JP3766894B2 - 動力運搬車用ゲートリフター - Google Patents

動力運搬車用ゲートリフター Download PDF

Info

Publication number
JP3766894B2
JP3766894B2 JP2003307209A JP2003307209A JP3766894B2 JP 3766894 B2 JP3766894 B2 JP 3766894B2 JP 2003307209 A JP2003307209 A JP 2003307209A JP 2003307209 A JP2003307209 A JP 2003307209A JP 3766894 B2 JP3766894 B2 JP 3766894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
support shaft
lifter
power
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003307209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005075118A (ja
Inventor
隆則 河島
Original Assignee
有限会社河島農具製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社河島農具製作所 filed Critical 有限会社河島農具製作所
Priority to JP2003307209A priority Critical patent/JP3766894B2/ja
Publication of JP2005075118A publication Critical patent/JP2005075118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3766894B2 publication Critical patent/JP3766894B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、動力運搬車への積載物の積み込み、積み下ろしに用いられる動力運搬車用ゲートリフターに関するものである。
重量物を運搬するための手段として、エンジン等により駆動され、重量物を積載するための荷台を備えた動力運搬車が広く用いられているが、この動力運搬車の荷台へと積載物を積み込み、または荷台から積載物を積み下ろす作業は、作業者が人力で行っているのが現状である。
一方、乗用自動車には、積載物の積み込み・積み下ろし用のゲートリフターを備えるものがある。ゲートリフター付き乗用自動車は、自動車本体の最後部に、積載物が載置されて昇降動作するゲートリフターが設けられたものであり、通常走行時は、ゲートを立てて鉛直状態(以下、「収納状態」という)とする一方、積載物の積み込み・積み下ろし作業時には、ゲートを倒して水平状態(以下、「開放状態」という)とするものとなっている。このようなゲートリフターにおいては、ゲートの両側部を支持する平行リンクが斜め方向に設けられ、この平行リンクによってゲートの回転が規制されることにより、ゲートを開放状態で保持することが可能となっている(特許文献1参照)。
特開2003―175079号公報(図3)
しかし、動力運搬車の荷台への積載物の積み込み、及び荷台からの積載物の積み下ろしを人力で行うことは、多大な時間と労力を要し、また、作業者への身体的負担も大きいという問題がある。
また、乗用自動車に備えられた前記ゲートリフターでは、積載物をゲート上に搬入する際に、斜め方向に設けられた前記平行リンクが邪魔となって、ゲートの横方向から積載物を搬入しにくく、作業能率が低下するという問題がある。また、ゲートの幅寸法より幅広の積載物を積み込む場合、平行リンクが邪魔となり、ゲート上に積載物を載置するための十分なスペースを確保できないという問題もある。
また、ゲートを開放状態で保持するための手段として、平行リンクに代えて、専用のシリンダ等を設けた場合、ゲートリフターが高価なものとなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ゲートを開放状態で保持するための平行リンクが、積み込み・積み下ろし作業の邪魔とならず、円滑な作業を可能とする手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、積載物の運搬に用いられる動力運搬車への前記積載物の積み込み、または前記動力運搬車からの前記積載物の積み下ろしに使用される動力運搬車用ゲートリフターであって、前記積載物を載置するためのゲートと、動力運搬車本体に回転自在に支持されて回転駆動される第1支軸と、前記ゲートの側面に突設された第2支軸と、一端部が前記第1支軸に回動不能に取り付けられ、他端部が前記第2支軸に回動自在に取り付けられたゲートアームと、一端部が前記第2支軸に回動不能に取り付けられた連結リンクと、この連結リンクの他端部に突設された第3支軸と、前記動力運搬車本体に回転不能に支持された第4支軸と、一端部が前記第3支軸に回動自在に取り付けられ、他端部に形成された長孔に前記第4支軸が挿通された平行リンクとを具備するものである。
