JP3766747B2 - 位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行うための数値制御装置、および記録媒体 - Google Patents
位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行うための数値制御装置、および記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3766747B2 JP3766747B2 JP00075898A JP75898A JP3766747B2 JP 3766747 B2 JP3766747 B2 JP 3766747B2 JP 00075898 A JP00075898 A JP 00075898A JP 75898 A JP75898 A JP 75898A JP 3766747 B2 JP3766747 B2 JP 3766747B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- command
- tool
- positioning control
- control method
- fast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/4155—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by programme execution, i.e. part programme or machine function execution, e.g. selection of a programme
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/34—Director, elements to supervisory
- G05B2219/34083—Interpolation general
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械のワークおよび工具の位置を決定するために、前記工具及び前記ワークのいずれかを最大速度で所定の位置に移動させる早送り移動指令と、前記工具及び前記ワークのいずれかを直線補間しながら移動させる直線補間指令とを備えた位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行う数値制御装置、およびその位置決め制御方法を数値制御装置に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、数値制御装置(以下、NC装置)により工作機械を制御するワークの加工方法において、ワークおよび工具の相対的な位置決め制御を行う場合、早送り移動指令(G00コード)をNC装置に入力し、ワークおよび工具のいずれかを相対的に最大速度で移動させることにより、位置決め制御を高速化してワークの加工の高速化を図っていた。
位置決め制御においてはワークおよび工具の最終的な相対位置が重要であり、その過程は問題とされないので、工具等の目標位置を付加してG00コードをNC装置に入力した場合、図6のP1の加減速工程に示すように、工具等は、徐々に加速されて最大速度で移動し、目標位置に近づくと減速して停止する。
ここで、多軸の位置決め制御において、例えば、G00X100Y200(工具をX=100mm、Y=200mmの位置に位置決めせよ。)という指令をすると、X軸、Y軸、各軸の位置制御は独立して行われる。そして、位置移動終了後、NC装置では、目標位置と実際の工具等の位置とを比較するインポジションチェックが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなG00コードによる位置決め制御では、G00コードが加減速工程を含んでいるので、工具等の移動距離が短いと、図6のP2に示すように、工具等が最大速度に達しないうちに減速工程に入ってしまい、ワークの位置決めを行うに際して十分な高速化が図れないという問題がある。
また、G00コードによる位置決め制御では、上述したように、工具等の停止後、インポジションチェックを行うが、チェックのための時間が必要とされ、やはり高速化を十分に図ることができないという問題がある。
特に、比較的短い距離の移動指令をG00コードの連続で指令した場合、工具等の移動速度が最大まで達せず、かつすべての停止点でインポジションチェックを行わなければならず、工具等の位置決め制御を含むワークの加工全体の高速化を図るのに限界があるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、ワークの加工の高速化を図ることのできる位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行うための数値制御装置、および記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、第1発明に係る位置決め制御方法は、工作機械のワークおよび工具の位置を決定するために、前記工具及び前記ワークのいずれかを最大速度で所定の位置に移動させる早送り移動指令と、前記工具及び前記ワークのいずれかを直線補間しながら移動させる直線補間指令とを備えた位置決め制御方法であって、前記工作機械に応じた比較基準量を予め設定する設定ステップと、前記早送り移動指令による早送り移動の指令量を検出する検出ステップと、前記比較基準量および前記指令量を比較する比較ステップと、この比較ステップにより、前記比較基準量よりも前記指令量が小さい場合、早送り移動指令を直線補間指令に変更し、前記比較基準量よりも前記指令量が大きい場合、前記早送り移動指令をそのまま実行し、前記比較基準量と前記指令量とが等しい場合、前記早送り移動指令および前記直線補間指令のいずれか一方を選択して実行する判断ステップと、を備えていることを特徴とする。
