JP2005155456A - オイルパン及びオイルパン用ガスケット - Google Patents

オイルパン及びオイルパン用ガスケット Download PDF

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【課題】締付トルクの管理に従来のような厳密さが要求されないようにするとともに、ガスケットの耐久性の改善を可能として、組付け性や耐久性の向上するオイルパン、並びにオイルパン用ガスケットを提供する。
【解決手段】シリンダブロックの開放端1Aに、この開放端1Aを閉塞するように装着されるオイルパン2において、開放端1Aを形成する環状縁部1aに対向するフランジ部4Aを有したオイルパン本体4と、これと環状縁部1aとの間に位置するように装備されるゴム材製で環状のガスケット5とを有するとともに、フランジ部4Aに、オイルパン本体4が開放端1Aに装着された組付け状態においては、ガスケット5の所定量の圧縮変形を伴って環状縁部1aに当接するストッパ部6が設けられ、ガスケット5には、ストッパ部6とフランジ部4Aとの間で挟圧される薄肉外周部5aが形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車用エンジンのシリンダブロックや、ミッションケース等の潤滑油を伴って作動する動力機構が内装されるケーシングに装備されるオイルパン、並びにそれに使用されるオイルパン用ガスケットに関するものである。
従来技術として、ケーシングの一例であるシリンダブロックで説明する。一般に、エンジンのシリンダブロックは、その下部が開放されており、その開放端を閉塞するように深皿状等のオイルパンをボルトを用いて締付け固定してある。オイルパン内には、シリンダヘッドやピストン等のエンジンの各部に給油するために、所定量のエンジンオイル(潤滑油)を溜めるようになっている。
オイルパンは、圧延鋼板による板金材、合成樹脂材による板状部材、或いは、鍛造や鋳造による金属材から形成されているのが一般的であり、オイル漏れを防止すべく、シール部材であるガスケットを介在させてシリンダブロックの開放端に締付け固定されている。このような技術としては、特許文献1において開示されたものが知られている。
実開平2−50109号公報
前記特許文献1においては、板金製オイルパンをガスケットを介してシリンダブロックの開放端に、ボルトを用いて締付け固定するのであるが、ガスケットは、一般にゴム等の弾性材料であるから、締付トルクが弱いと十分なシール機能が得られないとともに、強く締め過ぎるとガスケットが圧潰して、耐久性が損なわれてしまう。
そのため、オイルパンの組付けには、トルクレンチを用いる等して、締付トルクを厳しく管理する必要があり、組付け作業性はあまり芳しいものではなかった。また、前記従来構造では、オイルパンのシリンダブロックへの取付け強度は、ガスケットの強度に依存されるものであったため、締付トルクは強目の値に設定されることになり、ガスケットの耐久性の点では不利であった。
本発明の目的は、締付トルクの管理に従来のような厳密さが要求されないようにするとともに、ガスケットの耐久性の改善を可能として、組付け性や耐久性の向上するオイルパン、並びにオイルパン用ガスケットを提供する点にある。
請求項1の構成は、潤滑油を伴って作動する動力機構が内装されるケーシングの開放端に、この開放端を閉塞するように装着されるオイルパンにおいて、
前記開放端を形成する環状縁部に対向するフランジ部を有したオイルパン本体と、これと前記環状縁部との間に位置するように装備される弾性材製で環状のガスケットとを有するとともに、
前記フランジ部に、前記オイルパン本体が前記開放端に装着された組付け状態においては、前記ガスケットの所定量の圧縮変形を伴って前記環状縁部に当接するストッパ部が設けられているとともに、
前記ガスケットには、前記ストッパ部と前記フランジ部との間で挟圧される薄肉外周部が形成されていることを特徴とする。
請求項2の構成は、請求項1において、