請求項2の発明は、前記平行リンクは、前記ゲートが開放状態にある時は、前記長孔における前記ゲートと逆側の端部が、前記第4支軸に当接するものである。
請求項3の発明は、前記平行リンクは、前記ゲートが収納状態にある時は、前記長孔における前記ゲート側の端部が、前記第4支軸に当接するものである。
請求項4の発明は、前記第1支軸は、前記動力運搬車本体に取り付けられた油圧シリンダーによって回転駆動されるものである。
請求項5の発明は、前記動力運搬車本体に、係合溝が形成されてなるゲートロック金具が回動自在に取り付けられ、このゲートロック金具の前記係合溝が、前記ゲートの側面から突設された係合突片に係合されることにより、前記ゲートが収納状態で保持されるものである。
請求項6の発明は、前記ゲートロック金具に、一端部が動力運搬車本体に取り付けられた復帰バネの他端部が取り付けられたものである。
請求項7の発明は、前記ゲートの側面に、ゲートを収納または開放する際に手掛かりとするためのゲート操作取っ手が設けられたものである。
本発明に係る動力運搬車用ゲートリフターによれば、動力運搬車への積載物の積み込み・積み下ろし作業を作業者が人力で行う場合に比べて、作業に要する時間と手間を削減し、また、作業者の身体的負担を軽減することができる。
また、本発明によれば、ゲートを開放状態または収納状態で保持するための平行リンクが、積載物の積み込み・積み下ろし作業の邪魔とならず、また、ゲートの幅寸法より幅広の積載物でも、ゲート上に確実に載置することができる。これにより、安価なコストで、積み込み・積み下ろし作業の能率を向上させることができる。
また、本発明によれば、平行リンクを簡易な構造としたことにより、積載物の積み込み・積み下ろし作業時には、簡単な操作でゲートを開放することができ、また、積み込み・積み下ろし作業の終了後は、ゲートを簡単・確実・安全に収納することができる。
また、本発明によれば、ゲートロック金具を設けたことにより、ゲートを収納状態で確実に保持することができる。
また、本発明によれば、ゲートロック金具に復帰バネの一端部を取り付けたことにより、ゲートロック金具を、ロック位置またはロック解除位置において停止状態で保持することができる。
また、本発明によれば、ゲートの側面にゲート操作取っ手が設けられたことにより、作業者は、ゲートの開放または収納を容易に行うことができる。
動力運搬車の荷台への積載物の積み込み、及び荷台からの積載物の積み下ろし作業に要する時間と手間を削減し、動力運搬車にゲートリフターを適用した場合に、ゲートを開放状態で保持するための平行リンクが作業の邪魔とならないようにするという目的を、最小の部品点数で、且つ安価なコストで実現した。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施例に係る動力運搬車1を示す概略左側面図、図4は、動力運搬車用ゲートリフター2近傍について拡大した概略斜視図である。図に示すように、動力運搬車1は、進行方向Xに沿って走行する動力運搬車本体3の進行方向最前部に、動力運搬車用ゲートリフター2が設けられてなるものであり、動力運搬車用ゲートリフター2は、積載物Aを載置するためのゲート4と、このゲート4の動作を制御するゲート制御機構5と、ゲート4を収納状態で保持するためのゲートロック金具6とを有している。
ゲート4は、図4に示すように、平面視が略矩形の板状の部材であって、その先端部に傾斜部4aが設けられてなるものである。この傾斜部4aを設けたことにより、ゲート4を開放した状態で最下位置まで下降させた時に地面との段差がなく、積載物Aをゲート4上に搬入しやすいものとなっている。また、ゲート4の両側面4bには、作業者がゲート4を開放または収納する際に手掛かりとするためのゲート操作取っ手4c、及び前記ゲートロック金具6を係合させるための係合突片4dがそれぞれ設けられている。更に、ゲートの両側面4bには、前記ゲート制御機構5を構成する第2支軸7が突設されている。
ゲート制御機構5は、ゲート4の開放・収納動作、及び昇降動作を制御するものであり、図1乃至図5に示すように、動力運搬車本体3に回転自在に支持された第1支軸8と、ゲート4の両側面4bに突設された第2支軸7と、一端部9aが第1支軸8に回動不能に取り付けられ、他端部9bが第2支軸7に回動自在に取り付けられたゲートアーム9と、一端部10aが第2支軸7に回動不能に取り付けられた連結リンク10と、この連結リンク10の他端部10bに突設された第3支軸11と、動力運搬車本体3に回転不能に支持された第4支軸12と、一端部13aが第3支軸11に回動自在に取り付けられ、他端部13bに形成された長孔13cに第4支軸12が挿通された平行リンク13と、回転リンク14を介して第1支軸8を回転駆動する油圧シリンダー15とを具備してなるものである。
