JP3766091B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置に関し、特に、周期的な縞状の濃度ムラ(バンディング)の発生を抑える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体の周面に形成された静電潜像を現像するための現像ユニットが使用される。この現像ユニットの構成の例を図1(A)、図1(B)に示す。
図1(A)の例では、像担持体51の近傍において現像ユニット52が回転軸60を中心に回動自在に設けられる。回転軸60は、像担持体51の回転軸に平行に配置される。現像ユニット52は、現像ローラ53、トナー層規制部材55、トナー供給ローラ54を備えている。現像ユニット52は、加圧部材57を介して本体サイドフレーム56に接続される。加圧部材57は、現像ユニット52を像担持体51に接近させる力を現像ユニット52に対して加える。加圧部材57の作用により、現像ローラ53の周面と像担持体51の周面とが所望の圧接力で互いに圧接する。
一方、図1(B)の例では、現像ユニット52が像担持体51に接触または離間するときに回動ではなく直線移動をする。ここでは、現像ユニット52が直線ガイド部材61を介して本体ボトムフレーム62に当接する。直線ガイド部材61には現像ユニット52との摩擦がほとんど生じない部材が使用される。
上述のように、像担持体51の回転軸60と現像ローラ53の回転軸との相対位置を固定しないことにより、像担持体51または現像ローラ53が偏心している場合でも、現像ニップ部における圧接力の変動が生じにくい。
電子写真方式による画像形成装置においては、メカニカルな振動が原因で、バンディングと呼ばれる周期的な縞状の濃度ムラが発生し、画像不良の大きな問題となっていた。バンディングの原因の機械的振動には様々なものがあり、その原因に応じた対策が従来よりなされてきた。
最も一般的なバンディングは感光体の回転ムラを原因とするものである。例えば、感光体を駆動するギアが偏心している場合は、ギアの回転周期の濃淡ムラが発生し、またギアのバックラッシが大きい場合やギアの精度が悪い場合はギアの歯の周期の濃淡ムラが画像に現れ、バンディングとなるものである。
また、感光体の駆動軸がカップリングで連結されている場合のカップリングの強度不足やギア列を支持する板金やシャフト等の構造部材の強度不足が原因で共振が発生し、その共振周波数で濃淡ムラが画像に現れ、バンディングとなるものもある。
このような駆動系の振動が外乱として感光体に伝達する場合、振動源側からの対策としては、ギアの制度を向上させることにより振動強度を小さくする方法があり、共振を起こしている場合は、構造部材の強度調整や粘弾性部材の付加により共振を回避または遮断する対策などが取られてきた(例えば、特許文献1参照。)
振動を受ける側の対策としては、感光体の駆動軸にフライホイールを連結させて振動強度を小さくする方法や、粘性流動体などによるダンパを連結する方法、さらに、像担持体の内部に慣性部材およびダイナミックダンパを設け、像担持体の回転に伴う振動を低減する技術もある(例えば、特許文献2参照。)。
また、現像ユニットにおける固有振動周波数を調整する従来技術として、摩擦帯電用ブレードを支持するブレード支持部材に防振材を取り付ける技術がある(例えば、特許文献3参照。)。
特開平10−240067号公報 特開平6−95562号公報 特開平1−138580号公報
しかしながら、図1に記載の従来技術では、画像形成時において共振現象が発生して現像ユニット52全体が振動することがあった。現像ユニット52が振動すると、バンディングという周期的な縞状の濃度ムラが発生するという不都合が生じる。この不都合を回避するためには、現像ユニット52における共振現象の発生を抑えることが重要となり、共振を回避するために、現像ユニットにおける固有振動周波数と現像ユニットに対する外乱振動周波数とを一致させないようにする必要があった。
ここで、現像ユニットにおける固有振動周波数を調整する際には、以下のような困難が伴う。構造部材の固有振動周波数fは、質量をm、バネ定数をkとしたときに、
Figure 0003766091
で表される。
この式が示すように、固有振動周波数を変化させるためには、質量や剛性を変化させればよい。ところが、現像ユニット52は、現像ローラ53、トナー供給ローラ54、トナー層規制部材55を含むため、質量および剛性が大きく、質量や剛性を変化させることが困難になる。
さらに、バネ定数が変化して固有振動周波数が一定しないような特殊な共振が発生する場合には、現像ユニットにおける固有振動周波数および現像ユニットに対する外乱振動周波数のいずれを調整しても共振を防止できないことがあった。
この発明の目的は、現像ユニットの振動に起因するバンディングの発生を抑える画像形成装置を提供することである。
