JP3764077B2 - 画像形成装置の筐体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置の枠組を構成し、内部機器を支持する筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像形成装置の枠組として用いられる筐体としては、角型の中空形状のパイプ(以下、角パイプとする)を組み立てた筐体が使用されている。この角パイプ製の筐体は、角パイプが有する強度を有するため、筐体として組み立てた場合に強度を確保することができる。また、板金をプレス加工により打ち抜いたものを前後面の側板として組み立てた筐体も提案されている。この板金製の筐体は、前後面の側板をベース部材に載置し、前後側板の下部をビス止めによりベース部材に取り付け、両側板の間に懸架部材をビス止めすることによって組み立てられる。この板金製の筐体の場合、角パイプ製の筐体よりも製造コストが安くなるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、角パイプ製の筐体は、強度を有する反面、製造コストが高いという問題を有している。一方、板金製の筐体は製造コストが安い反面、強度が十分ではないという問題がある。特に、前後側板はベース部材に載置された状態でビス止めされるため、前後側板との接合部分の強度が弱く、筐体としての剛性が不十分になりやすい。筐体の剛性が不十分な場合は、特に板金製の筐体を大型の装置に適用したときに、筐体内に備え付けた内部機器の位置精度がひずみ等の影響により保てなくなる。例えば、レーザ光を感光体表面に照射したときに形成される静電潜像の精度が低下したり、また、画像形成を高速処理する場合に装置本体に振動が発生してずれが生じ、画質が低下するという問題が発生する。また、前後側板の下部をベース部材に取り付ける際の位置決めに手間を要するため、前後側板をベース部材に取り付ける作業が困難である。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、製造コストの安い板金製の側板を使用しながらも十分な強度を有し、かつ前後側板をベース部材に容易に接合することができる画像形成装置の筐体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、画像形成装置の枠組を構成し、内部機器を支持する筐体において、
少なくとも、並列して配置された前側板及び後側板と、当該両側板の下部に接合されて両側板を支持するベース部材とを備え、
前記両側板は板金からなり、その側部が折り曲げられて接合代が形成され、
前記接合代の下部が、前記ベース部材を両側方から挟持した状態で、前記ベース部材の側面に溶接されているものである。
【0006】
また、本発明は、画像形成装置の枠組を構成し、内部機器を支持する筐体において、
少なくとも、並列して配置された前側板及び後側板と、当該両側板の下部に接合されて両側板を支持するベース部材とを備え、
前記両側板はそれぞれ板金からなり、その側部が折り曲げられて形成された接合代と、側板本体部とを有し、
前記接合代は、その下部が前記側板本体部の下端よりも下方に延び、当該下部が前記ベース部材の側面に溶接されているものである。例えば、前記接合代の下部が、前記ベース部材を両側方から挟持した状態で、前記ベース部材の側面に溶接されるようにしてもよい
【0007】
これらの構成によれば、板金で形成された上記両側板の接合代が、ベース部材の側面に溶接されるため、接合部における接合代とベース部材との接触面積が大きくなる。よって、上記両側板をベース部材の上に載置してビス止めにより接合する場合よりも、接合部の強度が増加するため、筐体がひずむこと等を防止することができ、筐体の剛性が強化される。また、両側板及びベース部材の周囲から、ベース部材に対する接合代の位置決めや取り付け作業を行うことができる。これにより、上記両側板をベース部材の上に載置してビス止め等により接合する場合よりも、懸架部材の位置決めや取り付け作業が簡単になる。
【0008】
また、前記両側板の下部が折り曲げられて接合代が更に形成され、この接合代が前記ベース部材の上面に溶接されるようにすれば、上記両側板の接合代とベース部材との接合部における接触面積が更に大きくなり、筐体の剛性を更に強化することができる。
【0009】
また、前記両側板の間には、板金からなる懸架部材が懸架され、前記両側板側部の接合代に溶接されるようにすれば、上記両側板の捻じれや撓みを抑制することができるので、画像形成装置の動作時に振動が発生しても、側板の変形量が少なく寸法が安定し、筐体としての変形量が低減する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の筐体について図面を参照して説明する。図1,図2は本発明に係る画像形成装置の筐体の正面側の斜視図、図3は画像形成装置の筐体の背面側の斜視図である。本発明に係る筐体1は、コピー機,プリンタ等の画像形成装置の枠組を構成し、画像形成装置の外枠及び内部に備えられる各種の電子機器類を支持するものであり、主に板金からなる部材を接合して組み立てられる。筐体1は、その土台となるベース部材2と、ベース部材2に垂直な状態で接合され、下部がベース部材2に支持されている前側板3と、前側板3に並列させた状態で、ベース部材2に垂直な状態で取り付けられ、下部がベース部材2に支持されている後側板4とを有し、更に、前側板3及び後側板4の上部に、両側板3,4の間に懸架させるようにして接合された上板部材5と、前側板3及び後側板4の上部及び略中央部に、前側板3及び後側板4の間に懸架されるようにして接合されたステイ(懸架部材)61,62,63とを有している。
【0011】
ベース部材2は、その四辺が角型の中空材(以下、角パイプ)21を接合して組み合わせたものからなる。ベース部材2の角パイプ21で囲まれた部分には、内部機器の装備に適する形状(本実施形態では略中央部に凹部22aを形成)とされた底板22が角パイプ21に接合されている。
【0012】
前側板3は、板金からなり、内部機器の装備や操作性等のために側板本体部31に大きく開口が設けられている。この側板本体部31の上部、下部及び側部は約90度の角度で前方向に折り曲げられて接合代32,33,34,35が形成されている。この接合代32,33,34,35が形成されることで側板の剛性が強化される。
【0013】
前側板3の側部の接合代33,35は、その下部が側板本体部31の下端よりも下方に延び、ベース部材2の角パイプ21のほぼ下面まで延びた形状とされている。側板本体部31の下部の接合代34は、ベース部材2の角パイプ21の上面に当接するように形成されている。また、前側板3には、側板本体部31の捻じれ防止等のために、水平方向に延びる補強部材36が接合されている。
【0014】
後側板4は、板金からなり、前側板3と同様に、側板本体部41の上部、下部及び側部が約90度の角度で後方向に折り返され、接合代42,43,44,45が形成されている。これにより、側板の剛性強化等が図られている。後側板4の側部の接合代43,45は、その下部が側板本体部41の下端よりも下方に延び、ベース部材2の角パイプ21のほぼ下面まで延びた形状とされている。また、側板本体部41の下部の接合代44は、ベース部材2の角パイプ21の上面に当接するように形成されている。また、後側板4にも、側板本体部41の捻じれ防止等のために、水平方向に延びる補強部材46が接合されている。
【0015】
前側板3及び後側板4の上部に接合されているステイ61,62は約90度に折り曲げられ、両側板3,4の接合代32,33,35,42,43,45に溶接されている。
【0016】
両側板3,4の高さ方向における略中央部に接合されているステイ63は、その上下端部が内側に折り曲げられて剛性強化が図られ、その長さ方向端部が両側板3,4の接合代35,45に溶接されている。これらステイ61,62,63の接合により、前側板3及び後側板4の捻じれ等の防止が図られている。
【0017】
次に、筐体1の組み立て時における各部材の溶接及び溶接箇所について説明する。図4は筐体1の正面図、図5は同背面図、図6は同右側面図、図7は前側板とステイとの接合部を示す断面図、図8は同左側面図、図9は同上面図、図10は同下面図、図11(a)は前側板3及び後側板4とベース部材2とを接合する前の筐体を示す斜視図、(b)は前側板3及び後側板4とベース部材2とを接合した筐体を示す斜視図、図12は後側板とベース部材との溶接部を示す部分拡大図である。なお、各図においては、各部材の形状及び溶接箇所を明確にするため、内部機器装備のために各部材に形成される細かな孔部等は省略して図示する。
【0018】
ベース部材2の角パイプ21同士の溶接及び溶接箇所について説明する。ベース部材2の角パイプ21は、図4,図5に示すように、その端部同士を溶接ポイントP1,P2においてベース部材2の側方から溶接し、更に図10に示すように、その端部同士を角パイプ21の裏側から溶接する(溶接ポイントP3)。角パイプ21への底板22の接合は、図10に示すように、角パイプ21の裏側に底板22の端縁部を当接させ、複数箇所において溶接する(溶接ポイントP4)。さらに、底板22に形成されている凹部22aの縁部を、ベース部材2の裏側から角パイプ21に溶接し(溶接ポイントP5)、底板22と角パイプ21との接合強化が図られる。
【0019】
前側板3及び後側板4のベース部材2への溶接及び溶接箇所について説明する。ベース部材2に前側板3及び後側板4を接合するときは、図6に示すように、前側板3の接合代33及び後側板4の接合代43の下部を、ベース部材2の角パイプ21の側面に溶接する(溶接ポイントP6,P7)。この場合、接合代33,43下部の溶接部分に孔部33a,43aを形成しておき、この孔部33a,43aを通して角パイプ21に対して溶接するようにする。同様に、両側板3,4の接合代35,45の下部も孔部35a,45aを通して角パイプ21に溶接する(溶接ポイントP8,P9、図8参照)。
【0020】
すなわち、図11(a)に示すように、両側板3,4の接合代33,35,43,45の下部が、ベース部材2を両側方から挟持する状態とし、この状態で接合代33,35,43,45の下部をベース部材2の側面に溶接する(図11(b),図12)。角パイプ21上に載置された状態の接合代34,44の縁部は、図11(b)に示すように、その上方から底板22に溶接する(溶接ポイントP10)。さらに、図6,図8に示すように、前側板3及び後側板4の下端部を、筐体1の内側からベース部材2に溶接する(溶接ポイントP11)。
【0021】
補強部材36は、図4に示すように、補強部材36は、接合片361,362,363,364において前側板3に溶接する(溶接ポイントP12)。この溶接は、前側板3に形成されている孔部を通して、前側板3の裏側(内側)から各接合片に対して行われる。さらに、図6,図8に示すように、補強部材36の側面365を前側板3の接合代33,35に溶接する(溶接ポイントP13)。この溶接は、接合代33,35に形成されている孔部を通して、接合代33,35の外側から側面365に対して行われる。
【0022】
補強部材46は、図5に示すように、接合片461,462,463,464,465において後側板4に溶接する(溶接ポイントP14)。この溶接は、後側板4に形成されている孔部を通して、後側板4の内側(筐体1の内部側)から各接合片に対して行われる。さらに、図6,図8に示すように、補強部材46の側面466を後側板4の接合代43,45に溶接する(溶接ポイントP15)。この溶接は、接合代43,45に形成されている孔部を通して、接合代43,45の外側から側面466に対して行われる。
【0023】
また、溶接箇所は特に図示しないが、上板部材5は、前側板3及び後側板4間に懸架させるようにして、両側板3,4上部の内側に溶接する。この溶接は、上板部材5に形成されている孔部を通して、両側板3,4の内側(筐体1の内部側)から溶接する。
【0024】
ステイ61,62,63の前側板3及び後側板4への溶接及び溶接箇所について説明する。図6に示すように、ステイ61は、その長さ方向端部において、前側板3の接合代33及び後側板4の接合代43に溶接する(溶接ポイントP17)。この場合、ステイ61の長さ方向端部付近に孔部61aを形成しておき、この孔部61aを通して接合代33,43の外側面に溶接する。
【0025】
このように、板金で形成されたステイ61を接合代33,43の外側面に溶接すると、接合代33,43に対してステイ61を平行な状態として溶接することになり、当該接合部におけるステイ61と接合代33,43との接触面積が大きくなる。よって、接合代を有しない側板に、ステイを直交させた状態でビス止めする場合に比べ、接合部分における強度が増加し、両側板3,4の捻じれや撓みを的確に抑えることができる。接合代33,43の外側面に懸架部材を取り付けるようにすることによって、両側板3,4(接合代33,43)の周囲から、ステイ61の接合代33,43に対する位置決めや取り付け作業を行うことができるので、ステイ61の位置決めや取り付け作業を簡単に行うことができる。
【0026】
また、当該ステイ61の溶接は、図6,図7に示すように、側板本体部31,41を折り曲げた根元部分、すなわち、接合代33,43と側板本体部31,41との境目となるコーナー部近傍で行う。このようにすれば、両側板2,3の接合代33,43の折り曲げ根元付近は、側板に撓みが発生した場合であっても変形量が少なく、また側板の他の部分に比べて強度を有しているため、当該接合部における強度がより増加し、筐体1の変形量が減少するという効果がある。
【0027】
さらに、ステイ61は、図9に示すように、前側板3及び後側板4上部の接合代32,42の外側面に溶接する(溶接ポイントP18)。この場合においても、ステイ61の長さ方向端部に孔部61bを形成しておき、この孔部61bを通して接合代32,42に溶接する。この場合も、側板本体部31,41を折り曲げた根元部分近傍にステイ61を溶接する。
【0028】
さらに、接合代32,42との接合を強化するために、ステイ61の長さ方向端縁部を接合代32,42に溶接する。さらに接合代33,43の上部の曲げ(溶接代)が接合代32,42の下面にあり、接合代32と接合代33、接合代42と接合代43を接合している(溶接ポイントP19)。このステイ61の接合代32,42への溶接においても、上記接合代33,43への接合の場合と同様に、接合部分における強度が増加して、両側板3,4の捻じれや撓みを的確に抑えることができ、しかも、溶接時のステイ61の位置決めや取り付け作業を簡単に行うことができる。
【0029】
同様に、ステイ62は、図8に示すように、その長さ方向端部を前側板3及び後側板4の接合代35,45の外側面に溶接する(溶接ポイントP20)。この場合においても、ステイ62の長さ方向端部付近に孔部62aを形成しておき、この孔部62aを通して接合代35,45の外側面に溶接する。ステイ62の接合代35,45への溶接は、側板本体部31,41を折り曲げた根元部分近傍で溶接を行うようにする。
【0030】
さらに、ステイ62は、図9に示すように、前側板3及び後側板4上部の接合代32,42の外側面に溶接されている(溶接ポイントP21)。この場合においても、ステイ62の長さ方向端部(溶接する部分)付近に孔部62bを形成しておき、この孔部62bを通して接合代32,42の外側面に溶接する。そして、接合代32,42の側板本体部31,41を折り曲げた根元部分近傍で溶接する。また、接合代32,42との接合を強化するために、ステイ62の長さ方向端縁部を接合代32,42に溶接する。さらに接合代35,45の上部の曲げ(溶接代)が接合代32,42の下面にあり、接合代32と接合代35、接合代42と接合代45を接合している(溶接ポイントP22)。
【0031】
ステイ63は、図8に示すように、前側板3及び後側板4の高さ方向の略中央部において両側板3,4間に懸架され、接合代35,45に平行な状態として、その長さ方向端部を接合代35,45の外側面に溶接する。この場合も、ステイ63の長さ方向端部付近に孔部63aを形成しておき、この孔部63aを通して接合代35,45に溶接する(溶接ポイントP23)。ステイ63の接合代35,45への溶接は、側板本体部31,41を折り曲げた根元部分近傍で溶接行うようにする。
【0032】
以上のように、本実施形態の筐体1は、板金で形成された前側板3及び後側板4とステイ61,62,63とが溶接による接合で組み立てられているため、両側板3,4及びステイ61,62,63の接合部における強度が、ビス止めによる接合の場合よりも増し、筐体1の剛性が強化される。さらに、ステイ61,62,63は、前側板3及び後側板4の接合代33,35,43,45の曲げ根元近傍に溶接されているが、この曲げ根元近傍は両側板3,4に撓み等が発生した場合であっても変形量が少なく、また側板の他の部分に比べて強度を有しているため、接合部における強度がより高くなり、筐体1の変形量が減少する。
【0033】
また、本筐体1によれば、ビス止めによってステイを側板に接合する場合のように、側板の曲げ根元にビス止め用の孔を形成することが困難である、側板の曲げの影響でビス止め用孔が変形し易いという問題を生じることなく、ステイ61,62,63を両側板3,4に簡単に接合することができる。
【0034】
また、前側板3及び後側板4の接合代に対してステイ61,62,63を平行にあてがって溶接し、ステイ61,62,63と接合代32,33,35との接触面積を大きくしているので、接合部における強度の増加を図ることができ、この点からも、両側板3,4の捻じれや撓みを原因とする筐体1の変形を効果的に防止することができる。
【0035】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、前側板3及び後側板4の接合代は、前側板3及び後側板4の上端部、下端部、及び両側端部に形成されているが、接合代はこれら全ての端部に形成されていなくてもよく、例えば、上端部や一方の側端部のみに形成されているものであってもよい。この場合、ステイは、前側板3及び後側板4に形成されている接合代に溶接される。
【0036】
また、上記実施形態では、各部材の接合部における溶接箇所の数を特定していないが、各接合部において複数箇所で溶接を行うようにすれば、溶接部における強度が増加し、側板の捻じれに対する耐久度が増すので、一点で溶接する場合よりも筐体の強度が向上する。また、各部材の溶接方法は特に限定されないが、アーク溶接,スポット溶接等が好ましい。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、板金で形成された上記両側板の接合代が、ベース部材の側面に溶接されるため、接合部における接合代とベース部材との接触面積が大きくなる。よって、上記両側板をベース部材の上に載置してビス止め当により接合する場合よりも、接合部の強度が増加するため、筐体のひずみ等を防止することができ、筐体の剛性が強化される。また、両側板及びベース部材の周囲から、ベース部材に対する接合代の位置決めや取り付け作業を行うことができるので、上記両側板をベース部材の上に載置してビス止め等により接合する場合よりも、懸架部材の位置決めや取り付け作業が簡単になる。
【0038】
また、上記両側板の下部に接合代が更に形成され、この接合代がベース部材の上面に溶接されるようにすれば、上記両側板の接合代とベース部材との接合部における接触面積が更に大きくなり、筐体の剛性を更に強化することができる。
【0039】
また、前記両側板の間には、板金からなる懸架部材が懸架され、前記両側板側部の接合代に溶接されるようにすれば、上記両側板の捻じれや撓みを抑制することができるので、画像形成装置の動作時に振動が発生しても、側板の変形量が少なく寸法が安定し、筐体としての変形量が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の筐体の正面斜視図である。
【図2】 上記画像形成装置の筐体の正面斜視図である。
【図3】 上記筐体の背面斜視図である。
【図4】 上記筐体の正面図である。
【図5】 上記筐体の背面図である。
【図6】 上記筐体の右側面図である。
【図7】 上記筐体の前側板とステイとの接合部を示す断面図である。
【図8】 上記筐体の左側面図である。
【図9】 上記筐体の上面図である。
【図10】 上記筐体の下面図である。
【図11】 (a)は前側板及び後側板とベース部材とを接合する前の筐体を示す斜視図、(b)は前側板及び後側板とベース部材とを接合した筐体を示す斜視図である。
【図12】 後側板とベース部材との溶接部を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 ベース部材
21 角パイプ
3 前側板
31 側板本体部
32,33,34,35 接合代
4 後側板
41 側板本体部
42,43,44,45 接合代
61,62,63 ステイ(懸架部材)

Claims (5)

  1. 画像形成装置の枠組を構成し、内部機器を支持する筐体において、
    少なくとも、並列して配置された前側板及び後側板と、当該両側板の下部に接合されて両側板を支持するベース部材とを備え、
    前記両側板は板金からなり、その側部が折り曲げられて接合代が形成され、
    前記接合代の下部が、前記ベース部材を両側方から挟持した状態で、前記ベース部材の側面に溶接されている画像形成装置の筐体。
  2. 画像形成装置の枠組を構成し、内部機器を支持する筐体において、
    少なくとも、並列して配置された前側板及び後側板と、当該両側板の下部に接合されて両側板を支持するベース部材とを備え、
    前記両側板はそれぞれ板金からなり、その側部が折り曲げられて形成された接合代と、側板本体部とを有し、
    前記接合代は、その下部が前記側板本体部の下端よりも下方に延び、当該下部が前記ベース部材の側面に溶接されている画像形成装置の筐体。
  3. 前記接合代の下部は、前記ベース部材を両側方から挟持した状態で、前記ベース部材の側面に溶接されている請求項2に記載の画像形成装置の筐体。
  4. 前記両側板の下部が折り曲げられて接合代が更に形成され、この接合代が前記ベース部材の上面に溶接されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の筐体。
  5. 前記両側板の間には、板金からなる懸架部材が懸架され、前記両側板側部の接合代に溶接されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置の筐体。
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