【0006】
ここで、上述した直線補間指令とは、NC装置の制御命令のうち、G01コードに相当する指令をいい、G01コードにより入力される工具軌跡と実際の加工軌跡とをチェックし、これらの軌跡のずれを一定の許容値内に納めながら直線的に移動させる指令である。具体的には、直線補間指令は、G01コードに続けて目標地点(X100Y200等)および速度(F20)等を設定することにより行われる。
【0007】
また、上述した設定ステップにより設定される比較基準量は、以下のような考えに基づいて設定される。
すなわち、今、工具TをX軸方向に100mm、Y軸方向に200mm移動させる位置決め制御を考える。
▲1▼ G00コードによる移動の場合、図1に示すように、工具Tは、経路G0または経路G1のいずれかを、X軸駆動機構、Y軸駆動機構それぞれの最大送り速度で送られ、工具Tが座標X=100、Y=200の位置に到達すると、インポジションチェックが行われる。
【0008】
▲2▼ 一方、G01コードによる移動の場合、工具Tは、経路G1に沿って設定された速度(F=20等)で直線補間しながら移動する。尚、この場合、工具Tは直線補間しながら移動しているので、到達後のインポジションチェックは行われない。
▲3▼ G00コード、G01コードどちらを採用すれば工具Tを早く移動させることができるかは、それぞれのコードによる移動時間(G00コードの場合インポジションチェックの時間も含む。)を予測すればよい。
【0009】
▲4▼ 具体的には、工作機械の各軸駆動機構の移動可能範囲およびパラメータ設定された工具等の移動量の関係、各軸駆動機構の送り最大速度および最大速度に達するまでの時間、直線補間指令によるパラメータ設定等を考慮し、位置決め制御の対象となる工作機械に応じて比較基準量を設定すればよい。尚、設定された比較基準量は、当該工作機械を制御するNC装置等に記録しておくのがよい。
【0010】
さらに、上述した検出ステップにより検出される指令量とは、G00コードにより指定される各軸の移動量を意味し、例えば、G00X100Y200という早送り移動指令であれば、X軸については100、Y軸については200が指令量となる。
【0011】
このような第1発明によれば、上述した判断ステップを備えているので、検出ステップが検出した指令量が設定した比較基準量よりも小さい場合、すなわち、早送り移動指令(G00)では、工具等を最大速度で移動させることができないと判断された場合、早送り移動指令(G00)を直線補間指令(G01)に変更し、工具等を一定速度で送らせることが可能となる。
従って、工具等を加減速する時間のロスがなくなり、位置決め制御を高速に行うことが可能となり、ワークの加工の高速化が図られる。また、この場合、直線補間指令(G01)により、目標とする工具軌跡と実際の工具軌跡との間のずれを一定の許容値内に納めて工具等を移動させているので、工具等が目標位置に達した後にインポジションチェックを行う必要がなく、この点でも位置決め制御の高速化が図られる。
【0012】
以上において、上述した位置決め制御方法は、さらに、設定ステップ、検出ステップ、比較ステップ、判別ステップを、実行開始または実行停止に選択可能とする選択ステップを備えているのが好ましい。
すなわち、選択ステップを備えていれば、上述した位置決め制御方法による自動変換を必要に応じて実行することが可能となるので、位置決め制御における自動変換が必要のない場合は数値制御装置等による処理を簡素化して、より柔軟に数値制御装置を利用することが可能となる。
【0013】
また、上述した位置決め制御方法は、工具またはワークの回転軸となる主軸が空気軸受により支承された工作機械を制御するために用いられるのが好ましい。
すなわち、このような工具またはワークの回転軸となる主軸が空気軸受により支承される工作機械では、上述したワークの加工の高速化が問題とされ、本発明の有用性が高いからである。
【0014】
さらに、前記目的を達成するために、第2発明に係る位置決め制御方法は、ワークおよび工具の位置を決定するために、前記工具及び前記ワークのいずれかを最大速度で所定の位置に移動させる早送り移動指令と、前記工具及び前記ワークのいずれかを直線補間しながら移動させる直線補間指令とを備えた位置決め制御方法であって、前記早送り移動指令による早送り移動の指令量を検出する検出ステップと、この指令量に基づいて、前記早送り移動指令による移動時間および前記直線補間指令による移動時間を予測する予測ステップと、両者の移動時間を比較して、前記早送り移動指令および前記直線補間指令のいずれか一方を選択して実行する判断ステップとを備えていることを特徴とする。
【0015】
ここで、上述した予測ステップでは、早送り移動指令による移動時間、直線補間指令による移動時間の予測は、工作機械の各軸移動機構の移動可能範囲および工具等の移動距離の関係、各軸駆動機構の送り最大速度および最大速度に達するまでの時間、直線補間指令によるパラメータ設定等を勘案して行われる。
