JP3956418B2 - 筐体冷却装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体内部に収容される発熱体を冷却する筐体冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子部品等の発熱体を密閉化されたハウジングに収容して使用する場合がある。この場合、発熱体を冷却する方法として、ハウジング内部に直接外気を取り入れて冷却することができないため、例えばヒートパイプ(内部に冷媒が封入されている)を使用してハウジング内部の空気とハウジング外部の空気との間で熱交換を行う方法がある(特公平2−3320号公報参照)。また、ハウジング内には、停電時の補助電源としてバッテリが収容されているため、バッテリから発生する可燃ガス(水素ガス等)を適宜ハウジング外部に放出する必要がある。そのため、ハウジングには、ハウジング内部を換気するための換気機能(換気口、換気扇、換気口を開閉するシャッタ等)が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ハウジングに換気機能を設けた場合には、ヒートパイプに送風するためのファン(室内ファンと室外ファン)とは別に換気用のファン(換気扇)を必要とするため、その分、コスト高となる。また、換気扇に接続される電源線より発生する電磁波を防止する必要があり、この分でもコスト高となる。なお、電磁波を防止するために屋外配線(電源線をハウジングの外側に配線する)を採用することもできるが、この場合、屋内配線(電源線をハウジングの内側に配線する)と比べて電源線の寿命が短くなる(劣化が早い)とともに、防水対策も必要となるため、屋内配線よりコスト高となる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、専用の換気扇を使用することなく換気機能を達成することでコストダウンを実現した筐体冷却装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の手段によれば、筐体内部を換気する換気手段は、室内ファンまたは室外ファンを換気扇として使用することを特徴とする。これにより、室内ファン及び室外ファンの他に専用の換気扇を必要としないため、その分、コストダウンを図ることができる。また、専用の換気扇を持たないため、筐体内部に電源線を配線する必要がない。そのため、電源線より発生する電磁波の問題も無く、電磁波対策の費用も掛からない。
【0005】
請求項2の手段によれば、熱交換器は、内部に伝熱媒体が封入されて、その一端側が内部連通室に配され、他端側が高温連通室に配された沸騰冷却器である。この沸騰冷却器は、内部連通室と外部連通室との温度差によって伝熱媒体が自然循環することにより高温流体の熱を低温流体へ移動させることができる。このため、熱交換器に掛かる消費電力が不要(但し、室内ファン及び室外ファンを駆動するための電力は必要)であり、冷凍サイクルを用いた冷却器と比較してコストが安く、且つシステムも小型化できる。
【0006】
請求項3の手段によれば、換気手段は、換気口と、この換気口を開閉する開閉手段とを有する。この場合、筐体内部を換気する時のみ開閉手段によって換気口を開くことができるため、平常時は開閉手段によって換気口を閉じることで筐体内部を密閉化することができる。なお、換気口は、筐体内部に外気(低温流体)を取り入れるための吸気口と、筐体内部(内部連通室も含む)の内気(高温流体)を吐出するための吐出口とから成る。また、開閉手段は、吸気口を開閉する吸気口シャッタ(またはドア等)と、吐出口を開閉する吐出口シャッタ(またはドア等)とから成る。
【0007】
請求項4の手段によれば、換気口は、室内ファンの吹き出し下流に設けられ、開閉手段が開くことで室内ファンの吹き出し流の一部が換気口より筐体の外部へ排出され、その他の吹き出し流が筐体内部へ送風される。これにより、筐体内のガスの淀みを防止できる。
【0008】
請求項5の手段によれば、換気指令に基づいて開閉手段を作動させる開閉制御手段を具備している。これにより、筐体内部を換気する必要がある時のみ開閉制御手段に換気指令を出力して開閉手段を作動させることができる。
【0009】
請求項6の手段によれば、換気指令に基づいて換気扇の回転数を可変する回転数制御手段を具備している。この場合、筐体内部を換気する時のみ換気扇(室内ファンまたは室外ファン)の回転数を可変する(例えば通常より回転数を上げる)ことにより、速やか(短時間)に換気を行うことが可能である。
【0010】
請求項7の手段によれば、換気指令は、筐体内部と内部連通室とを循環する高温流体の温度を検知する温度検知手段の出力信号である。この場合、筐体内部の温度異常(例えば筐体内部の温度が所定温度以上に上昇した場合)を検知して筐体内部を換気することができるため、熱交換器の能力不足を補うことができる。
【0011】
請求項8の手段によれば、内部連通室と外部連通室とを形成するケーシングを備え、室内ファン、室外ファン、及び熱交換器がケーシングに収容されて冷却ユニットを構成し、この冷却ユニットが筐体と組み合わされている。この場合、専用の換気扇を筐体側に取り付ける必要がないため、コストダウンできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の筐体冷却装置を図面に基づいて説明する。
図1は筐体冷却装置1の全体模式図である。
本実施例の筐体冷却装置1は、内部に電子部品等の発熱体2を収容する筐体3と、この筐体3内部を冷却する冷却ユニット4(以下パネルクーラと呼ぶ)と、筐体3内部を換気するための換気手段(後述する)とから構成される。
筐体3は、例えばアルミニウム等の金属により箱状に形成され、パネルクーラ4の取付け面が略全面的に開放されている。筐体3の内部には、発熱体2と、停電時の補助電源として利用されるバッテリ(図示しない)が収容される。
【0013】
パネルクーラ4は、ケーシング5と、このケーシング5に収容される室内ファン6、室外ファン7、熱交換器8、及びコントローラ9等より構成され、筐体3の取付け面(開放面)に組み付けられる。
ケーシング5は、仕切板10を有し、この仕切板10によってケーシング5内部が内部連通室11と外部連通室12とに仕切られている。なお、パネルクーラ4が取付けられる筐体3の取付け面(開放面)は、ケーシング5の背面板5aによって閉塞される。
内部連通室11は、ケーシング5内で仕切板10の下側に形成されて、内気取入口13と内気吐出口14とを通じて筐体3の内部空間と連通し、その筐体3の内部空間とともに密閉化された空間を形成している。外部連通室12は、ケーシング5内で仕切板10の上側に形成されて、外気取入口15と外気吐出口16とを通じて外部(大気)と連通している。
【0014】
内気取入口13と内気吐出口14は、ケーシング5の背面板5aに設けられている。但し、内気取入口13は背面板5aの上部側に設けられ、内気吐出口14は背面板5aの下部側に設けられている。なお、仕切板10は、内気取入口13を出来るだけ背面板5aの上部に設けるために、ケーシング5内で傾斜した状態に取り付けられている。具体的には、図1に示す様に、筐体3側(ケーシング5の背面板5a側)が高く、反筐体3側(ケーシング5の前面板5b側)が低くなる様に取り付けられている。
外気取入口15は、ケーシング5の前面板5bに設けられ、外気吐出口16は、ケーシング5の上面板5cに設けられている。
【0015】
室内ファン6は、内部連通室11と筐体3の内部空間との間で室内空気(以下、内気と言う)を循環させるもので、内部連通室11の下部に配され、内気吐出口14と略対向して設置されている。この室内ファン6の回転により生じる空気(内気)の流れを図1に実線矢印Aで示す。
室外ファン7は、外部連通室12にケーシング5外部の室外空気(以下、外気と言う)を流通させるもので、外部連通室12の上部に配され、外気吐出口16と対向して設置されている。この室外ファン7の回転により生じる空気(外気)の流れを図1に実線矢印Bで示す。
【0016】
熱交換器8は、内部に冷媒が封入されて相互に連通する冷媒槽8aと放熱器8bとを具備する沸騰冷却器(以下、熱交換器8を沸騰冷却器8と言う)であり、図1に示す様に、冷媒槽8aが内部連通室11に配され、放熱器8bが外部連通室12に配されている。この沸騰冷却器8は、発熱体2から発生した熱で内気温度が上昇すると、その温度上昇に応じて冷媒槽8aに収容されている冷媒が沸騰気化して放熱器8bへ移動し、放熱器8bで外部連通室12を流れる外気に放熱して凝縮する。凝縮した冷媒は、液滴となって再び冷媒槽8aへ戻り、上記サイクルを繰り返す。
コントローラ9は、室内ファン6と室外ファン7、及び換気手段に含まれるシャッタ17、18の作動を制御するもので、ケーシング5の背面板5aに取り付けられて、外部の影響を受けにくい筐体3内部側に配されている。
【0017】
換気手段は、バッテリから発生する可燃ガス(水素ガス等)を筐体3外部へ放出するために筐体3内部を換気するもので、本実施例では室外ファン7を換気扇として利用している。
この換気手段は、筐体3外部から筐体3内部へ外気を取り入れるための換気口19と、筐体3内部から筐体3外部へ内気を排出するための換気口20、及びこの換気口19、20を開閉する上記のシャッタ17、18を具備している。換気口19は、筐体3の後壁面3aの下部に設けられ、換気口20は、ケーシング5の背面板5aの上部に設けられている。但し、換気口20は、内気取入口13より上方で、ケーシング5内の外部連通室12に開口している。
シャッタ17、18は、換気口19を開閉するシャッタ17と、換気口20を開閉するシャッタ18であり、それぞれサーボモータ等のアクチュエータ(図示しない)によって開閉動作を行う。
【0018】
次に、本実施例の作動を説明する。
発熱体2が収容された筐体3内部は、その発熱体2から発生する熱によって内気温度が上昇する。ここで、コントローラ9を通じて室内ファン6及び室外ファン7が通電されると、室内ファン6の回転によって筐体3内部と内部連通室11とを図1の実線矢印Aで示す様に内気が循環し、室外ファン7の回転によって図1の実線矢印Bで示す様に外部連通室12に外気が流通する。これにより、内部連通室11に配された冷媒槽8aの冷媒が内気の熱を受けて沸騰し、気相冷媒となって放熱器8bへ移動する。放熱器8bを流れる気相冷媒は、外部連通室12を流れる外気に放熱して放熱器8bの内壁面に凝縮し、液滴となって再び冷媒槽8aへ戻る。この冷媒が沸騰と凝縮を繰り返して冷媒槽8aと放熱器8bとを循環することにより発熱体2から発生した熱が順次外気へ放出され、その結果、密閉化された筐体3内部を冷却することができる。
【0019】
その後、コントローラ9が換気指令を入力すると、コントローラ9より各アクチュエータに制御信号が出力され、各アクチュエータにより各シャッタ17、18が作動して換気口19、20を開く。これにより、筐体3内部と外部連通室12とが換気口20を通じて連通するため、室外ファン7を換気扇として利用することができる。即ち、室外ファン7の回転によって筐体3内部に図1の破線矢印Cで示す様な空気流が生じて筐体3内部を換気することができる。
なお、換気指令は、定期的に換気を行うことができる様に、予め設定された経過時間毎に出力されるタイマ信号でも良いし、高温流体(内気)の温度が所定温度以上であることを検出する温度センサ21(本発明の温度検知手段)の出力信号でも良い。
【0020】
(本実施例の効果)
本実施例によれば、室外ファン7を換気扇として使用するため、従来の様な専用の換気扇が不要であり、その分、コストダウンを図ることができる。また、専用の換気扇を持たないため、換気扇に電力を供給するための電源線を筐体3内部に配線する必要がない。そのため、電源線より発生する電磁波の問題が無く、電磁波対策の費用も掛からない。また、筐体3に換気扇を取り付ける場合には、取付け部の防水処理が必要であるが、本実施例ではその必要が無い。更に配線を取り回す必要がないため、信頼性を向上できるメリットもある。
【0021】
本実施例のパネルクーラ4は、熱交換器として冷媒の自然循環によって熱伝達を行う沸騰冷却器8を使用するため、消費電力を小さくできる(室内ファン6及び室外ファン7を駆動するための電力だけで良い)。このため、冷却装置として冷凍サイクルを用いた場合と比較してコストが安く、且つシステムも小型化できる。なお、冷凍サイクルでは、コンプレッサの消費電力が大きく高コストであるとともに、停電時に対応するバックアップ電源も大きくなるため、システムも大型化する。
【0022】
熱交換器として沸騰冷却器8を使用した場合、外気温が筐体3内部の温度上限に近くなると、体格を大きくしても冷却能力を増加させることができないと言った問題があるが、外気温が筐体3内部の温度上限に近くなることは極まれである(例えばフェーン現象等の異常気象時)。そこで、筐体3内部の温度が所定温度以上(例えば65℃以上)に上昇した時は、換気機能を働かせることで沸騰冷却器8の能力不足を補うことができる。
【0023】
(第2実施例)
図2は筐体冷却装置1の全体模式図である。
本実施例は、室内ファン6を換気扇として利用する一例を示すものである。
この場合、換気口19は第1実施例と同じ筐体3の後壁面3aに設けられるが、換気口20は、例えばケーシング5の下面板5dで室内ファン6の下流側に設けられる。これにより、各シャッタ17、18が換気口19、20を開くと、室内ファン6の回転によって筐体3内部に図2の破線矢印Dで示す様な空気流が生じて筐体3内部を換気することができる。この場合、ケーシング5の背面板5aの上方に内気取入口13が形成されているため、効率良く筐体3内部を換気することができる。
【0024】
(第3実施例)
図3は筐体冷却装置1の全体模式図である。
本実施例は、補助冷却手段としてエアコンを具備した一例を示すものである。エアコンは、コンプレッサ22、コンデンサ23、室内機24(膨張弁、エバポレータ、ファン)等から冷凍サイクルを構成し、各機能部品(ファンを除く)が冷媒配管25によって接続されている。
【0025】
コンプレッサ22は、冷媒を圧縮して吐出するもので、重量が大きいため、ケーシング5内の下部(内部連通室11)に設置されている。コンデンサ23は、コンプレッサ22で圧縮された高温高圧の冷媒を冷却して凝縮液化するもので、室外ファン7の送風経路(外部連通室12で沸騰冷却器8の放熱器8bより風下側)に配置されている。膨張弁(図示しない)は、コンデンサ23で液化した冷媒を減圧してエバポレータに供給する。エバポレータ(図示しない)は、膨張弁で減圧された冷媒と筐体3内部の空気とを熱交換する。ファン(図示しない)は、筐体3内部の空気をエバポレータへ向けて送風するもので、膨張弁及びエバポレータとともに室内機24として筐体3内部に配置されている。但し、室内機24の空気取入口24aは空気吹出口24bより上方に設けられ、且つ空気吹出口24bは内気取入口13より下部に開口している(図3参照)。
【0026】
このエアコンは、発熱体2が異常発熱したり、異常気象時等の場合に作動して、沸騰冷却器8の能力不足を補うことができる。つまり、通常は沸騰冷却器8のみを使用するため、エアコンは、最低限の冷却能力を確保できれば良い。従って、エアコンを具備しても消費電力が大幅に増大することはない。また、エアコンの作動頻度が小さいため、エアコンのメンテナンス周期を長くできるメリットもある。
筐体3内部に設置した室内機24は、空気取入口24aが空気吹出口24bより上方に設けられ、且つ空気吹出口24bが内気取入口13より下部に開口している。これにより、エアコン作動時にエバポレータで冷却された冷却風を発熱体2へ送風することができる。即ち、発熱体2の熱を受け取る前の冷風をそのまま内気取入口13より吸い込んだり、換気機能によって排出することを防止できる。
【0027】
また、コンデンサ23内の冷媒は、沸騰冷却器8の放熱器8bより高温になっているため、コンデンサ23と放熱器8bとを同じ送風経路に直列に配置しても(但し、放熱器8bの空気下流側にコンデンサ23が配置される)影響が小さい。従って、コンデンサ23を放熱器8bより空気上流側に配置することは放熱器8bの能力ダウンとなる。勿論、コンデンサ23と放熱器8bとを並列に配置しても良い。
【0028】
(第4実施例)
図4は筐体冷却装置1の全体模式図である。
本実施例は、換気のための換気口19(吸込口)と換気口20(吐出口)の両方をパネルクーラ4に設けた一例を示すものである。この場合、ケーシング5の下面板5dに外気を取り入れるための換気口19と、ケーシング5の背面板5aに内気を排出するための換気口20(ケーシング5内の外部連通室12に開口する)とを設け、それぞれシャッタ17、18で開閉できる構成である。
各シャッタ17、18が換気口19、20を開くと、換気扇としての室外ファン7を回転させることにより、筐体3内部に図4の破線矢印Eで示す様な空気流が生じて筐体3内部を換気することができる。
【0029】
(変形例)
上記の各実施例において、筐体3内部を換気する時には、換気扇として使用する室内ファン6または室外ファン7の回転数をコントローラ9を通じて可変しても良い。例えば、通常よりファン回転数を上げることにより、速やか(短時間)に換気を行うことが可能となる。
上記の第1、2、3の各実施例において、換気時も室内ファン6を連動して運転することにより、筐体3内のガスの淀みを防止できる。なお、第2実施例では、室内ファン6の空気下流側に換気口20(吐出口)を設けているため、室内ファン6によって生じる空気流(吹出し流)の一部は換気口20(吐出口)から筐体3外部へ排出され、その他は内気吐出口14より筐体3内へ送風されるため、常に筐体3内のガスの淀みを防止できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筐体冷却装置の全体模式図である(第1実施例)。
【図2】筐体冷却装置の全体模式図である(第2実施例)。
【図3】筐体冷却装置の全体模式図である(第3実施例)。
【図4】筐体冷却装置の全体模式図である(第4実施例)。
【符号の説明】
1 筐体冷却装置
2 発熱体
3 筐体
4 パネルクーラ(冷却ユニット)
5 ケーシング
6 室内ファン(換気手段)
7 室外ファン(換気手段)
8 沸騰冷却器(熱交換器)
9 コントローラ(開閉制御手段/回転数制御手段)
11 内部連通室
12 外部連通室
17 シャッタ(開閉手段)
18 シャッタ(開閉手段)
19 換気口(換気手段)
20 換気口(換気手段)
21 温度センサ(温度検知手段)

Claims (8)

  1. 略密閉された内部空間を形成し、その内部空間に発熱体を収容する筐体と、
    この筐体の内部空間と連通する内部連通室と、
    前記筐体の外部空間と連通する外部連通室と、
    前記筐体内部と前記内部連通室との間で高温流体を循環させる室内ファンと、
    前記外部連通室に前記筐体外部の低温流体を流通させる室外ファンと、
    前記内部連通室と前記外部連通室との温度差によって伝熱媒体が自然循環することにより前記高温流体の熱を前記低温流体へ移動させる熱交換器と、
    前記筐体内部を換気する換気手段とを備え、
    この換気手段は、前記室内ファンまたは前記室外ファンを換気扇として使用することを特徴とする筐体冷却装置。
  2. 前記熱交換器は、内部に前記伝熱媒体が封入されて、その一端側が前記内部連通室に配され、他端側が前記外部連通室に配された沸騰冷却器であることを特徴とする請求項1に記載した筐体冷却装置。
  3. 前記換気手段は、換気口と、この換気口を開閉する開閉手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載した筐体冷却装置。
  4. 前記換気口は、前記室内ファンの吹き出し下流に設けられ、前記開閉手段が開くことで前記室内ファンの吹き出し流の一部が前記換気口より前記筐体の外部へ排出され、その他の吹き出し流が前記筐体内部へ送風されることを特徴とする請求項3に記載した筐体冷却装置。
  5. 換気指令に基づいて前記開閉手段を作動させる開閉制御手段を具備したことを特徴とする請求項3または4に記載した筐体冷却装置。
  6. 換気指令に基づいて前記換気扇の回転数を可変する回転数制御手段を具備したことを特徴とする請求項1〜5に記載した何れかの筐体冷却装置。
  7. 前記換気指令は、前記筐体内部と前記内部連通室とを循環する高温流体の温度が所定温度以上であることを検知する温度検知手段の出力信号であることを特徴とする請求項1〜6に記載した何れかの筐体冷却装置。
  8. 前記内部連通室と前記外部連通室とを形成するケーシングを備え、
    前記室内ファン、前記室外ファン、及び前記熱交換器が前記ケーシングに収容されて冷却ユニットを構成し、この冷却ユニットが前記筐体と組み合わされていることを特徴とする請求項1〜7に記載した何れかの筐体冷却装置。
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