JP3764531B2 - 管路補修工法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水管渠等の管路の内周面の補修作業を、下水等の被移送液体の切替なしに、好適に行うことができる管路補修工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート製下水管渠は、荷重の増大によるクラック、硫黄酸化細菌による腐蝕に対して、劣化部分の除去、ライニングの形成など、内周面の補修を行う必要があるが、従来、このような管路の補修においては、補修すべき管路の外部に別個に配管して、下水等の被移送液体の切替を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように、管路の補修に際して被移送液体の切替を行う場合、大口径の管路では、切替工事が大掛りとなったり、工事が不可能な場合もあるという問題があった。例えば、下水量が27000[t/日]の下水管渠の場合、ポンプで下水の切替を行うには、22[kW]、6[in]の水中ポンプが5台必要になり、これらの設置スペースの確保と合計110[kW]の電力の供給が困難という問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題に鑑み、管路の内周面の補修作業を、被移送液体の切替なしに、好適に行うことができる管路補修工法の提供を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、床状の作業台を管路内に移動可能に設置し、前記作業台の下流側部分に送液用ポンプを設置して、前記作業台上で前記管路の補修作業を行う際に、前記作業台の側縁部分を前記管路の内周面に当接させて、前記作業台により前記管路を上側作業領域と下側通液領域とに分離し、前記送液用ポンプにより前記下側通液領域の被移送液体の圧力を低下させることにある。
【0006】
なお、管路内で作業台の移動を行う際には、送液用ポンプにより下側通液領域の被移送液体の圧力を上昇させることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面について説明する。
【0008】
図において、10は鋼板等をもって成形された作業台であり、作業台10は、縦方向については、図1、図3に示すように、前縁部分11、後縁部分12が上向に立ち上がった船形に成形され、横方向については、図2、図4に示すように、側縁部分13、13が僅かに立ち上がった床状(平板状)に成形されている。また、作業台10の中央部分は梁14により補強されて、作業員や作業機械を積載可能な程度に剛性が高くなっており、一方、側縁部分13、13は可撓製を有する構造となっている。そして、作業台10の前縁部分11(下流側部分)の底面側には、スクリューポンプからなる送液用ポンプ17が装着されている。
【0009】
このように構成される作業台10は、コンクリート製下水管渠等の円筒形の管路1の内周面の補修作業を行う際には、図2に示すように、側縁部分13、13を管路1の内周面に当接させて、管路1の内部空間を、作業台10の上方の上側作業領域3と作業台10の下方の下側通液領域5とに分離して、下側通液領域5を介して下水等の被移送液体7を流下させるようになっている。この際、図1に示すように、送液用ポンプ17により下側通液領域5の被移送液体7を吸引して、下側通液領域5における被移送液体7の圧力を低下させ、下側通液領域5における被移送液体7の流速を増加させる。
【0010】
このように被移送液体7の流速を増加させることによって、小さな流路断面積で多量の被移送液体7を通過させることができ、下側通液領域5を小さくして(被移送液体7の液位を低下させて)、上側作業領域3を大きく(管路1の内周面の露出角度を大きく)することができる。例えば、被移送液体7の流量が30[m3 /分]の場合、流速が20[m/分]の自然流下では1.5[m2 ]の流路断面積が必要であるが、送液用ポンプ17により流速を86[m/分]に増加させることによって下側通液領域5の流路断面積は0.35[m2 ]となり、被移送液体7の液位を低下させることができる。この場合の送液用ポンプ17の消費電力は6.8[kW]となる。
【0011】
また、作業台10はケーブルを介して上流側から所定位置付近に係留されるが、下側通液領域5の圧力を低下させることによって、側縁部分13、13が管路1の内周面に押し付けられて所定位置に好適に固定される。また、作業台10は上側作業領域3(管路1の内周面の露出角度)を大きくするため側縁部分13、13が僅かに立ち上がった床状になっているが、下側通液領域5の圧力を低下させることによって、管路1の内周面と側縁部分13、13との隙間から被移送液体7が吹き上がることを防止することができる。
【0012】
そして、作業台10を管路1内で移動させる際には、図3に示すように、送液用ポンプ17により下側通液領域5に被移送液体7を逆流させて、下側通液領域5における被移送液体7の圧力を上昇させる。すると、図4に示すように、作業台10が被移送液体7上に浮き上がり、その側縁部分13、13が管路1の内周面から離反するので、下流側へ好適に移動させることができる。
【0013】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る管路補修工法は、作業台上で管路の補修作業を行う際に、作業台の下流側部分に設置された送液用ポンプにより作業台下方の下側通液領域の被移送液体の圧力を低下させることによって、作業台が側縁部分を管路の内周面に押し付けられて固定されると共に、管路の内周面と作業台の側縁部分との隙間から被移送液体が吹き出すことを防止でき、また、被移送液体の流速が増加するので、下側通液領域を小さくして上側作業領域を大きくすることができる。従って、管路内で被移送液体を流下させつつ、作業台上で好適に管路の補修作業を行うことができる。
【0014】
また、管路内で作業台の移動を行う際に、送液用ポンプにより下側通液領域の被移送液体の圧力を増加させることによって、作業台が被移送液体上に浮上し、管路内で作業台を好適に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管路補修工法の実施の形態であって、補修作業中の作業台の状態を示す縦断面図である。
【図2】 図1の横断面図である。
【図3】 本発明に係る管路補修工法の実施の形態であって、移動中の作業台の状態を示す縦断面図である。
【図4】 図3の横断面図である。
【符号の説明】
1 管路(下水管渠)
3 上側作業領域
5 下側通液領域
7 被移送流体(下水)
10 作業台
11 前縁部分
12 後縁部分
13 側縁部分
14 梁
17 送液用ポンプ(スクリューポンプ)
Claims (2)
- 床状の作業台を管路内に移動可能に設置し、前記作業台の下流側部分に送液用ポンプを設置して、前記作業台上で前記管路の補修作業を行う際に、前記作業台の側縁部分を前記管路の内周面に当接させて、前記作業台により前記管路を上側作業領域と下側通液領域とに分離し、前記送液用ポンプにより前記下側通液領域の被移送液体の圧力を低下させる管路補修工法。
- 管路内で作業台の移動を行う際に、送液用ポンプにより下側通液領域の被移送液体の圧力を上昇させる請求項1に記載の管路補修工法。
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JP21066696A JP3764531B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 管路補修工法 |
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JPH1054490A JPH1054490A (ja) | 1998-02-24 |
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1996
- 1996-08-09 JP JP21066696A patent/JP3764531B2/ja not_active Expired - Fee Related
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