このような第2発明によれば、予測ステップを備えているので、第1発明の場合と同様に位置決め制御を高速に行うことが可能となるうえ、第1発明の場合に比較して、比較基準量の設定を行う必要がないので、位置決め制御方法の実行操作の簡単化が図られる。
【0016】
さらに、本発明に係るNC装置は、前記いずれかの位置決め制御方法を行うNC装置であって、ワークおよび工具を制御する加工プログラムを入力する加工プログラム入力部と、この加工プログラム入力部から入力された加工プログラムを解読して制御信号を出力する加工プログラム処理部と、前記いずれかの位置決め制御方法を実行する実行処理部とを備えていることを特徴とする。
すなわち、このようなNC装置によれば、入力された加工プログラムのG00コードに応じて前記いずれかの位置決め制御方法を実行し、適切な早送り移動を行うことができる。
【0019】
また、本発明に係る記録媒体は、ワーク及び工具の位置決め制御を行う数値制御装置が、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の位置決め制御方法の各ステップを行うプログラムを記録したことを記録していることを特徴とする。
ここで、記録媒体とは、要するにNC装置、コンピュータ等のNCプログラム作成装置等で読み取り可能な記録媒体をいい、紙テープに情報孔を形成したいわゆるNCテープの他、ハードディスクやフレキシブルディスク等の磁気記録媒体、CD−ROMやCD−R(Compact Disk Recordable)等の光記録媒体、フラッシュメモリ等の記録媒体をも含むものである。
【0020】
そして、このような記録媒体には、上述した位置決め制御方法を実行させるプログラム本体の他、バージョン情報、作成者等のプログラム群を管理する情報や、プログラム読み出し側のOS(オペレーティングシステム)等に依存する情報、例えばプログラムをOS上で識別表示するアイコン等の情報をも記録し得る。
さらに、上述した記録媒体は、位置決め制御方法を実行させるプログラムを含む種々のプログラムを、コンピュータにインストールするためのプログラムや、当該インストールプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラムを含めることもできる。
【0021】
すなわち、このような記録媒体によれば、記録媒体を介して種々のNC装置にプログラムをインストールすることが可能となるので、上述したプログラムの汎用性が向上する。特に、記録媒体がOS情報、インストールプログラム、解凍プログラム等を含んでいれば、インストール作業の簡単化が図られるので、プログラムの汎用性は一層向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図2は本発明に係る位置決め制御方法により位置決め制御される工作機械を示す斜視図である。同図に示すように、この工作機械は、NC装置により制御され、ベース1と、このベース1上に設置された機械本体11と、この機械本体11の駆動を制御する制御手段としてのNC装置41とを備える。
【0023】
前記機械本体11は、前記ベース1の上面にレベラなどを介して据え付けられたベッド12と、このベッド12の上面に前後方向(Y軸方向)へ移動可能に設けられたテーブル13と、前記ベッド12の両側に立設された一対のコラム14,15と、この両コラム14,15の上部間に掛け渡されたクロスレール16と、このクロスレール16に沿って左右方向(X軸方向)へ移動可能に設けられたスライダ17と、このスライダ17に上下方向(Z軸方向)へ昇降可能に設けられたスピンドルヘッド18と、前記コラム14,15間の前面部を覆うように設けられ内部が透視可能でかつ上端を支点として上下方向へ開閉可能なスプラッシュガード19とから構成されている。
【0024】
前記ベッド12には、前記テーブル13を案内するガイド(図示省略)とともに、テーブル13をY軸方向へ移動させるY軸駆動機構21が設けられている。Y軸駆動機構21としては、サーボモータと、そのサーボモータによって回転する送りねじ軸とからなる送りねじ機構が用いられている。
前記各コラム14,15は、側面形状が、上部に対して下部が広くなった略三角形状に形成されている。これにより、下部が安定した構造であるから、スピンドルヘッド18が高速回転するものであっても、振動の発生を低減できる。
【0025】
前記クロスレール16には、前記スライダ17を移動可能に案内する2本のガイドレール23が設けられているとともに、スライダ17をX軸方向へ移動させるX軸駆動機構24が設けられている。
前記スライダ17には、前記スピンドルヘッド18をZ軸方向へ案内するガイド(図示省略)とともに、スピンドルヘッド18をZ軸方向へ昇降させるZ軸駆動機構25が設けられている。これらの駆動機構24,25についても、前記Y軸駆動機構21と同様に、サーボモータと、そのサーボモータによって回転する送りねじ軸とからなる送りねじ機構が用いられている。
【0026】
前記スピンドルヘッド18は、図3に示すように、空気軸受スピンドルヘッドによって構成されている。つまり、前記クロスレール16に昇降自在に設けられ前記Z軸駆動機構25によって昇降されるハウジング31と、このハウジング31に空気軸受32,33,34を介して回転可能かつZ軸方向と平行に支承され途中にフランジ35Aを有する主軸35と、この主軸35を回転駆動させるモータ36とを備えた空気軸受スピンドルヘッドによって構成されている。これにより、主軸35は、30000〜50000rpmで高速回転できるようになっている。
