JP3761020B2 - コンクリ−ト部材の連結部の構造及びプレストレス連結方法 - Google Patents

コンクリ−ト部材の連結部の構造及びプレストレス連結方法 Download PDF

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本願発明は、コンクリ−ト部材のセグメント相互をアンボンドPC鋼材を利用して連結する連結部の構造及び当該コンクリ−ト部材のセグメント相互をプレストレスを導入しながら連結する連結方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、シ−ルドトンネル等の土圧や水圧に耐える必要のあるトンネル状構造物は、工業生産されたセグメントを施工場所で隣接する他のセグメントと強固に一体化する必要がある。その一手段として、コンクリ−ト部材からなる適数個のセグメントの部材中の円周方向に配置されたPC鋼材に緊張力を導入しながらセグメント相互を連結する連結方法がある。
この方法は、隣接するコンクリ−ト部材のセグメントにプレストレスを導入した状態でPC鋼材を定着する必要があった。
【0003】
上記定着方法としては従来より幾つかの方法が行われている。
図6は従来から行われている一般的な定着方法で、コンクリ−トセグメントAは、その内部にPC鋼材を挿通するためのダクトBを形成し、該ダクトBは、その両端部がいずれかのセグメントAの内側に設けられた切欠部Cにおいて開口している。このダクトBに挿通されたPC鋼材は、センタ−ホ−ルジャッキDを使用して緊張させる。その緊張状態を維持したまま、アンカ−プレ−ト、くさび等によりセグメントを定着し、且つセグメントにプレストレスを与えている。
【0004】
図7は、他のプレストレス連結方法で、仮定着用取外可能部材Eを介してPC鋼材FをナットGで締め付けることによりPC鋼材に引張応力を与え、その状態で連結部材HでPC鋼材Fを連結し、その後、仮定着用取外可能部材Eを除去することによりコンクリ−ト部材にプレストレスを与えている。
【0005】
図8は、他のプレストレス連結方法で、PC鋼材Iの両端にコッタ−受金具Jを固定し、このコッタ−受金具Jの溝に、テ−パ−面を有するコッタ−Kを挿入することによりコッタ−受金具Jを互いに引き寄せ、PC鋼材Iに引張応力を与え、コンクリ−ト部材にプレストレスを導入している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記図6のものにあっては、PC鋼材が円周方向の一部で交差することになるので、この部分でプレストレスが不連続となり、均一にプレストレスがかからなかったり、偏心モ−メントが生じる恐れがあった。
【0007】
また、PC鋼材の定着端は、上記緊張力の反力を受け持つことになり、当該部分に大きな引張応力が生じることになる。このため、この定着端付近は鉄筋等で補強する必要が生じていた。更に、この作業はリングの内側からの作業となるので、PC鋼材の定着、緊張等の作業に相当なスペ−スを必要としていた。
【0008】
上記図7のものにあっては、仮定着用取外可能部材の取り付け、および取り外しという作業が必要となり作業工程が増加する。同時に、仮定着用取外可能部材はハンマ−等で叩いて取り外すため引張力のかかった状態での作業となり危険性があった。
【0009】
上記図8のものにあっては、コッタ−の抜け止めを考慮する必要があり、且つPC鋼材にはコッタ−のテ−パ−部分のみの引張力しか導入することができない欠点があり、また、その引張力の強度の調節をすることも困難であった。
更に、PC鋼材の中間部のコンクリ−ト内で、当該PC鋼材を固定しなければならない欠点もあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するためになされたもので、PC鋼材の緊張手段を容易にし、定着端付近の構造を簡単なものにするとともに、コンクリ−トセグメントの円周方向に均一にプレストレスを導入することができるコンクリ−ト部材の連結部の構造およびプレストレス連結方法を提供することにある。
【0011】
その具体的手段として、方形円弧板の円弧面に沿って複数本のアンボンドPC鋼材が、その周囲をシ−スに囲まれてその内部に埋設され、当該アンボンドPC鋼材の両端部には継手が形成され、当該両端部の継手は、方形円弧板の側縁部に取り付けたアンボンドPC鋼材の固定のための固定金具と、一方の雄側固定金具に固定或いはスライド自在に配設された連結金具および当該連結金具を固定するクサビ又は落とし鍵等を使用したクサビ金具とより形成されているコンクリ−ト部材の構造から成るものである。
