JP3761511B2 - 自動販売機 - Google Patents

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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/12Inflammable refrigerants

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を冷却する冷凍サイクルの冷媒として可燃性冷媒を使用した自動販売機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、冷凍冷蔵庫,自動販売機,空調機などの冷凍空調機器においては、その冷却システムにオゾン層を破壊しない冷媒として、主にHFC系冷媒への転換が推進されているが、HFC系冷媒の地球温暖化への影響を懸念して、近年、地球温暖化係数の小さい炭化水素冷媒の使用が検討されている。
【0003】
従来の自動販売機としては、冷凍サイクルに可燃性冷媒を使用したもの(例えば、特許文献1参照)がある。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の自動販売機を説明する。
【0005】
図6は、従来の自動販売機全体の構成断面図である。図6に示すように、従来の自動販売機は、断熱筐体としてなる本体ケース1、外扉2、外扉2に設けた商品取出口2a、断熱内扉3を備え、本体ケース1の庫内には例えばサーペンタイン式の商品収納ラック4、商品取出口2aに通じる商品搬出シュータ5が設置されている。また、本体ケース1の庫内底部には庫内ファン6と蒸発器7が設置されており、自動販売機の下部に設けた機械室8には凝縮器9と凝縮器ファン10と圧縮機11が設置されている。さらに、庫内ファン6のファンモータ6aには可逆転式の防爆形モータを採用する。
【0006】
また、本体ケース1の背面には下部、上部に振り分けて庫内ファン6の吸込側に通じる庫内空気の排気口12、および外気吸入口13を開口してそれぞれに常閉のダンパ12a、13aを設ける。さらに、本体ケース1の庫内には冷媒漏洩検知センサSを備えている。
【0007】
このような構成になる自動販売機の販売、保冷動作は周知であり、商品は商品収納ラック4に収納して販売温度に保冷され、販売指令に基づき商品収納ラックから払出し、シュータ5を経由して商品取出口2aに送出される。また、圧縮機11の保冷運転時には庫内空気が本体ケース1の庫内後部側に仕切った吸込ダクトを通じて庫内ファン6に吸込まれ、ここで蒸発器7との熱交換により冷却された低温冷気がファン6を経て庫内上部に向けて吹出し、商品収納ラック4に収納した商品を保冷する。
【0008】
一方、保冷運転中に庫内側に配置した蒸発器7、あるいは冷媒配管のキャピラリチューブなどから不測に冷媒漏れが発生すると、この冷媒漏れを冷媒漏洩検知センサSが検知し、そのセンサ信号を基に制御部(図示せず)からの指令で圧縮機の運転を即時停止する(冷媒回路の蒸発器入口側に接続した電磁弁を閉じる)とともに、庫内ファン6を正転から逆転に切換え、同時にファンの送風圧、ないしアクチュータ操作により排気口12、外気吸入口13のダンパ12a、13aを開放して、漏洩冷媒を庫外に排出する。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−134837号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の自動販売機は、庫内ファン6を逆転させて排気口12から漏洩冷媒を庫外に排出するため、商品取出口2a内に溜まっている漏洩冷媒は庫外に排出されずにそのまま残るという欠点があった。
【0011】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、商品取出口に溜まった漏洩冷媒を庫外に排出することのできる自動販売機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、自動販売機本体の下部に位置する通気孔を有する機械室と、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルとを備え、前記機械室の前記通気孔の前方上部に位置する商品取出口の商品受け部の底部に前記機械室と連通する連通孔を設けたものであり、庫内での可燃性冷媒漏洩時に、商品取出口周辺に溜まる可燃性冷媒を、その比重の重さを利用して、商品受け部の底部の連通孔から通気孔を通して下部に位置する機械室へと導き、さらに機械室に設けた通気孔により、漏洩した冷媒を庫外へ排出させる作用を有する。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明にさらに、機械室に設けた凝縮器ファンによる冷却風の流れ方向が自動販売機の前面側から背面側とし、商品受け部から連通孔を通過する風の流れを形成するものであり、庫内での可燃性冷媒漏洩時に、商品取出口周辺に溜まる可燃性冷媒を、その比重の重さを利用して、商品受け部底部の連通孔から通気孔を通して下部に位置する機械室へと導くことに加え、凝縮器ファンによる風の流れを利用して、商品受け部の底部の連通孔から冷媒を吸い出すことで、よりすばやく漏洩した冷媒を庫外へ排出させる作用を有する。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、機械室に設けた凝縮器ファンと、庫内に設けた漏洩検知センサーを設け、前記漏洩検知センサーからの信号を基に前記凝縮器ファンを運転するファン制御手段を備えたものであり、漏洩検知センサーが可燃性冷媒の漏洩を検知すると、冷却システムが停止している時においても、ファン制御手段により、機械室内のファンが強制運転され、商品取出口周辺に溜まる可燃性冷媒を、商品受け部底部の連通孔から通気孔を通して下部に位置する機械室へと導き、庫外へ排出する作用を有する。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、庫内に設けた回転数可変の蒸発器ファンと、機械室に設けた回転数可変の凝縮器ファンと、庫内に設けた漏洩検知センサーを備え、前記漏洩検知センサーからの信号を基に、前記蒸発器ファンと前記凝縮器ファンの回転数を高くするファン回転数制御手段を備えたものであり、漏洩検知センサーが可燃性冷媒の漏洩を検知すると、ファン制御手段により、庫内に設けた蒸発器ファンと機械室に設けた凝縮器ファンを高回転数で運転させるものであり、その動作により、通常は閉じているフラップを蒸発器ファンの風圧によりフラップを押し開いくことにより、庫内に溜まる可燃性冷媒が、商品取出口へと排出される。そして、商品取出口周辺に溜まる可燃性冷媒は、回転数を高めた蒸発器ファンの吹出し圧力と凝縮器ファンの吸込み圧力により、商品受け部底部の連通孔から通気孔を通して下部に位置する機械室へと導かれ、よりすばやく庫外へ排出される作用を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による自動販売機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による自動販売機の下部縦断面図である。
【0018】
図1に示すように、自動販売機本体の下部に位置する前面側通気孔14と背面側通気孔15とを有する機械室16と、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルとして庫内ファン6、蒸発器7、および凝縮器9、凝縮器ファン10、圧縮機11を備え、前記機械室16の前記前面側通気孔14の前方上部に位置する商品取出口2aの商品受け部17の底部に機械室16と連通する連通孔18を設けたものである。また、商品払出口19はフラップ20を備えている。
【0019】
連通孔18はできるだけ大きい面積を確保することが望ましいが、搬出された商品を受ける強度と、外部からの虫、埃等の侵入を最小限としたい要求が満足される必要があり、メッシュ等による構成が有効となり得る。
【0020】
ここで外扉2の下部には通常、機械室16を冷却するための空気取込み孔を設けたグリル30を構成し、凝縮器ファン10による風の流れを作っている。本実施の形態では、商品受け部17に滞留した冷媒を連通孔18から庫外に導く必要があるため、凝縮器ファン10が動作したときのことも考慮すると、グリル30の空気取込み孔は連通孔18との面積のバランスが重要となる。つまり、凝縮器ファン10が動作したときに、グリル30の空気取込み孔から侵入した空気が連通孔18を下から上に逆流した場合には、漏洩冷媒が商品受け部17に滞留したまま排出されない状態が続くことになる。
【0021】
また、グリル30に空気取込み孔を設けない場合は、凝縮器ファン10が作動している時は、グリル30の内部は負圧になり、商品受け部17に滞留した冷媒は連通孔18を通って、確実に機械室16から庫外に排出することができる。しかし、凝縮器ファン10が停止している場合には、商品受け部17に滞留した冷媒は連通孔18を通って機械室16に流れ込むわけであるが、凝縮器ファンが動作していないため、自然対流によって排出されるため時間がかかることになる。
【0022】
このことから、凝縮器ファン10が冷却時に動作することを考慮して、凝縮器ファン10が作動時に連通孔18の上部から下部に向かう空気の流れが生じるようにグリル30に空気取込み孔を設ける必要がある。
【0023】
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作を説明する。
【0024】
まず、庫内で空気より比重の大きい可燃性冷媒が漏洩すると、庫内の下部に滞留し、その一部はフラップ20のすき間を通って、商品取出口2aの周辺にも可燃性冷媒が滞留することになる。
【0025】
従来例では、庫内に滞留した可燃性冷媒を庫外に排出する手段を示すものがあるが、図6に示すとおり、庫内ファン6を逆転させて排気口12から漏洩冷媒を庫外に排出するため、庫内に滞留した漏洩冷媒は排気口12から排出されますが、商品取出口2a内に溜まっている漏洩冷媒については、庫内ファン6がフラップ20を閉じる方向に働くために、庫外に排出されずにそのまま残ることが考えられる。
【0026】
そこで、本実施の形態では、商品取出口2a周辺に滞留した可燃性冷媒は、空気よりも比重が大きいことから、商品取出口2aの商品受け部17の底部に設けられた連通孔18を通って機械室16に流れ落ち、機械室16に設けられた前面側通気孔14から機械室16の内部に導かれ、背面側通気孔15を通って庫外に排出される。
【0027】
ここで、凝縮器ファンが動作していれば、庫外への排出はよりスムーズに行われる。
【0028】
また、凝縮器ファンが停止時には、グリル30に空気取込み孔を設けていれば、自然対流によって庫外に排出することも可能である。
【0029】
次に、庫内で可燃性冷媒の漏洩がない場合でも、商品取出口2a周辺の空気と庫外空気は連通状態になるが、商品払出口19に設けたフラップ20により、庫内空気と商品取出口2a周辺の空気は遮断されているため、庫内の冷気あるいは暖気が庫外へ漏れて消費電力が著しく増大するといった問題は発生しない。
【0030】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、自動販売機本体の下部に位置する通気孔14、15を有する機械室16と、商品取出口2aの商品受け部17の底部に機械室16と連通する連通孔18を設けたものであり、庫内での可燃性冷媒漏洩時に、商品取出口2a周辺に溜まる可燃性冷媒を庫外へ排出するため、顧客が商品取出口2aの扉を開けたときに、火のついたタバコ等の着火源によって、可燃性冷媒に引火あるいは爆発するのを防止することができる。
【0031】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2による自動販売機の下部縦断面図である。図3は、同実施の形態の動作を示すフローチャートである。なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】
図2において、機械室16に設けた凝縮器ファン10と、庫内に設けた漏洩検知センサー21を設け、前記漏洩検知センサー21からの信号を基に前記凝縮器ファン10を運転するファン制御手段22を備えている。
【0033】
本実施の形態では冷媒漏洩時に強制的に凝縮器ファン10を動作させることから、グリル30の空気取込み孔は設けないものとする。また、グリル30の下端と本体ケース1の底板前部31との間にはすき間32が存在し、そこからの空気の侵入も考慮する必要がある。シール部材(図示しない)で完全に塞ぐ方法も考えられる。
【0034】
以上のように構成された自動販売機について、以下その要部動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
【0035】
まず、ステップ1において、庫内に設けた漏洩検知センサー21により漏洩の有無を検知する。次に、ステップ2において、漏洩有りと判定されると、ステップ3でファン制御手段22により機械室16に設けた凝縮器ファン10を運転する。ここで、凝縮器ファン10の送風方向は機械室16の前面通気孔14から背面通気孔15方向である。
【0036】
これにより、商品取出口2a周辺に溜まる可燃性冷媒は、空気より比重が大きいことから、商品受け部17の底部に設けられた連通孔18を通って機械室16に流れ落ち、機械室16の前面側通気孔14から機械室16内の凝縮器ファン10により吸込まれ、機械室16の背面側通気孔15から庫外へ排出される。
【0037】
そして、ステップ4において、冷媒漏洩により冷却運転ができないことを判断し、販売を中止する。
【0038】
なお、ステップ2において、「漏洩無し」と判定されると、ステップ5の通常運転を行う。
【0039】
ただし、漏洩検知センサー21による漏洩検知を行って、凝縮器ファン10による漏洩冷媒の排出動作を行った直後は、漏洩検知センサー21が冷媒漏洩を検知しなくなっても、自動的に復帰しない制御方法が通常である。これは修理・確認が終了するまでの間、人が介在することが復帰条件とすることで安全性を確保することができる。
【0040】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、機械室16に設けた凝縮器ファン10と、庫内に設けた漏洩検知センサー21と、ファン制御手段22を備えたものであり、商品取出口周辺に溜まる可燃性冷媒を、商品受け部17底部の連通孔18から通気孔14を通して下部に位置する機械室16へと導き、庫外へ排出するため、顧客が商品取出口2aの扉を開けたときに、火のついたタバコ等の着火源によって、可燃性冷媒に引火あるいは爆発するのを防止することができる。また、機械室16内の凝縮器ファン10を用いて強制排気するため、可燃性冷媒の漏洩速度が速くても、商品取出口2a周辺に可燃性冷媒が長時間滞留することがなく、安全性が向上する。
【0041】
なお、本実施の形態の動作において、可燃性冷媒の漏洩時がステップ4の販売中止でフローが終わっているが、漏洩を表示したり、警報やランプを点灯・点滅させる等のステップを加えてもよく、外部の人が漏洩時に迅速に対応できるようになる。
【0042】
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3による自動販売機の下部縦断面図である。図5は、同実施の形態の動作を示すフローチャートである。なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0043】
図4において、庫内に設けた回転数可変の蒸発器ファン23と、機械室16に設けた回転数可変の凝縮器ファン24と、庫内に設けた漏洩検知センサー25を備え、前記漏洩検知センサー25からの信号を基に、前記蒸発器ファン23と前記凝縮器ファン24の回転数を高くするファン回転数制御手段26を備えたものである。
【0044】
以上のように構成された自動販売機について、以下その要部動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0045】
まず、ステップ6において、庫内に設けた漏洩検知センサー25により漏洩の有無を検知する。次に、ステップ7において、漏洩有りと判定されると、ステップ8でファン回転数制御手段26により、蒸発器ファン23と凝縮器ファン24の回転数を通常より増大させて運転する。これにより、庫内に溜まる可燃性冷媒は、回転数を増大させた蒸発器ファン23の風圧により、通常は閉じているフラップ20を押し開いて商品取出口2aへ排出される。
【0046】
そしてさらに、商品取出口2a周辺に溜まる可燃性冷媒は、蒸発器ファン23の吹出し圧力と凝縮器ファン24の吸込み圧力により商品受け部17の底部に設けた連通孔18から機械室16の前面側通気孔14を通して下部に位置する機械室16へと導かれ、機械室16の背面側通気孔15から庫外へ排出される。そして、ステップ9において販売を中止する。
【0047】
ステップ7において、「漏洩無し」と判定されると、ステップ10の通常運転を行う。
【0048】
ただし、ここでも、実施の形態2で述べたとおり、漏洩検知センサー21による漏洩検知を行って、凝縮器ファン10による漏洩冷媒の排出動作を行った直後は、漏洩検知センサー21が冷媒漏洩を検知しなくなっても、自動的に復帰しない制御方法が通常である。
【0049】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、庫内に設けた回転数可変の蒸発器ファン23と、機械室16に設けた回転数可変の凝縮器ファン24と、庫内に設けた漏洩検知センサー25と、ファン回転数制御手段26を備えたものであり、庫内に溜まる可燃性冷媒を、蒸発器ファン23の風圧によりフラップ20を押し開いて商品取出口2aへと排出する。そして、商品取出口周辺に溜まる可燃性冷媒は、蒸発器ファン23の吹出し圧力と凝縮器ファン24の吸込み圧力により商品受け部17底部の連通孔18から通気孔14を通して下部に位置する機械室16へと導かれ、庫外へ排出される。したがって、顧客が商品取出口2aの扉を開けたときに、火のついたタバコ等の着火源によって、可燃性冷媒に引火あるいは爆発するのを防止することができる。また、庫内の蒸発器ファン23と機械室16内の凝縮器ファン24の2台で、庫内ならびに商品取出口2a周辺に溜まる可燃性冷媒を強制排気するため、自動販売機内部に可燃性冷媒の滞留箇所がなくなり、より一層、安全性が向上する。
【0050】
なお、本実施の形態の動作において、可燃性冷媒の漏洩時がステップ9の販売中止でフローが終わっているが、漏洩を表示したり、警報やランプを点灯・点滅させる等のステップを加えてもよく、外部の人が漏洩時に迅速に対応できるようになる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、商品取出口の商品受け部の底部に機械室と連通する連通孔を設けたものであり、庫内での可燃性冷媒漏洩時に、顧客が商品取出口の扉を開けたときに、火のついたタバコ等の着火源によって、可燃性冷媒に引火あるいは爆発するのを防止することができる。
【0052】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに機械室に設けた凝縮器ファンによる冷却風の流れ方向が自動販売機の前面側から背面側とし、商品受け部から連通孔を通過する風の流れを形成するものであり、庫内から商品取出口に漏洩した可燃性冷媒を、機械室を通してすばやく庫外に排出するため、顧客が商品取出口の扉を開けたときに、火のついたタバコ等の着火源によって、可燃性冷媒に引火あるいは爆発するのを防止することができる。
【0053】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、漏洩検知センサーと、ファン制御手段を備えたものであり、可燃性冷媒の漏洩を検知すると、機械室内のファンを強制運転して可燃性冷媒を庫外へ排出するため、可燃性冷媒の漏洩速度が速くても、商品取出口の周辺に可燃性冷媒が長時間滞留することがなく、安全性が向上する。
【0054】
また、請求項4に記載の発明は、庫内に設けた回転数可変の蒸発器ファンと、機械室に設けた回転数可変の凝縮器ファンと、ファン回転数制御手段を備えたものであり、可燃性冷媒の漏洩を検知すると、ファン回転数制御手段により、蒸発器ファンと凝縮器ファンを高回転数で運転して可燃性冷媒を庫外へ排出するため、庫内ならびに商品取出口周辺に溜まる可燃性冷媒を強制排気するため、自動販売機内部に可燃性冷媒の滞留箇所がなくなり、より一層、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動販売機の実施の形態1の下部縦断面図
【図2】本発明による自動販売機の実施の形態2の下部縦断面図
【図3】同実施の形態の自動販売機のフローチャート
【図4】本発明による自動販売機の実施の形態3の下部縦断面図
【図5】同実施の形態の自動販売機のフローチャート
【図6】従来の自動販売機の全体構成断面図
【符号の説明】
2a 商品取出口
10 凝縮器ファン
14,15 通気孔
16 機械室
17 商品受け部
18 連通孔
21 漏洩検知センサー
22 ファン制御手段
23 蒸発器ファン
24 凝縮器ファン
25 漏洩検知センサー
26 ファン回転数制御手段

Claims (4)

  1. 自動販売機本体の下部に位置する通気孔を有する機械室と、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルとを備え、前記機械室の前記通気孔の前方上部に位置する商品取出口の商品受け部の底部に前記機械室と連通する連通孔を設けた自動販売機。
  2. 機械室に設けた凝縮器ファンによる冷却風の流れ方向が自動販売機の前面側から背面側とし、商品受け部から連通孔を通過する風の流れを形成することを特徴とした請求項1に記載の自動販売機。
  3. 機械室に設けた凝縮器ファンと、庫内に設けた漏洩検知センサーを設け、前記漏洩検知センサーからの信号を基に前記凝縮器ファンを運転するファン制御手段を備えた請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 庫内に設けた回転数可変の蒸発器ファンと、機械室に設けた回転数可変の凝縮器ファンと、庫内に設けた漏洩検知センサーを備え、前記漏洩検知センサーからの信号を基に、前記蒸発器ファンと前記凝縮器ファンの回転数を高くするファン回転数制御手段を備えた請求項1または2に記載の自動販売機。
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