【0027】
前記各空気軸受32,33,34の内周面には、主軸35に向かって軸直交方向から空気を吹き出す吹出口37が複数形成されている。これらの各吹出口37から噴出される空気によって主軸35をラジアル方向に支持するラジアル軸受が形成されている。また、前記空気軸受33,34の互いに対向する軸方向端面には、主軸35のフランジ35Aに向かって空気を噴出する吹出口38が複数形成されている。これらの各吹出口38から噴出される空気によって主軸35をスラスト方向に支持するスラスト軸受が形成されている。なお、図2において、39は各吹出口37,38に高圧空気を供給する給気通路、40は排気通路、Tはエンドミルなどの回転工具である。
【0028】
前記NC装置41は、図4に示すように、入力部42と、RAM43と、ROM44と、CPU45と、サーボモータドライバ46とから構成されている。
入力部42は、NCテープリーダ、キーボード、ネットワーク通信手段等から構成され、この入力部42からワークの加工プログラム61が入力される。
RAM43は、入力部42により入力された加工プログラム61および種々のNCの制御に対応するためのパラメータ等が格納される記憶領域である。尚、このRAM43には、NC装置41全体の電源からの電力供給の他、電池等による電力供給がなされ、NC装置41の停電による保存データの消滅が防止されている。
【0029】
ROM44は、NCの制御コードが格納される記憶領域であり、具体的には、早送り移動指令(G00コード)、直線補間指令(G01コード)を含む準備機能ワード(Gコード)、工具機能ワード(Tコード)、補助機能ワード(Mコード)等の工作機械に特定の動作をさせる制御コードが格納されている。
CPU45は、ROM44の制御コードを使用し、RAM43の加工プログラム61を解読しつつ、一時的に格納が必要なデータをRAM43の領域にストアするとともに、解読した加工プログラム61に基づいて移動指令を算出し、サーボモータドライバ46に出力する。
サーボモータドライバ46に出力された移動指令は通信回線47を介して、上述したX軸駆動機構24、Y軸駆動機構21、Z軸駆動機構25に伝達され、これにより、移動指令に基づいて内部に設けられるサーボモータ48が動作する。
【0030】
さらに、図4に示すように、これらのX軸駆動機構24、Y軸駆動機構21、Z軸駆動機構25には、サーボモータ48による実際の移動軌跡をチェックするために、エンコーダ49が設けられている。そして、X軸駆動機構24、Y軸駆動機構21、Z軸駆動機構25のそれぞれの実際の移動軌跡は、前記サーボモータドライバ46を介してCPU45に送られるとともに、移動指令に基づく工具軌跡と実際の移動軌跡とのずれは、表示装置62に表示され、オペレータにより確認可能となっている。
【0031】
第1実施形態に係る位置決め制御方法は、図5に示すフローチャートに示されるようなプログラム80に基づいて実行される。
このプログラム80は、比較基準量を設定する設定手段81と、指令値を検出する検出手段82と、比較基準量および指令量を比較する比較手段83と、この比較手段83による比較結果に基づいて工具Tの移動指令を行う判断手段84とを含み構成されている。尚、プログラム80は、上述したROM44に格納され、NC装置41の起動とともに、CPU45に呼び出されるようになっている。
【0032】
次に、上述したNC装置41によりプログラム80を実行し、機械本体11のX軸駆動機構24、Y軸駆動機構21を動作させる手順について説明する。
▲1▼ 設定手段81により予め比較基準量を設定し、その設定値をRAM43のパラメータ領域に格納する。尚、比較基準量は、工作機械の各軸駆動機構21、24の移動可能範囲およびパラメータ設定された工具T等の移動量の関係、G00コードにおける送り最大速度および最大速度に達するまでの時間、直線補間指令によるパラメータ設定等考慮して設定される。すなわち、上述した工作機械の場合、これらを考慮すると、比較基準量をX軸方向およびY軸方向とも20と設定される。
【0033】
▲2▼ 例えば、工具TをX軸方向に100mm、Y軸方向に200m移動させる場合、G00X100Y200という位置制御命令を書き込んだ加工プログラム61をNC装置41の入力部42に入力する。
▲3▼ 検出手段82により、G00X100Y200という制御コードからX方向の移動量100、Y方向の移動量200という値を指令量として検出する。
▲4▼ 比較手段83によって比較基準量20と指令量100、200を比較する。
【0034】
▲5▼ 比較手段83による比較の結果、判断手段84によって早送り移動指令(G00)、直線補間指令(G01)いずれの移動指令で工具Tを移動させるかを判断する。この場合、X軸方向、Y軸方向いずれも比較基準量の方が小さいので、早送り移動指令G00コードにより工具Tを動作させるのが適切であることが判る。
従って、工具Tは、G00コードにより図1における移動軌跡G0またはG01に沿ってX=100mm、Y=200mmまで移動し、実際の工具Tの位置と入力座標とのずれが所定の範囲内にあるか否かを確認するためにインポジションチェックを行う。
【0035】
▲6▼ 一方、工具TをX軸方向に10mm、Y軸方向19mm移動させる場合、G00X10Y19という位置制御命令を書き込んだ加工プログラム61を前述と同様に入力部42に入力する。