【0012】
更に、その具体的手段として、方形円弧板の円弧面に沿って複数本のアンボンドPC鋼材がその周囲をシ−スに囲まれてその内部に埋設され、当該アンボンドPC鋼材の両端部には継手が形成され、当該両端部の継手は、方形円弧板の側縁部に取り付けたアンボンドPC鋼材の固定のための固定金具と、一方の雄側固定金具にスライド自在に配設されて突出部を設けた連結金具および当該連結金具を固定するクサビ金具とより形成され、その突出部を隣接する他の方形円弧板の雌側固定金具の凹部に挿入し、雌側固定金具の表面側に形成された上記凹部と連通するクサビ打ち込み用貫通孔より、雄側連結金具の突出部により形成された挿入孔へクサビを挿入し固定することにより、方形円弧板相互を連結するコンクリ−ト部材のプレストレス連結方法から成るものである。
【0013】
また、その具体的手段として、方形円弧板の円弧面に沿って複数本のアンボンドPC鋼材がその周囲をシ−スに囲まれてその内部に埋設され、当該アンボンドPC鋼材の両端部には継手が形成され、当該両端部の継手は、方形円弧板の側縁部に取り付けたアンボンドPC鋼材の固定のための固定金具と、一方の雄側固定金具に固定された連結金具および当該連結金具を固定するクサビ金具とより形成され、当該連結金具は、その裏面側でアンボンドPC鋼材を固定し、その表面側で連結金具の突出部を方形円弧板の側縁部より突出形成させ、当該突出部を隣接する他の方形円弧板の雌側固定金具の凹部に挿入し、アンボンドPC鋼材の他端側は、雌側固定金具においてアンボンドPC鋼材に形成された螺子にボルトを噛合接合させ、ボルトの回転により緊張力を導入してアンボンドPC鋼材を緊張させ、当該凹部に挿入された突出部の挿入孔へ落とし鍵を落とし込むことにより、隣接する方形円弧板相互を連結するコンクリ−ト部材のプレストレス連結方法から成るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本願発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
図1は、コンクリ−トセグメント1の断面図を示し、当該コンクリ−トセグメント1は鉄筋コンクリ−トによる方形円弧板2として形成され、そのコンクリ−トセグメント1を適数個リング状に組み立てることによりシ−ルドトンネル等が構築される。
【0015】
コンクリ−トセグメント1の円周方向には、鉄筋コンクリ−トによる方形円弧板2の円弧面に沿って複数本のアンボンドPC鋼材3がその周囲をシ−ス4に囲まれて、その内部に埋設される。当該アンボンドPC鋼材3の両端部には継手5が形成される。
【0016】
上記アンボンドPC鋼材3はアンボンド処理を行ったPC鋼材で、上記処理を行っていない通常のPC鋼材に比較して緊張材の角変化に関する摩擦係数が1/5と極めて小さいので、円周方向に緊張する場合でも、必要本数を少なくしてコンクリ−トセグメントに充分なプレストレスを導入することができる。
【0017】
また、アンボンドPC鋼材3は、その周囲をシ−ス4によって囲まれ、当該シ−ス4は、ポリエチレン製で且つアンボンドPC鋼材3の周囲はグリスで覆われているので、アンボンドPC鋼材3は、当該シ−ス4中をスライド自在に移動することが可能となる。また、耐食性にも優れている。
【0018】
アンボンドPC鋼材3の両端部の継手5は、方形円弧板2の側縁部に取り付けた固定金具6,一方の固定金具6に固定或いはスライド自在に配設された連結金具および当該連結金具を固定するクサビ金具とより形成されている。
【0019】
固定金具6は鋼板製のもので、アンボンドPC鋼材3の端部の定着と、当該アンボンドPC鋼材3に導入される緊張力に耐える強度を有し、方形円弧板2の形成時にその側縁部に固定される。上記固定状態を良好とするために、方形円弧板2の中心部に向かって、固定金具6の裏面側に適宜アンカ−部材9が形成されている。クサビ金具とは、雌側固定金具に、雄側固定金具に設けた連結金具の突出部を固定するクサビ又は落とし鍵等を総称するものである。以下、実施例に基いて説明する。
【0020】
【実施例1】
図2は、雌側固定金具6を示し、図3は、雄側固定金具6に設けた連結金具11を示している。
図2の雌側固定金具6は、その裏面側へ突起16が形成され、その突起16にアンボンドPC鋼材3の端部14が螺合固定されている。他方、雌側固定金具6の表面側には、連結金具11を受け入れる凹部12がその開口部を側面に露出して形成されている。
【0021】
図3の雄側固定金具6は立方体形状をし、その内側には凹部13を形成し、その開口部は方形円弧板2の側面に露出されている。また雄側固定金具6の後側には、方形円弧板2の中心部に向かって延出する適宜本数のアンカ−部材9が形成されている。アンカ−部材9には、抜け止め手段としてフック状のものを設けると有効である。
【0022】
当該凹部13にはアンボンドPC鋼材3の端部15が突出し、その先端部は連結金具11に固定されている。上記アンボンドPC鋼材3の端部15と連結金具11との固定は、螺合等適宜な手段で行われる。
【0023】
上記実施例では、連結金具11の一端部に雌ねじ手段を設けておき、アンボンドPC鋼材3の端部15に形成された雄ねじを螺合させることにより、両者を連結することができる。
【0024】
上記連結金具11は外方へ緊張されることにより、当該凹部13中をスライドすることになるが、図3(b)に示すようにそのスライド長Wの巾で、緊張力に応じて移動することになる。
【0025】
上記連結金具11の突出部は方形円弧板2の側縁部より突出することになるが、その突出部は隣接する他の方形円弧板2の雌側固定金具6の凹部12に挿入されることになる。
【0026】
雌側固定金具6の表面側には、上記凹部12と連結するクサビ打ち込み用貫通孔18が表面側より形成され、他方、雄側固定金具6に設けた連結金具11の突出部17にクサビ貫通のための挿入孔19が形成されている。
【0027】
したがって、緊張力により雌側固定金具6の凹部12に挿入された突出部17の挿入孔19に、貫通孔18よりクサビ20を挿入し固定することにより、方形円弧板2相互を緊張力を導入した状態で連結することができる。
【0028】
クサビ20は、図2(b)に示すように、ジャッキ等により貫通孔18に挿入するが、その抜け止め手段の一例として、図2(c)に示すように、貫通孔18の側壁にテ−パ−状の溝21を形成し、当該溝21内に発条体22および円柱体23を設けている。
【0029】
したがって、上記貫通孔18に挿入されるクサビ20は、挿入時には、該円柱体23を発条体22の付勢力に抗して押し下げることにより挿入されるが、挿入後は、発条体22が円柱体23を押し上げ、円柱体23がテ−パ−状の溝21の狭められた空間に位置することになり、クサビ20をその側面から強力に押し付け、それによりクサビ20が固定され、当該クサビ20の抜け止めが達成されることになる。
【0030】
また、クサビ20の先端部が凹部12に形成された溝24に入り込むことにより、クサビ20挿入方向と直交する方向に(つまり、アンボンドPC鋼材方向)に力が作用しても、上記溝24に入り込んだクサビ20の先端部が係止手段の役割をすることなり、アンボンドPC鋼材方向への抜け止めを達成することができる。
【0031】
上記抜け止め手段は一例を示したもので、適宜摩擦手段、挿入物の戻りを防止することのできるラチェット機構等を採用することにより抜け止めを達成することができる。 クサビ20を固定した後、その挿入入り口をキャップ25により隠蔽することができる。キャップ25は、貫通孔18の側壁に形成された係止溝26により固定することができる。
【0032】
【実施例2】
図4は雌側固定金具6を示している。雌側固定金具6は、その裏面側の方形円弧板2側へ突起36が形成され、その突起36の凹部34にアンボンドPC鋼材3の端部14が挿入されている。当該雌側固定金具6の表面側には、雄側固定金具6に設けた連結金具31の突出部37を受け入れる凹部32がその開口部を側面に露出して形成されている。
【0033】
図5は、雄側固定金具6に設けた連結金具31を示している。該固定金具6の後側にはアンボンドPC鋼材3の端部15を取り付けるための雌ねじが形成され、表面に露出する部分には連結金具31が固定されている。上記アンボンドPC鋼材3の端部15は、当該固定金具に螺合等適宜な手段によって連結される。
【0034】
上記実施例2では、雄側固定金具6の一端部に雌ねじを設け、アンボンドPC鋼材3の端部15に形成された雄ネジを螺合させることにより両者を連結することができる。
上記雄側固定金具6の他端部に設けた連結金具31は方形円弧板2の表面より突出することになるが、その突出部は隣接する他の方形円弧板2の雌側固定金具6の凹部32に挿入されることになる。
【0035】
アンボンドPC鋼材3の他端部14は、図4(b)に示すように、雄側固定金具6の裏面側に設けた突起36に形成した凹部34に挿入されている。更に、当該突起36には、当該凹部34と連通する貫通孔38を設け、方形円弧板2の表面側に、その表面側から当該貫通孔38に連通する孔39が形成されている。
【0036】
アンボンドPC鋼材3の他端部14に形成されたネジに、上記孔39,貫通孔38及び凹部34を通してボルト40を挿通し、噛合接合させ、当該ボルト40を回転させることによりアンボンドPC鋼材3に緊張力を導入させることが可能となる。更に、上記緊張力を導入した状態が保持できるように、ボルト40の側面にラチェット機構等により上記緊張状態が解除され、逆回転現象が生じることを防止することが出来る。
【0037】
雌側固定金具6の凹部32には、その内側の側壁に溝41,42が各々形成され、当該溝41にバネ式落とし鍵43を挿入し、その落とし鍵43の先端部はテ−パ−面とされ、さらにその先端部は、当該溝42に挿入される。
【0038】
従って、雄側固定金具6に設けた連結金具31を凹部32に挿入すると、上記落とし鍵43はそのテ−パ−面によりバネ力に抗して押し上げられ、更に挿入することにより、緊張部材37に形成された挿入孔44に落とし鍵43がバネ力により落とし込まれ、その先端は凹部32に形成された溝42に入り込み、バネ力及び溝42への入り込みにより落とし鍵43の抜け止めを達成することが出来る。この落とし鍵43により、隣接する方形円弧板2相互を連結することができる。
【0039】
その後、上記したようにボルト40を回転させ、アンボンドPC鋼材3に緊張力を導入させることが可能となる。
以上コンクリ−トセグメントを適数個リング状に組み立てるシ−ルドトンネルについて説明したが、橋梁の張出し部をプレキャスト版で後施工する場合にもこの技術を適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
本願発明のコンクリ−ト部材のプレストレス連結方法は、コンクリ−ト部材にプレストレスを導入することにより一体化されるため、継手金物類を省略することができ、組立作業や時間を大幅に軽減することができる。 また、RC構造と比較して、同様の曲げ強度を得るために必要な鉄筋量は大幅に低減することができる。
【0041】
また、コンクリ−トのひび割れを制御することができ、組立時のリング変形が小さく、真円性、止水性に優れたセグメントよりなるコンクリ−ト部材の連結部の構造を得ることができ、高性能のシ−ルドトンネルが容易に施工することができる。
【0042】
また、アンボンド構造を採用したので、大きな荷重が作用しても継手面は破壊されにくく、粘り強く、復元性の高い連結部を得ることができる。
また、コンクリ−トセグメントを適数個リング状に組立後シ−ルド機のテ−ルを抜けたときに、一般的に生じるピ−ス間継手のゆるみは、アンボンド構造を採用することでほぼなくすことができ、増し締めが不要になる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のコンクリ−トセグメントの断面図である。
【図2】(a)コンクリ−トセグメント端部の雌側連結金具部の斜視図である。
(b)コンクリ−トセグメント端部の雌側連結金具部の側面断面図である。
(c)クサビ部分の断面図である。
【図3】(a)コンクリ−トセグメント端部の雄側連結金具部の斜視図である。
(b)コンクリ−トセグメント端部の雄側連結金具部の側面断面図である。
(c)コンクリ−トセグメント端部の雄側連結金具部の平面断面図である。
【図4】(a)コンクリ−トセグメント端部の他の実施例の雄側連結金具部の斜視図で ある。
(b)コンクリ−トセグメント端部の他の実施例の雄側連結金具部の側面断面 図である。
【図5】(a)コンクリ−トセグメント端部の他の実施例の雌側連結金具部の斜視図で ある。
(b)コンクリ−トセグメント端部の他の実施例の雌側連結金具部の側面断面 図である。
(c)コンクリ−トセグメント端部の他の実施例の雄側連結金具部の平面断面 図である。
【図6】コンクリ−トセグメントの緊張状態を示す従来例の断面図である。
【図7】コンクリ−トセグメントの緊張状態を示す従来例の断面図である。
【図8】コンクリ−トセグメントの緊張状態を示す従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリ−トセグメント
2 方形円弧板
3 アンボンドPC鋼材
4 シ−ス
5 継手
6 固定金具
9 アンカ−部材
11、31 連結金具
12、13、32 凹部
14、15 端部
16、36 突起
17、37 突出部
18、38 貫通孔
19 挿入孔
20 クサビ
21 溝
22 発条体
23 円柱体
24 係止溝
25 キャップ
26 係止溝
34 凹部
39 孔
40 ボルト
41、42 溝
43 落とし鍵
44 挿入孔

Claims (5)

  1. 方形円弧板の円弧面に沿って複数本のアンボンドPC鋼材がその周囲をシ−スに囲まれてその内部に埋設され、該アンボンドPC鋼材の両端部には継手が形成され、該両端部の継手は、方形円弧板の側縁部に取り付けたアンボンドPC鋼材の固定のための固定金具、一方の雄側固定金具に固定或いはスライド自在に配設された連結金具及び該連結金具を他方の雌側固定金具に固定するクサビ金具とより形成されていることを特徴とするコンクリ−ト部材の連結部の構造。
  2. 雌側固定金具は、その裏面側の方形円弧板側へ突起を形成し、その突起にアンボンドPC鋼材の端部が固定され、雌側固定金具の表面側には、雄側固定金具の凹部にスライド自在に設けた連結金具を受け入れる凹部がその開口部を側面に露出して形成され、他方、雄側固定金具に設けた凹部はその開口部を表面に露出し、該雄側固定金具の後方よりアンボンドPC鋼材の端部が該凹部に突出形成され、該アンボンドPC鋼材の先端部に連結金具が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリ−ト部材の連結部の構造。
  3. 雌側固定金具は、その裏面側の方形円弧板側へ突起を形成し、その突起にアンボンドPC鋼材の端部をスライド自在に固定し、雌側固定金具の表面側には、雄側固定金具に設けた連結金具を受け入れる凹部がその開口部を側面に露出して形成され、他方、雄側固定金具の裏面側にはアンボンドPC鋼材の端部を取り付ける取付手段が施され、その表面側には突出部を設けた連結金具が方形円弧板側面から露出するように固定されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリ−ト部材の連結部の構造。
  4. 方形円弧板の円弧面に沿って複数本のアンボンドPC鋼材がその周囲をシ−スに囲まれてその内部に埋設され、該アンボンドPC鋼材の両端部には継手が形成され、該両端部の継手は、方形円弧板の側縁部に取り付けたアンボンドPC鋼材の固定のための固定金具と、一方の雄側固定金具にスライド自在に配設された連結金具及び該連結金具を雌側固定金具に固定するクサビ金具とより形成され、該連結金具の突出部を、隣接する他の方形円弧板の雌側固定金具の凹部に挿入し、雌側固定金具の表面側に形成された上記凹部と連通するクサビ打ち込み用貫通孔より、連結金具の突出部に形成された挿入孔へクサビを挿入し固定することにより、方形円弧板相互を連結することを特徴とするコンクリ−ト部材のプレストレス連結方法。
  5. 方形円弧板の円弧面に沿って複数本のアンボンドPC鋼材がその周囲をシ−スに囲まれてその内部に埋設され、該アンボンドPC鋼材の両端部には継手が形成され、該両端部の継手は、方形円弧板の側縁部に取り付けたアンボンドPC鋼材の固定のための固定金具と、一方の雄側固定金具に固定された連結金具及び該連結金具を雌側固定金具に固定するクサビ金具とより形成され、該雄側固定金具の裏面側でアンボンドPC鋼材を固定し、表面側に連結金具の突出部を方形円弧板の側縁部より突出させ、該連結金具の突出部を隣接する他の方形円弧板の雌側固定金具の凹部に挿入し、アンボンドPC鋼材の他端側を雌側固定金具の突起に形成した凹部へスライド自在に挿入し、方形円弧板及び突起に設けた孔および貫通孔より挿入されたボルトの雄ねじを、凹部に挿入されたアンボンドPC鋼材端部の雄ねじに噛合接合させ、緊張力を導入してアンボンドPC鋼材を緊張させ、雌側固定金具の凹部に挿入された連結金具の挿入孔へ鍵を落とし込むことにより、隣接する方形円弧板相互を連結することを特徴とするコンクリ−ト部材のプレストレス連結方法。
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