ゲートアーム9は、ゲート4の昇降動作を制御するものであり、図1及び図4に示すように、略への字に形成された部材の一端部9aに軸挿通孔9cが、他端部9bに軸挿通孔9dが形成されてなるものである。このゲートアーム9は、軸挿通孔9cに第1支軸8が挿通されて回動不能に固定され、軸挿通孔9dに第2支軸7が回動自在に挿通されている。これにより、第1支軸8の回転に伴い、ゲートアーム9は第1支軸8を支点として回動し、ゲートアーム9の他端部9bが昇降することによりゲート4も昇降するものとなっている。また、この時、第2支軸7はゲートアーム9に回動自在に挿通されているので、ゲートアーム9が第1支軸8を支点として回転しても、ゲート4自体は回転しないものとなっている。
平行リンク13は、ゲート4の回転を規制することで、開放状態または収納状態を保持するものであり、図1及び図4に示すように、屈曲して形成された部材の一端部13aに軸挿通孔13dが、他端部13bに長孔13cが形成されてなるものである。この平行リンク13は、軸挿通孔13dに第3支軸11が回動自在に挿通されるとともに、長孔13cに第4支軸12が挿通されて長孔13cに沿ってスライド可能となっており、
ゲート4が開放状態にある時は、長孔13cにおけるゲート4と逆側の端部13c1が、第4支軸12に当接し、ゲート4が収納状態にある時は、長孔13cにおけるゲート4側の端部13c2が第4支軸12に当接するものとなっている。これにより、平行リンク13の移動範囲が第4支軸12によって規制され、ゲート4の回転範囲が収納状態から開放状態までの間に規制されるものとなっている。また、図8及び図9に示すように、ゲート4が開放された状態で、ゲートアーム9が第1支軸8を支点として回転すると、平行リンク13は第4支軸を支点として回転する。これにより、ゲート4は、開放状態を保持したまま昇降動作を行う。すなわち、平行リンク13は、ゲート4の昇降動作と独立して、ゲート4の収納・開放状態を保持することが可能となっている。
このように、平行リンク13をゲート4と重複しないように設けたことにより、積載物Aをゲート4上に搬入する際に、平行リンク13が作業の邪魔にならず、ゲート4の横方向からでも積載物Aを容易に搬入することができ、また、ゲート4の幅寸法より幅広の積載物Aでもゲート4上に確実に載置することが可能となっている。
油圧シリンダー15は、第1支軸8を回転駆動するものであり、図5に示すように、動力運搬車本体3の幅方向中央部3aに、シリンダーブランケット16を介して取り付けられている。この油圧シリンダー15は、シリンダー部17と、シリンダー部17内を往復運動するピストン部18により構成され、シリンダー部17の先端部17aには、回転リンク14の一端部14aが回動自在に取り付けられている。また、回転リンク14の他端部14bは、動力運搬車本体3の幅方向に渡って設けられた第1支軸8の長手方向中央部8aに回動不能に取り付けられている。従って、ピストン部18がシリンダー部17内に収容される方向へと動いた場合には、これに伴って回転リンク14の一端部14aが上昇するとともに、他端部14bが取り付けられた第1支軸8が、図において反時計回りに回転する。これにより、図9に示すように、第1支軸8に取り付けられたゲートアーム9も、第1支軸8を支点として反時計回りに回転し、ゲートアーム9の他端部9bは下降する。逆に、ピストン部18がシリンダー部17内から突出する方向へと動いた場合には、これに伴って回転リンク14の一端部14aが下降するとともに、他端部14bが取り付けられた第1支軸8が、図において時計回りに回転する。これにより、図11示すように、第1支軸8に固定されたゲートアーム9も第1支軸8を支点として時計回りに回転し、ゲートアーム9の他端部9bは上昇する。このようにして、油圧シリンダー15によって第1支軸8が回転駆動され、ゲート4が昇降するものとなっている。
連結リンク10は、ゲート4の回転を平行リンク13へと伝達するものであり、図4に示すように、その一端部10aが、第2支軸7の長手方向中間部7aに、ゲート4と直交するようにして回動不能に取り付けられ、他端部10bに第3支軸11が突設されてなるものである。ここで、作業者が、収納状態にあるゲート4を倒して開放する場合、図7及び図8に示すように、第2支軸7の回転に伴って連結リンク10は起き上がるように回転し、第3支軸11に取り付けられた平行リンク13は、第3支軸11に引っ張られてゲート4側へとスライドするものとなっている。逆に、作業者が、開放状態にあるゲート4を起こして収納する場合、図11乃至図13に示すように、第2支軸7の回転に伴って連結リンク10は倒れるように回転し、平行リンク13は第3支軸11に押されて動力運搬車本体3側へとスライドするものとなっている。