▲7▼ 上述と同様に検出手段82、比較手段83によって比較基準量と指令量とを比較し、判断手段84により、G00コードのままで実行してよいのか、G01コードに変更した方がよいのかを判断する。この場合、X10、Y19が比較基準量20よりも小さいので、G01コードにより位置決め制御が行われ、工具Tは、図1の移動軌跡G1に沿って直線補間をしながら、目標地点X10Y19まで移動する。
【0036】
前述のような実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、比較基準量に対する指令量の大小によってG00コード、G01コードのいずれかの位置決め制御を選択するかを判断する判断ステップを実行する判断手段84を備えているので、位置決め制御を高速に行うことができ、位置決め制御を含むワークの加工全体の高速化を図ることができる。
また、指令量が比較基準量よりも小さい場合、G01コードによって位置決め制御が行われ、このG01コードではインポジションチェックを行う必要がないので、その分位置決め制御の高速化を図ることができる。特に、G00X10Y19のように短い距離の移動が連続する場合、インポジションチェックを省略することのできる本実施形態に係る位置決め制御方法の有用性は高い。
【0037】
さらに、比較基準量が設定ステップを実行する設定手段81によって種々の値に設定可能となっているので、工作機械等の仕様に応じて適切な比較基準量を設定することができ、プログラム80は汎用性の極めて高いものとなっている。
そして、主軸35が空気軸受32,33,34に支承され、高速加工を必要とする工作機械を制御対象としているので、本発明に係る位置決め制御方法を採用することの有用性が高い。
【0038】
尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、次に示すような変形をも含むものである。
すなわち、前述の実施形態では、プログラム80はNC装置41の起動とともにCPU45に呼び出され、G00コードの入力とともに自動的にプログラム80が実行するように構成されていた。しかし、これに限らず、図5における設定手段81の前に設定ステップ〜判断ステップを実行開始または停止とする選択ステップを設けてもよい。
【0039】
この場合、G機能、M機能等の制御コードが格納される領域の内、G70番台等の未設定領域にプログラム80を実行するか否かの指示コードを予め設定しておくことが考えられる。また、NC装置41のRAM43、ROM44の中にプログラム80の実行の可否を判断するための基準値(装置固有の値として設定され、上述した比較基準量とは異なるもの)を予め設定しておいてもよい。
このような選択ステップを備えていれば、本発明に係る位置決め制御方法を数値制御装置内で必要に応じて実行することができるので、位置決め制御における自動変換が必要のない場合はNC装置の処理を簡素化して、より柔軟にNC装置を利用することができる。
【0040】
また、前述の実施形態における位置決め制御方法では、比較基準量を設定ステップにより設定し、検出ステップにより検出された指令量と比較することにより、G00コード、G01コードのいずれを選択するかを判断していた。
しかしながら、本発明の目的を達成できる位置決め制御方法はこれに限らず、設定ステップを省略し、検出ステップにより検出された指令量に基づいて、G00コードによる移動時間、およびG01コードによる移動時間を予測する予測ステップと、両者の予想された移動時間を比較していずれかのコードを選択して実行する判断ステップとを備えた位置決め制御方法であってもよい。
すなわち、予測ステップを備えているので、第1発明の場合と同様に位置決め制御を高速に行うことが可能となるうえ、前述の実施形態に係る位置決め制御方法のように、オペレータが比較基準量を設定する作業が省略され、位置決め制御方法の実行操作の簡単化を図ることができる。
【0041】
さらに、前述の実施形態では、位置決め制御方法を実行させるプログラム80は、NC装置41に記録され、実行されていたが、これに限られない。
すなわち、APTシステムやCADシステムを搭載し、加工プログラムを作成するNCプログラム作成装置において、作成された加工プログラムに本発明に係る位置決め制御方法を実行可能に組み込む組込処理部が設けられた場合であっても、前述の実施形態に係る効果と同様の効果を享受することができる。さらに、NC装置の設定によらず、本発明に係る位置決め制御方法を実行することができるので、本発明に係る位置決め制御方法の利用性が向上する。
【0042】
そして、前述の実施形態に係るプログラム80は、NC装置41のROM44の領域に記録されていたが、これに限らず、プログラム80がRAM43に格納されるようなNC装置に本発明を利用しても前述の実施形態で述べた効果と同様の効果を享受することができる。
ここで、本発明に係る位置決め制御方法を実行させるプログラムは、フロッピーディスク等の磁気記録媒体、CD−ROM等の光記録媒体等に記録され、NC装置の入力部から必要に応じて入力可能となっているのが好ましい。
このようなプログラムが記録された記録媒体であれば、記録媒体を介して種々のNC装置にプログラムをインストールすることができ、プログラムの汎用性が一層向上する。
【0043】
また、前述の実施形態に係る位置決め制御方法を実行させるプログラム80は、当該プログラム80がインストールされたNC装置41の動作自体を制御するものであったがこれに限られない。