前記ストッパ部は、前記フランジ部の開放側端をケーシング側に折り返えした折返し部で構成されるとともに、前記ガスケットには、前記ストッパ部よりもケーシング側に突出する厚肉内周部が形成されていることを特徴とする。
請求項3の構成は、請求項1において、
前記オイルパン本体が、フランジ状外周部を有した内側の第1容器と、前記フランジ状外周部をその外側より挟み込む状態に折り返された折返し外端部を有する外側の第2容器とから構成され、前記フランジ状外周部に装備される前記ガスケットを、前記折返し外端部よりもケーシング側に突出する厚みを有した厚肉内周部を有するものに設定し、
前記折返し外端部が、前記フランジ状外周部と前記薄肉外周部とを重ねて挟圧する前記ストッパ部に構成され、かつ、前記フランジ状外周部と前記折返し外端部とで前記フランジ部が構成されていることを特徴とする。
請求項4の構成は、請求項1において、
前記ガスケットは、厚肉内周部と、これよりも厚みの薄い薄肉外周部とから構成されるとともに、前記ストッパ部は、前記フランジ部の外周端部と前記薄肉外周部とを挟み込む状態で装備される断面略コ字形状の金属材から形成されていることを特徴とする。
請求項5の構成は、
請求項1〜3のいずれかに記載のオイルパン本体、或いは請求項4に記載のストッパ部が板金材で形成されていることを特徴とする。
請求項6の構成は、潤滑油を伴って作動する動力機構が内装されるケーシングの開放端と、この開放端を閉塞すべく前記開放端に装着されるオイルパンの外周フランジ部と、の間に介装される弾性材製で環状のオイルパン用ガスケットにおいて、
前記フランジ部に、前記オイルパンが前記開放端に装着された組付け状態においては、前記開放端を形成する環状縁部に当接するストッパ部が装備されており、
前記ストッパ部が前記環状縁部に当接しての前記組付け状態における前記環状縁部と前記フランジ部との間隔よりも、自由状態における厚さが厚い厚肉内周部と、前記ストッパ部と前記フランジ部との間で挟圧される薄肉外周部と、から形成されていることを特徴とする。
請求項7の構成は、請求項6において、
前記薄肉外周部は、前記フランジ部の開放側端をケーシング側に折り返えした折返し部によって、フランジ部との間で挟圧されるものであることを特徴とする。
請求項1の構成によるオイルパンにおいて、ガスケットの所定量の圧縮変形を伴ってケーシングの環状縁部に当接するストッパ部がオイルパン本体に設けられているので、ボルト等を締上げることでオイルパンをケーシングに組付けた際には、ストッパ部の環状縁部にストッパ部が当接することになる。従って、弾性材製のガスケットを締上げる従来の場合に比べて、ボルトの螺着操作時に締付けの節度感が生じて、急激に締付トルクが上昇するから、その急激なトルク上昇によって締付トルク管理が行い易いものとなる。
そして、オイルパンのケーシングへの取付け強度は、ストッパ部の締上げによって、即ち、ストッパ部の当接に依存される構造となるから、弾性材製のガスケットに依存していた従来に比べて、よりしっかりと組付けることができるとともに、オイルパンに作用する外力はストッパ部を介してケーシングに伝わることとなり、ガスケットには余計な力が作用しなくなり、ガスケットの耐久性を向上させることが可能になる。また、ガスケットの圧縮変形量も安定するようになり、組付け誤差が少なく良好なシール作用状態を得ることができる。
また、ストッパ部がガスケットの保持を兼ねるから、接着剤も特に必要としない。さらに、ストッパ部とフランジ部との間での薄肉外周部が挟圧されて、ガスケットはオイルパン本体に一体化されるから、オイルパンをケーシングに組付ける際に、別部品のガスケットをセットする操作が不要になり、組付け性が向上するとともに、ガスケットの介装忘れが生じなくなる利点もある。
請求項2の構成によるオイルパンにおいては、フランジ部の開放側端をケーシング側に折り返えした折返し部でストッパ部が構成されるので、別部材のストッパ部を設ける手段に比べて、ストッパ部が経済的でコンパクトに構成できる利点がある。
