JP3762636B2 - メカニカルシール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばポンプ等の回転機器の軸封手段として用いられるメカニカルシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
大型ポンプの軸封手段として用いられる従来のメカニカルシールとしては、図4に示されるようなものが知られている。この図4において、参照符号10はポンプの軸封部ハウジング、20はこの軸封部ハウジング10の内周から機内へ挿通された回転軸、30は軸封部ハウジング10と回転軸20の間を密封するメカニカルシールである。メカニカルシール30は、軸封部ハウジング10の機外側の端部に取り付けられるシールカバー31と、このシールカバー31に取り付けられる静止側密封要素群32と、回転軸20に外挿される軸スリーブ33と、この軸スリーブ33に取り付けられる回転側密封要素群34からなる。
【0003】
シールカバー31は、軸封部ハウジング10における機外側の端部にガスケット311を介して配置され、ボルト・ナット312で固定されている。
【0004】
静止側密封要素群32は、シールカバー31の内周部から機内側へ延びるベローズ321と、その先端のリテーナ321bに密嵌されたシールリング322からなる。ベローズ321は、シールカバー31の内周部に、ガスケット324を介してボルト323によりバッフルスリーブ325と共に取り付けられたアダプタ321aと、その機内側に配置されたリテーナ321bと、これらアダプタ321a及びリテーナ321bの間に溶接されたベローズコア321cからなる。
【0005】
一方、軸スリーブ33は、その機外側の端部に形成された拡径部33aの外周に配置されたスリーブカラー331から径方向にねじ込まれたセットスクリュ332によって、回転軸20に固定されている。軸スリーブ33の拡径部33aと回転軸20の間にはパッキン333が介装され、このパッキン333は、スリーブカラー331に螺合したボルト334で締め付け力を付与されるパッキン押さえ335によって、適当に圧縮されている。
【0006】
なお、スリーブカラー331から径方向にねじ込まれたセットスクリュ332は、軸スリーブ33の拡径部33a及びパッキン押さえ335を径方向に貫通して、回転軸20の外周面に圧接している。
【0007】
また、回転側密封要素群34は、軸スリーブ33における機内側の端部33bにパッキン341を介して外挿されたホルダ342と、このホルダ342にパッキン343を介して保持されると共に切欠部344aにおいてホルダ342のピン342aと円周方向に係合され、静止側密封要素群32におけるシールリング322と対向端面同士で密接されたメイティングリング344とを備える。
【0008】
ホルダ342の背面には、ボルト345を介してカラー346が取り付けられ、その内周部に植設されたピン346aが、軸スリーブ33の機内側の端部33bに形成された切欠部33cと円周方向に係合している。また、カラー346の内周部とホルダ342の内周部との間には、パッキン341及びこれを押さえるスペーサ347と共に二つ割の押環348が挟持されており、この押環348の内周部が、軸スリーブ33の機内側の端部33bの外周面に形成された環状溝に嵌着されることによって、軸スリーブ33に対する回転側密封要素群34の軸方向移動が規制されている。
【0009】
すなわち、このメカニカルシール30は、軸封部ハウジング10に取り付けたシールカバー31に、非回転状態に保持された静止側密封要素群32のシールリング322の端面が、回転軸20と一体的に回転される回転側密封要素群34のメイティングリング344の端面に、ベローズ321の軸方向付勢力によって摺接し、これによって、機内の密封対象流体が、軸封部ハウジング10と回転軸20との間から機外へ流出するのを防止するものである。回転側密封要素群34においては、回転軸20の回転力が、この回転軸20にセットスクリュ332によって固定された軸スリーブ33、その機内側の端部切欠部33cにピン346aを介して係合されたカラー346、これにボルト345で結合されたホルダ342、及びこのホルダ342に植設したピン342aを介してメイティングリング344に伝達される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のメカニカルシール30によれば、回転側のメイティングリング344が、ホルダ342の環状凹部に嵌合される構造であるため、回転側密封要素群34の径方向の寸法が大きなものになっており、このため、ポンプの軸封部ハウジング10の内径も大きくする必要があり、機器全体の大型化を来していた。また、メイティングリング344とホルダ342の間を密封するパッキン343が必要であり、このパッキン343は大径であるため高価なものとなっていた。
【0011】
また、回転側密封要素群34においては、ホルダ342とメイティングリング344に、ピン342aと切欠部344aによる回転伝達手段が必要であり、ホルダ342に、カラー346、ボルト345、スペーサ347及び押環348等による軸方向固定手段が必要であり、カラー346と軸スリーブ33に、ピン346aと切欠部33cによる回転伝達手段が必要であるため、これら各部品の形状や構造が複雑であった。しかも回転側密封要素群34を構成する部品数が多く、組み込みも煩雑で、そのため組み込み作業に長い時間を要していた。
【0012】
更に、回転側密封要素群34の部品数が多いため、各部品の僅かな寸法誤差や組み込み誤差が累積されると、回転軸20に対する軸スリーブ33の取付位置が正確であっても、シールリング322に対するメイティングリング344の摺接位置が軸方向に大きくずれて、その摺動面圧に大きな誤差を生じてしまうおそれがあった。
【0013】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、その主な技術的課題は、部品数の減少及び小型化を図り、しかも組み込み作業を容易迅速に行うことのできるメカニカルシールを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題は、本発明によって有効に解決することができる。
すなわち請求項1の発明に係るメカニカルシールは、軸封部ハウジングの機外側の端部に取り付けられるシールカバーと、前記シールカバーの内周部に密封的に装着される非回転の固定環及びこの固定環を軸方向へ付勢する手段を有する静止側密封要素群と、前記軸封部ハウジングの内周に挿通される回転軸に密封的に外挿固定される軸スリーブと、前記軸スリーブの機内側外周に密封的に装着されて前記回転軸と共に回転し前記固定環と端面同士で密接される回転環を有する回転側密封要素群と、前記シールカバーに対する前記軸スリーブの軸方向相対位置を規定するセッティング冶具とを備えるメカニカルシールであって、前記回転側密封要素群は、前記回転環と、前記軸スリーブと回転環との間を密封するパッキンと、前記パッキンを押さえる二つ割の押環と、前記回転環を前記軸スリーブに対して抜け止めする止め環とを備え、前記シールカバーは、その機外側端部に外向き突起部と内向きフランジ部を形成するとともに機内側へ延びる筒状部を形成し、前記軸スリーブは、その機内側端部に軸方向に延びるように形成されるとともに前記回転環の内周面に設けた係合突起と円周方向に係合する係合突起と、前記係合突起の外周面に形成されるとともに前記止め環が嵌着される止め環装着溝と、前記係合突起よりも機外側の外周面に形成されるとともに前記二つ割の押環が嵌着される押環装着溝と、その機外側の端部にスリーブカラーを外挿する拡径部を備え、前記セッティング冶具は、その一端に前記シールカバーの外向き突起部に掛合わされるフック部と、前記スリーブカラーに重合される他端部と、中間部内周には前記シールカバーの筒状部の機外側端部と前記スリーブカラーとの間に介入されるスペーサー部とを備え、前記セッティング冶具及び前記スリーブカラーを介して前記シールカバーに対する前記軸スリーブの軸方向相対位置が規定されることにより、静止側密封要素群と回転側密封要素群との軸方向相対位置が規定されることを特徴とするものである。
【0015】
なお、本発明のメカニカルシールの構成においては、シールカバーに対する軸スリーブの軸方向相対位置を規定する位置決め手段を取り付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るメカニカルシールの好ましい実施の形態の装着状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図で、図中の参照符号50はポンプの軸封部ハウジング、60はこの軸封部ハウジング50の内周から挿通され機内のインペラ等ポンピング機構を回転させる回転軸、70は本発明のメカニカルシールである。メカニカルシール70は、軸封部ハウジング50の機外側の端部に取り付けられるシールカバー71と、このシールカバー71に取り付けられる静止側密封要素群72と、回転軸60に外挿される軸スリーブ73と、この軸スリーブ73に取り付けられる回転側密封要素群74からなる。
【0018】
シールカバー71は、軸封部ハウジング50における機外側の端部にガスケット711を介して配置され、ボルト・ナット712で固定されている。シールカバー71の内周部における機外側の端部には、後述するセッティング治具75と係合可能な外向き突起部71aと、その内周側の内向きフランジ部71bと、そこから機内側へ延びる筒状部71cが形成されている。
【0019】
静止側密封要素群72は、シールカバー71の内周部に取り付けられて機内側へ延びる密封手段及び付勢手段であるベローズ721と、その可動端のリテーナ721bに密嵌された固定環であるシールリング722とからなる。ベローズ721は、シールカバー71の内向きフランジ部71bに溶接あるいはろう付け等によって密封的に接合されたアダプタ721aと、シールカバー71の筒状部71cにおける機内側の端部内周に移動自在に配置されたリテーナ721bと、これらアダプタ721a及びリテーナ721bの間に溶接されたベローズコア721cからなる。また、シールカバー71の筒状部71cの内周面には、ベローズコア721cの外周との間に微小隙間を有して環状のダンパ713が装着されており、これによってベローズ721の振動を防止し、ひいては静止側密封要素群72の振動を防止するようになっている。
【0020】
一方、軸スリーブ73は、その機外側の端部に形成された拡径部73aの外周に配置されたスリーブカラー731から、径方向にねじ込まれたセットスクリュ732によって、回転軸60に固定されている。軸スリーブ73の拡径部73aと回転軸60の間にはパッキン733が介装され、このパッキン733は、スリーブカラー731に螺合したボルト734で締め付け力を付与されるパッキン押さえ735によって、適当に圧縮されている。
【0021】
なお、スリーブカラー731から径方向にねじ込まれたセットスクリュ732は、軸スリーブ73の拡径部73aに開設されたセットスクリュ挿通孔73f及びその内周に挿入されたパッキン押さえ735の内周筒部735aに開設されたセットスクリュ挿通孔735bを径方向に貫通して、回転軸60の外周面に圧接している。また、スリーブカラー731の外周面には、後述するセッティング治具75を固定するための螺子孔(図示省略)が円周方向1箇所以上に形成されている。
【0022】
回転側密封要素群74は、軸スリーブ73における機内側の端部に外挿されると共に静止側密封要素群72におけるシールリング722と対向端面同士で密接された、回転環であるメイティングリング741と、軸スリーブ73とメイティングリング741との間を密封するパッキン742と、このパッキン742を押さえる二つ割の押環743と、メイティングリング741を軸スリーブ73に対して抜け止めする止め環744とを備える。
【0023】
図2は、軸スリーブ73の機内側の端部と、これに装着されるメイティングリング741、パッキン742及び押環743の斜視図である。メイティングリング741は、円周方向の一部が断面で示されている。
【0024】
この図2に一層明確に示されるように、軸スリーブ73における機内側の端部には、軸方向に延びる複数(図示の例では4個)の係合突起73bが円周方向等間隔で形成されており、すなわち各係合突起73b間は切欠部73cとなっている。各係合突起73bの端部近傍の外周面には、互いに対応する位置に、円周方向へ延びる止め輪装着溝73dが形成されており、更に、係合突起73bの形成部分よりも機外側の外周面には、メイティングリング741におけるシールリング722との摺動部Sよりも機内側に位置して、円周方向に連続した押環装着溝73eが形成されている。
【0025】
一方、メイティングリング741は、外周面がシールリング722との摺動部S側へ向けて大径となる緩やかなテーパ状をなしており、内周面における機内側の端部には、軸スリーブ73の各係合突起73b間の切欠部73cに遊嵌される係合突起741aが円周方向等間隔で形成されている。すなわち、この係合突起741aは軸スリーブ73の各係合突起73bと同数(図示の例では4個)である。
【0026】
なお、メイティングリング741における各係合突起741aの内径は、回転軸60の外周面に遊嵌可能な大きさであり、この係合突起741aが形成された内周面741bの径は、軸スリーブ73の各係合突起73bの外周面に遊嵌可能な大きさとなっている。
【0027】
メイティングリング741の内周面には、係合突起741aより機外側すなわちシールリング722との摺動部S側に、拡径段差部741cが円周方向に連続して形成されている。また、押環743は、半円弧状の分割片743a,743bからなる二つ割の構造であって、軸スリーブ73の押環装着溝73eに嵌着され、その外周面が、メイティングリング741における拡径段差部741cの大径側(摺動端面側)の内周面741dに遊嵌されるようになっている。そして、軸スリーブ73とメイティングリング741との間を密封するパッキン742は、この押環743と拡径段差部741cとの間に配置されている。
【0028】
なお、参照符号71dは、シールカバー71に開設したフラッシング孔であり、回転軸60によって回転される機内のインペラ(図示省略)によって圧送される流体(当該メカニカルシール70による密封対象の流体)の一部を還流させるための配管が接続される。すなわち、密封対象流体の一部がフラッシング孔71dを介してシールリング722とメイティングリング741の摺動部Sの外周空間を経由して流れることによって、このシールリング722とメイティングリング741の摺動部Sで発生する摺動熱を、有効に除去するようになっている。
【0029】
以上説明したような構成を備えるメカニカルシール70は、軸封部ハウジング50に取り付けたシールカバー71の内周部に非回転状態に保持された静止側密封要素群72のシールリング722の端面が、回転軸60と一体的に回転される回転側密封要素群74のメイティングリング741の端面に、ベローズ721の軸方向付勢力によって摺接し、これによって摺動部Sを形成し、機内の密封対象流体が、軸封部ハウジング50と回転軸60との間から機外へ流出するのを防止するものである。このとき、回転側密封要素群74においては、回転軸60の回転力が、この回転軸60にセットスクリュ732によって固定された軸スリーブ73から、その機内側の端部に形成された係合突起73bと、メイティングリング741の内周面に形成された係合突起741aとの衝合面を介してメイティングリング741に伝達される。
【0030】
このメカニカルシール70によれば、軸スリーブ73に対するメイティングリング741の軸方向装着位置が、軸スリーブ73の止め輪装着溝73dに嵌着された止め環744のみによって規定されるので、寸法誤差等によるメイティングリング741の軸方向装着位置の誤差の発生が小さく抑えられる。また、メイティングリング741が軸スリーブ73に直接係止されているため、従来のようにホルダやカラーなどの部品を介して装着したものに比較して部品数が少なく、このため、回転側密封要素群74の寸法を軸方向にも径方向にも小さくすることができる。
【0031】
また、回転側密封要素群74の部品数が少ないことに加え、メイティングリング741が、従来のようにホルダに嵌合されているものと異なり、このようなホルダとの間を密封する大径のパッキンも不要であるため、部品コストを安価にすることができる。
【0032】
また、静止側密封要素群72におけるベローズ721の振動防止が、シールカバー71の筒状部71cの内周面に装着したダンパ713によって行われているため、静止側の構造も簡素なものとすることができる。
【0033】
図3は、メカニカルシール70を軸封部ハウジング50及び回転軸60に装着する前の状態を示すものである。すなわち、上述の構成を備えるメカニカルシール70は、ベローズ721及びシールリング722からなる静止側密封要素群72が、予めシールカバー71の内周の内向きフランジ部71bに一体的に設けられる。
【0034】
静止側密封要素群72の内周には軸スリーブ73を挿入し、その機外側の端部に形成された拡径部73aの内周に、パッキン733を挿入すると共に、パッキン733を機外側から押さえるパッキン押さえ735の内周筒部735aを挿入し、更に、軸スリーブ73の拡径部73aに、スリーブカラー731を外挿する。そして、スリーブカラー731の螺子孔731aと、パッキン押さえ735の内周筒部735aのセットスクリュ挿通孔735bと、軸スリーブ73の拡径部73aのセットスクリュ挿通孔73fを径方向に互いに重合させて、スリーブカラー731の螺子孔731aからセットスクリュ732をねじ込み、パッキン押さえ735の外周フランジ部735cに円周方向所定間隔で開設されたボルト挿通孔(図示省略)から、それぞれ締め付けボルト734をスリーブカラー731の螺子孔(図示省略)に軸方向にねじ込む。これによって、軸スリーブ73、パッキン押さえ735及びスリーブカラー731が、互いに仮結合される。
【0035】
図3における参照符号75は、位置決め手段としてのセッティング治具であり、その一端には、シールカバー71に形成された外向き突起部71aと掛合されるフック部75aが形成され、他端部75bには、径方向に貫通したボルト挿通孔(図示省略)が開設され、中間部の内周には、シールカバー71に形成された筒状部71cの機外側の端部とスリーブカラー731との間に介入されるスペーサ部75cが形成されている。そして、このセッティング治具75のフック部75aを、シールカバー71の外向き突起部71aに掛合させ、他端部75bの内周面を、スリーブカラー731の外周面に重合させて、ボルト751で固定すると、セッティング治具75及びスリーブカラー731を介して、シールカバー71に対する軸スリーブ73の軸方向相対位置が規定されることになる。
【0036】
静止側密封要素群72の内周を通ってそのシールリング722より機内側に達する軸スリーブ73の端部には、回転側密封要素群74を装着する。この回転側密封要素群74の装着に際しては、まず軸スリーブ73の係合突起73bと押環装着溝73eの間の外周面にパッキン742を外挿すると共に、押環装着溝73eに二つ割の押環743を装着し、メイティングリング741を、その各係合突起741aが軸スリーブ73の各係合突起73b間に遊嵌されるように軸スリーブ73の端部に外挿し、更に、軸スリーブ73の各係合突起73bに跨って形成された止め環装着溝73dに止め環744を装着する。これによって、パッキン742及び押環743がメイティングリング741の拡径段差部741cの大径側(摺動部S側)の内周面741dに介入されると共に、メイティングリング741が、その端面をシールリング722に接触された状態で、軸スリーブ73に装着される。
【0037】
なお、パッキン742は、予めメイティングリング741の拡径段差部741cの大径側の内周面74dに保持し、メイティングリング741と共に軸スリーブ73に外挿するようにしても良い。
【0038】
また、止め環744としては、典型的には円周方向一箇所が不連続、すなわち略C字形としたスナップリングが使用されるが、軸スリーブ73の各係合突起73bが径方向に対してある程度の弾性を有する場合は、円周方向に連続した円環状であっても良い。
【0039】
この状態では先に説明したように、シールカバー71に対する軸スリーブ73の軸方向相対位置が、セッティング治具75及びスリーブカラー731を介して規定されているので、シールカバー71に一体的に設けられた静止側密封要素群72と、軸スリーブ73に装着された回転側密封要素群74との軸方向相対位置関係も規定されることになる。したがって図3に示されるように、静止側密封要素群72におけるベローズ721が所定の軸方向長さに圧縮され、これによって、シールリング722とメイティングリング741の対向端面同士が所定の面圧で密接された状態となる。
【0040】
次にこの状態から、軸スリーブ73を回転軸60に外挿して、シールカバー71を軸封部ハウジング50の機外側の端部にボルト・ナット712で固定すると共に、セットスクリュ732を締め付け方向に回転させて、その先端を、軸スリーブ73の拡径部73a及びパッキン押さえ735の内周筒部735aに開設されたセットスクリュ挿通孔73f,735bを通して回転軸60の外周面に圧接させる。これによって、軸スリーブ73は、スリーブカラー731及びセッティング治具75を介して、シールカバー71に対して位置決めされた状態で、回転軸60の外周面に固定される。
【0041】
そして、上述のような軸封部ハウジング50へのシールカバー71の固定及び回転軸60への軸スリーブ73の固定後は、ボルト751と共にセッティング治具75を取り外すことによって、図1に示されるような取付状態となる。
【0042】
すなわち本発明のメカニカルシール70によれば、予めセッティング治具75及びスリーブカラー731を介して軸スリーブ73が位置決めされ、これによって静止側密封要素群72と回転側密封要素群74が互いに位置決めされた状態で、軸封部ハウジング50及び回転軸60に装着される。
【0043】
なお、パッキン押さえ735の内周筒部735aに開設されたセットスクリュ挿通孔735bは、軸方向に延びる長孔状に形成されており、軸スリーブ73をスリーブカラー731及びセットスクリュ732によって回転軸60に固定した後も、パッキン押さえ735は、締め付けボルト734によって、軸方向に変位可能な状態にある。このため、パッキン733を、回転軸60と軸スリーブ73との間の密封に必要な所要の締め付け力で圧縮することができる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明に係るメカニカルシールによれば、回転軸に外装固定される軸スリーブに、その機内側端部に軸方向に延びるように形成されるとともに回転環の内周面に設けた係合突起と円周方向に係合する係合突起と、係合突起の外周面に形成されるとともに止め環が嵌着される止め環装着溝と、係合突起よりも機外側の外周面に形成されるとともに押環が嵌着される押環装着溝とが設けられて、回転側密封要素群が、回転環、パッキン、押環および止め環により構成されることから、回転側密封要素群の部品数が少なく、かつ小型化される。したがって装着に要する手数を削減することができ、かつメカニカルシール全体の小型化を実現することができ、しかも組み込み作業を容易迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメカニカルシールの好ましい実施の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【図2】本発明に係るメカニカルシールの好ましい実施の形態において、軸スリーブの機内側の端部と、これに装着されるメイティングリング、パッキン及び押環を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係るメカニカルシールの好ましい実施の形態を、軸心を通る平面で切断して示す未装着状態の半断面図である。
【図4】従来の技術に係るメカニカルシールを、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【符号の説明】
50 軸封部ハウジング
60 回転軸
70 メカニカルシール
71 シールカバー
72 静止側密封要素群
721 ベローズ(付勢手段)
722 シールリング(固定環)
73 軸スリーブ
73b,741a 係合突起
73d 止め環装着溝
74 回転側密封要素群
741 メイティングリング(回転環)
744 止め環
75 セッティング治具
Claims (1)
- 軸封部ハウジング(50)の機外側の端部に取り付けられるシールカバー(71)と、前記シールカバー(71)の内周部に密封的に装着される非回転の固定環(722)及びこの固定環(722)を軸方向へ付勢する手段(721)を有する静止側密封要素群(72)と、前記軸封部ハウジング(50)の内周に挿通される回転軸(60)に密封的に外挿固定される軸スリーブ(73)と、前記軸スリーブ(73)の機内側外周に密封的に装着されて前記回転軸(60)と共に回転し前記固定環(722)と端面同士で密接される回転環(741)を有する回転側密封要素群(74)と、前記シールカバー(71)に対する前記軸スリーブ(73)の軸方向相対位置を規定するセッティング冶具(75)とを備えるメカニカルシールであって、
前記回転側密封要素群(74)は、前記回転環(741)と、前記軸スリーブ(73)と回転環(741)との間を密封するパッキン(742)と、前記パッキン(742)を押さえる二つ割の押環(743)と、前記回転環(741)を前記軸スリーブ(73)に対して抜け止めする止め環(744)とを備え、
前記シールカバー(71)は、その機外側端部に外向き突起部(71a)と内向きフランジ部(71b)を形成するとともに機内側へ延びる筒状部(71c)を形成し,
前記軸スリーブ(73)は、その機内側端部に軸方向に延びるように形成されるとともに前記回転環(741)の内周面に設けた係合突起(741a)と円周方向に係合する係合突起(73b)と、前記係合突起(73b)の外周面に形成されるとともに前記止め環(744)が嵌着される止め環装着溝(73d)と、前記係合突起(73b)よりも機外側の外周面に形成されるとともに前記二つ割の押環(743)が嵌着される押環装着溝(73e)と、その機外側の端部にスリーブカラー(731)を外挿する拡径部(73a)を備え、
前記セッティング冶具(75)は、その一端に前記シールカバー(71)の外向き突起部(71a)に掛合わされるフック部(75a)と、前記スリーブカラー(731)に重合される他端部(75b)と、中間部内周には前記シールカバー(71)の筒状部(71c)の機外側端部と前記スリーブカラー(731)との間に介入されるスペーサー部(75c)とを備え、
前記セッティング冶具(75)及び前記スリーブカラー(731)を介して前記シールカバー(71)に対する前記軸スリーブ(73)の軸方向相対位置が規定されることにより、静止側密封要素群(72)と回転側密封要素群(74)との軸方向相対位置が規定されることを特徴とするメカニカルシール。
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