すなわち、ネットワーク上で外部端末からプログラムをインストールし、実際の制御がネットワーク上のホストコンピュータによって遂行されるものであっても、ネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給するような構成であっても、本発明を利用することができ、前述の実施形態の効果と同様の効果を享受することができる。
【0044】
さらに、本発明に係る位置決め制御方法は、前述の実施形態のように1つの機器から構成される装置に利用するばかりでなく、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよい。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を当該システムに読み出すことによって、そのシステムが本発明の効果を享受することが可能となる。
【0045】
具体的には、当該プログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムが本発明の効果を享受することが可能となる。尚、このようなプログラムの読み出しは、1つの機器から構成される装置であっても、採用することが可能である。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形状等は本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0046】
【発明の効果】
前述の本発明の位置決め制御方法、数値制御装置、NCプログラム作成装置、および記録媒体によれば、判断ステップにより移動距離に応じた適切な位置決め制御を行うことができるので、位置決め制御を含むワークの加工時間を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するための工具の移動軌跡を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る工作機械を示す斜視図である。
【図3】前記実施形態に係るスピンドルヘッドの断面図である
【図4】前記実施形態におけるNC装置の構造を表す模式図である。
【図5】前記実施形態における位置決め制御方法を表すフローチャートである。
【図6】従来技術における早送り指令による移動の速度変化を表すグラフである。
【符号の説明】
32,33,34 空気軸受
35 主軸
41 数値制御装置
81 設定ステップ(設定手段)
82 検出ステップ(検出手段)
83 比較ステップ(比較手段)
84 判断ステップ(判断手段)
G00 早送り移動指令
G01 直線補間指令
T 工具
Claims (6)
- 工作機械のワークおよび工具の位置を決定するために、前記工具及び前記ワークのいずれかを最大速度で所定の位置に移動させる早送り移動指令と、前記工具及び前記ワークのいずれかを直線補間しながら移動させる直線補間指令とを備えた位置決め制御方法であって、
前記工作機械に応じた比較基準量を予め設定する設定ステップと、
前記早送り移動指令による早送り移動の指令量を検出する検出ステップと、
前記比較基準量および前記指令量を比較する比較ステップと、
この比較ステップにより、前記比較基準量よりも前記指令量が小さい場合、早送り移動指令を直線補間指令に変更し、
前記比較基準量よりも前記指令量が大きい場合、前記早送り移動指令をそのまま実行し、
前記比較基準量と前記指令量とが等しい場合、前記早送り移動指令および前記直線補間指令のいずれか一方を選択して実行する判断ステップと、
を備えていることを特徴とする位置決め制御方法。 - 請求項1に記載の位置決め制御方法において、
前記位置決め制御方法は、さらに、前記設定ステップ、前記検出ステップ、前記比較ステップ、および前記判断ステップを、実行開始または実行停止に選択可能とする選択ステップを備えていることを特徴とする位置決め制御方法。 - 請求項1または請求項2に記載の位置決め制御方法において、
前記工具または前記ワークの回転軸となる主軸が空気軸受により支承された工作機械を制御するために用いられることを特徴とする位置決め制御方法。 - ワークおよび工具の位置を決定するために、前記工具及び前記ワークのいずれかを最大速度で所定の位置に移動させる早送り移動指令と、前記工具及び前記ワークのいずれかを直線補間しながら移動させる直線補間指令とを備えた位置決め制御方法であって、
前記早送り移動指令による早送り移動の指令量を検出する検出ステップと、
この指令量に基づいて、前記早送り移動指令による移動時間、および前記直線補間指令による移動時間を予測する予測ステップと、
両者の移動時間を比較して、前記早送り移動指令および前記直線補間指令のいずれか一方を選択して実行する判断ステップとを備えていることを特徴とする位置決め制御方法。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の位置決め制御方法を行う数値制御装置であって、ワークおよび工具を制御する加工プログラムを入力する加工プログラム入力部と、この加工プログラム入力部から入力された加工プログラムを解読して制御信号を出力する加工プログラム処理部と、この加工プログラムに基づいて前記いずれかの位置決め制御方法を実行する実行処理部とを備えていることを特徴とする数値制御装置。
- ワーク及び工具の位置決め制御を行う数値制御装置が、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の位置決め制御方法の各ステップを行うプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00075898A JP3766747B2 (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行うための数値制御装置、および記録媒体 |