請求項3の構成によるオイルパンにおいては、内側の第1容器と外側の第2容器とでオイルパン本体を構成する場合において、薄肉外周部を用いてガスケットをオイルパン本体に一体化するためのストッパ部によって、第1容器と第2容器との接合一体化も行えるようになり、ストッパ部が、互いに異なる二種の機能を発揮できる兼用部材として使用できる利点がある。
請求項4の構成によるオイルパンにおいては、オイルパン本体のフランジ部とガスケットの薄肉外周部とを、断面がコ字形状の専用部材を用いて一体化させるものであるから、オイルパン本体が合成樹脂等の軟らかい材料から成る場合でも、オイルパン本体と弾性材製ガスケットとを強固に一体化することができる。
請求項5の構成によるオイルパンにおいては、ストッパ部が板金材で形成されることになるから、コストが高く付かない経済的な状態でオイルパン本体とガスケットとを強固に一体化できる利点がある。
請求項6の構成によるオイルパン用ガスケットにおいては、請求項1の構成による前記効果を奏するオイルパンに好適なガスケットとして提供することができる。また、請求項7の構成によるオイルパン用ガスケットにおいては、請求項2の構成による前記効果を奏するオイルパンに好適なガスケットとして提供することができる。
以下に、本発明によるオイルパン、及びオイルパン用ガスケットの実施形態を、自動車用エンジンのシリンダブロック(潤滑油を伴って作動する動力機構が内装されるケーシングの一例)に適用されるものとして、図面に基づいて説明する。
図1は、自動車用エンジンにおけるシリンダブロックとオイルパンとの上方から見た分解斜視図である。図2は、図1のものを下方から見た斜視図であり、オイルパン2に一体装備されているガスケット5を、構造理解をし易くするため、意図的に分解した状態にして描いてある。これら図1、図2において、1は鋳鉄製のシリンダブロックであり、このシリンダブロック1の下端である開放端1Aには、この開放端1Aを閉塞するようにオイルパン2が複数のボルト3を用いて締付け固定されている。
オイルパン2は、開放端1Aを形成する環状縁部1aに対向する環状のフランジ部4Aを有した断面が略深皿状で板金材製のオイルパン本体4と、これと環状縁部1aとの間に位置するように装備されるゴム製(弾性材製の一例)で環状のガスケット5とを有して構成されている。フランジ部4Aに、オイルパン本体4が開放端1Aに締付け固定された組付け状態においては、ガスケット5の所定量の圧縮変形を伴って環状縁部1aに当接するストッパ部6が設けられている。
ストッパ部6は、図3〜図5に示すように、フランジ部4Aの開放側端をケーシング側に折り返えした折返し部で構成されている。このストッパ部6は、オイルパン2をボルト3を用いてシリンダブロック1に締付け装着した組付け状態において、環状縁部1aに当接するようになっており、それによってボルト3を締め込んだ際の節度感が得られるようになっている。
ガスケット5は、図1〜図5に示すように、ストッパ部6とフランジ部4Aとの間で挟圧される薄肉外周部5aと、ストッパ部6よりもケーシング側に突出する厚肉内周部(ビード部)5bとから構成されている。厚肉内周部5bは、内外2箇所の突条部7と、それらの間に形成された谷部8とを有しており、図3に示す組付け状態では、内外二箇所の突条部7が圧縮変形されており、それによってシリンダブロック1とオイルパン本体4との間が良好にシールされる。
ガスケット5において、ボルト3が通される箇所は、挿通孔13(図2参照)とその外側に形成されるループ突条部9とが、厚肉内周部5bと薄肉外周部5aとの間に形成されている。ループ突条部9は、外側の突条部7から枝分かれして、挿通孔13の周囲を囲むように形成されている。つまり、挿通孔13の存在する部分においても、その内側には内外二条の突条部7及び谷部8が形成されており、これによって全周に亘って安定したシール機能が発揮できるように構成されている。
図2には、前述したように、ガスケット(オイルパン用ガスケット)5の単品斜視図を描いてある。このガスケット5は、シリンダブロック1の開放端1Aと、この開放端1Aを閉塞すべく開放端1Aに装着されるオイルパン2(オイルパン本体4)の外周フランジ部4Aと、の間に介装されるゴム製のものである。
フランジ部4Aには、開放端1Aに装着された組付け状態においては、開放端1Aを形成する環状縁部1aに当接するストッパ部6が装備されており、図例のガスケット5は、ストッパ部6が環状縁部1aに当接しての組付け状態における環状縁部1aとフランジ部4Aとの間隔d(図3参照)よりも、自由状態(図4参照)における厚さが厚い厚肉内周部5bと、ストッパ部6とフランジ部4Aとの間で挟圧される薄肉外周部5aと、から形成されている。
従って、オイルパン本体4にガスケット5を組み込んで、図1に示すオイルパン2とするには、図示は省略するが、ストッパ部6が形成される前の状態、即ち幅の広い平面状のフランジ部4Aを有した状態のオイルパン本体4に、ガスケット5を重ねて載置する。そして、フランジ部4Aにガスケット5が積層された状態で、フランジ部4Aの外周端部を折返し加工し、薄肉外周部5aを挟圧するストッパ部6を形成し、オイルパン本体4にガスケット5が一体化されたオイルパン2を得るのである。
この場合、ストッパ部6を形成してオイルパン本体4とガスケット5とが一体化されるので、接着は特に必要としないが、ストッパ部6の形成によってガスケット5が一体化されてから加硫処理を行い、ガスケット5を仕上ると同時にフランジ部4aに接着(加硫接着)することは可能である。
実施例2によるオイルパンは、ガスケット5の断面形状と、ストッパ部6の構造が実施例1のものと異なっている。即ち、図6に示すように、ガスケット5は、厚肉内周部5bと、これよりも厚みの薄い薄肉外周部5aとから構成されるとともに、ストッパ部6は、折返し部の無い平坦形状のフランジ部4aの外周端部と薄肉外周部5aとを挟み込む状態で装備される断面略コ字形状の金属材から形成されている。
ストッパ部6は、フランジ部4Aの全周に亘る一連一体の状態でオイルパン本体4に装備される単品のものでも良い。或いは、長さの短い短冊状のものでも良く、この場合には、オイルパン本体4の外周に適宜の間隔を空けて複数個のストッパ部6を装備する。また、厚肉内周部5bに、芯材10を埋設装備して強度向上を図る構成としても良い。芯材10としては、鋼製ワイヤー、ケブラー、カーボンファイバー、高分子合成樹脂繊維等、種々のものが使用可能である。尚、この芯材10は、前述した実施例1によるガスケット5や、後述する実施例3によるガスケット5に装備させても良い。
実施例3によるオイルパンは、図7に示すように、オイルパン本体4が二層構造のものに構成されている。即ち、オイルパン本体は、フランジ状外周部11aを有した内側の第1容器11と、フランジ状外周部11aをその外側より挟み込む状態に折り返された折返し外端部12aを有する外側の第2容器12とから構成されている。
第1容器11は、オイルパン内部を、主室と副室といった具合の複数の区画に仕切る仕切り部材として装備されており、この第1容器11の内側に存在するエンジンオイルの熱は外部に逃げ難いので、早期の油温上昇が可能であり、エンジン始動性の向上に寄与することができる。故に、第1容器11を合成樹脂材製として、断熱性に優れるものとすればより好都合である。
フランジ状外周部11aに装備されるガスケット5は、折返し外端部12aとフランジ状外周部11aとの間で挟圧される薄肉外周部5aと、折返し外端部12aよりもケーシング側に突出する厚みを有した厚肉内周部5bと、を有するものに設定されている。
そして、折返し外端部12aが、フランジ状外周部11aと薄肉外周部5aとを重ねて挟圧するストッパ部6に構成され、かつ、フランジ状外周部11aと折返し外端部12aとでフランジ部4Aが構成されている。このストッパ部6は、第1容器11と第2容器12とをそれらの外周部において一体化して、オイルパン本体4とするための連結具としても機能する。
ガスケット5の材料としては、ゴム等の弾性を有した材料であれば良い。また、潤滑油を伴って作動する動力機構が内装されるケーシングとしては、内部にギヤ減速機構やトルクコンバータが内装されるミッションケース(オートマチックトランスミッションケース等)でも良く、その他のものでも可能である。
自動車用シリンダブロックの分解斜視図 ガスケットを分離した状態として、図1を下方から見上げた斜視図 シリンダブロックとオイルパンの取付構造を示す断面図(実施例1) ガスケット付きオイルパン端部の断面図 ボルト部位におけるガスケット構造を示す断面図 シリンダブロックとオイルパンの取付構造を示す断面図(実施例2) シリンダブロックとオイルパンの取付構造を示す断面図(実施例3)
符号の説明
1 シリンダブロック(ケーシング)
1A 開放端
1a 環状縁部
2 オイルパン
4 オイルパン本体
4A フランジ部
5 ガスケット
5a 薄肉外周部
5b 厚肉内周部
6 ストッパ部
11 第1容器
11a フランジ状外周部
12 第2容器
12a フランジ状外周部

Claims (7)

  1. 潤滑油を伴って作動する動力機構が内装されるケーシングの開放端に、この開放端を閉塞するように装着されるオイルパンであって、
    前記開放端を形成する環状縁部に対向するフランジ部を有したオイルパン本体と、これと前記環状縁部との間に位置するように装備される弾性材製で環状のガスケットとを有するとともに、
    前記フランジ部に、前記オイルパン本体が前記開放端に装着された組付け状態においては、前記ガスケットの所定量の圧縮変形を伴って前記環状縁部に当接するストッパ部が設けられているとともに、
    前記ガスケットには、前記ストッパ部と前記フランジ部との間で挟圧される薄肉外周部が形成されているオイルパン。
  2. 請求項1において、
    前記ストッパ部は、前記フランジ部の開放側端をケーシング側に折り返えした折返し部で構成されるとともに、前記ガスケットには、前記ストッパ部よりもケーシング側に突出する厚肉内周部が形成されているオイルパン。
  3. 請求項1において、
    前記オイルパン本体が、フランジ状外周部を有した内側の第1容器と、前記フランジ状外周部をその外側より挟み込む状態に折り返された折返し外端部を有する外側の第2容器とから構成され、前記フランジ状外周部に装備される前記ガスケットを、前記折返し外端部よりもケーシング側に突出する厚みを有した厚肉内周部を有するものに設定し、
    前記折返し外端部が、前記フランジ状外周部と前記薄肉外周部とを重ねて挟圧する前記ストッパ部に構成され、かつ、前記フランジ状外周部と前記折返し外端部とで前記フランジ部が構成されているオイルパン。
  4. 請求項1において、
    前記ガスケットは、厚肉内周部と、これよりも厚みの薄い薄肉外周部とから構成されるとともに、前記ストッパ部は、前記フランジ部の外周端部と前記薄肉外周部とを挟み込む状態で装備される断面略コ字形状の金属材から形成されているオイルパン。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のオイルパン本体、或いは請求項4に記載のストッパ部が板金材で形成されているオイルパン。
  6. 潤滑油を伴って作動する動力機構が内装されるケーシングの開放端と、この開放端を閉塞すべく前記開放端に装着されるオイルパンの外周フランジ部と、の間に介装される弾性材製で環状のオイルパン用ガスケットであって、
    前記フランジ部に、前記オイルパンが前記開放端に装着された組付け状態においては、前記開放端を形成する環状縁部に当接するストッパ部が装備されており、
    前記ストッパ部が前記環状縁部に当接しての前記組付け状態における前記環状縁部と前記フランジ部との間隔よりも、自由状態における厚さが厚い厚肉内周部と、前記ストッパ部と前記フランジ部との間で挟圧される薄肉外周部と、から形成されているオイルパン用ガスケット。
  7. 請求項6において、
    前記薄肉外周部は、前記フランジ部の開放側端をケーシング側に折り返えした折返し部によって、フランジ部との間で挟圧されるものであるオイルパン用ガスケット。
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