ゲートロック金具6は、収納状態にあるゲート4が、動力運搬車本体3の進行方向X側へと倒れないように保持するためのものであり、図4に示すように、動力運搬車本体3の荷台19を構成する左右一対の枠体20の上にそれぞれ配設されている。ゲートロック金具6は、図5に示すように、動力運搬車本体3に固定された土台部材21と、この土台部材21に回動自在に取り付けられた回動部材22と、回動部材22に設けられた取付け金具23及び動力運搬車本体3に設けられた取付け金具24に両端部がそれぞれ取り付けられた復帰バネ25とを有してなるものであり、回動部材22に形成された係合溝22aを前記係合突片4dに係合させることにより、ゲート4を収納状態で保持するものとなっている。ここで、回動部材22は、復帰バネ25により常時引っ張られた状態となっており、図5に示すロック位置Lにおいて停止状態を保持することが可能となっている。また、回動部材22を支点26を中心として回転させた場合、回動部材22の回転に伴って復帰バネ25は支点26を越えて移動し、回動部材22は図9に示すロック解除位置Uにおいても停止状態を保持することが可能となっている。尚、回動部材22の先端22bには、図に示すように、R部22cが形成されている。
動力運搬車本体3は、図示しないエンジン等で駆動されるキャタピラ27によって進行方向Xに沿って走行し、荷台19に積み込まれた積載物Aを運搬するものである。この動力運搬車本体3の進行方向X後部には、図2に示すように、前記油圧シリンダー15に接続された油圧ポンプ28と、この油圧ポンプ28を操作するための油圧操作レバー29が設けられており、作業者がこの油圧操作レバー29を操作して油圧ポンプ28を作動させることにより、油圧シリンダー15、回転リンク14、及びゲートアーム9を介してゲート4を昇降させるものとなっている。本実施例では、油圧操作レバー29が中立位置29aにある場合、油圧ポンプ28は停止状態でゲート4は停止しており、図9に示すように、油圧操作レバー29を動力運搬車本体3の進行方向X側に倒した場合、油圧ポンプ28が作動してゲート4が下降し、図11に示すように、油圧操作レバー29を前記進行方向Xと逆側に倒した場合、油圧ポンプ28が作動してゲート4が上昇するものとなっている。もちろん、動力運搬車本体3の各構成は、本実施形態に限られず適宜設計変更が可能である。
以下、動力運搬車本体3に積載物Aを積み込む際における動力運搬車用ゲートリフター2の操作手順について説明する。尚、操作開始時における動力運搬車用ゲートリフター2の初期状態は、ゲート4が収納され、ゲートロック金具6の回動部材22がロック位置Lにあるものとする。
手順1として、ゲートのロック6を解除する。すなわち、作業者は、ゲート4の左右両側に配設されたゲートロック金具6それぞれについて、ロック位置Lにある回動部材22を支点26を中心として回転させることによりロック解除位置Uへと移動させる。回動部材22は、前述のように、復帰バネ25によって引っ張られることにより、ロック解除位置Uにおいて停止状態を保持するものとなっている。図6は、手順1完了後の状態を示している。
手順2として、ゲート4を開放する。すなわち、作業者は、ゲート4の左右両側面4bに設けられた前記ゲート操作取っ手4cを持ち、動力運搬車本体3の進行方向X側へと倒す。この時、ゲート4は、平行リンク13によってその回転が規制され、開放状態すなわち水平状態で保持されるものとなっている。図7は、手順2完了後の状態を示している。
手順3として、ゲート4を降下させる。すなわち、作業者は、油圧操作レバー29を動力運搬車本体3の進行方向X側へと倒すことによりゲート4を降下させる。尚、本実施例では、ゲート4を開放した後に降下させるものとしているが、これに限られず、ゲート4を降下させた後に開放することも可能である。図8は、手順3完了後の状態を示している。
手順4として、積載物Aをゲート4上に載置する。すなわち、作業者は、ゲート4が最下位置まで達すると、油圧操作レバー29を中立位置29aへと戻してゲート4を停止させ、ゲート4上に積載物Aを載せる。この時、平行リンク13が作業の邪魔とならないので、積載物Aをゲート4の横方向からでも容易に搬入することができる。また、積載物Aの搬入後に、ゲートロック金具6それぞれについて、ロック解除位置Uにある回動部材22を回転させてロック位置Lへと戻しておく。図9は、手順4完了後の状態を示している。
手順5として、ゲート4を上昇させる。すなわち、作業者は、図10に示すように、油圧操作レバー29を、動力運搬車本体3の進行方向Xとは逆側に倒すことにより、ゲート4を上昇させる。
手順6として、ゲート4を収納する。すなわち、作業者は、ゲート4が最上位置まで達すると、油圧操作レバー29を中立位置29aまで戻してゲート4を停止させ、ゲート4上の積載物Aを動力運搬車本体3の荷台19へと積み込む。その後、手順3から5を繰り返すことにより、所定数の積載物Aを荷台19へと積み込む。積載物Aの積み込み作業が完了した後、作業者は、図11に示すように、ゲート4の両側面4bに設けられたゲート操作取っ手4cを持ってゲート4を引き起こす。この場合、図12に示すように、ゲート4が収納状態近くまで達した時、前記係合突片4dが前記回動部材22のR部22cに接触して斜め上方へと押し上げることにより、回動部材22はロック位置Lから若干上方へと回転する。そこから更にゲート4を起こすにつれて、係合突片4dはR部22cを係合溝22a側へと滑り、図13に示すように、ゲート4が収納状態に達した時、係合突片4dが係合溝22aに係合されゲート4がロックされるものとなっている。ここで、復帰バネ25の作用により、回動部材22にはロック位置Lへと復帰しようとする力が働いているので、係合突片4dはスムーズに係合溝22aに係合されるものとなっている。尚、本実施例では、ゲートロック金具6の回動部材22をロック位置Lに戻した後にゲート4を起こすものとしているが、これとは逆に、ゲート4を起こした後にゲートロック金具6をロック位置Lに戻すことも可能である。以上により、積載物Aの積み込み作業が完了する。作業者は、ゲート4がロックされたことを確認した後、動力運搬車本体3を操作して運搬作業を行う。
尚、積載物Aの積み下ろし作業時における動力運搬車用ゲートリフター2の操作手順については詳細な説明は省略するが、積み込み作業時と同様に、ゲート4を開放・収納、及び昇降させることにより行うことができる。
本動力運搬車用ゲートリフターは、動力運搬車以外に、乗用自動車に適用することも可能である。
本発明の実施例に係るゲートリフターを備えた動力運搬車を示す概略左側面図。 動力運搬車を示す概略右側面図。 動力運搬車を示す概略正面図。 ゲートリフター近傍について拡大した概略斜視図。 油圧シリンダー及びゲートロック金具の近傍を示す部分拡大断面図。 ゲートリフターの操作手順における手順1を説明するための説明図。 ゲートリフターの操作手順における手順2を説明するための説明図。 ゲートリフターの操作手順における手順3を説明するための説明図。 ゲートリフターの操作手順における手順4を説明するための説明図。 ゲートリフターの操作手順における手順5を説明するための説明図。 ゲートリフターの操作手順における手順6を説明するための説明図。 ゲートリフターの操作手順における手順6を説明するための説明図。 ゲートリフターの操作手順における手順6を説明するための説明図。
符号の説明
1 動力運搬車
2 動力運搬車用ゲートリフター
3 動力運搬車本体
4 ゲート
4b 側面(ゲート)
4c ゲート操作取っ手
4d(係合突片)
6 ゲートロック金具
7 第2支軸
8 第1支軸
9 ゲートアーム
9a 一端部(ゲートアーム)
9b 他端部(ゲートアーム)
10 連結リンク
10a 一端部(連結リンク)
10b 他端部(連結リンク)
11 第3支軸
12 第4支軸
13 平行リンク
13a 一端部(平行リンク)
13b 他端部(平行リンク)
13c 長孔
13c1 ゲートと逆側の端部(長孔)
13c2 ゲート側の端部(長孔)
15 油圧シリンダー
22a 係合溝
25 復帰バネ
A 積載物

Claims (7)

  1. 積載物の運搬に用いられる動力運搬車への前記積載物の積み込み、または前記動力運搬車からの前記積載物の積み下ろしに使用される動力運搬車用ゲートリフターであって、
    前記積載物を載置するためのゲートと、動力運搬車本体に回転自在に支持されて回転駆動される第1支軸と、前記ゲートの側面に突設された第2支軸と、一端部が前記第1支軸に回動不能に取り付けられ、他端部が前記第2支軸に回動自在に取り付けられたゲートアームと、一端部が前記第2支軸に回動不能に取り付けられた連結リンクと、この連結リンクの他端部に突設された第3支軸と、前記動力運搬車本体に回転不能に支持された第4支軸と、一端部が前記第3支軸に回動自在に取り付けられ、他端部に形成された長孔に前記第4支軸が挿通された平行リンクとを具備することを特徴とする動力運搬車用ゲートリフター。
  2. 前記平行リンクは、前記ゲートが開放状態にある時は、前記長孔における前記ゲートと逆側の端部が、前記第4支軸に当接するものであることを特徴とする請求項1に記載の動力運搬車用ゲートリフター。
  3. 前記平行リンクは、前記ゲートが収納状態にある時は、前記長孔における前記ゲート側の端部が、前記第4支軸に当接するものであることを特徴とする請求項2に記載の動力運搬車用ゲートリフター。
  4. 前記第1支軸は、前記動力運搬車本体に取り付けられた油圧シリンダーによって回転駆動されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の動力運搬車用ゲートリフター。
  5. 前記動力運搬車本体に、係合溝が形成されてなるゲートロック金具が回動自在に取り付けられ、このゲートロック金具の前記係合溝が、前記ゲートの側面から突設された係合突片に係合されることにより、前記ゲートが収納状態で保持されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の動力運搬車用ゲートリフター。