DE19900140A DE19900140A1 (de) | 1998-01-06 | 1999-01-05 | Numerisches Steuergerät, Gerät zum Erzeugen eines numerischen Steuerprogramms und Aufzeichnungsmedium für das Positioniersteuerverfahren |
US09/225,323 US6075335A (en) | 1998-01-06 | 1999-01-05 | Positioning control method, numerical control apparatus, numerical control program-generating apparatus and recording medium for the positioning control method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00075898A JP3766747B2 (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行うための数値制御装置、および記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11194806A JPH11194806A (ja) | 1999-07-21 |
JP3766747B2 true JP3766747B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
ID=11482604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00075898A Expired - Lifetime JP3766747B2 (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行うための数値制御装置、および記録媒体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6075335A (ja) |
JP (1) | JP3766747B2 (ja) |
DE (1) | DE19900140A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10157577A1 (de) * | 2001-11-23 | 2003-12-24 | Heidenhain Gmbh Dr Johannes | Vorrichtung und Verfahren zur Erstellung und/oder Änderung von NC-Programmen oder NC-Tabellen |
US20090182454A1 (en) * | 2008-01-14 | 2009-07-16 | Bernardo Donoso | Method and apparatus for self-calibration of a substrate handling robot |
US9280150B2 (en) * | 2009-11-26 | 2016-03-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Numerical controller |
JP5324679B1 (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-23 | ファナック株式会社 | 工作機械の送り軸を駆動するサーボモータを制御するサーボモータ制御装置 |
GB201312243D0 (en) | 2013-07-08 | 2013-08-21 | Samsung Electronics Co Ltd | Non-Uniform Constellations |
DE112014001862B4 (de) | 2013-08-07 | 2018-05-30 | Mitsubishi Electric Corporation | NC-Programm-Generierungsvorrichtung und NC-Programm-Generierungsverfahren |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT351110B (de) * | 1977-07-04 | 1979-07-10 | Gfm Fertigungstechnik | Numerische bahnsteuereinrichtung fuer eine mittels eines fraesers oder eines schleifwerk- zeuges konturbildende bzw.- bearbeitende werk- zeugmaschine, insbesondere eine kurbelwellen- fraesmaschine |