この発明は以下の構成を備えている。
(1)本発明に係る画像形成装置は、
設定された周速で回転するとともに周面に像を担持する像担持体と、
前記像担持体とは異なる周速で回転し、周面に所定の厚さの現像剤層を有し、かつ前記現像剤層を介して前記像担持体に接触する現像剤担持体を備えるとともに、前記像担持体の周囲に配置される現像ユニットと、
前記現像ユニットを前記像担持体に対して接近および離間自在に支持する支持手段と、
前記像担持体に接近する方向に前記現像ユニットを付勢する付勢手段と、
前記支持手段とは別に設けられるとともに、前記像担持体に現像剤が供給される際における前記現像ユニットの振動を減衰させる負荷を前記現像ユニットに加える負荷印加手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、像担持体、現像ユニット、支持手段、付勢手段、および負荷印加手段を備えている。
像担持体に現像剤を供給する現像ユニットは、像担持体に対して接近および離間自在に支持されている。付勢手段が現像ユニットを像担持体に押し当てることにより、現像ユニットと像担持体との当接部に現像ニップが形成される。付勢手段や画像形成処理時の像担持体の周面から加えられた力により現像ユニットが振動することがあるが、本発明では負荷印加手段が現像ユニットの振動を抑える負荷を現像ユニットに加える。
現像ユニットの振動は、自励振動であることが本出願人の実験により判明している。負荷印加手段から負荷を受けると現像ユニットの振動が減衰するため、負荷印加手段から現像ユニットに負荷が加えられると、現像ユニットの自励振動が抑えられる。
本発明における像担持体の代表例として感光体ドラムが挙げられる。前記像担持体に対して接近および離間する現像ユニットの動きの例として、回動や往復移動が挙げられる。現像ユニットが回動する場合、その回動軸は像担持体の回転軸に平行に配置するとよい。負荷印加手段の例として、現像ユニットに当接してその振動を抑える防振部材や、ダンパが挙げられる。
(2) (1)に記載の画像形成装置であって、
前記負荷印加手段は、前記像担持体に接近または離間する前記現像ユニットに摩擦力を作用させる防振部材であることを特徴とする。
この構成においては、像担持体に接近または離間する現像ユニットに接触して、現像ユニットとの間に所望の大きさの摩擦を生じさせる防振部材によって負荷印加手段が構成される。防振部材の例として、現像ユニットと本体フレームとの間に介在する摩擦部材や板バネ等が挙げられる。
(3) (2)に記載の画像形成装置であって、
前記防振部材と前記現像ユニットと間の摩擦力が、前記像担持体と現像剤担持体との間の圧接力の1/4〜1/50であることを特徴とする。
この構成においては、防振部材の摩擦力が圧接部の圧接力の1/4〜1/50になるように防振部材が構成され、また防振部材が現像ユニットを鉛直上向きに押し上げる力の大きさが調整される。
このとき、防振部材の摩擦係数が0.15〜0.25程度にされている。防振部材と現像ユニットとの間の摩擦力が大きすぎると、現像ユニットの振動を抑制するだけでなく、現像ユニットと像担持体との相対位置も固定してしまう。逆に、防振部材と現像ユニットとの間の摩擦力が小さすぎると、現像ユニットの振動を抑制することができない。
すなわち、防振部材の摩擦力は、現像ユニットの自励振動を抑制するのに充分な大きさであって、かつ、現像ユニットと像担持体との間の現像ニップ圧に影響を与えない大きさになるようにするのが良い。
本発明のように、防振部材の摩擦係数を0.2程度にしていると、防振部材が現像ユニットに加える摩擦による負荷の大きさが、現像ニップ圧の1/4〜1/50程度に抑えられる。
(4) (3)に記載の画像形成装置であって、
前記防振部材は、スポンジ部材を含むとともに、摩擦力を発生させる摺動部の前記現像ユニットに対する動摩擦係数が略0.2の材料で構成されることを特徴とする。
(5) (2)〜(5)のいずれかに記載の画像形成装置であって、
前記防振部材は、画像形成装置の内部フレームと前記現像ユニットとの間に介在することを特徴する。
この構成においては、現像ユニットよりも高剛性の性質を有する内部フレームに防振部材が接続される。ここで、防振部材の接続先が現像ユニットよりも高剛性なのは、防振部材から伝わる振動で内部フレームが共振することを防止するためである。
(6) (2)〜(5)のいずれかに記載の画像形成装置であって、
前記現像ユニットは、前記像担持体の回転軸に平行な方向に沿って前記現像ユニットの上面または底面のいずれか一方の面の近傍に配置された回転軸を中心に回動し、
前記防振部材は、前記現像ユニットの他方の面に接触するように配置されることを特徴とする。
この構成においては、現像ユニットにおける回動軸から離れた位置に接触するように防振部材が配置される。このように防振部材を配置するのは、現像ユニットにおいて振動の振幅が大きくなる位置に防振部材を接触させるためである。
(7) (2)または(3)に記載の画像形成装置であって、
前記現像ユニットは、直線状のガイド部材に沿って直動することにより前記像担持体に圧接し、
前記防振部材は、前記直線状のガイド部材自体の摩擦負荷が、前記圧接部の圧接力の1/4〜1/50であることを特徴とする。
(1)請求項1に係る発明によれば、現像ユニットの振動に起因するバンディングの発生を抑えることができる。
(2)請求項2に係る発明によれば、現像ユニットの振動を抑えるために必要となる部材を少なくすることができる。
(3)請求項3に係る発明によれば、防振部材により現像ユニットの振動を抑制し、かつ、良好な現像ニップ圧を得ることができる。
(4)請求項4に係る発明によれば、簡易な構成の防振部材によって現像ユニットの振動を抑制することができる。
(5)請求項5に係る発明によれば、現像ユニットの振動をより確実に抑制することができる。
(6)請求項6に係る発明によれば、防振部材をより効果的に用いることができる。
(7)請求項7に係る発明によれば、現像ユニットの直線的な振動をより確実に抑制することができる。
以下、図を用いて本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。
図2は、本発明の実施形態であるディジタル複写機100の概略構成であるを示す図である。
以下、図を用いて本発明の画像形成装置の実施形態であるディジタル複写機を説明する。
図2は、本発明に係るディジタル複写機1の概略構成を示す。同図に示すように、ディジタル複写機1は、原稿読取部110、画像形成部210、多段給紙デスク300、および後処理装置260を備えている。
原稿読取部110は、透明ガラスからなる原稿台111、原稿読取部110の上方に配置される自動原稿搬送装置112、および原稿台111に載置された原稿の画像を読み取る光学系ユニットを備えている。
自動原稿搬送装置112は、原稿セットトレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿台111上へ給送する装置である。また、自動原稿搬送装置112は、原稿カバーとしても機能する。自動原稿搬送装置112には、ジョブの入力や画像形成内容の設定等のユーザから入力操作を受け付ける操作パネル40が配置される。
光学系ユニットは、原稿台111の下方に配置され、原稿台111上に載置された原稿の画像を走査して読み取る。この光学系ユニットは、第1の走査ユニット113、第2の走査ユニット114、光学レンズ115、および光電変換素子であるCCDラインセンサ116を有している。
第1の走査ユニット113は、原稿面上を露光する露光ランプユニット、原稿からの反射光像を所定の方向に反射させる第1ミラーを備えている。第2の走査ユニット114は、第1ミラーから反射されてくる原稿からの反射光をCCDラインセンサ116に導く第2ミラーおよび第3ミラーを備えている。光学レンズ115は、原稿からの反射光をCCDラインセンサ116上に結像させる。CCDラインセンサ116は、原稿からの反射光を光電変換して画像データを生成する。なお、この画像データは、図示しない画像処理部を介して、画像形成部210に出力される。
画像形成部210の下部には、手差しトレイ254、用紙カセット251,252,253、および両面ユニット255が備えられている。手差しトレイ254、用紙カセット251,252,253、および両面ユニット255によって給紙部300が構成される。
用紙カセット251〜253、および手差しトレイ254のそれぞれから、画像形成位置を経由して後処理装置260までの間に用紙搬送路が形成される。また、用紙カセット251〜253、または手差しトレイ254や両面ユニット255から給紙された用紙は搬送ローラを有する搬送ユニット250を介して画像形成部210に供給される。
両面ユニット255は、用紙を反転させるスイッチバック路221に通じており、用紙の両面に画像形成を行う時に用いられる。なお、両面ユニット255は通常の用紙カセットと交換可能な構成となっており、両面ユニット255を通常の用紙カセットに置き換えて構成しても良い。
画像形成部210は、用紙搬送路に沿って上流側から順番に画像形成ユニット、定着ユニット217、および排紙ローラ219を備えている。画像形成ユニットは、像担持体としての感光体ドラム1、露光装置としての光書込装置227、感光体ドラム1を所定の電位に帯電させる帯電器223、感光体ドラム1上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像ユニット2、感光体ドラム1表面に形成されたトナー像を用紙に転写するチャージャ方式の転写器225、用紙を除電し感光体ドラム1から剥離し易くする除電器229、余分なトナーを回収するクリーニング器226を備えている。
上述の感光体ドラム1の周囲において、帯電器223、光書込装置227、現像ユニット2、転写器225、除電器229、およびクリーニング器226によって、帯電処理、露光処理、現像処理、転写処理、および清掃処理が行われる。画像形成処理時には、感光体ドラム1は周速117mm/sで回転駆動される。
感光体ドラム1および転写器225の間に位置する画像形成位置において、画像データに基づいた未定着の現像剤像が用紙の表面に転写される。その後、用紙搬送路における画像形成位置の下流側に配置されている定着ユニット217に導かれ、定着ユニット217によって、用紙上の未定着の現像剤像が加熱および加圧され用紙に定着する。
定着ユニット217の下流側において用紙搬送路は2方向に分岐しており、一方が、用紙の裏面に再度画像を形成するために用紙の前後を反転させるスイッチバック路221に通じており、他方が、画像が形成された用紙に対してステープル処理等の後処理を行い昇降トレイ261上に用紙を排出する後処理装置260に通じている。
ディジタル複写機100は、画像形成処理時における現像ユニット2の振動を抑えて、再現画像に周期的な縞状のムラがでるバンディングという現象を発生させないようにすることを特徴としている。
図3は、現像ユニット2の配設状態を示す図である。現像ユニット2は、感光体ドラム1の周囲に配置される。現像ユニット2は、筐体の内部に現像ローラ3、トナー供給ローラ4、トナー層規制部材5を備えており、トナーを収容する図示しないトナー収容部に接続されている。本実施形態では、現像ユニット2の総重量は1.4kgである。
感光体ドラム1にトナーを供給する現像ローラ3は、その周面の一部が筐体の開口部から突出するように配置される。筐体から突出した現像ローラ3の周面が感光体ドラムの周面に圧接して現像ニップ9が形成され、現像ニップ9を介してトナーの供給が行われる。
現像ローラ3は、カーボンブラック等の導電化剤が添加された、体積抵抗率106 Ω・cm、JIS−A硬度50度の導電性ウレタンゴムからなる導電性ローラである。本実施形態では、現像ローラ3は直径16mmであり、その表面粗さRzは5μmである。画像形成処時には、現像ローラ3は矢印Bの方向に周速100mm/sで回転駆動され、ステンレス製の回転軸を介して図示しない現像バイアス電源により−200Vの現像バイアス電圧が印加される。
トナー供給ローラ4は、トナー収容部から現像ユニット2内に供給されたトナーを攪拌する。その他にトナー供給ローラ4は、および現像処理後に現像ローラ3に付着したトナーの除去を行う。トナー供給ローラ4は、体積抵抗率約104 Ω・cm、セル密度80個/インチ、日本ゴム協会規格0101によるゴム硬度30度〜40度の導電性ウレタンフォームからなる導電性弾性発泡体ローラである。ここでは、トナー供給ローラ4の直径は16mmである。トナー供給ローラ4は、その周面が現像ローラ3の周面に当接しており、周速50mm/sで矢印C方向に回転駆動される。
トナー層規制部材5は、現像ローラ3の周面に付着したトナー層の層厚を規制する。トナー層厚規制部材5は、ステンレス製の厚さ0.1mmの板バネ材を片持ち状に支持して構成される。トナー層厚規制部材5の固定端側は、ディジタル複写機100の所定の位置に固定されており、自由端側が断面L字状を呈するように加工されている。トナー層厚規制部材5には、図示しないブレードバイアス電源より、−300Vのブレードバイアス電圧が印加される。現像ローラ3の周囲に担持されたトナーは、現像ローラ3の回転に伴って搬送され、トナー層規制部材5によって所定の厚さに層厚が規制される。このトナー層厚規制部材5の作用により、現像ローラ3の表面に所定の厚みのトナー薄層が形成されるとともに、トナーに電荷が付与される。
現像ユニット2の上面近傍には、現像ユニット2を回動自在に支持する回転軸10が配置される。回動軸10は、ディジタル複写機100の所定の位置に、感光体ドラム1の回転軸に平行に配置される。本実施形態では、ディジタル複写機100本体側に配設された軸および現像ユニット2側に配設された軸受部によって回転軸10が構成される。現像ユニット2に配設される軸受部は、現像ユニット2の上面の近傍に配置される。なお、回動軸10の構成は本実施形態に限定されるものではなく、現像ユニット2側に軸を配設し、ディジタル複写機100側に軸受部を配設するようにすることもできる。
現像ユニット2は、弾性部材で構成される加圧部材7を介してディジタル複写機100内部の垂直フレーム6に接続される。加圧部材7は、現像ユニット2を感光体ドラム1に接触させる方法の力を現像ユニット2に対して加える。本実施形態では、加圧部材7は、バネ定数が1kN/mのバネであり、本発明の付勢手段を構成する。なお、加圧部材7の接続箇所は垂直フレーム6に限定されることはなく、ディジタル複写機100の筐体のサイドフレーム等、現像ユニット2よりも高剛性な部材であれば加圧部材7の接続箇所にすることができる。
現像ユニット2の底面は、ディジタル複写機100内部の水平フレーム12との間に2.5〜3mm程度の間隙を設けて配置される。現像ユニット2と水平フレーム12との間に、本発明の負荷印加手段である防振部材8が介在する。上述の垂直フレーム6と同様に水平フレーム12も現像ユニット2より高剛性な部材が使用される。
図4(A)は、防振部材8の構成の例を示す図である。防振部材8は、エーテル系ウレタンフォームからなるスポンジ21と、PETからなる樹脂フィルム22を備える。防振部材8を取り付ける際には、水平フレーム12の上面にスポンジ21が取り付けられ、続いて、スポンジ21の上に樹脂フィルム22が付着される。スポンジ21および樹脂フィルムのサイズは共に、長さ50mm、幅15〜35mmであり、厚さに関しては、スポンジ21が3mm、樹脂フィルム22が0.2mm程度である。防振部材8における樹脂フィルム22の上面は、現像ユニット2の底面に摺動部23を介して当接し、この当接面によって所定の大きさの摩擦力が発生する。
図4(B)は、防振部材8の構成の他の例を示す図である。同図に示す例では、防振部材8は、片持ち状に支持された板バネ26を現像ユニット2に押し当てて、現像ユニット2の振動を抑制する負荷を加えている。板バネ26は、固定端24が水平フレーム12に固定され、バネ中央部が現像ユニット2に当接し、自由端25が固定されていない片持ちバネ構造である。
図5は、現像ユニット2に防振部材8を適用した際における、防振部材8の荷重と振動強度との関係を測定した結果を示している。丸印は防振部材8を適用する前の結果であり、三角印は防振部材8を適用した後の結果を示している。図の横軸は、防振部材8に対して垂直に加わる力の大きさ(単位はキログラム)を示しており、図の縦軸は、振動強度の大きさ(単位はデシベル)を表している。なお、同図において、振動強度が−50dB以上のものについて視認できる程度のバンディングが発生している。
同図に示すように、現像ユニット2に対して防振部材8から鉛直上向きに約90g以上の力が加われば、振動強度が低減される。三角印のプロットにより、約90g以上1150gまでの範囲では、荷重に依存せず振動強度の低減が図れていることが示されている。本実施形態では、現像ユニット2から防振部材8に対して約100gの荷重が加えられる。
ここで、防振部材8によって防振効果が確認されたときの摩擦力を考える。防振部材8により現像ユニット2が受ける上向きの力において、振動低減効果が確認された範囲は、約90g以上1150gまである。これに摩擦係数μ=0.2をかけると、防振部材8から現像ユニット2に加えられる摩擦力は、18〜230gの範囲になる。これを現像ローラ3の有効軸方向長さ30cmで割ると、単位長さあたりの摩擦力は、0.6〜7.7g/cmとなる。
図5において、ひし形印は防振部材8によって振動部23にテフロン(登録商標)テープを貼り付け、摩擦係数を略0.1としたときの結果を示す。振動抑制効果が僅かに悪くなった−60dBの時の荷重は140gであり、摩擦係数μ=0.1をかけると、防振部材8から現像ユニット2に加えられる摩擦力は、14gになる。
これらの摺動部23における摩擦はすべてすべり摩擦である。摩擦係数μが0.01以下の転がり摩擦では摩擦力が小さく防振効果が得られない。また、摩擦係数が0.3以上では摩擦力が大きく現像ニップ圧が不安定となり画像劣化が発生する。したがって、摺動部23の摩擦係数μは略0.2(±0.1)が好適である。
また、ディジタル複写機100において、加圧部材7によって現像ローラ3と感光体ドラム1との当接圧が30gf/cmに設定されている。従って、前記振動低減効果が確認された摩擦力範囲は、現像ローラと感光体との当接圧の1/50〜1/4程度となる。防振部材による摩擦力の方向と、現像ローラと感光体との当接圧の方向とがほぼ一致するため、現像ユニット2の自励振動を減衰させる代償として、良好な現像ニップ圧が得られなくなるという不都合が生じる懸念があったが、上記摩擦力の範囲ではこの不都合が生じないことが確認できた。
一般的な強制振動による共振の場合、ダンパや摩擦部材による防振部材を付与すると、その防振部材の大きさや強さに比例して振動強度が低減されていくのが特長である。ところが本発明の防振部材では、図5のように防振効果が荷重に依存せず、わずかな荷重で大幅に振動が低減する結果から、振動原理が自励振動であり、対策としての防振部材が系の安定化であることがわかる。
この原理に基づけば、現像ユニット2の振動を止める部材は防振部材8のように摩擦力を現像ユニット2と水平フレーム12との間に摩擦力を生じさせる部材に限定されるものではないことが分かる。例えば、粘性を付与するダンパを用いて現像ユニット2の振動を止めるようにしても良い。
本実施形態によれば、防振部材8によって現像ユニット2の振動が抑えられる。その結果、現像ユニット2の振動に起因するバンディングの発生を抑えることができる。
なお、以下において、本発明の原理の理解をさらに深めるために、現像ユニット2の振動が強制振動ではなく自励振動である点についての実験結果およびその結果に対する検討結果について説明する。以下に示す図6〜図8に係る実験では、現像ユニット2に防振部材8が適用されていない。
ディジタル複写機100において加圧部材7によって現像ローラ3と感光体ドラム1との当接圧が30gf/cmに設定されている。なお、当接圧が小さいと軸方向の中央部と端部とで画像の濃度差が発生し易い。逆に、当接圧が大きいと、ベタ画像やハーフトーン画像にムラが発生し易くなったり、現像ローラ3や感光体ドラム1の駆動トルクを大きくする必要があるという不都合が生じる。
バンディングの解析するために、ディジタル複写機100における様々な箇所に加速度ピックアップやロータリーエンコーダを配置し、その出力を周波数分析装置によって測定した。まず、バンディングの主要因は、現像ローラ3の回転振動やトナー層厚規制部材5の振動ではなく、回転軸10を中心に現像ユニット2全体が振動することであることが判明した。このとき測定された振動の周波数は、約84Hzであった。
続いて、振動要因のバネ要素の特定を行った。加圧部材7はバネ定数が1kNであり、現像ユニット2の重量が1.4kgであることから、固有振動周波数は、約4.3Hzになる。このため、加圧部材7は、バンディングの主要因を構成するバネ要素にはならない。
そこで、現像ローラ3のゴム層がバンディングの主要因を構成するバネ要素であると仮定してバネ定数の測定を行った。
図6は、現像ローラのゴム層のバネ定数測定結果を示している。図の横軸は現像ローラ3の変形量を示しており、縦軸は有効長さがA4長辺の長さである現像ローラに加えた荷重を示している。同図において、曲線の傾きがバネ定数を示している。
感光体ドラム1の周面と現像ローラ3の周面とは30gf/cmの力で圧接することから、全長30cmの現像ローラ3全体で0.9kgfの荷重になる。曲線における荷重0.9kgfを示す箇所の傾きからバネ定数を求めると、このときのバネ定数が390kN/mになった。このバネ定数の値と現像ユニット2の重量から固有振動周波数を求めると84Hzになった。したがって、現像ローラ3のゴム層がバンディングの主要因を構成するバネ要素である上述の仮定が誤っていないことが示された。
続いて、加圧部材7のバネ定数を変えずに変形量を大きくすることで現像ニップ部の当接圧を34gf/cm、37gf/cmと大きくすると、振動周波数がそれぞれ87Hz、89Hzと大きくなった。
バネ要素が線形特性を示す通常の固有振動では、バネの変形量を大きくしても固有振動周波数が変化しないが、上述の実験結果は、固有振動周波数が変化する特殊なものでバネが非線形硬化バネの特性を有することを示している。この結果も、現像ローラ3のゴム層がバネ要素であることを裏づけている。
図7は、現像ユニット2に取り付けた加速度ピックアップの出力をFFTサーボアナライザ(アドバンテスト社R9211C)にて周波数分析した結果を示している。
上段の図は、横軸が時間を示しており、縦軸が電荷量を示している。ここでは、加速度ピックアップに印加された加速度に比例した電荷が発生し、その電荷量が測定されている。同図に示すように、いったん共振が生じると現像ユニット2は継続して振動している。
下段の図は、横軸が周波数を示しており、縦軸が振動強度を示している。同図により、周波数が84Hz、強度が−37dBの共振が生じていることが分かる。また、現像ユニット2による出力画像には、その振動周波数に対応する縞状の周期的濃度ムラが表れていた。出力画像にバンディングが表れない場合も、加速度ピックアップによる測定を行うと、周波数84Hz近傍で強度が小さい振動が測定された。
そこで、この84Hz近傍の振動強度と、実際の画像との関係を分析した結果、振動強度が−50dB以上のものについて視認できる程度のバンディングが発生することが分かった。
さらに、上述の画像形成装置の試作品152個について、同様に加速度ピックアップによる周波数分析を行った。その結果、84Hz近傍の振動強度の平均値は−63.8dB、標準偏差σは7.2であった。振動強度のばらつきが正規分布と仮定すると、−50dBは(63.8−50.0)/7.2=1.92σとなり、バンディングが発生する確率は2.7%であった。
感光体ドラム1および現像ローラ3の円筒度や真直度の悪さや、互いの平行度の悪さの度合いは一定でなく製造時のばらつきがあることから、上記のような統計的な分布を持つ。
現像ユニット2の固有振動数84Hzに対し、共振が発生して振動強度が大きくなるためには、通常、84Hz程度の該乱振動周波数による強制振動であることが必要になる。そこで、現像ローラ駆動系の振動周波数などを分析したが、駆動系等の外乱周波数には84Hz近傍の振動が存在しないことが分かった。
分析の結果、固有振動数84Hzの振動振幅を増大させる励振力は、感光体ドラム1と現像ローラ3との間の摩擦力が、感光体ドラム1と現像ローラ3との周速比の関数となることによって系を励振させ、不安定にさせる自励振動であることが判明した。
以下、自励振動について説明する。振動体の質量をm、粘性係数をc、バネ係数をk、外力をfとすると、バネ系の運動方程式は、下記の式で表される。
Figure 0003766091
このとき外力fが速度の比例する励振力であった場合、比例定数をc0 とすると、運動方程式は
Figure 0003766091
のようになる。
この式を、固有振動数ω、減衰比ζを用いた一般式に書き直すと
Figure 0003766091
のようになる。
ここで、c<c0 のとき、ζ<0となるため、負減衰という状態になり、振動振幅xが時間とともに増大する不安定な系となる。このような振動を自励振動という。
本実施形態の現像ユニット2に対して、自励振動モデルを適用する。現像ユニット2の質量をm、回転軸10等による粘性係数をc、現像ローラ3のゴム層のバネ定数をkとする。感光体ドラム1および現像ローラ3がそれぞれAまたはBの方向の速度差をもって回転運動することによって、現像ニップ部9に摩擦力pが発生する。
ここで、現像ニップ部9および回転軸10を結ぶ直線Lに直交する方向をXとし、現像ニップ部9における摩擦力pの方向と直線Lとのなす角度をαとする。現像ユニット2をx方向に動かす外力fは、摩擦力pのx成分であることから、p×sinαで表される。さらに、摩擦力pが現像ローラ3の周速vdvr と感光体ドラム1の周速vopc との相対速度の関数であるとすると、摩擦力pは次式のようになる。
Figure 0003766091
この式の右辺を予め設定された現像ローラの周速v0 のまわりでテイラー展開し、第2項までで近似すると次式のようになる。
Figure 0003766091
現像ローラの速度変動のx成分Vx を、次式のように定義すると、
Figure 0003766091
摩擦力pのx成分は、次式のようになる。
Figure 0003766091
したがって、式2のfに式8を代入すると、現像ユニット2の運動方程式は次式のようになる。
Figure 0003766091
ここで、x1 を次式のように定義すると、
Figure 0003766091
式9の運動方程式は次式のようになる。
Figure 0003766091
この運動方程式は、式3の形と同様であることから、減衰比ζは
Figure 0003766091
のようになる。
ここで、次式の条件のとき、ζ<0となるため、負減衰となり自励振動となる。
Figure 0003766091
現像ユニット2が自励振動する場合、現像ユニット2の運動によって励振力が発生し、系が不安定となって振動振幅が時間とともに増大し発散する。一般的な外力による強制振動は、振動体の運動の有無には無関係であることから、自励振動は根本的に振動原理を異にする。
また、一般的な摩擦力pは、図8(A)に示すように、摺動する物体の速度vに依存しないクーロン摩擦であるが、上述の例の場合、感光体ドラム1と現像ローラ3はトナー層を介して接触していることから、トナー層の状態の影響を受けやすく、摩擦力が速度の関数となると推定される。例えば、摩擦力pと速度vとが図8(b)に示すような関数となる場合、領域aにおいて負に傾きを持つことから、上述の式12でc<−p′となり、ζ<0の負減衰となる。このような、自励振動の発生をあらかじめ予測することは非常に困難である。
一般的な強制振動による共振の場合の対策は、外力の周波数と振動体の固有振動数とを離すことや、ダンピング部材を付与すること等によって振動振幅を小さくすることであるが、自励振動の基本対策は系を安定化させることである。
上述の自励振動の場合では、減衰比ζを正にすることである。したがって、系を安定化させる対策としては、固有振動数を変化させたり、ダンピング機構を付与したりする大掛かりなものではなく、わずかな対策でよい。
本実施形態において、現像ユニット2に防振部材8を適用した後の防振効果は以下のとおりである。図9は、現像ユニット2に防振部材8を適用した後、現像ユニット2に取り付けた加速度ピックアップの出力をFETサーボアナライザにて周波数分析した結果を示している。84Hz近傍の振動は、−70.6dBまで低減されていることが分かる。
上述のバンディング発生時と同様、100個余りの試作条件にて防振効果を統計的に分析した結果は以下の通りである。
防振部材8が現像ユニット2から受ける荷重を100gとしたとき、84Hz近傍の振動強度の平均値は−72.6dB、標準偏差σは5.6となった。振動強度のばらつきが正規分布と仮定すると、バンディングが画像として現れる−50dBは4.02σとなり、バンディング発生確率は0.003%になった。
また、上述の実施形態では、現像ニップ部9における摩擦力が、感光体ドラム1と現像ローラ3との相対速度の関数となり変化することに自励振動の原因がある。これは、現像ニップ部9と回転軸10とを結ぶ直線Lと、現像ニップ部9における摩擦力pの方向と直線Lとのなす角度αを持ち、摩擦力が現像ユニット2を回転させる方向の成分を持つためである。したがって、現像ニップ部9における接線上に回転軸10を設けることにより、摩擦力が現像ユニット2を回転させる方向の成分は0になるため、自励振動を防止することができる。
別の実施形態として、現像ユニット2が、直線状のガイド部材30に沿って直動するものを図10に示す。この場合、現像ニップ摩擦力が鉛直方向で、直動方向が水平方向であるため、上述と同様に角度αがゼロとなり、自励振動を防止することができる。角度αがゼロにならない場合も上述と同様の防振部材にて自励振動を防止することができる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
従来の現像ユニットの構成の例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明に係る現像ユニットの構成を示す図である。 防振部材の構成を示す図である。 防振部材(摩擦付与部材)の荷重と振動強度との関係を示す図である。 現像ローラのゴム層のバネ定数測定結果を示す図である。 現像ユニットに取り付けた加速度ピックアップの出力結果を示す図である。 摺動する物体の速度と摩擦力との関係を示す図である。 現像ユニットに取り付けた加速度ピックアップの出力結果を示す図である。 現像ユニットの構成の他の例を示す図である。
符号の説明
1−感光体ドラム
2−現像ユニット
3−現像ローラ
7−加圧部材
8−防振部材
100−ディジタル複写機

Claims (7)

  1. 設定された周速で回転するとともに周面に像を担持する像担持体と、
    前記像担持体とは異なる周速で回転し、周面に所定の厚さの現像剤層を有し、かつ前記現像剤層を介して前記像担持体に接触する現像剤担持体を備えるとともに、前記像担持体の周囲に配置される現像ユニットと、
    前記現像ユニットを前記像担持体に対して接近および離間自在に支持する支持手段と、
    前記像担持体に接近する方向に前記現像ユニットを付勢する付勢手段と、
    前記支持手段とは別に設けられるとともに、前記像担持体に現像剤が供給される際における前記現像ユニットの振動を減衰させる負荷を前記現像ユニットに加える負荷印加手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記負荷印加手段は、前記像担持体に接近または離間する前記現像ユニットに摩擦力を作用させる防振部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記防振部材と前記現像ユニットと間の摩擦力が、前記像担持体と現像剤担持体との間の圧接力の1/4〜1/50であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記防振部材は、スポンジ部材を含むとともに、摩擦力を発生させる摺動部の前記現像ユニットに対する動摩擦係数が略0.2の材料で構成されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記防振部材は、画像形成装置の内部フレームと前記現像ユニットとの間に介在することを特徴する請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像ユニットは、前記像担持体の回転軸に平行な方向に沿って前記現像ユニットの上面または底面のいずれか一方の面の近傍に配置された回転軸を中心に回動し、
    前記防振部材は、前記現像ユニットの他方の面に接触するように配置されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像ユニットは、直線状のガイド部材に沿って直動することにより前記像担持体に圧接し、
    前記防振部材は、前記直線状のガイド部材自体の摩擦負荷が、前記圧接部の圧接力の1/4〜1/50であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
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