JP3765184B2 - エンジンのオイルパンの二重壁構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成形などの型成形によって製造される内側部材の外側に遮音カバーなどの外側部材を取り付けた二重壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのオイルパン等の薄板状の成形品は、最初の頃は金属板で成形されていたが、現在では、エンジンの軽量化に伴い、繊維強化合成樹脂、又は、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金を母材とする軽量の成形体で製造されているものある。
【0003】
図6に示すような、この軽量の成形体であるのオイルパン2をエンジン下部に取り付ける際には、図11に示すように、オイルパン2のフランジ部2fをゴムパッキン24を挟んでエンジンのクランクケース3に当接して、エンジンの振動がオイルパン2側に伝搬しないようにマウントバー27を介して組付けている。
この時に、フランジ部2fとクランクケース3との間のシールは、ゴムパッキン24を図11に示すように、オイルパン2のフランジ部2fに形成されたパッキン溝2cに一部を収納し、残りの部分がシール面より突出した状態にして行っている。
【0004】
そして、このオイルパンは軽量化のために薄肉に形成されるので、エンジンの振動によって振動して騒音を発生し易いため、図7に示すように、間隔Lを設けて遮音カバー(外側部材)40でオイルパン(内側部材)20を覆い、この遮音カバー40によって遮音や吸音を行って騒音を低減している。また、この遮音カバー40とオイルパン20との間に間隔Lを設けることによって、遮音カバー40への振動の伝搬を防止している。
【0005】
この遮音カバー40のオイルパン20への従来の取付け構造は、図7に示すように、オイルパン20のフランジ部20fに、遮音カバー40の周縁部40fをシールゴム等の弾性シール部材42、43を重ねてボルト45で一体的に締結している。この場合には、オイルパン20の組付けボルト25の外方に遮音カバー40の組付けボルト45を配置しなければならないことから、フランジ部20fのエンジン横方向への張出量が多くなりエンジンの幅が増加するという問題があった。
【0006】
これに対して、特開平7−279756号公報に示されている取付け構造は、図8に示すように、カバー部材41の振動低減とオイルパン21のフランジ部21fの張出量を少なくするために、カバー部材41の周縁部41fは、オイルパン21のフランジ21f下面に取り付けたシール部材44に当接させて、カバー部材41を底部41bの固定部でオイルパン21の底部21bの固定部に締結することにより、このカバー部材41の周縁部41fをラバー部材44に押圧して固定及びシールをしている。
【0007】
また、実開昭57−58756号公報においては、図9に示すように、シリンダヘッドカバーの内板22を外板(遮音遮熱装置)42で覆い、内板22のフランジ部22fに設けた弾性体55の溝55h内に、外板42の周縁部42fを挿入すると共に、それぞれの底部の固定部で締結している。
そして、実開昭59−13640号公報においては、図10に示すように、オイルパン23のフランジ部23fより下のオイルパン23の側壁部23Wの外周にシールラバー56を取り付けて、このシールラバー56の挿入溝部56hに遮音構造部材43の周縁部43fを挿入し、更に、周縁部43fの二股部分43aでシールラバー56の挿入溝部56hを形成する外側部分56aを挟持している。そして、この遮音構造部材43の底部の固定部はオイルパン23の底部の固定部に固定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の特開平7−279756号公報の二重壁構造では、カバー部材の縁部をオイルパンのフランジ部又は外周部に取り付けた弾性シール部材に当接させているだけであり、カバー部材の縁部の固定は、カバー部材の弾性力による弾性シール部材を挟持する力やオイルパン底部の固定部の締結によって発生する弾性シール部材への押圧力に依存している。
【0009】
そのために、カバー部材の周縁部でのシール及び固定支持を確実なものとするためには、カバー部材の縁部の変形量や撓み量を考慮に入れて設計し、しかも、弾性シール部材への押圧力を維持できるように、底部の固定部における締結力を大きくする必要がある。
しかし、これらのカバー部材自体も軽量化のために薄板状に作られることが多く、剛性が比較的弱くなって撓み易くなっており、弾性力が低下する。その上、カバー部材の縁部における押圧力を高めるために、カバー部材の底面の締結部における締結力を大きくすると、それに伴って、この固定部の構造を強化する必要が生じ、そのため、この固定部を厚肉に形成する必要が生じる。
【0010】
しかしながら、全体形状をシート状の材料から成形するSMC(シートモールディングコンポジット)工法等によって、全体が薄板状に成形される型成形品等の場合には、十分な強度を持たせながらこの肉厚部分を作るのが難しく、また、工程や型が複雑化するという問題がある。
また、後者の実開昭57−58756号公報及び実開昭59−13640号公報の二重壁構造では、外側部材の縁部を内側部材のフランジ部又は外周部に取り付けた弾性部材の溝内に挿入させているだけであり、外側部材の縁部の固定は、弾性部材の弾性挟持力に依存している。
【0011】
そのため、外側部材の周縁部が弾性部材の弾性力だけで挟持されて固定支持されることになるので、外側部材の固定が不十分となり、外側部材の振動を十分に低減することができず、騒音対策が不十分になるという問題がある。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、内側部材の略全体を間隔を設けて覆う外側部材を取り付ける時に、内側部材で外側部材の周縁部を把持して外側部材の周縁部における拘束力を大きくすることができ、しかも、組付けが容易で、かつ、構造が比較的単純な二重壁構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するためのエンジンのオイルパンの二重壁構造は、次のように構成される。
1)側壁部と底部とを有するオイルパンの外側に間隔を設けて覆う遮音カバーを配置したエンジンのオイルパンの二重壁構造であって、該遮音カバーの底部の固定部を、前記オイルパンの底部の固定部において締結すると共に、該遮音カバーの周縁部を前記オイルパンの側壁部に形成した把持部内に圧挿して、該遮音カバーを前記オイルパンに取り付けることを特徴とする。
【0013】
合成樹脂製や鉄・アルミ等の金属製の薄板状のオイルパンの略全体に、遮音カバーを所定の間隔を置いて取り付けて覆って二重壁構造にする場合において、それぞれの底部の固定部で両者を締結すると共に、弾性シール部材(シールラバー)により縁取りされた遮音カバーの周縁部を、オイルパンの側壁部に一体成形された把持部に圧挿して、この把持部によって遮音カバーの周縁部を弾性シール部材と共に挟持することにより、遮音カバーをその周縁部と底部の固定部とで固定支持する。
【0014】
この把持部は、通常は側壁部に設けられたフランジ部の下面に設けられるが、フランジ部の周辺やフランジ部より底部側の側壁部に設けてもよい。以上の構成により、オイルパンと遮音カバーの底部の固定部においては、従来技術のように成形体のフランジ部に取り付けた弾性シール部材にカバー部材の周縁部を押圧する必要がなくなるので、この押圧のための過度の締結力が必要がなくなる。つまり、底部の固定部における締結力は遮音カバーがしっかり止まっている程度の強さでよくなるので、この部分の強度が小さくて済み構造的に楽になり、肉厚を極度に厚くする必要がなくなる。
【0015】
また、遮音カバーの周縁部を内側部材に設けた把持部に圧入して挟持させることにより、遮音カバーに対する拘束力が高まるので、振動が低減し騒音防止効果が向上する。
【0016】
2)更に、前記把持部は前記側壁部に設けられたフランジ部と一体的に形成された挟持用リブと補強用リブとからなり、前記挟持用リブは前記側壁部に沿って並行に形成し、前記補強用リブは前記挟持用リブに対して略垂直方向に前記挟持用リブと前記側壁部とを連結して形成し、前記遮音カバーを前記弾性シール部材と共に前記挟持用リブの先端側から前記挟持用リブと前記側壁部との間に圧挿して固定支持することを特徴とする。
【0017】
以上の構成によれば、把持部を構成する挟持用リブの端部に補強用リブを設けて挟持用リブ両端を閉塞して補強するようにし、遮音カバーの周縁部を挿入する側のみが開口するボックス型の構造としたことで、挟持用リブの強度を向上させることができるので、把持部の数を少なくすることができる。また、比較的簡単な構造となるので、SMC工法においても型成形で把持部を形成できる。
【0018】
また、遮音カバーの周縁部を、オイルパンの側壁部をガイドにして、これに沿わせながら移動させることにより、把持部の挟持用リブと側壁部との間に圧挿して挟持させることができるので、取付け作業が非常に容易となる。
【0019】
特にSMC工法により型成形された樹脂製のオイルパンの場合には、補強用材料を混錬した一定厚さのシート状の素材から、オイルパンを型成形するために、一般的に均一の強度を保ちながら、肉厚を自由に変化することが難しいので、比較的肉薄で形成できる、この二重壁構造が効果を奏することになり、特に把持部をボックス型の形状にすると、この把持部の数も少なくて済むので特に効果がある。
【0020】
また、この例のオイルパンと遮音カバー以外にも例えば、シリンダヘッドカバーに設けられる遮音カバー等同様な構造を有する他の数多くの部品、製品に適用できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る二重壁構造について、図6に示すようなエンジンのオイルパン(内側部材)2を遮音カバー(外側部材)4で覆う二重壁構造を例にして説明する。
【0022】
このオイルパン2は樹脂製の型成形体であり、図6に示すように、オイルパン2を構成する底部2bと側壁部2Wとエンジン下部に取り付けるためのフランジ部2fとを有して形成される。
このフランジ部2fは側壁部2Wの端部に断面L字形状に張り出して形成されると共に、取付け面にはゴムパッキン4を挿嵌するためのパッキン溝2cと、組付けボルト25を挿通するためのボルト孔2hとが設けられる。
【0023】
そして、図1〜図5に示すように、側壁部2Wに形成されたフランジ部2fの下側に把持部7を設け、この把持部7は、挟持用リブ7rと補強用リブ7sとからなり、型成形時にこのフランジ部2fと一体的に形成される。
この挟持用リブ7rは側壁部2Wに沿って並行に形成して、側壁部2Wとの間に、遮音カバー4をシールラバー(弾性シール部材)5と共に圧挿するための挿入溝7hを形成する。
【0024】
また、補強用リブ7sは挟持用リブ7rに対して略垂直方向に設けられ、挟持用リブ7rの両端側と側壁部2Wとを連結して形成し、挟持用リブ7rを補強する。また、この補強用リブ7sの外側端部即ちフランジ部2fの先端側に、側壁部2Wに並行する並行リブ7jを設けて、多少ながら補強用リブ7sを更に補強して構成する。
【0025】
この把持部7の形状は、図2に示すように矢印T側から遮音カバー4のシールラバー5を装着した周縁部4fをそのシールラバー5を被せたまま圧挿することができて、この周縁部4fをシールラバー5を介して挟持できる構造であればよい。また、部分的に、シールラバー5を切り欠いて、把持部7で周縁部4fを直接挟持してもよい。この場合には、堅固に固定支持できるが、オイルパン2からの振動が伝搬され易くなる。
【0026】
また、オイルパン2の底部2Bに固定部2bを設けるが、この固定部2bには厚肉部2tを形成し、この厚肉部2tに組付けボルト10を螺合するための雌ネジ部を有するボルト孔2dを形成する。
一方、外側部材である遮音カバー4は、オイルパン2との間に所定の間隔L、L’をおいて全体的に覆うことができる形状に形成され、底部4Bの固定部4bに組付けボルト用の孔を有し、この孔の全周に渡ってシールラバー12を設け、更にこのシールラバー12を座金11と13とで挟んで、組付けボルト10によりシールラバー12を介して遮音カバー4の固定部4bを固定できるように構成する。
【0027】
次に、以上の構成のオイルパン2と遮音カバー4の組付けについて説明する。
先ず、このオイルパン2をエンジン下部に取り付ける際には、図2に示すように、オイルパン2のフランジ部2fのパッキン溝2cにゴムパッキン24の一部を収納して、図11に示すようにエンジンのクランクケース3に当接させ、エンジンの振動がオイルパン2側に伝搬しないようにマウントバー27と座金26を介して、ボルト孔2hに組付けボルト25を挿通して組付ける。
【0028】
この時、クランクケース3とフランジ部2fとの間のシールはパッキン溝2cに収納されたゴムパッキン24によって行われる。
そして、エンジンの振動の伝搬によってオイルパン2から発生する騒音を低減するために、このオイルパン2の外側に所定の距離L、L’を有して、遮音カバー4を取り付けてオイルパン2の全体を覆う。
【0029】
この時に、遮音カバー4の周縁部4fにシールラバー5を装着し、周縁部4fをシールラバー5で包んだ状態にしたまま、側壁部2Wに沿わせて、図の下側から矢印T方向に押し上げて、オイルパン2のフランジ部2f下面に設けた複数の把持部7の挿入溝7hに圧挿し、把持部7の弾性力により周縁部4fをシールラバー5と共に、側壁部2Wと挟持用リブ7rとで挟持する。
【0030】
この時の挟持するための力は、挟持用リブ7rの弾性変形力とシールラバー5の弾性変形力から生じ、シールラバー5だけによる弾性変形力より遙に大きくなるので、堅固に遮音カバー4の周縁部4fを固定支持できる。
また、オイルパン2の底部2Bの固定部2bに、遮音カバー4の底部4Bの固定部4bを当接し、組付けボルト10をシールラバー12を挿通して、ボルト孔2dに螺合して、両固定部2b、4bを締結する。
【0031】
以上の構成の二重壁構造によれば、合成樹脂製や鉄・アルミ等の金属製の薄板状の型成形体からなるオイルパン2に、所定の間隔L、L’を設けて遮音カバー4を取り付けて二重壁構造を形成する時に、遮音カバー4の周縁部4fをこのオイルパン2に形成した把持部7に圧挿して挟持させて、遮音カバー4をその周縁部4fと底部4Bの固定部4bとで固定することにより、遮音カバー4の拘束力を高めることができるので、遮音カバー4の振動を防止しながらオイルパン2から発する騒音を効率よく低減でき、騒音防止効果を向上することができる。
【0032】
また、オイルパン2に側壁部2Wをガイドにして、遮音カバー4の周縁部4fをこれに沿わせながら移動して、把持部7の挟持用リブ7rと側壁部4Wとの間の挿入溝7h内に圧挿して、この把持部7で遮音カバー4の周縁部4fを固定支持させることができるので、取付けが非常に容易となる。
そして、この把持部7の構造も挟持用リブ7rと補強用リブ7sとで形成できるので、比較的簡単な構造となり、SMC工法においても型成形で簡単に把持部7を形成できる。
【0033】
その上、遮音カバー4の底部4Bの固定部4bにおける締結力を大きくする必要がなくなるために、オイルパン2の底部2Bの固定部2bの肉厚部2tを過度に厚く形成する必要がなくなるので制作が容易となる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による二重壁構造によれば、オイルパン等の内側部材に、所定の間隔を設けて遮音カバー等の外側部材を取り付けて二重壁構造を形成する時に、外側部材の周縁部をこの内側部材に形成した把持部に圧挿して挟持させて、外側部材をその周縁部と底部の固定部とで固定することにより、外側部材の拘束力を高めることができるので、外側部材の振動を防止しながら内側部材から発する騒音を効率よく低減でき、騒音防止効果を向上することができる。
【0035】
また、内側部材の側壁部をガイドにして、外側部材の周縁部をこれに沿わせながら移動して、把持部の挟持用リブと側壁部との間に圧挿して、この把持部で外側部材の周縁部を固定支持させることができるので、取付けが非常に容易となる。
そして、この把持部の構造も挟持用リブと補強用リブとで形成できるので、比較的簡単な構造となり、SMC工法においても型成形で簡単に把持部を形成できる。
【0036】
その上、外側部材及び内側部材の底部の固定部における締結力を大きくする必要がなくなるために、内側部材の底部の固定部の肉厚を過度に厚く形成する必要がなくなるので制作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重壁構造の組付け後を示す一部断面を含む部分斜視図である。
【図2】本発明に係る二重壁構造の組付け前を示す一部断面を含む部分斜視図である。
【図3】本発明に係る把持部を示す部分正面図である。
【図4】図3のA−A断面を示す部分側面図である。
【図5】図3のB−B断面を示す部分側面図である。
【図6】オイルパンを示す斜視図である。
【図7】従来技術の二重壁構造を示す模式的断面図である。
【図8】従来技術の他の例の二重壁構造を示す模式的断面図である。
【図9】従来技術の他の例の二重壁構造を示す模式的断面図である。
【図10】従来技術の他の例の二重壁構造を示す模式的断面図である。
【図11】 オイルパンとクランクケースとの取付け状態を示すフランジ部の組付けボルト部分の側断面図である。
【符号の説明】
2、20、21、22、23 内側部材(オイルパン)
2B 底部 2W 側壁部
2b、21b 固定部 2c パッキン溝
2d、2h ボルト孔 2f、20f、21f、22f、23f フランジ部
2t 肉厚部 3 クランクケース
4、40、41、42、43 外側部材(遮音カバー)
4B 底部 4b、41b 固定部
5、52、53、54、55、56 弾性シール部材(シールラバー)
7 把持部 7h 挿入溝
7i 切欠き部 7r 挟持用リブ
7s 補強用リブ 7j 平行リブ
10、25、45 組付けボルト 11、13、26 座金
12 シールラバー 24 ゴムパッキン
27 マウントラバー
Claims (2)
- 側壁部と底部とを有するオイルパンの外側に間隔を設けて覆う遮音カバーを配置したエンジンのオイルパンの二重壁構造であって、該遮音カバーの底部の固定部を、前記オイルパンの底部の固定部において締結すると共に、該遮音カバーの周縁部を前記オイルパンの側壁部に形成した把持部内に圧挿して、該遮音カバーを前記オイルパンに取り付けることを特徴とするエンジンのオイルパンの二重壁構造。
- 前記把持部は前記側壁部に設けられたフランジ部と一体的に形成された挟持用リブと補強用リブとからなり、前記挟持用リブは前記側壁部に沿って並行に形成し、前記補強用リブは前記挟持用リブに対して略垂直方向に前記挟持用リブと前記側壁部とを連結して形成し、前記遮音カバーを前記弾性シール部材と共に前記挟持用リブの先端側から前記挟持用リブと前記側壁部との間に圧挿して固定支持することを特徴とする請求項1記載のエンジンのオイルパンの二重壁構造。
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