。たとえば１時間２０分の様に具体的な時間で表
示することも、複数のランプを設け経過時間に略比例し
て段々とランプを点灯させていくことも可能である。ま
た、蓄冷剤温度表示装置も同様に、蓄冷剤の温度を表示
することができるならば適宜種々の表示手段を選択する
ことが可能である。たとえば、具体的な温度（例、−２
４℃）を表示することも、また、温度に対応したランプ
を点灯させることも可能である。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 （１）経過時間表示装置は、経過時間を表示することが
できるならば適宜種々の表示手段を選択することが可能
である。たとえば１時間２０分の様に具体的な時間で表
示することも、複数のランプを設け経過時間に略比例し
て段々とランプを点灯させていくことも可能である。ま
た、蓄冷剤温度表示装置も同様に、蓄冷剤の温度を表示
することができるならば適宜種々の表示手段を選択する
ことが可能である。たとえば、具体的な温度（例、−２
４℃）を表示することも、また、温度に対応したランプ
を点灯させることも可能である。
【００３２】（２）実施の形態においては、遅延回路が
用いられているが、必ずしも設ける必要はない。また、
遅延時間は約５分であるが、この遅延時間は適宜変更可
能である。
用いられているが、必ずしも設ける必要はない。また、
遅延時間は約５分であるが、この遅延時間は適宜変更可
能である。
【００３３】
【発明の効果】本発明によれば、蓄冷剤を冷却する冷凍
機に電源が投入されると、タイマーが作動して経過時間
を計測し、表示装置にその経過時間を表示している。し
たがって、蓄冷剤の冷却時間が分かるので、おおよそ後
何時間程度で蓄冷剤の蓄冷が完了するのか予測すること
ができる。その結果、蓄冷剤の蓄冷の完了を、可搬式貯
蔵庫の前に立って長時間にわたって待つことを防止する
ことができる。
機に電源が投入されると、タイマーが作動して経過時間
を計測し、表示装置にその経過時間を表示している。し
たがって、蓄冷剤の冷却時間が分かるので、おおよそ後
何時間程度で蓄冷剤の蓄冷が完了するのか予測すること
ができる。その結果、蓄冷剤の蓄冷の完了を、可搬式貯
蔵庫の前に立って長時間にわたって待つことを防止する
ことができる。
【００３４】また、温度検出装置が蓄冷剤の温度を検出
し、蓄冷剤温度表示装置が蓄冷完了前の蓄冷剤の温度を
表示している場合がある。この場合には、蓄冷完了前の
蓄冷剤の温度が分かるので、蓄冷剤が未凍結であるの
か、潜熱変化の状態にあるのか、また、ほとんど凍結し
ているのかなどが分かる。したがって、蓄冷剤の状態か
ら、おおよそ後何時間程度で蓄冷剤の蓄冷が完了するの
か予測することができる。
し、蓄冷剤温度表示装置が蓄冷完了前の蓄冷剤の温度を
表示している場合がある。この場合には、蓄冷完了前の
蓄冷剤の温度が分かるので、蓄冷剤が未凍結であるの
か、潜熱変化の状態にあるのか、また、ほとんど凍結し
ているのかなどが分かる。したがって、蓄冷剤の状態か
ら、おおよそ後何時間程度で蓄冷剤の蓄冷が完了するの
か予測することができる。
【００３５】さらに、電源が投入され、かつ、蓄冷剤が
略凝固を開始した後における経過時間を計測している場
合には、可搬式貯蔵庫が継続的に使用されず、放置され
て、蓄冷剤の温度が外気温と略同じ状態の際にも、蓄冷
剤が略凝固温度に達した時点から経過時間を計測してい
るので、外気温を殆ど考慮しないで、蓄冷剤の蓄冷完了
時期を予測することができる。
略凝固を開始した後における経過時間を計測している場
合には、可搬式貯蔵庫が継続的に使用されず、放置され
て、蓄冷剤の温度が外気温と略同じ状態の際にも、蓄冷
剤が略凝固温度に達した時点から経過時間を計測してい
るので、外気温を殆ど考慮しないで、蓄冷剤の蓄冷完了
時期を予測することができる。
【図１】図１は本発明における可搬式貯蔵庫の斜視図で
ある。
ある。
【図２】図２は図１の断面図である。
【図３】図３は操作パネルの正面図である。
【図４】図４は表示装置の制御回路図である。
【図５】図５は蓄冷剤の温度変化のグラフである。
【図６】図６は操作パネルの正面図である。
【図７】図７は図５の要部拡大図である。
３ 貯蔵室 ７ 圧縮機 ８ 凝縮器 １３ 蓄冷剤と冷却器との集合体 １６ 蓄冷剤温度検出器（温度検出装置） ２９ａ〜２９ｅ 凍結経過時間用ランプ（経過時間表示
装置） ４４ 判別装置（判別手段） ４６ 電源投入検出器（電源投入検出装置） ４７ タイマー ４８ 表示装置（経過時間表示装置） ５１ａ〜５１ｃ 蓄冷剤温度用ランプ（蓄冷剤温度表示
装置）
装置） ４４ 判別装置（判別手段） ４６ 電源投入検出器（電源投入検出装置） ４７ タイマー ４８ 表示装置（経過時間表示装置） ５１ａ〜５１ｃ 蓄冷剤温度用ランプ（蓄冷剤温度表示
装置）
Claims (3)
- 【請求項１】 貯蔵物を貯蔵する貯蔵室と、 この貯蔵室を冷却する蓄冷剤と、 この蓄冷剤を冷却する冷凍機とを備えた可搬式貯蔵庫に
おいて、 前記冷凍機に電源が投入されたことを検出する電源投入
検出装置と、 この電源投入検出装置の出力により作動して、経過時間
を計測するタイマーと、 このタイマーが計測した経過時間を表示する経過時間表
示装置とが設けられていることを特徴とする可搬式貯蔵
庫。 - 【請求項２】 貯蔵物を貯蔵する貯蔵室と、 この貯蔵室を冷却する蓄冷剤と、 この蓄冷剤を冷却する冷凍機とを備えた可搬式貯蔵庫に
おいて、 前記蓄冷剤の温度を検出する温度検出装置と、 この温度検出装置が検出した蓄冷完了前の蓄冷剤の温度
を表示する蓄冷剤温度表示装置とが設けられていること
を特徴とする可搬式貯蔵庫。 - 【請求項３】 貯蔵物を貯蔵する貯蔵室と、 この貯蔵室を冷却する蓄冷剤と、 この蓄冷剤を冷却する冷凍機とを備えた可搬式貯蔵庫に
おいて、 前記冷凍機に電源が投入されたことを検出する電源投入
検出装置と、 前記蓄冷剤の温度を検出する温度検出装置と、 この温度検出装置が検出した温度が略凝固温度以下に達
していること、および、前記電源投入検出装置が電源の
投入を検出していることの両条件を満たしているか否か
を判別し、両条件を満たしている場合に出力する判別手
段と、 この判別手段の出力により作動して、電源投入後で、か
つ、蓄冷剤の略凝固開始後の経過時間を計測するタイマ
ーと、 このタイマーが計測した経過時間を表示する経過時間表
示装置とが設けられていることを特徴とする可搬式貯蔵
庫。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7280467A JPH09126625A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 可搬式貯蔵庫 |
| KR1019960048223A KR970022100A (ko) | 1995-10-27 | 1996-10-25 | 운반 가능한 저장고 |
| EP96307789A EP0770839B1 (en) | 1995-10-27 | 1996-10-28 | Transportable refrigerated storage cabinet |
| DK96307789T DK0770839T3 (da) | 1995-10-27 | 1996-10-28 | Transportabelt, kølet opbevaringsskab |
| US08/739,148 US5749234A (en) | 1995-10-27 | 1996-10-28 | Transportable storage cabinet |
| ES96307789T ES2164217T3 (es) | 1995-10-27 | 1996-10-28 | Armario portatil refrigerado de almacenamiento. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7280467A JPH09126625A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 可搬式貯蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09126625A true JPH09126625A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17625481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7280467A Pending JPH09126625A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 可搬式貯蔵庫 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5749234A (ja) |
| EP (1) | EP0770839B1 (ja) |
| JP (1) | JPH09126625A (ja) |
| KR (1) | KR970022100A (ja) |
| DK (1) | DK0770839T3 (ja) |
| ES (1) | ES2164217T3 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017061067A1 (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄冷装置及び蓄冷体の状態を表示する方法 |
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| US7704032B2 (en) * | 2003-08-13 | 2010-04-27 | Mgl Storage Partners, Inc. | Transportable storage facility |
| DE102010041952A1 (de) * | 2010-10-04 | 2012-04-05 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kältegerät mit einem Kältespeicher |
| AU2012214561B2 (en) * | 2011-02-08 | 2015-11-05 | Metro Industries Inc. | Method of mitigating stratification of temperature within the interior of a mobile heated cabinet, and mobile heated cabinet using same |
| GB201221062D0 (en) | 2012-11-23 | 2013-01-09 | Liddell Anthony | Transportable refrigerated unit |
| CN105180555A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-12-23 | 浙江德诚制冷设备成套有限公司 | 一种小型移动式冷库 |
| USD865147S1 (en) * | 2017-05-23 | 2019-10-29 | Kingkar Eco-Technologies Co., Ltd. | Carbon removal machine |
| US10551081B1 (en) * | 2017-07-17 | 2020-02-04 | John Miller-Russell | Air conditioner with safety device |
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|---|---|---|---|---|
| US2635432A (en) * | 1948-06-28 | 1953-04-21 | Dole Refrigerating Co | Self-contained refrigerating freight car unit |
| US2744388A (en) * | 1954-08-09 | 1956-05-08 | Dole Refrigerating Co | Refrigerating car structure |
| US4014178A (en) * | 1976-05-03 | 1977-03-29 | Kells John D | Refrigerator temperature controls |
| US4437320A (en) * | 1982-05-11 | 1984-03-20 | Eklund Claes E | Transporter air chiller |
| US4502287A (en) * | 1983-07-18 | 1985-03-05 | Safe-T-Frezz, Inc. | Refrigeration system alarm device |
| US4637222A (en) * | 1984-06-08 | 1987-01-20 | Nippondenso Co., Ltd. | Refrigerator for vehicle |
| JPS63137267U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-09 | ||
| US4787212A (en) * | 1987-10-19 | 1988-11-29 | Hessey John C | Air conditioner with automatic shutdown |
| JPH0533896Y2 (ja) * | 1988-03-17 | 1993-08-27 | ||
| JPH0827117B2 (ja) * | 1988-03-17 | 1996-03-21 | サンデン株式会社 | 蓄冷材を備えた保冷庫 |
| JPH01318871A (ja) * | 1988-06-17 | 1989-12-25 | Matsushita Refrig Co Ltd | 蓄冷型保冷庫 |
| JPH01318873A (ja) * | 1988-06-17 | 1989-12-25 | Matsushita Refrig Co Ltd | 蓄冷型保冷庫 |
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| JPH03230076A (ja) * | 1990-02-06 | 1991-10-14 | Matsushita Refrig Co Ltd | 蓄冷式冷蔵庫 |
| JPH04187962A (ja) * | 1990-11-22 | 1992-07-06 | Matsushita Refrig Co Ltd | 蓄冷型保冷庫 |
| US5311745A (en) * | 1993-01-27 | 1994-05-17 | Digi-Cool Industries Ltd. | Pressure measurement system for refrigeration system |
| US5487276A (en) * | 1993-07-28 | 1996-01-30 | Namisniak; Dianna | Food inventory system |
-
1995
- 1995-10-27 JP JP7280467A patent/JPH09126625A/ja active Pending
-
1996
- 1996-10-25 KR KR1019960048223A patent/KR970022100A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-10-28 DK DK96307789T patent/DK0770839T3/da active
- 1996-10-28 ES ES96307789T patent/ES2164217T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-28 EP EP96307789A patent/EP0770839B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-28 US US08/739,148 patent/US5749234A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017061067A1 (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄冷装置及び蓄冷体の状態を表示する方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES2164217T3 (es) | 2002-02-16 |
| KR970022100A (ko) | 1997-05-28 |
| EP0770839A1 (en) | 1997-05-02 |
| DK0770839T3 (da) | 2001-11-26 |
| US5749234A (en) | 1998-05-12 |
| EP0770839B1 (en) | 2001-10-04 |
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