  6. 前記ゲートロック金具に、一端部が動力運搬車本体に取り付けられた復帰バネの他端部が取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の動力運搬車用ゲートリフター。
  7. 前記ゲートの側面に、ゲートを収納または開放する際に手掛かりとするためのゲート操作取っ手が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の動力運搬車用ゲートリフター。
JP2003307209A 2003-08-29 2003-08-29 動力運搬車用ゲートリフター Expired - Fee Related JP3766894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003307209A JP3766894B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 動力運搬車用ゲートリフター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003307209A JP3766894B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 動力運搬車用ゲートリフター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005075118A JP2005075118A (ja) 2005-03-24
JP3766894B2 true JP3766894B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=34410064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003307209A Expired - Fee Related JP3766894B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 動力運搬車用ゲートリフター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3766894B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005075118A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4378191A (en) Cargo handling loader for pallets
JP6566504B1 (ja) バッテリーキャリア
JP2615357B2 (ja) 貨物運搬用トラック
JP3766894B2 (ja) 動力運搬車用ゲートリフター
JPWO2019229844A1 (ja) 貨物コンテナ、および貨物コンテナの荷役方法
JP2002301981A (ja) コンテナ積み降ろし車両
JP5546167B2 (ja) 荷役車両
JP2003137016A (ja) 貨物自動車におけるテールゲートリフト
JP4095070B2 (ja) 荷受台昇降装置及びこれに用いるキャスタストッパのロック装置
JP7357345B2 (ja) リフト装置
JP4790429B2 (ja) 貨物自動車の荷箱構造
JP2022175720A (ja) 貨物自動車
JP5586431B2 (ja) 荷役作業用テールゲート等における落下防止ストッパ
JP4796407B2 (ja) 車両運搬車
JP3965405B2 (ja) ストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置
JPH0411558A (ja) 自動車格納式手押し台車
JP3875071B2 (ja) 車輌運搬車における荷台の車輌乗入装置
JP3871574B2 (ja) 荷受台昇降装置における荷受台構造
JP2007276866A (ja) コンテナ及びコンテナの積み下ろし方法
JP4734200B2 (ja) 荷役車両
JP5202996B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP6917021B1 (ja) 低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構
WO2021256435A1 (ja) ローダ
JP4290949B2 (ja) 車輌運搬車における歩み板作動機構
JP2000355393A (ja) 貨物コンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees