JP3761072B2 - パチンコ機における遊技球誘導枠体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、様々な図柄や文字等の情報を表示するために遊技領域の中央部に設置される図柄変動表示装置の液晶画面の周囲を囲むように設けられるパチンコ機における遊技球誘導枠体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機における一般的な遊技球誘導枠体は、遊技領域に発射された遊技球が入ることができる入球口と、遊技球を転動させて中央の低い位置に設けられた凹部等から前方に落下させるステージと、入球口に入った遊技球をステージの側端部に案内するための球通路を備えた構成とされている。そして、そのステージの下方には、様々な図柄や文字等の情報を表示する公知の図柄変動表示装置の表示作動を開始させるための関連装置である特定入賞口を配置し、ステージから落下する遊技球のうちの何れかのものがその特定入賞口に入ることを遊技者が期待しつつ遊技球の一連の動きを観察することができるように工夫されている。例えば、特開2000−51448号公報に記載された遊技機には、中央部を凸部としその左右両側を凹部として連続的に高さを異ならせたステージを設け、その凸部に形成された案内溝の奥に転動する遊技球が通る開口部を形成したセンターフレームが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の一般的な遊技球誘導枠体においては、ほとんどの遊技球が低い位置とされた中央部に移動してから前方に落下するという同じ経路をたどることから、遊技球の動きが単調であるということは否めない。後者の公開特許公報に開示された遊技球誘導枠体に相当するセンターフレームにおいては、ステージに案内された遊技球の凹部と凸部を左右に往復する動きを見つつ、凸部に乗り上げた遊技球が開口部に入ることを期待して遊技を行うようにされ、前者における遊技球の動きの単調さを改善したものと述べられている。この発明は、従来から遊技球誘導枠体がいろいろ提案されている中で、遊技者が刺激的な新しいタイプのものを望む傾向にあることを鑑みて研究・開発されたものである。
【0004】
この発明の目的は、ステージを転動する遊技球の動きを多様化し、遊技の興趣の向上に資するパチンコ機における遊技球誘導枠体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、遊技領域に発射された遊技球が入ることができる入球口と、特定入賞口の上方に配置され遊技球を転動させて前端縁から落下させるステージと、前記入球口に入った遊技球を該ステージの側部に案内するための球通路を備えたパチンコ機における遊技球誘導枠体において、前記ステージは、前記側部から中央に向かって徐々に低くなるように形成されると共に、前記球通路の出口から排出される遊技球を転動させる凹溝が上面に形成された所定高さの仕切り板によって前部と後部に区画されるように設けられ、該凹溝の前縁及び後縁には転動する遊技球を該ステージの前部側又は後部側に落下させるための切欠部を設け、さらに前記ステージの後部に落下した遊技球を前部側に導く連通口を前記仕切り板に設けたことを特徴とする。
【0006】
同様の目的を達成するために請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパチンコ機における遊技球誘導枠体において、前記連通口が前記ステージの中央に配置されていることを特徴とするものである。
【0007】
同様の目的を達成するために請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のパチンコ機における遊技球誘導枠体において、前記仕切り板を透光性材料により形成すると共に、前記ステージの後部の奥壁側に照明装置を設け、該照明装置の発光ランプから発せられる光を仕切り板の背面に照射させて該仕切り板の照明を適時に行うように構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用及び効果】
(請求項1及び請求項2の発明)
遊技球が入球口に入ると、その遊技球は球通路を通ってステージの側部に案内され、仕切り板上をゆっくりと転動し勢いが弱まったころに切欠部からステージの前部側又は後部側の何れかに落ちる。ついで、ステージの前部側に落ちた遊技球は、そのまま前端縁から落下する。他方、ステージの後部側に落ちた遊技球は、中央の低い位置に移動してから連通口を通って前部側に導かれ、ステージのほぼ中央から落下する。このため、ステージの後部側に落ちる遊技球は、前部側に落ちる遊技球に比べて特定入賞口に入り易い。
【0009】
(請求項3の発明)
透光性材料からなる仕切り板は、照明装置の発光ランプから発せられる光によって明るく輝く。そして、ステージの後部側に落ちる遊技球は発光ランプにより照らされて仕切り板に投影されるので、遊技者側の正面からその影の動く様子を見ることができる。
【0010】
このパチンコ機における遊技球誘導枠体によれば、遊技球がステージに設けた仕切り板上をゆっくりと転動し勢いが弱まったころにステージの前部側又は後部側の何れかに落ちるように構成されているので遊技球の動きが多様化し、仕切り板の照明を適時に行うことにより華やかさも加わって遊技の興趣を高めるのに寄与する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は遊技球誘導枠体の正面図、図2は図1の中央縦断側面図、図3は仕切り板の要部の縦断側面図、図4は仕切り板の切欠部の斜視図、図5〜図7は遊技球の一連の動き(1)〜(3)を順を追って示す説明図である。
【0012】
図1において、1はパチンコ機の遊技領域に形成される開口(図示せず)に臨むように設置される公知の図柄変動表示装置aの液晶画面bの周囲を囲むように設けられる遊技球誘導枠体である。この遊技球誘導枠体1の取付板2の中央部にはやや横長の矩形穴3が形成され、その矩形穴3を後方から囲むように周枠4が一体に形成されている。その周枠4の開口部4aは、図2に示すように、前記液晶画面bを臨ませる大きさに設けられている。また、取付板2の前面2aの左側上方には、遊技領域に発射された遊技球が入ることができる入球口5を一体に設ける。その入球口5の入口穴6と、周枠4の左側部4bの下方に形成された出口穴7とは球通路8により連通するように設けられている。
【0013】
10は周枠4の下部に相当する位置に設けられたステージである。このステージ10は、周枠4の左側部4b及び右側部4cから中央に向かって徐々に低くなる緩い曲率の円弧状に形成されると共に、透光性材料により所定高さに形成された仕切り板11によって前部10aと後部10bに区画されるように設けられている。図3及び図4に示すように、その仕切り板11の上面には、前記入球口5に入って出口穴7から排出される遊技球を転動させるための凹溝12を直線状に形成し、その凹溝12の前縁及び後縁には、転動する遊技球をステージ10の前部10a側又は後部10b側に落下させるための多数の切欠部13、14を夫々設ける。15は仕切り板11に設けられた連通口であり、この連通口15はステージ10の中央に配置されている。
【0014】
20は上記ステージ10の後部10bの奥壁10c側に配設された照明装置である。その奥壁10cの裏面に沿うように配置された横長形の回路基板21には、発光ランプとしての発光ダイオード22が横一列に配設されている。
しかして、この照明装置20は発光ダイオード22から発せられる光を仕切り板11の背面に照射させて仕切り板11の照明を適時に行うように構成されている。
【0015】
なお、ステージ10の奥壁10c部分については、仕切り板11と同様に透光性材料により形成するか、各発光ダイオード22に対向する位置に透孔を設けるかの何れかによるものとする。
【0016】
つぎに、上記構成になる遊技球誘導枠体1をパチンコ機に適用した場合の作用について述べる。
(1)遊技領域に発射された遊技球xが入球口5に入ると、その遊技球xは球通路8を通って出口穴7に案内され、仕切り板11の凹溝12上をゆっくりと転動する(図5)。そして、遊技球xは勢いが弱まったころに切欠部13、若しくは切欠部14からステージ10の前部10a側又は後部10b側の何れかに落ちる(図6)。ステージの前部10a側に落ちた遊技球xは、前端縁10a′の何れかの場所から落下する。
(2)他方、ステージ10の後部10b側に落ちた遊技球x′は、照明装置20の発光ダイオード22により照らされて仕切り板11に投影され、遊技者側はその影の動く様子を見ることができる。
(3)後部10b側に落ちた遊技球x′は中央の低い位置に移動してから連通口15を通って前部10a側に導かれ、ステージ10のほぼ中央から落下する。
【0017】
一般的にステージ10の中央下方には、図柄変動表示装置aの表示作動を開始させるトリガー信号を発する特定入賞口(図示せず)が設置されることから、後部10b側に落ちる遊技球x′は、前部10a側に落ちる遊技球xに比べて特定入賞口に入る確率が高くなり、遊技者の期待感を高揚させる。
【0018】
上述した通り、このパチンコ機における遊技球誘導枠体によれば、遊技球がステージに設けた仕切り板上をゆっくりと転動し勢いが弱まったころにステージの前部側又は後部側の何れかに落ちるように構成されているので遊技球の動きが多様で単調さがなく、後部側に落ちた遊技球は明るく照明された仕切り板に投影されることも加わり、遊技の面白さと特定入賞口への入賞の期待感が高められるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技球誘導枠体の正面図
【図2】図1の中央縦断側面図
【図3】仕切り板の要部の縦断側面図
【図4】仕切り板の切欠部の斜視図
【図5】遊技球の動き(1)を示す説明図
【図6】遊技球の動き(2)を示す説明図
【図7】遊技球の動き(3)を示す説明図
【符号の説明】
a→図柄変動表示装置 b→液晶画面 x(x′)→遊技球
1→遊技球誘導枠体
2→取付板 4→周枠 4b→左側部 4c→右側部 5→入球口
7→出口穴 8→球通路 10→ステージ 10a′→前端縁
10a→前部 10b→後部 10c→奥壁 11→仕切り板 12→凹溝
13、14→切欠部 15→連通口
20→照明装置 22→発光ダイオード(発光ランプ)
Claims (3)
- 遊技領域に発射された遊技球が入ることができる入球口と、特定入賞口の上方に配置され遊技球を転動させて前端縁から落下させるステージと、前記入球口に入った遊技球を該ステージの側部に案内するための球通路を備えたパチンコ機における遊技球誘導枠体において、前記ステージは、前記側部から中央に向かって徐々に低くなるように形成されると共に、前記球通路の出口から排出される遊技球を転動させる凹溝が上面に形成された所定高さの仕切り板によって前部と後部に区画されるように設けられ、該凹溝の前縁及び後縁には転動する遊技球を該ステージの前部側又は後部側に落下させるための切欠部を設け、さらに前記仕切り板にステージの後部に落下した遊技球を前部側に導く連通口を設けたことを特徴とするパチンコ機における遊技球誘導枠体。
- 前記連通口が前記ステージの中央に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機における遊技球誘導枠体。
- 前記仕切り板を透光性材料により形成すると共に、前記ステージの後部の奥壁側に照明装置を設け、該照明装置の発光ランプから発せられる光を仕切り板の背面に照射させて該仕切り板の照明を行うように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機における遊技球誘導枠体。
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