US4250551A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-10 | Giddings & Lewis, Inc. | Methods and apparatus for lead segment machining |
JPS58149581A (ja) * | 1982-02-27 | 1983-09-05 | Fanuc Ltd | パ−トプログラムデ−タ作成方式 |
JPS58149508A (ja) * | 1982-02-27 | 1983-09-05 | Fanuc Ltd | Ncデ−タ作成方式 |
US4509126A (en) * | 1982-06-09 | 1985-04-02 | Amca International Corporation | Adaptive control for machine tools |
JPS59173804A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-02 | Fanuc Ltd | 自動プログラミング方法 |
JP2982010B2 (ja) * | 1989-06-23 | 1999-11-22 | 三菱電機株式会社 | 数値制御方法及び装置 |
JP3451594B2 (ja) * | 1995-12-21 | 2003-09-29 | 株式会社森精機ハイテック | 数値制御装置における記憶手段アクセス制御方法および数値制御装置 |
-
1998
- 1998-01-06 JP JP00075898A patent/JP3766747B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-01-05 DE DE19900140A patent/DE19900140A1/de not_active Ceased
- 1999-01-05 US US09/225,323 patent/US6075335A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11194806A (ja) | 1999-07-21 |
DE19900140A1 (de) | 1999-07-08 |
US6075335A (en) | 2000-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3916260B2 (ja) | 加工処理装置 | |
US10007254B2 (en) | CAM integrated CNC control of machines | |
JP3990441B1 (ja) | 数値制御装置付き工作機械の自動工具交換方法及び自動工具交換装置 | |
US8629641B2 (en) | Machine tool to control driving of control objects | |
JP5506945B2 (ja) | 工作機械の数値制御方法及び数値制御装置 | |
JP5339999B2 (ja) | 干渉チェック機能を有する数値制御装置 | |
CN109725602B (zh) | 数值控制装置及方法、cnc机床、计算机可读信息记录介质 | |
JPH09120310A (ja) | 軸移動方法及び軸移動方式 | |
WO2007074748A1 (ja) | 工作機械及びそのプログラム変換方法 | |
JPS61156309A (ja) | 速度段差平滑機能を備えた数値制御装置 | |
JP3766747B2 (ja) | 位置決め制御方法、その位置決め制御方法を行うための数値制御装置、および記録媒体 | |
JP2006075916A (ja) | 工作機械の保護カバー開閉装置 | |
JP4216808B2 (ja) | 数値制御装置 | |
JP4947534B2 (ja) | 工作機械及び工作機械を操作する方法 | |
JP4059411B2 (ja) | Nc工作機械の制御装置 | |
US6658317B2 (en) | Method for setting a moving position in a machine tool | |
JP2000284817A (ja) | 共通経路上の2つの可動体を同時制御する数値制御装置 | |
JP4867876B2 (ja) | 数値制御装置、数値制御プログラム及び数値制御プログラムを記憶した記憶媒体 | |
US10564630B2 (en) | Numerical controller | |
JP4963974B2 (ja) | ローダ装置 | |
US10996655B2 (en) | Numerical controller | |
JP2001312309A (ja) | 数値制御工作機械及びその加減速制御方法 | |
JPH08263115A (ja) | Nc工作機械における干渉回避方法 | |
JP4606658B2 (ja) | 工作機械、その数値制御装置およびその制御方法 | |
CN114945876A (zh) | 数值控制装置、切屑去除系统、切屑去除方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090203 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090203 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140203 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |